| 【発明の名称】 |
抗酸化剤、DNA損傷抑制剤、又は皮膚外用剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡邊 高志
【氏名】吉川 孝文
【氏名】草苅 健
【氏名】横山 峰幸
【氏名】小林 孝次
【氏名】落合 信彦
【氏名】畑尾 正人
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| 【要約】 |
【課題】優れたフリーラジカル捕捉能を有し、植物抽出物を有効成分とする安全性の高い抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤、並びにそれを配合した皮膚外用剤の提供。
【解決手段】ゲンチアナ属植物の花の抽出物、又はゲンチアナ属植物のGentiana davidii もしくはGentiana urnula の抽出物を有効成分とする抗酸化剤、DNA損傷抑制剤、又はそれを含有する化粧品等の皮膚外用剤。また、その抽出物を化粧品等の皮膚外用剤に配合することにより、皮膚脂質成分の酸化防止や皮膚の酸化傷害、DNA損傷抑制、皮膚老化にも有効性を発揮し、皮膚を保護することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゲンチアナ属植物の花の抽出物を有効成分とすることを特徴とする抗酸化剤又はDNA損傷抑制剤。 【請求項2】 ゲンチアナ属植物のGentiana davidii 及び/又はGentiana urnula の抽出物を有効成分とすることを特徴とする抗酸化剤又はDNA損傷抑制剤。 【請求項3】 ゲンチアナ属植物の花の抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。 【請求項4】 ゲンチアナ属植物の花の抽出物の含有量が乾燥残分換算(複数の抽出物の場合は合算)で0.000001質量%〜10質量%である請求項3に記載の皮膚外用剤。 【請求項5】 ゲンチアナ属植物のGentiana davidii 及び/又はGentiana urnula の抽出物を有効成分とすることを特徴とする皮膚外用剤。 【請求項6】 Gentiana davidii 及び/又はGentiana urnula の抽出物の含有量が乾燥残分換算(複数の抽出物の場合は合算)で0.000001質量%〜10質量%である請求項5に記載の皮膚外用剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物抽出物を有効成分とする抗酸化剤、DNA損傷抑制剤、又は皮膚外用剤に関するものであり、より詳しくは、本発明は紫外線暴露や加齢による皮膚等の老化防止に役立つ植物抽出物を有効成分とする抗酸化剤もしくはDNA損傷抑制剤、又は該抽出物を含有する化粧料等の皮膚外用剤に関するものである。 【背景技術】 【0002】 皮膚の老化に伴って起こる変化、すなわち、しわ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等には、紫外線が大きく関与していることが従来から知られている。 この紫外線により活性酸素が発生することも良く知られており、この活性酸素のうち、フリーラジカル型のものは脂質等の酸化を受けやすい基質と反応すると連鎖的な酸化反応を誘発する。 したがって、フリーラジカルは組織に対して増幅されたダメージを与える。 皮膚は、酸素や紫外線に常にさらされているので、このような酸化ストレスのダメージが最も大きな器官の一つである。 【0003】 近年では、紫外線により発生した種々の活性酸素が、皮脂や脂質の過酸化、蛋白変性、酵素阻害等を引き起こし、それが、短期的には皮膚の炎症などを誘発し、また長期的には、老化やガンなどの原因となると考えられている。 また、活性酸素や過酸化脂質は、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、乾癬などの皮膚疾患にも関与すると考えられている。 このように、皮膚老化や皮膚疾患については、活性酸素(フリーラジカル)が深く関連している。 このフリーラジカルを捕捉する能力を備える物質は、ラジカル連鎖反応を抑制・停止させることができる。 したがって、このような抗酸化剤を配合した皮膚外用剤は、光酸化ストレスによる皮膚老化(例えば、シミ、しわ、たるみなど)に予防・改善効果が期待できる。 【0004】 そして、それはフリーラジカルが関連する各種皮膚疾患用皮膚外用剤としても、予防・改善効果が期待できる。 また、ビタミンEやビタミンCなどは、生体内におけるフリーラジカル捕捉型抗酸化物質である。 さらに、抗酸化物質にはBHTやBHAなどの合成抗酸化物質も知られている。 しかしながら、これら物質の抗酸化能(フリーラジカル捕捉能)は十分とは言えず、BHTやBHAにおいては発ガン性の疑いがある。 そのため、フリーラジカル捕捉能に優れ、また皮膚に対して安全性も高い抗酸化剤が望まれていた。 【0005】 そのような状況の中で、天然の酸化防止剤として種々の提案もなされており、その1つに汎用化粧品原料集又は日本薬局方解説書に記載の各種生薬の抽出物をスーパーオキシド消去剤として利用する提案がある(特許文献1)。 その中に日本薬局方収載の生薬ゲンチアナ(Gentiana lutea L. の根または根茎)から抽出した抽出物を利用することが例示されているものの、その効果は十分ではなく、効果を上げるため抽出物を製剤に高配合した際には、特有の生薬臭や着色、成分析出等の問題があった。 【特許文献1】特開平4−5237号公報 なお、前記植物学名のアルファベットの一部にアンダーラインが付記されているが、それはアルファベットがイタリック体であることを意味するものであり、本明細書及び特許請求の範囲の記載において、アンダーラインが付記されたアルファベットは前記意味で使用するものである。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 そこで、本発明者等は、前記問題を解決すべく鋭意検討を行った結果、ゲンチアナ属植物の花部の抽出物が特に高いフリーラジカル捕捉能を有し、抗酸化剤として有用であることを見出した。 さらに、これらの抽出物が、紫外線露光に起因するDNA損傷を抑える効果を有することも見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明は、優れたフリーラジカル捕捉能を有し、植物抽出物を有効成分とする安全性の高い抗酸化剤及び紫外線露光に起因するDNA損傷を抑える薬剤、並びにそれを配合した皮膚外用剤を提供することを解決すべき課題、すなわち、目的とするものである。 なお、本発明にかかる薬剤の有効成分は、化粧品等の皮膚外用剤の技術分野のみならず医薬並びに食品の技術分野でも広く利用可能である。 【課題を解決するための手段】 【0007】 したがって、本発明は、前記課題を解決した、植物抽出物を有効成分とする抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤、並びにそれを含有する皮膚外用剤を提供するものであり、 その抗酸化剤又はDNA損傷抑制剤は、ゲンチアナ属植物の花の抽出物、又は該ゲンチアナ属植物であるGentiana davidii 及び/もしくはGentiana urnula の抽出物を有効成分とすることを特徴とするものであり、また、皮膚外用剤は、それらの抽出物を含有することを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 以上説明したように、本発明の抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤が有効成分とし、かつ本発明の皮膚外用剤が含有するゲンチアナ属植物の花の抽出物は、天然の植物の抽出物で、安全性に優れ、酸化に対して安定な抗酸化剤、DNA損傷抑制剤、皮膚外用剤等を製造することができる。 そして、そのゲンチアナ属植物の花部の抽出物は、特に高いフリーラジカル捕捉能を有し、抗酸化剤として有用であること及びその抽出物が、紫外線露光に起因するDNA損傷を抑える効果を有することは、前記したとおり、本発明者らが見出したものである。 また、その抽出物を化粧品等の皮膚外用剤に配合することにより、皮膚脂質成分の酸化防止や皮膚の酸化傷害、DNA損傷抑制、皮膚老化にも有効性を発揮し、皮膚を保護することができる。 さらに、本抽出物は、副作用も少なく、化粧料はもとより医薬・食品の技術分野などにも広く利用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下において、本発明について、発明を実施するための最良の形態を含む発明の実施の態様に関し詳述する。 本発明の抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤の有効成分である、ゲンチアナ属植物の花部の抽出物が特に高いフリーラジカル捕捉能を有し、抗酸化剤として有用であること及びその抽出物が、紫外線露光に起因するDNA損傷を抑える効果を有することは、前記したとおり、本発明者らが見出したものである。 そのゲンチアナ属植物の花部の抽出に使用する植物は、自生品・栽培品、あるいは組織培養により増殖させたものでも良く、2種以上の植物を混合しても良い。 また、ゲンチアナ属植物のうち、Gentiana davidii 及び/又はGentiana urnula に関しては、花部以外の抽出物でも、フリーラジカル捕捉能を有し、かつ紫外線露光に起因するDNA損傷を抑える効果をも有しており、本発明においては、これらを含めて抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤の有効成分とするものである。 【0010】 本発明で使用する抽出物を得るには、ゲンチアナ属植物の花部を適宜洗浄・除菌・乾燥・粉砕した後に抽出溶媒を加え、必要に応じて加温・冷却・撹拌あるいはpH調整しながら抽出すればよい。 抽出溶媒としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されることはなく、例えば、水、メタノール,エタノール等の一級アルコール、1,3−ブタンジオール,プロピレングリコール等の多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステル、トルエン、ヘキサン、エチルエーテル、アセトン等が挙げられる。 本発明においてはこれら溶媒を2種類以上組み合わせてもよい。 【0011】 その抽出に使用する好ましい溶媒は、水、メタノール、エタノール、アセトン、1,3−ブタンジオール又はこれらの混合溶媒である。 なお、抽出残渣に対して前記と同様の条件下で再抽出処理を行い、この抽出操作を数回繰り返してもよい。 抽出液については、抽出後のものをそのまま、あるいは減圧濃縮等公知の適当な方法により溶媒を除去したものを用いることができる。 また、抽出液を吸着法、例えばイオン交換樹脂や活性炭を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばダイヤイオンHP−20)のカラムにて吸着させた後、メタノール、エタノールあるいはアセトン等で溶出し、濃縮したエキスも使用できる。 さらに必要に応じて溶媒分画・カラム分画等により精製して用いることも出来る。 【0012】 本発明の皮膚外用剤におけるゲンチアナ属植物の花の抽出物の配合量については、乾燥質量で組成物全量中0.000001〜10.0質量% (乾燥物として)がよく、好ましくは0.0001〜5.0質量%がよい。 その配合量が0.000001質量%未満であると、抗酸化効果が充分に発揮されず、10.0質量%を超えて配合しても効果の更なる増加は実質上望めないし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾向にある。 また、ゲンチアナ属植物がGentiana davidii 及び/又はGentiana urnula の場合には、前記したとおり花部以外の抽出物も用いることができ、その場合における配合量についても前記と同様である。 【0013】 本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分であるゲンチアナ属植物の花の抽出物、Gentiana davidii の抽出物あるいはGentiana urnula の抽出物以外に、通常の化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤、各種薬剤、キレート剤、pH調製剤等を必要に応じて適宜配合することができる。 本発明における皮膚外用剤に関しては、通常、医薬品、医薬部外品、化粧品等の分野で用いられるものを指し、その剤型は本発明の効果が発揮される限り、特に限定されるものではない。 例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ファンデーション、口紅、リップクリーム、リンス、洗浄剤、浴用剤等の従来より皮膚外用剤に用いられるものであればいずれでもよい。 【0014】 以下において、本発明の抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤の有効成分であり、かつ本発明の皮膚外用剤における必須含有成分であるゲンチアナ属植物の花部の抽出物に関し、それを用いて抗酸化活性試験及びDNA損傷抑制試験を行い、その試験及び結果を実施例として示すと共にその性能を実証するが、本発明は、これら実施例により何ら限定されものではなく、特許請求の範囲により特定されるものであることはいうまでもない。 なお、比較対照としてゲンチアナ属の代表的な生薬である局方ゲンチアナ・リュウタン・ジンギョウについてにも同様な試験を行った。 また、その性能試験に続いて、それを用いた各種外用剤の処方例も合わせて示す。 なお、Gentiana urnula については、以下の実施例では、Gentiana urnula H. Smithと記載したが(H. Smithは命名者名)、本植物は、Gentiana amoena C.B. Clarke var. major Burkill又はGentiana amoena C.B. Clarke f. pallida Marquand という異名(Synonym)でも呼ばれている(A WORLDWIDE MONOGRAPH OF GENTIANA, Ho Ting-nong et. al., SCIENCE PRESS Beijing New York, 2001)。 【実施例1】 【0015】 ゲンチアナ属植物の花部の抽出物に関する抗酸化活性試験を以下に示すとおり行った。 すなわち、ゲンチアナ属植物の花部の抽出液の調製、抗酸化活性(フリーラジカル捕捉活性)の測定を以下に示すとおり行い、その結果も以下に示す。 (1)抽出液の調製 Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N. あるいは Gentiana urnula H. Smith の花部の乾燥粉末10gにメタノール100mlを加え、室温で7日間静置してメタノール抽出液を得た。次いで、メタノール抽出液をろ紙でろ過し、エバポレータ−で濃縮後、残渣を減圧乾燥して抽出物を得た。 各抽出物を適量のメタノールに溶解し、被験液として以下の実験に使用した。 また、それらの花部を含む全草の抽出液も花部の場合と同様に得て被験液に供した。 なお、比較対照として、本発明に用いられるゲンチアナ属植物の花部の抽出物に代えて生薬ゲンチアナ(Gentiana lutea L.の根および根茎)、リュウタン(Gentiana scabra Bungeの根および根茎)、及びジンギョウ(Gentiana macrophylla L.の根および根茎)についても同様に抽出した。 【0016】 (2)抗酸化活性(フリーラジカル捕捉活性)の測定 抗酸化活性の測定にはDPPH法を用いた。 具体的には、予めエタノールに溶解しておいたDPPH (1,1-Diphenyl-2-picrylhydrazyl)を、各被験液に終濃度で0.1mMとなるように加え撹拌し、室温で10分放置後、517nmにおける吸光度を測定した。 コントロールは抽出物を含まない溶媒(メタノール又はエタノール)のみの測定値とした。 【0017】 (3)結果 その測定結果は、表1に示すとおりである。 その表1によれば、試料No.1及び2のゲンチアナ属の花抽出物に優れたフリーラジカル捕捉活性が認められた。 また、試料No.3及び4の花部を含む全草の抽出液にも前記花抽出物の場合と同様に優れたフリーラジカル捕捉活性が認められた。 したがって、それら抽出物(試料No.1〜4)は、フリーラジカル捕捉型の抗酸化剤として使用できることが理解される。 すなわち、表1は、Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N.の抽出物(試料No.1、3)及びGentiana urnula H. Smithの抽出物(試料No.2、4)が、特許文献1に示される抽出物(試料No.5〜7)に比較して著しく低い濃度で抗酸化性能を発揮していることを示している。 また、本発明に用いられる抽出物 (試料No. 1〜4)は、局方記載の生薬ゲンチアナ等に認められる特有の刺激臭が無く、外用剤への配合が容易である。 【0018】 【表1】
【実施例2】 【0019】 ゲンチアナ属植物の花部の抽出物に関するDNA損傷抑制試験を以下に示すとおり行った。 すなわち、ゲンチアナ属植物の花部の抽出液に関し、以下に示す試験方法及び評価方法、並びに分類基準を用いてDNA損傷抑制試験を行い、その結果も以下に示す。 (1)DNA損傷抑制試験方法及び評価方法 表1に記載した本発明に用いられるゲンチアナ属植物の花部の抽出液(試料No.2)を用い、Singhらによって報告されたSingle Cell Gel Electrophoresis Assay(COMET Assay; Exp. Cell Res., 175, 184〜191, 1988)を適宜改変した方法により、DNA損傷抑制効果を評価した。 【0020】 具体的には、まずヒト皮膚繊維芽細胞をDMEMに30000 cells/cm2の密度で接種した後、2日間培養した。 その後、培地をPBSに置換した後、植物抽出物(試料No.2)を任意の濃度で添加し、直ちに7J/cm2のUVA照射(約50分)を行った。 さらに、トリプシン処理により細胞を集め、0.5%低融点アガロース中に細胞を包埋し(スライドグラス上に薄いゲル層を形成)、 Lysis 溶液(2.5 M NaCl、100 mM EDTA-2Na、1% N-lauryl sarcosine、1% Triton X-100、10% DMSO、NaOHでpHを10に調整)で処理した後、0.5 A、25 Vにて20分間電気泳動を行った。 【0021】 そして、電気泳動後、400 mM Tris・HCl (pH 7.5)に浸し中和した後、2μg/mlエチジウムブロマイド溶液で染色し、蛍光顕微鏡にて観察した。 その際には、DNA損傷(断片化)の程度によって細胞から漏れ出すDNAの泳動距離が異なり、損傷の程度が大きいものほど流星が長く「尾」を引いたような泳動像を示す。 その電気泳動像を解析し、細胞を「尾」の長さによって分類し評価するが、その際「尾」を引かない(あるいは短い)細胞の割合が多いほどDNAの断片化が抑制されたことになる。 以上の方法により、抽出物がUVA露光に起因するDNA損傷を抑制する効果を評価した。 【0022】 その評価に使用した分類基準は以下のとおりである。 [分類基準] Type 1:尾がない Type 2:尾が頭部直径の1/4未満 Type 3:尾が頭部直径の1/4以上1未満 Type 4:尾が頭部直径の1以上 Type 5:尾のみ(頭部が不明瞭または小さいもの) 【0023】 (2)結果 その測定結果は、図1に示すとおりである。 その図1によれば、本発明に用いられる抽出物には、濃度依存的なDNA損傷抑制作用が認められた。 したがって、この抽出物はUVAによるDNA損傷を抑える薬剤として使用できることが理解される。 【0024】 次に、前記性能試験に続いて、本発明の抗酸化剤及びDNA損傷抑制剤を配合した各種外用剤の処方例を示すが、本発明はこの処方例によって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲よって特定されるものであることはいうまでもない。 なお、この処方例の配合量における数値は、いずれも質量%を示すものである。 【0025】 [処方例1] 化粧水 配合量(%) エチルアルコール 5 グリセリン 1 1,3−ブタンジオール 5 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン デシルテトラデシルエーテル 0.2 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.003 トリメチルグリシン 1 ポリアスパラギン酸ナトリウム 0.1 α−トコフェロール 2−L−アスコルビン酸 リン酸ジエステルカリウム 0.1 チオタウリン 0.1 緑茶エキス 0.1 西洋ハッカエキス 0.1 イリス根エキス 0.1 Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N. エタノール抽出物 0.1 EDTA3ナトリウム 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.05 水酸化カリウム 0.02 フェノキシエタノール 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 【0026】 [処方例]2 化粧水 配合量(%) グリセリン 2 1,3−ブタンジオール 4 エリスリトール 1 ポリオキシエチレンメチルグルコシド 1 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 Gentiana urnula H. Smith 50% 1,3−ブタンジオール抽出液(燥残分濃度2%) 0.1 クエン酸 0.02 クエン酸ナトリウム 0.08 フェノキシエタノール 適 量 N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・ DL−ピロリドンカルボン酸 0.1 精製水 残 余 【0027】 [処方例3] 乳液 配合量(%) ジメチルポリシロキサン 3 デカメチルシクロペンタシロキサン 4 エタノール 5 グリセリン 6 1,3−ブタンジオール 5 ポリオキシエチレンメチルグルコシド 3 ヒマワリ油 1 スクワラン 2 水酸化カリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.1 グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 ビワ葉エキス 0.1 L−グルタミン酸ナトリウム 0.05 ウイキョウエキス 0.1 酵母エキス 0.1 ラベンダー油 0.1 ジオウエキス 0.1 Gentiana urnula H. Smith 70%エタノール抽出物 0.1 ジモルホリノピリダジノン 0.1 キサンタンガム 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.1 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 (ペミュレンTR−1) 0.1 ベンガラ 適 量 黄酸化鉄 適 量 パラベン 適 量 精製水 残 余 【0028】 [処方例4] 乳液 配合量(%) ジメチルポリシロキサン 2 デカメチルシクロペンタシロキサン 25 ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 10 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.5 トリメチルシロキシケイ酸 1 1,3−ブタンジオール 5 スクワラン 0.5 タルク 5 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 Gentiana urnula H. Smith メタノール抽出物 (HP20カラム精製品) 0.1 酢酸トコフェロール 0.1 エデト酸三ナトリウム 0.05 4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 1 パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 5 ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 1 シリコーン被覆微粒子酸化チタン(40nm) 4 ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5 球状ポリエチレン末 3 フェノキシエタノール 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 【0029】 [処方例5] 乳液 配合量(%) 流動パラフィン 7 ワセリン 3 デカメチルシクロペンタシロキサン 2 ベヘニルアルコール 1 グリセリン 5 ジプロピレングリコール 7 ポリエチレングリコール1500 2 ホホバ油 1 イソステアリン酸 0.5 ステアリン酸 0.5 ベヘニン酸 0.5 テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3 2−エチルヘキサン酸セチル 3 モノステアリン酸グリセリン 1 モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1 水酸化カリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 グリチルレチン酸ステアリル 0.05 L−アルギニン 0.1 ローヤルゼリーエキス 0.1 酵母エキス 0.1 Gentiana urnula H. Smith 酢酸エチル抽出物 0.01 酢酸トコフェロール 0.1 アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 エデト酸三ナトリウム 0.05 4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.1 パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.15 パラベン 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 【0030】 [処方例6] クリーム 配合量(%) α−オレフィンオリゴマー 10 ワセリン 1 マイクロクリスタリンワックス 3 デカメチルシクロペンタシロキサン 5 グリセリン 10 ジプロピレングリコール 2 1,3−ブタンジオール 2 エリスリトール 2 スクワラン 1 グリセリン脂肪酸エステルエイコサン二酸縮合物 0.1 イソステアリン酸 1 2−エチルヘキサン酸セチル 5 塩化ナトリウム 0.5 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 グリチルレチン酸ステアリル 0.05 コウボエキス 0.1 リン酸L−アスコルビルマグネシウム 2 酢酸トコフェロール 0.5 チオタウリン 0.1 DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1 ウコンエキス 0.1 Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N. 90% 1,3−ブタンジオール抽出液(乾燥残分濃度:2%) 0.1 Gentiana urnula H. Smith 90% 1,3−ブタンジオール抽出液(乾燥残分濃度:2%) 1.0 エデト酸三ナトリウム 0.1 ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 2 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 パラベン 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 【0031】 [処方例7] クリーム 配合量(%) 流動パラフィン 8 ワセリン 3 ジメチルポリシロキサン 2 ステアリルアルコール 3 ベヘニルアルコール 2 グリセリン 5 ジプロピレングリコール 4 トレハロース 1 テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 4 モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2 モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1 親油型モノステアリン酸グリセリン 2 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.05 水酸化カリウム 0.015 油溶性甘草エキス 0.1 レチノールパルミテート(100万単位) 0.25 酢酸トコフェロール 0.1 Gentiana urnula H. Smith 50%エタノール抽出物 0.1 パラオキシ安息香酸エステル 適 量 フェノキシエタノール 適 量 ジブチルヒドロキシトルエン 適 量 エデト酸三ナトリウム 0.05 4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.01 パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.1 β−カロチン 0.01 ポリビニルアルコール 0.5 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 カルボキシビニルポリマー 0.05 香料 適 量 精製水 残 余 【0032】 [処方例8] 2層タイプクリーム 配合量(%) ジメチルポリシロキサン 5 デカメチルシクロペンタシロキサン 25 トリメチルシロキシケイ酸 5 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 2 ジプロピレングリコール 5 パルミチン酸デキストリン被覆微粒子酸化亜鉛(60nm) 15 グリチルリチン酸ジカリウム 0.02 グルタチオン 1 チオタウリン 0.05 クララエキス 1 Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N. 70% 1,3−ブタンジオール抽出液(乾燥残分濃度:1%) 5 パラベン 適 量 フェノキシエタノール 適 量 エデト酸三ナトリウム 適 量 パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 7.5 ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5 球状ポリアクリル酸アルキル粉末 5 ブチルエチルプロパンジオール 0.5 香料 適 量 精製水 残 余 【0033】 [処方例9] ジェル 配合量(%) グリセリン 2 1,3−ブタンジオール 4 水酸化カリウム 0.1 魚類コラーゲン 20 エデト酸−3Na 0.05 Gentiana urnula H. Smith 90% 1,3−ブタンジオール 抽出液(乾燥残分濃度2%) 1 カルボキシビニルポリマー 0.25 パラオキシ安息香酸エステル 適 量 精製水 残 余 【0034】 [処方例10] パック 配合量(%) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 Gentiana urnula H. Smith 70% 1,3−ブタンジオール 抽出液(乾燥残分濃度2%) 0.1 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェノール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残 余 【0035】 [処方例11] 乳化型ファンデーション 配合量(%) ベヘニルアルコール 0.5 ジプロピレングリコール 6 ステアリン酸 1 モノステアリン酸グリセリン 1 水酸化カリウム 0.2 トリエタノールアミン 0.8 酢酸DL−α−トコフェロール 0.1 パラオキシ安息香酸エステル 適 量 黄酸化鉄 1 α−オレフィンオリゴマー 3 ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 2 ジメチルポリシロキサン(100mPa・s) 5 バチルアルコール 0.5 イソステアリン酸 1 ベヘニン酸 0.5 2−エチルヘキサン酸セチル 10 モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1 酸化チタン 3 雲母チタン・ポリアクリル酸アルキル複合粉末 0.5 表面処理酸化チタン(MT−062) 10 ポリアクリ酸アルキル被覆雲母チタン 0.5 黒酸化鉄被覆雲母チタン 0.5 無水ケイ酸 6 パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 2 ベンガラ 適 量 群青 適 量 黒酸化鉄 適 量 法定色素 適 量 キサンタンガム 0.1 ベントナイト 1 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 Gentiana davidii Franchet var. formosana (Hayata) T. N. 70%エタノール抽出物 0.1 香料 適 量 精製水 残 余 【0036】 [処方例12] 固形ファンデーション 配合量(%) タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 Gentiana urnula H. Smith 50%エタノール抽出物 0.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】DNA損傷抑制試験結果を示す。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598041566 【氏名又は名称】学校法人北里学園 【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂
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| 【出願日】 |
平成16年11月25日(2004.11.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108741 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邉 順之
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| 【公開番号】 |
特開2006−151831(P2006−151831A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−341247(P2004−341247) |
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