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【発明の名称】 化粧品用ポリマー組成物
【発明者】 【氏名】湯本 政治
【住所又は居所】和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研究所内

【氏名】田村 辰仙
【住所又は居所】和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研究所内

【要約】 【課題】毛髪や皮膚に適用される洗浄剤に用いられる感触向上ポリマーの分散性及びハンドリング性が良好な化粧品用ポリマー組成物、および洗浄力、起泡力に優れ、かつ、良好な感触、コンディショニング効果を有する洗浄剤組成物の提供。

【解決手段】(A)特定のノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、特定のカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基及びアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体、(B)式:RO−(AO)m−Hで表される化合物、(C)炭素数4〜12のアルキル基又はアルケニル基を有するグリセリルエーテルを含有し、成分(C)の含有量が30〜80重量%である化粧品用ポリマー組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)一般式(I)又は(II)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(III)又は(IV)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基及びアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体、
【化1】


〔式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR3は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
【化2】


〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、A1及びA2は同一又は異なって、式−(CH2)n−(nは2〜6の整数を示す)で表される基を示し、Bは−O−又は−CH2−基を示す。〕
【化3】


〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、R4及びR5は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R6は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Yは−O−、−NH−、−CH2− 又は−O−CH2CH(OH)−基を示し、Zは炭素数1〜4(ただしYが−CH2− のときは炭素数0〜3)の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示す。〕
【化4】


〔式中、R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R9及びR10は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは前記と同じ意味を示す。〕
(B)式:RO−(AO)m−H(Rは水素又は炭素数1〜20のアルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、平均付加モル数mは4〜50の数を表わす)で表される化合物、
(C)炭素数4〜12のアルキル基又はアルケニル基を有するグリセリルエーテル
を含有し、成分(C)の含有量が30〜80重量%である化粧品用ポリマー組成物。
【請求項2】
成分(A)の含有量が3〜20重量%である請求項1記載の化粧品用ポリマー組成物。
【請求項3】
成分(A)と成分(B)の重量比(A)/(B)が5/95〜70/30である請求項1又は2記載の化粧品用ポリマー組成物。
【請求項4】
更に、成分(B)以外の多価アルコール(D)を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の化粧品用ポリマー組成物。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか1項記載の化粧品用ポリマー組成物及び界面活性剤(E)を配合して得られる洗浄剤組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪や皮膚に適用される洗浄剤または化粧料に用いられる感触向上ポリマーを含有する化粧品用ポリマー組成物、およびこれを含有する洗浄剤組成物に関し、さらに詳細には、感触向上ポリマーに特定の分散媒を混合した、界面活性剤水溶液への感触向上ポリマーの分散性及びハンドリング性が良好な化粧品用ポリマー組成物、およびこれを配合した、洗浄力、起泡力に優れ、かつ、良好な感触、コンディショニング効果を有する洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身体や毛髪用の洗浄剤または化粧料には、それらが洗い流される用途であれ、そのまま皮膚/毛髪上に残留する用途であれ、種々の感触向上剤が利用されてきた。特に、感触向上剤の皮膚/毛髪の表面への残留性及び界面活性剤との相互作用を勘案し、カチオン性高分子化合物(カチオン性基含有共重合体)が幅広く応用されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、カチオン性高分子化合物は一般に吸湿性が高く、粉体のまま供給しようとしても工業的には合成/単離が困難であり、また最終的に化粧品に用いる事を考慮した場合、適当な分散媒が少なく、ハンドリング性の面で欠点を示す場合も多かった。親水性ポリマー(カチオン性基含有共重合体)を乾燥後、粉末として得る以外にも、生産性やハンドリングの向上を目的として、ペースト状で得たことが特許文献2に記載があるが、ハンドリング性に関しては更に改良が望まれる。また、特許文献3にはハンドリング性を向上した、カチオン性基含有共重合体を含む感触向上剤組成物が記載されているが、この組成物は粘度が数万mPa・sと高く、扱いにくい。
【0003】
一方、種々の界面活性剤に感触向上ポリマーを配合することで安定性および使用感を良くした毛髪や身体用の洗浄剤組成物が提案されているが、起泡力および洗浄力の点で十分満足するものではない。
【特許文献1】特開平11−71435号公報
【特許文献2】特開2002−201211号公報
【特許文献3】特開2004−307419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、毛髪や皮膚に適用される洗浄剤に用いられる感触向上ポリマーの分散性及びハンドリング性が良好な化粧品用ポリマー組成物、および洗浄力、起泡力に優れ、かつ、良好な感触、コンディショニング効果を有する洗浄剤組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)一般式(I)又は(II)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(III)又は(IV)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基及びアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体〔以下成分(A)とも云う〕、
【0006】
【化1】


【0007】
〔式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR3は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
【0008】
【化2】


【0009】
〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、A1及びA2は同一又は異なって、式−(CH2)n−(nは2〜6の整数を示す)で表される基を示し、Bは−O−又は−CH2−基を示す。〕
【0010】
【化3】


【0011】
〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、R4及びR5は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R6は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Yは−O−、−NH−、−CH2− 又は−O−CH2CH(OH)−基を示し、Zは炭素数1〜4(ただしYが−CH2− のときは炭素数0〜3)の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示す。〕
【0012】
【化4】


【0013】
〔式中、R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R9及びR10は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは前記と同じ意味を示す。〕
(B)式:RO−(AO)m−H(Rは水素又は炭素数1〜20のアルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、平均付加モル数mは4〜50の数を表わす)で表される化合物〔以下成分(B)とも云う〕、
(C)炭素数4〜12のアルキル基又はアルケニル基を有するグリセリルエーテル〔以下成分(C)とも云う〕
を含有し、成分(C)の含有量が30〜80重量%である化粧品用ポリマー組成物である。
【発明の効果】
【0014】
本発明の化粧品用ポリマー組成物は、液状分散体で適度な粘性を有するため、ハンドリング性に優れている。また、この化粧品用ポリマー組成物を界面活性剤に配合することにより、洗浄力、起泡力に優れ、かつ、良好な感触及びコンディショニング効果を有する洗浄剤組成物を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
<成分(A)>
成分(A)のカチオン性基含有共重合体について、以下に詳述する。
(イ)ノニオン性基含有ビニル単量体
一般式(I)で表される単量体の具体例としては、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N, N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。一般式(II)で表される単量体としては、N−(メタ)アクロイルモルホリン等が挙げられる。
【0016】
(ロ)カチオン性基含有ビニル単量体
上記一般式(III)で表される単量体の具体例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジt−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジt−ブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミドを酸で中和した酸中和物あるいは4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0017】
上記一般式(IV)で表される単量体の具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ジエチルジアリルアンモニウムクロライド等のジアリル型4級アンモニウム塩が挙げられる。
上記の酸中和物を得るための好ましい酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸;及び酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、スルファミン酸、トルエンスルホン酸、乳酸、ピロリドン−2−カルボン酸、コハク酸、プロピオン酸、グリコール酸等の総炭素数1〜22の有機酸等が挙げられる。上記4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等の炭素数1〜8のハロゲン化アルキル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等の一般的なアルキル化剤が挙げられる。
【0018】
上記一般式(III)又は(IV)で表される単量体の中で特に好ましいものとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、又はジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドを前記の4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロライドが挙げられる。ここで酸中和物単量体は、系のpH等により中和した酸の解離が起こり、ポリマー構造が変化するため、粘度の安定性が低いという欠点を有する。この点からも4級アンモニウム塩型単量体がより好ましい。
【0019】
(ハ)架橋性ビニル単量体
架橋性ビニル単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;N−メチルアリルアクリルアミド、N−ビニルアクリルアミド、N,N'−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ビスアクリルアミド酢酸等のアクリルアミド類;ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルエチレン尿素等のジビニル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルアミン、トリアリルアミン、トリアリルアンモニウム塩、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、分子中に少なくとも2個のアリルエーテル単位を有するスクローゼのアリルエーテル化体等のポリアリル化合物;ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート等の不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
これらの架橋性単量体の中では、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、又はペンタエリスリトールテトラアリルエーテルが好ましい。
【0020】
(ニ)その他のビニル単量体
成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、必須構成単位である前記の3種類のビニル単量体のほかに、これらと共重合が可能なその他のビニル単量体を構成成分とすることができる。その他のビニル単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、トルイル(メタ)アクリレート、キシリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ブトキシ(メタ)アクリレート、2−フェノキシ(メタ)アクリレート、3−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、3−エトキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体等が挙げられる。
該その他のビニル単量体はカチオン性基含有共重合体を構成する全単量体中、30重量%以下で用いるのが好ましく、特に15重量%以下で用いるのが好ましい。
【0021】
(ホ)カチオン性基含有共重合体
カチオン性基含有共重合体を形成する単量体であるノニオン性基含有ビニル単量体(a1)とカチオン性基含有ビニル単量体(a2)との好ましい配合比率は、(a1)/(a2)のモル比で、2/98〜98/2であり、さらに好ましくは40/60〜97/3である。上記モル比が大きい場合はチキソトロピー性の発現が、モル比が小さい場合は低シェアレート時の粘度保持が夫々容易となるが、両特性発現には上記範囲内である方が好ましい。
架橋性ビニル単量体(a3)の割合は、単量体全量に対して0.002〜5重量%が好ましく、0.002重量%以上0.1重量%未満が特に好ましい。単量体(a3)の割合が0.002重量%以上であれば、カチオン性基含有共重合体から形成されるハイドロゲルの粘度が十分であり、また5重量%以下であれば、ハイドロゲルの感触は柔らかく、すべりの良いものとなる。
本発明の成分(A)のカチオン性基含有共重合体の好ましい一態様として、下記式で表されるN,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩−N,N−ジメチルアクリルアミド−ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体が挙げられる:
【0022】
【化5】


【0023】
(式中、モル比でx/y=1/9〜5/5、(x+y+z)/z=1/0.1〜1/0.002である。)
【0024】
(ヘ)カチオン性基含有共重合体の製造法
本発明の成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、特許文献2および特許文献3記載の疎水性溶媒を用いた逆相系の重合法により前記(イ)〜(ハ)の単量体の重合を行い、重合反応後、疎水性溶媒を留去し、成分(B)、又は成分(B)及び水を添加した後、疎水性溶媒を再留去することにより製造することができる。
【0025】
<成分(B)>
本発明の成分(B)である式:RO−(AO)m−H(Rは水素又は炭素数1〜20のアルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、平均付加モル数mは4〜50の数を表わす)で表される化合物において、Rは好ましくは水素又は炭素数10〜16のアルキル基、AOは好ましくはエチレンオキシ基、nは好ましくは10〜40である。好ましい化合物の具体例は、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、特に分子量が1000〜2000のポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテルである。
【0026】
<成分(C)>
成分(C)のグリセリルエーテルは、炭素数4〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するもので、例えばn−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ラウリル基等の炭素数4〜12のアルキル基を有するものが好ましく、特に炭素数4〜11、更に炭素数6〜10、就中炭素数8のアルキル基を1又は2個、特に1個有するのが好ましい。
【0027】
<成分(D)>
成分(D)は、本発明の化粧品用ポリマー組成物の安定性を向上させる観点から用いられる。
本発明で用いることができる成分(D)の多価アルコールとしては、例えばプロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、1,3−プロピレングリコール、マルチトール、キシリトール、グルコース、ジグリセリン、スクロース、ポリオキシエチレングリコシド誘導体等が挙げられる。これらのうち、特にグリセリン、分子量800以下のポリエチレングリコール、ソルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコールが好ましい。
【0028】
<化粧品用ポリマー組成物>
本発明の化粧品用ポリマー組成物中の成分(A)のカチオン性基含有共重合体の含有量は、ハンドリング性の観点から3〜20重量%が好ましく、より好ましくは5〜15重量%、更に好ましくは5〜10重量%である。
本発明の化粧品用ポリマー組成物中の成分(B)の化合物の含有量はポリマー粒子を良好に膨潤させる観点から2〜60重量%が好ましく、より好ましくは3〜55重量%、更に好ましくは4〜50重量%である。
本発明の化粧品用ポリマー組成物中の成分(C)のグリセリルエーテルは、1種以上を用いることができる。化粧品用ポリマー組成物中の(C)成分の含有量は、ポリマー粒子を良好に膨潤させる観点から30〜80重量%であり、好ましくは40〜70重量%、より好ましくは50〜70重量%である。
成分(A)と成分(B)の含有割合は、重量比で(A)/(B)が5/95〜70/30であるのが好ましく、5/95〜50/50であるのがより好ましい。
本発明の化粧品用ポリマー組成物に含めることができる成分(D)の多価アルコールは、1種以上を用いることができ、化粧品用ポリマー組成物中の成分(D)の含有量は安定性の観点から全組成中に0.1〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10重量%、更に好ましくは0.5〜5重量%である。
【0029】
<化粧品用ポリマー組成物の製造法>
本発明の化粧品用ポリマー組成物は、前記のカチオン性基含有共重合体混合物の製造法によって得られたカチオン性基含有共重合体混合物に、成分(C)、または成分(C)及び成分(D)を添加することにより製造される。
【0030】
<洗浄剤組成物>
本発明の洗浄剤組成物は、前記の化粧品用ポリマー組成物に成分(E)である界面活性剤、および場合によっては水を配合して得られる。本発明洗浄剤組成物への化粧品用ポリマー組成物の配合量は、洗浄力、起泡力および感触の点から、0.1〜25重量%、更に0.3〜20重量%が好ましい。
【0031】
<成分E>
本発明洗浄剤組成物に用いられる成分(E)の界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、又は両性界面活性剤が好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル;脂肪酸グリセリンエステル;脂肪酸グリコールエステル;モノグリセライドのエトキシレート;高級脂肪酸ショ糖エステル;高級脂肪酸ソルビタンエステル;アシル基を有するポリグリセリン脂肪酸エステル;高級脂肪酸モノエタノールアミド又はジエタノールアミド又はそれらのエトキシレート;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;アシル基を有するポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル;アシル基を有するポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を有するアルキルサッカライド系界面活性剤;直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基を有するアルキルアミンオキサイド又はアルキルアミドアミンオキサイド;直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する多価アルコールのエーテル化合物又はエステル化合物;シロキサン誘導体(特開平4-108795号)、ポリオキシ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤;ポリオキシアルキレンエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシアルキレンラノリンアルコール、ポリオキシアルキレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、プルロニック型ブロックポリマーノニオン活性剤、テトロニック型ブロックポリマーノニオン活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレンアルキルアミド、ポリエチレンイミン誘導体等が挙げられる。
これらの非イオン性界面活性剤のうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、高級脂肪酸(C10〜C24)グリセリンエステル、アルキルアミンオキサイド、ポリオキシ変性シリコーン、及びアルキルサッカライド系界面活性剤が好ましい。
【0032】
これらの非イオン性界面活性剤は、HLBが3〜18、特に8〜16であると、すすぎ性に優れるとともに、油性メイク汚れ成分の洗浄・乳化性がより高くなり好ましい。なお、HLBとは親水性−親油性のバランス(Hydrophilic−Lypophilic Balance)を示す指標であり、本発明においては小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
【0033】
【数1】


【0034】
本発明洗浄剤組成物で用いられる成分(E)の界面活性剤のうち、アニオン性界面活性剤としては、例えば以下に示すものが挙げられる:アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩;アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩又はα−スルホ脂肪酸塩若しくはエステル;オレフィンスルホン酸塩又はアルカンスルホン酸塩;高級脂肪酸塩 ;(アミド)エーテルカルボン酸型界面活性剤;N−アシルアミノ酸型界面活性剤;リン酸エステル型界面活性剤、リン酸モノ若しくはジエステル型界面活性剤;スルホコハク酸エステル型界面活性剤;ポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩;モノグリセライド硫酸エステル塩、アシル化イセチオン酸塩、又はアシル化タウレート;アルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩;アルキル若しくはアルケニルアミドスルホネート、アルカノールアミドスルホコハク酸塩、又はアルキルもしくはアルケニルスルホアセテート;N−アシル−N−カルボキシエチルグリシン塩;N−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩。
これらのアニオン界面活性剤の塩、すなわちアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)、アルギニン、リジン、ヒスチジン等の塩基アミノ酸などが挙げられる。
これらのアニオン性界面活性剤のうち、高級脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、モノグリセライド硫酸エステル塩、アシル化イセチオン酸塩、アシル化タウレート、又はN−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩が好ましい。
【0035】
本発明洗浄剤組成物で用いられる成分(E)の界面活性剤のうち、両性界面活性剤としては、例えばアミドアミノ酸型、カルボベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、イミダゾリニウムベタイン型、アミノ酸型、ホスホベタイン型、リン酸エステル型等が挙げられる。
これらの両性界面活性剤のうち、アミドアミノ酸型、カルボベタイン型、アミドスルホベタイン型、スルホベタイン型、アミノ酸型及びリン酸エステル型が好ましく、特にカルボベタイン型、スルホベタイン型が好ましい。
【0036】
本発明洗浄剤組成物で用いられる成分(E)の界面活性剤としては、特に非イオン性界面活性剤、又はアニオン性界面活性剤が好ましく、さらにアルキルサッカライド系界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩等が好ましい。
【0037】
本発明の洗浄剤組成物に配合される成分(E)の界面活性剤は、1種以上を用いることができる。本発明の洗浄剤組成物における界面活性剤の配合量は、洗浄剤の剤型等により異なるが、洗浄力、起泡力および感触の観点から、洗浄剤組成物中に0.1〜60重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜30重量%、更に好ましくは1〜20重量%である。
【0038】
本発明の洗浄剤組成物中の成分(A)と成分(E)の重量比は、起泡力および感触の観点から(A)/(E)=1/1000〜1/10が好ましく、より好ましくは1/300〜1/10、更に好ましくは1/200〜1/10である。
【0039】
本発明の洗浄剤組成物には、上記成分のほか、通常の洗浄剤に用いられるカチオン性界面活性剤、アニオン性重合体、非イオン性重合体、カチオン性重合体、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、アルコール類、油分、粉体、機能性ビーズ・カプセル類、シリコーン類、金属キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、植物エキス、前記以外の保湿剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、pH調整剤、無機塩類、パール化剤、色素、香料などを、適宜配合できる。
【0040】
本発明の洗浄剤組成物は、常法に従って製造できる。また、その剤型も特に制限されず、液体状、ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状など任意の剤型ができるが、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましく、特に液体状とするのが好ましい。液体状とする場合には、液体媒体として水を用いるのが好ましく、水の配合量は全組成中に40〜90重量%が好ましい。
【0041】
本発明の洗浄剤組成物は、水で10重量倍に希釈したときの水溶液のpHが4〜10、特にpH5〜8が好ましく、洗浄剤組成物に酸又はアルカリを加えて調整すればよい。
【実施例】
【0042】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1〜5、比較例1
実施例1:化粧品用ポリマー組成物の製造
5LSUS製反応槽中で、単量体として、ジメチルアミノエチルメタクリレートのジエチル硫酸4級化物50g(有効分90重量%、残部水)、N,N−ジメチルアクリルアミド33.5g、及びポリエチレングリコールジメタクリレート(EO14モル付加物)0.014g、開始剤として過硫酸ナトリウム0.4g、イオン交換水145g、疎水性溶媒としてシクロヘキサン1,300g、分散剤としてシュガーエステル1.5gを、ラインミキサー等で予備乳化した後、窒素等の不活性ガス下、70℃に昇温して、3時間、重合反応を行った。反応終了後、85℃で130gの水を脱水した。
次いで、製品成分としてポリエチレングリコール1540(平均分子量1540)160gを添加し、ジャケットの温度を80℃に設定し、減圧下(40kPa)でシクロヘキサンを留去した。シクロヘキサンの留去が目視で確認出来なくなった時点で、ポリエチレングリコール1540 30gにイオン交換水5g(カチオン性基含有共重合体の重量に対し6.4重量%)を溶解させて添加した。その後に再度、約4時間シクロヘキサンの除去を行い、白色ペースト状組成物を得た。得られた白色ペースト状組成物(常温固体)268.5g(化粧品用ポリマー有効分29.2%)を60℃に加熱し、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル605.6g(有効分90重量%、残部水)をゆっくりと添加した。2時間撹拌後、室温まで冷却し、やや白濁した液体(本発明化粧品用ポリマー組成物No.1)を得た。
【0043】
実施例2:化粧品用ポリマー組成物の製造
ジメチルアミノエチルメタクリレートのジエチル硫酸4級化物を100gに、N,N−ジメチルアクリルアミドを115gに、ポリエチレングリコールジメタクリレート(EO14モル付加物)を0.112gに、ポリエチレングリコール1540を265g及び40gに、シクロヘキサン置換のためのイオン交換水を12.3gに変える以外は実施例1と同じ方法で、白色ペースト状組成物を(常温固体)510g(化粧品用ポリマー有効分40.2重量%)得た。さらに前記の白色ペースト状組成物を60℃に加温したところへn−オクチルグリセリルエーテル1307.3g(有効分90重量%、残部水)と、プロピレングリコール51.0gの混合溶液を添加した。2時間撹拌後、室温まで冷却し、やや白濁した液体(本発明化粧品用ポリマー組成物No.2)を得た。
【0044】
実施例3:化粧品用ポリマー組成物の製造
ポリエチレングコール1540をポリオキシエチレンアルキルエーテル(エマルゲン116;花王製)に変える以外は実施例1と同じ方法で化粧品用ポリマー組成物(本発明化粧品用ポリマー組成物No.3)を得た。
【0045】
実施例4:化粧品用ポリマー組成物の製造
ポリエチレングリコール1540をポリエチレングリコール2000(平均分子量)に変える以外は実施例1と同じ方法で、化粧品用ポリマー組成物(本発明化粧品用ポリマー組成物No.4)を得た。
【0046】
実施例5:化粧品用ポリマー組成物の製造
ジメチルアミノエチルメタクリレートのジエチル硫酸4級化物をジメチルジアリルアンモニウムクロライド138.5g(有効分65重量%、残部水)に、N,N−ジメチルアクリルアミドをN−アクロイルモルホリンに、ポリエチレングリコール1540をポリエチレングリコール2000(平均分子量)に変える以外は実施例2と同じ方法で、化粧品用ポリマー組成物(本発明化粧品用ポリマー組成物No.5)を得た。
【0047】
比較例1
実施例1と同じ方法で、化粧品用ポリマー含有白色ペースト状組成物268.5g(常温固体)を得た。得られた白色ペースト状組成物268.5gを70℃で加熱溶解したところへ、70℃に加温したイオン交換水1691.5gをゆっくり投入し、5時間70℃で加熱撹拌した後、室温まで冷却することで、やや白濁した粘ちょう液体を得た。
【0048】
上記の実施例1〜5にしたがって製造した化粧品用ポリマー組成物および比較例1にしたがって製造したやや白濁した粘ちょう液体について、粘度および界面活性剤水溶液中におけるカチオン性基含有共重合体の分散性を評価した。結果を表1に示す。
粘度
実施例1〜5にしたがって製造した化粧品用ポリマー組成物および比較例1にしたがって製造したやや白濁した粘ちょう液体について、30℃における粘度をBM型粘度計(ローター No.2、6r/min、30℃、又はローター No.4、6r/min、30℃)を用いて測定した。
分散性
15重量%のポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液又は15%重量%のラウリン酸カリウム水溶液をそれぞれアンカー翼を装着した撹拌機で撹拌しながら60℃に加温し、実施例1〜5にしたがって製造した化粧品用ポリマー組成物および比較例1にしたがって製造したやや白濁した粘ちょう液体それぞれを成分(A)として0.3重量%となるように添加したときのカチオン性基含有共重合体の分散性を目視により下記の評価基準で評価した。
均一になるまでの時間
◎:20分以内
○:40分以内
△:60分以上
【0049】
【表1】


【0050】
実施例6〜10、比較例2〜4
表2記載の各洗浄剤組成物を常法により製造し、洗浄力、起泡力、感触およびコンディショニング効果を評価した。なお、評価は男女各5人のパネラーに各洗浄剤組成物で身体を洗浄させ、その際の各評価項目について官能評価の平均値を、以下の基準により表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
結果を表2にあわせて示す。なお、表中の数値は重量%を示す。
(1)洗浄力
洗浄力の官能評価を以下の基準で行った。
5:洗浄力が良いと感じた。
4:洗浄力がやや良いと感じた。
3:洗浄力が普通と感じた。
2:洗浄力があまり良くないと感じた。
1:洗浄力が良くないと感じた。
(2)起泡力(泡立ち)
起泡力(泡立ち)の官能評価を以下の基準で行った。
5:起泡力が良いと感じた。
4:起泡力がやや良いと感じた。
3:起泡力が普通と感じた。
2:起泡力があまり良くないと感じた。
1:起泡力が良くないと感じた。
(3)洗浄時の感触
洗浄時の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(4)すすぎ時の感触
すすぎ時の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(5)乾燥後の感触
乾燥後時の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(6)コンディショニング効果
コンディショニング効果の官能評価を以下の基準で行った。
5:肌がすべすべしたと感じた。
4:肌がややすべすべしたと感じた。
3:肌の感じをふつうと感じた。
2:肌のすべすべした感じをあまり感じなかった。
1:肌のすべすべした感じを全く感じなかった。
【0051】
【表2】


【0052】
実施例11〜16、比較例5〜6
表3記載の各洗浄剤組成物を常法により製造し、洗浄洗浄力、起泡力、感触(指通り)およびコンディショニング効果(毛髪のすべり)を評価した。なお、評価は、専門パネラー10名に、日本人女性の健常な毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して毛髪を洗浄させ、その際の各評価項目についての官能評価の平均値を、以下の基準により表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
結果を表3にあわせて示す。なお、表中の数値は重量%を示す。
(1)洗浄力
洗浄力の官能評価を以下の基準で行った。
5:洗浄力が良いと感じた。
4:洗浄力がやや良いと感じた。
3:洗浄力が普通と感じた。
2:洗浄力があまり良くないと感じた。
1:洗浄力が良くないと感じた。
(2)洗浄時の起泡力
洗浄時の起泡力の官能評価を以下の基準で行った。
5:起泡力が良いと感じた。
4:起泡力がやや良いと感じた。
3:起泡力が普通と感じた。
2:起泡力があまり良くないと感じた。
1:起泡力が良くないと感じた。
(3)洗浄時の感触(指通り)
洗浄時の感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(4)すすぎ時の感触(指通り)
すすぎ時の感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(5)乾燥後の感触(指通り)
乾燥後の感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
(6)コンディショニング効果(毛髪のすべり)
乾燥後の毛髪のすべりの官能評価を以下の基準で行った。
5:毛髪のすべりが良いと感じた。
4:毛髪のすべりがやや良いと感じた。
3:毛髪のすべりが普通と感じた。
2:毛髪のすべりがあまり良くないと感じた。
1:毛髪のすべりが良くないと感じた。
【0053】
【表3】


【0054】
実施例17〜28
それぞれ表4、5及び表6に示す処方のボディシャンプー、洗顔料及びシャンプーを常法に従い調整した。pH調整は、クエン酸と水酸化カリウム水溶液を用いて行った。
【0055】
【表4】


【0056】
【表5】


【0057】
【表6】


【0058】
これらの処方例はいずれも洗浄力、起泡力および感触が良好で、しかもコンディショニング効果に優れるものであった。
【出願人】 【識別番号】000000918
【氏名又は名称】花王株式会社
【住所又は居所】東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
【出願日】 平成17年3月8日(2005.3.8)
【代理人】 【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所

【識別番号】100068700
【弁理士】
【氏名又は名称】有賀 三幸

【識別番号】100077562
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 登志雄

【識別番号】100096736
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 俊夫

【識別番号】100117156
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 正樹

【識別番号】100111028
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 博人

【識別番号】100101317
【弁理士】
【氏名又は名称】的場 ひろみ

【識別番号】100134935
【弁理士】
【氏名又は名称】大野 詩木

【公開番号】 特開2006−248903(P2006−248903A)
【公開日】 平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願番号】 特願2005−63594(P2005−63594)