| 【発明の名称】 |
非固形状油性化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】姫野 達也 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
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| 【要約】 |
【課題】付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、使用性(軽さ、なめらかさ)に優れ、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果、経時安定性、特に、化粧下地として使用した場合には、上に塗布する化粧料の密着性を向上することにより、使用性や保湿効果の持続、化粧持ち効果に優れた非固形状油性化粧料に関するものである。
【解決手段】(A)デキストリン脂肪酸エステル(B)α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体(C)分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油を含有することを特徴とする非固形状油性化粧料を提供するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(A)〜(C); (A)デキストリン脂肪酸エステル (B)α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体 (C)分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油 を含有することを特徴とする非固形状油性化粧料。 【請求項2】 成分(C)が、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種又は2種以上である非固形状油性化粧料。 【請求項3】 口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1又は2記載の非固形状油性化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、非固形状油性化粧料に関し、更に詳しくは、被膜形性能を有するα-オレフィン・ビニルピロリドン共重合体を配合することにより、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、使用性(軽さ、なめらかさ)に優れ、被膜効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果に優れ、経時安定性に優れた非固形状油性化粧料に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、油性化粧料は、付着性に優れ、油分の補給と共に、皮膚上に油膜を形成し保湿効果を得るものであった。最近は機能性を付与した化粧料が望まれる事や、特に、口唇は荒れやすい部位であるため、より保湿効果の高いものが望まれるようになってきた。そのため、多価アルコールに代表される親水性の保湿剤を配合し、保湿効果を得る検討がされてきた(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、油ゲル化剤としてデキストリン脂肪酸エステルを用いる油性固形化粧料では、ステロール誘導体を用いることで、保湿効果を高めたり、メチルフェニルポリシロキサンを用いることで、塗膜のつやを付与する技術が検討されている(例えば、特許文献3)。 【特許文献1】特開平7−41414号公報 【特許文献2】特表平8−501555号公報 【特許文献3】特開平11−222413号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、ステロール誘導体などの親油性の保湿剤は、親水性の保湿剤と比較して、塗布時ののびが良くない点で必ずしも満足のいくものではなかった。一方で、多価アルコールなどの親水性の保湿剤を油性系に配合すると、安定な組成物が得られなかったり、べたつきが生じることがあった。そこで、乳化系にすることによりべたつきが無く、保湿剤を安定に配合することができるようになったものの、油性化粧料のもつ付着性や油膜を形成し保湿効果を高める特徴は消失してしまった。また、従来の油性化粧料は、塗布した直後は、付着性や保湿感が得られるが、経時によりその効果は低下するものが多かった。特に動きの大きい口唇においては付着性の持続が困難で、むしろ口唇が乾いたと感じることがあった。反対に、付着性が持続するものは、使用において伸びが重くなったり、ムラ付きするといった点で使用性が悪くなるものがあった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、デキストリン脂肪酸エステル、α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体、分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油を配合することにより、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、使用性(軽さ、なめらかさ)に優れ、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果に優れ、経時安定性に優れた非固形状油性化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。 【0005】 すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)、 (A)デキストリン脂肪酸エステル (B)α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体 (C)分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油 を含有することを特徴とする非固形状油性化粧料。 【発明の効果】 【0006】 本発明の非固形状油性化粧料は、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、使用性(軽さ、なめらかさ)に優れ、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果に優れ、経時安定性にも優れるものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、本発明について詳細に説明する。 本発明の非固形状油性化粧料は、試験管(内径30mm、高さ120mmの平底円筒形のガラス製のものとする。以下「試験管」という。)に化粧料を試験管の底からの高さが55mmとなるまで入れ、当該試験管を横に倒し、25℃で5分放置した場合、当該化粧料の移動が認められる(流動性を有する)ものをいう。 本発明の非固形状油性化粧料に用いられる成分(A)のデキストリン脂肪酸エステルとしては、デキストリンと好ましくは炭素数8〜22の高級脂肪酸とのエステルが用いられ、具体的には、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン等が挙げられる。このうちパルミチン酸デキストリンが経時安定性や、使用性面から最も好ましい。これらのデキストリン脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、「レオパールKL」「レオパールKE」「レオパールTT」「レオパールTL」(以上、千葉製粉社製)等が挙げられる。 本発明の非固形状油性化粧料における成分(A)の含有量は特に限定されないが、全量中0.1〜20質量%(以下、単に「%」で示す。)が好ましく、更に、1〜10%が特に好ましい。含有量がこの範囲であれば軽く、なめらかな使用性、化粧持続性及び経時安定性の観点から良好なものが得られる。また、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。 【0008】 本発明に使用される成分(B)α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体は、主として、α−オレフィンとビニルピロリドンで構成される共重合体で、被膜形成能があり、化粧料に用いられるものであれば、特に制限されず使用することができる。成分(B)の共重合体を構成するα−オレフィンとしては、ヘキサデセンやエイコセン、トリアコンテン等が挙げられ、エイコセン・ビニルピロリドン共重合体の市販品としてはANTARON V−220、GANEX V−220(以上、ISP社製)、UNIMER U−15(INDUCHEM社製)が例示でき、ヘキサデセン・ビニルピロリドン共重合体の市販品として、ANTARON V−216(ISP社製)、UNIMER U−151(INDUCHEM社製)が例示でき、トリアコンタニル・ビニルピロリドン共重合体 の市販品として、ANTARON WP−600(ISP社製)、UNIMER U−6(INDUCHEM社製)等が挙げられる。 成分(B)の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜20%であり、より好ましくは1〜10%である。この範囲であれば軽く、なめらかな使用性、保湿効果の持続や化粧持ち及び経時安定性の観点から良好なものが得られる。また、これらの被膜形成剤は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。 【0009】 本発明の非固形状油性化粧料に用いられる成分(C)としては、分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油が用いられる。分子量500〜1000であると保湿効果や経時安定性の点で好ましい。 成分(C)の分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000のエステル油は、具体的には、例えば乳酸イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、乳酸オレイル、乳酸ステアリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。これらの中でも、本発明の保湿効果をより高めることができ、かつ経時安定性が良好なものとしては、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等を例示することができる。 本発明の非固形状油性化粧料における成分(C)の含有量は特に限定されないが、全量中0.1〜90%が好ましく、更に、1〜50%が特に好ましい。含有量がこの範囲であれば、使用性の点で優れたものが得られる。また、これらのエステル油剤は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。 【0010】 本発明の非固形状油性化粧料には、上記必須成分の他に、通常化粧料に配合される成分として、炭化水素油、エステル油、植物油、抱水性油剤、シリコーン油、シリコーン誘導体等の油性成分、無機顔料、有機顔料及び体質顔料等の粉体およびそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、界面活性剤、水や多価アルコール、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤等の水性成分、糖類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、リパーゼやプロテアーゼ等の酵素類、レゾルシンやイオウ等の各種薬剤、清涼剤、色素、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。 【0011】 油性成分としては、化粧品に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリイソブチレン、ポリブテン、セレシンワックス、オゾケライトワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、トリグリセライド等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、蔗糖脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。 【0012】 粉体成分としては、化粧品に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。 【0013】 非固形状油性化粧料の一態様であるメイクアップ化粧料においては粉体を含有することが多いが、その粉体の分散性向上を目的で、界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。 【0014】 水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。 酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。 紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。 【0015】 本発明の非固形状油性化粧料の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、80〜90℃で溶解したデキストリン脂肪酸エステルを含む油性成分を、分子内に1個の水酸基を有する分子量300〜1000の常温で液状のエステル油及びα−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体や他の成分と混合した後、冷却して充填することにより得ることができる。 【0016】 本発明の非固形状油性化粧料としては、スキンケア、メイクアップ、頭髪用等の化粧料があげられ、剤型は液状の他にペースト状、ゲル状も含まれる。化粧料の中でも、特に好ましくは口唇用であり、口紅、リップグロス、リップトリートメント、リップクリーム、リップ下地、特に、この中でも口紅、リップ下地であることが好ましい。他に、日焼け止め、乳液、クリーム、美容液、パック、整髪料、養毛料等の顔、手足、ボディ用の基礎化粧料、ファンデーション、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、化粧下地等のメーキャップ化粧料として使用できる。 【実施例】 【0017】 次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。 【0018】 実施例1〜8及び比較例1〜5:非固形状油性化粧料(口紅(液状)) 下記表1及び2に示す処方の口紅(液状)を調製し、経時安定性、使用性(軽さ、なめらかさ)、付着効果、化粧持ち効果、保湿効果の持続について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。 【0019】 【表1】
【0020】 【表2】
【0021】 *1:レオパール KL(千葉製粉社製) *2:レオパール TT(千葉製粉社製) *3:平均分子量1000 *4:リンゴ酸ジイソステアリル *5:乳酸イソステアリル *6:トリイソステアリン酸ジグリセリル *7:ANTARON V−220(ISP社製) (製造方法) A:成分1〜11を100℃で均一に溶解混合する。 B:A成分に成分12〜18を添加し均一に混合する。 C:Bを塗付帯付き容器に流し込み、冷却して口紅(液状)を得た。 【0022】 (評価方法) 下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。 (評価項目) イ.経時安定性 ロ.使用性(軽さ、なめらかさ) ハ.付着効果 ニ.化粧持ち効果 ホ.保湿効果の持続性 ロ〜ニについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、各試料のパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。イの経時安定性は、室温、40℃にて6ヶ月放置した後、各試料の外観を下記4段階評価基準により評価し、判定を行った。尚、ホの保湿効果の持続性については、各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後の保湿効果の持続性について評価した。 【0023】 <使用性(軽さ、なめらかさ)、付着効果、化粧持ち効果、保湿効果の持続性評価> 絶対評価基準 (評点):(評価) 6点:非常に良好 5点:良好 4点:やや良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 【0024】 4段階判定基準 (判定):(評点の平均点) ◎ :5点を超える ○ :3点を超える5点以下 △ :1点を超える3点以下 × :1点以下 【0025】 <経時安定性評価> ◎ :室温放置と40℃放置の差がなく均一である。 ○ :40℃放置の表面に僅かに分離が見られるが、問題ない。 △ :40℃放置の表面に明らかに分離が見られる。 × :室温放置に亀裂が見られ、室温及び40℃放置の双方の表面に分離が見られる。 【0026】 表1及び2の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜8の口紅(液状)は、比較例1〜5の口紅(液状)に比べ、塗布時の滑らかな伸び広がり、経時安定性、使用性(軽さ、なめらかさ)、付着効果、化粧持ち効果、保湿効果の持続の全てにおいて優れたものであった。これに対して、成分(A)の配合されていない比較例1では特に経時安定性の点で満足いくものが得られなかった。また、成分(B)の配合されていない比較例2、4では被膜形成能力が弱いため、付着効果、化粧持ち効果、保湿効果の持続の点で、満足いくものが得られなかった。成分(B)の配合されていない比較例2では特に付着効果、化粧持ち効果の点で、成分(B)の代わりにグリセリンを含有した比較例4では特に使用性、保湿効果の持続性の点で、成分(B)の代わりにステロール誘導体を含有した比較例5では特に使用性の点で、満足いくものが得られなかった。成分(C)が配合されていない比較例3では特に経時安定性、使用性の点で満足いくものが得られなかった。 【0027】 実施例9:非固形状油性化粧料(リップグロス(ペースト状)) (成分) (%) 1.ポリエチレンワックス 2 2.成分(C):液状のエステル油 *4 20 3.成分(C):液状のエステル油 *5 10 4.水添ポリイソブテン *3 30 5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量 6.流動パラフィン 5 7.デキストリン脂肪酸エステル *1 7 8.12−ヒドロキシステアリン酸 0.1 9.α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体 *8 0.5 10.ジメチルジクロルシラン処理無水ケイ酸 *9 0.5 11.無水ケイ酸 *10 3.5 12.ベンガラ 0.1 13.黄酸化鉄 0.3 14.黒酸化鉄 0.05 15.酸化チタン 0.2 16.大豆リン脂質 0.01 17.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3 18.防腐剤 適量 19.香料 適量 *8:ANTARON V−216(ISP社製) *9:AEROSIL R976S(日本アエロジル社製) *10:AEROSIL 200(日本アエロジル社製) (製造方法) A:成分1〜9を100℃で溶解混合する。 B:Aに成分10〜19を加え、均一に混合分散する。 C:Bをチューブに流し込み、冷却してペースト状リップグロスを得た。 実施例9のリップグロス(ペースト状)は、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果、経時安定性、使用性(なめらかさ)も良好なリップグロス(ペースト状)であった。 【0028】 実施例10:非固形状油性化粧料(アイシャドウ(ゲル状)) (成分) (%) 1.デキストリン脂肪酸エステル *2 3 2.成分(C):液状のエステル油 *6 15.5 3.デキストリン脂肪酸エステル *11 2 4.デキストリン脂肪酸エステル *12 5 5.デキストリン脂肪酸エステル *13 5 6.流動パラフィン 残量 7.α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体 *14 1.5 8.無水ケイ酸 *15 6 9.ナイロン末 5 10.シリコーン処理タルク *16 5.5 11.赤色202号 0.05 12.黄色4号アルミニウムレーキ 0.05 13.青色1号アルミニウムレーキ 0.05 14.雲母チタン 1.5 15.防腐剤 適量 16.香料 適量 *11:ラウリン酸デキストリン *12:ミリスチン酸デキストリン *13:ベヘニン酸デキストリン *14:ANTARON WP−600(ISP社製) *15:AEROSIL R972(日本アエロジル社製) *16:ジメチルポリシロキサン 5%処理 (製造方法) A:成分1〜7を100℃で溶解混合する。 B:Aに成分8〜16を加え、均一に混合分散する。 C:Bを容器に流し込み、冷却して(アイシャドウ(ゲル状))アイカラーを得た。 実施例10のアイカラーは、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果、経時安定性、使用性(軽さ、なめらかさ)も良好な(アイシャドウ(ゲル状))であった。 【0029】 実施例11:非固形状油性化粧料(化粧下地(ゲル状)) (成分) (%) 1.デキストリン脂肪酸エステル *17 10 2.成分(C):液状のエステル油 *6 残量 3.α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体 *18 10 4.防腐剤 適量 *17:レオパール TL(千葉製粉社製) *18:UNIMER U−151(INDUCHEM社製) (製造方法) A:成分1〜3を100℃で溶解混合する。 B:Aに成分4を加え、均一に混合分散する。 C:Bを容器に流し込み、冷却して(化粧下地(ゲル状))を得た。 実施例11の(化粧下地(ゲル状))は、付着面に対して化粧料の密着性を向上させるとともに、被膜形成効果による保湿効果の持続や化粧持ち効果、経時安定性、使用性(軽さ、なめらかさ)も良好な下地であった。更に、上からファンデーションを塗布しても、通常の下地はファンデーションの付着性が良くなく、膜が不均一になる事があったが、本発明品は密着性がよく、更に、保湿効果の持続、化粧持ち効果、使用性(軽さ、なめらかさ)において優れたものであった。口唇に対しても、上から口紅を塗布しても、通常の化粧下地は口紅の付着性が良くなく、膜が不均一になる事があったが、本発明品は密着性がよく、更に、保湿効果の持続、化粧持ち効果、使用性(軽さ、なめらかさ)において優れたものであった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー 【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目6番2号
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| 【出願日】 |
平成16年12月22日(2004.12.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−176453(P2006−176453A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−372106(P2004−372106) |
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