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【発明の名称】 針状結晶溶解液、その製造方法及び化粧用のパック剤
【発明者】 【氏名】恒川雅彦

【要約】 【課題】本発明は、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を含有する溶液、製造方法及び化粧用のパック剤を提供すること。

【解決手段】琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出してなる、針状結晶溶解液、製造方法及び化粧用のパック剤。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出してなる、針状結晶溶解液。
【請求項2】
琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを所定の配合割合で分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出する、針状結晶溶解液の製造方法。
【請求項3】
琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出してなる針状結晶溶解液と、琉球石灰岩の粉体とを混合した化粧用のパック剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を含有する溶液、およびそれを用いた化粧用パック剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気中に存在するプラスイオン(陽イオン)とマイナスイオン(陰イオン)は、それぞれ平衡状態を保っている。昨今、熱、紫外線、放射線などの自然界の変化やホルムアルデヒド、光化学スモッグ、緑地現象のような外的要因によりマイナスイオンが減り、身体に変調をきたす傾向にある。
【0003】
前記外的要因によって、中性だった原子又は分子の粒子は、マイナスの電子が引き剥がされていることになり、プラスに変化する。この粒子は、プラスイオンとなる。
【0004】
一方、引き剥がされた電子は、別の原子又は分子の粒子にくっ付き、マイナスに変化し、マイナスイオンとなる。
【0005】
従来、環境改善器具として、水滴を飛散させて水分子にマイナス電子を帯電させる加湿器や、また、トルマリンのような磁気鉱石を使用して微量のマイナス電子を放電させるマイナスイオン発生器などがあり、販売されている。これらの機器が発生するマイナスイオンの量は、500〜1000個/cc程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
<イ>本発明は、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を含有する溶液を提供することにある。
<ロ>また、本発明は、マイナスイオンを発生する化粧用のパック剤を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】
本発明は、琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出してなる、針状結晶溶解液にある。
また、本発明は、琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを所定の配合割合で分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出する、針状結晶溶解液の製造方法にある。
また、本発明は、琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを分解槽に投入し、分解槽内で琉球石灰岩から針状結晶体を抽出してなる針状結晶溶解液と、琉球石灰岩の粉体とを混合した化粧用のパック剤にある。
また、本発明は、上記各発明の電解溶液において、容器中の水にエレクトロチャージャーの電極を配置し、水中に電気を流して製造することを特徴とする。
また、本発明は、上記各発明の抗酸化物質において、植物性抗酸化物質を使用することを特徴とする。
また、本発明は、針状結晶溶解液を衣類などの布に付与して使用することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
<イ>針状結晶溶解液
針状結晶溶液は、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を含有する溶液である。針状結晶溶液は、琉球石灰岩と電解溶液と抗酸化物質とを所定の配合割合で分解槽に投入し、琉球石灰岩に含まれている針状結晶体を分解槽内で抽出して製造される。針状結晶溶液は、使用時で約2000〜20000個/cc(空気1cc当たりの個数)のマイナスイオンを発生することができる。
【0010】
<ロ>琉球石灰岩
琉球石灰岩は、琉球で産出される石灰岩であり、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を多く含んでいるものである。琉球石灰岩は、例えば、主に、アラゴナイト、カルサイト、Mgカルサイト、ドロマイトを多く含んだ鉱物である。琉球石灰岩は、例えば、第四紀のPleistoceneに属し、珊瑚、藻類、有孔虫、貝類などの化石を多く含んだ鉱石である。琉球石灰岩は、例えば、沖縄県南部の地域で産出される古層の琉球石灰岩を使用できる。この古層の琉球石灰岩は、放射能による絶対年代は、(1.5±0.3)×1億年であり、琉球列島ができる過程において、断層の変動により空域に隆起したものであり、琉球列島独特の隆起過程を経て蓄積されたものである。
【0011】
<ハ>電解溶液
電解溶液は、例えば図1(A)に示すように、タンク52に井戸水や水道水などの水を入れ、エレクトロチャージャー5などの電源装置を用いて直流で電気を流して電解溶液3を製造する。水は、例えば、pH7.3〜7.8で酸化還元電位+100〜+300mVを使用する。電解溶液3は、例えばpH2.0〜4.5であり、酸化還元電位は、−180m〜−400mVであり、更に、好ましくは、pHは、2.3〜2.8であり、酸化還元電位は、−380mV〜−400mVである。なお、図1(A)において、一方の電極51をタンク52内に設置した図を示しているが、エレクトロチャージャー5の一対の電極をタンク52内に設置しても良い。
【0012】
<ニ>抗酸化物質
抗酸化物質は、抗酸化性を有するものであり、特に植物性の抗酸化物質が好ましい。植物性抗酸化物質は、例えば、アルピニアの葉、竹の皮、ヨモギなどがあり、特に抗酸化力が強く通年を通じて品質に差がなく収穫期も定めのないアルピニアの葉が好ましい。アルピニアの葉の抗酸化成分を凝集させるために天日乾燥して使用する。
【0013】
<ホ>針状結晶溶解液の製造装置
針状結晶溶解液の製造装置は、例えば図1(B)に示すように、琉球石灰岩2と電解溶液3と抗酸化物質4を入れる分解槽6と、電解液3を流動させる流動装置とを備えている。流動装置は、分解槽内に流動作用部61を配置し、流動作用部61を駆動する駆動部62を備えている。流動作用部61は、液体をゆっくりと移動させるものであり、即ち、流動させ、動かすものであり、例えば図1(B)に示すように、ジグザグ状に曲げた棒材をゆっくりと回転するものである。ジグザグ状に曲げた棒材の一端は分解槽6の底部に配置し、他端を上部の駆動部62に取り付け、ゆっくりと回転する。流動作用部61は、例えば、ジグザグ状に曲げた2本の棒材を使用する。この2本の棒材を逆回転するとよい。
【0014】
<ヘ>負イオンの発生
針状結晶溶解液は、針状結晶を衣類、敷物、寝具などの物、その他、物に容易に付着でき、マイナスイオンを発生することができる。例えば、衣類など布を身に着けるものに使用する場合、針状結晶溶解液に布を浸して、乾燥することにより、布全体に満遍なく付着することができる。その場合、布が擦れたり、肌が触れる程度で、針状結晶も擦れて、マイナスイオンを身体の周囲近くで発生することができ、効率よく身体に影響を与えることができる。衣類のほかに、自動車などの座席、カーテンなどでも良い。また、負イオン発生装置として、擦れる部材に針状結晶溶解液を付けて、針状結晶を付与しても良い。
【0015】
以下、針状結晶溶解液の製造方法を説明する。
【0016】
<イ>電解溶液の製造方法
電解溶液は、図1(A)のタンクに水を入れ、エレクトロチャージャー(日本電子農業研究所製)を用いて、直流で0.8アンペア90Vの電気を流して電気分解した溶液である。得られた電解溶液は、例えばpH2.0であり、酸化還元電位は、−400mVである。
【0017】
<ロ>分解槽に投入
電解溶液と琉球石灰岩と植物性抗酸化物質とを図1(B)の分解槽に投入する。分解槽は、5000kl(キロリットル)であり、その底面に琉球石灰岩200kgを配置する。琉球石灰岩は、粉砕し、1個の琉球石灰岩を約10g〜50gとし、均一に敷き詰める。アルピニアの葉は、天日乾燥し分解槽内に5kg投入する。
【0018】
<ハ>流動処理
分解槽内の流動作用部をゆっくりと回転して、電解溶液に緩やかな流速を与える。回転数は、毎分12回転位で、35日間処理して、pH7.2程度になり、酸化還元電位−200mV前後の針状結晶溶解液になる。
【0019】
<ニ>マイナスイオンの測定
製造した針状結晶溶解液によるマイナスイオンを測定する。測定試料としては、針状結晶溶解液をタオルの布に浸す。布と肌が触れ合う程度に軽く触れる。布の表面から発生するマイナスイオンを空気イオン測定装置で測定する。空気イオン測定装置は、空気イオンカウンター:inti ITC−201A(アンデス電気株式会社製)を使用する。
【0020】
測定データを図2に示す。横軸は、測定時間(秒)を示し、縦軸は、空気中に存在するイオンの数を1000個1目盛として示している。図2のグラフにおいて、300秒(5分)付近からマイナスイオンが7000個/ccから15000個/cc位の幅で発生していることを示している。
【0021】
従来のトルマリンのような磁気鉱石では、500個/ccから1000個/cc程度であるが、本発明の針状結晶溶解液では、2000個/ccから20000個/cc位のマイナスイオンを発生することができる。
【0022】
以下、針状結晶溶解液を用いた化粧用のパック剤について説明する。
【0023】
<イ>化粧用のパック剤
化粧用のパック剤は、皮膚や髪などに塗布して、皮膚や髪などを張りのある状態などにする化粧品である。化粧用のパック剤は、針状結晶溶解液と琉球石灰岩の粉体とを混合して製造する。針状結晶溶解液と琉球石灰岩の混合割合は、皮膚や髪などに塗布できる状態になればよく、例えば、琉球石灰岩の粉体1に対して針状結晶溶解液0.7〜0.8の重量比にすると、クリーム状になり、塗布し易くなる。琉球石灰岩の粉体の大きさは、種々のものが使用できるが、例えば、径が3〜10μ程度のものが好ましい。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を得ることができる。
<イ>本発明は、擦れるとマイナスイオンを発生する針状結晶体を含有する溶液を提供することができる。
<ロ>また、本発明は、マイナスイオンを発生する化粧用のパック剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解液製造装置と針状結晶溶解液製造装置の説明図
【図2】空気1cc中のイオンの個数を示す測定データのグラフ図
【符号の説明】
1・・・針状結晶溶解液
2・・・琉球石灰岩
3・・・電解溶液
4・・・抗酸化物質
5・・・エレクトロチャージャー
51・・電極
52・・タンク
6・・・分解槽
61・・流動作用部
62・・駆動部
【出願人】 【識別番号】502299247
【氏名又は名称】池田 豊治
【識別番号】502299258
【氏名又は名称】奥山 博三
【識別番号】502299269
【氏名又は名称】毛利 喬彦
【出願日】 平成14年8月19日(2002.8.19)
【代理人】 【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生

【識別番号】100099450
【弁理士】
【氏名又は名称】河西 祐一

【識別番号】100114867
【弁理士】
【氏名又は名称】横山 正治

【公開番号】 特開2006−131502(P2006−131502A)
【公開日】 平成18年5月25日(2006.5.25)
【出願番号】 特願2002−238370(P2002−238370)