| 【発明の名称】 |
CETP阻害剤としての4−カルボキシアミノ−2−置換−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン |
| 【発明者】 |
【氏名】デニンノ,マイケル・ポール
【氏名】マグヌス−アリーテイ,ジョージ・テッテー
【氏名】ラッゲリ,ロジャー・ベンジャミン
【氏名】ウェスター,ロナルド・サア
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| 【要約】 |
【課題】本発明はコレステリルエステル転送タンパク質阻害剤、並びに血漿高密度リポタンパク質コレステロール、その関連成分、及びそれらによって行われる機能を高める化合物、及びそのような阻害剤または化合物を含む医薬組成物を提供する。
【解決手段】式(I)の化合物、及びそのような化合物を含む医薬組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル、又は該化合物の薬学的に許容し得る塩である第1化合物; HMG−CoAレダクターゼ阻害剤である第2化合物;及び 医薬担体、 を含有する治療上有効な量の組成物を含む医薬組み合わせ組成物。 【請求項2】 前記第2化合物がラバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン又はリバスタチンである請求項1に記載の医薬組み合わせ組成物。 【請求項3】 前記第2化合物がアトルバスタチンである請求項2に記載の医薬組み合わせ組成物。 【請求項4】 哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化、末梢血管疾患、異脂肪血症、高ベータリポタンパク質血症、低アルファリポタンパク質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、脳卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成性再狭窄、高血圧、糖尿病の血管合併症、肥満又は内毒血症の治療のために使用される請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬組み合わせ組成物。 【請求項5】 哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化症の治療のために使用される請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬組み合わせ組成物。 【請求項6】 a.第1単位投与形態にある、[2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル、又は該化合物の薬学的に許容し得る塩である第1化合物、及び薬学的に許容し得る担体; b.第2単位投与形態にある、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤である第2化合物、及び薬学的に許容し得る担体;並びに c.該第1及び第2投与形態を収容するための手段、 を含むキットであって、 該第1及び第2化合物の量が治療効果を生じるキット。 【請求項7】 第2化合物がラバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン又はリバスタチンである請求項6に記載のキット。 【請求項8】 第2化合物がアトルバスタチンである請求項7に記載のキット。 【請求項9】 哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化、末梢血管疾患、異脂肪血症、高ベータリポタンパク質血症、低アルファリポタンパク質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、脳卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成性再狭窄、高血圧、糖尿病の血管合併症、肥満又は内毒血症の治療のために使用される請求項6〜8のいずれか1項に記載のキット。 【請求項10】 哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化の治療のために使用される請求項6〜8のいずれか1項に記載のキット。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はコレステリルエステル転送タンパク質(CETP)阻害剤、そのような阻害剤を含む医薬組成物並びに高密度リポタンパク質(HDL)−コレステロールを含む特定の血漿脂質濃度の上昇及び他の特定の血漿脂質濃度、例えば、低密度リポタンパク質(LDL)−コレステロール及びトリグリセリドの低下への、したがって、ヒトを含む特定の哺乳動物(すなわち、血漿中にCETPを有するもの)における、低濃度のHDLコレステロール及び/又は高濃度のLDL−コレステロール及びトリグリセリドによって影響を受ける疾患、例えば、アテローム性動脈硬化及び心血管疾患の治療へのそのような阻害剤の使用に関する。 【背景技術】 【0002】 アテローム性動脈硬化及びその関連環状動脈疾患(CAD)は先進世界における主要な死因である。二次危険因子(喫煙、肥満、運動の欠如)を修正しようとする試み並びに食事制限及び薬物治療での異脂肪血症の治療にもかかわらず、冠状動脈硬化性心疾患(CHD)は米国における最も一般的な死因のままであって、心血管疾患が全ての死の44%を占め、そのうちの53%はアテローム硬化型冠状動脈硬化性心疾患に関連する。 【0003】 この状態を発症する危険性は特定の血症脂質濃度と強く相関することが示されている。LDL−Cの上昇が異脂肪血症の最も認められた形態ではあり得るが、それがCHDに寄与する唯一の重要な脂質関連事項というわけでは決してない。低HDL−CもCHDの既知の危険因子である(Gordon, D.J., et al.,: “High-density Lipoprotein Cholesterol and Cardiovascular Disease”, Circulation, (1989), 79: 8-15)。 【0004】 高LDL−コレステロール及びトリグリセリド濃度は心血管疾患の発症の危険性とポジティブに相関し、これに対して高濃度のHDL−コレステロールはネガティブに相関する。したがって、異脂肪血症はCHDの単一の危険プロフィールではなく、1つ以上の脂質異常を含んでなるものであり得る。 【0005】 これらの疾患依存素因の血漿濃度を制御する多くの因子のうち、コレステリルエステル転送タンパク質(CETP)の活性は3つ全てに影響を及ぼす。ヒトを含む多くの動物種において見出されるこの70,000ダルトンの血漿糖タンパク質の役割は、コレステリルエステル及びトリグリセリドを、高密度リポタンパク質(HDL)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、及びカイロミクロンを含むリポタンパク質粒子間で転送することである。CETP活性の正味の結果はHDLコレステロールの減少及びLDLコレステロールの増加である。このリポタンパク質プロフィールに対する効果は、特にはその脂質プロフィールがCHDの危険性の増加を引き起こす被験者において、前アテローム生成性であるものと信じられている。 【0006】 全体として満足のいくHDL−上昇治療は存在していない。ナイアシンはHDLをかなり高めることができるが、コンプライアンスを低下させる深刻な寛容の問題を有する。フィブレート及びHMG CoAレダクターゼ阻害剤はHDL−Cを穏やかにのみ上昇させる(〜10−12%)。結果として、血漿HDL濃度を大きく高め、それによりアテローム性動脈硬化の進行を逆転させるか、又は緩めることができる十分に許容された薬剤に対する未だに対処されていない大きな医学上の必要性が存在する。 【0007】 したがって、様々な抗アテローム性動脈硬化療法が存在するものの、代替治療に対する要求が続いており、かつこの技術分野においてその研究が続いている。 EP0818448(970624)では、コレステリルエステル転送タンパク質阻害剤としての特定の5,6,7,8置換テトラヒドロキノリン及び類似体の調製が開示されている。 【0008】 米国特許第 5,231,102 号では、N−メチル−D−アスパルテート(NMDA)受容体の特異的アンタゴニストであり、したがって、神経変性障害の治療及び/又は防止において有用である、2位に酸性基(又はイン・ビボでそれらに変換しうる基)を有する1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの一クラスが開示されている。 【0009】 米国特許第 5,288,725 号では、ピロロキノリンブラジキニンアンタゴニストが開示されている。 【特許文献1】EP0818448 【特許文献2】米国特許第5,231,102号 【特許文献3】米国特許第5,288,725号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0010】 本発明はコレステリルエステル転送タンパク質阻害剤、並びに血漿高密度リポタンパク質コレステロール、その関連成分、及びそれらによって行われる機能を高める化合物、及びそのような阻害剤または化合物を含む医薬組成物を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明は、式I: 【0012】 【化1】
【0013】 の化合物、それらのプロドラッグ、並びに該化合物及び該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩に向けられており; ここで、R1は水素、Y、W−X又はW−Yであり; Wはカルボニル、チオカルボニル、スルフィニル又はスルホニルであり; Xは−O−Y、−S−Y、−N(H)−Y又は−N−(Y)2であり; ここで、各々の場合におけるYは、独立に、Z又は完全に飽和、部分的に不飽和もしくは完全に不飽和の1ないし10員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、かつ該炭素はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく、及び該炭素鎖はZで一置換されていてもよく; Zは、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし8員環であるか、又は窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい、独立に考慮される2つの融合した部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環からなる二環式環であり; 【0014】 該Z置換基はハロ、(C2−C6)アルケニル、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、ここで、該(C1−C6)アルキル置換基はハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0015】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし6員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし7員環であって、該R2環は(C1−C4)アルキルを介して結合していてもよく; ここで、該R2環はハロ、(C2−C6)アルケニル、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基はハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、オキソ又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0016】 ただし、R2はメチルではなく; R3は水素又はQであり; ここで、Qは完全に飽和、部分的に不飽和もしくは完全に不飽和の1ないし6員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、接続炭素以外の該炭素は酸素、イオウ及び窒素から選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、かつ該炭素はハロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく、及び該炭素鎖はVで一置換されていてもよく; 【0017】 Vは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし8員環であるか、又は窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい、独立に考慮される2つの融合した部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環からなる二環式環であり; 該V置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキサモイル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルカルボキサモイル、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、ここで、該(C1−C6)アルキル又は(C2−C6)アルケニル置換基はヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基又は(C2−C6)アルケニル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0018】 R4はQ1又はV1であり; ここで、Q1は完全に飽和、部分的に不飽和もしくは完全に不飽和の1ないし6員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、かつ該炭素はハロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく、及び該炭素鎖はV1で一置換されていてもよく; 【0019】 V1は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該V1置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで一、二、三、もしくは四置換されていてもよく、ここで、該(C1−C6)アルキル置換基はオキソで一置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; ここで、いずれかのR3がVを含まなければならないか、又はR4がV1を含まなければならず; 【0020】 R5、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素、結合、ニトロ又はハロであり、ここで、該結合はT又は炭素が酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子で置き換えられていてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の(C1−C12)直鎖もしくは分岐炭素鎖で置換され、ここで、該炭素原子はハロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく、及び該炭素はTで一置換されていてもよく; Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし8員環であるか、又は窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし4つのヘテロ原子を有していてもよい、独立に考慮される2つの融合した部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環からなる二環式環であり; 【0021】 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、ここで、該(C1−C6)アルキル置換基はヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく;並びに 【0022】 R5及びR6、又はR6及びR7、及び/又はR7及びR8は一緒になっていてもよく、かつ、少なくとも1つの、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい、部分的に飽和もしくは完全に不飽和である4ないし8員環を形成することができ; ここで、R5及びR6、又はR6及びR7、及び/又はR7及びR8によって形成される環(1つもしくは複数)は、ハロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基はヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; ただし、R2がカルボキシル又は(C1−C4)アルキルカルボキシルである場合には、R1は水素ではない。 【0023】 A群と命名される好ましい化合物群は上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり: R1はW−Xであり; Wはカルボニル、チオカルボニル又は−SO2−であり; Xは−O−Y−、S−Y−、N(H)−Y−又は−N−(Y)2−であり; 各々の場合のYは独立にZ又は(C1−C4)アルキルであって、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素もしくはヒドロキシで置換されていてもよく、又は該(C1−C4)アルキルはZで一置換されていてもよく; ここで、Zは、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 【0024】 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0025】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R4は(C1−C4)アルキルであり; R6及びR7は、各々独立に、H、ハロ、T又は(C1−C6)アルキルであり、該(C1−C6)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルキルはTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 【0026】 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく;並びに R5及びR8はHである。 【0027】 B群と命名される、A群の化合物のうちで好ましい化合物の群は、 Wがカルボニルであり; XがO−Yであって、Yは(C1−C4)アルキルであり、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素又はヒドロキシで置換されていてもよく; Qが(C1−C4)アルキルであり、かつVがフェニル、ピリジニル、又はピリミジニルであり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R2が完全に飽和の(C1−C4)直鎖もしくは分岐炭素鎖であるか;又は該R2が完全に飽和の3ないし5員環であり;ここで、該R2鎖もしくは環はハロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; R6及びR7が、各々独立に、水素、ハロ又は(C1−C6)アルキルであって、該(C1−C6)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよい、 化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含む。 【0028】 C群と命名される、B群の化合物のうちで好ましい化合物の群は、 Qがメチルであり、かつVがフェニル又はピリジニルであり; ここで、該V環はハロ、(C1−C2)アルキル、又はニトロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C2)アルキルは1ないし5個のフッ素を有していてもよい、 化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含む。 【0029】 特に好ましい式Iの化合物は、化合物 [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ− 2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−6−クロロ−2−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]2−シクロプロピル−4−[(3,5−ジクロロ−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロブチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; 及び該化合物の薬学的に許容し得る塩である。 【0030】 特に好ましい式Iの化合物は、化合物 [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−メトキシメチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ヒドロキシ−エチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸プロピルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸プロピルエステル; 及びそれらの薬学的に許容し得る塩である。 【0031】 C群の化合物のうちの特に好ましい化合物は、 a.Yがイソプロピルであり; R2がイソプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; b.Yがイソプロピルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がクロロであり;かつ R7がH; c.Yがイソプロピルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ジクロロフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; d.Yがtert−ブチルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; 【0032】 e.Yがイソプロピルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; f.Yがイソプロピルであり; R2がシクロブチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; g.Yがイソプロピルであり; R2がエチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; h.Yがイソプロピルであり; R2がメトキシメチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; i.Yが2−ヒドロキシエチルであり; R2がエチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; 【0033】 j.Yがエチルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; k.Yがエチルであり; R2がエチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; l.Yがn−プロピルであり; R2がシクロプロピルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH;及び m.Yがn−プロピルであり; R2がエチルであり; R3が3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルメチルであり; R4がメチルであり; R6がトリフルオロメチルであり;かつ R7がH; である化合物並びに該化合物の薬学的に許容し得る塩である。 【0034】 他の好ましい化合物は、化合物 [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−6−クロロ−2−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]2−シクロプロピル−4−[(3,5−ジクロロ−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロブチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−メトキシメチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸イソプロピルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ヒドロキシ−エチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル; [2S,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−シクロプロピル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸プロピルエステル; [2R,4S]4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸プロピルエステル; 及び該化合物の薬学的に許容し得る塩である。 【0035】 E群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はW−Xであり; Wはカルボニル、チオカルボニル又はスルホニルであり; Xは−O−Y−、S−Y−、N(H)−Y−又は−N−(Y)2−であり; 各々の場合のYは独立にZ又は(C1−C4)アルキルであって、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C4)アルキルはZで一置換されていてもよく; ここで、Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 【0036】 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0037】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0038】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0039】 R4は(C1−C4)アルキルであり;並びに R5及びR6、又はR6及びR7、又はR7及びR8は一緒になって、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい、部分的に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環である1つの環を形成し; ここで、R5及びR6、又はR6及びR7、又はR7及びR8によって形成される環は、ハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C4)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基はヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; ただし、環を形成しないR5、R6、R7及び/又はR8は、それがあり得る場合には、水素である。 【0040】 F群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はW−Yであり; Wはカルボニル、チオカルボニル又はスルホニルであり; Yは(C1−C6)アルキルであって、該(C1−C6)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルキルはZで一置換されていてもよく; ここで、Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0041】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0042】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0043】 R4は(C1−C4)アルキルであり; R6及びR7は、各々独立に、(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシであり、該(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシ置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルコキシもしくは(C1−C6)アルキル置換基はTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 【0044】 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 又はR6及びR7は一緒になって、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環である1つの環を形成し; ここで、R6及びR7によって形成される環はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C4)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R5及びR8はHである。 【0045】 G群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はYであり; Yは(C2−C6)アルケニル又は(C1−C6)アルキルであって、該(C2−C6)アルケニル又は(C1−C6)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C2−C6)アルケニル又は(C1−C6)アルキルはZで一置換されていてもよく; ここで、Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素で置換されていてもよく; 【0046】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0047】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0048】 R4は(C1−C4)アルキルであり; R6及びR7は、各々独立に、(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシであり、該(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシ置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルコキシもしくは(C1−C6)アルキル置換基はTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 又はR6及びR7は一緒になって、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環である1つの環を形成し; ここで、R6及びR7によって形成される環はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C4)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R5及びR8はHである。 【0049】 H群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はZであり; Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0050】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0051】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0052】 R4は(C1−C4)アルキルであり; R6及びR7は、各々独立に、(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシであり、該(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシ置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルコキシもしくは(C1−C6)アルキル置換基はTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 【0053】 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 又はR6及びR7は一緒になって、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環である1つの環を形成し; ここで、R6及びR7によって形成される環はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C4)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R5及びR8はHである。 【0054】 I群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はW−Zであり; Wはカルボニル、チオカルボニル又はスルホニルであり; Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキルは1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0055】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0056】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R4は(C1−C4)アルキルであり; R6及びR7は、各々独立に、(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシであり、該(C1−C6)アルキルもしくは(C1−C6)アルコキシ置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルコキシもしくは(C1−C6)アルキル置換基はTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 【0057】 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 又はR6及びR7は一緒になって、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環である1つの環を形成し; ここで、R6及びR7によって形成される環はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルスルホニル、(C2−C4)アルケニル、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C4)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C4)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R5及びR8はHである。 【0058】 J群と命名される好ましい化合物群は、上に示される式Iを有する化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を含み、ここで、 R2はベータであり; C4窒素はベータであり; R1はW−Xであり; Wはカルボニル、チオカルボニル又はスルホニルであり; Xは−O−Y−、S−Y−、N(H)−Y−又は−N−(Y)2−であり; 各々の場合のYは独立にZ又は(C1−C4)アルキルであって、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C4)はZで一置換されていてもよく; ここで、Zは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし6員環であり; 該Z置換基はハロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、ニトロ、シアノ、オキソ、又は(C1−C6)アルキルオキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C4)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; 【0059】 R2は部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の1ないし4員直鎖もしくは分岐炭素鎖であって、該炭素は、接続炭素以外は、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子で置き換えられていてもよく、該炭素原子はハロで独立に一、二、もしくは三置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該イオウはオキソで一もしくは二置換されていてもよく、該窒素はオキソで一もしくは二置換されていてもよく;又は、該R2は酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の3ないし5員環であり; ここで、該R2環は、ハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ又は(C1−C6)アルコキシカルボニルで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく; 【0060】 R3はQ−Vであって、Qは(C1−C4)アルキルであり、かつVは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし3つのヘテロ原子を有していてもよい5もしくは6員の部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の環であり; ここで、該V環はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、ニトロ、シアノ又はオキソで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R4は(C1−C4)アルキルであり; 少なくとも1つのR6及びR7は(C1−C4)アルコキシであり、かつ少なくとも1つのR6及びR7は(C1−C6)アルキルであり、該(C1−C6)アルキル及び(C1−C4)アルコキシ置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく、又は該(C1−C6)アルキル及び(C1−C4)アルコキシ置換基はTで一置換されていてもよく; ここで、Tは酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1つないし2つのヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし6員環であり; 該T置換基はハロ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオ、アミノ、オキソ、カルボキシ、(C1−C6)アルキルオキシカルボニル、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−C6)アルキルアミノで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該(C1−C6)アルキル置換基は1ないし9個のフッ素を有していてもよく; R5及びR8はHである。 【0061】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(男性もしくは女性のいずれかのヒトを含む)におけるアテローム性動脈硬化、末梢血管疾患、異脂肪血症、高ベータリポタンパク質血症(hyperbetalipoproteinemia)、低アルファリポタンパク質血症(hypoalphalipoproteinemia)、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、脳卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成性再狭窄、高血圧、糖尿病の血管合併症、肥満又は内毒血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物にアテローム性動脈硬化、末梢血管疾患、異脂肪血症、高ベータリポタンパク質血症、低アルファリポタンパク質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、脳卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成性再狭窄、高血圧、糖尿病の血管合併症、肥満又は内毒血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0062】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)におけるアテローム性動脈硬化の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物にアテローム性動脈硬化治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0063】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における末梢血管疾患の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に末梢血管疾患治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0064】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における異脂肪血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に異脂肪血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0065】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における高ベータリポタンパク質血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に高ベータリポタンパク質血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0066】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における低アルファリポタンパク質血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に低アルファリポタンパク質血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0067】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における高コレステロール血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に高コレステロール血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0068】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における高トリグリセリド血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に高トリグリセリド血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0069】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における家族性高コレステロール血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に家族性高コレステロール血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0070】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における心血管障害の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に心血管障害治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0071】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における狭心症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に狭心症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0072】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における虚血の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に虚血性疾患治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0073】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における心虚血の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に心虚血治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0074】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における脳卒中の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に脳卒中治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0075】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における心筋梗塞の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に心筋梗塞治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0076】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における再灌流傷害の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に再灌流傷害治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0077】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における血管形成性再狭窄の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に血管形成性再狭窄治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0078】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における高血圧の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に高血圧治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0079】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における糖尿病の血管合併症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に糖尿病の血管合併症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0080】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における肥満の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に肥満治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0081】 本発明のさらに別の側面は、哺乳動物(ヒトを含む)における内毒血症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に内毒血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬理学的に許容し得る塩を投与することによる方法に向けられている。 【0082】 好ましい投与量は、約0.001ないし100mg/kg/日の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩である。特に好ましい投与量は、約0.01ないし10mg/kg/日の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩である。 【0083】 本発明は、治療上有効な量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む医薬組成物にも向けられている。 【0084】 本発明は、治療上有効な量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)におけるアテローム性動脈硬化、末梢血管疾患、異脂肪血症、高ベータリポタンパク質血症、低アルファリポタンパク質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、脳卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成性再狭窄、高血圧、糖尿病の血管合併症、肥満又は内毒血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0085】 本発明は、アテローム性動脈硬化治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)におけるアテローム性動脈硬化の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0086】 本発明は、末梢血管疾患治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における末梢血管疾患の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0087】 本発明は、異脂肪血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における異脂肪血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0088】 本発明は、高ベータリポタンパク質血症治療の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における高ベータリポタンパク質血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0089】 本発明は、低アルファリポタンパク質血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における低アルファリポタンパク質血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0090】 本発明は、高コレステロール血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における高コレステロール血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0091】 本発明は、高トリグリセリド血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における高トリグリセリド血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0092】 本発明は、家族性高コレステロール血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における家族性高コレステロール血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0093】 本発明は、狭心症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における狭心症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0094】 本発明は、虚血治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における虚血の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0095】 本発明は、心虚血治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における心虚血の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0096】 本発明は、脳卒中治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における脳卒中の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0097】 本発明は、心筋梗塞治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における心筋梗塞の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0098】 本発明は、再灌流傷害治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における再灌流傷害の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0099】 本発明は、血管形成性再狭窄治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における血管形成性再狭窄の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0100】 本発明は、高血圧治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における高血圧の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0101】 本発明は、糖尿病の血管合併症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における糖尿病の血管合併症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0102】 本発明は、肥満治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における肥満の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0103】 本発明は、内毒血症治療量の式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩及び薬学的に許容し得る担体を含む、哺乳動物(ヒトを含む)における内毒血症の治療のための医薬組成物にも向けられている。 【0104】 本発明は、 式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩である第1化合物; HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)/ApoB分泌阻害剤、PPAR活性化剤、胆汁酸再取り込み阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、コレステロール合成阻害剤、フィブレート、ナイアシン、イオン交換樹脂、抗酸化剤、ACAT阻害剤又は胆汁酸金属イオン封鎖剤である第2化合物;及び/又は、場合によっては、 医薬担体、 を含有する治療上有効な量の組成物を含む医薬組み合わせ組成物にも向けられている。 【0105】 第2化合物のうちで好ましいものは、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤及びMTP/ApoB分泌阻害剤である。 特に好ましいHMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、ラバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン又はリバスタチンである。 【0106】 本発明の別の側面は、哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化の治療方法であって、アテローム性動脈硬化を患う哺乳動物に、 式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩である第1化合物;及び HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、MTP/ApoB分泌阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、コレステロール合成阻害剤、フィブレート、ナイアシン、イオン交換樹脂、抗酸化剤、ACAT阻害剤又は胆汁酸金属イオン封鎖剤である第2化合物を投与することを含み、ここで、該第1及び第2化合物の量が治療効果を生じるものである方法である。 【0107】 上記方法の好ましい側面は、第2化合物がHMG−CoAレダクターゼ阻害剤又はMTP/ApoB分泌阻害剤であるものである。 上記方法の特に好ましい側面は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤がラバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン又はリバスタチンであるものである。 【0108】 本発明のさらに別の側面は、 a.第1単位投与形態にある、式Iの化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩である第1化合物及び薬学的に許容し得る担体; b.第2単位投与形態にある、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、MTP/ApoB分泌阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、コレステロール合成阻害剤、フィブレート、ナイアシン、イオン交換樹脂、抗酸化剤、ACAT阻害剤又は胆汁酸金属イオン封鎖剤である第2化合物及び薬学的に許容し得る担体;並びに c.該第1及び第2投与形態を収容するための手段、 を含むキットであって、該第1及び第2化合物の量が治療効果を生じるものであるキットである。 【0109】 好ましい第2化合物は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤又はMTP/ApoB分泌阻害剤である。 特に好ましいHMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、ラバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン又はリバスタチンである。 【0110】 ここで用いられる場合、哺乳動物という用語は、血漿中にCETPを含む全ての動物、例えば、ウサギ並びにサル及びヒトのような霊長類に言及しようとするものである。特定の他の哺乳動物、例えば、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ヒツジ及びウマはそれらの血漿中にCETPを含まず、そのためここには含まれない。 【0111】 “治療すること”、“治療する”又は“治療”という用語には、ここで用いられる場合、防止に役立ち(例えば、予防的)、かつ対症的な治療が含まれる。 “薬学的に許容し得る”が意味するところは、担体、希釈剤、賦形剤、及び/又は塩がその製剤の他の成分と適合し、それらのレシピエントに対して有害であってはならないことである。 【0112】 “プロドラッグ”という表現は、投与に続いて、イン・ビボで特定の化学的もしくは生理学的プロセスによって薬物を放出する薬物前駆体である化合物を指す(例えば、プロドラッグは生理学的pHにすることで、又は酵素作用により、所望の薬物形態に変換される)。例示的なプロドラッグは開裂時に対応する遊離酸を放出し、式Iの化合物のそのような加水分解性エステル形成残基には、限定されるものではないが、その遊離水素が(C1−C4)アルキル、(C2−C7)アルカノイルオキシメチル、4ないし9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5ないし10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3ないし6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4ないし7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5ないし8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3ないし9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4ないし10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、ガンマ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C1−C2)アルキルアミノ(C2−C3)アルキル(例えば、b−ジメチルアミノエチル)、カルバモイル−(C1−C2)アルキル、N,N−ジ(C1−C2)アルキルカルバモイル−(C1−C2)アルキル及びピペリジノ−、ピロリジノ−もしくはモルホリノ(C2−C3)アルキルで置換されるカルボキシル部分を有するものが含まれる。 【0113】 以下の段落では、ここに含まれる一般的な環の説明のための例示的な環(1種類もしくは複数種類)が記載される。 例示的な、酸素、窒素及びイオウから独立に選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を有していてもよい5ないし6員環には、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、ピリジアジニル、ピリミジニル及びピラジニルが含まれる。 【0114】 例示的な、酸素、イオウ及び窒素から独立に選択される1ないし4個のヘテロ原子を有していてもよい部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5ないし8員環には、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル及びフェニルが含まれる。さらなる例示的な5員環には、2H−ピロリル、3H−ピロリル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、ピロリジニル、1,3−ジオキソラニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、2H−イミダゾリル、2−イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、1,2−ジチオリル、1,3−ジチオリル、3H−1,2−オキサチオリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3,4−オキサトリアゾリル、1,2,3,5−オキサトリアゾリル、3H−1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリル、1,3,4−ジオキサゾリル、5H−1,2,5−オキサチアゾリル及び1,3−オキサチオリルが含まれる。 【0115】 さらなる例示的な6員環には、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ピリジニル、ピペリジニル、1,2−ジオキシニル、1,3−ジオキシニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,3−トリアジニル、1,3,5−トリチアニル、4H−1,2−オキサジニル、2H−1,3−オキサジニル、6H−1,3−オキサジニル、6H−1,2−オキサジニル、1,4−オキサジニル、2H−1,2−オキサジニル、4H−1,4−オキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,4−オキサジニル、o−イソキサジニル、p−イソキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,2,6−オキサチアジニル、1,4,2−オキサジアジニル及び1,3,5,2−オキサジアジニルが含まれる。 【0116】 さらなる例示的な7員環には、アゼピニル、オキセピニル、及びチエピニルが含まれる。 さらなる例示的な8員環には、シクロオクチル、シクロオクテニル及びシクロオクタジエニルが含まれる。 【0117】 例示的な、窒素、イオウ及び酸素から独立に選択される1ないし4個のヘテロ原子を有していてもよい、独立に考慮される2つの融合した部分的に飽和、完全に飽和もしくは完全に不飽和の5もしくは6員環からなる二環式環には、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、3H−インドリル、1H−イソインドリル、インドリニル、シクロペンタ(b)ピリジニル、ピラノ(3,4−b)ピロリル、ベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾ(b)チエニル、ベンゾ(c)チエニル、1H−インダゾリル、インドキサジニル、ベンゾキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、1,8−ナフチリジニル、プテリジニル、インデニル、イソインデニル、ナフチル、テトラリニル、デカリニル、2H−1−ベンゾピラニル、ピリド(3,4−b)−ピリジニル、ピリド(3,2−b)−ピリジニル、ピリド(4,3−b)−ピリジニル、2H−1,3−ベンゾキサジニル、2H−1,4−ベンゾキサジニル、1H−2,3−ベンゾキサジニル、4H−3,1−ベンゾキサジニル、2H−1,2−ベンゾキサジニル及び4H−1,4−ベンゾキサジニルが含まれる。 【0118】 アルキレンが意味するところは、末端炭素の各々から水素原子が除去されている飽和炭化水素(直鎖もしくは分岐鎖)である。そのような基の例示的なものは(指定された長さが特定の例を包含すると仮定して)、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、へキシレン、ヘプチレンである。 【0119】 ハロが意味するところは、クロロ、ブロモ、ヨード、又はフルオロである。 アルキルが意味するところは、直鎖飽和炭化水素又は分岐鎖飽和炭化水素である。そのようなアルキル基の例示的なものは(指定される長さが特定の例を包含すると仮定して)、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、第三ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、第三ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル及びオクチルである。 【0120】 アルコキシが意味するところは、オキシを介して結合する直鎖飽和アルキル又は分岐鎖飽和アルキルである。そのようなアルコキシ基の例示的なものは(指定された長さが特定の例を包含すると仮定して)、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、第三ペントキシ、ヘキソキシ、イソヘキソキシ、ヘプトキシ及びオクトキシである。 【0121】 ここで用いられる場合、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1−Cx)アルキル...と言う用語は、それがジ−N,N−(C1−Cx)アルキル...である場合、独立に考慮される(C1−Cx)アルキル部分を指す(xは整数を指す)。 【0122】 単環式もしくは複素環部分が特定の結合点を示すことなく異なる環原子を介して指定された基質に結合し、又は他の方法で接続することができる場合、炭素原子を介そうと、又は、例えば、三価窒素原子を介そうと、全ての可能性のある点が意図されることは理解されるべきである。例えば、“ピリジル”という用語は2−、3−、もしくは4−ピリジルを意味し、“チエニル”という用語は2−、もしくは3−チエニルを意味する等である。 【0123】 “該炭素はハロで独立に一、二もしくは三置換されていてもよく、該炭素はヒドロキシで一置換されていてもよく、該炭素はオキソで一置換されていてもよく”という句における“該炭素”への言及(例えば、請求項1)は、接続炭素を含む、炭素鎖における炭素の各々を指す。 【0124】 ここでの“窒素はオキソで...二置換されていてもよく”への言及(例えば、請求項1)は、ニトロ官能性を構成する末端窒素を指す。 “薬学的に許容し得る塩”という表現は、アニオン、例えば(これらに限定されるものではないが)塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩及び4−トルエン−スルホン酸塩を含む非毒性アニオン塩を指す。また、この表現は非毒性カチオン塩、例えば(これらに限定されるものではないが)、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニア又はプロトン化ベンザチン(N,N'−ジベンジルエチレンジアミン)、コリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグラミン(meglamine)(N−メチル−グルカミン)、ベネタミン(benethamine)(N−ベンジルフェネチルアミン)、ピペラジン又はトロメタミン(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)をも指す。 【0125】 ここで用いられる場合、“反応不活性溶媒”及び“不活性溶媒”という表現は、所望の生成物の収量に悪影響を及ぼす方式で出発物質、試薬、中間体又は生成物と相互作用することがない溶媒又はそれらの混合液を指す。 【0126】 “シス”という用語は2つの置換基の互いに対する、及び環の平面に対する方向を指す(両者とも“アップ”又は両者とも“ダウン”のいずれか)。同様に、“トランス”という用語は2つの置換基の互いに対する、及び環の平面に対する方向を指す(これらの置換基は環の反対側にある)。 【0127】 アルファ及びベータは環の平面(すなわち、ページ)に対する置換基の方向を指す。ベータは環の平面(すなわち、ページ)の上であり、アルファは環の平面(すなわち、ページ)の下である。 【0128】 通常の技術を有する化学者は、本発明の特定の化合物が特定の立体化学もしくは幾何配置にあり得る1つ以上の原子を含み、それが立体異性体及び立体配置異性体を生じることを認識するであろう。このような異性体の全て及びそれらの混合物が本発明に含まれる。本発明の化合物の水和物及び溶媒和物も含まれる。 【0129】 本発明の化合物が放射標識形態で存在することができ、すなわち、それらの化合物が自然状態で通常見出される原子量もしくは質量数とは異なる原子量もしくは質量数を有する1つ以上の原子を含み得ることは認識されるであろう。水素、炭素、リン、フッ素及び塩素の放射性同位体には、それぞれ、3H、14C、32P、35S、18F及び36Clが含まれる。このような放射性同位体及び/又は他の原子の他の放射性同位体を含む本発明の化合物、それらのプロドラッグ、又は該化合物もしくは該プロドラッグの薬学的に許容し得る塩は本発明の範囲内にある。トリチウム化、すなわち3H、及び炭素−14、すなわち14C、放射性同位体が、それらの調製及び検出性の容易さのために特に好ましい。本発明の式Iの放射標識化合物及びそれらのプロドラッグは、一般に、当業者に公知の方法によって調製することができる。好都合には、そのような放射標識化合物は、非放射標識試薬の代わりに容易に入手可能な放射標識試薬を用いることにより、以下のスキーム及び/又は実施例及び調製に開示される手順を実施することによって調製することができる。 【0130】 DTTはジチオスレイトールを意味する。DMSOはジメチルスルホキシドを意味する。EDTAはエチレンジアミン四酢酸を意味する。 本発明の他の特徴及び利点は、本発明を説明する本明細書及び添付の請求の範囲から明らかであろう。 【0131】 発明の詳細な説明 一般には、本発明の化合物は、特にはここに含まれる記載を考慮して、化学技術分野において公知のものに類似するプロセスを含むプロセスによって製造することができる。本発明の化合物を製造するための特定のプロセスを本発明のさらなる特徴として提供し、以下の反応スキームとして示す。他のプロセスが実験セクションに記載されることがある。 【0132】 【化2】
【0133】 【化3】
【0134】 【化4】
【0135】 【化5】
【0136】 【化6】
【0137】 【化7】
【0138】 【化8】
【0139】 【化9】
【0140】 最初の注として、式Iの化合物の調製において、ここに記載される化合物の調製に有用な調製方法の幾つかは遠隔官能基(例えば、式Iの前駆体における一級アミン、二級アミン、カルボキシル)の保護を必要とすることがあることに注意されたい。そのような保護の必要性は遠隔官能基の性質及び調製方法の条件に依存して変化する。そのような保護の必要性は当業者によって容易に決定される。そのような保護/脱保護方法の使用も当該技術分野における技術のうちにある。保護基の一般的な説明及びそれらの使用については、T.W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, New York, 1991 を参照のこと。 【0141】 例えば、反応スキームI及びIIにおいて、特定の式Iの化合物は、未保護のままであるとその分子の他方の側での反応を妨げることがある一級アミン又はカルボン酸官能基を含む。したがって、そのような官能基は、次の工程で除去することができる適切な保護基で保護することができる。アミン及びカルボン酸の保護に適する保護基には、一般に記載される反応条件下では化学的に反応性ではなく、かつ典型的には式Iの化合物における他の官能基を化学的に変化させることなしに除去することができる、ペプチド合成において一般に用いられる保護基(例えば、アミンに対するN−t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、及び9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル並びにカルボン酸に対する低級アルキル又はベンジルエステル)が含まれる。 【0142】 反応スキームIに従い、R2、R5、R6、R7、及びR8が上述の通りであり、かつP2が適切な保護基である式IIIの化合物をR5、R6、R7及びR8が上述の通りである適切な式IIの芳香族アミンから調製することができる。 【0143】 式IIIのテトラヒドロキノリンは、不活性溶媒、例えば、炭化水素(例えば、ヘキサン、ペンタン又はシクロヘキサン)、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレン)、ハロ炭素(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素又はジクロロエタン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、メチルtert−ブチルエーテル等)、ニトリル(例えば、アセトニトリル又はプロピオニトリル)、ニトロアルカン(例えば、ニトロメタン又はニトロベンゼン)、好ましくは、脱水剤(例えば、硫酸ナトリウム又は硫酸マグネシウム)を伴うジクロロメタン中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1−24時間(好ましくは、1時間)、適切な式IIの芳香族アミンを必要とされるカルボキサルデヒドで処理することによって調製する。生じた溶液を適切に置換された(例えば、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、メトキシカルボニル、ホルミル−、アセチル−、ジアリル−もしくはジベンジル−)、好ましくはカルボキシベンジルオキシ−、N−ビニル種及びルイス酸(例えば、三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素エテレート、塩化亜鉛、四塩化チタン、三塩化鉄、三塩化アルミニウム、二塩化アルキルアルミニウム、塩化ジアルキルアルミニウムもしくはイッテルビウム(III)トリフレート;好ましくは、三フッ化ホウ素エテレート)又はプロトン酸、例えば、ヒドロハロゲン酸(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはヨード)、アルキルスルホン酸(例えば、p−トルエン、メタンもしくはトリフロロメタン)又はカルボン酸(例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸もしくは安息香酸)を用いて、約−78℃ないし約50℃の温度(好ましくは、周囲温度)で0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理する。 【0144】 その代わりに、式IIのアミン及び適切なカルボキサルデヒドを縮合させることができ、これは、極性非プロトン性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中のそのアミン及びアルキルアミン塩基(好ましくは、トリエチルアミン)の溶液を極性非プロトン性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中の四塩化チタンを用いて約−78℃ないし約40℃の温度(好ましくは、0℃)の温度で処理し、次にカルボキサミドを用いて約−78℃ないし約40℃の温度(好ましくは、0℃)の温度で処理することによって行う。この反応を約0℃ないし約40℃の温度(好ましくは、室温)で約0.1ないし約10時間(好ましくは、1時間)進行させてイミンを得、それを上述の通りにN−ビニル種と反応させる。 【0145】 R1、R2、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式IVの化合物は、対応する式IIIのアミンから、当業者に公知の様々なアミン反応経路によって調製することができる。 【0146】 したがって、R1、R2、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1及びP2が適切に区別されたアミン部分の保護基である式IVの化合物は、対応する式IIIのテトラヒドロキノリンから、アミンを上でR1について記載される官能基に誘導体化するための標準法を用いて調製される。Richard Larock, Comprehensive Organic Transformations, VCH Publishers Inc., New York, 1989 及び Jerry March, Advanced Organic Chemistry, John Wiley & Sons, New York, 1985 を参照のこと。例えば、式IIIの化合物を、極性非プロトン性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、塩基(好ましくは、ピリジン)の存在下、約−78℃ないし約100℃の温度(好ましくは、0℃で開始して室温に温める)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)、適切な塩化カルボニル、塩化スルホニル、又は塩化スルフィニル、イソシアネート又はチオイソシアネートで処理する。 【0147】 式IVのカルバメート及び尿素化合物(ここで、R1はW=C(O)、X=O−Y、S−Y、N(H)−Y、又はNY2である)は式IIIのアミンから対応する塩化カルバモイルを介して調製することができ、これは、式IIIのアミンを、約0℃ないし約200℃の温度(好ましくは、還流温度)で0.1ないし24時間(好ましくは、2時間)、炭化水素溶媒(好ましくは、トルエン)中のホスゲン溶液で処理することによって行う。 【0148】 対応する尿素は、塩化カルバモイル(上述の通りに調製)の溶液を、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、約−78℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)、適切なアミンで処理することによって調製することができる。 【0149】 対応するカルバメートは、塩化カルバモイル(上述の通りに調製)の溶液を、極性溶媒(好ましくは、ジオキサン)中、約−78℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)、適切なアルコール及び適切な塩基(好ましくは、水素化ナトリウム)で処理することによって調製することができる。 【0150】 その代わりに、対応するカルバメートは、塩化カルバモイルの溶液を適切なアルコール中、約0℃ないし約200℃の温度で1ないし240時間(好ましくは、24時間)処理することによって調製することができる。 【0151】 R1がYである式IVの化合物は、アルキルもしくはアルキル結合置換基のようなY置換基を誘導する当業者に公知の方法を用いて調製することができる。方法には、例えば、式IIIのアミン及び活性化カルボン酸からのアミドの形成とそれに続くテトラヒドロフランのようなエーテル性溶媒中でのボロンを用いるそのアミドの還元が含まれる。その代わりに、式IIIのアミンを必要カルボニル含有反応体と縮合させた後に還元することによってアルキルもしくはアルキル結合置換基を付加することができる。また、そのアミンを当業者に公知の方法に従って適切なアルキル又はアリールハロゲン化物と反応させることもできる。 【0152】 したがって、式IIIのアミン及び酸(例えば、ハロゲン酸、硫酸、スルホン酸もしくはカルボン酸、好ましくは酢酸)を適切なカルボニル含有反応体を用いて、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で約0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理した後、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で0.1ないし100時間(好ましくは、5時間)、水素化物源(例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、好ましくは、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム)で処理する。 【0153】 R1、R2、R5、R6、R7、及びR8が上述の通りであり、かつP1が保護基である式Vのアミンは、対応する式IVの化合物から、当業者に公知の方法を用いて脱保護(P2)することによって調製することができ、この方法には水素化分解、酸(例えば、トリフルオロ酢酸、臭化水素酸)、塩基(水酸化ナトリウム)での処理、又は求核試薬(例えば、ナトリウムメチルチオレート、シアン化ナトリウム等)との反応が含まれ、トリアルキルシリルエトキシカルボニル基に対してはフッ素(例えば、フッ化テトラブチルアンモニウム)を用いる。ベンジルオキシカルボニル基を除去するには、式IVの化合物を、適切な触媒(例えば、5−20%パラジウム付着炭素、水酸化パラジウム;好ましくは、10%パラジウム付着炭素)の存在下、極性溶媒(例えば、メタノール、エタノールもしくは酢酸エチル;好ましくは、エタノール)中、約−78℃ないし約100℃の温度、好ましくは周囲温度で、0.1ないし24時間、好ましくは1時間、水素化物源(例えば、1ないし10気圧の水素ガス、シクロヘキサンもしくはギ酸アンモニウム)で処理することによって水素化分解を行う。 【0154】 R1、R2、R3、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1が上述の保護基である式VIの化合物は、対応する式Vのアミンから、当業者に公知の様々なアミン反応経路によって調製することができる。 【0155】 R3が上述の通りである式VIの二級アミンは、アルキルもしくはアルキル結合置換基のようなR3置換基を誘導する当業者に公知の方法を用いて調製することができる。方法には、例えば、式Vのアミン及び活性化カルボン酸からのアミドの形成とそれに続くテトラヒドロフランのようなエーテル性溶媒中でのボロンを用いるそのアミドの還元が含まれる。その代わりに、適切なイミンを還元することによってアルキルもしくはアルキル結合置換基を付加することができ、そのイミンは式Vのアミンを必要カルボニル含有反応体と縮合させることによって形成する。また、式Vのアミンを当業者に公知の方法に従って適切なハロゲン化アルキルと反応させることもできる。 【0156】 したがって、式Vのアミン及び酸(例えば、ハロゲン酸、硫酸、スルホン酸もしくはカルボン酸、好ましくは塩酸)を適切なカルボニル含有反応体を用いて、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で約0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理した後、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で0.1ないし100時間(好ましくは、5時間)、水素化物源(例えば、水素化ホウ素ナトリウムもしくは水素化シアノホウ素ナトリウム;好ましくは、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム)で処理する。 【0157】 R1、R2、R3、R5、R6、R7、及びR8が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式VIIの化合物は、対応する式IVの化合物から、当業者に公知の方法を用いて調製することができる;例えば、式Vの化合物から式VIの化合物への変換における上記R3置換基の導入について記述される方法。これに続いて、対応する式VIの化合物を式VIIの化合物から、式IVの化合物から式Vの化合物への変換について上に記述される方法のような適切な脱保護によって調製することができる。 【0158】 R3がHであり、かつR4が上述の通りである場合、スキームIの式VI及びVIIにおいてR4はR3で表すことができ、したがって、そのような化合物の合成スキームが提示される。 【0159】 スキームIIによると、R2、R5、R6、R7、R8及びYが上述の通りであり、かつP1が保護基である式XIのジヒドロキノロン化合物は、対応する式Xのキノリンから、有機金属種及びクロロホルメートで処理した後、加水分解することによって調製することができる。 【0160】 したがって、極性非プロトン性溶媒(例えば、ジエチルエーテルもしくはジクロロメタン;好ましくは、テトラヒドロフラン)中の式Xのキノリン及び過剰の(好ましくは、1.5当量)の有機マグネシウム種(グリニヤール試薬)の混合物を過剰の(好ましくは、1.5当量)のY−又はP1−クロロホルメートを用いて約−100℃ないし約70℃の温度(好ましくは、−78℃)で処理した後、約0℃ないし約70℃の温度(好ましくは、周囲温度)に0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)温める。生じた混合物を過剰の(好ましくは、2当量)の水性酸(好ましくは、1モル濃度の塩酸)と合わせ、0.1ないし24時間(好ましくは1時間、又は中間体エノールエーテルの加水分解が完了したものと決定されるまで)激しく混合する。 【0161】 もちろん、式XIの化合物は、さらに変換することなく、R1が−C(O)OYであるか 、又はP1が−C(O)OP1である式XVIの化合物である。 R2、R5、R6、R7及びR8が上述の通りである式XVの化合物は、対応する式XIのジヒドロキノロン(ここで、化合物XIはP1を含む)から、式IVの化合物から式Vの化合物への変換について記述される適切な脱保護(自発的脱炭酸を含む)によって調製することができる。 【0162】 R1、R2、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1が保護基である式XVIの化合物は、対応する式XVのジヒドロキノロンから、式IIIの化合物から式IVの化合物への変換について記述される通りに調製することができる。試薬が4−カルボニル酸素でも反応している特定の場合においては、酸(例えば、HCl水溶液)又は塩基(例えば、水酸化ナトリウム素溶液)で処理することによってその置換基を都合よく除去することができる。 【0163】 ここでもやはり、R1又はP1が式XIの化合物と同じである式XVIの化合物については、上述のような変換は必要ない。 R1、R2、R3、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1が保護基である式VIのアミン化合物は、対応する式XVIのジヒドロキノロンから還元アミノ化系列によって調製することができる。極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中の式XVIのジヒドロキノロン、過剰(好ましくは、1.1当量)のR3−アミン及び過剰(好ましくは、7当量)のアミン塩基(好ましくは、トリエチルアミン)を、適切な極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中の溶液としての0.5ないし1.0当量(好ましくは、0.55当量)の四塩化チタンを用いて、約0℃ないし約40℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)処理する。生じた式XIIのイミンを、適切な極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約80℃の温度(好ましくは、室温)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)、還元剤(好ましくは、水素化ホウ素ナトリウム)で処理することによって還元し、一般にはトランス異性体が優勢であるジアステレオマー性の式VIのアミンの混合物を得る。その代わりに、式XIIのイミンを、約0℃ないし約40℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)、エーテル(好ましくは、0.2モル濃度)中の溶液としての過剰(好ましくは、5当量)の水素化ホウ素亜鉛で直接処理することによって還元を行い、一般にはシス異性体が優勢であるジアステレオマー性式VI、アミンの混合物を得ることができる。 【0164】 その代わりに、R1、R2、R3、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1が保護基である式VIのアミンを、対応する式XVIのジヒドロキノロンから、オキシムの形成、還元及びアミンの置換によって調製することができる。したがって、式XVIのジヒドロキノロン、過剰(好ましくは、3当量)のヒドロキシルアミン塩酸塩及び過剰(好ましくは、2.5当量)の塩基(好ましくは、酢酸ナトリウム)を、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、還流温度)で1ないし24時間(好ましくは、2時間)、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中で反応させる。生じた式XIIIのオキシムを、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中の過剰(好ましくは、6当量)の水性塩基(好ましくは、2N水酸化カリウム)及び過剰(好ましくは、4当量)のニッケル−アルミニウム合金(好ましくは、重量基準で1:1)を用いて、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で0.25ないし24時間(好ましくは、1時間)処理する。生じた式Vのアミンをジアステレオマー混合物(一般にはシス異性体が優性)として得る。 【0165】 R1、R2、R3、R5、R6、R7及びR8が上述の通りであり、かつP1が保護基である式VIの二級アミンは、適切な式Vのアミンから、式Vの化合物から式VIの化合物への変換についてスキームIに記述される通りに調製することができる。 【0166】 スキームIIIによると、上記式Iの化合物を適切な式VIの化合物から所望のカルバメー トに変換することによって調製することができる。したがって、式VIのアミンを、適切な活性化カーボネート(例えば、クロロホルメート、ジカーボネート又はカルボニルジイミダゾール、次いで適切なアルコール)を用いて、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、過剰のアミン塩基(好ましくは、ピリジン)の存在下、約−20℃ないし約40℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)処理して式Iの化合物を得る。 【0167】 その代わりに、スキームIIIに従い、適切であるならば、R1での官能性が式Iの化合物を形成する反応に適合しない場合、P1が保護された式VIの化合物を保護/脱保護系列及び所望の置換基の導入によって式Iの化合物に変換することができる。したがって、式VIのアミンを適切な試薬(例えば、保護基前駆体、活性化カーボネート(例えば、クロロホルメート、ジカルボネートもしくはカルボニルイミダゾール))を用いて、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、過剰のアミン塩基(好ましくは、ピリジン)の存在下、約−20℃ないし約40℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)処理して式XXの化合物を得る。 【0168】 また、P2が存在する式XXの化合物を、式VIIの化合物(P1を有する)についてスキームIに示されるように得ることもできる。 R2、R3、R5、R6、R7、R8及びR4が上述の通りであり、かつP2が保護基である式XXIのアミンは式XXの化合物からP1の選択的脱保護によって調製することができる。 【0169】 P1が、例えば、t−ブトキシカルボニルである場合、式XXIの化合物は、酸(好ましくは、トリフルオロ酢酸)を用いて、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理することによって都合よく調製される。 【0170】 式Iの化合物又は式XXIIの化合物(ここで、R1は上述の通りである)は、対応する式XXIのアミン(ここで、それぞれR4又はP2が存在する)から、当業者に公知の様々なアミン反応経路;例えば、式IIIの化合物から式IVの化合物への変換についてスキームIに記載されるものによって調製することができる。 【0171】 式XXIIIのアミンは式XXIIの化合物から適切な脱保護によって調製することができる。P2が、例えば、ベンジルオキシカルボニルである場合、式XXIIの化合物は、過剰の水素化物源(例えば、シクロヘキセン、水素ガスもしくは、好ましくは、ギ酸アンモニウム)を用いて、0.01ないし2当量(好ましくは、0.1当量)の適切な触媒(好ましくは、10%パラジウム付着炭素)の存在下、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理することによって調製される。 【0172】 R4が上述の通りである式Iの化合物は、上記スキームIIIにおいて式VIの化合物から式Iの化合物への変換について記述される方法を用いて調製することができる。 スキームIVによると、R1、R2、R5、R7及びR8が上述の通りであり、かつR6がエーテル結合部分である式Vの化合物は、以下の方法を用いて、R6位にOP3部分(ここで、P3は保護基である)を有する式XXXのキノロンから得ることができる。加えて、同様の様式で、そのようなプロセスを、R5、R7、又はR8がエーテル結合部分である対応化合物をR5、R7、又はR8位にOP3を有する対応する式XXXの化合物から出発して調製するのに用いることができる。 【0173】 したがって、式XXXのキノロンを、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、還流温度)で1ないし24時間(好ましくは、2時間)、ヒドロキシルアミン塩酸塩及び無機塩基(好ましくは、酢酸ナトリウム)と合わせて式XXXIのオキシムを得る。 【0174】 式XXXIのオキシムを、過剰(好ましくは、6当量)の水性塩基(好ましくは、2N水酸化カリウム)及び過剰(好ましくは、4当量)のニッケル−アルミニウム合金(好ましくは、重量基準で1:1)を用いて、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で0.25ないし24時間(好ましくは、2時間)処理し、対応する式XXXIIのアミンを調製する。必要であれば、P3保護基の除去を、このオキシムの変換がそのような開裂を生じない場合、標準法を用いて行うことができる。 【0175】 その代わりに、当業者に公知の方法によって式XXXの化合物を脱保護(P3の除去)した後に式XXXIのオキシム(ここで、P3はH)を形成し、次いでそれを還元して式XXXIIのアミンを形成することができる。 【0176】 R6がオキシ結合部分である式Vの化合物は、式XXXIIのアルコールを、例えば、Mitsunobu 条件の下で処理することによって調製することができる。したがって、式XXXIIのフェノールを極性溶媒(好ましくは、ベンゼン)中でホスフィン(好ましくは、トリフェニルホスフィン)及びアゾジカルボキシレート(好ましくは、ビス−(N−メチルピペラジニル)−アゾジカルボキサミド)及び必要なアルコールで処理する。 【0177】 もちろん、スキームI及びIIにより、生じた式Vの化合物を本発明の式Iの化合物の式VIの前駆体に変換することができる。 その代わりに、R6がエーテル結合部分であり、かつR1、R2、R3及びR4が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式XXの化合物は式XXXIIのアルコールから以下に記述するように調製することができる。加えて、同様の様式で、そのようなプロセスを、R5、R7、又はR8がエーテル結合部分である対応化合物を対応する式XXXIIの化合物から、したがって最終的には式XXXの化合物(すなわち、R5、R7、又はR8位のいずれかにP3O−を有する式XXXの化合物)から調製するのに用いることができる。 【0178】 R3が上述の通りである式XXXIIIの二級アミンは、対応する式XXXIIの化合物から、式Vの化合物から式VIの化合物への変換についてスキームIにおいて上述される方法に従って調製することができる。 【0179】 R4が上述の通りである式XXXIVの化合物は、式XXXIIIのアミンから、式VIの化合物から式Iの化合物への変換についてスキームIIIに記載されるものに類似する方法によって調製することができる。 【0180】 式XXXVのフェノールは、例えばR4O2CO−が存在する場合、式XXXIVのカーボネートを炭酸カリウムを用いて極性溶媒(好ましくは、メタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、周囲温度)で1ないし24時間(好ましくは、12時間)処理することによって選択的に脱保護することができる。 【0181】 対応する式XXのエーテルは、式XXXVのフェノールから、例えば、式XXXIIの化合物から式Vの化合物への変換について上述される Mitsunobu 条件を用いて調製することができる。 【0182】 もちろん当業者は、例えば、March もしくは Larock に記載されるものような標準法を用いて、又は伝統的な金属触媒を含む様々な反応において用いるための対応するトリフレートに変換することにより、フェノールを様々な官能基に誘導体化できること認めるであろう。 【0183】 以下のスキームVの説明はR6位(上記式Iにおいて記載されるR6位)の修飾に向けられているが、当業者は類似の方法をR5、R7及びR8位に適用できることを認めるであろう。 【0184】 スキームVによると、R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、かつX1が連結基であって、炭素(例えば、メチレン)がカルボニル部分に直接連結する式LIのアルコールを対応するエステル(ここで、R12は都合よくはアルキル部分である)から還元によって調製することができる。 【0185】 したがって、式Lのエステルを、水素化ホウ素ナトリウム/メタノール又はボラン−ジメチルスルフィド複合体を用いて、極性溶媒(好ましくは、テトラヒドロフラン)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、還流温度)で1ないし24時間(好ましくは、3時間)処理する。 【0186】 R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、かつR6位がハロゲン化アルキル官能基を含む式LIIの化合物は、対応する式LIのアルコールから、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、約−78℃ないし約100℃の温度(好ましくは、0℃)で0.1ないし10時間(好ましくは、0.5時間)、トリアルキルホスフィン(好ましくは、トリフェニルホスフィン)及びジハロゲン(例えば、臭素)で処理した後、室温に0.1ないし10時間(好ましくは、3時間)温めることによって調製することができる。 【0187】 R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、R6位がエーテルもしくはチオエーテル部分を含み(すなわち、Y1がS又はOである)、かつR13が炭素結合置換基である式LIIIの化合物は、式LIIのハロゲン化アルキルを極性溶媒(好ましくは、N,N−ジメチルホルムアミド)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で1ないし24時間(好ましくは、6時間)、必要なアルコキシド又はチオアルコキシドで処理することによって調製することができる。 【0188】 その代わりに、式LIIIのエーテル及びチオエーテルは、X1が炭素を介してメチレン部分に直接結合する置換基である対応する式LIVのアルコール及びチオール(すなわち、Y1がS又はOである)を、塩基(好ましくは、水酸化ナトリウム)及び必要なアルキル化剤を用いて、極性溶媒(好ましくは、N,N−ジメチルホルムアミド)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で1ないし50時間(好ましくは、18時間)処理することによって調製することができる。 【0189】 R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、R6位がハロゲン化アルキル(例えば、フッ化物)を含み、かつX1がメチレン部分に直接結合する炭素である置換基である式LVの化合物は、対応する式LIのアルコールをハロゲン化剤で処理することによって調製することができる。例えば、そのアルコールを、フッ素化剤(好ましくは、三フッ化ジエチルアミノイオウ)を用いて、極性溶媒(好ましくは、1,2−ジクロロエタン)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、80℃)で0.1ないし10時間(好ましくは、0.75時間)処理する。 【0190】 R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、かつR6がアミド官能基である(例えば、Xがカルボニル部分に直接結合する炭素である置換基であり、かつR10及びR11が上で定義される所望のR6置換基を生じるように選択される置換基である)式LVIIのアミド化合物は対応する式LVIのカルボン酸から調製 することができ、このカルボン酸は対応する式Lのカルボン酸エステルから調製することができる。 【0191】 したがって、式Lのエステルを、水酸化物水溶液(好ましくは、リチウム、ナトリウムもしくはカリウム)を用いて、極性溶媒(好ましくは、テトラヒドロフラン及び/又はメタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で0.1ないし100時間(好ましくは、1時間)処理する。 【0192】 式LVIIのアミドは対応する式LVIの酸から標準法によって調製することができる。好ましいものはカルボン酸から酸塩化物への変換であり、これは酸を塩化チオニルに溶解してその溶液を約0℃ないし約80℃の温度(好ましくは、還流温度)で0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)維持した後、過剰の塩化チオニルを蒸発させることによる。この工程の後、生じた酸塩化物残滓を、極性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、約−78℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で0.1ないし100時間(好ましくは、1時間)、アミド官能基を生じるように選択される適切なアミン、及び、場合によっては、アミン塩基(好ましくは、トリエチルアミン)で処理する。 【0193】 以下のスキームVIの説明はR8位の修飾に向けられているが、当業者は類似の方法をR5、R6及びR7位に適用できることを認めるであろう。 スキームVIによると、R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びR7が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式LXIの化合物は対応する式LXの化合物からニトロ化によって調製することができる。式LXの化合物を、ニトロシルトリフレートを用いて、ジクロロメタンのようなハロゲン化溶媒中、約−78℃ないし約0℃の温度で約0.5時間ないし約3時間処理した後、周囲温度に温める。 【0194】 R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びR7が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式LXIIのアミンは対応する式LXIの化合物から還元によって調製することができる。式LXIの化合物を、水素ガスを用いて、貴金属触媒(例えば、パラジウム付着炭素)の存在下、エタノールのような極性溶媒中、約0℃ないし約100℃の温度で約1ないし24時間、高圧(例えば、1ないし3気圧)で処理することによって水素化する。 【0195】 R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びR7が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、かつR8がアミン結合官能基である式LXIIIの化合物は、対応する式LXIIから調製することができる。 【0196】 簡潔に述べると、式LXIIのアミンを、式IIIの化合物から式IVの化合物への変換についてスキームIにおいて記述されるものに類似する手順に従って誘導体化する。 R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びR7が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式LXIVの化合物は、対応する式LXIIの化合物から調製することができる。式LXIIのアミンを、硝酸t−ブチル及び無水ハロゲン化銅を用いて、極性溶媒中、約30℃ないし約100℃で約1時間ないし約24時間処理する。 【0197】 もちろん、そのハロゲン化物を、例えば、 Larock 又は March に記載されるような標準法を用いて様々な官能基に誘導体化できることを当業者は理解するであろう。 スキームVIIによると、R1、R2、R3、R4、R5及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、かつR20がキノリン環構造に縮合した窒素含有複素環である式LXXIの複素環は、P3が保護基である式LXXの化合物から選択的脱保護によって調製することができる。 【0198】 P3が、例えば、ベンジルオキシカルボニルである場合、式LXXの化合物を、都合良くは、水素源(好ましくは、3気圧の水素ガス)を用いて、適切な触媒(好ましくは、10%パラジウム付着炭素)の存在下、極性溶媒(好ましくは、エタノール)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で0.1ないし24時間(好ましくは、1時間)処理することによって開裂し、式LXXIの化合物を得る。 【0199】 R1、R2、R3、R4、R5及びR8が上述の通りであり、P1及びP2が保護基であり、R20がキノリン環構造に縮合した窒素含有複素環であり、かつ“置換基”が上述の望ましい化合物を生じるように選択される式LXXIIの化合物は、対応する式LXXIのアミンから、当業者に公知の様々なアミン反応経路;例えば、式IIIの化合物から式IVの化合物への変換についてスキームIに記載されるものによって調製することができる。 【0200】 式LXXの化合物はスキームI、II及びIIIに記載される方法に従って調製することができる。例えば、スキームIIにおいて、R5及びR6、R6及びR7、又はR7及びR8が上述の環を含む式IIのアリールアミンから、当業者に公知の方法によって式Xのキノリンが調製される。これらの二環式アリールアミンは当業者に公知の様々な方法によって合成することもできる。このような二環式アリールアミンは、スキームI及びIIIに図示される変換の系列において、所望の化合物の調製に用いられる。 【0201】 式LXXの化合物は、R5及びR6、R6及びR7、又はR7及びR8が環化に馴染みやすい官能基を含む式Iの化合物から、例えば、スキームVIIIに従い、したがって、そのような置換基を環化する当業者に公知の方法を用いて所望の環を形成することで得ることもできる。 【0202】 例えば、スキームVIIIの式LXXXIIの化合物をP3NH2と反応させてP3保護イソインドリンを得る。 スキームVIIIによると、式Lの化合物から式LIの化合物への変換についてスキームVに記載されるものに類似する方法に従い、式LXXXのジエステルを還元して対応する式LXXXIのジアルコールを得る。求電子性攻撃のためのこれらのアルコールの活性化は、幾つかの標準法、例えば、ハロゲン化物又はスルホネートへの変換(好ましくは、2当量のジブロモトリフェニルホスホネートで処理することによる式LXXXIIのビス−臭化物への変換)によって達成することができる。式LXXXIIIのチア環の形成は、このビス−臭化物を硫化物(好ましくは、硫化ナトリウム)を用いて、適切な相間移動触媒(好ましくは、臭化トリエチルヘキシルアンモニウム)を含む水性/有機非混和性溶媒系(好ましくは、水及びトルエン混合液)中、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、室温)で1ないし100時間(好ましくは、12時間)処理することによって達成することができる。 【0203】 式LXXXIVの酸素複素環は、適切なビス−求電子体との求核性置換反応を含む標準的なエーテル化法を用いて、対応する式LXXXIIの化合物から形成することができる。例えば、オキサ環の形成は、水性非混和性溶媒(好ましくは、ベンゼン)中のビス−臭化物を、適切な相間移動触媒(好ましくは、塩化ベンジルトリ−n−ブチルアンモニウム)を含む水酸化物水溶液(好ましくは、30%水酸化ナトリウム)を用いて、約0℃ないし約100℃の温度(好ましくは、80℃)で1ないし100時間(好ましくは、4時間)処理することによって達成することができる。 【0204】 R1、R2、R3、R4、R5及びR8が上述の通りであり、かつP1及びP2が保護基である式LXXXV及びLXXXVIのラクトンは、対応する式LXXXIのジアルコールの酸化環化を含む標準的なラクトン化法を用いて形成することができる。したがって、適切なビス−アルコールを、酸化剤(好ましくは、クロロクロム酸ピリジニウム)を用いて、極性非プロトン性溶媒(好ましくは、ジクロロメタン)中、約0℃ないし約100℃の温度(都合良くは、室温)で1ないし100時間(好ましくは、24時間)処理して式LXXXV及び式LXXXVIのラクトンを調製し、これは標準法によって分離することができる。 【0205】 式Iの化合物のプロドラッグは当業者に公知の方法に従って調製することができる。例示的なプロセスを以下に記載する。 式Iのカルボン酸のカルボキシル基がエステルで置き換えられている本発明のプロドラッグは、炭酸カリウムのような塩基の存在下、ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、約0ないし100℃の温度で約1ないし約24時間、そのカルボン酸を適切なハロゲン化アルキルと組み合わせることによって調製することができる。その代わりに、触媒量の酸、例えば、濃硫酸の存在下、約20ないし100℃の温度、好ましくは、還流温度で約1時間ないし約24時間、その酸を溶媒としての適切なアルコールと組み合わせる。他の方法は、触媒量の酸の存在下、不活性溶媒、例えば、トルエンもしくはテトラヒドロフラン中で、生成される水を物理的(例えば、ディーン・スターク・トラップ)又は化学的(例えば、モレキュラーシーブ)手段によって同時に除去しながらの、その酸と化学量論的量のアルコールとの反応である。 【0206】 アルコール機能がエーテルとして誘導体化されている本発明のプロドラッグは、炭酸カリウムのような塩基の存在下、ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、0ないし100℃の温度で約1ないし約24時間、そのアルコールを適切なアルキル臭化物もしくはヨウ化物と組み合わせることによって調製することができる。触媒量の酸の存在下、テトラヒドロフランのような不活性溶媒中で、US 4,997,984 に記載される方法に従ってそのアルコールをビス−(アルカノイルアミノ)メタンと反応させることにより、アルカノイルアミノメチルエーテルを得ることができる。その代わりに、これらの化合物は Hoffman らが J. Org. Chem. 1994, 59, 3530 に記載する方法によって調製することができる。 【0207】 アルコール及び炭水化物をトルエンのような不活性溶媒中、酸の存在下で反応させることによってグリコシドが調製される。典型的には、この反応において形成される水は、それが形成されたときに、上述の通りに除去する。代わりの手順は、塩基の存在下でのアルコールと適切に保護されたハロゲン化グリコシルとの反応及びそれに続く脱保護である。 【0208】 中性もしくは酸性条件(例えば、エタノール中のナトリウムエトキシド)の下、25ないし70℃の温度で親アミドを適切なアルデヒドと反応させることにより、N−(1−ヒドロキシアルキル)アミド、N−(1−ヒドロキシ−1−(アルコキシカルボニル)メチル)アミドを調製することができる。塩基の存在下、不活性溶媒中でN−非置換化合物を必要なハロゲン化アルキルと反応させることにより、N−アルコキシメチル又はN−1−(アルコキシ)アルキル誘導体を得ることができる。 【0209】 本発明の化合物は、他の医薬(例えば、LDL−コレステロール低下剤、トリグリセリド低下剤)と共に、ここに記載される疾患/状態の治療に用いることができる。例えば、これらはコレステロール合成阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、MTP/ApoB分泌阻害剤、並びに他のコレステロール低下剤、例えば、フィブレート、ナイアシン、イオン交換樹脂、抗酸化剤、ACAT阻害剤及び胆汁酸金属イオン封鎖剤と共に用いることができる。組み合わせ治療処置において、本発明の化合物及び他の薬物療法の両者を通常の方法により哺乳動物(例えば、ヒト、男性もしくは女性)に投与する。 【0210】 あらゆるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を、本発明の組み合わせ面における第2化合物として用いることができる。HMG−CoAレダクターゼ阻害剤という用語は、酵素HMG−CoAレダクターゼが触媒するヒドロキシメチルグルタリル−補酵素Aからメバロン酸への生物変換を阻害する化合物を指す。このような阻害は、標準アッセイ(例えば、Meth. Enzymol. 1981; 71:455-509 及びそこで引用される参考文献)に従って、当業者によって容易に決定される。様々なこれらの化合物が以下に記述され、かつ参照されるが、当業者にとっては他のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤も公知であろう。米国特許第4,231,938 号(その開示は参照することによりここに組み込まれる)では、アスペルギルス(Aspergillus)属に属する微生物の培養の後に単離される特定の化合物、例えば、ラバスタチンが開示されている。また、米国特許第 4,444,784 号(その開示は参照することによりここに組み込まれる)では、前述の化合物の合成誘導体、例えば、シンバスタチンが開示されている。また、米国特許第 4,739,073 号(その開示は参照することにより組み込まれる)では、特定の置換インドール、例えば、フルバスタチンが開示されている。また、米国特許第 4,346,227 号(その開示は参照することにより組み込まれる)では、ML−236B誘導体、例えば、プラバスタチンが開示されている。また、EP-491226A (その開示は参照することにより組み込まれる)では、特定のピリジルジヒドロキシヘプテン酸、例えば、リバスタチンが開示されている。加えて、米国特許第 5,273,995 号(その開示は参照することにより組み込まれる)では、特定の6−[2−(置換−ピロル−1−イル)アルキル]ピラン−2−オン、例えば、アトルバスタチンが開示されている。 【0211】 あらゆるMTP/ApoB分泌(微生物トリグリセリド転送タンパク質及び又はアポリポタンパク質B)阻害剤を本発明の組み合わせ面における第2化合物として用いることができる。MTP/ApoB分泌阻害剤という用語は、トリグリセリド、コレステリルエステル、及びリン脂質の分泌を阻害する化合物を指す。そのような阻害は、標準アッセイ(例えば、Wetterau, J. R. 1992; Science 258:999)に従い、当業者によって容易に決定される。様々なこれらの化合物が以下に記述され、かつ参照されるが、当業者にとっては他のMTP/ApoB分泌阻害剤も公知であろう。WO 96/40640 及び WO 98/23593 が2つの例示的な刊行物である。例えば、以下のMTP/ApoB分泌阻害剤が特に有用である: 4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボン酸[2−(1H−[1,2,4,]トリアゾル−3−イルメチル)−1,2.3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル]−アミド; 4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボン酸[2−(2−アセチルアミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル]−アミド; (2−{6−[(4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボニル)−アミノ]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−エチル)−カルバミン酸メチルエステル; 4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボン酸[2−(1H−イミダゾル−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル]−アミド; 4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボン酸[2−(2,2−ジフェニル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル]−アミド;及び 4'−トリフルオロメチル−ビフェニル−2−カルボン酸[2−(2−エトキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル]−アミド。 【0212】 あらゆるHMG−CoAシンターゼ阻害剤を本発明の組み合わせ面における第2化合物として用いることができる。HMG−CoAシンターゼ阻害剤という用語は、酵素HMG−CoAシンターゼが触媒するアセチル−補酵素A及びアセトアセチル−補酵素Aからのヒドロキシメチルグルタリル−補酵素Aの生合成を阻害する化合物を指す。このような阻害は、標準アッセイ(Meth Enzymol. 1975; 35:155-160;Meth. Enzymol. 1985; 110:19-26 及びそこで引用される参考文献)に従い、当業者によって容易に決定される。様々なこれらの化合物が以下に記述され、かつ参照されているが、当業者にとっては他のHMG | |