| 【発明の名称】 |
睡眠改善剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 勲 【住所又は居所】東大阪市渋川町1−13−22 株式会社メタルカラー内
【氏名】梅田 裕 【住所又は居所】東大阪市渋川町1−13−22 株式会社メタルカラー内
【氏名】森田 芳貴 【住所又は居所】東大阪市渋川町1−13−22 株式会社メタルカラー内
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| 【要約】 |
【課題】薬剤のような飲用量の制限あるいは他の飲食品との併用の制限がなく、また、服用による副作用というデメリットが小さい、睡眠解消のためのヤマブシタケの抽出液を主原料とする睡眠改善剤を提供する
【解決手段】ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とした睡眠改善飲料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とする睡眠改善剤。 【請求項2】 前記ヤマブシタケ抽出エキスが寄託番号FERM P-19600のヤマブシタケ株を培養したヤマブシタケから抽出された請求項1記載の睡眠改善剤。 【請求項3】 請求項1記載の睡眠改善剤が液体である睡眠改善飲料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は睡眠解消のための睡眠改善剤に関する。さらに詳しくは、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とする睡眠改善剤に関する。 【背景技術】 【0002】 【特許文献1】特開平5−117304号公報 【特許文献2】特開平6−256352号公報 【特許文献3】特開平11−269088号公報 【特許文献4】特開平11−1438号公報 【特許文献5】特開2003−2813号公報 【特許文献6】特開2002−238495号公報 【0003】 平成15年度厚生労働省の調査によると、現在、日本人の20%が不眠に悩まされている。「不眠」とは、心身の健康を維持するために必要な睡眠が、量的、質的に不足している状態をいい、この原因のほとんどがストレスによるものとされている。 このような不眠の対策として、一般的に睡眠剤が使用されている。しかし、睡眠剤には飲用の制限(小人以下は飲用不可)があったり、副作用として昼間の眠気、起床時の重圧感、悪心、多夢、頭痛、胃痛、気分不快などが挙げられている。また、他の飲食品(アルコール等)との併用も不可能であるという多くのデメリットが伴う。 【0004】 一方、ヤマブシタケおよびその抽出エキスが様々な分野で研究されている。特許文献1または2には、抗腫瘍剤、神経成長因子産生誘導剤、抗菌剤などとして利用できることが記載されており、特許文献3には、ヤマブシタケの成分に血液中の脂質量、特にコレステロール量を降下させる作用を有するものがあることが記載されている。また、特許文献4には、毛髪や皮膚あるいは記憶能力の老化防止剤として利用できることが記載されており、さらに、特許文献5には、皮膚の老化防止の具体的な効果として、皮膚の成分を保護し、皮膚の張り、弾力性の回復、維持、そしてそれらを総合した皮膚のシワ防止効果が記載されている。そして、特許文献6には、育毛または脱毛材料と共に配合された、育毛、養毛、脱毛防止を意図した養毛食品が開示されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本出願人はヤマブシタケの抽出液に睡眠改善効果があることを発見した。また、ヤマブシタケの抽出液は睡眠改善作用のあるトリプトファンとグリシン、さらには抗酸化作用を持つスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を比較的多く含有していることを発見した。このトリプトファンは不眠症薬の原料としても用いられる成分であり、深い眠りに関与するセロトニンを生み出す成分である。 本発明は、ヤマブシタケ抽出エキスの新規用途であって、薬剤のような飲用量の制限あるいは他の飲食品との併用の制限がなく、また、服用による副作用というデメリットが小さい睡眠改善剤を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の睡眠改善剤は、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分としていることを特徴としている。 また、前記ヤマブシタケ抽出エキスが寄託番号FERM P-19600のヤマブシタケ株を培養したヤマブシタケから抽出されたものが好ましい。 本発明の睡眠改善飲料は、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分としていることを特徴としている。 【発明の効果】 【0007】 本発明の睡眠改善剤は、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分としているため、この睡眠改善剤を摂取することにより睡眠改善効果を得られる。 【0008】 また、ヤマブシタケ抽出エキスが寄託番号FERM P-19600のヤマブシタケ株を培養したヤマブシタケから抽出されたものである場合、トリプトファンの含有量およびグリシンの含有量が比較的に大きく、睡眠改善効果が高い。 【0009】 本発明の睡眠改善飲料は、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とした飲料であるため、この飲料を飲用することにより、ヤマブシタケ自身を摂取したり、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とした錠剤等の固形を摂取したりする場合に比べて一層高い睡眠改善効果を得られる。これは液体の状態の方が、睡眠改善効果に働く成分が吸収されやすいためであると考えられる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 ヤマブシタケを乾燥させ、その乾燥物を約90〜95℃の熱水を用いて約2〜3時間の抽出およびエタノールを用いて室温にて約12時間の抽出することによってヤマブシタケ抽出エキスを得る。ここでは2段階抽出によるエキスの抽出方法を示すが、熱水あるいはアルコールのどちらかのみを用いてエキスを抽出してもよい。 【0011】 このヤマブシタケ抽出エキスを主成分としてカプセル、錠剤、顆粒の睡眠改善剤が得られる。この睡眠改善カプセル剤は、ヤマブシタケ抽出エキスをさらに濃縮しカプセルに充填して製造され、また睡眠改善錠剤および睡眠改善顆粒はヤマブシタケ抽出エキスを賦形剤と混合して乾燥粉末にして錠剤化または顆粒化することにより製造される。 【0012】 本発明の睡眠改善剤には、トリプトファンおよびグリシンが多く含まれているヤマブシタケ抽出エキスを主成分としているため、飲用することにより睡眠改善効果が得られる。また、これらの成分がヤマブシタケ抽出エキスに含まれる他の成分と相乗的に睡眠改善効果に作用していると考えられる。 【0013】 原材料のヤマブシタケとしては、天然のものでもよいが、工業的生産の見地から人工栽培によって得られるヤマブシタケが好ましい。特に、寄託番号がFERM P-19600のヤマブシタケ株を培養したヤマブシタケを用いることにより、トリプトファンおよびグリシンを多く含んだヤマブシタケ抽出エキスを得ることができる。 【0014】 また、ヤマブシタケ抽出エキスを主成分とした睡眠改善飲料は、糖質、酸味料、香料などと配合することによって得られる。特に、ヤマブシタケ抽出エキスは独特の味があるため、たとえばリンゴ酸、クエン酸などの酸味を加えるのが好ましい。また、ビタミンB1、B2、B6やビタミンCの他にL−アスパラギン酸、L−スレオニン、L−セリン、L−グルタミン酸、L−プロリン、グリシン、L−アラニン、L−バリン、L−システィン、L−メチオニン、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−チロシン、L−フェニルアラニン、L−トリプトファン、L−リシン、L−ヒスチジン、L−アルギニン、L−アスパラギン、L−グルタミン等のアミノ酸を全てまたは適宜配合しても良い。 【実施例】 【0015】 FERM P-19600であるヤマブシタケ株から培養したヤマブシタケを熱水にて抽出し、その抽出液を主原料とし、オリゴ糖、リンゴ酸、香料と配合して睡眠改善飲料を作製した。この睡眠改善飲料を36人の被試験者に1ヶ月間、毎日25cc(乾燥品3g相当)飲用してもらい、それによる体調の変化について、自覚症状のアンケート調査を行った。その結果を表1に示す。 【0016】 【表1】
【0017】 表1に示すように、36人の被試験者のうち14人に睡眠改善効果が認められた。また、睡眠改善効果だけでなく、8人の被試験者は体調が改善したと報告した。さらに、誰一人体調が悪化したとの報告は無かった。 【0018】 同じく、FERM P-19600であるヤマブシタケ株から培養したヤマブシタケを熱水にて抽出し、その抽出液を主原料とし、オリゴ糖、リンゴ酸、香料と配合した睡眠改善飲料を作製した。この睡眠改善飲料を36人の被試験者に、一ヶ月間にそれぞれ毎日25cc(1日1回)、毎日50cc(1日2回)、毎日75cc(1日3回)飲用してもらい、それによる睡眠改善効果についての自覚症状のアンケート調査を行った。その結果を(表2)に示す。 【0019】 【表2】
【0020】 表2に示すように1日の摂取量を25ccから50ccと増やしたことにより睡眠改善効果を認めた被試験者は14人から28人となった。また、1日の摂取量を75ccとした場合は、1日の摂取量が50ccの場合と特に睡眠改善効果に変化はなかった。 【0021】 次に、寄託番号がFERM P-19600であるヤマブシタケ(メタルカラー社)と市販品ヤマブシタケそれぞれを用いて同様にヤマブシタケを熱水にて抽出し、その抽出液を主原料とし、オリゴ糖、リンゴ酸、香料と配合した飲料を作製した。この睡眠改善飲料を36人の被試験者に1ヶ月間、毎日50cc(1日2回)飲用してもらい、それによる体調の変化について、自覚症状のアンケート調査を行った。その結果を表3に示す。 【0022】 【表3】
【0023】 表3に示すように、寄託番号がFERM P-19600であるヤマブシタケ株(メタルカラー社)を培養したヤマブシタケから抽出したヤマブシタケ抽出エキスを用いた飲料が、市販品を用いた飲料より良い睡眠改善効果が見られた。 【0024】 ヤマブシタケ抽出液には、多くのアミノ酸が含有することが知られている。この含有量は高アミノ酸含有食品の一つのお酢より多いことも同様である。中でもヤマブシタケには睡眠改善作用のあるトリプトファン(深い眠りに関与するセロトニンを生み出す)、グリシン(抗酸化作用があり、最近睡眠改善作用が指摘されている)を比較的多く含有しており、また、抗酸化作用をもつSODなども多く含有している。そして、それらの成分と、ヤマブシタケ抽出エキスの他成分とを同時に摂取することにより相乗効果が得られたものと考えられる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592245535 【氏名又は名称】株式会社メタルカラー 【住所又は居所】大阪府東大阪市渋川町1丁目13番22号
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| 【出願日】 |
平成16年11月12日(2004.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100044 【弁理士】 【氏名又は名称】秋山 重夫
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| 【公開番号】 |
特開2006−151816(P2006−151816A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−328535(P2004−328535) |
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