| 【発明の名称】 |
口唇化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 健 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
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| 【要約】 |
【課題】べたつきを低減させながらも経時安定性がよく、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感が良好で、つや及び化粧持ちに優れた口唇化粧料を提供するものである。
【解決手段】次の成分(A)〜(D);(A)デキストリン脂肪酸エステル(B)金属石鹸(C)分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油(D)20℃における粘度が20Pa・s以上の液状の炭化水素油を5〜50質量%を含有することを特徴とする口唇化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(A)〜(D); (A)デキストリン脂肪酸エステル (B)金属石鹸 (C)分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油 (D)20℃における粘度が20Pa・s以上の液状の炭化水素油を5〜50質量% を含有することを特徴とする口唇化粧料。 【請求項2】 前記成分(B)と成分(C)の比が1:4〜1:70であることを特徴とする請求項1記載の口唇化粧料。 【請求項3】 前記成分(B)が、ステアリン酸アルミニウムであることを特徴とする請求項1又は2記載の口唇化粧料。 【請求項4】 前記成分(C)が、トリイソステアリン酸ジグリセリル及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の口唇化粧料。 【請求項5】 前記成分(D)が、重質流動イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブテンから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の口唇化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、口唇化粧料に関し、更に詳しくは、デキストリン脂肪酸エステル、金属石鹸、特定のエステル油及び特定の炭化水素油を含有することにより、べたつきを低減させながらも経時安定性がよく、使用性、透明感が良好で、つや及び化粧持ちに優れた口唇化粧料に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、口唇化粧料は、様々な官能や化粧効果を得るために、配合成分の選択や配合量の検討がなされてきた。最近では、つやや透明感のある化粧効果の得られるものが好まれており、種々の検討がなされてきている。例えば、デキストリン脂肪酸エステルや12−ヒドロキシステアリン酸の油ゲル化剤と重質流動イソパラフィンやポリブテン、メチルフェニルポリシロキサン等の塗布膜のつやを出すことができる油剤と組み合わせる技術がある。(例えば、特許文献1〜3)これらは、つやの付与や透明感の点においては優れたものが得られたが、塗布部のべたつきがあり、伸びが重くなるため、使用性においては満足できなかった。また、前記化粧効果に加えて、塗布時にべたつきがなく非常に軽くなめらかに伸ばすことができるという使用性の面も、重要な要素になってきている。そこで、油剤の組み合わせを検討し、軽い使用性を実現した技術(例えば、特許文献4)やデキストリン脂肪酸エステルとリンゴ酸ジイソステアリルという特定の原料を特定量用いることで、ベタツキを減らし、密着性を上げ、つやにも優れる化粧料を実現した技術がある。(例えば、特許文献5) 【0003】 【特許文献1】特開平9−235210号公報 【特許文献2】特開平11−222413号公報 【特許文献3】特開2002−3340号公報 【特許文献4】特開2001−114648号公報 【特許文献5】特開2003−113024号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、油剤の組み合わせを検討した技術は、なめらかで軽い使用性を得ることはできたが、透明感と塗布後につやを持続させる点において満足できるものではなかった。また、特定の原料を特定量用いて、密着性を上げつやにも優れる化粧料を実現した技術は、ベタツキは低減できたものの、なめらかで軽い使用性において満足できるものではなく、透明感、優れたつや、なめらかで軽い使用感を同時に満たす口唇化粧料を得るには至っていなかった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、デキストリン脂肪酸エステル、金属石鹸、特定のエステル油及び特定の炭化水素油を含有することにより、使用性、透明感が良好で、つや及び化粧持ちに優れた口唇化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0006】 すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(D)、 (A)デキストリン脂肪酸エステル (B)金属石鹸 (C)分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油 (D)20℃における粘度が20Pa・s以上の液状の炭化水素油を5〜50質量% を含有することを特徴とする口唇化粧料に関するものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明の口唇化粧料は、べたつきを低減させながらも経時安定性がよく、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感が良好で、つや及び化粧持ちに優れた口唇化粧料に関するものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明について詳細に説明する。 本発明の口唇化粧料に用いられる成分(A)のデキストリン脂肪酸エステルとしては、デキストリンと好ましくは炭素数8〜22の高級脂肪酸とのエステルが用いられ、具体的には、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン等が挙げられる。このうちパルミチン酸デキストリンが形状安定性や、使用性面から最も好ましい。これらのデキストリン脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、「レオパールKL」「レオパールKE」「レオパールTT」「レオパールTL」(以上、千葉製粉社製)等が挙げられる。 成分(A)の含有量は特に限定されないが、好ましくは全量中0.1〜10質量%(以下、単に「%」で示す。)であり、より好ましくは、1〜5%である。含有量がこの範囲であれば軽く、なめらかな使用性や化粧もち、経時安定性の点で良好なものが得られる。また、これらの油性ゲル化剤は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。 【0009】 本発明に使用される成分(B)金属石鹸としては、具体的にステアリン酸アルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、イソステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸アルミニウム、ミリスチン酸マグネシウム等が挙げられる。このうちステアリン酸アルミニウムが軽い使用性、透明感の点で最も好ましい。 成分(B)の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜10%であり、より好ましくは1〜5%である。この範囲であれば優れたつやや軽くなめらかな使用性、透明感の点で良好なものが得られる。 【0010】 本発明に使用される成分(C)としては、分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油が用いられる。分子量500〜1000であると、つや、使用性や透明感の点で効果がより顕著に現れるため好ましい。 成分(C)の分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000のエステル油は、具体的には、例えば乳酸イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、乳酸オレイル、乳酸ステアリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。これらの中でも、本発明の軽い使用性とつやをより高めることができるものとしては、分子内に1個の水酸基を有するトリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等を例示することができる。 成分(C)の含有量は特に限定されないが、好ましくは10〜90%であり、より好ましくは、20〜70%である。含有量がこの範囲であれば、つや、使用性や透明感の点で優れたものが得られる。また、これらのエステル油剤は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。 また、成分(B)に対し、成分(C)が質量比で、1:4〜1:70であると、形状安定性や透明感及びつやの点で好ましい。 【0011】 本発明に使用される成分(D)の20℃におけるが粘度が20Pa・s以上の液状の炭化水素油は、化粧膜のつやや付着性を向上させるために含有される。通常化粧料に使用されるものであればいずれのものも使用することができ、例えば、重質流動イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブテン、α−オレフィンオリゴマーが挙げられるが、中でも重質流動イソパラフィンやポリブテン、ポリイソブテンが好ましい。市販品としては、パールリーム18、パールリーム24、パールリーム46、(以上、日本油脂社製)、ポリブテン100R、ポリブテン300R、ポリブテン2000H(以上、出光石油化学社製)等が例示できる。また、これらは必要に応じて1種または2種以上を用いることができる。 成分(D)の含有量は、5〜50%であり、好ましくは10〜40%である。5%未満では、つやや化粧持ちの点で良好なものが得られず、50%を超えると、使用性の点で良好なものが得られない。 【0012】 本発明の口唇化粧料には、上記必須成分の他に、通常化粧料に配合される成分として、炭化水素油、エステル油、植物油、抱水性油剤、シリコーン油、シリコーン誘導体等の油性成分、無機顔料、有機顔料及び体質顔料等の粉体及びそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、糖類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、色素、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。 【0013】 油性成分としては、化粧品に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、セレシンワックス、オゾケライトワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、脂肪酸トリグリセライド等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキル変性オルガノポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、メタクリル変性オルガノポリシロキサン、ステアリル変性オルガノポリシロキサン、オレイル変性オルガノポリシロキサン、ベヘニル変性オルガノポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性オルガノポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。 【0014】 粉体成分としては、化粧品に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、二酸化珪素・二酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体や干渉光を持つ光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、界面活性剤等の通常公知の処理剤により表面処理を施して用いても良い。 【0015】 口唇化粧料においては粉体を配合することが多いが、その粉体の分散性向上を目的で、界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。 【0016】 酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。 【0017】 紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。 【0018】 本発明の口唇化粧料の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、高温で溶解したデキストリン脂肪酸エステル及び金属石鹸を含む油性成分を、分子内に1個又は2個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油や20℃における粘度が20Pa・s以上の液状の炭化水素油、他の成分と混合した後、冷却して充填することにより得ることができる。 【0019】 本発明の口唇化粧料としては、口紅、リップグロス、リップトリートメント、リップクリーム、リップ下地があるが、特に口紅、リップグロスであることが好ましい。形状は固形、半固形、液状等があり、スティックや金皿に流し込むものや、塗布体付きの容器(アプリケーター)やチューブに入れて用いるものがあるが、アプリケーターやチューブに入れて用いるものが好ましい。 【実施例】 【0020】 次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。 【0021】 実施例1〜5及び比較例1〜5:口唇化粧料(リップグロス:液状) 下記表1に示す処方で口唇化粧料を調製し、経時安定性、使用性(軽さ、なめらかさ)、つや、透明感、化粧持ちについて下記の方法により評価し、判定した。その結果も併せて表1に示す。 【0022】 【表1】
【0023】 *1:レオパール KL(千葉製粉社製) *2:ステアリン酸アルミニウム *3:トリイソステアリン酸ジグリセリル *4:リンゴ酸ジイソステアリル *5:パールリーム18(日本油脂社製) *6:ポリブテン2000H(出光石油化学社製) *7:AEROSIL R976S (日本アエロジル社製) *8:メタシャイン1080RC−S(日本板硝子社製)をパーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩5%で処理したもの *9:ジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン5%処理 *10:メチルハイドロジェンポリシロキサン3%処理 (製造方法) A:成分1〜10を110℃に加熱し均一に混合する。 B:A成分に成分11〜15を添加し均一に混合する。 C:Bをチューブ容器に流し込み、冷却して口唇化粧料を得た。 【0024】 (評価方法) 下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。 (評価項目) イ.経時安定性 ロ.つや ハ.使用性(軽さ、なめらかさ) ニ.透明感 ホ.化粧持ち ロ〜ホについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人がロ〜ニについては塗布直後、ホについては塗布から6時間後の状態を下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、各試料のパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。 イの経時安定性は、室温、40℃にて1ヶ月放置した後、各サンプルの状態を観察して、下記の4段階判定基準により判定を行った。 【0025】 <つや、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感、化粧持ちの評価> 絶対評価基準 (評点):(評価) 6点:非常に良好 5点:良好 4点:やや良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 【0026】 4段階判定基準 (判定):(評点の平均点) ◎:5点を超える :非常に良好 ○:3点を超える5点以下:良好 △:1点を超える3点以下:やや不良 ×:1点以下 :不良 【0027】 <経時安定性評価> 4段階判定基準 (判定):(状態) ◎:室温放置と40℃放置の差がなく分離していない。 ○:40℃放置の表面に僅かに分離が見られるが、軽く押すことで再分散でき問題ない。 △:40℃放置の表面に明らかに分離が見られる。 ×:室温放置、40℃放置の双方に表面に分離が見られ、亀裂もみられる。 【0028】 表1の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜5の口唇化粧料(リップグロス:液状)は、比較例1〜5の口唇化粧料に比べ、経時安定性、つや、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感、化粧持ちの全てにおいて優れたものであった。これに対して、成分(A)の配合されていない比較例1ではゲル化能が低下し、経時安定性と化粧持ちの点で満足いくものが得られなかった。また、成分(B)の配合されていない比較例2では、つや、透明感の点で満足いくものが得られなかった。成分(C)の配合されていない比較例3では使用性、透明感の点で、成分(D)を少量配合した比較例4では、つや、化粧持ちの点で満足のいくものが得られなかった。また、成分(D)を多量に配合した比較例5では粘度が非常に高くなり、使用性の点で満足いくものが得られなかった。 【0029】 実施例6 口唇化粧料(口紅:半固形状) (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 1 2.デキストリン脂肪酸エステル*11 5 3.金属石鹸*12 1 4.成分(C)の液状のエステル油*3 39.8 5.成分(C)の液状のエステル油*4 20 6.成分(C)の液状のエステル油*13 10 7.成分(D)の液状の炭化水素油*14 8 8.成分(D)の液状の炭化水素油*15 8 9.流動パラフィン(粘度約10Pa・s) 5 10.紫外線吸収剤(パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル) 0.1 11.酸化防止剤(天然ビタミンE) 0.1 12.シリコーン化合物処理ベンガラ*9 1 13.フッ素化合物処理酸化チタン被覆ガラス末*16 1 *11:レオパール TL(千葉製粉社製) *12:イソステアリン酸アルミニウム *13:ジイソステアリン酸ジグリセリル *14:パールリーム24(日本油脂社製) *15:ポリブテン100R(出光石油化学社製) *16:メタシャイン1080RC−R(日本板硝子社製)をパーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩5%で処理したもの (製造方法) A:成分1〜9を110℃で均一に溶解混合する。 B:A成分に成分10〜13を添加し均一に混合する。 C:Bをアプリケーターに流し込み、冷却して口唇化粧料を得た。 本実施例で得られた口唇化粧料(リキッドルージュ:ゲル状)は、経時安定性、つや、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感、化粧持ちの全てにおいて優れたものであった。 【0030】 実施例7 口唇化粧料(口紅:固形状) (成分) (%) 1.パラフィンワックス 2 2.ミツロウ 2 3.デキストリン脂肪酸エステル*17 8 4.金属石鹸*18 2 5.成分(C)の液状のエステル油*3 27 6.成分(C)の液状のエステル油*4 20 7.成分(D)の液状の炭化水素油*19 10 8.成分(D)の液状の炭化水素油*20 15 9.ワセリン 8 10.紫外線吸収剤(パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル) 0.1 11.酸化防止剤(天然ビタミンE) 0.1 12.フッ素油処理酸化ケイ素・ベンガラ被覆アルミニウム*21 0.1 13.酸化チタン被覆ガラス末*22 2 14.赤色104号 1 15.黄色4号 2 16.黒酸化鉄 0.5 17.群青 0.2 *17:レオパール TT(千葉製粉社製) *18:ステアリン酸マグネシウム *19:パールリーム46(日本油脂社製) *20:ポリデセン(粘度約42Pa・s) *21:パーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩3%処理 *22:メタシャイン1080RC−R(日本板硝子社製) (製造方法) A:成分1〜9を110℃で均一に溶解混合する。 B:A成分に成分10〜17を添加し均一に混合する。 C:Bを金皿容器に流し込み、冷却して口唇化粧料を得た。 本実施例で得られた口唇化粧料は、経時安定性、つや、使用性(軽さ、なめらかさ)、透明感、化粧持ちの全てにおいて優れたものであった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー 【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目6番2号
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| 【出願日】 |
平成18年1月13日(2006.1.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−219486(P2006−219486A) |
| 【公開日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−6523(P2006−6523) |
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