| 【発明の名称】 |
毛髪化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 武利 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオン株式会社内
【氏名】宮原 有紀 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】高湿下で広がりやすい損傷毛髪にまとまり性を付与するヘアスタイリング剤等として有用な毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】アミノ変性シリコーンと、カチオン性ポリマーとしてのカチオン化スターチとを少なくとも含有させて毛髪化粧料を構成する。カチオン性ポリマーとして、さらに、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド/アクリルアミド共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種のカチオン性ポリマーを含有させて毛髪化粧料を構成してもよい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カチオン性ポリマーを有効成分として含有する毛髪化粧料であって、 アミノ変性シリコーンと、 前記カチオン性ポリマーとしてのカチオン化スターチと、 を少なくとも含有することを特徴とする毛髪化粧料。 【請求項2】 前記カチオン性ポリマーとして、さらに、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド/アクリルアミド共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種のカチオン性ポリマーを含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。 【請求項3】 さらに、両性ポリマーを含有し、前記カチオン性ポリマーの総量と前記両性ポリマーとの配合比(カチオン性ポリマーの総量/両性ポリマー)が、7以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪化粧料。 【請求項4】 さらに、安息香酸、安息香酸塩、没食子酸誘導体、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、毛髪化粧料に関し、具体的には高湿下で広がりやすい損傷毛髪にまとまり性を付与するヘアスタイリング剤等として有用な毛髪化粧料に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、広がりやすい毛髪にまとまり性を付与する方法としては、被膜形成ポリマーや油剤を用いる方法が広く知られている。これらは、毛髪同士を接着したり、髪を重くしたりして毛髪にまとまり性を付与するものである。 【0003】 しかしながら、接着力・固着力の強い被膜形成ポリマーの場合は、その被膜が硬すぎるため、ごわつくなどの不具合がある。一方、油剤の場合は、べたつくなどの不具合がある。また、いずれの場合も高湿下における毛髪のまとまり持続性も十分でない。 【0004】 そこで様々な検討がなされ、カチオン性ポリビニルアルコールを用いて、これら感触面の不具合を解決した技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、カチオン化スターチを用いて毛髪の損傷を防止し、毛髪にしなやかさ等を付与することができる毛髪用化粧料も提案されている(例えば、特許文献2参照)。 【0005】 また、変性シリコン重合体、カチオン性ポリマー及びシリコーン油を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献3参照)、カチオン性ポリマーとシロキサン化合物を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献4および5参照)も提案されている。 【0006】 【特許文献1】特開平09−124445号公報 【特許文献2】特開平02−45410号公報 【特許文献3】特開平05−148123号公報 【特許文献4】特開2002−187819号公報 【特許文献5】特開平11−349448号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかしながら、上記カチオン性ポリビニルアルコールを用いて、これら感触面の不具合を解決した技術においては、高湿度下でのまとまり持続性について具体的な記載はない。 【0008】 更に、内容液の噴霧性がエアゾールタイプほど良好ではないノンエアゾールタイプのトリガーやディスペンサー等を用いた噴霧型毛髪化粧料に使用した場合には、ポリマーやシリコーンの種類や組み合わせによっては良好な噴霧が出来ず、例えば棒状に液が吐出したり、連用により目詰まりが生じたりするという問題があった。 【0009】 また、起泡力がエアゾールタイプよりも低いポンプフォーマーなどのノンエアゾールタイプの泡状毛髪化粧料とした場合には、ポリマーによってはポンプフォーム等に内蔵されるメッシュの通過性が十分でないため、十分な泡を形成できないという問題があった。また、アミノ変性シリコーンを配合した場合は、このアミノ変性シリコーンが消泡剤として働くために、十分な泡を形成できないという問題があった。 【0010】 一方、上記変性シリコン重合体、カチオン性ポリマー及びシリコーン油を含有する毛髪化粧料、カチオン性ポリマーとシロキサン化合物を含有する毛髪化粧料を用いた頭髪用化粧料においては、高湿下でのまとまり持続性が必ずしも十分とは言えない。特に近年流行のカラーリングなどで損傷して広がりやすくなった毛髪の場合には、これまで以上に高湿下での髪の広がりが顕著となっており、その改善がますます望まれている。また、これらの公報においては、カチオン性ポリマーの例示としてカチオン化スターチを、シリコーン油およびシロキサン化合物の例示としてアミノ変性シリコーンを単に列挙してあるのみで上記課題についての記載および示唆も認められない。 【0011】 そこで本発明は、上記問題点を解決し、カラーリングなどで損傷して広がりやすくなった毛髪にまとまり性を付与し、高湿下でも十分なまとまり性を持続させ、かつごわつきやべたつきのない良好な感触を与え、更には噴射剤を用いない噴霧型又は泡状毛髪化粧料として用いた場合も、良好な噴霧特性または発泡特性を発揮する毛髪化粧料を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 本発明者らは鋭意研究の結果、アミノ変性シリコーンと、カチオン性ポリマーとしてのカチオン化スターチとを含有させて毛髪化粧料を構成することにより、ごわつきやべたつきを生じず、カラーリングなどで損傷して広がりやすくなった毛髪にまとまり性を付与し、高湿下でも十分なまとまり性を持続することができ、かつ十分な噴霧特性または発泡特性を発揮することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。 【0013】 すなわち、本発明の毛髪化粧料は、アミノ変性シリコーンと、カチオン性ポリマーとしてのカチオン化スターチとを含有することを特徴とする。また、本発明の毛髪化粧料は、噴射剤を用いない噴霧型毛髪化粧料、泡状毛髪化粧料として好適に使用することができる。 【発明の効果】 【0014】 本発明により、カラーリングなどで損傷して広がりやすくなった毛髪にまとまり性を付与し、高湿下でも十分なまとまり性を持続させ、かつごわつきやべたつきのない良好な感触を与えることができる毛髪化粧料を提供することができる。また、本発明の毛髪化粧料は、噴射剤を用いない噴霧型又は泡状毛髪化粧料として用いた場合も、良好な噴霧特性または発泡特性を発揮することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下に、本発明の実施形態について説明する。 本発明の毛髪化粧料は、アミノ変性シリコーンと、カチオン性ポリマーとしてのカチオン化スターチとを少なくとも含有することを特徴とする。 【0016】 本発明に用いられるカチオン化スターチとしては、例えば、下記化学式(1)で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。 【0017】 【化1】
【0018】 なお、化学式(1)で表される繰り返し単位を有する化合物全体の分子量は、50〜500万が好ましく、100〜300万がより好ましく、150〜250万がさらに好ましい。また、粘度が50〜1000mPa・s(Brookfield粘度計使用、測定温度20℃)の範囲にあることが好ましい。従って、化学式(1)中、XおよびYは、上記分子量範囲または粘度範囲になるような組み合わせが好ましい。 【0019】 本発明の毛髪化粧料は、上記カチオン化スターチを含有することにより、消泡性を有するアミノ変性シリコーンを含有させていても、発泡特性は良好であり、噴霧性も良好である。 【0020】 上記カチオン化スターチの配合量は、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、毛髪化粧料全体量に対して0.001〜30質量%が好ましく、0.01〜20質量%がより好ましく、0.05〜10質量%がさらに好ましい。0.001質量%未満では所望の効果が発現されず、30質量%以上では不経済である上にフレーキング(粉をふく)などの不具合が生じる場合がある。 【0021】 本発明に用いられるアミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノガムやアンモニウム変性シリコーン、アルキレンオキサイドを付加したアミノ変性シリコーン、及びそれらをエマルション化したものなどを用いることができる。中でも具体的には、下記化学式(2)で表されるアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体や、下記化学式(3)で表されるアミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体や、下記化学式(4)で示されるアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体などが好ましく用いられる。 【0022】 【化2】
【0023】 【化3】
【0024】 【化4】
【0025】 前記本発明に用いるアミノ変性シリコーンとして用いることのできる市販品としては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のアモジメチコーンエマルションSM8704C(商品名)や、東芝シリコーン社のKT−1989(商品名)、XF42−B1989(商品名)、日本ユニカー社のFZ−4671(商品名)、FZ−4672(商品名)、F4−116−04(商品名)、信越化学工業社のXS65−C0032(商品名)、XS65−B4280(商品名)、KF−8004(商品名)、KF−8005(商品名)、KF−8015(商品名)等が挙げられる。これらの内、前記化学式(3)で表されるアミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体に相当するのが、FZ−4671、FZ−4672であり、前記化学式(4)で示されるアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体に相当するのが、SM8704Cであり、このSM8704C(商品名)が最も好ましい。 【0026】 上記アミノ変性シリコーンを含有することにより、本発明の毛髪化粧料は、毛髪のごわつきや高湿下でのまとまり性を改善することができる。本発明に用いられるアミノ変性シリコーンは、他のシリコーン油やシロキサン化合物に比べて広がりやすいダメージ毛に対する吸着性に優れるためである。 【0027】 これらアミノ変性シリコーンの配合量は、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、毛髪化粧料全体量に対して0.001〜30質量%が好ましく、0.01〜20質量%がより好ましく、0.05〜10質量%がさらに好ましい。0.001質量%未満では所望の効果が発現されず、30質量%を超えると不経済である上にべたつきなどの不具合が生じる場合があるためである。 【0028】 上記カチオン化スターチと上記アミノ変性シリコーンの配合比(アミノ変性シリコーン/カチオン化スターチ)は、0.1〜10の範囲が好ましく、0.2〜5の範囲がより好ましい。この範囲に設定することにより、高湿下におけるまとまり性、ごわつきやべたつきのない良好な感触と、発泡性とを、同時により良好にすることができる。 【0029】 本発明の毛髪化粧料は、さらに、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド/アクリルアミド共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種のカチオン性ポリマーを含有してもよい。 【0030】 上記ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩としては、例えば、下記化学式(5)で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。 【0031】 【化5】
【0032】 なお、上記化学式(5)で表される繰り返し単位を有する化合物の分子量は、10万〜200万が好ましい。また、粘度が2000〜200000mPa・s(測定温度25℃)の範囲にあることが好ましい。従って、化学式(5)中、mおよびnは、上記分子量範囲または粘度範囲になるような組み合わせが好ましい。 【0033】 上記塩化メタクリル酸コリンエステル重合体としては、例えば、下記化学式(6)で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。 【0034】 【化6】
【0035】 なお、上記化学式(6)で表される繰り返し単位を有する化合物の1%粘度は、Brookfield RVT粘度計においてspinde6使用した場合(回転速度20rpm)、1000〜100000mPa・sの範囲が好ましく、5000〜20000mPa・sがより好ましく、8000〜12000mPa・sがさらに好ましい。 【0036】 上記アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド/アクリルアミド共重合体としては、例えば、下記化学式(7)で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。 【0037】 【化7】
【0038】 なお、上記化学式(7)で表される繰り返し単位を有する化合物の分子量は、10万〜200万が好ましく、50万〜100万がより好ましい。従って、化学式(7)中、mおよびnは、m<<nであって、上記分子量範囲になるような組み合わせが好ましい。また、この化合物のカチオン濃度は1〜10mmol/gが好ましい。 【0039】 上記塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体としては、例えば、下記化学式(8)で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。 【0040】 【化8】
【0041】 なお、上記化学式(8)で表される繰り返し単位を有する化合物の分子量は、1万〜20万が好ましく、2万〜8万がより好ましい。従って、化学式(5)中、xおよびyは、上記分子量範囲になるような組み合わせが好ましい。また、この化合物のカチオン活性は1〜20meq/gが好ましく、3〜10meq/gがより好ましい。 【0042】 上記ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド/アクリルアミド共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を配合する場合、その配合量は、上記カチオン化スターチとの合計量が、毛髪化粧料全体量に対して0.001〜30質量%が好ましく、0.01〜20質量%がより好ましく、0.05〜10質量%がさらに好ましい。0.001質量%未満では所望の効果が発現されず、30質量%を超えると不経済である上にフレーキング(粉をふく)などの不具合が生じる場合がある。 【0043】 また、本発明の毛髪化粧料は、両性ポリマーを含有しても良い。両性ポリマーを含有することにより、まとまり持続性がさらに向上し、泡持ちも良くなる。 【0044】 本発明に用いられる両性ポリマーとしては、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、例えば、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体等が挙げられる。これらの中でも、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体がより好適である。具体的には、「ユカフォーマー」(商品名、三菱化学社製)が好ましい。 【0045】 上記カチオン性ポリマーの総量と上記両性ポリマーとの配合比(カチオン性ポリマーの総量/両性ポリマー)は、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、上記カチオンポリマーの総量と上記両性ポリマーとの配合比(カチオン性ポリマーの総量/両性ポリマー)が、7以上が好ましく、7以上70以下がより好ましい。7未満ではごわつきなど好ましくない感触が生じる場合があり、70を超えると所望の効果、すなわち、まとまり持続性および泡持ちの向上が発現されない場合があるためである。 【0046】 また、本発明の毛髪化粧料は、さらに安息香酸、安息香酸塩、没食子酸誘導体、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有しても良い。安息香酸、安息香酸塩、没食子酸誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することにより、まとまり持続性が更に向上し、また、きしみ感が改善されるなど毛髪化粧料として更に好ましい感触を付与することができる。 【0047】 本発明に用いられる没食子酸誘導体としては、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、例えば、没食子酸、m−ジ没食子酸、デヒドロジ没食子酸、没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、没食子酸グリセリド、没食子酸のグルコシド/マルトシド/マンノシド等の配糖体等が挙げられる。これらの内、没食子酸のグルコシド/マルトシド/マンノシド等の配糖体が好ましく、ジグルコシル没食子酸が特に好ましい。これら没食子酸誘導体の1種以上を組み合わせて用いることができる。 【0048】 本発明に用いられるポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、例えば、テトラオレイン酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジオレイン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリオレイン酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジステアリン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリステアリン酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトラステアリン酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジカプリル酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリカプリル酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトラカプリル酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジラウリン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリラウリル酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトララウリル酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジミリスチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリミリスチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトラミリスチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジパルミチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリパルミチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトラパルミチン酸POE(6)〜(60)ソルビット、ジウンデカン酸POE(6)〜(60)ソルビット、トリウンデカン酸POE(6)〜(60)ソルビット、テトラウンデカン酸POE(6)〜(60)ソルビット等が挙げられる。 これらの内、テトラオレイン酸POE(6)〜(60)ソルビットがより好ましく、テトラオレイン酸POE(40)ソルビットが最も好ましい。 【0049】 安息香酸、安息香酸塩、没食子酸誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の配合量は、本発明の効果を妨げない限りにおいて特に限定されないが、毛髪化粧料全体量に対して0.001〜10質量%が好ましく、0.01〜5質量%がより好ましく、0.03〜3質量%が特に好ましい。0.001質量%未満では所望の効果が発現されず、10質量%を超えると不経済である上に、pH調整が困難になる場合がある。なお、2種以上を用いる場合は、その合計量による。 【0050】 本発明の毛髪化粧料は、所望により毛髪用化粧料に一般に配合される成分、例えば、界面活性剤、他のシリコーン類、他の高分子化合物、アミノ酸類、蛋白加水分解物、金属封鎖剤、アルコール類、ポリオール類、油剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、酸化防止剤、酸化剤、還元剤、アルカリ剤、色素、香料、抗菌剤、殺菌剤及び噴射剤等を含むことが出来る。 【0051】 本発明の毛髪化粧料は、噴霧性が良好であり、また十分な泡を形成することができるため、噴射剤を用いない噴霧型毛髪化粧料、泡状毛髪化粧料に用いて好適である。 【0052】 すなわち、本発明の毛髪化粧料は、噴射剤を用いない噴霧型毛髪化粧料として使用されること、または泡状毛髪化粧料として使用されることを特徴とすることができる。 【0053】 本発明の毛髪化粧料を用いることにより、使用性が改善される容器としては、例えば、ノンエアゾールタイプのトリガースプレー容器やディスペンサースプレー容器、ポンプフォーマー容器等が挙げられる。上記ポンプフォーマー容器(ポンプフォーム容器)としては、例えば、特開2000−256138号公報に開示されているような、内容液を貯留するタンクとこのタンクに設けられ内容液を流出する流出口とを有し、この流出口から上記タンク内に貯留する内容液を流出させるポンプ部、上記流出口から内容液を流出させる際に内容液に空気を混入させる空気混入手段および上記流出口近傍に設けられ上記空気が混入された内容液を流通させて起泡させる網状部材を備えたポンプ式容器などが挙げられる。 【0054】 本発明の毛髪化粧料は、例えば、スタイリング剤(整髪料)、シャンプー、リンス、トリートメント等として適用できる。 【実施例】 【0055】 以下、実施例に基づき、本発明についてさらに詳細に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、各例中の%はいずれも質量%であり、純分換算した数値(AI)である。 【0056】 〔実施例1〜12、比較例1〜4〕 下記「表1」に示す組成の組成物を常法に従って調製し、下記の方法で評価した。その結果を下記「表1」に示す。 【0057】 <評価方法> [耐湿性] 長さ30cm、10gのヒト毛束を市販ブリーチ剤で2回ブリーチを行い、損傷毛とした。この毛束に下記「表1」に示す各組成物0.8gを塗布・風乾し、毛束の幅(長径、短径)から毛束の断面積を求めた。次に、この毛束を30℃、95%RH(相対湿度)の恒温槽に吊るし、1時間後の毛束断面積から、初期値からの変化率(例えば、変化なし;0%、2倍に広がった;100%)を求めた。なお、変化率30%以下とは、1時間後の毛束の広がりが官能的にはあまり認識できないレベルである。 【0058】 [ごわつきのなさ・噴霧性・泡質] 下記「表1」に示す各組成物をトリガースプレー容器「M−3トリガー」(商品名、吉野工業所製)、ポンプフォーム容器(吉野工業所製)に充填した。次いで、染毛剤を定期的に(1ヶ月に1度程度)繰返し使用している日本人女性パネラー10名が、それぞれ使用したときの噴霧性と泡質、塗布・乾燥後のごわつきのなさを下記基準により評価した。 【0059】 (ごわつき改善効果・噴霧性・泡質評価基準) ◎:良好と回答した者が、10名中9〜10名 ○:良好と回答した者が、10名中7〜8名 △:良好と回答した者が、10名中4〜6名 ×:良好と回答した者が、10名中0〜3名 【0060】 【表1】
【0061】 下記「表2」〜「表4」に上記「表1」で使用した配合成分および後述する実施例で使用した配合成分の原料名、商品名、原料メーカーを示す。 【0062】 【表2】
【0063】 【表3】
【0064】 【表4】
【0065】 上記「表1」に示すように、実施例1〜12においては、比較例1〜4に比べて、ごわつきのなさ、噴霧性、泡質の全てが良好であった。また、毛束断面積変化率の値も小さく、毛髪の広がりがほとんど認識できなかった。 【0066】 また、カチオン性ポリマーと上記両性ポリマーとの配合比(カチオン性ポリマーの総量/両性ポリマー)が、7以上である実施例2および5は、配合比(カチオン性ポリマーの総量/両性ポリマー)が7以下である実施例6に比べて、ごわつきがなく、噴霧性も良好であり、毛束断面積変化率の値も小さかった。 【0067】 製品処方例〔実施例13〜24〕 以下本発明の毛髪化粧料の具体的な製品処方例を示す。 【0068】 〔実施例13〕ディスペンサータイプのウォーター剤 下記「表5」に示す処方のウォーター剤を調製し、PET製ポンプディスペンサー容器に充填した。 【0069】 【表5】
【0070】 〔実施例14〕ノンエアゾールポンプフォーム 下記「表6」に示す処方のフォーム剤を調製し、ポリプロピレン製ポンプフォーム容器に充填した。なお、pHは4.5(25℃)に調整した。 【0071】 【表6】
【0072】 〔実施例15〕トリガータイプのヘアトリートメント 下記「表7」に示す処方のヘアトリートメントを調製し、PET製トリガータイプ容器に充填した。なお、pHは4.3(25℃)に調整した。 【0073】 【表7】
【0074】 〔実施例16〕ジェル 下記「表8」に示す処方のジェルを調製し、PET製ポンプタイプ容器に充填した。なお、pHは4.4(25℃)に調整し、粘度は1.5〜3Pa・sに調整した。 【0075】 【表8】
【0076】 〔実施例17〕ポンプディスペンサーヘアミスト 下記「表9」に示す処方のヘアミストを調製し、ポリエチレン製ポンプディスペンサー容器に充填した。なお、pHは5.0(25℃)に調整した。 【0077】 【表9】
【0078】 〔実施例18〕エアゾールフォーム 下記「表10」に示す処方のエアゾールフォームを製造した。なお、容器はアルミニウム製の耐圧缶を用いた。 【0079】 【表10】
【0080】 〔実施例19〕ヘアワックス 下記「表11」に示す処方のヘアワックスを調製し、帯電防止剤および紫外線吸収剤を練り込んだポリプロピレン製のジャータイプ容器に充填した。 【0081】 【表11】
【0082】 〔実施例20〕ジェル 下記「表12」に示す処方のジェルを調製し、ポリプロピレン製チューブ容器に充填した。 【0083】 【表12】
【0084】 〔実施例21〕シャンプー 下記「表13」に示す処方のシャンプーを調製し、帯電防止剤および紫外線吸収剤を練り込んだポリプロピレン製ポンプ容器に充填した。 【0085】 【表13】
【0086】 〔実施例22〕リンス 下記「表14」に示す処方のリンスを調製し、帯電防止剤および紫外線吸収剤を練り込んだポリプロピレン製ポンプ容器に充填した。 【0087】 【表14】
【0088】 〔実施例23〕ヘアクリーム 下記「表15」に示す処方のクリームを(A)油相部、(B)水相部を70℃でそれぞれ溶解し、上記(B)水相部に上記(A)油相部を加えて均一に乳化し、更に冷却しながら(C)香料組成物Dを加えて調製し、アルミラミネートチューブに充填した。 【0089】 【表15】
【0090】 〔実施例24〕エアゾールフォーム 下記「表16」に示す処方のエアゾールフォームを調製し、PET製耐圧容器に充填した。 【0091】 【表16】
【0092】 なお、上記各実施例で使用した香料組成物A,B,C,D,Eは、特開2003−95895号公報の表5〜19に記載した香料組成物A〜Eである。なお、上記処方例以外の毛髪化粧料に香料を配合する場合も、特開2003−95895号公報に記載した香料、香料組成物を用いることができる。 【0093】 また、本発明の毛髪化粧料に香料、香料組成物を配合する場合、本発明の毛髪化粧料全体量に対して香料、香料組成物の配合量が、0.00001〜50%であるのが好適であり、0.0001〜30%がより好ましい。 【0094】 上記実施例13〜24について,上記実施例1〜12と同様、95%RH,1hr後の毛束断面積変化率(耐湿性)、ごわつきのなさ、泡質を評価したところ、いずれも良好であった。 【産業上の利用可能性】 【0095】 以上のように、本発明の毛髪化粧料は、カラーリングなどで損傷して広がりやすくなった毛髪に対して、まとまり性を付与し、高湿下でも十分なまとまり性を持続させ、かつごわつきやべたつきのない良好な感触を与えることができる。また、トリガースプレー容器やポンプフォーム容器により取り出した場合の泡性、噴霧性も良好である。従って、本発明の毛髪化粧料は、噴射剤を用いない噴霧型又は泡状毛髪化粧料に用いて好適である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006769 【氏名又は名称】ライオン株式会社 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号
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| 【出願日】 |
平成17年7月26日(2005.7.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089118 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 宏明
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| 【公開番号】 |
特開2006−273838(P2006−273838A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月12日(2006.10.12) |
| 【出願番号】 |
特願2005−216525(P2005−216525) |
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