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【発明の名称】 カテーテル
【発明者】 【氏名】向井 章壯
【住所又は居所】静岡県袋井市友永1217−1 日本シャーウッド株式会社内

【氏名】小川 雅樹
【住所又は居所】静岡県袋井市友永1217−1 日本シャーウッド株式会社内

【要約】 【課題】操作性、生体適合性、耐薬品性に優れるとともに、良好な造影性を備え、かつ透明部分を備えて内部を通過する液体物を確認できるカテーテルを提供すること。

【解決手段】長尺の透明部13と、硫酸バリウムを含む材料からなり透明部13の長手方向に沿って設けられた造影ライン部14a,14bとで管状のカテーテル本体11を形成し、カテーテル本体11の内部を液体物を通過させるための内腔にしてテーテル10を構成した。そして、透明部13を構成する透明材料を芳香族ポリウレタンを主成分とする材料とし、造影ライン部14a,14bを構成する材料を硫酸バリウムと脂肪族ポリウレタンを主成分とする材料との混合物とした。また、造影ライン部14a,14bを、透明部13を構成する壁部内に形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明材料からなる長尺の透明部と、X線不透過材料を含む材料からなり前記透明部の長手方向に沿って設けられた線状造影部とで管状の本体部を形成し、前記本体部の内部を液体物を通過させるための内腔にしたカテーテルであって、
前記透明部を構成する透明材料を芳香族ポリウレタンを主成分とする材料とし、前記線状造影部を構成する材料を前記X線不透過材料と脂肪族ポリウレタンを主成分とする材料との混合物としたことを特徴とするカテーテル。
【請求項2】
前記線状造影部が、前記透明部を構成する壁部内に埋め込まれた状態で形成されている請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記透明部を構成する透明材料を、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとの混合物で構成した請求項1または2に記載のカテーテル。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、患者の体内に留置して、患者に薬液や栄養剤等の液体物を供給するために用いられるカテーテルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、高齢や疾病により経口摂取機能が低下した人(以下、患者と記す。)に対して、カテーテルを用いて薬液や高カロリー輸液用の栄養剤等を血管から供給することが行われている。このようなカテーテルの中に、X線不透過材料を混入させてカテーテルの留置位置を確認することができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。このカテーテルは、可撓性のプラスチック管からなっており、このプラスチック管を構成する壁部における周方向の一部に、X線不透過材料が混入された部分をプラスチック管の軸方向に沿って形成している。このため、患者の血管にカテーテルを留置した状態で、X線を照射してX線不透過材料が混入された部分を映し出すことによりカテーテルの位置を確認することができる。
【特許文献1】実開昭51―108389号公報
【発明の開示】
【0003】
このようなカテーテルを構成する材料としては、強度および生体適合性(体内で柔らかくなったり、体に対して無害であったりする等の性質)の点からポリウレタンが一般的に用いられている。そして、このカテーテルに用いられるポリウレタンとしては、脂肪族イソシアネートを使用した脂肪族ポリウレタンと、芳香族イソシアネートを使用した芳香族ポリウレタンがある。このうち、脂肪族ポリウレタンを用いて製造したカテーテルは、加工性や生体適合性に優れているとともに、体内に留置した際に軟化する特性を備えている。
【0004】
このため、脂肪族ポリウレタンからなるカテーテルは、体内に挿入する際には硬くて操作性に優れ、体内留置後は、柔らかくなるため理想的な操作性、生体適合性を備えたものとなる。しかしながら、脂肪族ポリウレタンからなるカテーテルは、一方では、耐薬品性に劣り、薬液に接触することにより劣化し易いという性質も有している。特に、最近では、薬液としてアルコールを含有する抗がん剤が多用されるようになっており、脂肪族ポリウレタンからなるカテーテルは、このような場合の使用には不向きであるという問題がある。
【0005】
また、芳香族ポリウレタンを用いて製造したカテーテルは、耐薬品性には優れているが、体内留置後に軟化する性質は備えてなく、X線不透過材料との混錬性も劣るという欠点を有している。このため、芳香族ポリウレタンの中には少量のX線不透過材料しか混入することできず、線状の造影部だけで造影性を確保することは困難であった。この結果、芳香族ポリウレタンを用いてカテーテルを製造する場合は、透明部分を設けず全体を造影部に形成していた。このため、カテーテル内を通過する薬液等の確認ができないという問題が生じていた。
【0006】
本発明は、前述した問題を解決するためになされたもので、その目的は、操作性、生体適合性、耐薬品性に優れるとともに、良好な造影性を備え、かつ透明部分を備えて内部を通過する液体物を確認することのできるカテーテルを提供することにある。
【0007】
前述した目的を達成するため、本発明に係るカテーテルの構成上の特徴は、透明材料からなる長尺の透明部と、X線不透過材料を含む材料からなり透明部の長手方向に沿って設けられた線状造影部とで管状の本体部を形成し、本体部の内部を液体物を通過させるための内腔にしたテーテルであって、透明部を構成する透明材料を芳香族ポリウレタンを主成分とする材料とし、線状造影部を構成する材料をX線不透過材料と脂肪族ポリウレタンを主成分とする材料との混合物としたことにある。
【0008】
このように構成した本発明のカテーテルでは、本体部に設けた透明部を、耐薬品性、特に、耐アルコール性に優れた芳香族ポリウレタンを主成分とする透明材料で構成している。このため、このカテーテルの透明部は、アルコールを含む抗がん剤や消毒液等の薬液に長時間接触しても劣化することなく良好な状態を維持することができる。また、このカテーテルでは、線状造影部を、X線不透過材料に対する混練性に優れるとともに、体内留置後に軟化する性質を備えた脂肪族ポリウレタンを主成分とする材料と、X線不透過材料とを混合した材料で構成している。
【0009】
このため、このカテーテルでは、多量のX線不透過材料を脂肪族ポリウレタンに混合させて造影部を形成することができる。これによって、造影性が向上するため、造影部を細い線状に形成することができる。この結果、透明部の大きさ(幅)を大きくしてカテーテルの内部を通過する液体物を確認できるようにすることができる。また、このカテーテルの線状造影部は、体内に挿入する際には硬く、体内に留置したのちには軟化する性質を備えるようになるため、カテーテル全体を芳香族ポリウレタンで構成した場合に比べて、大幅に挿入時の操作性が良くなるとともに、生体適合性も良くなる。
【0010】
本発明に係るカテーテルの他の構成上の特徴は、線状造影部が、透明部を構成する壁部内に埋め込まれた状態で形成されていることにある。これによると、線状造影部が表面に露出せず薬液等の液体物と接触しなくなるため、劣化したり剥離したりすることがなくなる。
【0011】
本発明に係るカテーテルのさらに他の構成上の特徴は、透明部を構成する透明材料を、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとの混合物で構成したことにある。これによると、カテーテルの透明部が、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとの双方の特性を備えるようになり、適度な耐薬品性、操作性、生体適合性を備えたカテーテルを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るカテーテルの一実施形態を図面を用いて説明する。図1および図2は、同実施形態に係るカテーテル10を示している。このカテーテル10は、長尺に形成された可撓性のチューブからなる本発明の本体部としてのカテーテル本体11と、チューブ固定部12とで構成されている。そして、カテーテル本体11は、円筒状に形成された透明部13と、透明部13の壁部内で互いに対向した状態で形成された一対の造影ライン部14a,14bとで構成されている。造影ライン部14a,14bは、それぞれ透明部13の円周に沿うとともに透明部13の長手方向に沿って形成された樋状の形状に形成されている。
【0013】
透明部13は、芳香族ポリウレタンを主成分とし、これに脂肪族ポリウレタンを混合した透明材料からなっている。また、造影ライン部14a,14bは、脂肪族ポリウレタンと白色の硫酸バリウムとを混錬した材料からなっている。また、チューブ固定部12は、ポリウレタン樹脂等からなる筒状体で構成されており、カテーテル本体11の基端部に固定されている。カテーテル10内に薬液等の液体物を供給する際には、このチューブ固定部12の開口端部(図1の上端部)を輸液ラインに接続する。また、その際、術者は、このチューブ固定部12を持って、カテーテル10を操作することができる。
【0014】
なお、カテーテル本体11の外径a(図2に示した部分の外径)は16G(1.50mm)に設定され、透明部13における造影ライン部14a,14bの外側に位置する部分の厚みbおよび造影ライン部14a,14bの内側に位置する部分の厚みcは、ともに0.04mmに設定されている。また、カテーテル本体11の中心からの造影ライン部14a,14bが形成された部分の合計角度を360度で除した値%を、造影ライン部14a,14bの幅とし、これを61%に設定した。
【0015】
また、透明部13を構成する透明材料を、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとし、芳香族ポリウレタンとしてテコセン(ノベオン社製)を用い、脂肪族ポリウレタンとしてテコフレックス(ノベオン社製)を用いた。そして、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとを60:40の比率で混合し、これを透明材料として用いた。また、造影ライン部14a,14bを構成する材料を、脂肪族ポリウレタンと硫酸バリウムとし、脂肪族ポリウレタンとしては、テコフレックス(ノベオン社製)を用いた。そして、この脂肪族ポリウレタンと硫酸バリウムとを60:40の比率で混練した。
【0016】
この構成において、カテーテル10を用いて、血管から患者の体に薬液等を供給する場合には、まず、カニューレ(図示せず)を血管に穿刺する。つぎに、カテーテル本体11を、先端部15側から順次、血管に留置したカニューレに挿入し、血管内における目的位置まで入れる。この場合、カテーテル本体11は、硬い状態になっているため、容易に挿入することができる。
【0017】
ついで、カテーテル10の先端部15が目的の位置に達したときに、カニューレを血管から引き抜く。この際、カテーテル10がずれないように注意するとともに、X線撮影により、カテーテル10の先端部15が目的位置にあるかどうかを確認する。この確認は、造影ライン部14a,14bがX線を透過させない材料で構成されているために像として映し出されることによって行われる。
【0018】
そして、カテーテル10を血管に留置した状態で、チューブ固定部12に所定の輸液ラインを接続して薬液等の注入を開始する。これによって、患者の体内に血管を介して所定の薬液等が供給される。また、この場合、カテーテル本体11には、造影ライン部14a,14bが形成されていない部分が多いため、内部を通過する薬液等を確認することができる。この場合の薬液等の確認は、カテーテル本体11における患者の体外に位置する部分を目視することによって行う。
【0019】
また、体内に留置された状態では、体温等によってカテーテル本体11は軟化して柔らかくなる。このため、体内でカテーテル本体11が移動しても患者の体を傷めるといったことが生じなくなる。また、カテーテル本体11は耐薬品性に優れているため、患者の体内に供給する薬液等として、アルコールを含むもの等を使用しても劣化しにくくなる。このため、カテーテルは、長時間にわたっての使用が可能になる。
【0020】
このように、このカテーテル10では、カテーテル本体11の透明部13を、耐アルコール性に優れた芳香族ポリウレタン60%と、生体適合性に優れた脂肪族ポリウレタン40%とを混練した透明材料で構成している。このため、透明部13が、芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとの双方の特性を備えるようになり、良好な耐薬品性、操作性、生体適合性を備えたカテーテル10を得ることができる。また、造影ライン部14a,14bを、硫酸バリウムに対する混練性に優れた脂肪族ポリウレタンと、硫酸バリウムとで構成しているため、造影ライン部14a,14bに多量の硫酸バリウムを含ませることができ、造影性を向上させることができる。
【0021】
また、造影ライン部14a,14bが、透明部13内に埋め込まれた状態で形成されているため、薬液等に接触することがなくなる。このため、造影ライン部14a,14bが劣化したり剥離したりすることがなくなる。さらに、カテーテル本体11における造影ライン部14a,14b間に大きな隙間が形成されているため、カテーテル本体11内を通過する薬液等を確認できるようにすることができる。また、このカテーテル10のカテーテル本体11は、体内に挿入する際には硬く、体内に留置したのちには軟化するため、挿入時の操作性や生体適合性に優れたものとなる。
【0022】
つぎに、前述したカテーテル10を実施例1とし、透明部を脂肪族ポリウレタンだけで構成したカテーテルを比較例1として、両カテーテルに対して40℃における硬度と耐アルコール性との比較テストを行った。その結果について説明する。比較例1のカテーテルは、下記の表1に示したように、カテーテル本体11と同様、外径を16G(1.50mm)に設定し、透明部における造影ライン部の外側に位置する部分の厚みと内側に位置する部分の厚みを、ともに0.04mmに設定した。また、造影ライン部は2個設けその合計幅は60%に設定した。
【0023】
透明部を構成する材料としては、脂肪族ポリウレタンであるテコフレックス(ノベオン社製)を100%用いた。また、造影ライン部を構成する材料は、カテーテル10と同様、脂肪族ポリウレタンであるテコフレックス(ノベオン社製)60%と、硫酸バリウム40を混練したものとした。そして、硬度の比較テストは、40℃に加熱したカテーテルの弾性率を室温(25℃)時におけるカテーテルの弾性率で除した値を比率で示した。また、耐アルコール性の比較テストは、カテーテルの内腔に、75%エタノールを注入し、5時間後に屈曲試験を実施し、亀裂が入るまでの回数で評価した。
【0024】
【表1】


【0025】
表1に示したように、硬度の比較テストでは、実施例1のカテーテルが28%であったのに対し、比較例1のカテーテルでは25%であった。また、耐アルコール性の比較テストでは、実施例1のカテーテルが500回以上であったのに対し、比較例1のカテーテルは182回であった。この結果から、透明部に芳香族ポリウレタンを含ませることにより、硬度においては、差は生じないが、耐アルコール性については、大幅な向上が生じることが認められる。また、造影ライン部が透明部から露出したカテーテルを実施例2として、同様のテストを行った。この実施例2に係るカテーテルは、下記の表2に示したように、造影ライン部を露出させるとともに、その幅を58%に設定したこと以外は、実施例1のカテーテル10と同一に構成した。この実施例2のテスト結果を下記の表2に示した。
【0026】
【表2】


【0027】
表2に示したように、実施例2では、硬度が32%で、耐アルコール性が428回であった。この結果から、造影ライン部を露出させることにより、硬度、耐アルコール性ともに、実施例1のカテーテルよりも多少劣っていくことがわかる。ただし、耐アルコール性に関しては、比較例1よりも大幅に良好な結果が表れている。また、硬度は多少硬くなっているが、この硬さは充分使用可能な範囲に入る値である。また、透明部がなく全体が造影ライン部で構成されたカテーテルを比較例2として同様のテストを行った。この比較例2に係るカテーテルは、下記の表3に示したように、透明部を設けず、造影ライン部を、芳香族ポリウレタンであるテコセンと、硫酸バリウムとを80:20の比率で混練した材料で構成した。また、カテーテルの外径は、前述した各実施例等と同じにした。
【0028】
【表3】


【0029】
表3に示したように、比較例2のカテーテルでは、硬度が55%で、耐アルコール性が500回以上であった。この結果から、カテーテル本体を芳香族ポリウレタンと硫酸バリウムだけで構成することにより、耐アルコール性については、良好であるが、硬度については硬く、体内留置後の生体適合性に劣るカテーテルになることが分かる。
【0030】
以上の結果から、実施例1,2に係るカテーテルは、従来から用いられている比較例1に係るカテーテルと比較して、耐薬品性(抗がん剤、エタノール等)に優れていることがわかる。また、従来から用いられている比較例2に係るカテーテルと比較して、体内で軟化する特性に優れていることがわかる。また、実施例1,2に係るカテーテルでは、カテーテル本体内を通過する薬液を外部から確認することもできる。したがって、本発明に係るカテーテルは、特に、血管留置用としての使用に適したものとなる。
【0031】
また、本発明に係るカテーテルは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した実施形態では、透明部13を構成する芳香族ポリウレタンと脂肪族ポリウレタンとの比率を60:40にしているが、この比率は適宜変更することができる。ただし、耐薬品性についての充分な効果を発揮させるためには、芳香族ポリウレタンを40%以上にする必要がある。好ましくは、芳香族ポリウレタンの含有量を50〜80%にすることである。
【0032】
また、芳香族ポリウレタンを100%として、透明部13を構成することもできるが、この場合には、造影ライン部14a,14bを構成する材料のうちの脂肪族ポリウレタンの比率を大きくすることが好ましい。これによって、操作性や生体適合性を改良できるとともに、硫酸バリウムの含有量を増やすことができるため充分な造影性を確保することができる。
【0033】
また、前述した実施形態では、造影ライン部14a,14bが、透明部13によって完全に被覆された状態になっているが、この造影ライン部14a,14bは、露出させた状態で形成することもできる。この場合、2個の透明部と2個の造影ライン部とが交互に配置されて管状になるようにする。ただし、効果の点からは、造影ライン部は透明部に被覆された状態で形成することが好ましい。これは、本発明に係るカテーテルの機能の本質が、耐薬品性は、透明部の芳香族ポリウレタンで確保し、造影性、体内軟化特性は脂肪族ポリウレタンで確保するといった機能分担を可能にしたことにあるからである。
【0034】
すなわち、耐薬品性に優れる透明部で造影ライン部を被覆することによって、耐薬品性に劣る脂肪族ポリウレタンを主成分とする造影ライン部を保護するとともに、造影ライン部の高い造影性と体内軟化特性を発揮させることができる。この造影ライン部を被覆する透明部の被覆層の厚みは、0.01mm以上にすることが好ましく、より好ましいのは0,02mm以上にすることである。また、造影ライン部の幅は、10〜70%の間に設定することが好ましい。
【0035】
造影ライン部幅を10%以下にすると、充分な造影性を確保することが難しく、造影ライン部幅が70%を超えると、カテーテルの内部を通過する液体物の観察がしにくくなるためである。また、造影ライン部は、1本だけ設けてもよいし、複数本設けてもよい。通常は、1〜4本設ける。また、前述した実施形態では、芳香族ポリウレタンとして、テコセンを用いているが、その他、ペレセン(アップジョン社製)や、ミラクトラン(日本ミラクトラン社製)等を用いることができる。
【0036】
また、X線不透過剤としては、硫酸バリウムの他、次炭産ビスマス、タングステン酸ビスマス、タングステンタンタル等を用いることができる。また、前述した実施形態では、カテーテル10を血管に留置するためのものとしたが、本発明に係るカテーテルは、これに限るものでなく、医療用のカテーテル全般に適用できるものである。このカテーテルは、室温では比較的硬度が高く挿入性に優れ、体内で柔らかくなって生体組織を傷つけ難く、かつ耐薬品性、特に、耐アルコール性に優れることが要求されるカテーテルに使用した場合に大きな効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係るカテーテルを示した正面図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【符号の説明】
【0038】
10…カテーテル、11…カテーテル本体、13…透明部、14a,14b…造影ライン部。
【出願人】 【識別番号】000228888
【氏名又は名称】日本シャーウッド株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日本ブランズウイックビル
【出願日】 平成16年10月18日(2004.10.18)
【代理人】 【識別番号】110000213
【氏名又は名称】特許業務法人プロスペック特許事務所

【公開番号】 特開2006−110224(P2006−110224A)
【公開日】 平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願番号】 特願2004−302749(P2004−302749)