| 【発明の名称】 |
粉体を含有する化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 延方 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内
【氏名】井柳 宏一 【住所又は居所】神奈川県横浜市戸塚区560番地 ポーラ化成工業株式会社戸塚研究所内
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| 【要約】 |
【課題】肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えた化粧料を提供する。
【解決手段】1)窒化ホウ素と2)ホスホリルコリン残基を有するポリマーとを化粧料に含有すさせる。前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーとしては、ポリクオタニウム51及び/又はポリクオタニウム61であることが好ましく、前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーの少なくとも1種が、粉体上に被覆された形態で含有することが好ましい。前記窒化ホウ素の平均粒径は3〜10μmであることが好ましく、更に、ヒアルロン酸及び/又はその塩を含有することことが好ましい。更にその剤形は、固形白粉の形態であることが好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1)窒化ホウ素と2)ホスホリルコリン残基を有するポリマーとを含有することを特徴とする、化粧料。 【請求項2】 前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーが、ポリクオタニウム51及び/又はポリクオタニウム61であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。 【請求項3】 前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーの少なくとも1種が、粉体上に被覆された形態で含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。 【請求項4】 前記窒化ホウ素の平均粒径が3〜10μmであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。 【請求項5】 更に、ヒアルロン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。 【請求項6】 固形白粉の形態であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。 【請求項7】 角層保護作用を有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は化粧料に関し、更に詳細には粉体を含有する化粧料に関する。 【背景技術】 【0002】 化粧料に於いて、粉体類は様々な機能を担って含有させる。例えば、二酸化チタンや酸化亜鉛には紫外線からの防護作用と、その隠蔽力によるシミなどの肌トラブルのカバー効果が存するし、酸化鉄、群青、紺青などの有色無機粉体には色味の補正効果などが存する。シリカ、マイカ、セリサイト、チタンマイカなどの無機粉体には化粧仕上がりの補正効果が存する。その中でユニークな機能を持つ粉体として、赤外線からの防護効果を有する、窒化ホウ素が存する。(例えば、特許文献1を参照)この様な、粉体の機能を組み合わせて、化粧効果の実現に特化した化粧料が、メークアップ化粧料であると言える。 【0003】 メークアップ化粧料は、この様な粉体の機能が余すところ無く発揮されているため、今日では、基礎化粧料以上にその使用層が広がった化粧料であると言える。この背景には、女性の社会進出の加速により、華やかに装う必要が生じてきたことが原因として存在する。この為、制限された時間で美しい仕上がりを望む風潮が広まり、固形白粉の需要が急激に伸びいている。それとともに、本来の化粧料の持っているお肌の手入れ機能はおざなりにされる傾向にあり、結果として、メークアップ化粧料偏重による肌荒れなどの肌トラブルの出現が観測されるようになってきている。この様な実状から、肌荒れや乾燥感などの好ましくない反応を誘起せず、逆に、肌のお手入れ機能を有するメークアップ化粧料の開発が望まれるようになってきている。 【0004】 一方、女性の社会進出に伴い、女性におけるストレスの負荷度は急激に高まり、以前には存在しなかった皮膚トラブルが近年多発する傾向にある。いわば、女性の皮膚の生理機能は以前とは全く異なった状態にあり、以前問題にはならなかった因子が、肌トラブルの原因となるようになってきている。この様な因子としては、過重の負荷されたストレスが誘起する肌荒れ(例えば、特許文献2を参照)等が存する。これに加えて、本発明者らの検討によれば、この様な肌荒れは、紫外線や赤外線などの電磁波類の照射によっても改悪する。この様な新たに生じた肌トラブルの危険因子に対応した化粧料は存していないと言える。 【0005】 窒化硼素を含有する化粧料については、特許文献1以外にも、粉体含有化粧料に関する技術が知られている(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6を参照)が、1)窒化ホウ素と2)ホスホリルコリン残基を有するポリマーとを含有する化粧料は知られていないし、この様な構成の化粧料が、肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えた化粧料であることも全く知られていなかった。 【0006】 【特許文献1】特開平6−157263号公報 【特許文献2】特開2004−224725号公報 【特許文献3】特開2003−055150号公報 【特許文献4】特開2002−363436号公報 【特許文献5】特開平07−277926号公報 【特許文献6】特表平09−506098号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、この様な状況下為されたものであり、肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えた化粧料を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 この様な状況に鑑みて、本発明者らは、肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えた化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)窒化ホウ素と2)ホスホリルコリン残基を有するポリマーとを含有する化粧料がその様な機能を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。 (1)1)窒化ホウ素と2)ホスホリルコリン残基を有するポリマーとを含有することを特徴とする、化粧料。 (2)前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーが、ポリクオタニウム51及び/又はポリクオタニウム61であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。 (3)前記ホスホリルコリン残基を有するポリマーの少なくとも1種が、粉体上に被覆された形態で含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。 (4)前記窒化ホウ素の平均粒径が3〜10μmであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。 (5)更に、ヒアルロン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。 (6)固形白粉の形態であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。 (7)角層保護作用を有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えた化粧料を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 (1)本発明の化粧料の必須成分である窒化ホウ素 本発明の化粧料は、窒化ホウ素粉末を必須成分として含有することを特徴とする。本発明で用いられる窒化ホウ素粉末は、一般に以下のような方法で合成される粉末である。 (A)ホウ素を窒素気流中、1500℃程度で焼成する。 (B)アンモニアと酸化ホウ素、塩化アンモニウムとホウ砂、またはホウ酸と尿素とを800〜1600℃程度で焼成する。 結晶構造には六方晶形、ウルツ鉱形、菱面体形、立方晶形等があり、立方晶形、ウルツ鉱形は主として研磨剤として利用され、六方晶形は潤滑剤に用いられている。また菱面体形は特殊な製造方法でのみ合成される。本発明ではこれらの何れもが使用可能であり、これらが混在する形態のものも使用することが出来る。このうち六方晶形の窒化ホウ素は合成が容易であり粉砕等による整粒処理も簡便に行うことができ、かつ化粧料に配合した場合の使用感触に最も優れ、ムラ付きもなくなるため好ましい。本発明に用いられる窒化ホウ素粉末は、上記で得られた窒化ホウ素結晶を低級アルコールやアセトン等の水可溶性有機溶媒またはその水溶液、あるいは界面活性剤水溶液中で攪拌洗浄し、低温下(60℃以下が望ましい)、低酸素雰囲気下(窒素気流下または真空中)で乾燥して得る。このようにして得られた窒化ホウ素粉末はそのまま化粧料に配合しても良いし、表面を処理した後用いることもできる。この様な表面処理としては、例えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理、シランカップリング剤による、シランカップリング処理、パーフルオロアルキルシリル化処理、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩による処理、ステアリン酸アルミニウムなどの金属石鹸被覆処理、アシルグルタミン酸アルミニウムなどのアシル化アミノ酸塩による処理、レシチンなどのリン脂質による被覆処理などが好適に例示できる。本発明に用いられる窒化ホウ素粉末の平均粒形は特に限定されないが、球状換算平均粒径で0.1から30μが好ましく、3〜10μmがより好ましい。0.1μより小さい場合はムラ付きを改善することができ無い場合が存し、30μより大きいとザラツキを感じる場合が存し、最良であるとは言えない。 【0011】 この様な、窒化ホウ素には、既に、化粧料原料として、市販されているものが存し、本発明の化粧料では、この様な市販品を購入して利用することも出来る。この様な市販品の内、好ましいものとしては水島合金鉄株式会社より販売されている、チッ化硼素SHP−3(平均粒径5.3μm)、チッ化硼素SHP−6(平均粒径9.6μm)が例示できる。本発明の化粧料では、かかる窒化ホウ素を唯一種含有することも出来るし、二種以上組み合わせて含有することも出来る。この様な効果を奏するためには、窒化ホウ素粉末の配合量は、化粧料全量中、0.1から85.0質量%という広い範囲で選択され得る。特に好ましい範囲は1〜40質量%である。0.1質量%未満の場合は、赤外線より肌を保護しきれずに、肌のお手入れ効果を奏さない場合が存する。 【0012】 (2)本発明の化粧料の必須成分であるホスホリルコリン残基を有するポリマー 本発明の化粧料は、ホスホリルコリン残基を有するポリマーを含有することを特徴とする。かかるポリマーの基体はポリアクリル酸構造、ポリメタクリル酸構造などの通常化粧料で使用されているポリマーの基体構造を取ることが出来、かかる基体にアルキル基などの基とともにホスホリルコリン残基が直接乃至はスペーサーを介して結合した構造を有しており、前記スペーサーとしてはエチレングリコール残基などが好適に例示できる。この様なポリマーとしては、例えば、ポリ2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(ポリクオタニウム51;「リピジュアHM」日本油脂株式会社製)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/ブチルメタクリレートコポリマー(ポリクオタニウム61;「リピジュアPMB」日本油脂株式会社製)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/ブチルメタクリレート/メタクリル酸コポリマー(「リピジュアA」日本油脂株式会社製)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/ステアリルメタクリレートコポリマー(「リピジュアS」又は「リピジュアNR」日本油脂株式会社製)などが好適に例示できる。本発明の化粧料に於いて、かかるポリマーは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。又、含有の形態はかかる成分を粉体や化粧料の製剤化のための成分とともに混合し含有させる形態を取ることも出来るし、予めかかるポリマーで粉体表面を被覆処理し、該被覆粉体を含有せしめる形態を取ることも出来る。特に、タルクやマイカなどの板状粉体を含有させる場合には、該板状粉体を被覆しておくことが好ましい。この様な場合にも、ポリマー自身を粉体に被覆させることなく含有させておくことは、化粧皮膜に保湿・バリア機能を付加させる意味で好ましい。前記本発明の必須成分であるポリマーは、粉体成分と皮膚とを密着、固着せしめ化粧崩れを防ぐと同時に、皮膚接触面に保湿性皮膜を形成し、粉体に皮膚成分が移行したり、皮膚が粉体により閉塞されたりするのを防ぐ作用を有する。かかるポリマーは化粧料中の粉体を本発明の化粧料におけるかかるポリマーの好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.0005〜0.1質量%であり、より好ましくは0.0008〜0.05質量%である。これは少なすぎると前記効果を奏さない場合が存し、多すぎると、ポリマーに起因する化粧料崩れなどが生じる場合が存するからである。 【0013】 本発明の粉末化粧料は、前記必須成分を含有することを特徴とする。本発明の粉末化粧料には、かかる必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有させることが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、かかる必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。本発明の化粧料は、粉体を含有するものであれば、特段の制限無く如何なる剤形にも適用できるが、本亞hつめいの効果の高さから、固形粉末化粧料に適用することが好ましく、固形白粉、特に、パウダーファンデーションに適用することが好ましい。 【0014】 この様な任意成分の内、特に好ましい成分としては、ヒアルロン酸及び/又はその塩で被覆した粉体を含有することが例示できる。この様なヒアルロン酸及び/又はその塩で被覆した粉体を構成する、基体粉体としては、板状の形状のものが好ましく、該板状粉体としては、マイカ、タルク、セリサイト、二酸化チタン被覆マイカ等が例示される。この様な板状粉体は皮膚の広い面積を覆い、皮膚からの水分の出入りを阻害し易く、前記処理を行うことにより、かかる阻害が防止できるからである。これにより、肌荒れや乾燥感の出現を防ぐことが出来る。前記ヒアルロン酸の塩としては、生理的に許容されるものであれば特段の限定はなく、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。かかる被覆粉体におけるヒアルロン酸及び/又はその塩の被覆率は該被覆粉体中、0.001〜5.0質量%、好ましくは0.01〜3.0質量%、より好ましくは0.1〜1.0質量%である。更に、この様な被覆粉体は、通常被覆粉体の製法として用いられる手法を用いて製造されうるが、例えば、以下のような手法が例示される。 水平型混合機(例えばヘンシェルミキサー)中にタルク等の板状粉体を取り、高速で撹拌を行いつつ、ヒアルロン酸ナトリウム等の水溶液を添加し、板状粉体の表面をヒアルロン酸類の水溶液で完全に被覆する。その後、この混合物を温風乾燥機にて乾燥し、水分を除去したのち、粉体粉砕機(例えばパルベライザー等)で粉砕し、前記被覆粉体を得る。 【0015】 <製造例1> ヘンシェルミキサーに(ロ)成分を採り高速で撹拌混合した。撹拌混合を続けながら、これに(イ)成分を混合し均一溶液としたものを徐々に添加した。添加終了後も撹拌混合を30分間継続し、親水性高分子水溶液の被覆を完了した。その後、混合物をバットに取り出し、温風乾燥機中、40℃で3昼夜乾燥を行った後、0.9mm丸穴スクリーンを取り付けたパルベライザーにより粉砕を行って、ヒアルロン酸被覆粉体1を得た。 イ 1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 2.346質量部 水 763.294質量部 ロ タルク 234.366質量部 【0016】 <製造例2> タルクをマイカに変えて製造例1と同様に操作し、ヒアルロン酸被覆粉体2を得た。 【0017】 <製造例3> タルクをチタンマイカに変えて製造例1と同様に操作し、ヒアルロン酸被覆粉体3を得た。 【0018】 以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。 【実施例1】 【0019】 以下に示す処方に従って、本発明の化粧料を製造した。 即ち、イの成分をヘンシェルミキサー、高速回転条件で混合し、しかる後に0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、これにヘンシェルミキサー中低速回転下、ロの成分を徐々に加えて被覆を行い、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、金皿に充填し加圧成型し、本発明の化粧料である固形白粉1を得た。 【0020】 (イ) ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付ベンガラ 4.8質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付群青 1 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付黄色酸化鉄 12 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付二酸化チタン 13 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付微粒子二酸化チタン 5 質量% 製造例2のマイカ 2 質量% 製造例3のチタンマイカ 1 質量% チッ化硼素SHP−6 2 質量% 「リピジュア−タルク」 0.5質量% (日本油脂株式会社製;「リピジュアS」0.1質量%をタルク99.9質量%に被覆) 「リピジュアHM」 0.01質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付タルク 20 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付セリサイト 23.69質量% (ロ) ジメチコン(20mPs) 8 質量% セチルイソオクタネート 7 質量% 【0021】 <試験例1> 固形白粉1のチッ化硼素SHP−6をシリカに置換した比較例1、「リピジュア−タルク」を製造例1のタルクに置換した比較例2、チッ化硼素SHP−6をシリカに、且つ、「リピジュア−タルク」を製造例1のタルクに置換した比較例3を固形白粉1と同様に作成し、肌荒れ状態での使用に対する効果を調べた。即ち、自由意志で使用試験に参加したパネラー5名の前腕内側部に、0.5%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液を担持した、5cm×15cmのリント布を24時間閉塞貼付し、肌荒れモデルを作成した。この肌荒れモデル部位に2cm×4cmの検体を担持したリント布を24時間閉塞貼付した。検体は、固形白粉1(0.05g)、比較例1(0.05g)、比較例2(0.05g)、比較例3(0.05g)及び水(50μl;コントロール)であった。貼付絆創膏を除去後30分に、可視光を20分照射した後、検体を拭き取り、その30分後にコニカミノルタ色彩色差計CR−400を用いて、部位のa値を測定し、コントロールに対するΔa値を求めた。この値が小さいほど、皮膚の赤味は少なく、大きいほど赤味が多い。又、マイナス値はコントロールより赤味が少ないこと意味し、プラス値はコントロールより赤味が多いことを意味する。皮膚の赤味は炎症の重篤度の代替値である。結果を表1に示す。これより本発明の化粧料である固形白粉1を貼付することにより、炎症が消退していることが判る。即ち、肌荒れに対する肌のお手入れ効果を奏していると言える。 【0022】 【表1】
【0023】 <試験例2> 前記固形白粉1、比較例1〜3について、そのメークアップ効果を化粧持ちを指標に評価した。即ち、パネラーを5名用い、前腕内側部に2cm×4cmの部位を4つ設け、検体を0.05gずつ投与した。投与直後と、通常生活を5時間行った後、地肌を標準とした場合の色を測定した。投与直後と経時後のコニカミノルタ色彩色差計CR400で色差を求めた。結果を表2に示す。 【0024】 【表2】
【実施例2】 【0025】 以下に示す処方に従って、本発明の化粧料を製造した。 即ち、イの成分をヘンシェルミキサー、高速回転条件で混合し、しかる後に0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、これにヘンシェルミキサー中低速回転下、ロの成分を徐々に加えて被覆を行い、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、金皿に充填し加圧成型し、本発明の化粧料である固形白粉2を得た。このものの試験例1の手技での評価結果は−0.76±0.42であり、試験例2の手技での評価結果は0.61±028であった。同様の効果を有することが判る。又、ヒアルロン酸被覆粉体を含有することも好ましいことが判る。 【0026】 (イ) ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付ベンガラ 4.8質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付群青 1 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付黄色酸化鉄 12 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付二酸化チタン 13 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付微粒子二酸化チタン 5 質量% チッ化硼素SHP−6 2 質量% 「リピジュア−タルク」 0.5質量% (日本油脂株式会社製;「リピジュアS」0.1質量%をタルク99.9質量%に被覆) 「リピジュアHM」 0.01質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付タルク 20 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付セリサイト 26.69質量% (ロ) ジメチコン(20mPs) 8 質量% セチルイソオクタネート 7 質量% 【実施例3】 【0027】 以下に示す処方に従って、本発明の化粧料を製造した。 即ち、イの成分をヘンシェルミキサー、高速回転条件で混合し、しかる後に0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、これにヘンシェルミキサー中低速回転下、ロの成分を徐々に加えて被覆を行い、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで壊砕し、金皿に充填し加圧成型し、本発明の化粧料である固形白粉3を得た。このものの試験例1の手技での評価結果は−1.02±0.66であり、試験例2の手技での評価結果は0.49±0.39であった。同様の効果を有することも判る。又、ヒアルロン酸 【0028】 (イ) ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付ベンガラ 4.8質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付群青 1 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付黄色酸化鉄 12 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付二酸化チタン 13 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付微粒子二酸化チタン 5 質量% チッ化硼素SHP−6 2 質量% 「リピジュア−タルク」 0.5質量% (日本油脂株式会社製;「リピジュアS」0.1質量%をタルク99.9質量%に被覆) 「リピジュアPMB」 0.01質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付タルク 20 質量% ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付セリサイト 26.69質量% (ロ) ジメチコン(20mPs) 8 質量% セチルイソオクタネート 7 質量% 【0029】 <試験例3> 固形白粉1〜3と、比較例1〜3を用いて使用テストを行った。即ち、普段固形白粉を使用している人を対象にパネラーを選択し、1群10名のパネラーを用いて、普段使用している固形白粉とこれらの検体使用性を比較してもらい、使用性をアンケートで回答してもらった。使用性については、メークアップの化粧映えと使用時における乾燥感のなさとを質問した。判定基準は、評点1;悪い、評点2:やや悪い、評点3:可もなく不可もなく、評点4:やや良い、評点5:良いを用い、評点を付すことで行ってもらった。結果を表3に示す。これより、本発明の化粧料は肌のお手入れ機能とメークアップ機能を備えたものであることが判る。 【0030】 【表3】
【産業上の利用可能性】 【0031】 本発明は、固形白粉に好適に応用される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113470 【氏名又は名称】ポーラ化成工業株式会社 【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区弥生町6番48号
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| 【出願日】 |
平成17年5月31日(2005.5.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−335641(P2006−335641A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月14日(2006.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−158239(P2005−158239) |
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