| 【発明の名称】 |
肝機能改善用容器詰飲料 |
| 【発明者】 |
【氏名】高妻 和哉 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】長尾 知紀 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】千竃 映郎 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】原田 潮 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】戸井 知子 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】長谷 正 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
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| 【要約】 |
【課題】肝機能改善作用と肝線維化進展抑制作用があり、肝線維化、肝硬変の予防・改善に有用であり、併せて、カテキン類とカフェインを高濃度で含有し、味及び安定性の点で優れる容器詰飲料を提供。
【解決手段】カテキン類とカフェインを含有し、100mL中に、カテキン類90〜720mg及びカフェイン23〜160mgを含有する容器詰飲料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カテキン類とカフェインを含有し、100mL中に、1)カテキン類90〜720mg、及び2)カフェイン23〜160mgを含有する容器詰飲料。 【請求項2】 肝機能を改善するためのものである請求項1記載の容器詰飲料。 【請求項3】 肝疾患患者用である請求項1又は2に記載した容器詰飲料。 【請求項4】 肝機能の改善作用を有し、肝機能の改善のために用いられるものである旨の表示を付した請求項1記載の容器詰飲料。 【請求項5】 肝疾患患者に適用される飲料であって、肝機能の改善作用を有し、肝機能の改善のために用いられるものである旨の表示を付した請求項1記載の容器詰飲料。 【請求項6】 ウイルス性肝炎患者を対象とした肝臓病食としての容器詰飲料である請求項1から3のいずれかの項に記載の容器詰飲料。 【請求項7】 ウイルス性肝炎患者に適用される飲料であって、ウイルス性肝炎の症状の改善のために用いたれる旨の表示を付した請求項1から3のいずれかの項に記載の容器詰飲料。 【請求項8】 肝線維化進展抑制抑制作用又は改善作用を有し、肝線維化進展抑制抑制作用又は改善作用のために用いたれる旨の表示を付した請求項1から3のいずれかの項に記載の容器詰飲料。 【請求項9】 健康食品、特定保健用食品、栄養補助食品、保健機能食品、機能性食品である請求項1から7のいずれかの項に記載の容器詰飲料。 【請求項10】 カテキン類とカフェインを含有し、その1日摂取量がカテキン類300〜1750mg及びカフェイン34〜560mgであることを特徴とする肝線維化進展抑制剤。 【請求項11】 100mL中に、1)カテキン類90〜720mg、及び2)カフェイン23〜160mgを含有する容器詰飲料形態である請求項10記載の肝線維化進展抑制剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、肝機能改善、肝線維化進展抑制又は肝硬変予防用容器詰飲料、および肝線維化抑制剤に関する。 【背景技術】 【0002】 カテキン類の効果としてはコレステロール上昇抑制作用やアミラーゼ活性阻害作用等が報告されている(例えば、特許文献1、2参照)。 また、カテキン(1日1-2g程度摂取)がウイルス性肝炎の肝機能(GOT、GPT他)を改善するとの報告があり(非特許文献1)、カテキン類を含む緑茶の1日10杯以上の飲用が肝機能(GOT、GPT他)を改善するとの報告もされている(非特許文献2)。 【0003】 肝炎が進展すると、肝機能悪化、線維化進展、肝硬変となることが知られている。肝線維化は、肝臓内の組織傷害に対する創傷治癒機転により、コラーゲンなどの細胞外マトリックスが過剰に蓄積した病態である。 【0004】 肝細胞由来の培養細胞においてエピガロカテキンガレートが、肝線維化の原因と考えられている細胞外マトリックスの分泌抑制作用や分泌細胞の増殖を抑制する(非特許文献3)ことが細胞レベルでの検討で知られている。 【0005】 カテキン類や緑茶以外には、コーヒーの飲用量が増えると肝硬変のリスクが減少することが、疫学的調査から報告されている(非特許文献4)。 【0006】 大量の緑茶もしくはコーヒーの飲用による肝機能改善、肝線維化、肝硬変抑制の可能性が示唆されているが、一日あたり10杯以上の緑茶やコーヒーを飲むことは困難であり、より簡便にカテキン類とカフェインを摂取できる、カテキンとカフェインを高濃度に飲料などの開発が望まれていた。 また、カテキン類とカフェインの同時摂取による肝機能改善、肝線維化、肝硬変抑制効果は報告されていない。 【特許文献1】特開昭60−156614号公報 【特許文献2】特開平3−133928号公報 【非特許文献1】Patrick, Alter. Med. Rev. 4: 220-238, 1999 【非特許文献2】Imai and Nakachi, BMJ. 310: 693-696, 1995 【非特許文献3】Sakata et al.: J. Hepatol. 40: 52-59, 2004 【非特許文献4】Corrao et al. Ann. Epidemiol. 11: 485-465, 2001 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明の目的は、カテキン類とカフェインを高濃度含有し、味及び安定性の点で優れた容器詰飲料及びカテキン類とカフェインを含有する肝機能改善剤及び肝線維化進展抑制剤を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明者等は、カテキン類とカフェインを特定量投与することにより優れた肝機能改善作用及び肝線維化進展抑制作用が得られ、ウイルス性肝炎由来の肝線維化、肝硬変の予防・改善に有用であることを見出した。併せて、高濃度カテキン類とカフェインを同時摂取可能で、味及び安定性の点で優れる容器詰飲料を見出した。 【0009】 すなわち、本発明の発明は、カテキン類とカフェインを含有し、100mL中に、1)カテキン類90〜720mg、及び2)カフェイン23〜160mgを含有する容器詰飲料を提供するものである。 また、本発明は、カテキン類とカフェインを含有し、その1日摂取量がカテキン類300〜1750mg及びカフェイン34〜560mgであることを特徴とする肝線維化進展抑制剤を提供するものである。 【発明の効果】 【0010】 100mL中にカテキン類90〜720mg及びカフェイン23〜160mg含有する本発明は容器詰飲料は、肝機能改善効果、肝炎から肝線維化防止、肝硬変の進展予防効果を有する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明でのカテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレートなどの非エピ体カテキン類およびエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのエピ体カテキン類をあわせての総称である。 【0012】 本発明に使用するカテキン類は、Camellia属、例えばC. sinensis、C. assaimica、又はそれらの雑種から得られる茶葉から製茶された、煎茶、番茶、玉露、てん茶、釜入り茶等の緑茶類や、総称して鳥龍茶と呼ばれる鉄観音、色種、黄金桂、武夷岩茶等の半発酵茶、紅茶と呼ばれるダージリン、アッサム、スリランカ等の発酵茶の茶葉から水や熱水により抽出して得られる。 【0013】 また茶葉から抽出するかわりに、茶抽出物の濃縮物を水に溶解して用いても、茶葉からの抽出液と茶抽出物の濃縮物とを併用してもよい。ここでいう茶抽出物の濃縮物とは、茶葉を熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出された抽出物を濃縮したものであって、特開昭59−219384号公報、特開平4−20589号公報、特開平5−260907号公報、特開平5−306279号公報等に詳細に例示されている方法で調製したものをいう。市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」、サントリー(株)「サンウーロン」等が挙げられる。そのほか、カテキンは他の原料起源のもの、カラム精製品及び化学合成品でも使用できる。ここでいう茶抽出物の濃縮物の形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられる。 【0014】 本発明容器詰飲料及び肝線維化進展抑制剤中、カテキン類の濃度は、90mg〜720mg/100mL、さらに100mg〜380mg/100mL、特に、120mg〜380mg/100mL、殊更130mg〜240mg/100mLであると、嗜好性としては、連続飲用することができ、かつ、肝機能改善効果の向上、特に、ウイルス性肝炎の肝機能(GOT、GPT他)の改善するの点から好ましい。 【0015】 容器詰飲料中のカテキン類の組成として、全カテキン類中のエピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキンが、30〜98重量%、さらに40〜90重量%から選ばれたものであると、飲料としての呈味が更に優れ、後を引くような収斂性もなく好ましい。ここでエピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキンは1種以上含有するが、通常は全て含有される。 【0016】 非エピ体カテキン類と成分エピ体カテキン類の含有重量比は非エピ体カテキン類/エピ体カテキン類=0.54〜9.0、さらに0.67〜5.67、特に0.80〜5.67が好ましい。この範囲であると長時間保存しても色調が安定し、外観の透明性も維持され、風味が損なわれず好ましい。 【0017】 本発明においてカフェインとは、カフェイン又はカフェインとカフェイン誘導体との混合物、すなわちカフェイン又はカフェインとテオフィリンやテオブロミンなどとの混合物を示す。 本発明に使用する、カフェインは上記のカテキン類で記載したCamellia属、例えばC. sinensis、C. assaimica、又はそれらの雑種から得られる茶葉から抽出して得られる。また、茶抽出物の濃縮物を水に溶解して用いても、茶葉からの抽出液と茶抽出物の濃縮物とを併用してもよい。 その他のカフェイン含有植物由来、例えばコーヒー豆、ガラナ、ココアなどの抽出物や抽出物の濃縮物を用いてもよい。そのほか、カフェインは他の原料起源のもの、カラム精製品及び化学合成品でも使用できる。 本発明容器詰飲料又は肝線維化進展抑制剤中、カフェイン濃度は、23mg〜160mg/100mL、さらに23mg〜150mg/100mL、特に、23mg〜40mg/100mLであると、嗜好性としては、連続飲用することができ、かつ、肝機能改善効果の向上の点から好ましい。 【0018】 本発明の高濃度カテキン・カフェイン含有の容器詰飲料においては、カテキン類とカフェインが共に飲料中に溶解して含有され、カテキン類/カフェイン(重量比)が1.04〜7.4、さらに4.3〜7.4であることが肝線維化抑制において好ましい。 本発明の容器詰飲料は含有するカテキン類及びカフェインが、このような成分量であると、効果に優れると共に、味及び安定性の点で優れている。 【0019】 容器詰飲料のpHは、25℃で3〜7、好ましくは4〜7、特に5〜7とするのが、味及びカテキン類、カフェインの化学的安定性の点で好ましい。 【0020】 容器詰飲料の濁度は、ヘイズ値22以下、さらに14以下、特に12以下にすると視覚的魅力、喉ごし、更にカテキン類の安定保持性、色差変化が小さくなる点で好ましい。ここでヘイズ値とは、光路長10mmのガラスセルを透過した透過光と散乱光をあわせた状態で測定される値で、0〜100の値をもち、値が小さい程透明性が高い。 【0021】 本発明の容器詰飲料は、このようなカテキン類及びカフェインを含有するが、果汁等の他の飲料成分と組み合わせることで、さらに幅広い範囲の肝機能改善、肝線維化、肝硬変の予防・改善に有効な容器詰飲料を提供することができる。本発明の容器詰飲料は、健康食品、特定保健用食品、栄養補助食品、保健機能食品、機能性食品として、使用することができ、かつ、肝機能改善、肝線維化、肝硬変の予防・改善とラベル表示にできる。製品の嗜好性のカテゴリーとしては、例えばソフトドリンクスである炭酸飲料、果実エキス入り飲料、野菜エキス入りジュースや、ニアウオーター、スポーツ飲料、ダイエット飲料等に適宜調製することもできる。 本発明の容器詰飲料には、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤等の添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。また、他の肝機能改善、肝線維化、肝硬変予防・改善効果のある成分と併用してもよい。 【0022】 容器詰飲料として飲用する場合には、使用される容器は、一般の飲料と同様にポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。 【0023】 また本発明の容器詰飲料は、例えば、金属缶のように容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては食品衛生法に定められた殺菌条件で製造される。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器等で高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用される。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。更に、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。 【0024】 本発明の肝線維化進展抑制剤の効果を発現させるための1日投与量としては、カテキン量及びカフェイン量の摂取量は、それぞれ300〜1750mg/日・人、34〜560mg/日・人、好ましくは、400〜1350mg/日・人、68〜140mg/日・人、更に好ましくは、500〜840mg/日・人、78〜88mg/日・人、である。摂取期間としては、3ヶ月〜15ヶ月、好ましくは9ヶ月〜12ヶ月であり、肝機能の目安からは、GPTが40〜50IU/L以下に低下すると、更に、投与をやめても、改善された肝機能が持続する。 【0025】 本発明の肝線維化抑制剤は、前記の量のカテキン類及びカフェインを含有するが、肝線維化抑制剤を摂取する形態は、経口的に摂取できる形態であれば特に限定されるものではない。 たとえば、飲料、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤だけでなく、パン、シリアル、麺類、米・芋・とうもろこし等の加工食品、乳製品、農産加工食品、菓子類、ケーキ、ビスケット、クッキー、グミ、ゼリー等のあらゆる食品形態・内服薬形態が可能である。その中でもより手軽である飲料が好ましく、さらに携帯することも可能な容器詰飲料が好ましい。 【実施例】 【0026】 カテキン類の測定 精製緑茶抽出物を蒸留水で希釈し、フィルター(0.8μm)でろ過後、島津製作所社製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL-10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L-カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃で、A液及びB液を用いたグラジエント法により行った。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有の蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。 【0027】 カフェインの測定 (分析機器) HPLC(日立製作所社製)装置を使用。 プロッター:D-2500,ディティクター:L-4200 ポンプ:L-7100,オートサンプラー:L-7200 カラム:lnertsil ODS-2、内径2.1mm×長さ250mm (分析条件) サンプル注入量:10μL,流量:1.0mL/min 紫外線吸光光度計検出波長:280nm 溶離液A:0.1M酢酸水溶液,溶離液B:0.1M酢酸アセトニトリル溶液 濃度勾配条件(体積%) 時間 溶離液A 溶離液B 0分 97% 3% 5分 97% 3% 37分 80% 20% 43分 80% 20% 43.5分 0% 100% 48.5分 0% 100% 49分 97% 3% 62分 97% 3% (カフェインのリテンションタイム) カフェイン:27.2分 ここで求めたエリア%から標準物質により重量%を求めた。 【0028】 実施例1 表1に示す成分を混合して、所定の処理を行った後、容器に詰めて容器詰飲料を製造した。 【0029】 【表1】
【0030】 *1 茶抽出物の濃縮物 A カテキン類含有量 33%、 カフェイン 5.3%(三井農林(株)製) B カテキン類含有量 30%、 カフェイン 6.5%(三井農林(株)製) C カテキン類含有量 22%、 カフェイン 0.37% 緑茶抽出物(ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)100gを常温、250rpm攪拌条件下の70%エタノール水溶液100g中に分散させ、活性炭クラレコールGLC(クラレケミカル社製)25gと酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)30gを投入後、約10分間攪拌を続けた。次に95%エタノール水溶液800gを30分かけて滴下した後、室温のまま30分間の攪拌を続けた。その後、再び2号濾紙で濾過し、続けて0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し、その後、水分量を調整して緑茶抽出物Cを得た。 *3 本発明品1及び2は、クエン酸/リン酸二ナトリウム、本発明品3及び比較品1は、クエン酸で調整した。 *4 10秒(殺菌工程前に脱気ラインを通る) 【0031】 本発明品1〜3は、いずれも比較品1に比べて嗜好性も高く、かつ、製品安定性も良好であった。 【0032】 試験例1 本発明品2の飲料を調製し、肝機能指標が正常範囲を超える(GPT>40IU/L)8名の男性に1日350mL、12ヶ月間連続飲用させた。飲用期間中及び飲用後の血中GPT活性の変化を図1に、血中GOT活性の変化を図2に、血中γ−GTP活性の変化を図3に示す。 【0033】 図1より、飲用前の血中GPT活性65.75±29.06IU/Lが12ヶ月後に50.38±24.51IU/Lに有意に低下し(対応のあるt−検定p=0.008)、8例中4例は正常範囲となった。飲用終了3ヶ月後のGPT活性は52.43±28.95 IU/L(7例、1例は被験者の都合により検査未実施)で飲用前より有意に低値(対応のあるt−検定p=0.009)であった。飲用中止後においても、血中GPT活性が低い値で維持していることから、肝臓が正常機能を維持できるようになったことが確認できた。 【0034】 図2より、飲用前の血中GOT活性35.75±21.88IU/Lが12ヶ月後に31.38±20.57IU/Lに有意に低下し(対応のあるt−検定p=0.016)した。飲用終了3ヶ月後のGOT活性は37.28±30.58IU/L(7例、1例は被験者の都合により検査未実施)で飲用前と有意差はなかった(対応のあるt−検定p=0.933)。 *飲用前GOT高値(≧ 70IU/L)は2例 飲用前87IU/L→12ヶ月56IU/L→15ヶ月46IU/L(正常値) 飲用前111IU/L→12ヶ月105IU/L→15ヶ月121IU/L 【0035】 図3より、飲用前の血中γ−GTP活性52.43±28.95IU/Lが12ヶ月後に49.38±25.86IU/Lとなり低下傾向(対応のあるt−検定p=0.054)がみられた。飲用終了3ヶ月後のγ−GTP活性は57.14±35.28IU/L(7例、1例は被験者の都合により検査未実施)で飲用前と有意差はなかった(対応のあるt−検定 p=0.8843)。 【0036】 実施例2〜4 クリーンベンチ内で、表2に記載の茶葉100gを温度80℃の蒸留水1000gで10分間抽出し、ろ過した茶抽出液を調製した。次に、表3記載の組成の飲料を混合し、脱気後、139℃で10秒間加熱処理後、500mLペットボトルに充填して容器詰飲料を製造した。 25℃の容器詰飲料を手でよく振ってから開栓し、パネラー5名が飲用したときの、喉ごしを評価した結果を表2に示す。 【0037】 【表2】
【0038】 実施例2〜4は、保存時の色調の安定性や透明性の変化がほとんどない容器詰飲料であった。飲んだときの喉ごしも良く、嗜好性の高い飲料であった。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明飲料飲用による血中GPT活性の変化を示す図である。 【図2】本発明飲料飲用による血中GOT活性の変化を示す図である。 【図3】本発明飲料飲用による血中γ−GTP活性の変化を示す図である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
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| 【出願日】 |
平成16年12月28日(2004.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000084 【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸
【識別番号】100077562 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 登志雄
【識別番号】100096736 【弁理士】 【氏名又は名称】中嶋 俊夫
【識別番号】100117156 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 正樹
【識別番号】100111028 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 博人
【識別番号】100101317 【弁理士】 【氏名又は名称】的場 ひろみ
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| 【公開番号】 |
特開2006−182737(P2006−182737A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−380695(P2004−380695) |
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