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【発明の名称】 前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物及びその配合方法
【発明者】 【氏名】王 玉龍

【氏名】劉 勝勇

【氏名】黄 三保

【要約】 【課題】効果的に前立腺がん細胞の成長を抑制し、前立腺の腫大を抑制する組成物及びその配合方法を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物及びその配合方法は、マメ科(LEGUMINOSAL)根類生薬(RADIXETTUBER)黄耆(ASTRAGALUSRADIX)抽出物を有する組成物であることを特徴として、本組成物は、黄耆、或いは、黄耆抽出の有効成分を有し、効果的に、前立腺がん、及び、前立腺の腫大を抑制する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前立腺がんの成長を効果的に抑制する組成物であって、その特徴は、マメ科(LEGUMINOSAL)根類生薬(RADIXETTUBER)黄耆(ASTRAGALUSRADIX)抽出物を有する組成物であることを特徴とする組成物。
【請求項2】
前記黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記黄耆抽出物は、水抽出物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記黄耆抽出物は、アルコール抽出物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記組成物は、更に、黄耆と大豆等の抽出物を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
大豆抽出物は、大豆イソフラボンであることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、1:1であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、1:2であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
【請求項10】
前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、2:1であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
【請求項11】
前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、5:1であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
【請求項12】
前立腺がんの治療を補助することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
前記治療は、化学薬物治療であることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
治療薬物は、抗がん薬物Taxane類であることを特徴とする請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記Taxane類は、Taxolであることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
免疫調整功能を有することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
人類の白血球のTNF‐α、及び、TNF−γ釈放を増加させることを特徴とする請求項15に記載の組成物。
【請求項18】
治療受体は、哺乳類動物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
前立腺細胞PZ‐HPV‐7 細胞の成長を効果的に抑制する組成物であって、その特徴は、マメ科(LEGUMINOSAL)根類生薬(RADIXETTUBER)黄耆(ASTRAGALUSRADIX)抽出物を有する組成物であることを特徴とする組成物。
【請求項20】
黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
前記黄耆抽出物は、水抽出物であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。
【請求項22】
前記黄耆抽出物は、アルコール抽出物であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。
【請求項23】
治療受体は、哺乳類動物であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物に関するものであって、特に、効果的に、前立腺がん細胞の成長を抑制し、前立腺の腫大を抑制する組成物及びその配合方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
前立腺がんは、男性の重大がん症であり、欧米国家の前立腺がんは、男性の第二死亡原因である。各国の前立腺がんの比率も、年々、増加している。
【0003】
米国国立がん研究所(National Cancer Institute)の報道によると、大豆製品を摂取すると、前立腺がんを患う率を低下させることが出来る。調査では、アジア地区の前立腺方面の疾病の人数は、欧米地区よりも遥かに低く、その原因は、大豆(有効成分である大豆イソフラボン)の摂取量と関係があり(注1)、多くの研究で、大豆イソフラボンは、前立腺がんの発症を低下させ(注2)、米国ハーバード大学医学院の前立腺がん研究計画では、動物実験により、大豆イソフラボンが、前立腺がんの発生を抑制することが確認されている(注3)。
【0004】
前立腺は、前立腺細胞PZ-HPV−7細胞を含み、男性の生殖系統の一部で、膀胱の出口に位置し、尿道を包囲し、50歳以上の男性は、前立腺は、異なる程度で肥大し(人類の前立腺細胞PZ-HPV−7細胞は、上皮増殖因子(epidermal growth factor)を含むためで)、これは、正常な現象で、その影響としては、
「1」 排尿時の力が小さい
「2」 頻尿、睡眠時の尿回数が増加する。
「3」 残尿
「4」 膀胱が膨張し、排尿できない
「5」 血尿
があり、その他の症状としては、
泌尿道感染(頻尿、尿痛、尿道検査による膿細胞と細菌の検出)
膀胱結石(排尿時の痛み、排尿中に中断する)
膀胱憩室(膀胱に余分な嚢腔があり、膀胱の尿液を排出した後、余分な嚢腔の尿液を排出する)
尿失禁(膀胱内に積尿が多すぎて、圧力が上昇し、尿道の阻力が超過する時、尿液は、意思の支配に関係なく流出する)
【0005】
前立腺がん、或いは、前立腺腫大も、生命、或いは、生活品質に大きな脅威をもたらす他、国家の保険体系にも重い負担をもたらし、効果的な改善方法が必要とされている。
【特許文献1】特開2002−114699号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
黄耆(おうぎ)の応用は、薬典に各種記載があり、「中華本草」(上海科学技術出版社、1999年)によると、中国大陸の近代研究で、黄耆は、免疫功能を高め、細胞の活性を殺し、抵抗力を増加させ、衰老、抗酸化作用、貧血治癒、心血管改善、病毒に対する抵抗、抗がん作用がある。抗がんの部分について、黄耆は、動物実験中で、マウスの肺がんの発生率を低下させ、黒色素瘤を患った小マウスの生存期を延長し、人体臨床でも、胃がんと卵巣がん患者が、黄耆多糖を服用し、がん細胞が壊死した案例がある。
【0007】
ある文献中には、黄耆は、体外試験中で、胃がん細胞に対し、抑制効果を有し(注4)、動物実験の結果でも、黄耆抽出物は、ガン発生物質n-ブチル-n-ブタノールニトロソアミン(n-Butyl-n-butanolnitrosamine)が引き起こす膀胱腫瘤の確率を効果的に低下させ(注5)、その他の漢方と併用する時、当帰(とうき)と黄耆を含む方剤は、マウスの皮下のがん細胞に対し、抑制効果を有する(注6)。肉桂(にっけい)、黄耆、及び、二つの日本の漢方により構成されるJuzen−taiho−toは、直腸がん細胞が肝に、及び、黒色素瘤細胞が肺に転移するのに対し、抑制効果を有する(注7)。黄耆等の10の漢方の方剤とmitomycinCの共用で、血液ガン細胞を移入したマウスを治療するとき、マウスの生存期間は、単独で、mitomycinCを使用したときより長い(注8)。上述の資料により、我々は、黄耆は既に、ガンを治療する試験中に使用されていることを理解しているが、しかし、黄耆は前立腺ガンの治療に応用された研究報告がまだなく、前立腺腫大を抑制する効果も発見されていない。
(注1) Yun、T.K.1999.Ann.NYAcad.Sci.、
889:157−92;Persky、V.and I.Van
Horn.1995.J.Nutr.、125(3):709−712S;Messina 、M、et.al、
1994. Nutr.Cancer、21;113−131; Haytowitz
D.B.1995J.Nutr.、125;1952−1955
(注2)Messina、M.J.2003.Nutr.Rev.、61(4):117−31;Zhou、
J.R.et.al.、Prostate、53:143−153
(注3)Prostate、2002.53:143−153
(注4)Linet.al.、WorldJGastroenterol.2003.9:670.
(注5)kurashigeet.al.CancerInvest.1999.17:30.
(注6)Hsiehet.al.、
Immunopharmacol Immununotoxicol.2003.25;259.
(注7)Onishiet.al.BiolPharmBull.1998.21;761.
(注8)Aburadaet.al.、JPharmacobiodyn.1983.6:1000.
【0008】
本発明は、効果的に、前立腺がん細胞の成長を抑制し、前立腺の腫大を抑制する組成物及びその配合方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、下記の特徴を有する前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物及びその配合方法を提供する。
1.請求項1に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、前立腺がんの成長を効果的に抑制する組成物であって、その特徴は、マメ科(LEGUMINOSAL)根類生薬(RADIXETTUBER)黄耆(ASTRAGALUSRADIX)抽出物を有する組成物であることを特徴とする。
2.請求項2に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、前記黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする。
3.請求項3に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、前記黄耆抽出物は、水抽出物であることを特徴とする。
4.請求項4に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、前記黄耆抽出物は、アルコール抽出物であることを特徴とする。
5.請求項5に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、前記組成物は、更に、黄耆と大豆等の抽出物を含むことを特徴とする。
6.請求項6に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項5の場合において、大豆抽出物は、大豆イソフラボンであることを特徴とする。
7.請求項7に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項6の場合において、前記黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする。
8.請求項8に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項6の場合において、前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、1:1であることを特徴とする。
9.請求項9に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項6の場合において、前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、1:2であることを特徴とする。
10.請求項10に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項6の場合において、前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、2:1であることを特徴とする。
11.請求項11に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項6の場合において、前記黄耆抽出物と前記大豆抽出物の比例は、5:1であることを特徴とする。
12.請求項12に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、前立腺がんの治療を補助することを特徴とする。
13.請求項13に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項12の場合において、前記治療は、化学薬物治療であることを特徴とする。
14.請求項14に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項13の場合において、治療薬物は、抗がん薬物Taxane類であることを特徴とする。
15.請求項15に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項14の場合において、前記Taxane類は、Taxolであることを特徴とする。
16.請求項16に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、免疫調整功能を有することを特徴とする。
17.請求項17に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項15の場合において、人類の白血球のTNF‐α、及び、TNF−γ釈放を増加させることを特徴とする。
18.請求項18に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項1の場合において、治療受体は、哺乳類動物であることを特徴とする。
19.請求項19に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、前立腺細胞PZ‐HPV‐7 細胞の成長を効果的に抑制する組成物であって、その特徴は、マメ科(LEGUMINOSAL)根類生薬(RADIXETTUBER)黄耆(ASTRAGALUSRADIX)抽出物を有する組成物であることを特徴とする。
20.請求項20に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項19の場合において、黄耆抽出物の含量は、5〜100%であることを特徴とする。
21.請求項21に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項19の場合において、前記黄耆抽出物は、水抽出物であることを特徴とする。
22.請求項22に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項19の場合において、前記黄耆抽出物は、アルコール抽出物であることを特徴とする。
23.請求項23に記載の前立腺がん細胞の成長を抑制する組成物は、請求項19の場合において、治療受体は、哺乳類動物であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
効果的に、前立腺がん細胞の成長を抑制し、前立腺の腫大を抑制することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、黄耆抽出物に含有する四大成分、(1)アミノ酸(Aminoacid)(たんぱく質の主要成分)、(2)多糖類(Polysaccharides)(アミノ酸を緊密に結合させる)、(3)サポニン(Saponins)(消炎)、(4)フラボノイド(Flavonoids)(エストロゲンを増加させて、アンドロゲンを抑制する)、及び、その組成物は、前立腺がん、及び、前立腺肥大を抑制する効果がある。インビトロ実験で証明されているように、その功能は、大豆イソフラボンに勝る。本発明は、黄耆抽出物、或いは、黄耆と大豆イソフラボンの有効抽出物により、新複方PCF1を組成し、黄耆抽出物と新複方は、前立腺がん細胞の成長の抑制と、前立腺肥大抑制の効果において、大豆イソフラボンより優れていることを証明する。
【0012】
製造例:黄耆抽出物、及び、黄耆抽出物を含む組成物の製造は、黄耆生薬材100グラムを圧砕し、二リットルの水を加入し、1〜4時間煮沸し、ろ過した後抽出した液を濃縮乾燥させ、30%の黄耆抽出物を得る。大豆イソフラボンは、市販の大豆イソフラボンである。黄耆抽出物と大豆イソフラボンは、比例により調和し、抽出物の比重は、1:0〜1:2の新複方PCFIであり、高速液体クロマトグラフィーは、図1で示されるように、高速液体クロマトグラフィーの管柱は、ThermoHypersil−keystoneRPC18、4.6×250mm:高速液体クロマトグラフィーの流動相は、35%のメタノール(MeOH)0分間、70%のメタノール30分間、35%のメタノール35分間、35%のメタノール40分間、(0.1%TFAを含む):高速液体クロマトグラフィーの流速は、1mL/分である。検査器はDADで、波長設定は254nmである。
【0013】
テスト例1:インビトロ模式抗腫瘤活性テスト例
米国国立がん研究所NCIの抗腫瘤薬物テスト模式は、人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞を、インビトロ精選模式とする。人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞は、牛胎血清を含む培養基中で、24時間培養された後、新しい培養基に、テストサンプルに入れて、72時間培養し、MTT分析法により、細胞の生存率を評価する。
【0014】
テスト例2:インビトロ模式治療補助活性テスト例
人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞を、インビトロ精選模式とする。人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞は、牛胎血清を含む培養基中で、24時間培養された後、Taxolで、72時間、細胞を処理し、その後、新しい培養基にテストサンプルを入れて、72時間培養し、MTT分析法により、細胞の生存率を評価する。
※ 本発明の組成物が、人類の前立腺がん細胞に対する抑制作用を分析する時、96孔微量盤の各孔中の細胞生存率を計算し、MTT分析法により、細胞生存率を評価する。
※ MTT法:MTTは、一種のテトラゾリウム塩(Tetrazolium salt)で、全名は、(3-[4,5-dimethylthiazol-2-yl]-2,5-diphenyltetrazolium bromide )、黄色の染色剤で、活性細胞により吸収されると共に、粒線体中で、コハク酸塩テトラゾリウム還元酵素(succinate−tetrazoliumreductase)により、青色のホルマザン(formazan)に還元される。
【0015】
テスト例3:インビトロ模式免疫調節活性テスト例
人類の血液中の単核白血球(mononuclearcell、MNCs)を、インビトロ精選模式とする。MNCsは、牛胎血清を含む培養基中で、テストサンプルを入れて、24時間(TNF−α)、或いは、72時間(IFN−γ)培養され、TNF-α免疫学的検定キット(immunoassaykit)とIFN−γ免疫学的検定キットにより、TNF-αとIFN−βの表現量を評価する。
【0016】
テスト例4:活性模式抗腫瘤活性テスト例
六週のオスのラット(nudemiceBALB/c−nu/nu)を、実験動物模式とする。動物は飼い慣らした後、下腹から切開し、前立腺を露出させ、30号の針で、前立腺背側から、人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞(2x106cells/50μLHBSS/mice)を植菌し、5−0細糸で縫合する。正常な飼料を二週間与え、採血して血清PSA値を測量し、四つに分け、各組の処理方法は、以下のようである。
Control組:自由進食、粉状
rodentchowdiet(Purina5010)、42日。
PCFI低剤量組(0.3g/kgbw/日):自由進食、
0. 3g/kgbw/日の粉状rodentchowdiet(Purina5010)、42日。
PCFI中剤量組(1g/kgbw/日):自由進食、
1g/kgbw/日の粉状rodentchowdiet(Purina5010)、42日。
PCFI高剤量組(3g/kgbw/日):自由進食、
3g/kgbw/日の粉状rodentchowdiet(Purina5010)、42日。
【0017】
テスト例5:PCF1インビトロ模式人類前立腺細胞活性抑制テスト例
人類の前立腺がん細胞PZ-HPV−7細胞を、インビトロ精選模式とする。人類の前立腺がん細胞PZ-HPV−7細胞を、5ng/mLの上皮増殖因子(EpidermalGrowthFactor)、及び、ウシ脳下垂体抽出物(Bovine Pituitary Extract)の培養基(Serum Free Medium for Keratinocyte)中で、24時間培養した後、新しい培養基にテストサンプルを入れて、48時間培養し、MTT分析法により、細胞の生存率を評価する。
【0018】
実施例1:黄耆抽出物抗腫瘤活性
前述のインビトロ模式の抗腫瘤活性のテスト方法により、黄耆抽出物が、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は8.4μg/mLで、大豆イソフラボンが、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は30μg/mLで、黄耆抽出物の人類の前立腺がん細胞の抑制は、大豆イソフラボン単独処理よりも、優れた効果であることが分かる(図7と図3で示される)。
【0019】
実施例2:PCF1−21抗腫瘤活性
前述のインビトロ模式の抗腫瘤活性のテスト方法によると、黄耆抽出物対大豆イソフラボンの比例が、2:1の時、結果は、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は6.1μg/mLで、組成物の黄耆抽出物の人類の前立腺がん細胞の抑制は、大豆イソフラボン単独処理よりも、優れた効果である(図7と図3で示される)。
【0020】
実施例3:PCF1−51抗腫瘤活性
前述のインビトロ模式の抗腫瘤活性のテスト方法によると、黄耆抽出物対大豆イソフラボンの比例が、5:1の時、結果は、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は5.6μg/mLで、組成物の黄耆抽出物の人類の前立腺がん細胞の抑制は、大豆イソフラボン単独処理よりも、優れた効果である(図7と図3で示される)。
【0021】
実施例4:PCF1−12抗腫瘤活性
前述のインビトロ模式の抗腫瘤活性のテスト方法によると、黄耆抽出物対大豆イソフラボンの比例が、1:2の時、結果は、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は6.2μg/mLで、組成物の黄耆抽出物の人類の前立腺がん細胞の抑制は、大豆イソフラボン単独処理よりも、優れた効果である(図7と図3で示される)。
【0022】
実施例5:PCF1活性治療補助
前述のインビトロ模式の活性治療補助のテスト方法によると、2nMTaxol、及び、1μL/mLPCF1の単独作用は、人類の前立腺がん細胞の生存率が、それぞれ、56.4%と57.6%にし、Taxol、及び、PCF1前後処理は、人類の前立腺がん細胞の生存率が、それぞれ、30.8%にし、PCF1は、人類の前立腺がん細胞を抑制する効果を有することを示す。(図8で示される)。
【0023】
実施例6:PCF1免疫調節活性
前述のインビトロ模式の補助免疫活性のテスト方法によると、黄耆は、人類の白血球細胞に、TNF-α、及び、IFN−γを釈放する功能を有し、大豆イソフラボンにはこの効果がない。また、PCF1が、人類の白血球細胞のTNF-α、及び、IFN−γの釈放功能は、黄耆より優れていることを示す(図4、図5で示される)。
【0024】
実施例7:PCF1抗腫瘤活性
前述のインビトロ模式の抗腫瘤活性のテスト方法によると、PCF1低剤量(0.3g/kgbw/日)を連続して与え、42日後、血液PSA値は9.1ng/mLで、Control組の21.2ng/mLより顕著に低く、抑制率は57%に達し、且つ、腫瘤成長の抑制率は、49%に達する(図9で示される)。
【0025】
実施例8:PCF1抑制前立腺肥大活性
前述のインビトロ模式の活性テスト方法によると、PCF1の水抽出液、及び、アルコール抽出液が、人類の前立腺がん細胞の半抑制率が必要な濃度(IC50)は0.019μL/mL、及び、0.033μL/mLで、PCF1が、人類の前立腺がん細胞を効果的に抑制することを示す(図10と図6で示される)。
【0026】
本発明の組成物中、各成分の異なる比例の、がん細胞の抑制効果を分析すると、黄耆抽出物と大豆イソフラボンの重量比は、1:2〜5:1の比例組合せが、人類の前立腺がん細胞を顕著に抑制し、5:1が最も優れていることがわかる。図3で示され、且つ、動物実験で証明されているように、本発明の組成物は、効果的に、血液PSA値の上昇と腫瘤の成長を抑制する。
【0027】
本発明は、黄耆、或いは、その組成物が、前立腺がん細胞の成長を抑制する好ましい効果を有することを見つけ出し、その効果は、既に証明されている抗がん、防がん治療効果の大豆イソフラボンより優れ、且つ、本発明の組成物は、治療補助の効果を有し、抗がん薬物Taxolが前立腺がん細胞を抑制するのを補助すると同時に、免疫調整功能も有し、白血球細胞がTNF―α、及び、IFN−γを釈放する。
【0028】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】PCF1の高速液体クロマトグラフィーを示す図である。
【図2】大豆イソフラボン、黄耆抽出物、及び、PCF1の人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞の抑制能力を示す図である。
【図3】PCF1の異なる比例の人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞の抑制能力を示す図である。
【図4】PCF1の人類の白血球のTNF−α釈放能力を示す図である。
【図5】PCF1の人類の白血球のTNF−γ釈放能力を示す図である。
【図6】PCF1の前立腺がん細胞PZ-HPV-7細胞成長を抑制することを示す図である。
【図7】PCF1の異なる比例の人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞の抑制能力を示す図である。
【図8】PCF1がTaxolを補助し、人類の前立腺がん細胞株LNCaP細胞の抑制能力を示す図である。
【図9】PCF1が前立腺がん腫瘤動物血液PSA値、及び。腫瘤成長を抑制する能力を示す図である。
【図10】PCF1前立腺細胞PZ-HPV-7細胞成長を抑制することを示す図である。
【出願人】 【識別番号】505364913
【氏名又は名称】國鼎生物科技股▲ふん▼有限公司
【出願日】 平成17年12月13日(2005.12.13)
【代理人】 【識別番号】110000419
【氏名又は名称】特許業務法人太田特許事務所

【公開番号】 特開2006−176508(P2006−176508A)
【公開日】 平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願番号】 特願2005−359659(P2005−359659)