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【発明の名称】 パック料
【発明者】 【氏名】石田 一弘
【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内

【要約】 【課題】アルギン酸塩を含有したパック料に多価アルコールや低級アルコールを含む水溶性媒体を均一に混合でき、更に肌に均一に塗布することができ、使用後にきれいに剥がせることができるとともに、保湿性やエモリエント性が高いパック料を提供すること。

【解決手段】次の成分(A)水溶性アルギン酸塩、(B)アルカリ土類金属塩、(C)グルコノデルタラクトン、(D)疎水化処理無機粉体を配合する1剤と、成分(E)多価アルコール及び/又は低級アルコールから選ばれる1種又は2種以上を10〜80%配合する2剤とを、使用時に混合して用いることを特徴とするパック料。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(D);
(A)水溶性アルギン酸塩
(B)アルカリ土類金属塩
(C)グルコノデルタラクトン
(D)疎水化処理無機粉体
を配合することを特徴とする第1剤と、
次の成分(E);
(E)多価アルコール及び/又は低級アルコール 10〜80質量%
を配合することを特徴とする第2剤とを、使用時に混合して用いることを特徴とするパック料。
【請求項2】
第1剤の成分(D)疎水化処理無機粉体の処理方法が金属石鹸処理、シリコーン化合物処理、フッ素化合物処理であることを特徴とする請求項1記載のパック料。
【請求項3】
第1剤が粉末状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパック料。
【請求項4】
次の成分(A)〜(D);
(A)水溶性アルギン酸塩
(B)アルカリ土類金属塩
(C)グルコノデルタラクトン
(D)疎水化処理無機粉体
を配合することを特徴とする第1剤と、
次の成分(E);
(E)多価アルコール及び/又は低級アルコール 10〜80質量%
を配合することを特徴とする第2剤とからなるパック料セット。
【請求項5】
次の成分(A)〜(D);
(A)水溶性アルギン酸塩
(B)アルカリ土類金属塩
(C)グルコノデルタラクトン
(D)疎水化処理無機粉体
を配合することを特徴とする第1剤と、
次の成分(E);
(E)多価アルコール及び/又は低級アルコール 10〜80質量%
を配合することを特徴とする第2剤を使用時に混合した組成物を、皮膚に塗布した後、皮膚から組成物を剥がすことを特徴とするパック方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、使用時に第1剤と第2剤を混合して用いることを特徴とするパック化粧料に関するものであり、使用時の粉体の分散性、使用後の剥がしやすさ及び肌への保湿性とエモリエント性に優れたパック化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から使用されているパック料には、使用後にパック料を皮膚から剥がすピールオフタイプと、使用後にふき取る又は洗い流すタイプがある。アルギン酸塩を配合したパック料は、十分な閉塞作用や塗布時の心地よさなどの点からも注目されており、皮膜強度を高めてピールオフタイプに使用できるような技術開発もなされてきた。このようなアルギン酸塩を配合したピールオフパック料としては、アルギン酸塩とアルカリ土類金属塩の混合粉末を、使用時に水と混合することによりゲル状とし、それを肌に塗布することによりパック料の効能効果を与えるといったものがある。具体的な従来技術としては、アルギン酸塩とアルカリ土類金属塩の混合粉末に水を加えることにより得られるゲル状ピールオフパック料の皮膜形成性を良好にするために、混合粉末にグルコノデルタラクトンを配合する技術(例えば、特許文献1参照)や、水不溶性アルギン酸塩にタルクを5〜30%配合して皮膜強度を制御する技術(例えば、特許文献2参照)などがある。
【特許文献1】特開昭63−201109号公報(第1頁〜第6頁)
【特許文献2】特開平2000−327554公報(第1頁〜第5頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1の技術では、アルギン酸塩を配合したパック料を水と混合する際に、水が均一に混合できない場合があり、そのために皮膚に塗布した際に、パック料の膜が不均一になる場合があった。また、特許文献2の技術では、ピールオフタイプのパック料として使用した場合に、皮膚からパック料を剥がすための皮膜強度を得ることができなかった。更に、アルギン酸塩を配合したパック料に混合するものが水であるために、使用時に水分を与えることができるものの、肌に保湿やエモリエント感を十分に与えることができなかった。また、混合する水に多価アルコールや低級アルコールを加えて配合すると、混合後にパック料に凝集物が生成し、均一に肌に塗布することが一層困難になるという問題点があった。そのために、アルギン酸塩を含有したパック料に多価アルコールや低級アルコール等の水溶性媒体を均一に混合でき、更に肌に均一に塗布することができ、使用後にきれいに剥がせることができるとともに、保湿性やエモリエント性が高いパック料が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そこで本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、水溶性アルギン酸塩、アルカリ土類金属塩、グルコノデルタラクトンを配合する第1剤に、疎水化処理無機粉体を配合することにより、多価アルコールや低級アルコールを配合した第2剤と混合したときに、均一第1剤と第2剤を均一に混合することができ、また使用時の皮膜強度を高める効果があり、保湿性やエモリエント性も付与することが可能であることを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は、成分(A)〜(D);(A)水溶性アルギン酸塩、(B)アルカリ土類金属塩、(C)グルコノデルタラクトン、(D)疎水化処理無機粉体を配合することを特徴とする第1剤と、次の成分(E);(E)多価アルコール及び/又は低級アルコール10〜80質量%を配合することを特徴とする第2剤とを、使用時に混合して用いることを特徴とするパック料に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明のパック料は、第1剤と混合する水性媒体として、従来使用されてきた水だけではなく、保湿剤である多価アルコールや清涼感を付与できる低級アルコールを用いることが可能となった。また、本発明のパック料は、パック料を均一に混合することができ、均一に塗布しやすく、使用後にきれいに剥がすことができるといった使用性に優れているのみならず、肌にエモリエント感や保湿感を付与することができ、スキンケア効果にも優れたものである。更に、本発明によれば、本発明の第1剤と第2剤を混合した組成物を皮膚に適用する新しいパック方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の第1剤に用いられる成分(A)水溶性アルギン酸塩は、パック料の皮膜形成剤として用いられるものである。本発明に用いられる成分(A)水溶性アルギン酸塩の塩は特に限定されず、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、アンモニウム塩等が用いられる。これらの中でも、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が好ましく、皮膜強度の点で、更に好ましくはナトリウム塩である。
【0008】
本発明に1剤に用いられる成分(A)の配合量は、特に限定されるものではないが、1剤全量あたり10〜30質量%(以下、単に「%」と記す)が好ましい。この範囲であれば、皮膜形成性が良好で、2剤との混合も良好である。
【0009】
本発明において、成分(B)アルカリ土類金属塩は、第2剤と混合することにより水溶性アルギン酸塩と反応して、アルギン酸の不溶性塩を生成させ、パックをゲル化させるために、1剤に必須の成分である。
【0010】
本発明に用いられる成分(B)アルカリ土類金属塩としては、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸亜鉛等が挙げられる。これらの中でも、ゲル化速度が速い炭酸カルシウムが好ましい。
【0011】
本発明に用いられる成分(B)の配合量は、特に限定されるものではないが、第1剤全量あたり5〜50%が好ましい。この範囲であれば、第2剤と混合した時に、ゲル化が良好であるため、好ましい。
【0012】
成分(C)グルコノデルタラクトンはグルコン酸の分子内エステルである白色結晶又は結晶粉末であり、本発明において、成分(A)、成分(B)によるゲル化反応を適度に調整し、ゲル化を均一に行なわせるために、用いられる。
【0013】
発明の1剤に用いられる成分(C)の配合量は、特に限定されるものではないが、第1剤全量あたり1〜10%が好ましい。この範囲であれば、ゲル化速度が適度であり、また、均一にゲル化するため、肌からパック料を剥がしやすくなる。
【0014】
本発明の第1剤において、成分(D)疎水化処理無機粉体は、第2剤と混合したときに凝集物が生成することなく、また、塗布後にパック剤を肌から剥がしやすくする目的で、本発明において用いられる。
【0015】
疎水化処理される粉体としては、化粧料に一般に用いられる粉体であれば、特に限定されず、形状も球状、板状、針状等特に限定することなく配合できる。例えば、タルク、カオリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、無水ケイ酸、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、チッ化硼素、酸化クロム、コンジョウ、群青、酸化鉄雲母、酸化鉄雲母チタン、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等が挙げられる。これらの中でも、タルク、カオリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト等の非膨潤性粘土鉱物が塗布後にパック剤を肌から剥がしやすくするため、好ましい。
【0016】
成分(D)の疎水化処理無機粉体における疎水化処理剤としては、通常公知の処理剤が使用可能であり、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、トリメチルメトキシケイ酸等のシリコーン化合物による処理、パーフルオロポリエーテルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、弗素変性シリコーン等の弗素化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸処理、N−長鎖アシルアミノ酸等のアミノ酸処理、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス等の油処理等が挙げられ、これらを一種又は二種用いることができる。
【0017】
これらの処理剤の中でも、金属石鹸、シリコーン化合物、弗素化合物のいずれかであると、第2剤と混合したときに凝集物が生成することがない点で好ましく、更に好ましくは金属石鹸である。このような金属石鹸の具体例としては、亜鉛、カルシウム、マグネシウムから選ばれる金属と炭素数12〜18の脂肪酸からなる金属石鹸が好ましく、具体的には、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
【0018】
また、疎水化処理無機粉体の疎水化度は、25℃における水との接触角が50度〜150度の範囲が好ましい。この範囲であれば、第2剤との混合時にアルギン酸の膨潤の進行を妨げることなく、粉体の分散が良好となり、また、第2剤と混合時に均一になるまでの時間が適当となる。なお、接触角は、粉体を錠剤状に成型し、精製水滴を落下させ、光学顕微鏡にて測定する。
【0019】
また、粉体に対する処理剤の量は、処理剤の種類及び粉体の組成によってもことなるが、概ね、粉体100部に対して0.5〜20部の範囲が、使用感より、好ましい。そして、疎水化処理する方法も、通常公知の方法、例えば、溶媒を用いた湿式法、気相中で処理する乾式法等が挙げられる。
【0020】
本発明の第1剤において成分(D)の疎水化処理無機粉体の配合量は、第1剤全量あたり10〜70%が好ましい。この範囲であれば、第2剤と混合しやすいため、好ましい。
【0021】
本発明において、成分(A)、成分(B)の配合質量比が(A):(B)=2:1〜1:5であることがゲル化速度が適当になるため好ましい。更に、本発明において、成分(B)、成分(D)の配合質量比は(B):(D)=5:1〜1:5であることが混合時に凝集物が生じにくいため好ましい。更に(B):(D)=2:1〜1:3であることが、肌からパック剤を剥がしやすいために、更に好ましい。
【0022】
本発明のパック料の第1剤は、粉末状、クリーム状の形態であるが、好ましくは粉末状である。粉末状であると、第2剤との混合がしやすいといった使用性が良好となるため、好ましい。なお、本発明に用いられる第1剤は、実質的に水を含有しない。
【0023】
本発明のパック料の第1剤には、上記の構成成分に加え、本発明の効果を損なわない範囲で、剤型を保持するためや目的に応じて、通常化粧料に使用されるイオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、成分(D)以外の粉体、油剤、成分(A)以外の水溶性高分子、pH調整剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料などの成分を配合することができる。
【0024】
本発明の第2剤に用いられる成分(E)多価アルコール、低級アルコールは、保湿剤として、あるいは、清涼感を付与する目的で、本発明に配合される。
【0025】
本発明の2剤に用いられる成分(E)は、化粧料に一般に用いられる多価アルコール及び低級アルコールであれば、特に限定されない。例えば、多価アルコールとしては、具体的には、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン、グルコース、マルト−ス、マルチトール、ショ糖、トレハロース、フラクト−ス、キシリトール、イノシトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ソルビトール等が挙げられる。また、低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、2−プロパノール等が挙げられる。
【0026】
本発明の2剤に用いられる成分(E)の配合量は10〜80%であり、好ましくは10〜50%である。この範囲であれば、第1剤と混合したときに、凝集物が生成することなく、均一に混合することができ、また、使用後の保湿や清涼感といったスキンケア効果にも優れるため、好ましい。
【0027】
本発明のパック料の第2剤は、成分(E)を必須に含有する剤であれば、他の構成成分は特には限定されず、本発明の効果を損なわない範囲で、水、イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、粉体、油剤、水溶性高分子、pH調整剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料などの成分を配合することができる。
【0028】
本発明の第2剤の形態は、液状、ゲル状、クリーム状等が挙げられる。また、本発明の第2剤の剤型は特に限定されないが、中でも第1剤と混合した時のゲル化の速度、混合時の分散性の良好性から、可溶化型、水中油型等の水系が好ましい。また、本発明の第2剤は、単独でも化粧品として効果を有する剤であることが好ましい。具体的には、化粧水、美容液、乳液、クリーム等のスキンケア化粧料であることが好ましい。
【0029】
本発明のパック料は、使用時に第1剤と第2剤を混合し、均一な分散状態のゲル状とし、これを肌上に適当な厚さに塗布し、5分〜30分放置後、肌より剥離する方法により、用いられる。この際、第1剤と第2剤の混合量は、第1剤に対し、第2剤が等量から10倍量であることが好ましい。
【実施例】
【0030】
以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0031】
実施例1〜7及び比較例1〜6 パック料
(パック料の調整)
表1に示す処方の第1剤(粉末状)と、下記に示す処方の第2剤(化粧水)を調製し、質量比で第1剤と第2剤を1:6の割合で混合しパック料を得た。
【0032】
【表1】


【0033】
(製法)
(第1剤(粉末状)の調製)
A.成分1〜12を室温にてヘンシェルミキサーも用いて混合したのち、パルベライザーにて粉砕し、第1剤とする。
(第2剤(化粧水)の調製)
A.下記の成分1〜6をパドルにて均一に混合した後、予め混合しておいた成分7〜10を添加して可溶化し、第2剤の化粧水とした。
【0034】
第2剤(化粧水)
(成分) (%)
1.精製水 残量
2.クエン酸 0.01
3.クエン酸ナトリウム 0.005
4.EDTA 0.05
5.1,3−ブチレングリコール 10.0
6.ユーカリエキス 0.5
7.パラベン 0.2
8.イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ひまし油(50E.O) 0.1
9.エタノール 3.0
10.フェニルグリコール 0.1
【0035】
得られたパック料のa.混合時のゲル化の速度、b.混合時の凝集物のなさ、c.塗布のしやすさ、d.剥がしやすさ、e.使用後の保湿性、f.使用後のエモリエント性について下記の方法により評価を行った。結果は表2に示す。
【0036】
(評価方法)
[評価項目a及びその評価方法]
前記実施例及び比較例の第1剤と第2剤を混合した均一なゲル状態のパック料を肌に塗布し、1枚の膜として剥がせる強度に固化するまでの時間を測定し、以下の(イ)3段階判定基準を用いて判定した。
(イ)3段階判定基準
(測定時間) :(判定)
5〜15分 : ◎(適度)
15〜30分 : ○(やや遅い)
5分以内にゲル化する、またはゲル化しない : ×
[評価項目b及びその評価方法]
前記実施例及び比較例の第1剤と第2剤混合直後の状態を目視により観察し、以下の(ロ)3段階判定基準を用いて判定した。
(ロ)3段階判定基準
(観察結果) :(判定)
凝集物がない : ◎
やや凝集物が見られるが使用に問題ない : ○
凝集物が見られ、使用に問題がある : ×
[評価項目c〜f及びその評価方法]
10名の官能検査パネルにより、前記実施例及び比較例の第1剤と第2剤を混合して得られたパック料を(1)絶対評価基準を用いて7段階に評価し、各パック料ごとの評点の平均値を(2)4段階評価基準を用いて評価した。
【0037】
(1)絶対評価基準
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(2)4段階評価基準
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下:良好 :○
2点を超えて3点以下:やや不良 :△
2点以下 :不良 :×
【0038】
【表2】


【0039】
表2の結果から明らかなように、本発明品である実施例1〜7のパック料は、比較例1〜6に比較し、混合時のゲル化の速度、混合時の凝集物のなさ、塗布のしやすさ、剥がしやすさ、使用後の保湿性、使用後のエモリエント性のすべての面で、はるかに優れた特性を有していることがわかる。
【0040】
実施例8 パック料
(第1剤(粉末状))
(成分) (%)
(1)アルギン酸カリウム 15
(2)炭酸カルシウム 35
(3)グルコノデルタラクトン 2.5
(4)ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油 0.2
(5)ラウリン酸亜鉛処理タルク*1
残量
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0
(7)パーフルオロポリエーテル 1.0
【0041】
(製法)
(1剤の(粉末状)調製)
A.成分1〜13を室温にてヘンシェルミキサーも用いて混合したのち、パルベライザーにて粉砕し、第1剤とする。
(第2剤(乳液)の調製)
(成分) (%)
(1)リン脂質 0.3
(2)コレステロール 0.2
(3)ジカプリン酸プロピレングリコール 4.0
(4)オリーブ油 0.5
(5)ジメチルポリシロキサン 0.5
(6)ジプロピレングリコール 20.0
(7)1,3−ブチレングリコール 30.0
(8)ハトムギエキス 1.0
(9)カルボキシビニルポリマー 0.1
(10)精製水 残量
(11)水酸化ナトリウム 0.06
(製法)
A.成分(1)〜(6)を70℃にて均一に混合溶解する。
B.成分(7)〜(11)を70℃にて均一に混合溶解する。
C.AにBを加え均一に混合し、乳化する。
D.Cを冷却し、第2剤の乳液とした。
【0042】
上記に示す処方の第1剤と、第2剤(乳液)を調製し、質量比で1剤と2剤を1:2の割合で混合しパック料を得た。実施例8のパック料は、混合時のゲル化の速度、混合時の凝集物のなさ、塗布のしやすさ、剥がしやすさ、使用後の保湿性、使用後のエモリエント性のすべての面で、優れた特性を有していた。
【出願人】 【識別番号】000145862
【氏名又は名称】株式会社コーセー
【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目6番2号
【出願日】 平成17年2月24日(2005.2.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−232712(P2006−232712A)
【公開日】 平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願番号】 特願2005−48276(P2005−48276)