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【発明の名称】 化粧水等の有効成分を真皮層まで浸透させるための透明フィルムシートパック利用方法
【発明者】 【氏名】松原 和久

【要約】 【課題】人間の肌組織にとって有用な成分を含む化粧水等を皮膚に付着させ、その上からシートパックを皮膚に貼付し、手によりマッサージをすることによって当該シートパックに染み込んだ化粧水等が肌に溶け込み、皮膚の真皮層に化粧水等の有効成分を直接浸透させ、根本的に肌状態を改善させ、肌の老化を防ぐことができるという使用方法を提供することを課題とする。

【解決手段】人間の肌の形状を考慮し、シートパックを肌表面に添付しやすい形状とし、更に当該シートパックを微細な2層構造にすることによって、肌に化粧水等を染み込ませる層と、肌を保護する作用を持つ層に分離したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧水等、人間の皮膚に対して有用な成分を効果的に皮膚の真皮層まで浸透させるためにシートパックを用いるという方法。
【請求項2】
請求項1の効果をもたらすため、シートパックを2層構造とする方法。
【請求項3】
シートパックの下層をシルク、セラミド1、セラミド3、セラミド6II等の有効成分により形成し、シートパックの上層を米、小麦、トウモロコシ等のイネ科植物に多く含まれるヘミセルロースの主成分であるアラビノキシランを主原料とする方法。
【請求項4】
請求項3のシートパックを肌に添付し、マッサージをすると化粧水等の有効成分を含んだ下層が溶解し、上層が皮膚表面で皮膜を形成し、下層の有効成分を密閉し、有効成分の皮膚への浸透効果を高める方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚の老化防止等の美容目的をもって使用するシートパックの構造、及び利用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の化粧用シートパックは、肌に貼付し、一定時間経過後は肌から剥離するものであった(特許文献1乃至4参照)。
【0003】
その結果、化粧用シートパック使用者は、当該シートを肌から一度剥離した後に化粧を施すといった面倒を煩い、更に従来の化粧用シートパックの場合、化粧水等に含まれる有効成分の大半が大気の熱で蒸発する等してしまい、その効果は使用環境によりばらつきが多く、化粧水等の有効作用を最大限に活用しきれているとは言えなかった。
【特許文献1】特許公開2000−14587号公報
【特許文献2】特許公開平11−228344号公報
【特許文献3】特許公開2001−261527号公報
【特許文献4】特許公開2001−170104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような従来の化粧用シートパックの使用方法、及び構造が有していた問題を解決しようとするものであり、シートパックに染みこませた有効成分を効果的に真皮層に浸透させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
有効成分を効果的に肌に染みこませる為に、シートパックの薄さを40ミクロンとし、1枚のシートを2層構造とした。
【0006】
シートの上層を米、小麦、トウモロコシ等のイネ科の植物に多く含まれる食物繊維であるヘミセルロースを主成分としたアラビノキシランで構成し、下層をシルク粉末、セラミド1、セラミド2、セラミド6II、フィトスフィンゴシン、カルボマー、キサンタンガムといった有効成分を主原料とし構成する。
【0007】
洗顔後に、化粧水等を肌に塗布し、その上から当該シートを添付し、指や手で貼付個所をマッサージすると、上記各種有効成分を含んだシート下層が溶解し、塗布した化粧水と融合して肌へ浸透を始める。
【発明の効果】
【0008】
シートの上層の主成分であるアラビノキシランには肌の保湿効果があり、下層が溶解した後、肌の表面で皮膜を形成し、上層が下層の有効成分を密閉することによって乾燥等を防ぎ、無駄なく肌の真皮層まで浸透させることができる。
【0009】
シート下層の有効成分として配合されているセラミドは、肌の角質層の細胞間に存在する物質であり、細胞と細胞を繋ぐ作用があり、セラミドが肌に豊富に吸収されると細胞を構成する成分でもあるコラーゲンやエラスチンを安定化させ、肌のアンチエイジング効果が期待でき、更にメラニン色素を抑え美白効果も期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の好ましい実施形態として、洗顔後の清潔な状態の顔面に化粧水等をよく塗布させ、その上からシートパックを眼裂下部の皮膚に付着させ、よくマッサージをする使用形態が挙げられる。
【0011】
眼裂下部の皮膚は、顔面の皮膚の中でも最も薄い個所の一つであるため、シートの有効成分や化粧水の有効成分が浸透し、老化防止効果等が現れやすいため、この使用形態を挙げた。
【実施例】
【0012】
人間の皮膚は、太い繊維を形成して組織構造を維持するI型(繊維性コラーゲン)と細い繊維を形成して柔軟性を有するIII型コラーゲン(胎児性コラーゲン)が存在しているが、この2つの割合が加齢に伴って変化するといわれ、平均して20歳を過ぎると皮膚を外部の刺激から保護するIII型コラーゲンが減少し、皮膚硬化し始め、所謂「老化現象」とよばれる現象が現れる。
【0013】
そこで、20歳から40歳台の女性数名にグルタミン酸やシスチンを含有し、ヒト真皮繊維芽細胞と親和性の高い、加水分解卵角膜エキス、及びその他の有効成分としてヒアルロン酸、ブチレングリコールといった保湿剤を含む化粧水を眼裂下部に塗布し、シートパックを使用してもらったところ、使用後約一月で肌の張りが改善し、美白効果もあるとの回答を得た。
【産業上の利用可能性】
【0014】
化粧品業界においてアンチエイジング効果のある商品開発は、各社とも至上命題とされ、当業者が本件発明におけるシートパックの使用方法をそれぞれにおいて利用することによって、化粧品業者各社製品の美容効果が劇的に高まることが予想され、化粧品毎の美容効果の相違も現在より更に明確になることが予想される。
【0015】
上記により、化粧品業界に対する消費者意識は向上し、それに比例して化粧品業者各社も製品開発に対する姿勢、及び意欲、モラルが高まり、化粧品業界全体の産業の発達に寄与することが可能となり、その利用可能性は高い。
【出願人】 【識別番号】505130628
【氏名又は名称】松原 和久
【出願日】 平成17年3月14日(2005.3.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−257055(P2006−257055A)
【公開日】 平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願番号】 特願2005−112688(P2005−112688)