| 【発明の名称】 |
歯磨き及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】工藤 悦男 【住所又は居所】鹿児島県曽於郡財部町下財部6028−9 クリーンエコ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】天然の効能成分により歯周病を治癒し得る歯磨き及びその製造方法を提供する。
【解決手段】配合成分に天然の効能成分を含有する歯磨きであって、天然の効能成分は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻、キトサン、ヒノキチオールから複数で選択される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 配合成分に天然の効能成分を含有する歯磨きであって、前記天然の効能成分は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻、キトサン、ヒノキチオールから複数で選択されたことを特徴とする歯磨き。 【請求項2】 天然の効能成分は、天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成することにより得られることを特徴とする請求項1記載の歯磨き。 【請求項3】 天然の効能成分は、全重量に対してアロエを1.00〜20.00重量%、ヨモギを1.00〜15.00重量%、ニンジンを1.00〜10.00重量%、海藻を0.50〜10.00重量%、キトサンを0.50〜10.00重量%、ヒノキチオールを0.01〜0.05量%にするよう構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の歯磨き。 【請求項4】 天然の効能成分は、全重量に対してアロエを2.00〜7.00重量%、ヨモギを1.00〜5.00重量%、ニンジンを1.00〜4.00重量%、海藻を0.70〜4.00重量%、キトサンを0.70〜4.00重量%、ヒノキチオールを0.02〜0.05量%にするよう構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の歯磨き。 【請求項5】 処理水は、珪酸、カルシウム、アルミニウム、カリウム、鉄、マグネシウム、ケイ素、ナトリウム、チタンを含み且つ常温で処理して形成されたセラミック体に、水を接触させ、非腐敗性の弱アルカリの状態に処理して得られるものであることを特徴とする請求項2記載の歯磨き。 【請求項6】 アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、キトサン、ヒノキチオール、水を攪拌して液状の歯磨きを得ることを特徴とする歯磨きの製造方法。 【請求項7】 アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、キトサン、ヒノキチオール、増粘剤、保湿剤、水を攪拌してジェル状の歯磨きを得ることを特徴とする歯磨きの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、歯磨き及びその製造方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、歯周病(歯槽膿漏)の原因菌は、口内細菌と言われており、私たちの口の中には、何百種類もの細菌が常在し、普段はそれらがバランスを取り合いながら棲みついていることから、そのバランスが狂うことにより歯周病が引き起こされると考えられていた。 【0003】 歯科医師業界でも歯周病の原因は細菌と思われ、今迄、細菌に対する治療法が行われていたために、確立の高い治療法が得られていなかった。 【0004】 最近になり、歯周病は「カンジタ」等のカビ(真菌)が原因だったことが確認されたことから、現在、多くの歯科医師が抗カビ剤、抗生物質等を治療薬として取り入れ、効果をあげている。 【0005】 例えば、細菌の除去薬剤としては、ジスロマック等のアジスロマイシン(抗生物質)があり、カビの除去薬剤としては、ファンギゾン等のアムホテリシンB(抗カビ剤)がある。 【0006】 又、歯磨きの中には、ファンギゾンやハリゾン等のアムホテリシンB、グリチルリン酸ジカリウム、ミルラを配合して歯周病予防に用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。 【0007】 ここで、歯磨きの成分は、炭酸カルシウム、アルミニウム、タルク等の研磨剤、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等の保湿剤、中性洗浄剤(ラウリル硫酸ナトリウム)、ラウロイルサルコシンナトリウム等の界面活性剤、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム等の結合剤、メントール、スペアミント、ペパーミント等の香料、サッカリンナトリウム等の甘味料で構成されている。 【特許文献1】特開2003−113061号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、抗生物質や抗カビ剤を治療薬として使用することにより身体への弊害(危険性)の虞れがあった。又、ファンギゾンやハリゾン等のアムホテリシンB、グリチルリン酸ジカリウム、ミルラを配合した歯磨きは、歯周病予防を為しても歯周病を好適に治療することができないという問題があった。更に、ファンギゾンやハリゾン等のアムホテリシンBは劇薬であるため、このような薬剤を使用しない歯磨きが求められていた。 【0009】 本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、天然の効能成分により歯周病を治癒し得る歯磨き及びその製造方法を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、天然の効能成分により歯周病を治癒し得る歯磨き及びその製造方法を見出し、本発明を完成するに至った。 【0011】 すなわち、本発明は、配合成分に天然の効能成分を含有する歯磨き及びその製造方法であって、前記天然の効能成分は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻、キトサン、ヒノキチオールから複数で選択されたことを特徴とする歯磨きに係るものである。 【0012】 又、本発明において、天然の効能成分は、天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成することにより得られる。 【0013】 本発明において、天然の効能成分は、全重量に対してアロエを1.00〜20.00重量%、ヨモギを1.00〜15.00重量%、ニンジンを1.00〜10.00重量%、海藻を0.50〜10.00重量%、キトサンを0.50〜10.00重量%、ヒノキチオールを0.01〜0.05量%にするよう構成されることが好ましい。 【0014】 本発明において、天然の効能成分は、全重量に対してアロエを2.00〜7.00重量%、ヨモギを1.00〜5.00重量%、ニンジンを1.00〜4.00重量%、海藻を0.70〜4.00重量%、キトサンを0.70〜4.00重量%、ヒノキチオールを0.02〜0.05量%にするよう構成されることが好ましい。 【0015】 本発明において、処理水は、珪酸、カルシウム、アルミニウム、カリウム、鉄、マグネシウム、ケイ素、ナトリウム、チタンを含み且つ常温で処理して形成されたセラミック体に、水を接触させ、非腐敗性の弱アルカリの状態に処理して得られるものである。 【0016】 本発明は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、キトサン、ヒノキチオール、水を攪拌して液状の歯磨きを得ることを特徴とする歯磨きの製造方法に係るものである。 【0017】 又、本発明は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、キトサン、ヒノキチオール、増粘剤、保湿剤、水を攪拌してジェル状の歯磨きを得ることを特徴とする歯磨きの製造方法に係るものである。 【0018】 このように、本発明の歯磨き及びその製造方法によれば、歯周病予防のみの歯磨きと異なり、歯周病を好適に治療することができる。又、天然の効能成分により歯周病を治癒し得るので、抗生物質や抗カビ剤の治療薬の使用を不要にし、身体への弊害(危険性)を抑制することができる。 【発明の効果】 【0019】 以上説明したように、本発明の歯磨き及びその製造方法によれば、天然の効能成分により歯周病を治癒することができるという優れた効果を奏し得る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。 【0021】 図1〜図6は、本発明の歯磨き及びその製造方法を実施する形態例である。 【0022】 以下、本発明の歯磨き及びその製造方法について説明する。 【0023】 本発明の歯磨きは、配合成分に、天然の効能成分、増粘剤、保湿剤、甘味料、白色料、精製水を備えて構成されるものであり、天然の効能成分は、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻、水溶性キトサン、ヒノキチオールを原料とするものである。 【0024】 ここで、天然の効能成分は、天然の乾燥物であるアロエ、ヨモギ、ニンジンを処理水で発酵抽出して熟成することにより得られており、処理水は、珪酸、カルシウム、アルミニウム、カリウム、鉄、マグネシウム、ケイ素、ナトリウム、チタンを含み且つ常温で処理して形成されたセラミック体に、水を接触させ、非腐敗性の弱アルカリの状態に処理して得られるものである。 【0025】 又、天然の効能成分は、全重量に対してアロエの熟成液を1.00〜20.00重量%、ヨモギの熟成液を1.00〜15.00重量%、ニンジンの熟成液を1.00〜10.00重量%、海藻の熟成液を0.50〜10.00重量%、水溶性キトサンを0.50〜10.00重量%、ヒノキチオールを0.01〜0.05量%にするよう構成し、好ましくは、全重量に対してアロエの熟成液を2.00〜7.00重量%、ヨモギの熟成液を1.00〜5.00重量%、ニンジンの熟成液を1.00〜4.00重量%、海藻の熟成液を0.70〜4.00重量%、水溶性キトサンを0.70〜4.00重量%、ヒノキチオールを0.02〜0.05量%にするよう構成し、更に好ましくは、全重量に対してアロエの熟成液を4.50〜5.50重量%、ヨモギの熟成液を3.00〜3.50重量%、ニンジンの熟成液を2.00〜2.50重量%、海藻の熟成液を1.60〜2.00重量%、水溶性キトサンを1.00〜1.40重量%、ヒノキチオールを0.03〜0.05量%にするよう構成している。 【0026】 一方、増粘剤は、ポリアクリル酸ナトリウム、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース等であって全重量に対し1.00〜5.00重量%含有され、好ましくは、ポリアクリル酸ナトリウムで2.00〜3.00重量%含有されている。 【0027】 又、保湿剤は、グリセリン、1.3ブチレングリコール、プロピレングリコール等であって全重量に対し1.00〜30.00重量%含有され、好ましくは、グリセリンで12.00〜17.00重量%含有されている。 【0028】 更に、甘味料は、キシロース、グリチルリチン酸ナトリウム、サッカリンナトリウム、ソルビトール等であって所定量含有されていると共に、白色料は酸化チタンであって所定量含有されている。ここで、増粘剤、保湿剤、甘味料、白色料は、安全性を高めるため、全て食品添加物にすることが好ましい。 【0029】 更に又、精製水は、全重量に対して60重量パーセント以上で含有されている。 【0030】 次に製造方法について説明する。 【0031】 本発明の歯磨きの製造方法は、初めに処理水を得るためのセラミック体を製造する。セラミック体は、一種または複数の鉱石及び有機物から選択した混合物を、所定粒径の粉体に粉砕して攪拌し、粉体の原料にカルシウム配合水を30〜40%加えることにより攪拌して粘土状にし、型枠に流し込んで第一次乾燥として所定の湿度及び所定の温度の条件下で数時間乾燥させ、次に第二次乾燥として所定湿度中で第一次乾燥より低い湿度及び常温の範囲で乾燥させ、次に、型枠より外して所定湿度、所定温度の範囲で数日間、カルシウム配合水に浸して灰汁抜きを行い、更に自然の状態で2〜5日間、天日乾燥して製造する。この時、セラミック体は、珪酸、カルシウム、アルミニウム、カリウム、鉄、マグネシウム、ケイ素、ナトリウム、チタンを含んでいる。 【0032】 次に、水を、セラミック体に接触させることにより、非腐敗性の弱アルカリ(pH8.0〜9.0)の状態に処理して処理水を得る。ここで、水をセラミック体に接触させた際には、水分子の水素結合が分離することにより、水分子の集団(クラスター)を構成しない単体化された水分子もしくは水素水に変化して空気中の酸素と反応しない状態に変化し、強力な還元活性を生じていると推測される。なお、電気分解や鉱石により水にマイナスイオンを与えたもの、磁気処理したもの、及び高温処理で製造されたセラミックボールにより水のクラスタ(水分子の集団)を小さくしたものは、水処理の効果を長く維持できないことから、水処理の効果を長く維持する処理水とは相違する。 【0033】 処理水を得た後には、図1に示す如く、ヒータ管1と、載置面を構成する金網2とを備えた発酵抽出タンク3に天然の乾燥物のアロエを約3割、処理水を約7割投入し、ヒータ管1により水温25〜35℃で3〜7日間、発酵抽出させる。次に図2に示す如く、発酵抽出により得られた抽出液を熟成タンク4に入れて7〜14日間放置して熟成させ、図3に示す如く、熟成液を、濾過材5を備えた濾過タンク6に投入して濾過し、アロエを発酵抽出した熟成液を得る。ここで、天然の乾燥物のヨモギ、ニンジン、海藻も、夫々別個にアロエと同様に処理し、夫々の発酵抽出した熟成液を得る。 【0034】 次に、得られたアロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻の熟成液を、図4に示す如く、回転モータ7及び攪拌体8を備えた配合タンク9に投入して混合攪拌し、図5に示す如く、濾過材10を備えた濾過タンク11に投入して濾過し、図6に示す如く、配合液タンク12に貯蔵する。 【0035】 これにより、液状の歯磨きを製造する場合には、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻を配合した熟成液を、水溶性キトサン、ヒノキチオール、精製水と共に、攪拌機(図示せず)へ投入して攪拌し、適宜、充填機(図示せず)により容器等に充填して液状の歯磨きの製造を完了する。 【0036】 一方、ジェル状の歯磨きを製造する場合には、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻を配合した熟成液を、水溶性キトサン、ヒノキチオール、増粘剤、保湿剤、精製水と共に、攪拌機(図示せず)へ投入して攪拌し、適宜、充填機(図示せず)によりチューブ等に充填してジェル状の歯磨きの製造を完了する。 【0037】 ここで、攪拌機で攪拌する際の各抽出液は、全重量に対してアロエの熟成液を1.00〜20.00重量%、ヨモギの熟成液を1.00〜15.00重量%、ニンジンの熟成液を1.00〜10.00重量%、海藻の熟成液を0.50〜10.00重量%、水溶性キトサンを0.50〜10.00重量%、ヒノキチオールを0.01〜0.05量%にするよう構成し、好ましくは、全重量に対してアロエの熟成液を2.00〜7.00重量%、ヨモギの熟成液を1.00〜5.00重量%、ニンジンの熟成液を1.00〜4.00重量%、海藻を0.70〜4.00重量%、水溶性キトサンを0.70〜4.00重量%、ヒノキチオールを0.02〜0.05量%にするよう構成し、更に好ましくは、全重量に対してアロエの熟成液を4.50〜5.50重量%、ヨモギの熟成液を3.00〜3.50重量%、ニンジンの熟成液を2.00〜2.50重量%、海藻の熟成液を1.60〜2.00重量%、水溶性キトサンを1.00〜1.40重量%、ヒノキチオールを0.03〜0.05量%にするよう構成している。 【0038】 なお、ジェル状の歯磨きにおける増粘剤は、全重量に対し1.00〜5.00重量%含有され、好ましくは、2.00〜3.00重量%含有されている。又、保湿剤は、全重量に対し1.00〜30.00重量%含有され、好ましくは、12.00〜17.00重量%含有されている。更に、甘味料及び白色料は所定量含有され、精製水は、全重量に対して60重量パーセント以上で含有されている。ここで、増粘剤、保湿剤、甘味料、白色料は、老人等が飲み込んで大丈夫なよう、安全性を高めるため、全て食品添加物として配合している。 【0039】 以下、歯磨きの殺菌効果及び急性経口毒性の実験結果を示す。 【0040】 〔実験1〕 実験1では、緑膿菌に対する殺菌効果を、歯磨き(検体1、検体2)と、精製水(対照)とで比較した。試験方法としては、寒天培地で培養した緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275)を試験菌として調整し(菌数約107/ml)、検体1、検体2の10mlに夫々の試験菌液0.1ml接種し、試験液とした。これらを常温で保存し、10分、60分、24時間後に試験液をSCDLP培地に添加し、試験液中の生菌数を菌数測定用培地を用いた混釈平板培養法により測定した。なお、対照として、精製水を用いて同様に試験した。又、対照については開始時についても生菌数を測定した。結果を〔表1〕及び〔表2〕に示す。 【0041】 【表1】
【0042】 【表2】
【0043】 〔表1〕〔表2〕の結果から、対照水は時間経過に伴って夫々の生菌数が若干低下するのに対し、歯磨き(検体1、検体2)は、時間経過に伴って夫々の生菌数が大幅低下しており、歯磨きは緑膿菌に対して殺菌力があることが明らかである。 【0044】 〔実験2〕 実験2では、微生物に対する殺菌効果を、歯磨き(検体1、検体2、検体3)と、精製水(対照)とで比較した。試験方法としては、検体にアシネトバクター(Acinetobacter baumannii JCM 6841)、大腸菌(Escherichia coli IFO 3972)、サルモネラ(Salmonella enteritidis IFO 3313)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus subsp. aureus IFO 12732)、レジオネラ(Legionella pneumophila GIFU 9134)又はクロカワカビ(Cladosporium cladosporioides)を用いた。具体的には夫々の菌株を寒天培地で培養し(菌数約107/ml)、検体1、検体2、検体3の100mlに夫々の試験菌液1ml接種し、試験液とした。これらを25℃で保存し、1時間、24時間後に試験液をSCDLP培地に添加し、試験液中の生菌数を菌数測定用培地を用いた混釈平板培養法により測定した。なお、対照として、精製水を用いて同様に試験した。又、対照については開始時についても生菌数を測定した。結果を〔表3〕に示す。 【0045】 【表3】
【0046】 〔表3〕の結果から、対照水は時間経過に伴って夫々の生菌数が変化しないのに対し、歯磨き(検体1、検体2、検体3)は、時間経過に伴って夫々の生菌数が大幅低下しており、歯磨きは微生物に対して殺菌力があることが明らかである。 【0047】 〔実験3〕 実験3では、マウスにおける急性経口毒性を試験した。試験方法としては、歯磨きを純水に溶解して50mg/mLに調整して試験体を準備し、OECD Guidelines for the Testing of Chemials 401(1987)に準拠して行った。具体的には、試験群及び対照群ともにマウスの雄雌それぞれ10匹を用い、投与前に約4時間マウスを絶食させ、体重を測定した後、試験群には雄雌ともに検体投与量として10,000mg/kgの用量を胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。対照群には、雄では0.7ml、雌では0.6mlの純水を同様に投与した。そして観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。又、投与後7日及び14日に体重を測定し、t−検定により有意水準5%で群間の比較を行った。観察期間終了時に動物すべてを剖検した。体重変化の結果を〔表4〕〔表5〕に示す。 【0048】 【表4】
【0049】 【表5】
【0050】 試験の結果、マウスの雄雌ともに観察期間中に、死亡例や異常は認められず、体重の変化も〔表4〕〔表5〕の結果に示す如く、マウスの雄雌ともに各群間で体重増加に差は見られなかった。又、観察期間終了時の剖検では、マウスの雄雌ともに主要臓器に異常はみられなかった。従って、検体のマウスにおける単回経口投与によるLD50値は、10,000mg/kg以上であると考えられる。 【0051】 〔実験4〕 実験4では、歯科医師から歯周病の患者に対し、通常の治療から本発明の液状の歯磨き又はジェル状の歯磨きに変更して使用してもらった。 【0052】 試験の結果、患者から歯周病の改善、出血しにくくなった等の効果が見られ、歯周病に有用であることが明らかになった。 【0053】 このように、本形態例の歯磨き及びその製造方法によれば、歯周病予防のみの歯磨きと異なり、歯周病を好適に治療することができる。又、天然の効能成分により歯周病を治癒し得るので、抗生物質や抗カビ剤の治療薬の使用を不要にし、身体への弊害(危険性)を抑制することができる。 【0054】 天然の効能成分は、天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成すると、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から適切に効能成分を得ることができる。 【0055】 天然の効能成分は、全重量に対してアロエを1.00〜20.00重量%、ヨモギを1.00〜15.00重量%、ニンジンを1.00〜10.00重量%、海藻を0.50〜10.00重量%、水溶性キトサンを0.50〜10.00重量%、ヒノキチオールを0.01〜0.05量%にするよう構成されると、歯周病を好適に治療することができる。 【0056】 天然の効能成分は、全重量に対してアロエを2.00〜7.00重量%、ヨモギを1.00〜5.00重量%、ニンジンを1.00〜4.00重量%、海藻を0.70〜4.00重量%、水溶性キトサンを0.70〜4.00重量%、ヒノキチオールを0.02〜0.05量%にするよう構成されると、歯周病を一層好適に治療することができる。 【0057】 処理水は、珪酸、カルシウム、アルミニウム、カリウム、鉄、マグネシウム、ケイ素、ナトリウム、チタンを含み且つ常温で処理して形成されたセラミック体に、水を接触させ、非腐敗性の弱アルカリの状態に処理して得られるものと、発酵抽出、熟成の際に腐敗を防止し、アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から好適に効能成分を得ることができる。 【0058】 アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、水溶性キトサン、ヒノキチオール、水を攪拌して得られると、液状の歯磨きを好適に製造することができる。 【0059】 アロエ、ヨモギ、ニンジン、海藻から複数で選択された天然の乾燥物を処理水で発酵抽出して熟成し、熟成した抽出液、水溶性キトサン、ヒノキチオール、増粘剤、保湿剤、水を攪拌して得られると、ジェル状の歯磨きを好適に製造することができる。 【0060】 攪拌時に水溶性キトサン及びヒノキチオールを配合すると、水溶性キトサンの成分及びヒノキチオールの成分を生かしつつ、歯磨きを一層好適に製造することができる。 【0061】 なお、本発明の歯磨き及びその製造方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0062】 【図1】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において天然の乾燥物を発酵抽出する発酵抽出タンクを示す概念図である。 【図2】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において発酵抽出した抽出液を熟成させる熟成タンクを示す概念図である。 【図3】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において熟成液を濾過する濾過タンクを示す概念図である。 【図4】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において各熟成液を混合攪拌する配合タンクを示す概念図である。 【図5】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において配合した熟成液を濾過する濾過タンクを示す概念図である。 【図6】本発明の実施の形態例の歯磨きの製造方法において濾過した配合の熟成液を貯める配合タンクを示す概念図である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】503025421 【氏名又は名称】クリーンエコ株式会社 【住所又は居所】神奈川県横浜市中区羽衣町2−4−4
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| 【出願日】 |
平成17年3月8日(2005.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062236 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 恒光
【識別番号】100083057 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 誠一
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| 【公開番号】 |
特開2006−248902(P2006−248902A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月21日(2006.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2005−63559(P2005−63559) |
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