| 【発明の名称】 |
黄土粉、顔専用パック、入浴組成物並びに顔専用パック組成物及び入浴組成物の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】パク ジャン ヨン
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| 【要約】 |
【課題】自然の原料のみを使用し、優れた入浴効果のある入浴組成物を提供する。
【解決手段】太陽光による乾燥が済んだ黄土を粉砕し、前記黄土を赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉と共に土焼き壷に入れて密閉させて、−5ないし40℃の温度で1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させて黄土粉を製造し、その黄土粉を用いて顔専用パック又は入浴組成物を製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 太陽光による乾燥が済んだ黄土を粉砕し、前記黄土を赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉と共に土焼き壷に入れて密閉させて、−5ないし40℃の温度で1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させたことを特徴とする黄土粉。 【請求項2】 請求項1に規定された黄土粉を含むことを特徴とする顔専用パック。 【請求項3】 顔専用パックは自然塩、松芽の抽出精油物を更に含み、自然塩10重量部当り松芽の抽出精油物0.5重量部ないし3重量部、約1,000メッシュの黄土粉30重量部ないし50重量部を含むことを特徴とする請求項2記載の顔専用パック。 【請求項4】 請求項1に規定された黄土粉を含むことを特徴とする入浴組成物。 【請求項5】 入浴組成物は自然塩、松芽の抽出精油物を更に含み、自然塩10重量部当り松芽の抽出精油物0.5重量部ないし3重量部、200ないし300メッシュの黄土粉30重量部ないし50重量部を含むことを特徴とする請求項4記載の入浴組成物。 【請求項6】 入浴組成物を製造する方法であって、 (a)陽光による乾燥が済んだ黄土を200ないし250メッシュで粉砕し、前記黄土を赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉と共に土焼き壷に入れて密閉させて−5ないし40℃で1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させる熟成ステップと、 (b)自然天日塩を300ないし400℃の温度で1〜2時間加熱する自然天日塩加工ステップと、 (c)松芽を乾燥させた後、これを蒸気で蒸して、水蒸気を捕集して松芽の抽出精油物を得るステップと、 (d)前記自然天日塩10重量部当り松芽の抽出精油物0.5重量部ないし3重量部を材料混合器に入れて10分ないし50分間混合するステップと、 (e)前記(d)ステップにおける混合物を黄土粉30重量部ないし50重量部と混合した後、材料混練機で10分ないし50分間攪拌するステップとからなることを特徴とする入浴組成物の製造方法。 【請求項7】 顔専用パック組成物を製造する方法であって、 (a)陽光による乾燥が済んだ黄土を約1,000メッシュで粉砕し、前記黄土を赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉と共に土焼き壷に入れて密閉させて−5ないし40℃で1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させる熟成ステップと、 (b)自然天日塩を300ないし400℃の温度で1〜2時間加熱する自然天日塩加工ステップと、 (c)松芽を乾燥させた後、これを蒸気で蒸して、水蒸気を捕集して松芽の抽出精油物を得るステップと、 (d)前記自然天日塩10重量部当り松芽の抽出精油物0.5重量部ないし3重量部を材料混合器に入れて10分ないし50分間混合するステップと、 (e)前記(d)ステップにおける混合物を黄土粉30重量部ないし50重量部と混合した後、材料混練機で10分ないし50分間撹拌するステップとからなることを特徴とする顔専用パック組成物の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、黄土を主原料に使用した顔専用パック及び入浴組成物とその製造方法に関する。より詳しくは、太陽光による乾燥が済んだ黄土を200ないし250メッシュに粉砕し、前記黄土を赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉と共に土焼き壺に入れて密閉させて、−5ないし40℃の温度で1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させた黄土を使用した、顔専用パック及び入浴組成物に関する。本願発明の黄土を含む入浴組成物を使用すると、頭が爽やかになり、動脈硬化と体内の脂肪蓄積を防ぎ、水虫、皮膚炎等の化膿疾患に効能があり、人体の新陳代謝と血液循環系統を円滑にする効果がある。 【0002】 一方、本願発明の顔専用パックは黄土の粒度を微細にすることにより、皮膚への刺激をなくして、毎日使用しても皮膚に悪影響を及ぼさないという長所を有する。特に、本願発明に用いられる黄土は、その事前処理において、特異の熟成方法及び添加物を使用することにより、黄土の遠赤外線の効能を最大に発揮するようにし、それによって皮膚の健康及び美容を促進する。また、本発明の入浴組成物は、沐浴が終わった後に排出される黄土物が排水路に流れ込んで汚染された河川を浄化させ、汚染された土壌の地力を回復させる自然親和的な発明であることを又別の特徴としている。 【0003】 一方、本願発明の顔専用パック黄土組成物には黄土以外にも、自然天日塩、松芽の抽出精油物等の機能性添加剤を含ませることができる。 【背景技術】 【0004】 従来、入浴剤は芳香剤、着色剤、植物の香料、有機酸などを塩ケーキ(例:結晶性硫酸ナトリウム)、硼酸(例:硼酸ナトリウム)、炭酸塩などのような無機塩及び硫黄からなる混合物に添加して製造した。このような従来の入浴剤は湯に香り及び色調を与える目的で使用され、皮膚に適切な刺激を与え、血液に適切な刺激を与えて、血液が循環されることにより、疲労と代謝の回復を促進させる。 【0005】 一方、韓国の各地に散在している温泉は水脈及び水質の特性と鉱物質の含有により放射能泉、硫黄泉、酸性泉などがあり、これらは冷・温泉等に分類され、利用されており、各種疾病を治療する等、いろいろな目的に温泉が利用されている。このように、各々の温泉はその効能と性質が相違するので、消費者は各々の体質に合う温泉を用いるために各地を捜し回らなければならない不便があった。本発明はこのような不便に着目して、黄土及び/または松葉の抽出精油物、天然塩を含む入浴組成物を提供することにより、各家庭で容易に“薬浴”を楽しむことができるようにしたものであって、本発明の組成物を成す各成分とその含量について、また、それによって得られる効果についてはいかなる公知文献にも開示されていない。 【0006】 一方、黄土を含む顔専用パックに関しては、従来文献、たとえば下記特許文献1および特許文献2にも黄土を含む化粧品などが開示されているが、これらは単に黄土を含有すること自体に意味をおいているだけであり、本願発明のように特異な方法で事前処理された黄土を使用することについては何らの開示もない。特に、単純に洗浄、加熱、粒子選別等の過程のみを経た黄土を含む従来の化粧品類は黄土が有している優秀性を皮膚に伝達することが不可能であり、したがって、本発明に特異な効果がなかった。 【特許文献1】米国特許第6、254、858号公報 【特許文献2】韓国公開特許1999-0086959号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 従来のバブル型入浴剤の大部分は炭酸塩からなっており、この炭酸塩が湯中で分解して生じた二酸化炭素の気泡とともに香料成分が空気中へ揮発するので、その香料の効果が減少する問題があった。また、入浴剤自体は合成界面活性剤の一つであるから、沐浴が終わった後に排水路に排出された時、環境汚染を深化させる問題があった。 【0008】 本発明の課題は、このような問題の少ない、自然の原料のみを使用した入浴組成物を提供することである。また、本組成物の効果を最大限に発揮するために、各構成成分の最適な含有量を見出すことを別の課題とする。これにより、従来の入浴組成物からは予測出来ない入浴満足感が得られる。 【0009】 また、黄土を含む顔専用パックに関しては、従来の黄土パックの短所である皮膚への刺激が少なく、また、皮膚を柔肌にし、顔皮膚疾患等に優れた効果がある顔専用パックを提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明の入浴組成物は、黄土粉及び/または自然塩、松芽抽出精油物(以下、本組成物の各々の構成成分という)を各々製造した後、これらを一定の割合で混合したものであって、粉末形態を成しており、沐浴時に一定量を湯船に取る形態で使うことができる。また、本発明の各々の構成成分は別途製造されるので、各々の構成成分自体が一つの発明となることができ、沐浴中に本発明の構成成分の一部を取って適用することが可能であることは勿論である。また、本発明の顔専用パック組成物は、黄土粉及び/または自然塩、松芽の抽出精油物からなるが、特に、顔専用パック組成物のための黄土は徹底した事前処理を経ることにより、黄土が有している機能が最大限発揮できるようにすることに本発明の特徴がある。 【発明の効果】 【0011】 本発明の組成物で湯浴みをする場合、松の香りを嗅ぐので頭が軽くて、爽やかさが感じられる。この松の香り(テルペン香)には不飽和脂肪酸が含まれていて、動脈硬化と体内の脂肪蓄積を防止し、自然塩により不足した陰イオンを補充し、水虫、皮膚炎の害毒と炎症を治療し、黄土の遠赤外線の影響により人体の新陳代謝と血液循環系が円滑になる。また、松林浴後に排出される黄土水は排水路に流れ込んで汚染された河川を浄化させ、汚染された土壌の地力を回復させる自然親和的な製品である。また、顔専用パックの場合、保湿効果が優れ、皮膚刺激が少ない上で、顔面皮膚から油分を除去するのに優れた効果があるので、清潔な皮膚を維持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の理美容組成物及び入浴組成物の各々の構成成分について説明する。本発明は以下に記す実施形態に限定されるのではなく、請求の範囲に記載された範囲内で多用な変形実施が可能である。 【0013】 第一に、黄土粉について説明する。 本発明の技術的特徴は、黄土の事前処理ステップにあり、このような事前処理された黄土を顔専用パックや入浴組成物に使用することを発明の要旨とする。 【0014】 良質の黄土は地表面から90cm以下に存在するものを使用することが望ましい。黄土は太陽エネルギーを長く受けた珪素性鉱物であって、遠赤外線と陰イオンとを放出する特徴を有していて、活性酵母作用で新陳代謝を円滑にし、老化防止及び成人病予防に効果があることが知られている。黄土は細砂で造成されていて、多量の炭酸カルシウムを含有し、容易に砕けないので、粘力が高くて、水で練ると粘土に変わる性質がある。又、黄土1スプーンには約2億匹の微生物が生きていて多様な酵素らが循環作用を起こしていて、昔から黄土は生きている生命体であることが知られている。 【0015】 黄土は、多量の遠赤外線を放射し、有益な成分酵素としてカタラーゼ、ジフェノルオキシダーゼ、サカラゼ、プロテアーゼが含まれており、これらには毒素除去作用や土浄化作用がある。 【0016】 人体の代謝作用過程において、過酸化脂質という毒素が出来れば老化現象が生ずるが、黄土中の酵素であるカタラーゼには、この過酸化脂質を中和希薄させて皮膚老化を防止する作用がある。また、プロテアーゼは蛋白質中の窒素が無機化する際、蛋白質をアミノ酸に加水分解して、癌、出来物、その他の腐敗した細胞を分解破壊させて腐った傷、体内の毒素を解毒させる酵素である。 【0017】 本発明において、黄土粉を製造する方法は次の通りである。 指定された黄土産地で表面の土を取り除けて地表面から90cm以下の良質な黄土のみを採取する。その搬入された黄土を粉砕器に入れて1次粉砕を行なう。粉砕された黄土粉を、毒素を除去するために底に薄く、かつ、均一に延ばして自然乾燥させる。自然乾燥された黄土粉を黄土製造機に入れて石等の異質物を除去し、その黄土を太陽熱により乾燥させる。本願発明において、このような自然乾燥は機械的に加熱乾燥する従来の方式とは区別される。次に、自然乾燥された黄土を黄土粉製造機に入れて小さな異質物を除去して細かい2次粉末を作る。2次粉末が作られた状態で、太陽熱により自然乾燥させた後、粉砕器に入れて150ないし200メッシュの粉末にする。その粒度を持つ黄土粉は入浴組成物に使われる。また、前記黄土粉を粉砕器に入れて250ないし1,000メッシュ、望ましくは、約1,000メッシュの粉末にする。その結果物は顔専用パック、即ち本発明の理美容組成物に使われる。このように乾燥された黄土粉は、続いて、本願発明の特徴である熟成ステップを経ることになる。熟成ステップでは、乾燥された黄土粉を土焼き壺に入れて密閉させた後、1ヶ月ないし6ヶ月間熟成させる。その壺内には赤松炭、桐、明礬及びイチョウの葉を粗いガーゼ手拭いに包んで共に入れることもできる。一方、前記のような熟成期間及び熟成温度に関しては、従来には単に1〜2週間程度の熟成を経た黄土を利用しようとする試みがあったが、熟成期間を4週間以上にすることにより、また、熟成温度を−5℃ないし40℃にすることにより、黄土の遠赤外線発散機能を画期的に改善させることができるという驚くべき知見を得たことに留意すべきである。このような黄土の熟成によって、本願発明の黄土は従来の黄土とは異なる‘生きている黄土’となり、本願発明の組成物に含まれた際、黄土の元の機能を十分に発揮することが可能になる。 【0018】 第二に、自然塩について説明する。 私達が使用する塩は天日塩、即ち、海水を塩田に引き込んで陽光から熱を受けて蒸発して濃縮させて作った塩である。この天日塩は泥が混ざった海水を熱い陽光を受けて風により有害物質を蒸発させたので、ミネラルも豊富に含有している。塩にも良い塩と悪い塩がある。目でそれらの粒子形状を識別して正方形である場合は、確かに真昼の日に当てて作ったものである。悪い塩は粒子が直六面体となっているもので、これは夜風に曝したものであって、毒気をたくさん含んでいる。私達が使用する塩は正方形の粒子の天日塩を使用しており、これの有毒性をなくして不純物を除去して細い粒子で使用するために高熱(1,000℃)で1時間以上加熱して天日塩を作ってこれを原料にする。 【0019】 良い海水を使って陽光がよい日に、塩田の土の上で30℃の水温を合わせて生成された初めての塩のみを使用する。自然天日塩は油脂を分解する性質を有している。自然塩は皮膚の生理機能、皮膚呼吸を速くすることによって、石鹸、シャンプー、リンス、トリートメント、ローション以上の役割と機能を有している。したがって、最高のスキンケア、ヘアケア商品となることができる。また、ふけ、脱毛、若白髪を防止する天然の養毛、育毛補助剤である。塩は解毒作用と殺菌作用もあり、身体内に有害な物質や細菌が侵入しても細胞と血管に侵入しないように人体の抵抗力を高める。本発明に使われる天日塩の製造方法は次の通りである。泥が混ざった海水を陽光を受けて風により蒸発させた天日塩を作って、これを更に塩田の土の上で25〜35℃の水温を合せて生成された初めての塩のみを使用する。これは、主に西海岸の塩田でできたものを一等品と認めるが、これを注文確認して現場に搬入する。搬入した自然天日塩を塩熱加工機に5〜15kgを入れて、300〜400℃で1時間程度加熱する。これは天日塩の湿気を除去して天日塩内の毒素である砒素を除去するためである。その時にできた粒子は100メッシュ程度である。この焼いた塩5〜15kgを粉砕器に入れて、再度粉砕を行なう。その際、粉砕して200メッシュの篩にかけて出ることになる。 【0020】 第三に、松芽の抽出精油物について説明する。 松葉が青色なのは松脂の主成分にもある精油に含まれているテレピンという物質のためである。テレピン油には不飽和脂肪酸がたくさん含まれている。松にはアルコール、エステル、フェノール化合物、グリコギニンが含まれる。また、松から抽出されたペルペンティン、ビタミンA、ビタミンC、グロロチルを主成分とする強壮剤がある。その中のアルコール、エステルなどは老廃物を排出させて、一層新陳代謝を促進させる。ビタミンAは粘膜を堅固にする作用があり、グリコギニンは血糖降下作用があるので、糖尿病に効果がある。黒松、赤松にはビタミンCが多量に含まれており、ビタミンCに含まれているクメルセキンは血圧に効果がある。松葉エキスはコレステロールをなくす。血中の脂肪分が増加する高地血症は動物性脂肪分をたくさん摂取する欧米型食生活が原因であり、動脈硬化、脳梗塞、狭心症及び心筋梗塞の原因となる。松葉湯で沐浴をすると、ビタミンA、ビタミンC、パルテン酸、ステアリン酸などが血液循環を促進させて冷症、神経痛、貧血、神経性胃炎等に効果がある。 【0021】 以下、本組成物に使われる松芽抽出物の製造方法について説明する。 松芽は3〜5月上旬頃に新しく突き上がる。長さが5cm程度のものを切って、流水で洗って埃を除去する。これを乾燥させた後に熱い蒸気で蒸す。その際、水蒸気を捕集して松芽の抽出精油物を得ることができる。 【0022】 以上、本組成物の構成要素の各々について説明した。次に、本発明の組成物の混合について説明する。 自然塩10重量部当り松芽の抽出精油物0.5重量部ないし3重量部を材料混合器に入れて約10分ないし50分間混合し、この混合物を本発明の黄土粉30重量部ないし50重量部と混合する。混合した結果物を包装容器に入れて松香が漏れないようにビニール接着機により密封する。 【0023】 以下、本願発明の入浴組成物の使用方法と効能について説明する。 湯浴みする際、湯船の半分程度に38〜40℃程度の湯を入れ、そこに入浴組成物を100〜300g程度入れた後、体の胸下まで半身浴をすることが望ましい。湯船内に10〜15分程度体を浸して汗を出した後、湯船から外に出ると良い効果がある。全身マッサージの場合は黄土粉を容器に適当量を取って水で練って手やブラッシュで全身に塗り付ければよい。約15分程度経過すれば全身が引き締められるので、その際に再度入浴する。韓国の固有のゆかしい松香りと黄土が交わった自然の松林浴を楽しむことができ、10〜15分が経過した後、清潔な水でシャワーすると、松林浴を終えることになる。 【0024】 顔専用パックの使用方法は、顔化粧をきれいに消してから洗面した後、少量のスキンクリームを塗って、顔専用パック組成物1〜2スプーン(約10g)をよく混ぜてクリーム状にした後に、顔と首に均一に塗る。10分程度過ぎて皮膚が引き締められてから石鹸やフォームクレンジングを使用してパックを洗う。 【0025】 また、本発明の黄土粉は顔専用パックや入浴組成物以外の一般の化粧品材料としての応用が可能である。たとえば、化粧石鹸に本発明の黄土粉を添加することにより、黄土石鹸を製造することが可能である。具体的には、油脂を予め高級脂肪酸とグリセロールとに加水分解し、その脂肪酸を水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムで中和して素地石鹸を作る。この素地石鹸に本発明の黄土粉をはじめとして、必要となる従来の添加剤、即ち、酸化防止剤、着色剤、香料、刺激緩和剤、洗浄力を高めるためのビルダー(縮合燐酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム)などを加えて30分間攪拌する。以後、石鹸成形圧出機に100メッシュの網を挟み込んで、混合物を3回以上粉砕し、圧出した後に、形打機を用いて石鹸の形にしてから、以降3日間自然乾燥後、包装して製品化する。 【実施例】 【0026】 本発明に属する実施例のサンプルと、本発明外の比較例としてのサンプルを製造し、比較実験を行った。まず、各サンプルの製造条件について説明する。 【0027】 ・実施例1−1 黄土粉の製造 黄土産地で地表面から90cm以下の良質の黄土のみを採取した後、粉砕器に入れて1次粉砕を行なう。粉砕された黄土粉を底に薄く、かつ、均一に延ばして陽光により自然乾燥させる。自然乾燥された黄土粉を黄土製造機に入れて石等の異質物を除去し、太陽熱により乾燥させる。自然乾燥された黄土を黄土粉製造機に入れて小さな異物質を除去して細かい2次粉末を作る。2次粉末が作られた状態で太陽熱により自然乾燥させた後、粉砕器に入れて200メッシュの粉末にする。その乾燥された黄土粉を土焼き壺に入れて、黄土100重量部当り赤松炭5重量部、桐5重量部、明礬5重量部及びイチョウの葉5重量部を共に入れた後、10℃で6ヶ月間熟成させた。そして、黄土粉を粉砕器に入れて300メッシュの粉末にした。また、顔専用パック組成物のためには約1,000メッシュの粉末にした。 【0028】 ・実施例1−2 黄土粉の製造 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を1ヶ月、熟成温度を10℃にした。 ・実施例1−3 黄土粉の製造 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を2ヶ月、熟成温度を10℃にした。 ・実施例1−4 黄土粉の製造 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を3ヶ月、熟成温度を10℃にした。 ・実施例1−5 黄土粉の製造 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を4ヶ月、熟成温度を10℃にした。 ・実施例1−6 黄土粉の製造 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を5ヶ月、熟成温度を10℃にした。 ・比較例1−1 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、自然乾燥をしなくて、機械式乾燥を使用した。 ・比較例1−2 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を1週間、熟成温度を10℃にした。 ・比較例1−3 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を2週間、熟成温度を10℃にした。 ・比較例1−4 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を3週間、熟成温度を10℃にした。 ・比較例1−5 実施例1−1の方法を使用して黄土粉を製造した。但し、熟成期間を7ヶ月、熟成温度を10℃にした。 【0029】 ・実施例2 自然塩の製造 自然天日塩を塩熱加工機に10kgを入れて350℃で1時間加熱した。その際、出来た粒子は100メッシュ程度であった。その焼いた塩10kgを粉砕器に入れて再度粉砕した。粉砕して200メッシュの篩にかけて最終自然塩が得られた。 【0030】 ・実施例3 松芽の抽出精油物の製造 3〜5月上旬頃に新しく育った、長さ5cm程度の葉を切って、流水で洗って埃を除去する。これを乾燥させた後に熱い蒸気で蒸して、水蒸気を捕集して松芽の抽出精油物を得た。本実施例では水蒸気蒸留法を使用したが、その他にもいろいろな方法を使用することができる。例えば、脂肪油抽出法、圧搾法(expression)等を使用しても良い。 【0031】 ・実施例4 入浴組成物の製造 自然塩10kgと松芽の抽出精油物1.5kgを材料混合器に入れて約20分間混合し、この混合物を200メッシュの黄土粉(実施例1−1ないし1−6の黄土粉)40kgと混合した。その結果物を包装容器に入れて松香が漏れないようにしっかりと密封して最終の製品を得た。 【0032】 ・実施例5 顔専用パック組成物の製造 自然塩10kgと松芽の抽出精油物1.5kgを材料混合器に入れて約20分間混合し、この混合物を1,000メッシュの黄土粉(実施例1−1ないし1−6の黄土粉)40kgと混合した。その結果物を包装容器に入れて松香が漏れないようにしっかりと密封して最終の製品を得た。 【0033】 ・比較例2 入浴組成物の製造 実施例4の方法を使用して入浴組成物を製造した。但し黄土粉は、比較例1−1ないし1−5の黄土粉を使用した。 ・比較例3 顔専用パック組成物の製造 実施例5の方法を使用して入浴組成物を製造した。但し黄土粉は、比較例1−1ないし1−5の黄土粉を使用した。 【0034】 専門パネル100人を選定して皮膚刺激、老廃物排出効果、保湿感、皮膚トラブルの治癒等について比較実験を行なった。結果は下記表1の通りである。下記の実施例(及び比較例)の番号は、該当番号の実施例で製造された、黄土で作った顔専用パック組成物を意味する。 【0035】 【表1】
【0036】 以上の結果から分かるように、本願発明の黄土を用いた顔専用パックは、本願発明の熟成条件を経らなかった黄土を使用する従来の顔専用パックに比べて、皮膚への刺激が少なく、非常に優れたクリンシング効果を有し、保湿が良く、また、皮膚炎等にも治癒効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】504404593 【氏名又は名称】パク ジャン ヨン
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| 【出願日】 |
平成16年10月29日(2004.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095751 【弁理士】 【氏名又は名称】菅原 正倫
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| 【公開番号】 |
特開2006−124335(P2006−124335A) |
| 【公開日】 |
平成18年5月18日(2006.5.18) |
| 【出願番号】 |
特願2004−315548(P2004−315548) |
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