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【発明の名称】 改良されたクレンジング組成物
【発明者】 【氏名】モヒニ・アナンド・バパツト

【氏名】プレム・チヤンダー

【氏名】リトウ・バルマ

【氏名】マーテイン・スワンソン・ベサムツー

【要約】 【課題】クレンジング組成物中に多くの美白剤、および例えばレゾルシノール誘導体などの美白剤も含んでいるクレンジング組成物を配合することは問題である。

【解決手段】pH7.5以下の美白クレンジング組成物であって、非イオン性洗浄性活性物質が、存在するときには5から18の範囲のHLBを有する、洗浄性活性物質3から50重量%;およびアルキルまたはシクロアルキルレゾルシノール0.01から20重量%を含んでいる組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
pH7.5以下の美白クレンジング組成物であって、
i.非イオン性洗浄性活性物質が、存在する場合5から18の範囲内のHLBを有する、洗浄性活性物質3から50重量%;および
ii.アルキルまたはシクロアルキルレゾルシノール0.01から20重量%
を含んでいる組成物。
【請求項2】
洗浄性活性物質の少なくとも25重量%が、アニオン性、カチオン性、両性、または双性界面活性剤から選択される、請求項1に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項3】
配合物が、遊離石鹸をまったく含有していない、請求項1または2に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項4】
洗浄性活性物質が、アニオン性、非イオン性、および両性界面活性剤の組合わせである、請求項1から3のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項5】
アルキルレゾルシノールが、エチル、ブチル、またはヘキシルレゾルシノールから選択される、請求項1から4のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項6】
アルキルレゾルシノール0.1から10重量%、より好ましくは約0.1から約5重量%を含んでいる、請求項1から5のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項7】
有機または無機増粘剤をさらに含んでいる、請求項1から6のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項8】
架橋アクリレート(例えばカルボポール982)、疎水的に変性されたアクリレート(例えばカルボポール13 82)、セルロース誘導体、および天然ゴムから選択された有機増粘剤0.01から20重量%を含んでいる、請求項1から7のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項9】
増粘性シリカ、チョーク、タルク、カオリン、デンプン、スメクタイト粘土、化学的に変性されたマグネシウムアルミニウムシリケート、有機的に変性されたモンモリロナイト粘土、ラポナイト、水和ケイ酸アルミニウム、フュームドシリカ、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネートから選択された無機増粘剤0.0001から80重量%、好ましくは0.1から35重量%、最も好ましくは0.5から10重量%を含んでいる、請求項1から8のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【請求項10】
多価アルコール型湿潤剤0.01から50重量%、好ましくは1および15重量%を含んでいる、請求項1から9のいずれか1項に記載の美白クレンジング組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、クレンジング組成物を通した、機能性成分の新規強化送達系に関する。特に本発明は、洗剤ベースのクレンジング組成物からの、効果剤(benefit agent)、例えば美白剤の皮膚、毛髪、またはほかの基質への付着の強化を目的とする。
【背景技術】
【0002】
レゾルシノールおよびこの誘導体は、非常に多様な用途を有する。レゾルシノールの最大の消費は、好ましい硬化性樹脂がレゾルシノールをベースとするタイヤ産業においてなされている。レゾルシノールおよびこの誘導体のもう1つの付加価値用途は、化粧品である。いくつかの化合物、例えば2−4,ジヒドロキシアセトフェノンが、太陽光線防護用途に用いられてきた。
【0003】
アルキルレゾルシノールおよび芳香族レゾルシノールは、貴重な治療特性および防腐特性を有すると報告されている。特に4−アルキルレゾルシノールは、ヒトの皮膚に塗布されたとき、美肌効果、および低い毒性および刺激性を有することが報告されている。4−アルキルレゾルシノールはまた、食品および飲料の黒ずみを阻害するために用いられることも報告されてきた。アルキルレゾルシノール、例えば4−n−ブチルレゾルシノールは、良好な漂白および抗菌効果を有すると主張されているスキンクリームおよびローションに用いられてきた。(アルキル基が線状である)2−アルキルレゾルシノールは、皮膚色素脱失特性を有することが報告されている。
【0004】
メラニンは、アミノ酸チロシンからメラニン細胞、すなわち真皮−表皮境界に存在する細胞型によって合成されるポリマーである。チロシンは、メラニン形成におけるキー酵素である酵素のチロシナーゼにより作用を受ける。
【0005】
メラニン細胞中に含有されているメラノソームにおいて、メラニンは、メラニン細胞中の個々のモノマーから合成される。メラニン化されたメラノソームは、ケラチン生成細胞と呼ばれる近隣の細胞へ運ばれる。ケラチン生成細胞は、分割され、分化され、このようにしてメラノソームを皮膚の表面へ輸送する。皮膚の色彩の強度は、この数、サイズ、メラニン含有量、およびメラノソームの形成、およびケラチン生成細胞へのこの移動/移送率に直接関連する。
【0006】
(特許文献1)は、美白剤のための局所配合物、例えば4−シクロアルキルレゾルシノールを開示している。開示された配合物は、キャリヤーと組合わされた美白剤を含有し、この場合キャリヤーは、少なくとも1つのヒドロキシル溶剤および少なくとも1つの補助溶剤を含有する。
【0007】
(特許文献2)および(特許文献3)は、1,3−ジチアンレゾルシノール化合物の美白効果を開示している。(特許文献4)は、4,6−二置換レゾルシノール誘導体の美白効果を開示している。しかしながらこれらの特許は、化粧品ベースにおけるレゾルシノール誘導体の使用について言及しているのであって、クレンジング組成物における使用についてではない。
【0008】
(特許文献5)は、色素沈着状態に冒された皮膚の色素沈着を明るくするか、または減少させるために、化粧品目的のための4−シクロアルキルレゾルシノールを開示している。これらのレゾルシノール誘導体はまた、炎症性障害、例えば乾癬およびにきびの治療にも有用である。
【特許文献1】第WO2004069221号(ワーナー−ランバート・カンパニー(Warner−Lambert Company)LLC,2004年)
【特許文献2】第US20040120907号(ユニリーバ(Unilever)、2004年)
【特許文献3】第US20040115145号(ユニリーバ、2004年)
【特許文献4】第US20040109832号(ユニリーバ、2004年)
【特許文献5】第EP0904774号(ファイザー(Pfizer)、2003年)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
様々な効果剤を送達するための化粧品組成物は、様々な乳化系およびビヒクルを用いて調製される。これらの組成物は一般に、洗い流さないタイプの製品(leave on products)であるクリーム、ローション、およびこの他の形態として配合される。
【0010】
美白剤、例えばレゾルシノール誘導体および他のものは一般に、アルカリ性pHにおいて不安定である。多くの場合、身体洗浄配合物は、石鹸ベースであり、アルカリ性pHを有し、このようにして美白剤を含有する配合物に対して有害であることが証明されている状態を生じる。したがって、クレンジング組成物中に多くの美白剤、および例えばレゾルシノール誘導体などの美白剤も含んでいるクレンジング組成物を配合することは問題である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
安定な洗浄性活性物質を用いて、配合物のpHが7.5以下に本質的に維持された、アルキルレゾルシノールを含んでいる安定クレンジング組成物を配合することが可能であることが今や発見された。
【発明の効果】
【0012】
このようにして、活性美白剤としてアルキルレゾルシノールを含み、配合物のpHが7.5以下に本質的に維持されている安定美白クレンジング組成物を配合することができるようにすることが、本発明の1つの目的である。
【0013】
優れた効果を与えるために、皮膚に活性物質を付着させることができる活性美白剤としてアルキルレゾルシノールを含んでいる、安定美白クレンジング組成物を配合することができるようにすることが、本発明のもう1つの目的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
このようにして、本発明の第一の側面によれば、pH7.5以下の美白クレンジング組成物であって、
i.非イオン性洗浄性活性物質が、存在する場合5から18の範囲内のHLBを有する、洗浄性活性物質3から50重量%;および
ii.アルキルまたはシクロアルキルレゾルシノール0.01から20重量%
を含んでいる組成物が提供される。
【0015】
同様に、この洗浄性活性物質の少なくとも25重量%が、アニオン性、カチオン性、両性、または双性界面活性剤から選択されることも好ましい。配合物中に遊離石鹸がないことが特に好ましい。
【0016】
本発明の本質的部分によれば、この製品の安定性および効果を確保するために、この配合物をpH7.5以下に維持する必要があり、非イオン性洗浄性活性物質がこの配合物中に存在するとき、これらは5から18の範囲内のHLBを有するように選択される。規定された必須成分とは別に、ほかの従来成分が、この配合物中に組み込まれてもよい。
【0017】
一般式(I)のレゾルシノール誘導体は、美白剤として有用である。
【0018】
【化1】


【0019】
各RおよびRは独立して、水素原子、−COR(アシル基)、−COOR、−CONHRを表わし、後の3つは、それぞれ次の式Aによって表わされる。
【0020】
【化2】


【0021】
式中、Rは、飽和または不飽和、線状、枝分かれ、または環状C−C18炭化水素基を表わす。好ましい実施態様において、Rおよび/またはRの各々もしくは両方は、水素を表わす。より好ましい実施態様において、RおよびRは、水素を表わす。
【0022】
は、1から18個の炭素原子、好ましくは2から12個の炭素原子を有するアルキル基であり、メチルまたはエチル基での、線状アルキル基の1つまたはそれ以上の水素原子の置換をともなうか、またはともなわない。例えばRは、線状または分岐鎖アルキルを構成するか、または一般式(II)の基である。
【0023】
【化3】


【0024】
式中、Xは水素;OR(式中、Rは、水素、(C−C)アルキル、またはアリール−(C−C)アルキルを表わす);OCOR(式中、Rは、(C−C)アルキル、アリール−(C−C)アルキル、またはフェニルを表わす);ハロゲン;(C−C)アルキル;アリール−(C−C)アルキル、またはアリール−(C−C)アルキル;またはNHR(式中、Rは、上記と同じである)であり;式中、nは0から3であり;式中、破線は、任意の二重結合を示す。例えば、nが0である場合、一般式(II)の基は5員環であり;nが1である場合、この基は6員環であり;nが2である場合、7員環であり;nが3である場合、8員環である。
【0025】
がアルキル基を表わすとき、分子の種類は、4−アルキル置換レゾルシノールと呼ばれる。式(I)において、Rによって表わされ、および好ましくは2から12個の炭素原子を有する非置換線状アルキル基は、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、およびドデシル基を包含しうる。これらの線状アルキル基は、これらの1つまたはそれ以上の水素原子のところで、メチルまたはエチル基で置換されてもよい。置換アルキル基の特定例には、イソプロピル基、イソブチル基、イソアミル基、または2−メチルヘキシル基が含まれる。好ましいアルキル基は、Rがエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、またはオクチル基であるものである。最も好ましいアルキルレゾルシノールは、Rがエチル、ブチル、またはヘキシル基であるものである。
【0026】
一般式(I)(式中、Rは式(II)によって表わされる)のレゾルシノール誘導体は、本明細書において、4−シクロアルキルレゾルシノールと呼ばれ、下記のような一般式(III)によって表わされる。
【0027】
【化4】


【0028】
Xは、水素;OR(式中、Rは、水素、(C−C)アルキル、またはアリール−(C−C)アルキルである);OCOR(式中、Rは、(C−C)アルキル、アリール−(C−C)アルキル、またはフェニルを表わす);ハロゲン;(C−C)アルキル;アリール−(C−C)アルキル、またはアリール−(C−C)アルキル;またはNHR(式中、Rは、上記と同じである)であり;nは0から3であり;破線は、この位置における任意の二重結合を示す。
【0029】
4−シクロ−置換レゾルシノールのより特定の実施態様の例には、次のものが含まれる。
【0030】
(a)式(III)(式中、単結合が、破線のところで2つの炭素原子を連結している)の化合物、
(b)式(III)(式中、nは1である)の化合物、
(c)式(III)(式中、Xは水素である)の化合物、
(d)式(III)(式中、Xは、水素、メチル、またはエチルである)の化合物、
(e)式(III)(式中、nは0である)の化合物、
(f)式(III)(式中、nは2である)の化合物;および
(g)式(III)(式中、Xはベンジルオキシである)の化合物。
【0031】
式(III)の好ましい化合物は、4−シクロペンチルレゾルシノール、4−シクロヘキシルレゾルシノール、4−シクロヘプチルレゾルシノール、および4−シクロオクチルレゾルシノールである。式(III)の最も好ましい化合物は、4−シクロヘキシルレゾルシノール、および4−シクロペンチルレゾルシノールである。
【0032】
レゾルシノール誘導体の量は好ましくは、化粧品組成物の総量の約0.01から約20%、より好ましくは約0.1から10%、最も好ましくは約0.1から約5%である。
【0033】
この組成物に用いられている洗浄性活性物質は、遊離石鹸を欠いており、非石鹸洗剤を含んでいる。この洗浄性活性物質は好ましくは、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性、または双性界面活性剤から選択される。この洗浄性活性物質の総濃度は、3から50%、好ましくは5から25%であろう。
【0034】
洗浄性活性物質の少なくとも25重量%が、アニオン性、カチオン性、両性、または双性界面活性剤から選択されることが特に好ましい。アニオン性、非イオン性、および両性界面活性剤の組合わせを選択することによって、洗浄性活性物質を配合することが好ましい。
【0035】
アニオン性界面活性剤は、脂肪族スルホネート、例えば第一アルカン(例えばC−C22)スルホネート、第一アルカン(例えばC−C22)ジスルホネート、C−Cアルケンスルホネート、C−C22ヒドロキシアルカンスルホネート、またはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS)、または芳香族スルホネート、例えばアルキルベンゼンスルホネートから選択されてもよい。
【0036】
このアニオン性物質はまた、アルキルスルフェート(例えばC12−C18アルキルスルフェート)またはアルキルエーテルスルフェート(アルキルグリセリルエーテルスルフェートを包含する)であってもよい。アルキルエーテルスルフェートの中には、次の式を有するものがある。
【0037】
RO(CHCHO)SO
式中、Rは、8から18個の炭素、好ましくは12から18個の炭素を有するアルキルまたはアルケニルであり、nは、1.0超、好ましくは2から3の平均値を有し;Mは可溶化カチオン、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、または置換アンモニウムである。アンモニウムおよびナトリウムラウリルエーテルスルフェートが好ましい。
【0038】
アニオン性物質はまた、アルキルスルホスクシネート(モノ−およびジアルキル、例えばC−C22スルホスクシネートを包含する);アルキルおよびアシルタウレート、アルキルおよびアシルサルコシネート、スルホアセテート、C−C22アルキルホスフェートおよびホスフェート、アルキルホスフェートエステル、およびアルコキシルアルキルホスフェートエステル、アシルラクテート、C−C22モノアルキルスクシネートおよびマレエート、スルホアセテート、およびアシルイセチオネートであってもよい。
【0039】
スルホスクシネートは、式:
【0040】
CCHCH(SOM)CO
を有するモノアルキルスルホスクシネート;式:
【0041】
CONHCHCHCCHCH(SOM)CO
(式中、Rは、C−C22アルキルの範囲にあり、Mは可溶化カチオンである)
のアミド−MEAスルホスクシネート;式:
RCONH(CH)CH(CH)(SOM)CO
(式中、Mは上記と同じである)
のアミド−MIPAスルホスクシネートであってもよい。
【0042】
同様に、アルコキシル化シトレートスルホスクシネート;およびアルコキシル化スルホスクシネート、例えば次のもの:
【0043】
【化5】


(式中、n=1から20;およびMは上記と同じである)
も含まれる。
【0044】
サルコシネートは一般に、式:
【0045】
RCON(CH)CHCOM、
(式中、RはC−C20アルキルの範囲にあり、Mは可溶化カチオンである)
によって示される。
【0046】
タウレートは一般に、式:
【0047】
CONRCHCHSO
(式中、Rは、C−C20アルキルの範囲にあり、Rは、C−Cアルキルであり、Mは可溶化カチオンである)
によって識別される。
【0048】
アニオン性物質のもう1つの種類は、カルボキシレート、例えば次のものである。
【0049】
R(CHCHO)CO
(式中、RはC−C20アルキルであり;nは0から20であり;Mは上記と同じである)用いることができるもう1つのカルボキシレートは、アミドアルキルポリペプチドカルボキシレート、例えばセピック(Seppic)によるモンテイン(Monteine)LCQ(R)である。
【0050】
用いることができるもう1つの界面活性剤は、C−C18アシルイセチオネートである。これらのエステルは、アルカリ金属イセチオネートと、6から18個の炭素原子および20未満のヨウ素価を有する混合脂肪族脂肪酸との反応によって調製される。この混合脂肪酸の少なくとも75%は、12から18個の炭素原子を有し、25%までが6から10個の炭素原子を有する。
【0051】
アシルイセチオネートが存在するとき、一般に総組成物の約0.5から15重量%の範囲であろう。好ましくはこの成分は、約1から約10%で存在する。
【0052】
非イオン性洗浄性活性物質が存在するとき、5から18の範囲のHLBを有し、疎水基および反応性水素原子を有する化合物、例えば脂肪族アルコール、酸、アミド、またはアルキルフェノールと、酸化アルキレン、特に単独かまたは酸化プロピレンをともなった酸化エチレンとの反応生成物から選択することができる。特定の非イオン性洗浄性化合物は、アルキル(C−C22)フェノール−酸化エチレン縮合物、脂肪族(C−C18)第一または第二線状または枝分かれアルコールと酸化エチレンとの縮合生成物、および酸化プロピレンとエチレンジアミンとの反応生成物と酸化エチレンとの縮合によって製造された生成物である。ほかのいわゆる非イオン性洗浄性化合物には、長鎖第三アミン酸化物、長鎖第三ホスフィン酸化物、およびジアルキルスルホキシドが含まれる。この非イオン性物質はまた、糖アミド、例えば多糖類アミドであってもよい。
【0053】
アルキル多糖類非イオン性界面活性剤が用いられてもよい。好ましいアルキル多糖類は、次の式のアルキルポリグリコシドである。
【0054】
O(C2nO)(グリコシル)
式中、Rは、アルキル基が、約10から約18個、好ましくは約12から約14個の炭素原子を含有する、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、およびこれらの混合物からなる群から選択され;nは、0から3、好ましくは2であり;tは0から約10、好ましくは0であり;xは1.3から約10、好ましくは1.3から約2.7である。グリコシルは好ましくは、グルコースに由来する。これらの化合物を調製するために、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールがまず形成され、ついでグルコースまたはグルコース源と反応させて、グルコシドを形成する(1位における結合)。ついで追加のグリコシル単位が、これらの1位と、先行するグリコシル単位2−、3−、4−、および/または6−位との間、好ましくは優勢的に2−位に結合させることができる。
【0055】
この発明において用いることができる両性洗剤は、少なくとも1つの酸基を含む。これは、カルボン酸基またはスルホン酸基であってもよい。これらは、第四窒素を含み、したがって第四アミノ酸である。これらは一般に、7から18個の炭素原子のアルキルまたはアルケニル基を含む方がよい。これらは通常、次の全体的な構造式にしたがう。
【0056】
【化6】


式中、Rは、7から18個の炭素原子のアルキルまたはアルケニルであり;RおよびRは、各々独立して、1から3個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシアルキル、またはカルボキシアルキルであり;nは、2から4であり;mは0から1であり;Xは、場合によりヒドロキシルで置換された、1から3個の炭素原子のアルキレンであり;Yは−COまたは−SOである。
【0057】
上記一般式のうちの適切な両性洗剤には、式:
【0058】
【化7】


【0059】
の単純ベタイン、および式:
【0060】
【化8】


(式中、mは2または3である)
のアミドベタインが含まれる。
【0061】
両方の式において、R、R、およびRは、既に規定されているとおりである。Rは特に、基Rの少なくとも半分、好ましくは少なくとも3/4が、10から14個の炭素原子を有するような、ココナッツに由来するC12およびC14アルキル基の混合物であってもよい。RおよびRは、好ましくはメチルである。
【0062】
さらに1つの可能性は、この両性洗剤が、式:
【0063】
【化9】


(式中、mは2または3である)
のスルホベタイン、または−(CHSOが、
【0064】
【化10】


【0065】
によって置換されているこれらの変形例であるということである。
【0066】
これらの式において、R、R、およびRは、既に規定されているとおりである。アンフォアセテートおよびジアンフォアセテートも、使用することができる可能な双性および/または両性化合物に含められるものとする。
【0067】
双性洗剤が存在するとき、これらは、脂肪族第四アンモニウム、ホスホニウム、およびスルホニウム化合物の誘導体から選択することができ、この場合、脂肪族基は、直鎖または分岐鎖であってもよく、これらの脂肪族置換基の1つは、約8から約18個の炭素原子を含有し、1つは、アニオン基、例えばカルボキシ、スルホネート、スルフェート、ホスフェート、またはホスホネートを含有する。これらの化合物についての一般式は、次のものである。
【0068】
【化11】


式中、Rは、約8から約18個の炭素原子のアルキル、アルケニル、またはヒドロキシアルキル基、0から約10個の酸化エチレン部分、および0から約1個のグリセリル部分を含有し;Yは、窒素、リン、および硫黄原子からなる群から選択され;Rは、約1から約3個の炭素原子を含有するアルキルまたはモノヒドロキシアルキル基であり;Xは、Yが硫黄原子であるときは1であり、Yが窒素またはリン原子であるときは2であり;Rは、約1から4個の炭素原子のアルキレンまたはヒドロキシアルキレンであり、Zは、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスホネート、およびホスフェート基からなる群から選択された基である。
【0069】
このような界面活性剤の例には、次のものが含まれる。
【0070】
4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート、
5−[S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ]−3−ヒドロキシペンタン−1−スルフェート、
3−[P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテトラデキソシルホスホニオ]−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート、
3−[N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルアンモニオ]−プロパン−1−ホスホネート、
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート、
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート、
4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシドデシル)アンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート、
3−[S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホニオ]−プロパン−1−ホスフェート、
3−[P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ]−プロパン−1−ホスホネート;および
5−[N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ]−2−ヒドロキシ−ペンタン−1−スルフェート。
【0071】
増粘剤も、本発明による組成物の一部として利用することができる。適切な典型的増粘剤には、架橋アクリレート(例えばカルボポール982)、疎水的に変性されたアクリレート(例えばカルボポール13 82)、セルロース誘導体、および天然ゴムが含まれる。
【0072】
有用なセルロース誘導体の中には、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、およびヒドロキシメチルセルロースがある。本発明に適した天然ゴムには、グアール、キサンタン、スクレロチウム、カラゲーナン、ペクチン、およびこれらのガムの組合わせが含まれる。増粘剤が存在するとき、この量は0.01から20%の範囲であってもよい。
【0073】
無機増粘剤も用いることができる。これらには、増粘性シリカ、チョーク、タルク、カオリン、デンプン、スメクタイト粘土、化学的に変性されたマグネシウムアルミニウムシリケート、有機的に変性されたモンモリロナイト粘土、ラポナイト、水和ケイ酸アルミニウム、フュームドシリカ、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、およびこれらの混合物が含まれる。増粘剤の量は、0.0001から80重量%、通常は0.1から35重量%、場合により0.5から10重量%の範囲であってもよい。
【0074】
多価アルコール型の湿潤剤もまた、この発明の組成物中の化粧品として許容しうるキャリヤーとして用いることができる。湿潤剤は、エモリエントの有効性を高めるのを助け、スケーリングを減少させ、累積スケールの除去を刺激し、皮膚の感触を改良する。適切な典型的多価アルコールには、グリセロール、ポリアルキレングリコール、より好ましくはアルキレンポリオール、およびこれらの誘導体が含まれ、これにはプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、およびこれらの誘導体、ソルビトール、10ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール、およびこれらの混合物が含まれる。
【0075】
最良の結果を得るためには、この湿潤剤は好ましくは、グリセロールまたはイソプロピルグリセロールである。湿潤剤の量は、組成物の0.01から50重量%、好ましくは1から15重量%の範囲のいずれかであってもよい。特に好ましい湿潤剤は、グリセロール、イソプロピルグリコール、様々な分子量のポリエチレングリコールである。
【0076】
老化防止剤、しわ減少剤、スキンホワイトニング剤、にきび防止剤、および皮脂減少剤を包含する適切な追加の任意皮膚効果剤が、この配合物中に含まれてもよい。
【0077】
次の実施例は、本発明の最良の実施態様を例証するための、本発明の原理の例にすぎず、本発明の原理の限定を目的とするものではない。
【実施例】
【0078】
1.液体洗浄剤の製造手順
表1および2に規定されている成分を、渦巻状に高速で水に添加し、これを完全に分散した。ついで保存料および安定剤を、主要バッチに添加した。この時点で、表1および2に示されているような最終pHを得るために、pHを調節する。この後、4エチルレゾルシノールをバッチに添加し、必要であれば脱気のために真空を用いる。この時点で、香料およびほかの任意添加剤を添加した。
【0079】
これらの配合物を、次の手順によって、様々な物理的および効果パラメーターを決定するためにテストした。
【0080】
2.製品安定性を測定するための手順
製品の安定性を、約25℃で3ヶ月の保存期間後に目視測定によって評価し、製品の色彩および均質性を査定する。
【0081】
【表1】


【0082】
データは、配合物中の4エチルレゾルシノールの安定性は、配合物のpHが7.5以下であるときに良好であることを示している。
【0083】
3.皮膚送達の測定手順
ヒトの皮膚へのレゾルシノールの送達を、ヒトの志願者の前腕への製品の直接塗布を通して査定した。この製品の既知用量を、この部位に塗布し、製品をこの部位にすり込んだ。腕のこの部位を、固定量の水で濯ぎ洗いした。収集した濯ぎ液を、レゾルシノールについて分析し、皮膚へ送達された量は、塗布された投薬量から差し引くことによって計算した。これは、当初用量のパーセンテージとして表示される。
【0084】
4.美白に対する効果の測定手順
33人のパネリストを募集し、これらのパネリストに、顔の半分に既知量のクレンジング製品を用いるよう要求する。同時に、他方の半分を、プラシーボ洗浄剤で濯ぎ洗いした。パネリストに、8週間このことを行なうよう要求した。訓練を受けた目視格付け員(visual grader)および器具によって、皮膚の色を規則的な間隔で監視する。最終査定を8週目に行なう。示された美白値を、プラシーボ効果と比較する。
【0085】
データを表2に示す。
【0086】
【表2】


【0087】
表2に示されているデータは、アニオン性および両性界面活性剤の組合わせ、もしくは非イオン性界面活性剤と組合わせたこれらの組合わせが、皮膚上の配合物からの4エチルレゾルシノールの有意な送達を与え、クレンジング系を通してでさえ、皮膚の色を明るくすることによって皮膚の色を改良することを示している。
【出願人】 【識別番号】590003065
【氏名又は名称】ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
【出願日】 平成17年11月24日(2005.11.24)
【代理人】 【識別番号】100062007
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 義雄

【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠

【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教

【識別番号】100103920
【弁理士】
【氏名又は名称】大崎 勝真

【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明

【公開番号】 特開2006−182762(P2006−182762A)
【公開日】 平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願番号】 特願2005−338187(P2005−338187)