| 【発明の名称】 |
口紅直し用化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】政近 桐子 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
【氏名】宮崎 高行 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
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| 【要約】 |
【課題】エレガントな動作で簡単に唇を整えることができる口紅直し用化粧料の提供。
【解決手段】融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が5〜30であるA相と、融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が15〜50であり、且つ前記A相より硬度が高いB相とが、中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなし、棒状口紅様の形状となっており、A相を唇に塗布して、口紅と馴染ませた後、B相にて馴染ませた口紅を掻き取ることにより使用される口紅直し用化粧料。A相に対するB相の量は、体積比で0.1〜1.0であることが好適である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が5〜30であるA相と、 融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が15〜50であり、且つ前記A相より硬度が高いB相とが、 中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなし、棒状口紅様の形状となっており、 A相を唇に塗布して、口紅と馴染ませた後、B相にて馴染ませた口紅を掻き取ることにより使用される口紅直し用化粧料。 【請求項2】 請求項1に記載の化粧料において、融点が45℃以上である油性成分を、A相中10〜20質量%含むことを特徴とする口紅直し用化粧料。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の化粧料において、A相に対するB相の量が、体積比で0.1〜1.0であることを特徴とする口紅直し用化粧料。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料において、中心軸と垂直方向の断面図において、両相が円周上に露出している形状であることを特徴とする口紅直し用化粧料。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料において、メントール及びその誘導体、カンファー及びその誘導体、ユーカリ油、ハッカ油から選択される1種又は2種以上の清涼剤を、B相中0.01〜5.0質量%含むことを特徴とする口紅直し用化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は口紅直し用化粧料、特に棒状口紅様の形状の口紅直し用化粧料に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、口紅の化粧持ちを向上すべく、種々の試みがなされてきている。例えば、ポリオキシアルキレン変性オルガノシロキサン、分岐エステル油、固体油脂及び顔料を特定割合で配合させ、化粧持ちを良くした口紅(特開平07−330547号公報)、あるいは口紅の上に塗布することにより、口紅を落ちにくくするオーバーコート(特開平07−145020号公報)等が開発されている。 【特許文献1】特開平07−330547号公報 【特許文献2】特開平07−145020号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上述のような口紅あるいはオーバーコートを用いても、口紅のツヤの低下やニジミを完全に防止するまでには至らず、特に食後等には口紅の塗り直しが必須になっているのが現状である。 口紅の塗り直しをする前には、まず剥がれかけた口紅や食べ物の汚れ等をティッシュペーパー等で拭き取り、下地としてリップクリームを塗り、唇を整えるのが基本である。しかしながら、手順が煩雑であり、忙しい現代女性にとっては面倒で時間がかかり過ぎることに加え、食後にテーブル席で行うと、いかにもメイクを直しているという様子で品がなく見苦しい光景であった。そこで改善策が望まれていたものの、これまで適切な製品は存在しなかった。 本発明は、前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、エレガントな動作で簡単に唇を整えることができる口紅直し用化粧料を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 前記目的を達成するために本発明者等が検討を行った結果、剥がれかけた口紅と馴染ませて落としやすくする部位と、これを掻き取る部位とを備えた棒状口紅型の化粧料を用いることにより、さりげなく口紅直しができることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち本発明の主題は、融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が5〜30であるA相と、 融点が45℃以上である油性成分を含み、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した硬度が15〜50であり、且つ前記A相より硬度が高いB相とが、 中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなし、棒状口紅様の形状となっており、 A相を唇に塗布して、口紅と馴染ませた後、B相にて馴染ませた口紅を掻き取ることにより使用される口紅直し用化粧料である。 【0005】 前記化粧料において、融点が45℃以上である油性成分を、A相中10〜20質量%含むことが好適である。 A相に対するB相の量は、体積比で0.1〜1.0であることが好適である。 前記化粧料において、中心軸と垂直方向の断面図において、両相が円周上に露出している形状であることが好適である。 前記化粧料において、メントール及びその誘導体、カンファー及びその誘導体、ユーカリ油、ハッカ油から選択される1種又は2種以上の清涼剤を、B相中0.01〜5.0質量%含むことが好適である。 【発明の効果】 【0006】 本発明によれば、硬度の異なるA相及びB相が、中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなす棒状口紅型の口紅直し用化粧料を用いることにより、エレガントな動作で簡単に唇を整えることができる。すなわちA相を唇に塗布して、口紅と馴染ませた後、B相にて馴染ませた口紅を掻き取ることにより、口紅を除去すると同時に唇を整えることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下に本発明について詳細に説明する。 本発明の口紅直し用化粧料は、口紅と馴染ませて落としやすくするA相と、馴染ませた口紅を掻き取ると同時に唇を整えるB相とを備えた棒状口紅様の形状であり、両相は中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなしている。 【0008】 <A相> A相は、融点が45℃以上である油性成分を含み、硬度が3〜30であることを特徴とする。 上記融点が45℃以上である油性成分としては、具体的には、ワックス類(例えばマイクロクリスタリンワックス、ビースワックス)、固形パラフィン、硬化油、牛脂、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナバロウ、セレシン、ワセリン、ラノリン、ラノリン誘導体、コレステロール、コレステロール誘導体、フィトステロール、フィトステロール誘導体等が挙げられる。このうち、皮膚に対する保湿効果の点で、ワセリンやワックス類が特に好ましい。 【0009】 A相中、上記融点が45℃以上である油性成分の量は、10〜20質量%であることが好ましく、特に12〜18質量%、さらに15質量%程度であることが好ましい。10〜20質量%であると、馴染ませやすく、口紅や汚れの洗浄力が高くなる。また、10質量%未満であると、経時で油分の分離(発汗現象等)が生じたり、折れやすくなるため、好ましくない。また、20質量%を超えると、口紅との馴染みが悪くなるため、好ましくない。 【0010】 A相の硬度が5未満であると、形状を維持しづらくなり、また30を超えると、口紅と馴染ませることが困難になる。 なお、本発明において硬度は、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した値とする。 【0011】 さらに、A相中には、ダイマージリノール酸フィトステロールベヘニルアルコールエステルや、シリコーン油、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)を配合させると、汚れを取り除いた後、よりなめらかな唇に整うため、好ましい。 【0012】 また、A相中には、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、常法により製造することができる。 【0013】 <B相> B相の硬度は、前記A相の硬度より高く、且つ15〜50であることを特徴とする。 硬度が15未満であると、柔らかすぎるために掻き取りづらく、硬度が50を超えると、使用時に違和感があったり、A相との減りの差が大きく、使用するにつれ偏りができ使用しづらくなったりする。 特に、B相の硬度は、前記A相の硬度より10〜30高いことが好ましい。この範囲内であれば、減りの偏りが少なく、且つA相が伸ばしやすく、B相で掻き取りやすい。 なお、本発明において硬度は、37℃においてカードメーター(アイテクノエンジニアリング(株)製、感圧軸3mmΦ/800g荷重値)を用いて測定した値とする。 【0014】 B相には、融点が45℃以上である油性成分を含まれる。該油性成分としては、A相と同様なものが使用される。 B相には、揮発性シリコーン油を配合すると、さっぱり感が得られるため好ましい。揮発性シリコーン油としては、デカメチルシクロペンタシロキサン及びデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。 B相への揮発性シリコーン油の配合量は、20〜40質量%である。20質量%未満ではさっぱり感が得られず、40質量%を超えるとなめらか感が損なわれることがある。 【0015】 また、B相には、清涼剤としてメントール及びその誘導体、カンファー及びその誘導体、ユーカリ油、ハッカ油等を含むことが好ましい。B相への清涼剤の配合量は、0.01〜5.0質量%、好ましくは0.1〜2.0質量%である。0.01質量%未満では清涼感が得られず、5.0質量%を超えると臭いが強くなり、使用性が悪くなる。 【0016】 さらに、B相中には、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、常法により製造することができる。 【0017】 本発明の口紅直し用化粧料において、A相とB相は、中心軸方向に伸びる面で互いに接触する2相をなし、棒状口紅様の形状となっている。 特に、中心軸と垂直方向の断面図において、両相が円周上に露出している形状であることが好ましい。 A相に対するB相の量は、体積比で0.1〜1.0、特に0.2〜0.5であることが好ましい。前記範囲内であると、A相とB相との両相が、偏りなく減っていくので、最後まで使いやすい。 【0018】 本発明の口紅直し用化粧料の製造方法としては、特に限定されないが、例えば鋳型にB相を先に充填させて、冷却固化し、続いてA相を充填させて、再び冷却することが好ましい。 本発明の口紅直し用化粧料は、従来棒状口紅化粧料に用いられている容器、具体的には、一方が開口した筒形状のケース本体と、ケース本体の下側に設けられ、軸まわりに回動自在に設けられた回動部と、ケース本体を覆うキャップ体とを備えた容器等に備えられて、用いられる。 以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。配合量については特に断りのない限り質量%を示す。 【実施例1】 【0019】 口紅直し用化粧料 〔A相〕 (処方) (質量%) 1.ポリエチレンワックス(80%)/マイクロクリスタリンワックス(20%) 4.5 2.パラフィンワックス 10.5 3.スクワラン 37.13 4.ダイマージリノール酸フィトステロールベヘニルアルコールエステル 10.0 5.デカメチルサイクロペンタシロキサン 37.5 6.L−メントール 0.3 7.トコフェロール 0.05 8.メチルポリシロキサンエマルション 0.02 合計 100.00 (A相の調製方法) 成分1〜5および7を95℃に加熱し均一に分散させ、8を加え脱泡する。ここへ6を加え均一に分散させる。 【0020】 〔B相〕 (処方) (質量%) 1.ポリエチレンワックス(80%)/マイクロクリスタリンワックス(20%) 20.0 2.スクワラン 69.43 3.デカメチルサイクロペンタシロキサン 10.0 4.L−メントール 0.5 5.トコフェロール 0.05 6.メチルポリシロキサンエマルション 0.02 合計 100.00 (B相の調製方法) 成分1〜3及び5を95℃に加熱し均一に分散させ、6を加え脱泡する。ここへ4を加え均一に分散させる。 【0021】 (成形方法) 上述のようにして調製したB相の原料をスティック状の型(内径13.5φ円筒状)に流し込み、室温まで冷却した。これを取り出し、図1参照して、B相の形状に成型した。 続いて、同じスティック状の型に成型したB相を設置し直し、ここへ上述のようにして調製したA相の原料を流し込み、室温まで冷却して固形スティックを得た。 上記口紅直し用化粧料のA相を唇に塗布して、口紅と馴染ませた後、B相にて馴染ませた口紅を掻き取ったところ、短時間で、口紅を除去すると同時に唇を整えることができた。 以上のように、本発明の口紅直し用化粧料を使用することにより、エレガントな動作で簡単に唇を整えることができる。 【実施例2】 【0022】 (A相の処方の検討) 表1の処方に基づいて試料を調製し、下記の方法にて洗浄力を試験し、A相の好ましい処方を検討した。 〔洗浄力の測定方法〕 洗浄力の測定方法としては、YSS式洗浄力試験方法(Roling Up型洗浄評価法)を選定した。 下記表1の各試験例の試料0.5gを塗布した布を試験機に取り付け、市販の油性口紅化粧料を均一に塗った人工皮革の上を5往復させて洗浄した。洗浄前後の反射率W(白度)の値を、色差計を用いて測定し、次式に従って洗浄率(%)を求めた。 測定は、それぞれ3回行い、平均値を求めた。 (数1) 洗浄率(%)=(C−B)/(A−B)×100 A:口紅塗布前の新しい人工皮革の反射率W B:口紅塗布後の人工皮革の反射率W C:洗浄後の人工皮革の反射率(3箇所の平均)W 【0023】 (表1) 試 験 例 1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 1.ポリエチレンワックス(80%)/マイクロクリスタリンワックス(20%) 3.0 4.5 7.0 18.0 22.5 2.パラフィンワックス 7.0 10.5 15.0 42.0 52.5 3.スクワラン 残余 残余 残余 残余 残余 4.デカメチルサイクロペンタシロキサン 40.0 37.5 35.3 17.6 11.0 5.ダイマージリノール酸フィトステロールベヘニルアルコールエステル 10.6 10.0 9.4 4.7 2.9 6.L−メントール 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 7.トコフェロール 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 8.メチルポリシロキサンエマルション 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 融点が45℃以上の油性成分の合計量 10.0 15.0 22.0 60.0 75.0 洗浄力(%) 43 46 31 26 25 【0024】 (製法) 1〜5及び7を95℃に加熱し均一に分散させ、8を加え脱泡する。ここへ6を加え均一に分散させる。 【0025】 本発明の口紅直し用化粧料において、A相中、融点が45℃以上の油性成分量は、10〜20質量%であることが好ましく、特に12〜18質量%、さらに15質量%程度であることが好ましいことが確認された。 また、本発明者らがさらに検討したところ、A相の硬度が10〜20である場合、口紅と馴染ませやすく、洗浄力が高いことがわかった。 【実施例3】 【0026】 (両相の量比・形状の検討) 次に、両相の好ましい量比及び形状を検討した。 実施例1の処方に基づいて、図1に示す各形状の口紅直し用化粧料を作製し、A相の伸ばしやすさ、B相での掻き取りやすさ、及び口紅の落ち具合について試験した。評価方法は次の通りである。 各項目ごとに下記評価基準に従って評点を付し、全パネルの評点の平均点を算出し、下記判定基準に従って評価した。 【0027】 (評価基準) 非常に良好:5点 良好:4点 普通:3点 やや不良:2点 不良:1点 (判定基準) 〔A相の伸ばしやすさ〕 ○:3.5点以上4.5未満 △:2.0点以上3.5未満 ×:2.0点未満 〔B相での掻き取りやすさ〕 ○:3.5点以上4.5未満 △:2.0点以上3.5未満 ×:2.0点未満 〔口紅の落ち具合〕 ○:3.5点以上4.5未満 △:2.0点以上3.5未満 ×:2.0点未満 【0028】 結果を表2に示す。 (表2) 試 験 例 2−1 2−2 2−3 2−4 2−5 伸ばしやすさ × × △ △ ○ 掻き取りやすさ △ × ○ ○ ○ 口紅の落ち具合 × × △ △ ○ 【0029】 試験例2−1や試験例2−2のように、両相が同心円状にある場合、A相が伸ばしにくく、B相で掻き取りにくく、口紅の落ち具合が劣るため好ましくない。 一方、試験例2−3〜2−5のように、中心軸と垂直方向の断面図において、両相が円周上に露出している形状であると、A相が伸ばしやすく、B相で掻き取りやすく、口紅の落ち具合が良いことが確認された。 また、減りの偏りのなさ等の点で、A相に対するB相の量は、体積比で0.1〜1.0、特に0.2〜0.5の範囲が好適であることがわかった。 さらに本発明者らが検討したところ、使用性に与えるB相の硬度の影響は大きく、硬度が15未満であると、柔らかすぎるために掻き取りづらく、硬度が50を超えると、使用時に違和感があったり、A相との減りの差が大きく、使用するにつれ偏りができ使用しづらくなったりすることがわかった。 また、使用性は両相の硬度差にも関係しており、B相の硬度がA相の硬度より10〜30高い場合、A相が伸ばしやすく、B相で掻き取りやすく、また、減りの偏りがないことがわかった。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】本発明の口紅直し用化粧料における、両相の好ましい形状を検討した図である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂 【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成17年3月8日(2005.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092901 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 祐司
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| 【公開番号】 |
特開2006−248918(P2006−248918A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月21日(2006.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2005−63969(P2005−63969) |
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