| 【発明の名称】 |
乳化剤形の皮膚外用剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】松原 顕吉 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内
【氏名】瀬戸 匡人 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内
【氏名】滝田 博志 【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区弥生町6番48号 ポーラ化成工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】有機変性粘土鉱物を含有する乳化剤形の皮膚外用剤において、使用性と安定性に優れる皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】1)アルギン酸及び/又はその塩と、2)有機変性粘土鉱物と、3)全含水量に対して0.5〜1.5倍質量のグリセリンとを乳化剤形の皮膚外用剤に含有させる。前記アルギン酸及び/又はその塩の含有量としては、0.01〜0.5質量%であることが好ましく、有機変性粘土鉱物としては、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド変性モンモリロナイトが好ましく、前記グリセリンの含有量は、10〜25質量%であることが好ましく、前記乳化剤形は、多相乳化剤形であることが好ましく、前記多相乳化剤形は、油中水中油乳化剤形であることが好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1)アルギン酸及び/又はその塩と、2)有機変性粘土鉱物と、3)全含水量に対して0.5〜1.5倍質量のグリセリンとを含有することを特徴とする乳化剤形の皮膚外用剤。 【請求項2】 前記アルギン酸及び/又はその塩の含有量が0.01〜0.5質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。 【請求項3】 有機変性粘土鉱物が、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド変性モンモリロナイトであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。 【請求項4】 前記グリセリンの含有量が、10〜25質量%であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項5】 前記乳化剤形が、多相乳化剤形であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項6】 前記多相乳化剤形が、油中水中油乳化剤形であることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、乳化剤形の皮膚外用剤に好適な皮膚外用剤に関する。 【背景技術】 【0002】 乳化剤形の皮膚外用剤に於いて、グリセリンのような、保湿性の高い多価アルコールを高濃度に含有せしめることは、乳化形態で含有される油脂分による閉塞作用と、前記多価アルコールによる角層の保湿作用の両方が得られることから、機能的には非常に好ましいことと言える。特に、油中水乳化剤形や、油中水中油乳化剤形などの最外相が油相である乳化剤形に於いては前記閉塞効果はより顕著であり、保湿性多価アルコールの含有はより好ましいものと言える。しかしながら、多価アルコールの含有量を増加せしめることは、乳化系の不安定化要因となり易く、安定性の確保が困難になる傾向にあった。この様な形態で安定性を確保するためには、高級アルコールなどによって界面の強度を向上させることが考えられるが、この様な技術では皮膚外用剤の延展時の摩擦係数も著しく増加せしめてしまい、使用性を著しく損なう場合が存した。 【0003】 一方、この様な使用性の向上は、保湿性多価アルコールの高濃度含有時の問題にとどまらず、油中水乳化剤形や、油中水中油乳化剤形などの最外相が油相の乳化剤形では、延展時の摩擦係数を低下させ、使用性を高めることが大きな課題となり、高級アルコールに替わる界面の安定剤として、有機変性粘土鉱物が見出されている。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)しかしながら、この様な系では多価アルコールを含有する水相と有機変性粘土鉱物のゲルを形成させる必要が存するが、多価アルコール量が多すぎるとゲルを生成せず、乳化が出来なくなる場合が存し、全含水量に対して0.6〜1.5倍質量のグリセリンとを含有する様な乳化系では有機変性粘土鉱物を用いた乳化は試行されていないのが現状であった。 【0004】 他方、1)アルギン酸及び/又はその塩と、2)有機変性粘土鉱物と、3)全含水量に対して0.5〜1.5倍質量のグリセリンとを含有することを構成とする、乳化剤形の皮膚外用剤は全く知られていないし、この様な構成で安定な乳化系が得られることも全く知られていない。 【0005】 【特許文献1】特開2004−091422号公報 【特許文献2】特開2003−026529号公報 【特許文献3】特開2002−212028号公報 【特許文献4】特開平11−228346号公報 【特許文献5】特開平09−255562号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、この様な状況下為されたものであり、有機変性粘土鉱物を含有する乳化剤形の皮膚外用剤において、使用性と安定性に優れる皮膚外用剤を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明者らは、この様な状況下、有機変性粘土鉱物を含有する乳化剤形の皮膚外用剤において、使用性と安定性に優れる皮膚外用剤を求めて鋭意研究努力を重ねた結果、1)アルギン酸及び/又はその塩と、2)有機変性粘土鉱物と、3)全含水量に対して0.6〜1.5倍質量のグリセリンとを含有することを構成とする、乳化剤形の皮膚外用剤がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。 (1)1)アルギン酸及び/又はその塩と、2)有機変性粘土鉱物と、3)全含水量に対して0.5〜1.5倍質量のグリセリンとを含有することを特徴とする乳化剤形の皮膚外用剤。 (2)前記アルギン酸及び/又はその塩の含有量が0.01〜0.5質量%であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。 (3)有機変性粘土鉱物が、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド変性モンモリロナイトであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。 (4)前記グリセリンの含有量が、10〜25質量%であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (5)前記乳化剤形が、多相乳化剤形であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (6)前記多相乳化剤形が、油中水中油乳化剤形であることを特徴とする、(5)に記載の皮膚外用剤。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、有機変性粘土鉱物を含有する乳化剤形の皮膚外用剤において、使用性と安定性に優れる皮膚外用剤を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 (1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるアルギン酸 本発明の皮膚外用剤は、乳化剤形であって、アルギン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする。アルギン酸及び/又はその塩は、化粧料などの皮膚外用剤、食品などの分野で水溶性の増粘成分として広く使用されている。これらには、増粘の程度によって幾つかのグレードが存する。超低粘度品、高純度品、高粘度品などのグレードが例示できる。その塩としては、通常知られているものであれば、特段の限定無く適用することが出来、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。超低粘度品などでは1質量%における粘度は、100〜200cp程度であり、高純度品では300〜700cp程度であり、高粘度品では900〜1200cp程度であると言われている。この粘度範囲であれば、本発明の皮膚外用剤に於いては特段の限定無く使用することが出来る。本発明の皮膚外用剤では、1質量%の水溶液の1気圧20℃の粘度が10〜1500cpのものであれば、特段の限定無く許容できると言える。好ましい粘度は、この条件下で200〜1000cpのものである。本発明の皮膚外用剤に於いては、かかるアルギン酸及び/又はその塩は唯一種を含有せしめることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有せしめることも出来る。本発明の皮膚外用剤に於ける、かかるアルギン酸及び/又はその塩の好ましい含有量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、0.01〜1質量%であり、より好ましくは、0.05〜0.5質量%である。本発明の皮膚外用剤に於いて、かかるアルギン酸及び/又はその塩は、グリセリンなどの多価アルコールの含有量が多い形態でも、有機変性粘土鉱物の乳化能を維持せしめる作用を有する。前記の含有量より低い場合は、この様な作用を発現しない場合が存し、多すぎる場合には粘度が高くなりすぎて使用性を損なう場合が存する。 【0010】 (2)本発明の皮膚外用剤の必須成分である有機変性粘土鉱物 本発明の皮膚外用剤は、乳化剤形であって、有機変性粘土鉱物を含有することを特徴とする。有機変性粘土鉱物の基体となる粘土鉱物は、天然に存在したり、天然物を加工して得られる、層間に金属原子乃至はイオンを保持する、多層構造のコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの総称を意味し、前記金属原子乃至イオンとしては、Al、Fe(III)、Mn(III)、Cr(III)、Mg、Fe(II)、Ni、Zn、Li、Mn(II)、K、Na、1/2Caまたは1/2Mg等が好適に例示できる。具体的な鉱物の名称とすれば、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等が好ましく例示できる。かかる粘土鉱物を4級アミノ基と、炭素数10〜30の長鎖アルキル基とを有する界面活性剤、好ましくはカチオン性界面活性剤で処理し、該粘土鉱物の表面に界面活性剤の炭化水素基が存するように処理することにより、必須成分である有機変性粘土鉱物は得られる。かかる処理に好ましく用いる、前記カチオン性界面活性剤を具体的に例示すれば、ドデシルトリメチルアンモニウムの塩、ミリスチルトリメチルアンモニウムの塩、セチルトリメチルアンモニウムの塩、ステアリルトリメチルアンモニウムの塩、アルキルトリメチルアンモニウムの塩、ベヘニルトリメチルアンモニウムの塩、ミリスチルジメチルエチルアンモニウムの塩、セチルジメチルエチルアンモニウムの塩、ステアリルジメチルエチルアンモニウムの塩、アルキルジメチルエチルアンモニウムの塩、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムの塩、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムの塩、セチルジエチルメチルアンモニウムの塩、ステアリルジエチルメチルアンモニウムの塩、アルキルジエチルメチルアンモニウムの塩、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムの塩、ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムの塩、ベンジルジメチルセチルアンモニウムの塩、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムの塩、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムの塩、ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムの塩、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムの塩、ジメチルジステアリルアンモニウムの塩、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムの塩等が好ましく例示でき、前記塩としては、クロリド、ブロミド、硫酸塩などの鉱酸塩が好ましく例示でき、中でもクロリドが特に好ましい。特に好ましいカチオン性界面活性剤は、長鎖のアルキル基が1個の窒素原子に2個ついた形の、所謂「2鎖型」のカチオン性界面活性剤であり、ジメチルジステアリルアンモニウムの塩が特に好ましく例示でき、塩としてはクロリドが好ましく例示できる。前記の処理は、前記粘土鉱物の表面上に均一に前記カチオン性界面活性剤を固着せしめることが出来れば特に手段を問わないが、例えば、水性担体に基体たる粘土鉱物を分散せしめ、これにカチオン性界面活性剤の水性担体溶液を加え、しかる後に水性担体を減圧濃縮などの手段により除去すること等が好適に例示できる。この時の粘土鉱物とカチオン性界面活性剤の質量比は、99:1〜70:30が好ましく、95:5〜80:20が特に好ましい。前記カチオン性界面活性剤に変えて、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤を用いて有機基を導入することも出来、この様なものも本発明の皮膚外用剤の必須成分を構成するが、特に好ましいものは、カチオン性界面活性剤を用いて有機変性したものである。この様な有機変性粘土鉱物には、既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入して利用することも出来る。好ましい市販品としては、ベントン38(ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド処理モンモリナイト:ナショナルレッド社製)等が好適に例示できる。本発明の皮膚外用剤には、この様な有機変性粘土鉱物は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有せしめることも出来る。本発明の皮膚外用剤に於ける、かかる有機変性粘土鉱物の好ましい含有量は、総量で0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.5〜3質量%である。かかる有機変性粘土鉱物の含有量が少なすぎると、乳化が不良になる場合が存し、含有量が多すぎるとゲル強度が著しくなり、使用性を損なう場合が存する。 【0011】 (3)本発明の皮膚外用剤に於けるグリセリンの含有 本発明の皮膚外用剤は、乳化剤形であって、全含水量に対して0.5〜1.5倍質量、より好ましくは。0.6〜1.2倍量のグリセリンとを含有することを特徴とする。前記の如くに、多相乳化剤形の閉塞性と、多価アルコールの保湿性(水分保持性)とを備え、使用性を向上せしめるためには、多価アルコールの含有量を水相の限度まで高めることが好ましい。これが前記の値である。この様な形態を取ることにより、使用性を損なわずに、閉塞性に優れる多相乳化剤形に於いて、多価アルコールによる保湿性を付加することが出来る。グリセリンの皮膚外用剤に於ける含有量は15〜35質量%が好ましく、17〜25質量%がより好ましい。 【0012】 (4)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、前記必須構成要件を備え、皮膚外用に投与されるべきものであることを特徴とする。本発明の皮膚外用剤に於いては、前記の成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、メチルシロキサン網状重合体等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;ブチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン等のパラベン類;ウンデシレン酸モノグリセリド、フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。 【0013】 これらの成分の内、ブチルパラベンは、最外相が油相の乳化系に於いては刺激を発現する場合が存するので含有しないことが好ましく、他のパラベン類も含有しない形がより好ましい。かかる防腐剤であるパラベン類に代えて、ウンデシレン酸モノグリセリド、フェノキシエタノールなどの抗菌成分を含有せしめ、防腐力を保持することが好ましい。これらの成分は唯1種を含有することも出来るし、2種以上を組み合わせて含有することも出来る。かかる成分の好ましい含有量は、総量で0.1〜5質量%である。特に好ましい形態は、ウンデシレン酸モノグリセリドを0.5〜4質量%とフェノキシエタノールを0.01〜1質量%とをあわせて含有する形態である。 【0014】 更に、使用感を向上させる意味で球状の粉体、特にメチルシロキサン網状重合体を含有せしめることが好ましい。かかる成分の好ましい含有量は、0.1〜5質量%である。 【0015】 本発明の皮膚外用剤は、前記の必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。かくして得られた本発明の皮膚外用剤は、有機変性粘土鉱物を含有する乳化剤形の皮膚外用剤において、使用性と安定性に優れる。更に、優れた閉塞性と皮膚保湿性を併せ持つ。 【0016】 本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で適用されるものであれば特段の限定無く適用される、例えば、化粧料(医薬部外品を含む)、皮膚外用医薬、外用雑貨などが例示でき、医薬部外品を含む化粧料に適用されることが特に好ましい。これは使用性と安定性に優れ、優れた閉塞性と皮膚保湿性を併せ持つ、本発明の皮膚外用剤の特徴が生かせるからである。 【0017】 以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。 【実施例1】 【0018】 以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、化粧料1を作成した。即ち、イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘの成分を80℃で加熱し、イを攪拌下徐々にロに加え、更にこれにハを加え中間乳液を作成した。ホにヘを加え、一様にし、これを攪拌下ニに加え、ゲルを生成させた。このゲルに攪拌下徐々に中間乳液を加え、攪拌冷却し、油中水中油乳化剤形の化粧料1を得た。化粧料1の「ベントン38」をモンモリロナイトに置換した比較例1、アルギン酸ナトリウムをカルボキシビニルポリマーに置換した比較例2の製造を同様の手技で試みたが、何れも乳化不能であった。化粧料1のグリセリンの内の20質量%を水に置換した比較例3を同様の手技で製造した。 【0019】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 「ベントン38」 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 20 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(高純度品) 0.2 質量% 水 1.65質量% *水の量:26.2質量%、グリセリンの量:24.5質量% 【0020】 <試験例1> 化粧料1と比較例1とを用いて、パネラーの上腕内側部の2cm×4cmの部位を処理し(サンプルの使用量:各20mg)、その20分後に「スキコン200」(イー・ビー社製)を用いて皮膚水分量を計測した。結果を表1に示す。これより、本発明の皮膚外用剤では閉塞効果とグリセリンによる保湿効果により、皮膚水分量が著しく増大していることが判る。 【0021】 【表1】
【実施例2】 【0022】 実施例1と同様に、下記の処方に従って本発明の皮膚外用剤である化粧料2を作成した。皮膚水分量についても同様に測定したところ、化粧料2の処置部位は58であり、無処置部位は36であった。同様の効果が存することが判る。 【0023】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 「ベントン38」 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 20 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(超低粘度品) 0.2 質量% 水 1.65質量% *水の量:26.2質量%、グリセリンの量:24.5質量% 【実施例3】 【0024】 実施例1と同様に、下記の処方に従って本発明の皮膚外用剤である化粧料3を作成した。皮膚水分量についても同様に測定したところ、化粧料3の処置部位は51であり、無処置部位は31であった。同様の効果が存することが判る。グリセリン量は水分の含有量に対して、0.5〜1.5倍質量が好ましく、より好ましくは、0.6〜1.2倍量であることが判る。 【0025】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 「ベントン38」 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 15 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(高純度品) 0.2 質量% 水 6.65質量% *水の量:31.2質量%、グリセリンの量:19.5質量% 【実施例4】 【0026】 <参考例1> モンモリロナイト100gを水1lに分散させ、これに500mlの水に20gのステアリルトリメチルアンモニウムクロリドを溶かしたものを加え、凍結乾燥させ、有機変性モンモリロナイト1を得た。 【0027】 実施例1と同様に、下記の処方に従って本発明の皮膚外用剤である化粧料4を作成した。皮膚水分量についても同様に測定したところ、化粧料4の処置部位は53であり、無処置部位は38であった。同様の効果が存することが判る。 【0028】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 有機変性モンモリロナイト1 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 20 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(高純度品) 0.2 質量% 水 1.65質量% *水の量:26.2質量%、グリセリンの量:24.5質量% 【実施例5】 【0029】 <参考例2> サポナイト100gを水1lに分散させ、これに500mlの水に20gのジメチルジステアリルアンモニウムクロリドを溶かしたものを加え、凍結乾燥させ、有機変性サポナイト1を得た。 【0030】 実施例1と同様に、下記の処方に従って本発明の皮膚外用剤である化粧料5を作成した。皮膚水分量についても同様に測定したところ、化粧料5の処置部位は59であり、無処置部位は41であった。同様の効果が存することが判る。 【0031】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 有機変性サポナイト1 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 20 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(高純度品) 0.2 質量% 水 1.65質量% *水の量:26.2質量%、グリセリンの量:24.5質量% 【実施例6】 【0032】 <参考例3> ヘクトライト100gを水1lに分散させ、これに500mlの水に20gのジメチルジステアリルアンモニウムクロリドを溶かしたものを加え、凍結乾燥させ、有機変性ヘクトライト1を得た。 【0033】 実施例1と同様に、下記の処方に従って本発明の皮膚外用剤である化粧料6を作成した。皮膚水分量についても同様に測定したところ、化粧料6の処置部位は55であり、無処置部位は38であった。同様の効果が存することが判る。 【0034】 イ ベヘン酸 0.4 質量% ステアリン酸 0.15質量% グリセリン 4.5 質量% 10%水酸化カリウム水溶液 0.45質量% 水 2.9 質量% ロ ベヘニルアルコール 0.5 質量% ステアリルアルコール 0.3 質量% スクワラン 4.5 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ハ 1,3−ブタンジオール 4.5 質量% 水 21.65 ニ 有機変性ヘクトライト1 2.5 質量% ショ糖モノステアリン酸エステル 4 質量% スクワラン 3.5 質量% シクロメチコン 23 質量% ラノリン 1 質量% ホ グリセリン 20 質量% メチルシロキサン網状重合体 2 質量% フェノキシエタノール 0.15質量% ウンデシレン酸モノグリセリド 2 質量% ヘ アルギン酸ナトリウム(高純度品) 0.2 質量% 水 1.65質量% *水の量:26.2質量%、グリセリンの量:24.5質量% 【産業上の利用可能性】 【0035】 本発明は、化粧料に応用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113470 【氏名又は名称】ポーラ化成工業株式会社 【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区弥生町6番48号
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| 【出願日】 |
平成17年5月17日(2005.5.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−321725(P2006−321725A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月30日(2006.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2005−144068(P2005−144068) |
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