| 【発明の名称】 |
クレンジング料 |
| 【発明者】 |
【氏名】脇田 和晃 【住所又は居所】兵庫県尼崎市大浜町1丁目56番地 日本油脂株式会社内
【氏名】石田 実咲 【住所又は居所】兵庫県尼崎市大浜町1丁目56番地 日本油脂株式会社内
【氏名】円山 圭一 【住所又は居所】兵庫県尼崎市大浜町1丁目56番地 日本油脂株式会社内
【氏名】手塚 洋二 【住所又は居所】兵庫県尼崎市大浜町1丁目56番地 日本油脂株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】目への刺激が少なく、クレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、さらにすすぎ性に優れるクレンジング料を提供すること。
【解決手段】グリセリン誘導体(a)、多価アルコール(b)および界面活性剤(c)を含むクレンジング料であって、該グリセリン誘導体(a)が、式(I)で示される誘導体: Gly−[O−(PO)l(EO)m−(BO)nH]3 (I)(式中、Glyはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基であり、lとmとの合計は1〜30の値であり、POとEOとの質量比は1/5〜5/1である)であり、該多価アルコールが、分子内に2〜3個の水酸基を有する炭素数2〜6の多価アルコールであり、該界面活性剤が、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン性界面活性剤よりなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤である、クレンジング料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 グリセリン誘導体(a)、多価アルコール(b)および界面活性剤(c)を含むクレンジング料であって、 該グリセリン誘導体(a)が、式(I)で示される誘導体: Gly−[O−(PO)l(EO)m−(BO)nH]3 (I) (式中、Glyはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基であり、そしてlおよびmはそれぞれPOおよびEOの平均付加モル数であって、lとmとの合計(l+m)は1〜30の値であり、POとEOとの質量比(PO/EO)は1/5〜5/1であって、BOは炭素数4のオキシアルキレン基であり、そしてnはBOの平均付加モル数であって、1〜5の値である)であり、 該多価アルコールが、分子内に2個または3個の水酸基を有する炭素数2〜6の多価アルコールであり、 該界面活性剤が、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン性界面活性剤よりなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤であり、 該クレンジング料中に、該グリセリン誘導体(a)が0.1〜50質量%、該多価アルコール(b)が0.1〜50質量%、そして界面活性剤(c)が1〜50質量%の割合で含有される、クレンジング料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、メイクアップ化粧料および紫外線防止化粧料のクレンジング料に関し、さらに詳しくは、目への刺激が少なく、クレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、使用時ののびが良好で肌のべたつき感がなく、さらにすすぎ性に優れるクレンジング料に関する。 【背景技術】 【0002】 現在社会において、クレンジング料はメイクアップ化粧料および紫外線防止化粧料を除去するために欠かせないものとなっている。クレンジングが不十分な場合、メイクアップ化粧料および紫外線防止化粧料は、多量の油性成分、無機顔料成分などを含んでいるため、これらの成分が皮膚の毛穴を塞ぎ新陳代謝を妨げる、さらに化粧料自体が酸化されて刺激性を有する場合がある。これらは肌トラブルの原因となる。特に、毛穴付近の洗浄が不十分である場合、皮脂と空気中のホコリなどとが混ざることで汚れ(角栓)を生じる。この角栓が肌のくすみの原因となる場合がある。したがって、角栓の発生を予防し、さらに発生した角栓を除去することで肌のくすみを改善できるクレンジング料が求められており、これまでに種々の洗浄剤組成物が開示されている。 【0003】 例えば、特許文献1には、多糖類粉末が配合された界面活性剤を含む皮膚洗浄用組成物が開示され、特許文献2には、ヒドロキシピリドン誘導体、高級脂肪酸トリエタノールアミン塩、および水膨潤性粘土鉱物を含む洗浄剤組成物が開示されている。 【0004】 しかし、これらの洗浄剤組成物は、皮膚状態の改善に関してはある程度の効果があるものの、クレンジング効果およびすすぎ性が不十分な場合があり、さらに目への刺激性があり、使用時に肌のべたつき感があるなど満足のいくものではない。 【特許文献1】特開2003−342162号公報 【特許文献2】特開2004−123590号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明の目的は、目への刺激が少なく、クレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、使用時ののびが良好で肌のべたつき感がなく、さらにすすぎ性に優れるクレンジング料を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、特定のグリセリン誘導体、多価アルコールおよび界面活性剤を特定の比率で組み合わせることにより、目的とするクレンジング料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。 【0007】 すなわち、本発明のクレンジング料は、グリセリン誘導体(a)、多価アルコール(b)および界面活性剤(c)を含むクレンジング料であって、該グリセリン誘導体(a)が、式(I)で示される誘導体: Gly−[O−(PO)l(EO)m−(BO)nH]3 (I) (式中、Glyはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基であり、そしてlおよびmはそれぞれPOおよびEOの平均付加モル数であって、lとmとの合計(l+m)は1〜30の値であり、POとEOとの質量比(PO/EO)は1/5〜5/1であって、BOは炭素数4のオキシアルキレン基であり、そしてnはBOの平均付加モル数であって、1〜5の値である)であり、該多価アルコールが、分子内に2個または3個の水酸基を有する炭素数2〜6の多価アルコールであり、該界面活性剤が、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン性界面活性剤よりなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤であり、該クレンジング料中に、該グリセリン誘導体(a)が0.1〜50質量%、該多価アルコール(b)が0.1〜50質量%、そして界面活性剤(c)が1〜50質量%の割合で含有される。 【0008】 なお、BOで表される炭素数4のオキシアルキレン基とは、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基および/またはオキシテトラメチレン基を意味する。 【発明の効果】 【0009】 本発明のクレンジング料は、目への刺激が少なく、クレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、使用時ののびが良好で肌のべたつき感がなく、さらにすすぎ性に優れる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明のメイクアップ化粧料は、下記のグリセリン誘導体(a)(以下、化合物a、a成分などという場合がある)、多価アルコール(b)(以下、化合物b、b成分などという場合がある)および界面活性剤(c)(以下、化合物c、c成分などという場合がある)を含み、必要に応じて添加剤および水などの溶剤を含む。以下、これらについて順次説明する。 【0011】 (グリセリン誘導体(a)) 本発明のクレンジング料に用いられるグリセリン誘導体(a)は、グリセリンにプロピレンオキシドおよびエチレンオキシドを合計でグリセリンに対して3〜90モル当量の割合で付加させた後に、炭素数4のアルキレンオキシドをグリセリンに対して3〜15モル当量の割合で付加させて得られる。すなわち、グリセリン誘導体(a)は、いったん、POとEOとの付加物を合成した後、炭素数4のアルキレンオキシドをブロック状で付加することにより得られる。 【0012】 プロピレンオキシド(PO)およびエチレンオキシド(EO)の質量比(PO/EO)は1/5〜5/1であり、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの付加形態は、ランダム状でもブロック状でもよい。より優れた目への刺激緩和効果を得るためには、ランダム状で付加することが好ましい。プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの質量比(PO/EO)が1/5未満の場合、クレンジング効果が弱くなる。5/1を超える場合、すすぎ性が悪くなる。 【0013】 プロピレンオキシド(PO)およびエチレンオキシド(EO)の平均付加モル数は、合計で3〜90モル、すなわちl+mが1〜30の範囲にあることが好ましい。POおよびEOの平均付加モル数が合計で3モル未満、すなわちl+mが1未満であれば、すすぎ性が悪くなり、さらに目への刺激を緩和する効果が弱くなる。平均付加モル数が合計で90モル、すなわちl+mが30を超えると、クレンジング効果が弱くなり、さらに使用時ののびが悪くなり、肌のべたつき感があり、すすぎ性が悪くなる。 【0014】 炭素数4のアルキレンオキシド(BO)の平均付加モル数は、3〜15モル、すなわちnが1〜5の範囲にあることが好ましい。BOの平均付加モル数が3モル、すなわちnが1未満であれば、クレンジング効果および肌のくすみ改善効果が弱くなり、さらに肌のべたつき感がある。平均付加モル数が15モル、すなわちnが5を超えると、使用時ののびおよびすすぎ性が悪くなる。 【0015】 炭素数4のアルキレンオキシドとしては、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、テトラメチレンオキシド(テトラヒドロフラン)などが挙げられる。これらの中で、入手の容易さ、反応制御の容易さなどの点から、1,2−ブチレンオキシドが好ましい。 【0016】 グリセリンにこれらのアルキレンオキシドを付加させる場合、アルカリ触媒、相関移動触媒、ルイス酸触媒などを用いて付加反応を行う。一般的には、水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いることが好ましい。 【0017】 (多価アルコール(b)) 本発明のクレンジング料に用いられる多価アルコール(b)は、分子内に2個または3個の水酸基を有する炭素数2〜6の直鎖または分岐の水溶性多価アルコールである。さらに、多価アルコール(b)は分子内に不飽和結合、エーテル結合、エステル結合などを有していてもよい。分子内に2個の水酸基を有するアルコール(2価アルコール)としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどが挙げられる。 【0018】 分子内に3個の水酸基を有するアルコール(3価アルコール)としては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。これらの中で、目および皮膚への刺激性が低い点からグリセリンが好ましい。 【0019】 (界面活性剤(c)) 本発明のクレンジング料に用いられる界面活性剤(c)は、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン性界面活性剤よりなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤である。陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、アシル化アミノ酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、高級脂肪酸石ケンなどが挙げられる。これらの中で、クレンジング効果を高め、目への刺激を低下させる点で、N−ココイル−N−メチルタウリン塩およびN−ラウロイル−L−グルタミン酸塩が好ましい。さらに、これらの塩としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの金属塩、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウムなどの有機アンモニウム塩などが好ましい。 【0020】 両性界面活性剤としては、例えば、カルボベタイン系活性剤、アミドベタイン系活性剤、スルホベタイン系活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系活性剤、アミドスルホベタイン系活性剤、イミダゾリウムベタイン系活性剤、イミノジカルボキシレート系活性剤、アミンオキシド系界面活性剤などが挙げられる。これらの中で、陰イオン性界面活性剤の刺激を緩和し、目への刺激をより少なくさせる点で、アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタインが好ましい。 【0021】 非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルグルコシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどが挙げられる。これらの中で、クレンジング効果、目への刺激緩和効果、使用時ののびおよびすすぎ性をより向上させる点で、ポリオキシエチレン(7モル)ヤシ油脂肪酸グリセリン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン、テトライソステアリン酸ポリオキシエチレン(30モル)ソルビットが好ましい。 【0022】 (添加剤) 本発明のクレンジング料に含まれ得る添加剤は、本発明の効果を阻害しない範囲内でクレンジング料に含有させることができる。添加剤としては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール;乳糖、果糖、ショ糖などの糖類;流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィンなどの炭化水素系油;牛脂、豚脂、魚油などの天然油脂類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸類;トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどの合成トリグリセライド;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシルなどのエステル油;ミツロウ、カルナバロウなどのロウ類;高重合ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン誘導体;セラミド、コレステロール、タンパク誘導体、ラノリン、ラノリン誘導体レシチンなどの油性基剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどの陽イオン性界面活性剤;ピロリドンカルボン酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩などの有機または無機塩類;pH調整剤としての酸およびアルカリ;殺菌剤;キレート剤;抗酸化剤;血行促進剤;紫外線吸収剤;紫外線散乱剤;動植物由来の天然エキス;アスコルビン酸またはその誘導体;ビタミン類;アミノ酸類;感光素;色素;顔料;香料などが挙げられる。 【0023】 (クレンジング料) 本発明のクレンジング料は、上述のように、グリセリン誘導体(a成分)、多価アルコール(b)および界面活性剤(c成分)を特定の割合で含み、必要に応じて添加剤、溶剤(例えば水)などを含む。 【0024】 a成分は、クレンジング料に0.1〜50質量%、好ましくは0.5〜45質量%、さらに好ましくは1〜40質量%の割合で含まれる。0.1質量%未満の場合は、目への刺激緩和効果、クレンジング効果および肌のくすみを改善する効果が弱くなる。50質量%を超える場合は、使用時ののびが悪くなり、さらにクレンジング料の経時安定性が不良となる場合がある。a成分は単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。 【0025】 b成分は、クレンジング料に0.1〜50質量%、好ましくは0.5〜45質量%、さらに好ましくは1〜40質量%の割合で含まれる。0.1質量%未満の場合は、使用時ののびおよびすすぎ性が悪くなる。50質量%を超える場合は、肌にべたつき感を感じ、さらにクレンジング料の経時安定性が不良となる場合がある。b成分は単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。 【0026】 c成分は、クレンジング料に1〜50質量%、好ましくは2〜45質量%、さらに好ましくは3〜40質量%の割合で含まれる。1質量%未満の場合は、クレンジング効果が弱くなり、さらにすすぎ性が悪くなる。50質量%を超える場合は、使用時ののびが悪く、べたつき感を感じ、さらに目への刺激が緩和されにくい。c成分は単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。 【実施例】 【0027】 次に実施例によって、本発明をさらに詳細に説明する。 【0028】 (実施例1) a成分として、式(I)において、l=2、m=3、およびn=1であり、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの質量比(PO/EO)が1/1.1である化合物a1(ポリオキシブチレン(BO)(3モル)ポリオキシエチレン(EO)(9モル)ポリオキシプロピレン(PO)(6モル)グリセリンエーテル(EOとPOとのランダム付加物))を用い、b成分、c成分、その他の添加剤などを表1に記載の割合で配合してクレンジング料を調製した。 【0029】 調製したクレンジング料について、(1)クレンジング効果、(2)使用時ののび、(3)肌のべたつき感のなさ、(4)肌のくすみ改善効果、(5)すすぎ性、および(6)目への刺激緩和効果について、下記の方法によって評価を行った。 【0030】 (1)クレンジング効果 メイクをした20名の女性(22〜37歳)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらった。クレンジング効果について、下記の基準で判定してもらった。 2点:十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。 1点:ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。 0点:明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。 20名の合計点を求め、以下のように評価した。 ○:合計点が30点以上(クレンジング効果に優れたクレンジング料) ×:合計点が30点未満(クレンジング効果が悪いクレンジング料) 【0031】 (2)使用時ののび メイクをした20名の女性(22〜37歳)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらった。使用時のクレンジング料ののびについて、下記の基準で判定してもらった。 2点:使用時ののびがよく、軽い感触であると感じた場合。 1点:使用時ののびがやや悪く、やや重い感触であると感じた場合。 0点:使用時ののびが悪く、思い感触であると感じた場合。 20名の合計点を求め、以下のように評価した。 ○:合計点が30点以上(使用時ののびが良好なクレンジング料) ×:合計点が30点未満(使用時ののびが悪いクレンジング料) 【0032】 (3)肌のべたつき感のなさ メイクをした20名の女性(22〜37歳)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらった。使用時のべたつき感について、下記の基準で判定してもらった。 2点:使用時に肌のべたつき感を感じなかった場合。 1点:使用時に肌のべたつき感をやや感じた場合。 0点:使用時に非常に肌のべたつき感を感じた場合。 20名の合計点を求め、以下のように評価した。 ○:合計点が30点以上(肌のべたつき感がないクレンジング料) ×:合計点が30点未満(肌のべたつき感があるクレンジング料) 【0033】 (4)肌のくすみ改善効果 20名の女性(22〜37歳)をパネラーとして、クレンジング料を4週間連続して使用してもらった。4週間後、肌のくすみについて、下記の基準で判定してもらった。 2点:肌のくすみが4週間前と比較して改善されたと感じた場合。 1点:肌のくすみが4週間前と比較してやや改善されたと感じた場合。 0点:肌のくすみが4週間前と比較してまったく改善しなかった、または悪化したと感じた場合。 20名の合計点を求め、以下のように評価した。 ○:合計点が30点以上(肌のくすみ改善効果に優れたクレンジング料) ×:合計点が30点未満(肌のくすみ改善効果が悪いクレンジング料) 【0034】 (5)すすぎ性 メイクをした20名の女性(22〜37歳)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらった。クレンジング料をぬるま湯で洗い流した時のすすぎ性について、下記の基準で判定してもらった。 2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができたと感じた場合。 1点:すすぎ時にややぬめり感が残り、ややすすぎ性が悪いと感じた場合。 0点:ぬめりが落ちにくく、明らかにすすぎ性が悪いと感じた場合。 20名の合計点を求め、以下のように評価した。 ○:合計点が30点以上(すすぎ性が良好なクレンジング料) ×:合計点が30点未満(すすぎ性が悪いクレンジング料) 【0035】 (6)目への刺激緩和効果 日本白色ウサギ(一群に3匹)を用いて、目粘膜刺激性試験をOECD毒性試験ガイドラインの試験法(405)に基づいて行った。試験に用いたクレンジング料は原液を用いた。Draize法の判定基準に基づいて判定し、急性眼刺激指数の最大値(I.A.O.I値)について、下記の基準で判定した。 ◎:I.A.O.I値が0以上0.5未満。 ○:I.A.O.I値が0.5以上2.5未満。 △:I.A.O.I値が2.5以上15未満。 ×:I.A.O.I値が15以上。 I.A.O.I値が2.5未満(◎および○)の場合を、目への刺激緩和効果に優れたクレンジング料であると評価した。 【0036】 結果を表2に示す。 【0037】 (実施例2) a成分として、式(I)において、l=3、m=2、およびn=1であり、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの質量比(PO/EO)が2/1である化合物a2(ポリオキシブチレン(BO)(3モル)ポリオキシエチレン(EO)(6モル)ポリオキシプロピレン(PO)(9モル)グリセリンエーテル(EOとPOとのランダム付加物))を用い、b成分、c成分、その他の添加剤などを表1に記載の割合で配合してクレンジング料を調製した。調製したクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。 【0038】 (実施例3〜5) 表1に示す各成分を表1に示す割合で配合して、クレンジング料を調製した。調製したクレンジング料について、実施例4では、クレンジング料5mlを含浸させた不織布(15cm×10cm)を用いてクレンジングを行い、そして実施例5では、フォーマー容器を用いてクレンジング料を泡状にしてクレンジングを行った以外は、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。 【0039】 (比較例1) a成分の代わりに、式(I)において、l=30、m=15、およびn=1.3であり、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの質量比(PO/EO)が2.6/1である化合物a’1(ポリオキシブチレン(BO)(4モル)ポリオキシエチレン(EO)(45モル)ポリオキシプロピレン(PO)(90モル)グリセリンエーテル(EOとPOとのランダム付加物))を用い、b成分、c成分、その他の添加剤などを表1に記載の割合で配合してクレンジング料を調製した。調製したクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。 【0040】 (比較例2) a成分の代わりに、式(I)において、l=8、m=1、およびn=1.5であり、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドの質量比(PO/EO)が10.5/1である化合物a’2(ポリオキシブチレン(BO)(4.5モル)ポリオキシエチレン(EO)(3モル)ポリオキシプロピレン(PO)(24モル)グリセリンエーテル(EOとPOとのランダム付加物))を用い、b成分、c成分、その他の添加剤などを表1に記載の割合で配合してクレンジング料を調製した。調製したクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。 【0041】 (比較例3〜8) 表1に示す各成分を表1に示す割合で配合して、クレンジング料を調製した。調製したクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。 【0042】 【表1】
【0043】 【表2】
【0044】 本発明のクレンジング料は、目への刺激緩和効果およびクレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、使用時ののびが良好でべたつき感がなく、さらにすすぎ性に優れていた。 【0045】 一方、比較例1〜8では、十分な性能が得られなかった。比較例1では、a成分の代わりにPOとEOとの平均付加モル数の和(l+m)が30を超えるグリセリン誘導体が含まれているため、クレンジング効果および肌のくすみ改善効果が弱く、使用時ののびおよびすすぎ性が悪く、さらにべたつき感も強かった。比較例2では、a成分の代わりにPOとEOとの質量比(PO/EO)が5/1を超えるグリセリン誘導体が含まれているため、肌のくすみ改善効果が弱く、さらにすすぎ性も悪かった。比較例3では、a成分が含まれていないため、クレンジング効果、肌のくすみ改善効果および目への刺激緩和効果が弱かった。比較例4では、a成分の含有量が本発明の範囲より多いため、使用時ののびが悪かった。比較例5では、b成分が含まれていないため、使用時ののびおよびすすぎ性が悪かった。比較例6では、b成分の含有量が本発明の範囲より多いため、クレンジング効果が弱く、さらにべたつき感も強かった。比較例7では、c成分が含まれていないため、クレンジング効果が弱く、さらにすすぎ性が悪かった。比較例8では、c成分の含有量が本発明の範囲より多いため、使用時ののびが悪く、べたつき感が強く、さらに目への刺激緩和効果が弱かった。 【産業上の利用可能性】 【0046】 本発明のクレンジング料は、目への刺激性が少なく、クレンジング効果に優れ、肌のくすみを改善し、使用時ののびが良好でべたつき感がなく、さらにすすぎ性に優れているので、メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料などのクレンジング料として使用し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004341 【氏名又は名称】日本油脂株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号
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| 【出願日】 |
平成17年2月24日(2005.2.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104673 【弁理士】 【氏名又は名称】南條 博道
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| 【公開番号】 |
特開2006−232717(P2006−232717A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2005−48700(P2005−48700) |
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