| 【発明の名称】 |
グラム陰性感染に対する細胞防御を促進するためのリポキシンアナログの使用 |
| 【発明者】 |
【氏名】チャールズ エヌ. サーハン
【氏名】シーン ピー. コルガン
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| 【要約】 |
【課題】被験体の組織における殺菌浸透性増加タンパク質(BPI)を刺激するための方法を提供すること。
【解決手段】被験体の組織における殺菌浸透性増加タンパク質(BPI)を刺激するための方法であって、リポキシンまたはリポキシンアナログの治療的有効量を投与する工程を包含し、その結果、該被験体の組織が、BPIの増大されたレベルを発現し、感染を処置する、方法。本発明は、ヒト上皮細胞により発現される抗微生物ペプチド(BPI(以前は好中球と関連づけられた抗微生物および内毒素中和分子)を含む)が、本発明の化合物の存在下で刺激され得かつその生成が増大され得ることを提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被験体の組織における殺菌浸透性増加タンパク質(BPI)の刺激のための方法であって、該方法は、リポキシンまたはリポキシンアナログの治療的有効量を投与する工程を包含し、その結果、該被験体の組織が、BPIの増大されたレベルを発現し、感染を処置する、方法。
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【発明の詳細な説明】【背景技術】 【0001】 (背景) 急性炎症性プロセスおよび慢性炎症性プロセスの両方の間に、上皮細胞は、粘膜応答を感染に整合させる。この理由が原因で、つい最近では、粘膜上皮細胞により利用される生来の抗炎症性経路を理解することに注意が払われている。特に興味深いことは、リポキシンといわれる脂質メディエーターの群である(1)。リポキシンは、5−リポキシゲナーゼ(LO)および12−LOまたは15−LOの複合した作用により、膜アラキドン酸から誘導される生体活性分子である(2)。最近の多くのインビトロ研究およびインビボ研究により、リポキシン、特にリポキシンA4(LXA4)は、生来の「停止シグナル」として機能し、局所的な炎症性プロセスを制御するために働くことが明らかになった(3)。合成リポキシンアナログは、不活性化合物に対する減少した代謝に起因して、ネイティブな化合物より、これらの作用についてより高い効力を示す(4)。 【0002】 微生物とヒト組織および細胞との最初の遭遇は、粘膜組織のレベルで生じる。上皮細胞株(全て粘膜器官)、従って上皮は、微生物相互作用の重要な界面である。重要なことに、粘膜表面と相互作用する微生物は、有益(例えば、正常な微生物叢)であり得るか、または病原性(例えば、感染因子)であり得、結果として、上皮細胞は、侵入する微生物を選択的に殺傷または不活性化するために適合した機構を有する。この蓄積の結果として、上皮細胞は、抗微生物ペプチドを発現し、その主な機能は、進入する微生物の殺傷を含む。関連しないペプチドのこのファミリーとしては、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、リゾチーム、ホスホリパーゼA2、分泌性ロイコプロテアーゼインヒビター(SLPI)、およびディフェンシン(1A)が挙げられる。ヒトの生来の抗炎症性および/または抗感染性防御分子の中には、殺菌性/透過性増加タンパク質(BPI)、好中球アズール顆粒において、好中球細胞表面上に、およびより低い程度には、好塩基球の特定の顆粒において見いだされる55〜60kDaのタンパク質がある(7〜9)。BPIは、グラム陰性細菌に対して複数の抗細菌作用(細菌内膜/外膜に対する損傷による細胞毒性、細菌リポポリサッカリド(内毒素)の中和、ならびに好中球によるグラム陰性細菌の食作用のためのオプソニンとしての作用を含む)を選択的に発揮する(8,10)。BPIの構造的特徴付けは、抗細菌および内毒素中和のためのカチオン性N末端領域、ならびに細菌性オプソニン作用のために必要なC末端モチーフを含む対称性二連分子を明らかにする(11)。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従って、例えば、細菌の侵入および/または感染と戦うことを補助するために、身体組織からのBPIの刺激、生成、および/または放出が必要である。 【課題を解決するための手段】 【0004】 (要旨) 本発明によって、以下が提供される。 【0005】 (項目1) 被験体の組織における殺菌浸透性増加タンパク質(BPI)の刺激のための方法であって、該方法は、リポキシンまたはリポキシンアナログの治療的有効量を投与する工程を包含し、その結果、該被験体の組織が、BPIの増大されたレベルを発現し、感染を処置する、方法。 【0006】 (項目2) 項目1に記載の方法であって、前記リポキシンアナログが、式: 【0007】 【化1】
を有し、ここでR1は、存在する場合、 【0008】 【化2】
【0009】 【化3】
であり得、そしてR2は、存在する場合、 【0010】 【化4】
【0011】 【化5】
【0012】 【化6】
であり得、ここでXが、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1が、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)アルキルであって、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0013】 【化7】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよい; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、 ここでQ1が、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここでQ3が、O、SまたはNHであり; ここでR2およびR3のうちの1つが、水素原子であり、そして他の1つが、 (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルであって、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0と6個を含む)のアルキレンであり、直鎖でも分枝鎖でもよく;およびRbが、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい; ここでR4が、 (a)水素原子; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでY1またはY2が、−OH、メチル、または−SHであり、そして他の1つが、 (a)水素原子 (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そして 各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルであって、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; または (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ; であるか、あるいはY1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、 ここでR5は、 (a)1〜9個の炭素原子のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキル; (b)−(CH2)n−Ri ここでn=0〜4そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (ii)フェニル;もしくは (vi)置換フェニル 【0014】 【化8】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (c)RaQaRb ここでQaは、OまたはSである; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキル; (d)−C(Riii)(Riv)−Ri ここでRiiiおよびRivは、各々、独立して: (i)水素原子; (ii)CHaZb、ここでa+b=3、a=0〜3、b=0+3、そしてここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (e)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)および1〜6個のハロゲン原子(1個と6個を含む)のハロアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、ハロアルキル ここでR6は、 (a)水素原子 (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルであって、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)ハロゲン; であり、 ここでR3a、およびR3bが、各々独立して: (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキルであって、直鎖でも分枝鎖でもよく;そしてRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでY3またはY4は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3、そしてここで各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルであって、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; またはY3およびY4は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、 ここでY5またはY6は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子 (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3 ここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、もしくはハロゲン原子; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、またはY5またはY6は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O であり、ここでRaは、 (a)水素原子;もしくは (b)1〜8個の炭素原子のアルキル; であり、 ここでRXは、 (a)置換フェニル 【0015】 【化9】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (b)置換フェノキシ 【0016】 【化10】
ここでZi〜Zvは、上のように定義されるか;または 【0017】 【化11】
ここでZi〜Zvは、上のように定義され、 ここでRbおよびRcは、各々独立して: (a)水素原子 (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ; であり ここでRdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子 (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ;または (f)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルもしくはハロアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキルまたはハロアルキル、である方法。 【0018】 (項目3) 項目1に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが、次の式: 【0019】 【化12】
およびその薬学的に受容可能な塩を有し、 ここで、Xは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0020】 【化13】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、 ここでQ1が、(C=O)、SO2または(CN)でありただし、Q1がCNである場合、Xは、存在しない; Q3およびQ4は、各々独立してO、SまたはNHである; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)H; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb、ここでQ2は、−O−または−S−;ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく、ここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく、ただしRb=0の場合、Rbは、水素原子である; であり、 ここでR4は、 (a)H; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでR5は、 【0021】 【化14】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルまたは置換されたもしくは無置換の、分枝のあるもしくは分枝のないアルキル基から各々独立して選択され、ここでRXは1〜8の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでY1が、−OH、メチル、−SH、直鎖でも分枝鎖でもよい2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そしてZが、シアノ、ニトロ、またはハロゲンである)であり; ここでR6は、 (a)H; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでTは、OまたはSである、方法。 【0022】 (項目4) 項目1に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが以下の式: 【0023】 【化15】
を有する、方法。 【0024】 (項目5) 粘膜細胞中の殺菌浸透性増加タンパク質(BPI)の刺激についての方法であって、リポキシンまたはリポキシンアナログの治療有効量を投与する工程を包含し、その結果、該粘膜細胞が、感染を処理するBPIの増加したレベルを発現する、方法。 【0025】 (項目6) 項目5に記載の方法であって、ここで前記粘膜細胞が、上皮細胞である、方法。 【0026】 (項目7) 項目5に記載の方法であって、ここで、前記粘膜細胞が、口の上皮細胞である、方法。 【0027】 (項目8) 項目5に記載の方法であって、ここで、前記上皮細胞が、腸の細胞である、方法。 【0028】 (項目9) 項目5に記載の方法であって、ここで、前記リポキシンアナログが、以下の式: 【0029】 【化16】
を有し、 ここでR1は、存在する場合、 【0030】 【化17】
【0031】 【化18】
であり得、ここでR2は、存在する場合、 【0032】 【化19】
【0033】 【化20】
であり得、ここでXは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0034】 【化21】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)の直鎖でも分枝鎖でもよい; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、 ここでQ1は、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここでQ3は、O、SまたはNHであり; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく;そしてここでRbは、0〜8の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでR4は、 (a)水素原子; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでY1またはY2は、−OH、メチル、または−SHであり、そしてここで他の1つは、 (a)水素原子 (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そして 各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; あるいは (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ; であるが、またはY1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり ここでR5は、 (a)1〜9個の炭素原子のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキル; (b)−(CH2)n−Ri ここでn=0〜4そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (ii)フェニル;もしくは (iii)置換フェニル 【0035】 【化22】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)、直鎖でも分枝鎖でもよく; (c)RaQaRb ここでQaは、OまたはSである; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (d)−C(Riii)(Riv)−Ri ここでRiiiおよびRivは、各々、独立して: (i)水素原子; (ii)CHaZb、ここでa+b=3、a=0〜3、b=0+3、そしてここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (e)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)、および1〜6個のハロゲン原子(1個と6個を含む)のハロアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、ハロアルキル; であり、そして ここでR6は、 (a)水素原子; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)ハロゲン; ここでR3a、およびR3bが、各々独立して: (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい アルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよい;そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい; ここでY3またはY4は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3、 そしてここで各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、 またはY3およびY4は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、 ここでY5またはY6は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3 ここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、もしくはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、またはY5およびY6は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O であり、 ここでRaは、 (a)水素原子;もしくは (b)1〜8個の炭素原子のアルキル; であり、 ここでRXは、 (a)置換フェニル 【0036】 【化23】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (b)置換フェノキシ 【0037】 【化24】
ここでZi〜Zvは、上のように定義される;または 【0038】 【化25】
ここでZi〜Zvは、上のように定義される。 ここでRbおよびRcは、各々独立して: (a)水素原子 (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ; であり、 ここでRdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子; (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ;または (f)2〜4の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルもしくはハロアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキルまたはハロアルキルである、方法。 【0039】 (項目10) 項目5に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが、次の式: 【0040】 【化26】
およびその薬学的に受容可能な塩を有し、 ここで、Xは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0041】 【化27】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、ここでQ1が、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1がCNである場合、Xは、存在しない; Q3およびQ4は、各々独立してO、SまたはNHである; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)H; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキルであり; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb、ここでQ2は、−O−または−S−であり;ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく、そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく、ただしRbは0である場合、Rbは、水素原子である; であり ここでR4は、 (a)H; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでR5は、 【0042】 【化28】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルまたは置換されたもしくは無置換の、分枝のあるもしくは分枝のないアルキル基から各々独立して選択され、ここでRXは、1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでY1が、−OH、メチル、−SH、直鎖でも分枝鎖でもよい2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキル、1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3、そしてZが、シアノ、ニトロ、またはハロゲンである)であり、; ここでR6は、 (a)H; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、ここでTは、OまたはSである、方法。 【0043】 (項目11) 項目5に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが以下の式: 【0044】 【化29】
を有する、方法。 【0045】 (項目12) 被験体中の細菌による感染の抑制または予防のための方法であって、該被験体中の粘膜細胞にBPIの増加したレベルを発現させるのに適切な該被験体に対してリポキシンまたはリポキシンアナログの治療的有効量を投与する工程を包含し、その結果、該被験体中の細菌による感染が、予防され、または抑制される、方法。 【0046】 (項目13) 項目12に記載の方法であって、ここで前記粘膜細胞が、上皮細胞である、方法。 【0047】 (項目14) 項目12に記載の方法であって、ここで、前記粘膜細胞が、口の上皮細胞である、方法。 【0048】 (項目15) 項目12に記載の方法であって、ここで、前記上皮細胞が、腸の細胞である、方法。 【0049】 (項目16) 項目12に記載の方法であって、ここで、前記リポキシンアナログが、以下の式: 【0050】 【化30】
を有する。 ここでR1は、存在する場合、 【0051】 【化31】
【0052】 【化32】
であり得、ここでR2(この場合)は、 【0053】 【化33】
【0054】 【化34】
であり得、ここでXは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子、(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子、(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0055】 【化35】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子、(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、 ここでQ1は、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここでQ3は、O、SまたはNHであり; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく;そしてここでRbは、0〜8の炭素原子、(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでR4は、 (a)水素原子; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; ここでY1またはY2は、−OH、メチル、または−SHであり、そしてここで他の1つは、 (a)水素原子 (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そして 各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; あるいは (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ; であるか、またはY1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、ここでR5は、 (a)1〜9個の炭素原子のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (b)−(CH2)n−Ri であり、ここでn=0〜4そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (ii)フェニル;もしくは (iii)置換フェニル 【0056】 【化36】
であり、ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (c)RaQaRb ここでQaは、OまたはSである; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (d)−C(Riii)(Riv)−Ri ここでRiiiおよびRivは、各々、独立して: (i)水素原子; (ii)CHaZb、ここでa+b=3、a=0〜3、b=0+3、そしてここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (e)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)および1〜6個のハロゲン原子(1個と6個を含む)のハロアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、ハロアルキル、 であり、そして、ここでR6は、 (a)水素原子; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)ハロゲン; であり、 ここでR3a、およびR3bが、各々独立して: (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、 ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよい;そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)アルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい; ここでY3またはY4は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3、 そしてここで各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、またはY3およびY4は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、ここでY5またはY6は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そしてここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3 ここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、もしくはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、またはY5およびY6は、一緒になって (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、ここでRaは、 (a)水素原子;もしくは (b)1〜8個の炭素原子のアルキル; ここでRXは、 (a)置換フェニル 【0057】 【化37】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり直鎖でも分枝鎖でもよく; (b)置換フェノキシ 【0058】 【化38】
ここでZi〜Zvは、上のように定義される;または 【0059】 【化39】
ここでZi〜Zvは、上のように定義される。 ここでRbおよびRcは、各々独立して: (a)水素原子; (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ; であり、ここでRdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子; (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ;または (f)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルもしくはハロアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキルまたはハロアルキルである、方法。 【0060】 (項目17) 項目12に記載の方法であって、前記リポキサンアナログが、以下の式: 【0061】 【化40】
およびその薬学的に受容可能な塩を有し、 ここでXが、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1が、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0062】 【化41】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; であり、ここでQ1が、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1がCNである場合、Xは、存在しない; ここでQ3およびQ4が各々独立して、O、SまたはNHであり; ここでR2およびR3の1つが、水素原子であり、そして他の1つが、 (a)H; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rbであって、ここでQ2は、−O−または−S−;ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく、そしてここでRbが、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく、ただしRbが0である場合、Rbは、水素原子である、RaQ2Rb; ここでR4が、 (a)H; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; ここでR5が、 【0063】 【化42】
であり、ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルまたは置換されたもしくは無置換の、分枝のあるもしくは分枝のないアルキル基から各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでY1が、−OH、メチル、−SH、直鎖でも分枝鎖でもよい2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキル、1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そしてZが、シアノ、ニトロ、またはハロゲンである)であり; ここでR6は、 (a)H; (b)1〜4の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでTは、OまたはSである、方法。 【0064】 (項目18) 項目12に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが以下の式: 【0065】 【化43】
を有する、方法。 【0066】 (項目19) 被験体中での細菌による侵入の抑制または予防のための方法であって、該被験体中の粘膜細胞に、BPIの増加したレベルを発現させるのに適切な、該被験体にリポキシンまたはリポキシンアナログの治療有効量を投与する工程を包含し、その結果、該被験体中の細菌による侵入が、予防また抑制される、方法。 【0067】 (項目20) 項目19に記載の方法であって、ここで前記粘膜細胞が、上皮細胞である、方法。 【0068】 (項目21) 項目19に記載の方法であって、ここで、前記粘膜細胞が、口の上皮細胞である、方法。 【0069】 (項目22) 項目19に記載の方法であって、ここで、前記上皮細胞が、腸の細胞である、方法。 【0070】 (項目23) 項目19に記載の方法であって、ここで、前記リポキシンアナログが、以下の式: 【0071】 【化44】
を有し、 ここでR1は、存在する場合、 【0072】 【化45】
【0073】 【化46】
であり得、R2は、存在する場合、 【0074】 【化47】
【0075】 【化48】
であり得、ここでXは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)シクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0076】 【化49】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; ここでQ1は、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここでQ3は、O、SまたはNHであり; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり、ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく;そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでR4は、 (a)水素原子; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、 ここでY1またはY2は、−OH、メチル、または−SHであり、そしてここで他の1つは、 (a)水素原子 (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そして 各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; または (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)アルコキシ; であるか、あるいはY1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、ここでR5は、 (a)1〜9個の炭素原子のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (b)−(CH2)n−Ri であり、ここでn=0〜4そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子(3個と10個を含む)のシクロアルキル; (ii)フェニル;もしくは (vi)置換フェニル 【0077】 【化50】
であり、ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (c)RaQaRb ここでQaは、OまたはSである; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (d)−C(Riii)(Riv)−Ri ここでRiiiおよびRivは、各々、独立して: (i)水素原子; (ii)CHaZb、ここでa+b=3、a=0〜3、b=0+3、そしてここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (e)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)の、および1〜6個のハロゲン原子(1個と6個を含む)のハロアルキルであり、直鎖でも分枝鎖でもよい、ハロアルキルであり、そして、 ここでR6は、 (a)水素原子; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)ハロゲン; であり、 ここでR3a、およびR3bが、各々独立して: (a)水素原子; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2Rb であり ここでQ2は、−O−または−S−であり; ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく;そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい; ここでY3またはY4は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そして ここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3、 そしてここで各々のZは、独立して、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; またはY3およびY4は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O; であり、ここでY5またはY6は、−OH、メチル、水素、または−SHであり、そしてここで他の1つは、 (a)水素原子; (b)CHaZb ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3 ここで各々のZが、独立して、シアノ、ニトロ、もしくはハロゲン原子である; (c)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (d)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルコキシ; であるか、またはY5およびY6は、一緒になって、 (a)=NH;もしくは (b)=O であり、ここでRaは、 (a)水素原子;もしくは (b)1〜8個の炭素原子のアルキル; であり、ここでRXは、 (a)置換フェニル 【0078】 【化51】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (b)置換フェノキシ 【0079】 【化52】
ここでZi〜Zvは、上のように定義される;または 【0080】 【化53】
ここでZi〜Zvは、上のように定義され、 ここでRbおよびRcは、各々独立して: (a)水素原子; (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ; でありここでRdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子; (b)ヒドロキシル、もしくはチオール; (c)メチルもしくはハロメチル; (d)ハロゲン; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキシ;または (f)2〜4個の炭素原子(2個と4個を含む)のアルキルもしくはハロアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよい、アルキルである、方法。 【0081】 (項目24) 項目19に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが、次の式: 【0082】 【化54】
を有し、 ここで、Xは、R1、OR1、またはSR1であり; ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0083】 【化55】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルから各々独立して選択され、ここでRXは1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8個の炭素原子(2個と8個を含む)の直鎖アルケニルまたは分枝鎖アルケニル; ここでQ1が、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1がCNである場合、Xは、存在しない; Q3およびQ4は、各々独立してO、SまたはNHである; ここでR2およびR3の1つは、水素原子であり、他の1つは、 (a)H; (b)1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; (c)3〜6個の炭素原子(3個と6個を含む)のシクロアルキル; (d)2〜8個の炭素原子、(2個と8個を含む)のアルケニルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルケニル;または (e)RaQ2RbここでQ2は、−O−または−S−であり;ここでRaは、0〜6個の炭素原子(0個と6個を含む)のアルキレンで、直鎖でも分枝鎖でもよく、そしてここでRbは、0〜8個の炭素原子(0個と8個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよく、ただしRbは0であると場合、Rbは、水素原子である、RaQ2Rb; であり、ここでR4は、 (a)H; (b)1〜6個の炭素原子(1個と6個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、ここでR5は、 【0084】 【化56】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvが、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORXおよびヒドロキシルまたは置換されたもしくは無置換の、分枝のあるもしくは分枝のないアルキル基から各々独立して選択され、ここでRXは、1〜8個の炭素原子(1個と8個を含む)であり、直鎖でも分枝鎖でもよく; ここでY1が、−OH、メチル、−SH、直鎖でも分枝鎖でもよい2〜4個の炭素原子(2個と8個を含む)のアルキルで、1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここでa+b=3、a=0〜3、b=0〜3;そしてZが、シアノ、ニトロ、またはハロゲンである)であり; ここでR6は、 (a)H; (b)1〜4個の炭素原子(1個と4個を含む)のアルキルで、直鎖でも分枝鎖でもよいアルキル; であり、ここでTは、OまたはSである、方法。 【0085】 (項目25) 項目19に記載の方法であって、ここで前記リポキシンアナログが以下の式: 【0086】 【化57】
を有する、方法。 【0087】 粘膜表面の内側を覆う上皮細胞は、細菌の侵入および感染に対する防御の第一線である。最近の研究はまた、上皮細胞が、継続する炎症性プロセスの調和的統合に大きく寄与することを示した。本発明は、ヒト上皮細胞により発現される抗微生物ペプチド(BPI(以前は好中球と関連づけられた抗微生物および内毒素中和分子)を含む)が、以下で議論される、本発明の化合物の存在下で刺激され得かつその生成が増大され得ることを提供する。さらに、上皮細胞は、抗微生物ペプチドを発現し、その主な機能としては、侵入する微生物の殺傷が挙げられる。関連しないペプチドのこのファミリーとしては、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、リゾチーム、ホスホリパーゼA2、分泌性ロイコプロテアーゼンヒビター(SLPI)、およびディフェンシン(1A)が挙げられる。本発明は、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、リゾチーム、ホスホリパーゼA2、分泌性ロイコプロテアーゼンヒビター(SLPI)、およびディフェンシン(1A)との相互作用について本明細書中に示される化合物(BPIを含む)の使用を含むことが意図される。 【0088】 さらに、本発明は、上皮抗微生物ペプチド(例えば、BPI)が、内因的に存在する抗炎症性分子(アスピリン誘導性リポキシン(ATLa))のアナログにより転写により調節されることを提供する。マイクロアレイ分析を確証する初期の研究により、広範な起源の上皮細胞(口内粘膜および腸粘膜)がBPIを発現し、各々が、同様にATLaにより調節されることが明らかになった。BPIの位置決めを目的とした研究により、このような発現が、培養上皮細胞株の細胞表面上で生じ、ヒト粘膜組織において上皮に優性に局在することが明らかになった。BPI中和抗血清を使用する機能研究により、表面BPIが、上皮において内毒素媒介性シグナル伝達をブロックし、Salmonella typhimuriumを殺傷することが明らかになった。これらの研究は、グラム陰性細菌およびそれらの内毒素に対する粘膜表面の防御について以前に認められていなかった「分子遮蔽」を同定する。 【0089】 粘膜表面上の新たな抗炎症性分子を同定することを目的とした実験により、上皮細胞が表面BPIを発現し;その発現が、アスピリン誘導性リポキシンの安定なアナログに上皮を曝すことにより調節されることを明らかになった。上皮BPIは、細菌殺傷を促進し、上皮の内毒素活性化を減少することを見いだした。これらの結果は、新たな経路を同定し、この経路によって、抗炎症性分子が、以前は単に食作用と関連していたBPIの転写活性によって抗微生物活性および内毒素中和活性を増強する。 【0090】 驚くべきことに、以下に議論される本発明のリポキシン(LX)、すなわち、リポキシンアナログ、およびアスピリン誘導性リポキシン(ATLa)は、被験体における細菌の感染および/または侵入と戦うために、種々の組織(すなわち、粘膜細胞、上皮細胞)に由来する殺菌性透過性増加タンパク質(BPI)の刺激および増大した分泌のために利用され得ることが、発見された。例えば、COX−2アセチル化を介して、アスピリンの存在下で、インビボで生成された15−epi−LXA4(ネイティブリポキシン)に対してモデリングした合成アナログ[例えば、15−epi−16−(パラフルオロ)−フェノキシ−LXA4(ATLa)(5)](6)は、一部、アスピリンの抗炎症性作用に寄与する。結論として、本明細書中で開示される化合物は、被験体における細菌による感染の処置および予防に有用である。 【0091】 本発明の一局面に従って、本発明の1つ以上の化合物により刺激される被験体の組織によるBPIタンパク質の増大した生成または放出は、内毒素媒介性効果と関連した疾患の状態(state)または状態(condition)の緩和を提供する。例えば、このような内毒素媒介性効果としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:循環する腫瘍壊死因子(TNF)、可溶性TNFレセプターp55およびp75(sTNFγ(p55)およびsTNFγ(p75))、インターロイキン6(IL−6)、インターロイキン8(IL−8)、インターロイキン10(IL−10)の増加、ならびに増大した循環するラクトフェリンおよび/またはエラスターゼ/α1アンチトリプシン複合体(EAA)により特徴づけられる増大した好中球脱顆粒;循環する組織プラスミノゲン活性化因子抗原(tPA Ag)、組織プラスミノゲン活性化因子(tPA act)の活性、およびα2−プラスミンインヒビター−プラスミン(PAP)複合体、プラスミノゲン活性化因子、プラスミノゲン活性化因子インヒビター抗原(PAI Ag)およびウロキナーゼ型プラスミノゲン活性化因子(uPA)の増加;リンパ球の減少;トロンビン/アンチトロンビンIII(TAT)複合体の増加;ならびに全身的血管抵抗指数(SVRI)の減少および心臓指数(CI)の増大。 【0092】 BPIは、強力かつ特異的な殺菌化合物である。疾患標的としては、例えば、敗血症および感染性疾患が挙げられ、グラム陰性細菌によって引き起こされる感染性疾患と戦うための非抗生物質的機構を提供する。従って、被験体によるBPIの生成を刺激する本発明の治療化合物の使用は、このような疾患の処置、緩和または予防を補助する。 【0093】 本発明の別の局面に従って、本発明の1つ以上のBPI誘導薬剤により刺激される被験体の組織によるBPIタンパク質の増大した生成または放出は、細菌内毒素に曝されたヒトの処置のための医薬品の製造におけるBPIタンパク質誘導薬剤の使用を提供する。本発明のこの局面は、腫瘍壊死因子およびインターロイキン6中の内毒素を軽減するために治療的に有効な量において;循環するインターロイキン8中のおよび循環するラクトフェリンおよび/またはエラスターゼ/α1アンチトリプシン複合体の増加により特徴づけられる好中球脱顆粒中の内毒素媒介性増加を軽減するために有効な量において;循環するリンパ球の数の内毒素媒介性変化を軽減するために有効な量において;循環する組織プラスミノゲン活性化因子および組織プラスミノゲン活性化因子活性における内毒素媒介性増加を軽減するために有効な量において;全身的血管耐性指数の内毒素媒介性減少を軽減するために有効な量において;敗血症を処置するために有効な量において;ならびに細菌感染に有効な量において、このような医薬品の製造における少なくとも1つのBPIタンパク質誘導剤の使用を企図する。本発明のこの局面は、このような医薬品の製造において細菌抗生物質と組み合わせた、BPIタンパク質誘導剤の使用をさらに企図する。 【0094】 別の局面において、本発明は、被験体における本明細書中に記載される活性または状態を処置するための包装された薬学的組成物に関する。この包装された薬学的組成物は、以下に記載される式および構造のうちの1つを有する、本発明の少なくとも1つの治療化合物(すなわち、BPI誘導剤)の治療的に有効な量を保持する容器、および被験体における活性または状態を処置するための治療化合物を使用するための指示書を含む。 【0095】 (詳細な説明) 本発明の特徴および他の詳細は、ここでより具体的に記載され、特許請求の範囲において指摘される。本発明の特定の実施形態は、例示によって示されるのであって、本発明の限定として示されるのではないことが理解される。本発明の原理的特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の実施形態において使用され得る。 【0096】 本出願全体を通して使用される略語は、以下を含み、便宜上、本明細書中に含まれる。ATL、アスピリン誘導性15−epi−LX、15R−LX;COX、シクロオキシゲナーゼI、II(アイソマー);EC、内皮細胞;LC/MS/MS、液体クロマトグラフィー直列質量分析法;LO、リポキシゲナーゼ;LT、ロイコトリエン;LX、リポキシン;PG、プロスタグランジン;PMN、多形核白血球;HETE、ヒドロキシエイコサテトラエン酸;LXA4、5S,6R,15S−トリヒドロキシ−7,9,13−trans−11−cis−エイコサテトラエン酸;15−epi−LXA4、5S,6R,15R−トリヒドロキシ−7,9,13−trans−11−cis−エイコサテトラエン酸;およびC20:4(アラキドン酸、AA、ω−6脂肪酸)。 【0097】 驚くべきことに、以下に議論される本発明のリポキシン(LX)およびアスピリン誘導性リポキシン(ATLa)は、被験体における細菌の感染および/または侵入と戦うために、種々の組織(すなわち、粘膜細胞、上皮細胞)由来の殺菌性透過性増加タンパク質(BPI)の刺激、放出および増大した分泌のために利用され得ることを発見した。結論として、本明細書中に開示される化合物は、被験体における感染の処置および予防に有用である。 【0098】 本発明の一局面に従って、本発明の化合物の1つ以上により刺激される、被験体組織によるBPIタンパク質の生成または放出の増加は、内毒素媒介性効果と関連する多くの疾患状態(state)または状態(condition)の緩和を提供する。例えば、このような内毒素媒介性効果としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:循環する腫瘍壊死因子(TNF)、可溶性TNFレセプターp55およびp75(sTNFγ(p55)およびsTNFγ(p75))、インターロイキン6(IL−6)、インターロイキン8(IL−8)、インターロイキン10(IL−10)の増加ならびに循環するラクトフェリンおよび/またはエラスターゼ/α1アンチトリプシン複合体(EAA)の増加により特徴づけられる好中球脱顆粒の増加;循環する組織プラスミノゲン活性化因子抗原(tPA Ag)、組織プラスミノゲン活性化因子活性(tPA act)、およびα2−プラスミンインヒビター−プラスミン(PAP)複合体、プラスミノゲン活性化因子インヒビター抗原(PAI Ag)およびウロキナーゼ型プラスミノゲン活性化因子(uPA)の増加;リンパ球の減少;トロンビン/アンチトロンビンIII(TAT)複合体の増加;ならびに全身的血管耐性指数(SVRI)の減少および心臓指数(CI)の増加。 【0099】 BPIは、強力かつ特異的な殺菌性化合物である。疾患標的としては、例えば、敗血症および感染性疾患が挙げられる。本発明は、グラム陰性細菌によって引き起こされる感染性疾患と戦うための非抗生物質的機構を提供する。従って、被験体によるBPIの生成を刺激する本発明の治療化合物の使用は、このような疾患の処置、緩和または予防を補助する。 【0100】 本発明の別の局面に従って、本発明の1つ以上の化合物により刺激される、被験体の組織によるBPIタンパク質の生成または放出の増加は、細菌内毒素に曝されたヒトの処置のための医薬品の製造のためのBPIタンパク質誘導剤(すなわち、本発明の化合物)に使用を提供する。本発明のこの局面は、腫瘍壊死因子およびインターロイキン6中の内毒素を緩和するに有効な量において;循環するインターロイキン8中の、および循環するラクトフェリンおよび/またはエラスターゼ/α1アンチトリプシン複合体の増加により特徴づけられる好中球脱顆粒中の内毒素媒介性増加を緩和するに有効な量において;循環するリンパ球の数の内毒素媒介性変化を軽減するために有効な量において;循環する組織プラスミノゲン活性化因子および組織プラスミノゲン活性化因子活性における内毒素媒介性増加を軽減するために有効な量において;および全身的血管耐性指数の内毒素媒介性減少を軽減するために有効な量において、このような医薬品の製造における少なくとも1つのBPIタンパク質誘導剤の使用を企図する。本発明のこの局面は、このような医薬品の製造において細菌抗生物質と組み合わせた、BPIタンパク質誘導剤の使用をさらに企図する。 【0101】 句「BPI誘導剤」は、BPIを組織から放出させるか、BPIの生成を被験体の生理の通常の状態に対して増加させるかまたはBPIの生成を刺激するか、またはそれらの組み合わせを引き起こす、化合物を含むことが意図される。一般に、これらの化合物は、リポキシンおよびリポキシンアナログならびにアスピリン誘導性リポキシンおよびアナログを含む。これらの誘導剤は、BPIを、疾患プロセスから生じる疾患または感染と戦うために、被験体内でより容易に利用可能にする。従って、本発明の化合物は、BPIの増大した生成および/または放出を刺激することによってその疾患プロセスに対して直接作用し、続いて、その疾患を予防的または治療的に処置する。上記のように、その疾患プロセスは、細菌に関連し得る。従って、この化合物は、その疾患の状態(state)または状態(condition)と関連した生理学的効果が、阻害、減少、または根絶されるように、これらの状態の処置のために有用である。 【0102】 (リポキシン) 1局面において、本明細書全体を通して記載される疾患の処置におけるBPI誘導剤として有用なリポキシンおよびリポキシンアナログは、米国特許第4,560,514号、同第5,441,951号、同第5,648,512号、同第5,650,435号および同第6,048,897(これらの内容は、その全体が本明細書中に参考として援用される)により包含される式を有する。例えば、本発明により包含されるリポキシンアナログは、以下の特徴を有するリポキシンアナログを包含する。 【0103】 「活性領域」および「代謝変換領域」を含む本発明のリポキシンは、両方の用語として、本明細書中で規定され、一般に以下の構造であり: ここでR1は、 【0104】 【化58】
であり得、 ここでR1は、 【0105】 【化59】
【0106】 【化60】
であり得、R2は、 【0107】 【化61】
【0108】 【化62】
であり得る。 【0109】 1つの実施形態において、本発明のリポキシンアナログは、以下の構造式Iを有する: 【0110】 【化63】
ここで、Xは、R1、OR.1またはSR1であり; ここで、R1は、 (i)水素原子であるか; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキルであるか; (v)フェニルであるか (vi)置換フェニルであって、 【0111】 【化64】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (vii)検出可能標識分子であるか;あるいは (viii)2〜8個の炭素原子の直鎖または分枝鎖アルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここで、Q3は、O、SまたはNHであり; ここで、R2およびR3の1つは、水素原子であり、そして他方は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (c)3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8個の炭素原子のアルケニルであるか;あるいは、 (e)RaQ2Rbであって、 ここで、Q2は、−O−、または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6個の炭素原子のアルキレンであり;そして、ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルである、RaQ2Rbであり; ここで、R4は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; ここで、Y1またはY2は、−OH、メチルまたは−SHであって、そして他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって; ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって;かつ 各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、CHaZbであるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか;あるいは (d)1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか; あるいは、Y1およびY2は、一緒になって、 (a)NH;または (b)=Oであり; ここで、R5は、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る1〜9個の炭素原子のアルキルであるか; (b)−(CH2)n−Riであって、 ここで、n=0〜4であり、そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (ii)フェニルであるか;または (iii)置換フェニルであって、 【0112】 【化65】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、−(CH2)n−Riであるか; (c)RaQaRbであって、 ここで、Qaは、OまたはSであり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルである、RaQaRbであるか; (d)−C(Riii)(Riv)−Riであって、 ここで、RiiiおよびRivは各々独立して、以下: (i)水素原子; (ii)CHaZbであって、ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3であり、かつ、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、CHaZb、である、−C(Riii)(Riv)−Riであるか; (e)直鎖または分枝鎖である、1〜8個の炭素原子および1〜6個のハロゲンのハロアルキルであって;そして ここで、R6は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖である1〜4個の炭素原子のアルキルであるか; (c)ハロゲンである。 【0113】 本発明の1つの実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式IIを有する: 【0114】 【化66】
ここで、Xは、R1、OR1またはSR1であり;ここで、R1は、 (i)水素原子であるか; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキルであるか; (v)フェニルであるか (vi)置換フェニルであって、 【0115】 【化67】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子)、およびヒドロキシルから各々独立して選択されるか; (vii)検出可能標識分子(例えば、蛍光標識であるが、これに限定されない)である、置換フェニルであるか;あるいは (viii)直鎖または分枝鎖である2〜8個の炭素原子のアルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(C=N)であり; ここで、Q3は、O、SまたはNHであり; ここで、R2およびR3の1つは、水素であり、そして他方は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (c)3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8個の炭素原子のアルケニルであるか;あるいは、 (e)RaQ2Rbであって、 ここで、Q2は、−O−、または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6個の炭素原子のアルキレンであり;ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであり;ここで、R4は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; ここで、Y1またはY2は、−OH、メチル、−Hまたは−SHであって、そして他方は(a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって; ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって; ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、CHaZbであるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか;あるいは (d)1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか;あるいは、Y1およびY2は、一緒になって、 (a)NH;または (b)=Oであり; ここで、R5は、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る1〜9個の炭素原子のアルキルであるか; (b)−(CH2)n−Riであるか ここで、n=0〜4であり、そしてRiは、 (i)3〜10の炭素原子のシクロアルキルであるか; (ii)フェニルであるか;あるいは (iii)置換フェニルであって、 【0116】 【化68】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択されるか; (c)−RaQaRbであって、 ここで、Qaは、−O−または−S−であり;そして ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであり;(d)−C(Riii)(Riv)−Riであって、 ここで、RiiiおよびRivは各々独立して: (i)水素原子であるか;または、 (ii)CHaZbであって;ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3であって;ここで、各Zは、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、−C(Riii)(Riv)−Riであるか、; (e)直鎖または分枝鎖である、1〜8個の炭素原子および1〜6個のハロゲン原子のハロアルキルである。 【0117】 本発明の1つの好ましい実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式IIIを有する: 【0118】 【化69】
ここで、Xは、R1、OR1またはSR1であり;ここで、R1は、 (i)水素原子であるか; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキルであるか; (v)フェニルであるか (vi)置換フェニルであって、 【0119】 【化70】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニル; (vii)検出可能標識分子であるか;あるいは (viii)直鎖または分枝鎖である、2〜8個の炭素原子のアルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(C=N)であり; ここで、Q3は、O、SまたはNHであり; ここで、R2およびR3の1方は、水素原子であり、そして他方は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (c)3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8個の炭素原子のアルケニルであるか;あるいは、 (e)RaQ2Rbであって、 ここで、Q2は、−O−、または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり;ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであり; ここで、R4は、 (a)水素原子であるか;または、 (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; ここで、Y1またはY2は、ヒドロキシル、メチル、水素またはチオールであって、そして、 ここで他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって; ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって; ここで、各Zは、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子であるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルである、CHaZbでるか;あるいは (d)1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか;あるいは、Y1およびY2は、一緒になって、 (a)=NHであるか;または (b)=Oであり; ここで、R5は、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜9個の炭素原子のアルキルであるか; (b)−(CH2)n−Riであって、 ここで、n=0〜4であり、そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (ii)フェニルであるか; (iii)置換フェニルであって、 【0120】 【化71】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (c)RaQaRbであって、 ここで、Qaは、−O−または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルである、RaQaRbであるか; (d)−C(Riii)(Riv)−Riであって、 ここで、RiiiおよびRivは各々独立して: (i)水素原子であるか;または、 (ii)CHaZbであって、ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3であって、ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、RiiiおよびRivであるか; (e)直鎖または分枝鎖である、1〜8個の炭素原子および1〜6個のハロゲン元素のハロアルキルである。 【0121】 本発明の別の実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式IVを有する: 【0122】 【化72】
ここで、Xは、R1、OR1またはSR1であって;ここで、R1は、 (i)水素原子であるか; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキルであるか; (v)フェニルであるか (vi)置換フェニルであって、 【0123】 【化73】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (vii)検出可能標識分子であるか;あるいは (viii)直鎖または分枝鎖の、2〜8個の炭素原子のアルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり; ここで、Q3は、O、SまたはNHであり; ここで、R2およびR3の1つは、水素原子であり、そして他方は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (c)3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8個の炭素原子のアルケニルであるか;あるいは、 (e)RaQ2Rbであって、 ここで、Q2は、−O−、または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであり;ここで、R4は、 (a)水素原子であるか;あるいは、 (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; ここで、Y1またはY2は、−OH、メチルまたは−SHであって、そして他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって、ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって、ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子であるか、または; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか; (d)1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか; あるいは、Y1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;または (b)=Oであり; ここで、R5は、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜9個の炭素原子のアルキルであるか; (b)−(CH2)n−Riであって、 ここで、n=0〜4であり、そしてRiは、 (i)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (ii)フェニルであるか;あるいは (iii)置換フェニルであって、 【0124】 【化74】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (c)RaQaRbであって、 ここで、Qaは、−O−または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであり;(d)−C(Riii)(Riv)−Riであって、 ここで、RiiiおよびRivは各々独立して: (i)水素原子であるか;または、 (ii)CHaZbであって;ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3であり、かつ 各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、−C(Riii)(Riv)−Riであるか;あるいは、 (e)直鎖または分枝鎖である、1〜8個の炭素原子および1〜6個のハロゲン原子のハロアルキルであって;そして、 ここで、R6は、 (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖の1〜4個の炭素原子のアルキルであるか;または (c)ハロゲン原子である。 【0125】 本発明の別の実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式Vを有し、 【0126】 【化75】
ここで、R1は、 (i)水素原子であるか; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (iii)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキルであるか; (v)フェニルであるか (vi)置換フェニルであって、 【0127】 【化76】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (vii)検出可能標識分子であるか;あるいは (viii)直鎖または分枝鎖の、2〜8個の炭素原子のアルケニルであり; ここで、n=1〜10であり; ここで、R2、R3aおよびR3bは、それぞれ独立して: (a)水素原子であるか; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8個の炭素原子のアルキルであるか; (c)3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8個の炭素原子のアルケニルであるか; (e)RaQ2Rbであって、 ここで、Q2は、−O−、または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6個の炭素原子のアルキレンであり;そして、Rbは、直鎖または分枝鎖の、0〜8個の炭素原子のアルキルであり; ここで、Y1またはY2は、−OH、メチル、水素または−SHであって、そして ここで、他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって、 ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって、 ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子であるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖の、1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか; あるいは、Y1およびY2は、一緒になって、 (a)=NH;または (b)=Oであり; ここで、Y3またはY4は、−OH、メチル、水素または−SHであって、そして ここで、他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって、 ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって、 ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子であるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖の、1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか; あるいは、Y3およびY4は、一緒になって、 (a)=NH;または (b)=Oであり; ここで、Y5またはY6は、−OH、メチル、水素または−SHであって、そして ここで、他方は (a)水素原子であるか; (b)CHaZbであって、 ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であって、 ここで、各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子であるか; (c)直鎖または分枝鎖の、2〜4個の炭素原子のアルキルであるか; (d)直鎖または分枝鎖の、1〜4個の炭素原子のアルコキシであるか; あるいは、Y5およびY6は、一緒になって、 (a)=NH;または (b)=Oであり; ここで、R5は、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る1〜9個の炭素原子のアルキルであるか; (b)−(CH2)n−Riであって、 ここで、n=0〜4であり、かつRiは、 (i)3〜10個の炭素原子のシクロアルキルであるか; (ii)フェニルであるか;あるいは (iii)置換フェニルであって、 【0128】 【化77】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (c)RaQaRbであって、 ここで、Qaは、−O−または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る、0〜6個の炭素原子のアルキレンであり; ここで、Rbは、直鎖もしくは分枝鎖であり得る、0〜8個の炭素原子のアルキルであるかまたは置換フェニルであるかのいずれかである、RaQaRbであるか; (d)−C(Riii)(Riv)−Riであって、 ここで、RiiiおよびRivは各々独立して: (i)水素原子であるか;または、 (ii)CHaZbであって、ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3であってかつ 各Zが、独立してシアノ、ニトロまたはハロゲン原子である、−C(Riii)(Riv)−Riであるか; (e)直鎖または分枝鎖である、1〜8個の炭素原子および1〜6個のハロゲン原子のハロアルキルである。 【0129】 本発明の別の実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式VIを有する: 【0130】 【化78】
ここで、Raは、 (a)水素原子であるか;あるいは、 (b)1〜8個の炭素原子のアルキルであって; ここで、RXは、 (a)置換フェニルであって、 【0131】 【化79】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORX(ここでRXは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8個の炭素原子である)、およびヒドロキシルから各々独立して選択される、置換フェニルであるか; (b)置換フェノキシ 【0132】 【化80】
ここで、Zi〜ZVは、上に定義されるとおりであるか、または、 【0133】 【化81】
ここで、Zi〜ZVは、上で定義されるとおりである。 【0134】 本発明の別の好ましい実施形態において、リポキシンアナログは、以下の構造式VIIを有する: 【0135】 【化82】
ここで、Raは、 (a)水素原子であるか;または、 (b)1〜8個の炭素原子のアルキルであって; ここで、RbおよびRCは、各々独立して: (a)水素原子であるか; (b)ヒドロキシルまたはチオールであるか; (c)メチルまたはハロメチルであるか; (d)ハロゲンであるか; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキルであって; ここで、RdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子であるか; (b)ヒドロキシルまたはチオールであるか; (c)メチルまたはハロメチルであるか; (d)ハロゲンであるか; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキルであるか;または、 (f)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜4個の炭素原子のアルキルまたはハロアルキルである。 【0136】 本発明の別の好ましい実施形態において、リポキシンアナログは、構造式VIIIを有する: 【0137】 【化83】
ここで、Raは、 (a)水素原子であるか;あるいは、 (b)1〜8個の炭素原子のアルキルであって; ここで、RbおよびRcは、各々独立して: (a)水素原子であるか; (b)ヒドロキシルまたはチオールであるか; (c)ハロメチルであるか; (d)ハロゲンであるか; (e)直鎖または分枝鎖の、1〜3個の炭素原子のアルコキルであるか; (f)1〜3個の炭素原子のアルコキシであって; ここで、RdおよびReは、各々独立して: (a)水素原子であるか; (b)ヒドロキシルまたはチオールであるか; (c)メチルまたはハロメチルであるか; (d)ハロゲンであるか; (e)1〜3個の炭素原子のアルコキルであるか;あるいは、 (f)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜4個の炭素原子のアルキルまたはハロアルキルである。 【0138】 本発明の別の実施形態において、リポキシンアナログは、構造式IX: 【0139】 【化84】
を有し、ここで、Raは、以下: (a)水素原子;または (b)1〜8の炭素原子のアルキル; であり、ここで、RbおよびRcは、それぞれ独立的に以下: (a)水素原子; (b)ヒドロキシまたはチオール; (c)ハロメチル; (d)ハロゲン; (e)直鎖または分枝鎖の、1〜3の炭素原子のアルキル(1と3を含む); (f)1〜3の炭素原子のアルコキシ(1と3を含む); であり、そして、ここで、R5は、以下: (a)直鎖または分枝鎖であり得る1〜9の炭素原子のアルキル; (b)−(CH2)n、−Ri であり、ここで、n=0〜4であり、そしてRiは、以下、 (i)3〜10の炭素原子のシクロアルキル(3と10を含む); (ii)フェニル;または (iii)置換フェニル 【0140】 【化85】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり、そして直鎖または分枝鎖であり得る、−(CH2)n、−Ri; (c)RaQaRb であり、ここで、Qaは、−O−または−S−であり; ここで、Raは、0〜6の炭素原子のアルキレン(0と6を含む)であり、そして直鎖または分枝鎖であり得; ここで、Rbは、0〜8の炭素原子のアルキル(0と8を含む)であり、そして直鎖または分枝鎖あるいは置換フェニルのいずれかであり得; (d)−C(Riii)(Riv)−Ri であり、ここで、RiiiおよびRivは、それぞれ、独立的に: (i)水素原子;または (ii)CHaZb(ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0+3) であり、ここで、各Zは、独立的に、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である、−C(Riii)(Riv)−Ri;または (e)直鎖または分枝鎖の1〜8の炭素原子(1と8を含む)および1〜6ハロゲン原子(1と6を含む)のハロアルキル、 である。 【0141】 別の好ましい実施形態において、化合物は、構造式X: 【0142】 【化86】
を有し、ここで、Raは、以下: (a)水素原子;または (b)直鎖または分枝鎖の1〜8の炭素原子のアルキル(1と8を含む); であり、そして、ここで、RbおよびRcは、それぞれ、独立的に、以下: (a)水素原子; (b)ヒドロキシルまたはチオール; (c)ハロメチル; (d)ハロゲン; (e)直鎖または分枝鎖の1〜3の炭素原子のアルキル(1と3を含む); (f)1〜3の炭素原子のアルコキシ(1と3を含む) である。 【0143】 別の好ましい実施形態において、化合物は、構造式XI: 【0144】 【化87】
を有し、ここで、Raは、 (i)水素原子; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子のアルキル(1と8を含む);または (iii)検出可能な標識分子; であり、ここで、n=1〜10(1と10を含む); ここで、Y2、R3a、およびR3bは、それぞれ、独立的に以下: (a)水素原子; (b)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (c)3〜6の炭素原子のシクロアルキル(3と6を含む); (d)直鎖または分枝鎖であり得る、2〜8の炭素原子のアルケニル(2と8を含む);または (e)RaQ2Rb であり、ここで、Q2は、−O−または−S−であり; ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6の炭素原子(0と6を含む)のアルキレンであり;そして、ここで、Rbは、0〜8の炭素原子(0と8を含む)のアルキルであり、そして直鎖または分枝鎖であり得; ここで、Y1は、−OH、メチル、または−SHであり; ここで、Y2は、以下、 (a)水素原子; (b)CHaZb(ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3) であり、ここで、各Zは、独立的に、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子;または (c)直鎖または分枝鎖の2〜4の炭素原子(2と4を含む)のアルキル; であり、ここで、Y3およびY5は、それぞれ独立的に、以下: (a)水素原子; (b)CHaZb、 であり、ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であり、そして、ここで、各Zは、独立的に、シアノ、ニトロ、またはハロゲン原子である、CHaZb;または (c)直鎖または分枝鎖の2〜4の炭素原子(2と4を含む)のアルキル; であり、ここで、Y4およびY6は、それぞれ、独立的に (a)水素原子; (b)直鎖または分枝鎖の2〜4の炭素原子(2と4を含む)のアルキル; (c)直鎖または分枝鎖の1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルコキシ;または (d)ヒドロキシルまたはチオール; であり、そして、ここで、R5は、以下、 (a)直鎖または分枝鎖であり得る、1〜9の炭素原子のアルキル; (b)−(CH2)n−Ri であり、ここで、n=0〜3であり、そしてRiは、 (i)3〜10の炭素原子(3と10を含む)のシクロアルキル; (ii)フェニル;または (iii)置換フェニル 【0145】 【化88】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり、そして直鎖または分枝鎖であり得る、−(CH2)n−Ri; (c)−RaQaRb ここで、Qaは、−O−または−S−であり; ここで、Raは、0〜6の炭素原子(0と6を含む)のアルキレンであり、そして直鎖または分枝鎖であり得; ここで、Rbは、以下、 (a)置換フェニル 【0146】 【化89】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり、そして直鎖または分枝鎖であり得る、置換フェニル; (b)置換フェノキシ 【0147】 【化90】
ここで、Zi〜Zvは、上記に規定されるのと同じであり;または 【0148】 【化91】
ここで、Zi〜Zvは、上記に規定されるのと同じである、置換フェノキシである、−RaQaRb; (d)直鎖または分枝鎖の1〜8の炭素原子(1と8を含む)、および1〜6ハロゲン原子(1と6を含む)のハロアルキル、 である。 【0149】 本発明の特定の実施形態において、本発明の化合物は、以下の構造: 【0150】 【化92】
【0151】 【化93】
【0152】 【化94】
【0153】 【化95】
を有し、ここで、R’は、HまたはCH3であり;そして、C*位の置換基は、R立体配置である。 【0154】 本発明の他の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、以下の構造式: 【0155】 【化96】
【0156】 【化97】
【0157】 【化98】
【0158】 【化99】
を有し、ここで、C*位の置換基は、R立体配置である。 【0159】 本発明のカルボン酸およびエステルは、必要な場合、薬学的に受容可能な塩に転換され得ることは、理解されるべきである。 【0160】 (フェノキシ置換基またはチオフェノキシ置換基を有するリポキシン) 別の局面において、本明細書中に記載されている疾患、疾病状態または状況の処置において、BPIを含む薬剤として有用なリポキシンおよびリポキシンアナログは、式: 【0161】 【化100】
、および薬学的に受容可能なそれらの塩を有し、ここで、Xは、R1、OR1またはSR1であり; ここで、R1は、以下、 (i)水素原子; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (iii)3〜10の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0162】 【化101】
であって、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または分枝鎖、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり得る、置換フェニル; (vii)検出可能標識分子;または (viii)2〜8の炭素原子(2と8とを含む)の直鎖または分枝鎖アルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1が、CNである場合、Xは、非存在であり; ここで、Q3およびQ4は、それぞれ独立的にO、SまたはNHである; ここで、R2およびR3の一つは、水素原子であり、そして他方は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (c)3〜6の炭素原子(3と6を含む)のシクロアルキル; (d)直鎖または分枝鎖であり得る2〜8の炭素原子(2と8を含む)のアルケニル; (e)RaQ2Rbであって、ここで、Q2は、−O−または−S−であり;ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6の炭素原子(0と6を含む)のアルキレンであり、そして、ここで、Rbは、0〜8の炭素原子(0と8を含む)のアルキルであり、そして直鎖または分枝鎖であり得、ただし、Rbが、0である場合、Rbは、水素原子である、RaQ2Rb; であり、 ここで、R4は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜6の炭素原子(1と6を含む)のアルキルであり; ここで、R5は、 【0163】 【化102】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシル基または置換もしくは無置換の分枝鎖アルキル基もしくは非分枝鎖アルキル基からそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または枝分かれした、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり; ここで、Y1は、−OH、メチル、−SH、直鎖または分枝鎖、2〜4の炭素原子(2と4を含む)のアルキル、1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3、そしてZは、シアノ、ニトロまたはハロゲンである)であり; ここで、R6は、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖、1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルキルであり; ここで、Tは、OまたはSである。 【0164】 もう一つの別の局面において、本明細書中に記載されている疾患、疾病状態または状況の処置において、BPIを含む薬剤として有用なリポキシンおよびリポキシンアナログは、式: 【0165】 【化103】
、および薬学的に受容可能なそれらの塩を有し、ここで、Xは、R1、OR1、またはSR1であり; ここで、R1は、以下、 (i)水素原子; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (iii)3〜10の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0166】 【化104】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子(1と8を含む)である、置換フェニル; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8の炭素原子(2と8を含む)の直鎖または分枝鎖アルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1が、CNである場合、Xは、非存在であり; ここで、R2およびR3の一つは、水素原子であり、そして他方は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (c)3〜6の炭素原子(3と6を含む)のシクロアルキル; (d)直鎖または分枝鎖であり得る2〜8の炭素原子(2と8を含む)のアルケニル; (e)RaQ2Rbであって、ここで、Q2は、−O−または−S−であり;ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6の炭素原子(0と6を含む)のアルキレンであり、そして、ここで、Rbは、0〜8の炭素原子(0と8を含む)のアルキルであり、そして直鎖または分枝鎖であり得、ただし、Rbが、0である場合、Rbは、水素原子である; であり、RaQ2Rb ここで、R4は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜6の炭素原子(1と6を含む)のアルキルであり; ここで、R5は、 【0167】 【化105】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシル基または置換もしくは無置換の分枝鎖アルキル基もしくは非分枝鎖アルキル基からそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり; ここで、Y1は、−OH、メチル、−SH、直鎖または分枝鎖、2〜4の炭素原子(2と4を含む)のアルキル、1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルコキシ、またはCHaZb(ここで、a+b=3、a=0〜3、b=0〜3であり、そしてZは、シアノ、ニトロまたはハロゲンである)であり; ここで、R6は、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖、1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルキルであり; ここで、Tは、OまたはSである。 【0168】 もう一つの別の局面において、本明細書中に記載されている疾患、疾病状態または状況の処置においてBPIを含む薬剤として有用なリポキシンおよびリポキシンアナログは、式: 【0169】 【化106】
、および薬学的に受容可能なそれらの塩を有し、ここで、Xは、R1、OR1、またはSR1であり; ここで、R1は、以下、 (i)水素原子; (ii)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (iii)3〜10の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル 【0170】 【化107】
であって、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシルからそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子(1と8を含む)である、置換フェニル; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8の炭素原子(2と8を含む)の直鎖または分枝鎖アルケニルであり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただし、Q1が、CNである場合、Xは、非存在であり; ここで、R2およびR3の一つは、水素原子であり、そして他方は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜8の炭素原子(1と8を含む)のアルキル; (c)3〜6の炭素原子(3と6を含む)のシクロアルキル; (d)直鎖または分枝鎖であり得る2〜8の炭素原子(2と8を含む)のアルケニル; (e)RaQ2Rb、ここで、Q2は、−O−または−S−であり;ここで、Raは、直鎖または分枝鎖であり得る0〜6の炭素原子(0と6を含む)のアルキレンであり、そして、ここで、Rbは、0〜8の炭素原子(0と8を含む)のアルキルであり、そして直鎖または分枝鎖であり得、ただし、Rbが、0である場合に、Rbは、水素原子である、RaQ2Rb; であり、 ここで、R4は、以下、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖であり得る1〜6の炭素原子(1と6を含む)のアルキル; ここで、R5は、 【0171】 【化108】
であり、ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、−NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx、およびヒドロキシル基または置換もしくは無置換の分枝鎖アルキル基もしくは非分枝鎖アルキル基からそれぞれ独立的に選択され、ここで、Rxは、直鎖または分枝鎖であり得る、1〜8の炭素原子(1と8を含む)であり; ここで、R6は、 (a)H; (b)直鎖または分枝鎖の、1〜4の炭素原子(1と4を含む)のアルキルであり; ここで、Tは、OまたはSである。 【0172】 さらに別の局面において、本明細書全体にわたって記載される疾病、疾患状態、または状態の処置においてBPI誘導剤として有用な、リポキシンおよびリポキシンアナログは、疾患またはその薬学的に受容可能な塩は以下の式を有する: 【0173】 【化109】
ここでXは、R1、OR1またはSR1であり; ここでR1は以下; (i)水素原子; (ii)1〜8個(1および8を含む)の炭素原子のアルキル(直鎖または分子鎖であり得る); (iii)3〜10この炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル; (v)フェニル; (vi)置換フェニル: 【0174】 【化110】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、各々独立してNO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx(ここで、Rxは、1〜8こ(1および8を含む)の炭素原子であり(直鎖または分枝鎖であり得る)、およびヒドロキシルから選択される; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8個(2および8を含む)の炭素原子の直鎖または分枝鎖アルキル、 であり; ここで、Q1は、(C=O)、SO2または(CN)であり、ただしQ1がCNである場合、Xは、存在せず; ここでR4は、以下であり: (a)H; (b)1〜6個(1および6を含む)の炭素原子のアルキル(直鎖または分枝鎖であり得); ここでR5は以下であり: 【0175】 【化111】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、各々独立的してNO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx(ここでRxは、1〜8個(1および8を含む)の炭素原子であり、直鎖または分枝鎖であり得る)、およびヒドロキシルもしくは置換の分枝鎖または非分枝鎖アルキル基から選択され; ここでR6は以下であり: (a)H; (b)1〜4個(1および4を含む)の炭素原子の直鎖または分枝鎖のアルキル、 であり; ここでTは、OまたはSである。 【0176】 一局面において、本明細書全体にわたって記載される疾病、疾患状態または状態の処置においてBPI誘導剤として有用な、リポキシンおよびリポキシンアナログは、以下の式またはその薬学的に受容可能な塩を有する: 【0177】 【化112】
ここでXは、R1、OR1またはSR1であり、 ここでR1は、 (i)水素原子; (ii)1〜8個(1および8を含む)の炭素原子のアルキル(直鎖または分枝鎖であり得る); (iii)3〜10個(3および10を含む)の炭素原子のシクロアルキル; (iv)7〜12個の炭素原子のアラルキル、 であり; (v)フェニル; (vi)置換フェニル: 【0178】 【化113】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、各々独立してNO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx(ここで、Rxは、1〜8個(1および8を含む)の炭素原子であり、それは直鎖または分枝鎖であり得る)、およびヒドロキシルから選択される; (vii)検出可能な標識分子;または (viii)2〜8(2および8を含む)の炭素原子の直鎖または側鎖アルキル、 であり; ここでR4は、 (a)H; (b)1〜6個(1および6を含む)の炭素原子のアルキル(直鎖または分枝鎖であり得る); ここでR5は以下であり: 【0179】 【化114】
ここでZi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、各々独立してNO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx(ここでRxは、1〜8個(1および8を含む)の炭素原子であり、直鎖または分枝鎖であり得る、およびヒドロキシルまたは置換もしくは非置換の分子鎖もしくは非分枝鎖アルキル基から選択される。 【0180】 好ましい実施形態において、Xは、OR1であり、ここでR1は、水素原子、1〜4個の炭素原子のアルキル基またはその薬剤的に受容可能な塩であり、Q1は、C=Oであり、R2およびR3は、存在する場合、水素原子であり、R4は、水素原子またはメチル、Q3およびQ4は、存在する場合、両方ともOであり、R6は、存在する場合、水素原子であり、Y1は、存在する場合、OHであり、TはOであり、そしてR5は、置換フェニル、例えば以下であり: 【0181】 【化115】
ここで、Zi、Zii、Ziii、ZivおよびZvは、各々独立して、NO2、−CN、−C(=O)−R1、−SO3H、水素原子、ハロゲン、メチル、−ORx(ここでRxは、1〜8個(1および8を含む)の炭素原子であり、直鎖または分枝鎖であり得る)およびヒドロキシルから選択される。R5に関するある実施形態において、パラ−フルオロフェニルおよび/または非置換のフェニルが好ましい(例えば、15−エピ−16−(パラ−フルオロ)−フェノキシ−LXA4、16−(パラ−フルオロ)−フェノキシ−LXA4、15−エピ−16−フェノキシ−LXA4または16−フェノキシ−LXA4)。 【0182】 さらに別の局面において、本発明は、本明細書全体にわたって記載された式を有する化合物および薬剤的に受容可能なキャリアーを含む薬剤的組成物に関する。一実施形態において、好ましい化合物は、以下である: 【0183】 【化116】
一実施形態において、Q1は、カルボニルであり、Xはヒドロキシルまたは−ORであり、ここでRはアルキル基すなわち、メチル基またはエチル基)であり、そしてR4は、水素原子である。 【0184】 別の実施形態において、Y1は、ヒドロキシルであり、このヒドロキシルを有する炭素は、R配置またはS配置を有し得る。最も好ましい実施形態において、ヒドロキシル基を有するキラル炭素(例えば、Y1)は、当該分野で公知のように、15−エピ−リポキシンと称される。 【0185】 ある実施形態において、R2、R3、Q3およびQ4基を有する炭素のキラリティーは、各々独立してRまたはSであり得る。好ましい実施形態において、Q3およびQ4は、上記で参照の構造で、示されるキラリティーを有する。 【0186】 好ましい実施形態において、R4は、水素である。他の好ましい実施形態において、R6は、水素である。 【0187】 さらに、R5は、置換または非置換の、分枝鎖または非分枝鎖の、1個と約6個との間の炭素原子、好ましくは、1個と4個との間の炭素原子、もっとも好ましくは、1個と3個との間の炭素原子そして好ましくは、1個または2個の炭素原子を有するアルキル基であり得る。炭素原子は、置換基を有し得、これはハロゲン原子、ヒドロキシル基、またはエーテル基を含む。 【0188】 本発明において有用な化合物は、以下の合成スキームに従って調製され得: 【0189】 【化117】
ここで、X、Q1、Q3、Q4、R2、R3、R4、R5、R6、Y1およびTは、上記の定義通りである。当該分野において公知の適切な方法は、各々のフラグメントを生成するために使用され得る。例えば、アセチレンフラグメントが、Nicolaou,K.Cら、(1991)Angew.Chem.Int.Ed.Engl.30:1100;Nicolaou,K.Cら、(1989)J.Org.Chem.54:5527;Webber,S.Eら(1988)Adv.Exp.Med.Biol.229:61;および米国特許第5,441,951号に記載の方法によって調製され得る。この第二のフラグメントは、Raduchel,BおよびVorbruggen,H(1985)Adv.Prostaglandin Thromboxane Leukotriene Res.14:263の方法によって調製され得る。結果として、このアセチレン型中間体はまた、本発明によって、本明細書中に記載される種々の疾病の処置に有効であるように、包含される。 【0190】 「リポキシンアナログ」は、「天然のリポキシン」の活性領域のように機能する「活性領域」を有するが、天然のリポキシンと異なる「代謝変換領域」を有する化合物を意味するべきである。リポキシンアナログは、天然のリポキシンと構造的に類似の化合物、同じレセプター認識部位を共有する化合物、リポキシンとして同じまたは類似のリポキシン代謝変換領域を共有する化合物、および、当該分野でリポキシンのアナログであることが認識される化合物含を含む。リポキシンアナログは、リポキシンアナログ代謝物を含む。本明細書中に開示される化合物は、1つ以上の不斉中心を含み得る。不斉炭素原子が存在する場合、1をこえる立体異性体が可能であり、そして可能な全ての異性体形態は、示される構造図の内に含まれることが意図される。光学活性の(R)および(S)異性体は、当業者に公知の従来の技術を使用して分解される。本発明は、可能なジアステレオマー、ならびに光学的に分離された異性体を含むことを意図する。 【0191】 用語「対応するリポキシン」および「天然のリポキシン」とは、天然に存在するリポキシンまたはリポキシン代謝物を言う。アナログが、リポキシン特異的レセプターに対する活性を有する場合、対応するかまたは天然のリポキシンは、そのレセプターに対して通常のリガンドである。例えばアナログが、分化したHL−60細胞上のLXA4特異的レセプターである場合、対応するリポキシンは、LXA4である。アナログが、別の化合物(例えば、ロイコトリエンC4および/またはロイコトリエンD4)に対するアンタゴニストとしての活性を有する場合、これは、天然に存在するリポキシンによって拮抗され、その天然のリポキシンは、対応するリポキシンである。 【0192】 「活性領域」は、天然のリポキシンまたはリポキシンアナログの領域を意味するべきであり、これは、インビボの細胞相互作用に関連する。この活性領域は、細胞のリポキシンレセプターまたは巨大分子もしくは巨大分子(酵素およびその補助因子を含む)の複合体の「認識部位」を結合し得る。例えば、リポキシンA4アナログは、天然のリポキシンA4のC5〜C15を含む活性領域を有する。同様に、例えば、リポキシンB4アナログは、天然のリポキシンB4のC5〜C14を含む活性領域を有する。 【0193】 用語「認識部位」またはレセプターは、当該分野で認識され、そして一般に特定の細胞メッセンジャーの群(例えば、ホルモン、ロイコトリエン、またはリポキシン)が、これらのメッセンジャーに対する生物化学的および生理学的応答が開始される前に、最初に相互作用しなければならない機能的高分子または高分子複合体をいう。本願で用いられるように、レセプターは、インタクトな細胞もしくは浸透性細胞、または器官を含む組織内で単離され得る。レセプターは、生きた被験体由来であり得るかまたは被験体に存在し得るか、あるいはクローン化され得る。レセプターは、通常存在し得るか、あるいは疾患状態により、傷害により、または人工的手段により導入され得る。本発明の化合物は、認識部位の天然の基質に関して可逆的に、非可逆的に、競合的に、非競合的に(noncompetitively)または非競合的に(noncompetitively)結合し得る。 【0194】 用語「代謝変換領域」は、一般に、酵素または酵素およびその補因子が、酵素または酵素および補因子が通常リポキシン上で変換する1つ以上の代謝変換を実施するよう試みる、リポキシン、リポキシン代謝産物、またはリポキシンアナログ代謝産物を含むリポキシンアナログの部分をいう。代謝変換領域が、変換に感受性であり得るか、あり得ない。リポキシンの代謝変換領域の非限定的な例は、C−13、14二重結合もしくはC−15ヒドロキシル基、またはその両方を含むLXA4の一部である。 【0195】 用語「検出可能標識分子」は、検出可能標識分子が結合する、化合物またはレセプター認識部位を、追跡し、探知し、または同定するのに用いられる蛍光、燐光、および放射線標識された分子を含むことを意味する。標識分子は、当該分野で公知のいくつかの方法のいずれかで検出され得る。 【0196】 用語「標識アナログ」は、放射活性アイソトープ(例えば、三重水素(3H)、重水素(2H)、炭素(14C)または他の標識されたもの(例えば、蛍光で))標識された化合物を含むとさらに理解される。本発明の化合物は、例えば、動力学的結合実験のために、代謝経路および酵素機構をさらに解明するために、または分析化学の分野で公知の方法によって特徴付けするために標識され得、誘導され得る。 【0197】 用語「代謝を抑制する」は、天然の分子を代謝させる酵素活性の阻害または減衰を意味する。阻害または減衰は、非可逆的結合によって、非可逆的結合の実際的効果を有する可逆的結合によって、または酵素が、リポキシンアナログ代謝物、リポキシン、またはリポキシン代謝物を含む別のリポキシンアナログでの通常の様式における活動を防ぐ任意の他の手段によって、生じ得る。 【0198】 用語「代謝を阻止する」は、リポキシンを代謝する酵素の少なくとも1つによって1つ以上の代謝の分解的な変換を経ないことを含むことを意味する。代謝を阻止するLXA4アナログの2つの非限定的な例は、1)15オキソ形態に酸化され得ない構造、および2)15オキソ形態に酸化され得るが、13,14−ジヒドロ形態への酵素による還元には感受性でない構造である。 【0199】 用語「代謝をより遅く起こる」は、より遅い反応動力学を有すること、またはリポキシンもしくはリポキシンアナログを代謝させる1つ以上の酵素によって一連の代謝変換の完了のためのより多くの時間が必要であることを意味する。代謝をより遅く起こすLXA4アナログの非限定的な例は、アナログがC−16で立体的に妨害されるので、LXA4よりも、C−15脱水素化についてより高い遷移状態エネルギーを有する構造である。 【0200】 用語「組織」は、インタクトな細胞、血液、血液調製物(例えば、血漿および血清、骨、関節、筋肉、平滑筋ならびに器官)を含むことが意図される。 【0201】 用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素、またはフルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを含むよう意味する。 【0202】 用語「被験体」は、一般に開示された様な、状態または疾患を引き起こすかまたは寄与する、細菌および病原体に感受性の生きている生物を含むよう意図されるが、本明細書中に限定されない。被験体の例としては、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、およびマウスが挙げられる。用語被験体は、さらに、トランスジェニック種を含むよう意図される。 【0203】 本発明の化合物が、ヒトおよび哺乳動物に対する薬剤として投与される場合、この化合物は、それ自体で、または、薬剤として受容可能なキャリアと組み合わされ、例えば、0.1%〜99.5%(より好ましくは、0.5%〜90%)の活性成分、すなわち、少なくとも1つのBPI誘導剤を含む薬学的組成物として、与えられ得る。 【0204】 本明細書中で用いられるような句「薬学的に受容可能なキャリア」は、被験体内で、または被検体に対して本発明の化合物を運ぶ工程、または輸送する工程に関与し、その結果、その意図された機能を実施し得る、薬学的に受容可能な物質、組成物またはビヒクル(例えば、液体もしくは固体フィラー、希釈剤、賦形剤、溶媒または封入物質)を意味する。代表的に、このような化合物は、体の1つの器官、または一部から、体の別の器官、または一部に運ばれ、または輸送される。各々のキャリアは、この処方物の他の成分と適合性であり、患者に対して有害でないという意味で、「受容可能」でなければならない。薬学的に受容可能なキャリアとして供給され得る物質のいくつかの例としては、糖(例えば、ラクトース、グルコースおよびスクロース);デンプン(例えば、トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプン);セルロースおよびその誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロース);粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;賦形剤(例えば、ココアバターおよび座薬ワックス;オイル(例えば、ピーナッツオイル、綿花オイル、紅花オイル、ゴマオイル、オリーブオイルおよび大豆オイル);グリコール(例えば、プロピレングリコール);ポリオール(例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコール);エステル(例えば、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチル);寒天;緩衝剤(例えば、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウム);アルギン酸;発熱物質を含まない水;等張生理食塩水;リンガー溶液;エチルアルコール;リン酸緩衝溶液;および他の薬学的処方に利用される無毒適合性物質が挙げられる。 【0205】 特定の実施形態において、本発明の化合物は、1つ以上の酸性官能基を含み得、従って、薬学的に受容可能な塩基を用いて薬学的に受容可能な塩を形成し得る。本明細書中で使用される用語「薬学的に受容可能な塩、エステル、アミド、およびプロドラッグ」は、本発明の化合物のカルボキシレート塩、アミノ酸付加塩、エステル、アミド、お | |