| 【発明の名称】 |
悪性腫瘍治療剤及びそれを含む飲食品 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷 美智士
|
| 【要約】 |
【課題】安全性が実証されている食品素材を利用することにより、長期に亘って常用しても全く安全で副作用のない悪性腫瘍治療剤及びそれを含む飲食品を提供する。
【解決手段】椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアを混合して得られる混合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアを混合して得られる混合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤。 【請求項2】 更に前記混合物を熱水抽出して得られる抽出物を有効成分とする請求項1に記載の悪性腫瘍治療剤。 【請求項3】 前記混合物が乾燥粉末状態である請求項1又は2に記載の悪性腫瘍治療剤。 【請求項4】 前記椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアの重量比率がそれぞれの乾燥状態で3:3:2:1:1である請求項3に記載の悪性腫瘍治療剤。 【請求項5】 前記悪性腫瘍治療剤が、シメジ、セロリシード及びチャービルからなる群より選択される少なくとも一種類を更に含む請求項1乃至4の何れか一項に記載の悪性腫瘍治療剤。 【請求項6】 前記椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント、ステビア、シメジ、セロリシード及びチャービルの重量比率がそれぞれの乾燥状態で3:3:2:1:1:3:2:2である請求項5に記載の悪性腫瘍治療剤。 【請求項7】 請求項1乃至6のうち何れか一項に記載の悪性腫瘍治療剤を含有する飲食品。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、悪性腫瘍(癌、白血病等)治療剤及びそれを含む飲食品に関するものである。特に、椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアを混合して得られる混合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤及びそれを含む飲食品に関するものである。 【背景技術】 【0002】 癌とエイズは世界中で恐れられている難病である。中でも癌はわが国における死亡率の約3割を占め、現代医学の三大治療(手術、放射線治療、抗癌剤)によっても治療が難しい難病である。そして現在、進行癌に対し、激しい副作用がなく保存的に治癒もしくはほぼ治癒に近い状態まで治療効果をあげることは、自然治癒例とされるごく一部の例外を除いて不可能とされている。一方、たとえ試験管内や動物実験で一定の治癒効果が得られる癌治療剤が開発されたとしても、現実的に人体においてそれを使用した場合、副作用なく癌を治癒せしめることが難しいことも現実である。従って実際の臨床において何ら副作用なく有意義な一定の比率で十分な治療効果を上げたり治癒せしめ得る悪性腫瘍(癌、白血病等)治療剤を開発することが、非常に望まれている。なぜならば世界中で、かくも多くの人命が癌病によって奪われている現在、癌から人体を防御、治癒せしめることが医学の最も重要であり最終目的の一つであるからである。 【0003】 このような状況のもと、手術や放射線治療や化学療法剤とは手法を異とする副作用の少ない薬剤の開発が進められているが、未だ満足できる結果が得られていないのが現状である。 【0004】 例えば、安全で副作用のない従来の癌治療薬として、ブナシメジ、シイタケ、マイタケ、ハタケシメジおよびエノキタケから選ばれた少なくとも一つの茸を水、親水性溶媒もしくはこれらの混合溶媒で抽出した生理活性物質を有効成分とする抗癌性薬剤が、高い安全性を持ちながら、化学療法剤の抗癌効果を増強させることができ、また、日常摂取することにより癌を予防することのできることが知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、この抗癌性薬剤はあくまでも癌の予防と化学療法剤の抗癌効果を増強させるためのものであり、本剤自体に抗癌効果に関する記載はない。 【0005】 また、霊芝及びアガリクス、ヤマブシタケ、エノキダケ、椎茸、舞茸、シメジ、木茸等の茸類を強アルカリで処理して脱アセチル化し、強酸で処理して脱酸素橋化した液をそれぞれ瀘別して液を混合して中和し、塩化カルシウムを入れて脱アセチル化した液に添加して沈澱せしめたカルシウムβ−グルカンを瀘別して、その液を濃縮して多糖類を回収して米糠や大豆やオカラ粉、田七の粉末に吸収せしめて乾燥した粉末を作り、これにアスコルビン酸やクエン酸等を加工して混合したアスコルビン酸クエン酸カルシウムβ−グルカンを粉末としてステビア、羅漢果、キチンキトサンとアミノ酸、霊芝胞子、橄欖、緑茶粉、ノンクロレラ、ワニリン、ピレスロイドに混合して作る事を特徴とする糖尿病、肝炎予防の制癌剤も知られている(例えば特許文献2参照)。しかしながら、この制癌剤は椎茸や舞茸を強アルカリ等にて処理したものであり、本発明の悪性腫瘍治療剤とは異なるものである。 【0006】 また、本発明の構成成分であるミントの一種であるペパーミント由来のゲラニル二リン酸シンターゼの抗癌特性が知られている(例えば特許文献3参照)。 【0007】 しかしながら、本文献では、ペパーミント由来のゲラニル二リン酸シンターゼタンパク質およびモノテルペンシンターゼタンパク質癌性細胞に導入しており、本発明の悪性腫瘍治療剤とは異なるものである。 【0008】 【特許文献1】特開2003−231644号公報 【特許文献2】特開2004−10605号公報 【特許文献3】特表2001−520004号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明は上記のような実情を鑑み、食品素材を材料とするため薬物に見られるような重篤な副作用等もなく、長期に亘って常用しても安全性が高い悪性腫瘍治療剤及びそれを含む飲食品を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 前記目的は、椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアを混合して得られる混合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤によって達成される。 【0011】 更に、前記目的は、上記悪性腫瘍治療剤を含む飲食品によって達成される。 【発明の効果】 【0012】 本発明の悪性腫瘍治療剤及びそれを含む飲食品は、継続的使用により、悪性腫瘍治療に顕著な効果を示すものである。しかも食品素材を原料としているので、放射線治療や化学療法剤に見られる重篤な副作用も無く、安全性が高い。また、本発明の飲食品によって、日常の生活の中で継続的に悪性腫瘍を治療することが可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。 【0014】 人体には、たとえ全く健康な人でも、通常少なくとも500〜1000個以上のガン細胞を持っていることが知られている。しかしそれがガン腫として発病しないのは、本来備わっている免疫機能が、いち早くガン細胞を異常細胞として発見し、未然に消滅させているからである。ガンの発病には、複雑な要素が考えられるが、要するに何らかの原因(激しいストレス、食生活や環境の悪影響)で免疫機能の低下をきたすか、異常に多くのガン細胞が発生するかの2つの異常に基づくものである。そして東方医学的にはその両方の異常を修復するため、1)免疫機能の質の改善2)免疫機能の強化3)免疫機能の協調とその環境の改善の3つの方面から免疫機能を修復強化する必要が認められる。すなわち、これら免疫機能を修復強化するためには、本発明のごとく調製した悪性腫瘍治療剤が有効である。(なお、治療効果を増強させるために、酒、煙草を控え、菜食にするとより効果があることが経験的に知られている。) 【0015】 本発明の悪性腫瘍治療剤は、椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアを混合して得られる混合物を有効成分とするものである。 【0016】 また、本発明の悪性腫瘍治療剤において、椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント及びステビアの重量比率をそれぞれの乾燥状態で2〜5:2〜5:1〜4:0.5〜2:0.5〜2とすると好ましい治療効果が得られ、また3:3:2:1:1とすると特に好ましい治療効果が得られる。 【0017】 また更に、シメジ、セロリシード及びチャービルからなる群より選択される少なくとも一種類を更に含有させても良く、椎茸、マイタケ、レモンバーム、ミント、ステビア、シメジ、セロリシード及びチャービルの重量比率は、それぞれの乾燥状態で2〜5:2〜5:1〜4:0.5〜2:0.5〜2:2〜5:1〜4:1〜4とすると好ましい治療効果が得られ、また3:3:2:1:1:3:2:2とすると特に好ましい治療効果が得られる。 【0018】 本発明の悪性腫瘍治療剤を服用する場合、混合物を細かく刻んだものをそのまま服用しても良いが、好ましくは熱水抽出した抽出物を服用すると良い。また、本混合物は乾燥粉末状態であって良く、乾燥粉末を形状加工したものや、熱水抽出した抽出物を服用すると好ましい。 【0019】 熱水抽出を行なう際、上記混合物又はその乾燥物をそのまま熱水抽出しても良いが、実用上の面から更に細かく粉砕したものから抽出を行なっても良い。また、抽出溶媒として用いる熱水と上記乾燥物との重量比率は特に限定されないが、上記乾燥物に対して、10〜50重量倍の熱水、特に抽出操作や効率の点で20〜40重量倍の熱水が好ましい。抽出温度は、高温が効率的であり、特に70〜95℃が良い。抽出時間は、常圧下では30分以上60分以内が良い。また、抽出は加圧下または常圧下で行ってもよい。特に好ましい抽出条件は、常圧下、抽出温度75〜90℃の範囲、抽出時間30〜60分の範囲とするのが好ましい。 【0020】 また更に、熱水抽出物をスプレードライ法やフリーズドライ法などによって粉末化したものを服用しても良く、更にこの粉末化したものに賦形剤を添加した上で錠剤状に打錠、顆粒状に加工して錠剤、顆粒剤の剤形としてもよい。 【0021】 本発明の悪性腫瘍治療剤の投与量は、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、通常、1日当たり乾燥物の重量として10〜30gが好ましく、熱水抽出して服用する場合はこの量を200〜500gの熱水で抽出して服用するのが適当である。熱水抽出液をスプレードライやフリーズドライし、エキス粉体、顆粒、錠剤等として服用する場合は粉末化したものの重量として3.0〜6.0gが適当である。 【0022】 また、本発明の悪性腫瘍治療剤は、例えば、スープ類、各種飲料(ジュース、酒、ミネラルウォータ等)、菓子類(ガム、キャンディ、チョコレート、スナック、ゼリー等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)をはじめとする一般食品および、健康食品、栄養補助食品(栄養ドリンク等)に配合することで本発明の飲食品とすることができる。これによって、日常生活において抵抗なく悪性腫瘍治療剤を摂取することが可能になる。 【0023】 また、本発明の飲食品中の悪性腫瘍治療剤濃度については、飲食品の種類によって適宜変更することが可能であるが、通常、乾燥粉末を混合する場合、1日当たりの摂取量が10〜50g、好ましくは20〜30gとなるように配合すると良く、熱水抽出液をスプレードライやフリーズドライしたエキス粉体として混合する場合、1日当たりの摂取量が2.0〜12.0g、好ましくは3.0〜6.0gとなるように配合すると良い。なお、上記濃度については、一例であり、種々の状況に応じて適宜変更可能である。 【実施例】 【0024】 以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。 【0025】 [実施例1]悪性腫瘍治療剤の調製 椎茸乾燥末3.0g、マイタケ乾燥末3.0g、レモンバーム乾燥末2.0g、ミント乾燥末1.0g及びステビア乾燥末1.0gを混合後粗粉砕し、約90℃の熱水300gで40分間抽出し得られた抽出液を実施例1とした。 【0026】 [実施例2]悪性腫瘍治療剤の調製 椎茸乾燥末3.0g、マイタケ乾燥末3.0g、レモンバーム乾燥末2.0g、ミント乾燥末1.0g及びステビア乾燥末1.0g、シメジ乾燥末3.0g、セロリシード乾燥末2.0g及びチャービル乾燥末2.0gを混合後粗粉砕し、約90℃の熱水300gで40分間抽出し得られた抽出液を実施例2とした。 【0027】 [実施例3]悪性腫瘍治療剤の調製 椎茸乾燥末2.0g、マイタケ乾燥末2.0g、レモンバーム乾燥末1.0g、ミント乾燥末0.5g及びステビア乾燥末0.5gを混合後粗粉砕し、約90℃の熱水300gで40分間抽出し得られた抽出液を実施例3とした。 【0028】 [実施例4]悪性腫瘍治療剤の調製 椎茸乾燥末2.0g、マイタケ乾燥末2.0g、レモンバーム乾燥末1.0g、ミント乾燥末0.5g及びステビア乾燥末0.5g、シメジ乾燥末2.0g、セロリシード乾燥末1.0g及びチャービル乾燥末1.0gを混合後粗粉砕し、約90℃の熱水300gで40分間抽出し得られた抽出液を実施例4とした。 【0029】 [比較例1]椎茸単独熱水抽出物の調製 椎茸の乾燥物10gを粗粉砕し、約90℃の熱水200gで40分間抽出し得られた抽出液を比較例1とした。 【0030】 [比較例2]ミント単独熱水抽出物の調製 ミントの乾燥物10gを粗粉砕し、約90℃の熱水200gで40分間抽出し得られた抽出液を比較例2とした。 【0031】 [試験例] [試験例1] 本発明品(実施例1)の悪性腫瘍治療効果を確認するための臨床試験結果は、以下のとおりである。 [患者]S.H. ♂ 61歳 膵臓癌 [診断]膵臓癌 [経緯] 治療開始1.5ヶ月前:、腹部鈍痛を初発症状として膵臓ガンと診断されたが、その時すでに膵臓全体へのガン浸潤のため、糖尿病を発症していたという。精査のため某ガンセンターに入院している中に黄疸が出現。膵臓に発したガンの浸潤が胆管に達し、胆道を閉塞したためである。血液中の黄疸指数が上昇し、血中アルカリフォスファターゼが1,500以上を示していた。また、すでに肝臓へ転移し、直径4cm以上の転移巣が2ヶ所発見されている(図1、2)。その時点で手術の適応からはずれ、胆道に人工的なステントを挿入し、胆汁の流れを確保するための対症的処置が施行され、規定通りの抗癌剤の投与が提示された。医師からはいずれにしても6ヶ月以上の余命はないと告知されている。糖尿に対しては、経口糖尿病薬のグルコバイが投薬された。さっそく点滴による抗癌剤(ジェムザール=塩酸ゲムシタビン)と内服抗癌剤TS−Iが投与されたがいずれも強烈な副作用のためすぐに中止。 【0032】 以上の経過の後に、(医)長白会タニクリニックに来院。幸いに挿入したステントが功を奏して来院時には黄疸は無く、食物の摂取はいまだ十分可能であり、幸い背部の重圧感と鈍痛のみで苦しい痛みはなかった。 【0033】 さっそく東方医学的診断に基づいて、実施例1の悪性腫瘍治療剤を投与し(治療剤の投与量は1日当たり乾燥物の重量として25gであった。)失調した免疫機能、中でも「免疫の質」を改善することから始めた。私達の経験から東洋で言う「気」や欧州の「vital energy」(ホメオパシー)は、人体の免疫機能に大変に良い影響を与える。この例では、約50日でその力を克ち取ることが出来、以後比較的順調に経過している。下記の腫瘍マーカーDupan−2の変化がその改善の様子をよく反映していると思われる(図3)。マーカー値の低下につれて、自覚症状の著しい改善が認められ、治療開始4ヶ月後頃からは日常生活にまったく支障なく、6ヶ月後のCTでもガン浸潤によって破壊拡大された膵臓は縮小し、本来の姿を回復しつつあり、大きな肝臓への転移は全箇所において完全に消失した(図4,5)。現在、職場に復帰し、ステントの摘去について検討中である。 【0034】 このように東方医学的免疫療法は、全くと言ってよいほど副作用はなく、ガンの原発巣も体のあらゆる所への転移巣もほぼ同時に消失改善するのが特徴であり、抗癌剤の動注、塞栓療法や放射線治療のように処置を施した部位のみの治療効果とは基本的に異なる。 【0035】 [試験例2] 本発明品(実施例2)の悪性腫瘍治療効果を確認するための臨床試験結果は、以下のとおりである。 [患者]C.S.♀61歳 子宮癌 [診断]子宮癌 [経緯] 治療開始約1年前:不正出血、悪露(下り物)に気付き、婦人科受診。精密検査が必要として、某有名国立病院を紹介される。 入院約1ヶ月後:精密検査の結果、子宮癌の宣告を受け、指示に従って子宮摘出手術を受けた。この時、左卵巣へ部分的に浸潤があり、子宮と左卵巣の全摘手術であった。術後は、腫瘍が全て完全に切除でき、局所に癌の浸潤や転移がなかったので、術後の抗癌剤などの治療は必要ないという事で、直ちに無事退院。退院後、当初3ヶ月に1回の受診で経過をみていた。 手術後6ヶ月:右側下腹部に違和感を自覚し、医師に訴えたが、「手術により腫瘍は全部除去できたのだから、それは単なる気のせい」と言われる程度であった。確かにその時点で超音波検査や腫瘍マーカーに異常はなかった。 手術後10ヶ月:その後再三にわたって右下腹部の異常を訴えたが、特に問題とされなかった。しかし志願して腹部CTを撮ってもらったところ、握りこぶし大の再発腫瘤が発見された(図6)。その時の医師の態度に失望したことと、他への転移が高率に考えられる由、再手術をはじめ他に有益な治療法がないこと、及び抗癌剤治療に疑問を持っていたことなどから、西洋現代医学以外の治療法を模索することにし、東方医学に基づく治療を知った。その間、医師のすすめで放射線治療は受けることにして、定められた期間加療した(図7)。 治療開始時点(手術後約1年):実施例2の悪性腫瘍治療剤投与治療を開始。なお、治療剤の投与量は1日当たり乾燥物の重量として25gであった。余命1〜2年程度と言われたこと、放射線による副作用などからか、全身倦怠や生活への活力(気力)の低下などが強く、精神的、肉体的に不安定な生活をしていたが、みるみる元気を取り戻し、意欲的に治療へ取り組んでいった。 治療開始6ヶ月後:治療前にあった骨盤内の再発腫瘍は次第に縮小し、2年後にはほとんど消失。代わって腸管が写っている(図8)。以後、現在(治療開始6年後)に至るが、再発の兆候は自覚的にも他覚的(画像、血液検査)にも認められず、現在は念のために再発防止のため悪性腫瘍治療剤を服用し、経過観察中である。 【0036】 [試験例3] 本発明品(実施例4)の悪性腫瘍治療効果を確認するための臨床試験結果は、以下のとおりである。 [患者]I.T.♂52歳 多発性骨髄腫 [診断]多発性骨髄腫 [経緯] 治療開始10ヶ月前:左大腿骨骨折で入院治療した際、その原因が当部位の多発性骨髄腫であることを告げられた。安静治療により一応の骨折部位の骨接合は成功した。引き続きこの悪性腫瘍の治療に入ることになった。以後2ヶ月間入院を継続して化学療法と放射線照射との併用を行った。化学療法は月に4日間の点滴を繰り返し6クール、放線は合計20回の照射が行われたが、所見の改善がほとんど認められず、むしろ増悪していたという(図9)。自覚症状も発熱(熱感)と悪寒を繰り返し、しかも全身に著しい浮腫が出現した。担当医はさらに強力な化学療法を勧めたが、副作用による生命の危機を感じ、主治医の意見に反して無理に退院した。 治療開始時点:そこから実施例4の悪性腫瘍治療剤投与治療に変更。来院時は全身倦怠と左下腿の歩行痛やふらつきのため、家族に付き添われて車イスで来院。さっそく治療を開始することになった。上記化学療法による免疫系へのネガティブな影響は、免疫の質、力ともに著しかったが、通常に正しい食事療法と共に本発明の治療を行うと2ヶ月前後で癌に対抗し得る免疫機能を得ることができた。なお、治療剤の投与量は1日当たり乾燥物の重量として25gであった。 治療開始3ヶ月後:この治療開始半月後から急速に体力の回復がみられ、2ヶ月後には、階段等では杖に頼っていたものの、一人で来院可能になる。その後順調に回復し、約1年後には杖なしで徒歩来院。骨シンチ所見も明確に改善縮小し、IgG異常高値の血液所見も正常化した(図10)。約3年半が経過した現在、レントゲン所見もますます改善し(図11)、自覚症状は全て消失して通常の生活を送っている。以前の病院に同病名で入院していた病人は、残念ながらそれまでに全員が死亡しているという。 治療開始4年後:より完全な回復のため治療継続中である。 【0037】 これら3件の試験例の結果は、本発明品が明らかに腫瘍を消失させる作用を有していることを示している。したがって、本発明品は、悪性腫瘍治療に極めて有効であることが判明した。なお、本発明の2成分の単独投与群(比較例1及び2)では明らかな有効性が認められなかった。 【0038】 次に、本発明の悪性腫瘍治療剤を含有する飲食品の例を示す。 【0039】 [実施例5] 実施例1で得られた悪性腫瘍治療剤を用い、常法に従って悪性腫瘍治療剤を6.0重量%含有するキャンディを調製した。 【0040】 [実施例6] 実施例2で得られた悪性腫瘍治療剤を用い、常法に従って悪性腫瘍治療剤を6.0重量%含有する茶を調製した。 【0041】 上記実施例の悪性腫瘍治療剤を含有する飲食品により、日常の生活の中で容易に摂取することが可能となり悪性腫瘍を副作用なく効果的に治療することが可能となった。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】本剤での治療前のCT画像である。 【図2】本剤での治療前のCT画像である。 【図3】腫瘍マーカーDupan−2の変化を示すグラフである。 【図4】本剤での治療約6ヵ月後のCT画像である。 【図5】本剤での治療約6ヵ月後のCT画像である。 【図6】治療前の再発腫瘍を示すCT画像である。 【図7】治療開始時の再発腫瘍を示すCT画像である。 【図8】本剤での治療後の癌腫瘍消失を示すCT画像である。 【図9】本剤での治療前の多発性骨髄腫の骨シンチグラフ写真である。 【図10】本剤での治療1年後の多発性骨髄腫の骨シンチグラフ写真である。 【図11】本剤での治療約3年半後の多発性骨髄腫の骨シンチグラフ写真である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】592110989 【氏名又は名称】谷 美智士
|
| 【出願日】 |
平成17年6月20日(2005.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064012 【弁理士】 【氏名又は名称】浜田 治雄
|
| 【公開番号】 |
特開2006−273835(P2006−273835A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月12日(2006.10.12) |
| 【出願番号】 |
特願2005−179976(P2005−179976) |
|