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【発明の名称】 長期間作用する脱臭組成物
【発明者】 【氏名】フィリップ フラヴィン

【要約】 【課題】長期持続性の脱臭組成物を提供すること。

【解決手段】尿素、イミダゾリジニルウレア又は化粧品として許容できるEDTA塩より選択される化合物の0.1%から30%を含む化粧品として許容できるベース配合物を含む、長期持続性の脱臭組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
尿素、イミダゾリジニルウレア又は化粧品として許容できるEDTA塩より選択される化合物を0.1%から30%含む、化粧品として許容できるベース配合物を含む、長期持続性の脱臭組成物。
【請求項2】
0.3から10%の尿素及び任意に0.3から10%の化粧品として許容できるEDTA塩を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
0.3から10%のイミダゾリジニルウレア及び任意に0.3から10%の化粧品として許容できるEDTA塩を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
それぞれ0.3から10%の尿素及びイミダゾリジニルウレア並びに任意に0.3から10%の化粧品として許容できるEDTA塩を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
それぞれ0.1%から5%の尿素及びイミダゾリジニルウレア並びに任意に0.1から5%の化粧品として許容できるEDTA塩を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
該EDTA塩が四ナトリウムEDTAである、請求項1から5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
さらに1%から8%のエチルヘキシルグリセリンを含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
さらに0.3%から1%のO−シメン−5−オールを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物を含む、長期持続性のクリーム脱臭配合物。
【請求項10】
請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物を含む、長期持続性のスティック脱臭配合物。
【請求項11】
請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物を含む、長期持続性のロールオン脱臭配合物。
【請求項12】
請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物を含む、長期持続性のスプレー脱臭配合物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、特に長期間の有効性を有する脱臭配合物に関する。
【背景技術】
【0002】
リンパ腺の分泌物と反応して体臭を生成する悪臭発生皮膚バクテリア、例えばコリネバクテリアが存在し、かつ脱臭組成物に関する多くの先行技術が存在する。
脱臭組成物は、脱臭剤スプレー中、クリーム又はロールオンドライリキッド(roll on dry liquid)として、又はワックススティック中に典型的に供給され、これらはある程度は有効であるが、ほとんどの場合数時間より短い、典型的には24時間を超えない、多くの場合はかなり短い作用の持続性を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通常の脱臭剤の多くが制汗剤でもあり、これらを適用する脇の下の汗腺を遮断することにより作用する。脱臭組成物で使用されてきたいくつかの抗菌剤が存在する。
WO0024370は、メテナミンを含む尋常性ざ瘡及び単純疱疹治療用の皮膚科学的なゲルを記載する。しかし、本材料を脱臭剤で用いることには一切言及がない。
WO02074279A2は、体臭、特に足のにおいを処理する配合物を記載する。該配合物はヘキサミン及び酸化亜鉛又はこれらの薬剤として許容できる塩の組み合わせを含む。該配合物は好ましくは水性配合物であるが、粉末配合物であっても良い。これらの好ましい組成物の他の成分は、グリセロール及びタルクを含む。
【0004】
他の公知の抗菌剤は、ポリヘキサメチレンビグアニドである。例えば、米国特許出願No.2004008295は、抗菌剤としてポリヘキサメチレンビグアニドを含む、創傷の治療に有用な医療用包帯剤を記載する。
EP1216691は芳香アルデヒド及び防腐剤の相乗的な混合物を含む抗菌剤組成物を記載する。検討された組成物の一つは、抗菌作用を有し、ポリアミノプロピルビグアニドを含む。
US6,010,687は、人間の皮膚に対する局所塗布用脱臭組成物を開示しており、該組成物は化粧品として許容できるキャリアー中に、ポリヘキサメチレンビグアニドの有効量及びクロルヘキシジンの有効量を含むことで特徴づけられる。
本発明の出願人によるIL特許出願NO.164640は、ポリアミノプロピルビグアニドとメテナミンの相乗的な組み合わせを含む、長期持続性の脱臭組成物をクレームする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、長期持続性の脱臭組成物を、単一の適用で提供することである。
本発明の他の目的は、長期持続性の脱臭組成物を、クリームの形態で提供することである。
本発明の他の目的は、長期持続性の脱臭組成物を、スティックの形態で提供することである。
本発明の他の目的は、長期持続性の脱臭組成物を、ロールオンの形態で提供することである。
本発明の他の目的は、長期持続性の脱臭組成物を、スプレーの形態で提供することである。
本発明のさらなる目的は、4から7日間、においのない保護を与える、脱臭組成物を提供することである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
尿素、イミダゾリジニルウレア、又はエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の塩、特に四ナトリウム塩を含む脱臭配合物が、特にエチルヘキシルグリセリン及び/又はO−シメン−5−オールと共に使用した場合に、長期持続性のある脱臭作用を有することが、驚くべきことに見出された。
これらの材料は、配合物において独立して使用した場合であっても、長期持続性の脱臭活性を有するが、組み合わせることで、これらは長期間の脱臭保護において著しい増加を示す。この作用は、年齢、性別及び民族を含む生理機能の相違する人に対して有効である。典型的には単一の適用が、7日目でさえ顕著な脱臭作用を提供する。本発明の脱臭組成物の有効性は、同じ被験者の処置していない腋窩と、処置した腋窩のにおいを比較することで容易に検知できる。
【0007】
エチルヘキシルグリセリンが、脱臭特性を有することは公知である。しかし、この特性は24時間より短く、短命である。しかしながら、尿素及び/又はEDTA四ナトリウム塩がエチルヘキシルグリセリンを含む配合物に添加される場合、脱臭保護は5−7日の間に延長される。
従って、本発明に従うと、脱臭剤のベース配合物及び0.1%から30%の尿素、イミダゾリジニルウレア若しくはEDTA塩のいずれか又はこれらの全ての混合物を含む、長期持続性の脱臭組成物が提供される。
【0008】
好ましい組成物において、1%−8%のエチルヘキシルグリセリンが含まれる。他の好ましい組成物は、0.01%から5%のO−シメン−5−オールを含む。
好ましい配合物において、該脱臭組成物は、0.3%から10%の尿素又はイミダゾリジニルウレア及び/又はEDTA塩を含む。
最も好ましい配合物は、0.1%から5%の尿素又はイミダゾリジニルウレア及び0.1%から5%のEDTA塩及び0.05%から0.5%のO−シメン−5−オールを含む。さらに好ましい配合物は、0.1%から5%の尿素又はイミダゾリジニルウレア及び/又は0.1%から5%のEDTA塩を含む。
該O−シメン−5−オールは0.05%から0.5%、好ましくは0.03%から1%の間の濃度を有することができる。
【0009】
我々の知識が及ぶ限りでは、2から3日より長い期間有効であるクリームの脱臭組成物は現存していないのに対し、本発明の組成物は、腋窩に使用されて、5から7日間まで長期に持続する脱臭作用を与えることができる。
尿素、イミダゾリジニルウレア及びEDTA塩の相対的な割合は変わり得るが、抗菌作用は、それぞれ0.3%程度の少ない量で既に顕著である。
好ましい態様において、該脱臭配合物は、約1%の尿素又はイミダゾリジニルウレア及び/又は1%四ナトリウムEDTAを含む。
前述のように、該脱臭組成物はいずれの常用の形態、例えばクリーム、スティック、ロールオン又はスプレーに配合することができる。
【0010】
ベースの脱臭配合物は当然変更することができ、かつ化粧品クリームのベースが活性成分と相溶性である限り、以下のものを含むことができる:天然クリーム及びオイル、芳香剤、湿潤剤及び粉末、例えばタルク、スターチ、酸化亜鉛。我々が脱臭配合物にとって満足すべきものであることを見出したいくつかの成分は、ワセリン、タルク、酸化亜鉛、バレイショデンプン、米デンプン、クエン酸トリエチル、カモミールオイル、アルニカオイル、キンセンカオイル、BHT、クロルフェネシン、プロピレングリコール、ステアリン酸ナトリウム、エチルヘキシルグリセリン、クレモフォア、パンテノール、ヒドロキシエチルセルロース、O−シメン−5−オール及び芳香剤である。
以下の例は、本発明を最もよく説明するであろう。
【0011】
例1:長期持続性の脱臭クリーム


例1の配合物は、10人の人間で試験され、5−7日の脱臭保護を与えたが、一方で四ナトリウムEDTAを含まない場合、保護は24時間より短い期間持続した。
【0012】
例2−長期持続性の脱臭スティック


例2の配合物は10人の人間で試験され、4から7日の脱臭保護を与えたが、一方で尿素及び四ナトリウムEDTAを含まない場合は、保護は24時間より短い間持続し、尿素又は四ナトリウムEDTAのいずれかを単独で含む場合は、保護は2−3日持続した。





【0013】
例3−長期持続性の脱臭ロールオン


例3の配合物は、11人の人間で試験され、4−7日の脱臭保護を与えた一方で、尿素及び四ナトリウムEDTAを含まない場合は、保護は24時間より短い間持続し、尿素又は四ナトリウムEDTAのいずれかを単独で含む場合は、保護は2−3日持続した。
【0014】
例4−長期持続性の脱臭スプレー


例4の配合物は11人の人間で試験され、4−7日の脱臭保護を与えたが、一方で尿素及び四ナトリウムEDTAを含まない場合は、保護は24時間より短い間持続し、尿素又は四ナトリウムEDTAのいずれかを単独で含む場合は、保護は2−3日持続した。




【0015】
例5:長期持続性の脱臭クリーム


例5の配合物は10人の人間で試験され、5−7日の脱臭保護を与えたが、一方で対照は24時間より短く持続する保護を与えた。
【0016】
例6−長期持続性の脱臭スプレー


例6の配合物は9人の人間で試験され、4−7日の脱臭保護を与えたが、一方で対照群は24時間より短い持続した保護を有し、イミダゾリジニルウレア又は四ナトリウムEDTAのいずれかを単独で含む場合は、保護は2−3日持続した。
【出願人】 【識別番号】506190902
【氏名又は名称】フラヴィン インダストリーズ リミテッド
【出願日】 平成18年6月5日(2006.6.5)
【代理人】 【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男

【識別番号】100084009
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信夫

【識別番号】100084663
【弁理士】
【氏名又は名称】箱田 篤

【識別番号】100093300
【弁理士】
【氏名又は名称】浅井 賢治

【識別番号】100114007
【弁理士】
【氏名又は名称】平山 孝二

【公開番号】 特開2006−335761(P2006−335761A)
【公開日】 平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願番号】 特願2006−156434(P2006−156434)