| 【発明の名称】 |
肌用化粧剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】和田 芳次 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町7丁目5175 株式会社桐生織物観光センター内
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| 【要約】 |
【課題】肌の美観を損ねることなく保湿効果の大幅な持続性に優れ、安全、且つ、安価な肌用化粧剤を提供する。
【解決手段】肌用化粧剤は、コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とを含む。水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下とした。好ましくは、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とを含むことを特徴とする肌用化粧剤。 【請求項2】 前記水に対して、前記コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、前記繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下としたことを特徴とする請求項1に記載の肌用化粧剤。 【請求項3】 前記水に対して、前記コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、前記繭糸パウダーの割合を0.8wt%としたことを特徴とする請求項2に記載の肌用化粧剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、保湿効果に優れ、且つ、皮膚のかさかさ感などの肌荒れを好適に抑制しうる安全な肌用化粧剤に関するものである。 【背景技術】 【0002】 足の裏、特にかかとなどの皮膚の角質層が異常に増殖して固くなる角化症、乾燥してかゆくなる乾皮症(乾燥肌)、固くなって割れるひび割れ肌、肌に潤いのないかさかさ肌などの肌荒れの改善には、従来からクリームや化粧水、乳液などの肌用化粧剤により改善が図られている。これら肌用化粧剤の中には尿素やα−ヒドロキシ酸、トリエタノールアミンなどの角質軟化作用剤が有効成分として含有されている。また、肌用化粧剤にはグリセリンやベタインなどの保湿成分、オリーブオイルやラノリンなどの柔軟化剤なども含有されている。しかし、これらの柔軟化剤や保湿成分を含有する肌用化粧剤は、べた付きがあったり、皮膚に塗布しても比較的短時間で乾燥して皮膚に充分な潤いを与えられなかった。 【0003】 そこで、皮膚に貼り付けて使用する肌荒れ改善シートが提案されている。この肌荒れ改善シートは、プラスチックフィルムや不織布などからなるシート(支持体)の片面に、膏体層を設けている。この肌荒れ改善シートは、肌荒れを治療するために、支持体の片面に設けた膏体層に尿素及びグリセリンを除く吸湿性の保湿成分やグリセリンなどの薬効成分を含有させている。そして、肌荒れ改善シートの膏体層を皮膚面側にして皮膚に貼り付けることで、薬効成分を支持体で覆って乾燥を抑え、これにより皮膚の乾燥や荒れを抑制していた。この肌荒れ改善シートは、膏体層を支持体の片面に設けていたので、肌荒れ改善シートを皮膚に貼り付けた際は、手指などに薬効成分が付着し難く、べた付き感も無く、また、衣服や寝具などに付着してしまう汚染なども防止できるようになっていた(特許文献1参照)。 【0004】 【特許文献1】特開2005−15481号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、肌荒れ改善シートは薬効成分を含有した膏体層を皮膚面側にして皮膚に貼り付けていたので、肌荒れ改善シートを皮膚に貼る場合、注意をしていてもどうしても多少の薬効成分が手に付着してしまう。特に、手や指などに肌荒れ改善シートを貼った場合、食品の加工や、調理などを行うと、薬効成分が調理物に混入してしまうという問題があった。 【0006】 また、手や指、或いは、露出している肌などに肌荒れ改善シートを貼り付けた場合は、肌の美観を損ねてしまうと言う問題もあった。 【0007】 本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、肌の美観を損ねることなく保湿効果の大幅な持続性に優れ、安全、且つ、安価な肌用化粧剤を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 即ち、本発明の肌用化粧剤は、コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とを含むことを特徴とする。 【0009】 また、請求項2の発明の肌用化粧剤は、上記において、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下としたことを特徴とする。 【0010】 また、請求項3の発明の肌用化粧剤は、請求項2において、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%としたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0011】 本発明によれば、コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とを含むので、例えば、請求項2の如く、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下、好ましくは、請求項3の如く、肌用化粧剤は、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%としたので、肌用化粧剤を皮膚に塗布すれば皮膚の表面を薄い皮膜で覆うことができる。これにより、皮膚からの水分蒸発を長期間に渡って抑制することが可能となる。従って、皮膚の保湿効果を大幅に向上させることができるようになるものである。 【0012】 特に、大幅な保湿効果を増すことができるので、例えばかかとなどの皮膚の角質層が異常に増殖して固くなる角化症、乾燥してかゆくなるなどの乾皮症(乾燥肌)、ひび割れ肌、皮膚のかさかさ感などの肌荒れを好適に抑制し、改善することが可能となる。また、肌用化粧剤は、例えば従来のようにプラスチックフィルムや不織布などからなるシートを使用せず、肌に直接塗布することができるので、肌の美観を損ねてしまうなどということもない。従って、大幅な保湿効果の持続性に優れ、且つ、皮膚のかさかさ感などの肌荒れを好適に抑制することができるようになるものである。 【0013】 また、コンニャクパウダーと繭糸パウダーと水とから肌用化粧剤を作っているだけなので、極めて安価に製造することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 本発明は、角化症、乾燥肌、ひび割れ肌、かさかさ肌などの肌荒れを防止することを特徴とする。肌荒れ改善効果を増大させるため持続性に優れ保湿効果が高いコンニャクパウダーと繭糸パウダーと水との簡単な材料で実現した。 【実施例1】 【0015】 次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の一実施例を示す肌(足裏)の正面図を示している。この発明の実施形態である肌用化粧剤は、コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とを含むものである。詳しくは、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下、好ましくは、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%とを混合したものである。 【0016】 ここで、通常コンニャクと呼ばれるものは、コンニャク芋に含まれるコンニャクマンナンを糊化し、アルカリ(通常消石灰や水酸化カルシウム水溶液が用いられる)を用いて凝固させてコンニャクが作られる。このコンニャクは、独特の食感があり、主におでん、煮物、味噌汁、豚汁など汁物や鍋物の具や、味噌田楽の素材としても用いられている。また、糸状の糸コンニャクは、すき焼きなどに使用されている。このように、日本ではコンニャクの消費量が多いことから安価に入手することができる。 【0017】 該コンニャクは、略96〜97%が水分からなり、水分を除くと主成分はグルコマンナンである。このグルコマンナンは、グルコースと、マンノースが所定の比率で重合した多糖類の一種でコンニャクマンナンとも呼ばれている。該コンニャクマンナンは、藻や茸などと同様に人間の消化管では殆ど消化されない食物繊維で栄養価は殆どなく、腸内微生物により一部脂肪酸に変換されて利用される。また、粉末のコンニャク(コンニャクパウダー)は、ゼリーなどに加工されてダイエット食品として使用されているのが知られている。 【0018】 また、従来では和紙を貼り合わせて強化し、防水するためにコンニャクから作られた糊が利用されていた。また、太平洋戦争末期に日本からジェット気流に乗せて「コンニャク爆弾」をアメリカに向けて送っていたことも知られているが、これは和紙を貼り合わせた時ガスが漏れないような非常に高い機密性を有すると共に、強い防水性を有したコンニャク糊の特性である。 【0019】 そして、本発明の肌用化粧剤に使用されるコンニャクパウダーは、例えばコンニャク芋に含まれるコンニャクマンナンを粒子径約141.354ミクロンの大きさのパウダー状にしたものである。また、前記繭糸パウダー(シルクパウダーとも称されている)は、例えば天然繊維の絹糸を粒子径約49.483ミクロンの大きさのパウダー状にしたものである。 【0020】 ここで、天然繊維である絹糸は、フィブロインと言う絹糸本体の表面がセリシンで覆われて繊維を構成している。該セリシンは、絹糸を染色する際、精錬と言う工程で剥がされ、排水として流されていたが、本発明では染色しないので絹糸そのものをパウダーにして使用しているので、繭糸パウダーにはセリシンを含有している。 【0021】 また、セリシンは、体(肌)に非常に良好であることが分かってきているのが既に知られている。このセリシンは、アミノ酸タンパク質からなり、人間の肌に含まれる成分に極めて近い組織であって、理想的な天然保湿成分を有している。即ち、セリシンには保湿性が非常に高いセリンが33%も含まれており、このセリンの作用で、セリシンは肌への浸透性が高く好適な潤いを与えられるようになっているのも知られている。 【0022】 また、セリシンには活性酸素の働きを抑える能力が有り、この活性酸素の働きを抑える能力はビタミンCと略同等のレベルがあって、シワやシミなどの皮膚の老化を防ぐ作用(抗酸化作用)を有している。更に、セリシンには人体にとって最も有害とされる紫外線波長200〜300nmの紫外線の透過率のみが急激に下がる紫外線吸収機能も有している。即ち、繭糸パウダーを肌に塗布することにより、シワやシミなどの抑制、或いは、肌の美白効果などの機能を有している。 【0023】 一方、各国には認定基準があるが、日本や中国ではシルクパウダー(繭糸パウダー)が食用及び化粧品として流通している。中国では、一般的に繭糸パウダーは食用と化粧品用とに分けず、食べても化粧品にしてもよいものが流通しており、日本では、繭糸パウダーは食用と化粧品用とに分類されたものが流通している。また、ヨーロッパでは、一般的に食べてもよいセリシンパウダーが流通している。 【0024】 即ち、実施例の繭糸パウダーは、天然繊維の絹糸をパウダー状にしたもの、或いは、この天然繊維の絹糸をパウダー状にしたものに更に絹糸を染色する際、精錬工程で剥がされたセリシンを所定量加えたもの、或いは、セリシン100%の繭糸パウダーであっても差し支えない。この繭糸パウダーは、各国で食用されており、食べても肌に塗布しても安全であることは言うまでもない。 【0025】 このように、食用可能なコンニャクパウダーと、繭糸パウダーと、水とから肌用化粧剤を作る場合、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下としている。好ましくは、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%としている。この肌用化粧剤の具体的な混合割合は次のようになる。 【0026】 【表1】
【0027】 即ち、表1に示すように、水を10000g(10Kg)とした場合、コンニャクパウダー1.2wt%は120gとなり、繭糸パウダー0.8wt%は80gになる。そして、所定の大きさの金属鍋に水10Kgを入れ、水を撹拌しながらコンニャクパウダーを少しずつ入れ、満遍なく水とコンニャクパウダーとを混合する。次に、混合した水と繭糸パウダーとを撹拌しながら、繭糸パウダーを少しずつ入れ、満遍なく水とコンニャクパウダーと繭糸パウダーを混ぜた混合液を作る。次に、混合液を約+115℃の温度で、約50分間加熱して殺菌を行った後、所定時間自然放置して常温まで冷却する。これにより、肌用化粧剤は完成し、完成した肌用化粧剤は、所定の大きさの容器に詰められる。 【0028】 そして、手やかかとなどの角化症部分、乾燥肌部分、ひび割れ肌部分、かさかさ肌部分などの肌荒れ箇所に肌用化粧剤を塗布する。肌用化粧剤の塗布量としては、肌荒れ部分に肌用化粧剤の薄い皮膜を形成するのが理想的である。しかし、肌用化粧剤の塗布量が多いと塗布部から垂れて周囲を汚してしまうと共に、乾燥時間が長くなってしまう。また、肌用化粧剤の塗布量が少ないと数秒で乾燥するが、肌荒れ部分全体に肌用化粧剤の薄い皮膜ができず肌用化粧剤の効果が薄れてしまう。そこで、肌用化粧剤の好適な塗布量としては、肌に塗布した肌用化粧剤が30秒〜4分、好ましくは2分程度で乾燥する量が、肌荒れ部分に薄い皮膜が形成されて最適な塗布量となる。即ち、肌荒れ部分には2分程度で乾燥する量の肌用化粧剤を満遍なく塗布する。 【0029】 そして、肌用化粧剤が肌荒れ部分に塗布されて乾燥すると、肌用化粧剤は肌荒れ部分に強固に接着される。この場合、肌用化粧剤の構成成分であるコンニャクマンナンは、前述した如きコンニャク糊としての接着効果、及び、防水効果もあるので、肌用化粧剤を肌荒れ部分に強固に長期間に渡って接着しておくことができる。肌荒れ部分に塗布した、肌用化粧剤の薄い皮膜が乾燥した場合、コンニャク糊は固まってしまう。実験結果からは、肌用化粧剤を塗布した箇所のべた付き感は全く無く、さらさらとした感触であった。 【0030】 次に図1、図2、図3に本発明の肌用化粧剤を肌(足裏)に塗布し、所定期日経過したときの実験結果を示している。即ち、図1は肌用化粧剤を塗布する以前の、足裏の状態を示しており、足裏全体が白さを帯びて角化症やひび割れ、かさかさ肌などの肌荒れ部分があるのが分かる。また、図2は、肌用化粧剤を塗布後2日目の足裏の状態を示しており、足裏全体の白さは改善されて(図2では図1より少し黒ずんでいる)、角化症やひび割れ、かさかさ肌などが改善されているのが分かる。また、図3は、肌用化粧剤を塗布後6日目の足裏の状態を示しており、足裏全体の白さは殆ど無く、角化症やひび割れ、かさかさ肌などが大幅に改善されて、足裏全体が湿気を帯びて潤いが復活してきたのが分かる。 【0031】 このように、実験結果から肌用化粧剤の薄い皮膜(コンニャクマンナン及びセリシン)にて肌荒れ部分を長期間に渡って覆えたので、肌荒れ部分を極めて潤いのあるツルツル肌に保つことができた。また、肌用化粧剤に、繭糸パウダー(セリシン)を混合しているので、紫外線及びシワやシミなどの皮膚の老化などを効果的に抑制する効果も期待できる。また、肌荒れ部分は、肌用化粧剤の薄い皮膜で強固に接着されるので、手を水で洗った場合でも肌用化粧剤の皮膜が殆ど剥がれ落ちることがなかった。これにより、肌用化粧剤の薄い皮膜で肌荒れ部分を長期間覆い保持しておくことができた。従って、コンニャクマンナン及び繭糸パウダーの効果を長期間に渡って維持しておくことができるので、肌用化粧剤の肌荒れ改善効果を極めて増大させることができる。 【0032】 また、肌用化粧剤は、コンニャク糊にて肌荒れ部分に強固に接着されるので、肌用化粧剤を塗布した手で調理などを行った場合でも、調理物に肌用化粧剤が混入することがない。また、食用可能なコンニャクパウダーと繭糸パウダーとから肌用化粧剤を作っているので、例え肌用化粧剤が手から剥がれ落ちて調理物に混入した場合などでも、肌用化粧剤は食用できるので極めて安全である。また、コンニャクパウダーに含まれるコンニャクマンナンと、繭糸パウダーに含まれるセリシンやミネラルなどの相乗効果により更にツルツル肌を実現することができる。また、コンニャクパウダーと繭糸パウダーと水とから肌用化粧剤を作っているだけなので、肌用化粧剤を極めて安価に製造することができる。 【0033】 また、肌用化粧剤は、コンニャクパウダーと、及び又は、繭糸パウダーと、水とから作っている。そして、肌用化粧剤は、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1wt%以上1.4wt%以下、繭糸パウダーの割合を0.6wt%以上1wt%以下としている。好ましくは、肌用化粧剤は、水に対して、コンニャクパウダーの割合を1.2wt%、繭糸パウダーの割合を0.8wt%としたので、保湿効果が高く持続性に優れた肌用化粧剤を製造することが可能となる。また、肌に塗布した肌用化粧剤が乾燥した後は、べた付き感もなく、他の箇所に触れても貼り付いてしまうなどと言った不都合を未然に防止することができ便利である。 【0034】 また、肌用化粧剤をコンニャクパウダーと繭糸パウダーと水とから作っているので、コンニャクパウダーに含まれるコンニャクマンナン、及び、繭糸パウダーに含まれるセリシンやミネラルなどの相乗効果により、ツルツルした肌を実現することが可能となる。また、コンニャクパウダーと繭糸パウダーと水とから肌用化粧剤を作っているだけなので、極めて安価に肌用化粧剤を製造することができる。 【実施例2】 【0035】 次に、実施例2の肌用化粧剤は、前述の実施例と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例と同じ部分については、説明を省略する。実施例2の肌用化粧剤は、実施例1の肌用化粧剤にキサンタンガムを所定量混合して肌用化粧剤を作っている。該キサンタンガムは、トウモロコシなどの糖分から作られる水溶性の天然多糖類で、水分に混ぜることで簡単にジェル(ゲル)を作ることができる。このキサンタンガムは、でん粉などの糖質を原料として、好気的な液体発酵により得られる多糖類で、増粘、乳化、保水など多くの目的で使用され毒性は無いものとされている。 【0036】 キサンタンガムは、コンニャクマンナン(コンニャクグルコマンナン)を混合し約+95℃(+115℃でも差し支えない)に加熱し、冷却し常温(約+25℃)に戻すとゲル化する。そして、3:9の割合でコンニャクマンナンとキサンタンガムを混合したものを、実施例1で説明したコンニャクパウダーに置き換える。即ち、所定量のキサンタンガムとコンニャクマンナンとを混合したコンニャクパウダーと、繭糸パウダーと、水とを前述同様に混合して、所定時間加熱後自然冷却して容器に詰めれば前述同様の肌用化粧剤ができあがる。これにより、実施例1の肌用化粧剤より更に粘着力や保湿力を増すことができ、前述同様及びそれ以上の効果を得ることができる。尚、実施例2のコンニャクパウダーをキサンタンガムだけで肌用化粧剤を作っても同様の効果を得られる。 【実施例3】 【0037】 次に、実施例3の肌用化粧剤は、前述の実施例と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例と同じ部分については、説明を省略する。実施例3の肌用化粧剤は、実施例1の肌用化粧剤にカラギーナンを所定量混合して肌用化粧剤を作っている。該カラギーナンは、紅藻類海藻から抽出、精製される天然高分子物質で分子量:100.000〜500.000のガラクトース、3.6アンヒドロガラクトースを主成分とする多糖類である。このカラギーナンには、水ゲル化性、増粘性などの物性がある。 【0038】 該カラギーナンと、コンニャクマンナンとを所定割合で混合(この場合コンニャクマンナンに対してカラギーナンを約70%混合)した場合、約+43℃付近でゲル化する性質がある。そして、カラギーナンとコンニャクマンナンとを混合したものを実施例1で説明したコンニャクパウダーに置き換える。即ち、所定量のカラギーナンとコンニャクマンナンとを混合したコンニャクパウダーと、繭糸パウダーと、水とを前述同様に混合して、所定時間低温加熱(約+43℃)加熱後自然冷却して容器に詰めれば前述同様の肌用化粧剤ができあがる。これにより、低温で肌用化粧剤を作ることが可能となり、大幅に光熱費を節約することができる。他前述同様の効果を得ることができる。 【0039】 尚、実施例1では、コンニャクパウダーと繭糸パウダーと水から肌用化粧剤を作ったが、コンニャクパウダーと水だけで肌用化粧剤を作っても差し支えない。この場合、肌用化粧剤にて肌荒れ部に薄い皮膜を作ることができるので、身体からの水分蒸発を抑えることができる。これにより、肌用化粧剤の薄い皮膜と皮膚の間に水分を保持しておくことができるので、高い保湿効果を長期間に渡って持続させておくことができる効果も期待することができる。従って、肌用化粧剤の利便性を大幅に向上させることができる。 【0040】 また、実施例ではコンニャクパウダーや繭糸パウダー及び水などの配合率を記載したが、肌用化粧剤の要旨を逸脱しない範囲内でそれらの配合率を変えても差し支えない。勿論本発明は、上記各実施例のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても本発明は有効である。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本発明の一実施例を示す肌(足裏)の正面図である。 【図2】本発明を適用した一実施例を示す肌の正面図(本発明適用後の2日目の足裏図)である。 【図3】本発明を適用した一実施例を示す肌の正面図(本発明適用後の6日目の足裏図)である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】505206990 【氏名又は名称】株式会社桐生織物観光センター 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町7丁目5175
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| 【出願日】 |
平成17年6月2日(2005.6.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098361 【弁理士】 【氏名又は名称】雨笠 敬
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| 【公開番号】 |
特開2006−335688(P2006−335688A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月14日(2006.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−162900(P2005−162900) |
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