| 【発明の名称】 |
毛髪処理剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 和弘 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
【氏名】小川 宗男 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
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| 【要約】 |
【課題】優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いにむらなく染め上げることができ、かつ保存安定性良好な毛髪処理剤を得る。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤を混合して用いる毛髪処理剤であって、第1剤がアンモニア及び炭酸塩を含有し、第2剤がホスホン酸型キレート剤を含有し、第1剤が油、水及び界面活性剤を含む乳化物であって、第1剤と第2剤との混合物中のホスホン酸型キレート剤の含有量が0.01〜0.2重量%である脱色剤及び染毛剤から選ばれる毛髪処理剤。第1剤は、油として高級アルコールを含むクリーム状の水中油型乳化物が好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤を混合して用いる毛髪処理剤であって、第1剤がアンモニア及び炭酸塩を含有し、第2剤がホスホン酸型キレート剤を含有し、第1剤が油、水及び界面活性剤を含む乳化物であって、第1剤と第2剤との混合物中のホスホン酸型キレート剤の含有量が酸として0.01〜0.2重量%である脱色剤及び染毛剤から選ばれる毛髪処理剤。 【請求項2】 第1剤のアルカリ量が3〜32mL/gである請求項1記載の毛髪処理剤。 【請求項3】 第1剤と第2剤との混合物におけるアンモニア又はアンモニウムイオンのモル量Mmと炭酸水素イオン又は炭酸イオンのモル量Cmの比Mm/Cmが1〜5である請求項1又は2記載の毛髪処理剤。 【請求項4】 第1剤中の油が高級アルコールである請求項1〜3いずれか記載の毛髪処理剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いにむらなく染め上げることができ、かつ保存安定性良好な毛髪処理剤に関する。 【背景技術】 【0002】 毛髪の脱色や染色には、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤として過酸化水素を含有する第2剤よりなる二剤型の脱色剤や永久染毛剤が広く利用されている。第1剤のアルカリ剤は、脱色及び染色効果を高め、また酸化剤の働きを活性化して毛髪中のメラニン顆粒の酸化分解を進行させて、明るい色調を得るために配合されるものである。毛髪を地色より明るい色調に脱色・染色するためには、十分な脱色力が必要とされるが、毛髪脱色力は一般にアルカリ量に依存するため、このような目的で使用する場合には、特に十分なアルカリ量が要求される。 【0003】 一般にアルカリ剤としては、良好な脱色(ブリーチ)力を示すため、アンモニアが使用されている。しかしながら、アンモニアは、高濃度では刺激性を示し、刺激臭を呈す。このため、アンモニア濃度を一定にして良好な脱色力を向上させる試みがなされている。例えば、脱色力向上のため、特定のホスホン酸型キレート剤を用いることが提案されている(特許文献1、2)。 【0004】 また、十分なアルカリ量を保持しつつ、アンモニア濃度を低下させ、刺激性を低減させる方法として第1剤をアンモニアとアンモニウム塩、特にアンモニアの炭酸塩との併用系とすることが提案されている(特許文献3)。さらに第1剤をアンモニアとアンモニウム塩の併用系としたうえでクリーム状の乳化物とし、アンモニア臭を低減することも提案されている(特許文献4)。 【0005】 しかしながら、第1剤を乳化物、特に水中油型の乳化物としてアンモニアと炭酸塩を併用し、さらにホスホン酸型キレート剤を添加すると、第1剤の塩濃度が高くなりすぎ、その乳化安定化が極めて困難となる。 【0006】 【特許文献1】特開2004−161707号公報 【特許文献2】特開2004−262854号公報 【特許文献3】特開昭60−155108号公報 【特許文献4】特開平1−165514号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いにむらなく染め上げることができ、保存安定性も良好な毛髪処理剤を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明者らは、アルカリ剤としてアンモニアを含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤を混合して用いる脱色剤や染毛剤であっても、第1剤がさらに炭酸塩を含有する乳化物であって、第2剤がホスホン酸型キレート剤を含有するものであれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。 【0009】 すなわち本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤を混合して用いる毛髪処理剤であって、第1剤がアンモニア及び炭酸塩を含有し、第2剤がホスホン酸型キレート剤を含有し、第1剤が乳化物であって、第1剤と第2剤との混合物におけるホスホン酸型キレート剤の含有量が酸として0.01〜0.2重量%である脱色剤及び染毛剤から選ばれる毛髪処理剤を提供するものである。 【発明の効果】 【0010】 本発明の毛髪処理剤、すなわち脱色剤又は染毛剤は、優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いにむらなく染め上げることができ、かつ良好な保存安定性を示す。また、優れた脱色力を示すので、アンモニア量を低減することにより、刺激性や刺激臭を緩和することもできる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明の毛髪処理剤に用いる第1剤は、アルカリ剤を含む乳化物であって、アンモニア及び炭酸塩を含有する。毛髪処理剤が染毛剤脱色剤(ブリーチ)の場合、染料を含有せず、染毛剤の場合には、さらに酸化染料を含有する。 【0012】 第1剤に用いるアルカリ剤としてはアンモニアと炭酸塩を併用する。アンモニアと炭酸塩を併用することにより、弱アルカリ性においてアンモニア/アンモニウムイオンと炭酸水素イオン/炭酸イオンの二重の緩衝系が形成され、pHを過度に高くすることなくアルカリ量を多くできる。このため、アンモニアによる刺激又は刺激臭を抑えられる。 【0013】 本発明において、「炭酸塩」とは、炭酸水素塩(重炭酸塩)と狭義の炭酸塩を包含する。炭酸塩としては、第1剤の塩濃度もしくはイオン強度を過度に高くしないため、アンモニアの炭酸塩、すなわち炭酸水素アンモニウム及び炭酸アンモニウムが好ましい。 【0014】 本発明において「アルカリ量」とは、25℃で試料(毛髪処理第1剤)1gがpH7になるまでに消費する0.1N塩酸の量(mL/g)をいう。すなわち、試料1.0gを取り、水50mlを加え、これを試験溶液とする。試験溶液を0.1mol/L塩酸で滴定し、pH7.0を終点としてその消費量を試料1gについて求めた値、(A×F)/Sを「アルカリ量」とする。 【0015】 A : 0.1mol/L塩酸の滴定量(mL) F : 0.1mol/L塩酸のファクター S : 試料の採取量(g) 【0016】 本発明において、前記方法で算出した「アルカリ量」は、刺激性及び脱色力の面から好ましくは3〜32mL/g、より好ましくは、4.5〜28mL/g、さらに好ましくは、6〜24mL/gである。 【0017】 ここで第1剤と第2剤との混合物におけるアンモニア又はアンモニウムイオンのモル量Mmと炭酸水素イオン又は炭酸イオンのモル量Cmの比Mm/Cmは、脱色力の面から好ましくは1〜5、より好ましくは1〜4さらに好ましくは1〜3である。炭酸塩として炭酸水素アンモニウムを用いた場合、アンモニア又はアンモニウムイオンのモル量Mmは、アンモニアと炭酸水素アンモニウムのモル量の合計であり、炭酸水素イオン又は炭酸イオンのモル量Cmは、炭酸水素アンモニウムのモル量そのものである。炭酸水素アンモニウムを用い、比Mm/Cmが1である場合、アンモニアの配合量はゼロであり、アルカリ量を一定に保つためには、他のアルカリ、例えばモノエタノールアミンをさらに用いる。 【0018】 他のアルカリ剤としては、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン、グアニジン等が挙げられ、なかでもモノエタノールアミンが好ましい。 【0019】 第1剤は、油、水及び界面活性剤を含有する乳化物である。水で洗い流しやすくするため、水中油型乳化物が好ましい。またアンモニア臭を抑制し、保存安定性をよくするため、クリーム状、すなわち静置した場合に流動性を示さず、負荷をかけた場合に流動する状態が好ましい。 【0020】 油としては、油脂(トリグリセリド)、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール等を用いることができる。ここで毛髪に良好な感触を付与し、かつクリーム状とするには、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の炭素数14〜24の直鎖飽和アルキル基を有する一価アルコールを用いるのが好ましい。これにオレイルアルコールや炭素数14〜24で分岐アルキル基を有する液状の高級アルコールを添加することで、第1剤全体の粘度を調整することができる。 【0021】 高級アルコールの含有量は、第1剤中に好ましくは1〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%である。 【0022】 第1剤の高級アルコール等の油を乳化するには界面活性剤が必要である。この場合、界面活性剤としては、非イオン界面活性剤を主体とし、コンディショニング効果付与のため、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤を併用するのが好ましい。この場合、HLBの異なる2種以上の非イオン界面活性剤、すなわち、HLB10〜20の親水性非イオン界面活性剤とHLB10未満の親油性非イオン界面活性剤を併用するのが、乳化安定化と増粘のために好ましい。 【0023】 親水性非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオシキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;アルキルグリコシド等でHLB10〜20のものが挙げられる。 【0024】 親油性非イオン界面活性剤としては、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルでHLB10未満のものや、ポリオキシエチレンポリプロピレンアルキルエーテル、アルキルグリセリルエーテル、アルキルグリセリルペンタエリスリトイルエーテル、アルキルジグリセリルエーテル、アルキルトリグリセリルエーテル等でHLB10未満のものが挙げられる。 【0025】 非イオン界面活性剤は、平均のHLBが8〜12、好ましくは9〜11になるように、重量比で1/10〜10/1の割合で、第1剤中に合計で好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%となるように用いる。ここで、HLB値は、Griffinの方法により求めたものをいう。 【0026】 第2剤は、過酸化水素を含有する。第1剤がクリーム状である場合、第1剤との混合が容易なことから、第2剤は、過酸化水素を含有し、水を基剤(担体)とする液状であることが好ましい。第2剤の過酸化水素濃度は、十分な脱色・染色効果及び頭皮の刺激低減の点から、好ましくは1〜9重量%、より好ましくは3〜6重量%であり、第1剤と第2剤の混合液中では、好ましくは1〜6重量%、より好ましくは2〜5重量%である。 【0027】 第2剤はさらに、ホスホン酸型キレート剤、例えば1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)等又はこれらの塩を含有する。この中では、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸又はその塩が経済性及び入手容易性の面で好ましい。 【0028】 ホスホン酸型キレート剤は、第1剤と第2剤の混合物中の含有量が酸として0.01〜0.2重量%、好ましくは0.015〜0.2重量%となるよう、第2剤中に配合される。ここで、「酸として」とは、ホスホン酸型キレート剤の解離状態にかかわらず、その濃度を、全量が酸として存在するとして算出した値を示す。 【0029】 過酸化水素の分解抑制のため、第2剤のpHは、25℃で好ましくは2〜6、より好ましくは2.5〜4とする。さらにフェナセチン、硫酸オキシキノリン等の安定化剤を添加するのが好ましい。 【0030】 本発明の第1剤と第2剤の混合比は、実用性の点で第1剤:第2剤の重量比1:0.5〜1:3の範囲が好ましく、さらには1:1〜1:2が好ましい。 【0031】 また第1剤は25℃でpHが8〜13.5であるのが好ましく、第1剤と第2剤を混合した毛髪処理剤のpHは、脱色・染色効果と皮膚刺激性の点で好ましくは8〜13、より好ましくは8〜12、さらに好ましくは8〜11である。 【0032】 本発明の毛髪処理剤は、使用時に第1剤、第2剤に加え、過硫酸塩造粒物からなる粉末状酸化剤を第3剤としてさらに添加、混合すると脱色効果をより強力なものとすることができる。ここで過硫酸塩としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等を用いることができる。これら過硫酸塩は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、第1剤、第2剤及び第3剤を混合した混合した毛髪処理剤全組成中(以下「全組成中」という)の好ましくは1〜30重量%であり、より好ましくは3〜15重量%である。 【0033】 本発明の毛髪処理剤は、更に酸化染料中間体又は直接染料を第1剤中に含有させ、染毛剤として使用できる。 【0034】 かかる酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知の顕色物質及びカップリング物質を用いることができる。顕色物質としては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラフェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレンジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメチル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。 【0035】 また、カップリング物質としては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジアミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。 【0036】 顕色物質とカップリング物質は、それぞれ2種以上を併用してもよく、またそれらの含有量はそれぞれ、全組成中の0.01〜5重量%、特に0.1〜4重量%が好ましい。 【0037】 また、直接染料としては、塩基性染料、ニトロ染料、酸性染料、分散染料、反応性染料等を用いることができる。 【0038】 塩基性染料としては、例えばベーシックブルー7(C.I.42595)、ベーシックブルー16(C.I.12210)、ベーシックブルー22(C.I.61512)、ベーシックブルー26(C.I.44045)、ベーシックブルー99(C.I.56059)、ベーシックブルー117、ベーシックバイオレット10(C.I.45170)、ベーシックバイオレット14(C.I.42515)、ベーシックブラウン16(C.I.12250)、ベーシックブラウン17(C.I.12251)、ベーシックレッド2(C.I.50240)、ベーシックレッド12(C.I.48070)、ベーシックレッド22(C.I.11055)、ベーシックレッド51、ベーシックレッド76(C.I.12245)、ベーシックレッド118(C.I.12251:1)、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー28(C.I.48054)、ベーシックイエロー57(C.I.12719)、ベーシックイエロー87、ベーシックブラック2(C.I.11825);特公昭58-2204号公報、特開平9-118832号公報等に記載されている、芳香環の側鎖に4級化窒素原子を含有する塩基性染料;特表平10-502946号公報、特開平10-182379号公報、特開平11-349457号公報等に記載されている塩基性染料などが挙げられる。 【0039】 またニトロ染料としては、例えば、4-アミノ-3-ニトロフェノール、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、3-ニトロパラヒドロキシエチルアミノフェノール、2-ニトロパラフェニレンジアミン、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、N,N′-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラフェニレンジアミン、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCレッドNo.3、HCイエローNo.2、HCイエローNo.5等が挙げられる。 【0040】 直接染料は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成中の0.001〜5重量%、特に0.01〜4重量%が好ましい。また、酸化染料中間体と直接染料を併用することもできる。 【0041】 本発明の毛髪処理剤には、上記成分以外に、通常化粧品分野で用いられる成分を目的に応じて加えることができる。このような任意成分としては、天然又は合成の高分子化合物、シリコーン誘導体、アミノ酸誘導体、蛋白誘導体、防腐剤、酸化防止剤、植物抽出物、ビタミン類、紫外線吸収剤、pH調整剤、香料等が挙げられる。 【0042】 本発明の毛髪処理剤を用いて毛髪を脱色又は染色処理するには、例えば本発明の毛髪処理剤の第1剤と第2剤(又は更に第3剤)を混合した後、15〜45℃の温度で毛髪に適用し、5〜50分間、好ましくは10〜30分間の作用時間をおいて水ですすぎ、次いでシャンプーした後、乾燥すればよい。 【実施例】 【0043】 常法に従って調製した表1、表3に示す組成の第1剤をそれぞれの表に記号で示した第2剤と第1剤:第2剤=1:1.5の重量比で混合し、以下のとおり評価した。なお、第1剤のアルカリ量は、全て11.0mL/gとなるようアルカリ剤の量を調整した。 【0044】 脱色力 染毛条件としては、第1剤:第2剤=1:1.5の重量比で混合した剤を、混合剤:毛髪=1:1の重量比で毛髪(黒髪100%)に塗布する。25〜35℃にて30分間放置した後、約40℃の水で濯ぐ。次いで、ラビナスデザイニングシャンプー(花王社、アニオン界面活性剤10重量%含有)を用いて洗髪、水洗いし、リンスで洗髪、水で濯いだ後タオルで拭く。その後、自然乾燥又はドライヤーで乾燥させる。 脱色力の評価としてはミノルタCR-400で処理前・後の毛髪のb値を測定し、Δb値によって脱色力を評価した。 【0045】 Δb = (処理後の毛髪のb値) − (処理前の毛髪のb値) このΔb値が大きいほど脱色力が優れている。 【0046】 臭い 第1剤:第2剤=1:1.5の重量比で混合した剤の一定量をパラフィン紙にとり、アンモニア臭の感覚強度を、標準品と比較することにより評価した。 0・・・無臭 1・・・ごくわずかに臭う 2・・・弱く臭う 3・・・はっきり臭う 4・・・強く臭う 5・・・かなり強く臭う 【0047】 ガス発生量 第1剤40gと第2剤60gを密閉容器内で混合し、直ちにチューブ管を接続し半密閉状態とする。チューブ管の他方の出口を水中に入れ、発生したガスを水上置換法により回収する。容器は、20〜30℃の室内に置き、24時間後までに発生した総ガス量(mL)をガス発生量とした。 【0048】 保存安定性 第1剤を40℃に6ヶ月間保存した後の外観が分離しなければ良好、第1剤を30℃に6ヶ月間保存した後の外観が分離しなければやや良好と評価した(表1、表3)。第2剤を40℃に6ヶ月間保存した後の外観が分離しなければ良好と評価した(表2)。 【0049】 【表1】
【0050】 【表2】
【0051】 【表3】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
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| 【出願日】 |
平成16年11月29日(2004.11.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100131738 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 三雄
【識別番号】100107607 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 実
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| 【公開番号】 |
特開2006−151868(P2006−151868A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−344269(P2004−344269) |
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