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【発明の名称】 グルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤
【発明者】 【氏名】望月 聡

【氏名】山本 展久

【氏名】高野 済

【要約】 【課題】植物あるいはその抽出物を有効成分とするグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を提供する。

【解決手段】シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属植物から選択される1種あるいは2種以上の植物あるいはその抽出物を有効成分とするグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属植物から選択される1種あるいは2種以上の植物あるいはその抽出物を有効成分とする、グルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項2】
前記シソ科植物は、ローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)、イエローフラワーラベンダー(Yellow Flower Lavender)、ヒッドコートラベンダー(Hidcote Lavender)、フレンチストエカスラベンダー(French Stoechas Lavender)、スパイクラベンダー(Spike Lavender)、イングリッシュラベンダー(English Lavender)、アップルミント(Apple Mint)、ウォーターミント(Water Mint)、オーデコロンミント(Eau de cologne Mint)、オレンジミント(Orange Mint)、クールミント(Cool Mint)、スペアミント(Spear Mint)、パイナップルミント(Pineapple Mint)、ブッシュミント(Bush Mint)、ペパーミント(Pepper Mint)、スウィートマジョラム(Sweet Marjoram)、パイナップルセージ(Pineapple Sage)、チェリーセージ(Cherry Sage)、クラリーセージ(Clary Sage)、オレガノ(Oregano)、レモンバジル(Lemon Basil)及びベルガモット(Bergamot)から選択される、請求項1に記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項3】
前記シソ科植物は、ローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)、イエローフラワーラベンダー(Yellow Flower Lavender)、ヒッドコートラベンダー(Hidcote Lavender)、フレンチストエカスラベンダー(French Stoechas Lavender)、イングリッシュラベンダー(English Lavender)、ウォーターミント(Water Mint)、クールミント(Cool Mint)、オーデコロンミント(Eau de cologne Mint)、ペパーミント(Pepper Mint)、スウィートマジョラム(Sweet Marjoram)パイナップルセージ(Pineapple Sage)及びチェリーセージ(Cherry Sage)から選択される、請求項2に記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項4】
前記シソ科植物は、ローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)及びスウィートマジョラム(Sweet Marjoram)から選択される、請求項3に記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項5】
前記フトモモ科ユーカリ属植物は、アップルユーカリ(Apple Eucalyptus)及びレモンユーカリ(Lemon Eucalyptus)から選択される、請求項1に記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項6】
前記抽出物は、低級アルコール抽出物である、請求項1〜5のいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項7】
前記抽出物は、エタノール抽出物である、請求項6に記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項8】
前記抽出物は、熱水、水、あるいは水・有機溶媒混液抽出物である、請求項1〜5のいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項9】
前記植物として、収穫後乾燥前の植物を用いる、請求項1〜8のいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を含有する、食品組成物。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を有効量含有する、グルタチオンSトランスフェラーゼ誘導作用が有効な疾患の治療用あるいは予防用の医薬組成物。
【請求項12】
抗がん剤である、請求項11に記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、植物あるいはその抽出物を有効成分とするグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤に関し、特に、ハーブの抽出物を有効成分とするグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、薬物や食品添加物など多様な化合物が環境中に増加し蓄積し、ヒトを始めとする哺乳動物はこれらに曝されるようになってきている。これらの化合物が生体異物として認識されると、主として肝臓にて代謝されるとされている。肝臓、胃、腸、肺などの各種器官で行われる解毒代謝は、第一相と第二相とがあり、第一相は、モノオキシゲナーゼまたはチトクロームP450と呼ばれる一群の酵素によって触媒される水酸化反応を主体として生体異物の水溶性を高め、第二相は、第一相の代謝物やその他の生体異物をグルクロン酸、硫酸、酢酸、グルタチオン等と抱合するかあるいはメチル化して高い水溶性を持った代謝産物へと変換して体外への排出を容易化する。
【0003】
ここに、第二相解毒代謝系における酵素としては、還元型グルタチオンと多様な潜在毒性を持った親電子性生体異物との抱合反応を触媒するグルタチオンSトランスフェラーゼが知られている。グルタチオンSトランスフェラーゼは、例えば、ベンツピレンやアフラトキシンB1などが第一相解毒代謝によって代謝されて発ガン性を発現するに至った代謝物を無毒化することがわかっている。したがって、グルタチオンSトランスフェラーゼは生体異物からの重要な防御機構ひいては発ガンに対する防御機構を担っているといえ、生体内においてグルタチオンSトランスフェラーゼを増量しあるいはその活性を増強することにより、生体防御機能が向上され生体異物によるDNA損傷等も効果的に回避されることが期待される。
【0004】
グルタチオンSトランスフェラーゼを誘導する物質としては、イソチオシアネート類が知られている(非特許文献1,2)。イソチオシアネート類は、アブラナ科植物に含まれることが知られているが、その他の植物への分布は探索されてはいない。
【非特許文献1】ニュートリション アンド キャンサー(Nutr Cancer)(米国),2002, 44, 1, p.52-59
【非特許文献2】Proc. Natl. Acad. Sci.(米国), 1997, 94, p.10367-10372)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、植物あるいはその抽出物を有効成分とするグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を提供することを目的とする。また、本発明は、アブラナ科植物以外の植物あるいはその抽出物由来のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を含有する食品組成物及び医薬組成物を提供することを他の一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、ハーブ類に着目し、広い範囲にわたってハーブ類のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導作用についてスクリーニングしたところ、シソ科のハーブ及びフトモモ科ユーカリ属ハーブに高いグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導作用を見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明によれば以下の手段が提供される。
【0007】
本発明の一つの形態によれば、シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属植物から選択される1種あるいは2種以上の植物あるいはその抽出物を有効成分とする、グルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤が提供される。この活性誘導剤においては、前記シソ科植物はローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)、イエローフラワーラベンダー(Yellow Flower Lavender)、ヒッドコートラベンダー(Hidcote Lavender)、フレンチストエカスラベンダー(French Stoechas Lavender)、スパイクラベンダー(Spike Lavender)、イングリッシュラベンダー(English Lavender)、アップルミント(Apple Mint)、ウォーターミント(Water Mint)、オーデコロンミント(Eau de cologne Mint)、オレンジミント(Orange Mint)、クールミント(Cool Mint)、スペアミント(Spear Mint)、パイナップルミント(Pineapple Mint)、ブッシュミント(Bush Mint)、ペパーミント(Pepper Mint)、スウィートマジョラム(Sweet Marjoram)、パイナップルセージ(Pineapple Sage)、チェリーセージ(Cherry Sage)、クラリーセージ(Clary Sage)、オレガノ(Oregano)、レモンバジル(Lemon Basil)及びベルガモット(Bergamot)から選択されることが好ましい態様である。
【0008】
また、この活性誘導剤においては、前記シソ科植物は、ローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)、イエローフラワーラベンダー(Yellow Flower Lavender)、フレンチストエカスラベンダー(French Stoechas Lavender)、ヒッドコートラベンダー(Hidcote Lavender)、イングリッシュラベンダー(English Lavender)、ウォーターミント(Water Mint)、オーデコロンミント(Eau de cologne Mint)、クールミント(Cool Mint)、ペパーミント(Pepper Mint)、スウィートマジョラム(Sweet Marjoram)、パイナップルセージ(Pineapple Sage)及びチェリーセージ(Cherry Sage)から選択されることがより好ましい。さらに、前記シソ科植物は、ローズマリードリーミィブルー(Rosemary Dreamy blue)、ローズマリーウッド(Rosemary Wood)、ローズマリートスカナブルー(Rosemary Tuscanablue)及びスウィートマジョラム(Sweet Marjoram)から選択されることがさらに好ましい。
【0009】
また、前記フトモモ科ユーカリ属植物は、アップルユーカリ(Apple Eucalyptus)及びレモンユーカリ(Lemon Eucalyptus)から選択されることが好ましい態様である。
【0010】
また、これらのいずれかに記載のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤においては、前記抽出物は、低級アルコール抽出物であることが好ましい態様であり、さらに、エタノール抽出物であることが好ましい態様である。また、前記抽出物は、熱水、水、あるいは水・有機溶媒混液抽出物であることも好ましい態様である。さらに、前記植物として、収穫後乾燥前の植物を用いることが好ましい態様である。
【0011】
本発明の他の一つの形態によれば、食品組成物であって、上記いずれかのグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を含有する、食品組成物が提供される。また、本発明のさらに他の一つの形態によれば、上記いずれかのグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤を有効量含有する、グルタチオンSトランスフェラーゼ活性が有効な疾患の治療用あるいは予防用の医薬組成物も提供される。この医薬組成物は、抗がん剤であることが好ましい態様である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導剤(以下、単にGST活性誘導剤という。)は、シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属植物から選択される1種あるいは2種以上の植物あるいはその抽出物を有効成分とすることを特徴としている。なお、本発明において、GST活性誘導剤とは、GSTを誘導するかあるいはその活性を増強する有効成分を含有するものとする。
【0013】
本発明のGST活性誘導剤は、上記特定の植物の抽出物から選択される有効成分を含有している。これらの特定の植物にグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導作用(以下、単にGST活性誘導作用という。)があることあるいは優れたGST活性誘導作用があるという報告はこれまでになされていない。本発明のGST活性誘導剤は、食用材料ともなるこれらの特定の植物の抽出物を有効成分とするため、持続的かつ予防的な食事からの摂取あるいは薬剤としての投与に適したGST活性誘導剤が提供されることになる。
【0014】
以下、本発明の一形態であるGST活性誘導剤について説明するとともに、該GST活性誘導剤を含有する組成物ならびにその用途について説明する。
【0015】
(植物)
本GST活性誘導剤に用いられる植物(ハーブ)は、シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属から選択される。これらの植物は、それぞれ単独で用いることもできるし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0016】
(シソ科植物)
(シソ科メボウキ属:バジル類)
バジル類としては、スウィートバジル(学名Ocimum basilicum)、ダークオパールバジル(学名Ocimum basilicum ‘Dark Opal’)、レタスバジル(学名Ocimum basilicum ‘Crispum’)、シナモンバジル(学名Ocimum basilicum ‘Cinnamon’)、リコリスバジル(学名Ocimum basilicum ‘Licorice’)、パープルラッセルバジル(学名Ocimum basilicum ‘Purple Ruffles’)、ブッシュバジル(学名Ocimum basilicum ‘Minimum’)、レモンバジル(学名Ocimum basilicum ‘Lemon’)が挙げられる、これらのバジルはいずれもGST活性誘導作用を備えているが、レモンバジルは、これらのバジルの中でも良好なGST活性誘導作用を有している。
【0017】
(シソ科ラバンジュラ属:ラベンダー類)
ラベンダー類としては、イエローフラワーラベンダー(学名Lavandula angustifolia ‘Yellow Flower’)、サマーラベンダー(学名Lavandula angustifolia ‘Summer’)、ヒッドコートラベンダー(学名Lavandula angustifolia ‘Hidcote’)、フレンチラベンダー(学名Lavandula stoechas f.leucantha)、フレンチストエカスラベンダー(学名Lavandula stoechas)、スパイクラベンダー(学名Lavandula latifolia)、イングリッシュラベンダー(学名Lavandula angustifolia)が挙げられる。これらのラベンダーはいずれもGST活性誘導作用を備えている、なかでも、イエローフラワーラベンダー、ヒッドコートラベンダー、フレンチストエカスラベンダー、スパイクラベンダー、イングリッシュラベンダーが良好なGST活性誘導作用を備えており、イエローフラワーラベンダー、ヒッドコートラベンダー、フレンチストエカスラベンダー、イングリッシュラベンダーがより高いGST活性誘導作用を備えている。
【0018】
(シソ科ハッカ属:ミント類)
ミント類としては、アップルミント(学名Mentha suaveolens)、オーデコロンミント(学名Mentha × piperita ‘Citrata’)、ウォーターミント(学名Mentha aquatica)、オレンジミント(学名Mentha × piperita var citorata ‘Orange’)、クールミント(学名Mentha arvensis var agrestis)、スペアミント(学名Menta spicata)、パイナップルミント(学名Mentha suaveolens ‘Variegata’)、ブッシュミント(学名Hyptis mutabilis)、ペパーミント(学名Mentha × piperita)が挙げられる。これらの各種ミントは、いずれも良好なGST活性誘導作用を備えているが、なかでも、ウォーターミント、オーデコロンミント、クールミント、ペパーミントは、より高いGST活性誘導作用を備えている。
【0019】
(シソ科マンネンロウ属:ローズマリー類)
ローズマリー類としては、セーラムローズマリー、パープルローズマリー、ホワイトローズマリー、マリンブルーローズマリー、ローズマリードリーミィブルー(学名Rosmarinus officinalis ‘Dreamyblue’)、ローズマリートスカナブルー(学名Rosmarinus officinalis ‘Tuscan Blue’)、ローズマリーウッド(学名Rosmarinus officinalis ‘Wood’)が挙げられる。これらの各種ローズマリーは、いずれも良好なGST活性誘導作用を備えているが、なかでも、ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッドはいずれも優れたGST活性誘導作用を備えている。
【0020】
(その他のシソ科植物)
その他のシソ科植物としては、パイナップルセージ(学名Salvia elegans ‘Scarlet Pineapple’)、チェリーセージ(学名Salvia greggii)、アメジストセージ(学名Salvia leucantha)、クラリーセージ(学名Salvia sclarea)などのサルビア属、レモンタイム(学名Thymus × citriodorus)などのイブキジャコウソウ属、レモンバーム(学名Melissa officinalis)などのセイヨウヤマハッカ属、スウィートマジョラム(学名Origanum majorana)、オレガノ(学名Origanum vulgare)などのハナハッカ属、ラムズイヤー(学名Stachys byzantina)などのイズゴマ属、ベルガモット(学名Monarda didyma)などのヤグルマハッカ属、ヒソップ(学名Hyssopus officinalis)などのヤナギハッカ属に属する植物が挙げられる。これらはいずれもGST活性誘導作用を有しているが、なかでも、スウィートマジョラム、オレガノ、パイナップルセージ、チェリーセージ、クラリーセージ、ベルガモット、ヒソップが良好なGST活性誘導作用を有し、さらに、スウィートマジョラム、パイナップルセージ、チェリーセージがより高いGST活性誘導作用を有し、スウィートマジョラムがさらに優れたGST活性誘導作用を有している。
【0021】
(フトモモ科ユーカリ属:ユーカリ)
ユーカリとしては、ラディアタユーカリ、ロブラスユーカリ、ブルーマリーユーカリ、アップルユーカリ(学名Eucalyptus cinerea)及びレモンユーカリ(学名Eucalyptus citriodora)が挙げられるが、いずれも高いGST活性誘導作用を有している。なかでも、アップルユーカリおよびレモンユーカリが優れたGST活性誘導作用を有している。
【0022】
(その他の植物)
なお、シソ科植物及びフトモモ科植物以外においては、セリ科のフェンネル(学名Foeniculum vulgare var.dulce)及びチャービル(学名Anthriscus cerefolium)、キク科のステビア(学名Stevia rebaudiana)、チコリ(学名Cichorium intybus)及びローマンカモミール(学名Chamaemelum nobile)、ノウゼンハレン科のナスタティウム(学名Tropaeolum majus cv.)、アオイ科のブラックマロー、ユリ科のチャイブ(学名Allium schoenoprasum)、タデ科のルバーブ(学名Rheum rhabarbarum)、ナデシコ科のコモンソープウァート(学名Saponaria officinalis)、フクロソウ科のローズゼラニウム(学名Pelargonium graveolens)、バラ科のワイルドストロベリー(学名Fragaria vesca)及びサラダバーネット(学名Sanguisorba minor)、クマシズラ科のレモンバーベナ(学名Lippia citriodora)、イネ科のレモングラス(学名Cymbopogon citratus)等が良好なGST活性誘導作用を有している。これらの他の植物から選択される1種あるいは2種以上の植物は、シソ科植物及びフトモモ科ユーカリ属植物と組み合わせて用いることができる他、当該他の植物から選択される1種あるいは2種以上を組み合わせてGST活性誘導剤として用いることも可能である。
【0023】
本発明のGST活性誘導剤の有効成分は、これら特定の植物あるいはその抽出物である。したがって、本発明のGST活性誘導剤の一形態は、有効成分として、これらの植物の全体あるいはその一部である果実、種子、種皮、花、茎、葉、根および/または根茎をそのまま、あるいはこれらを粉砕、乾燥等の処理を施した処理物を含有することができる。なお、植物においては、通常、葉を用いることが好ましい。さらに、本GST活性誘導剤の有効成分は、こうした植物の全体、その一部あるいは処理物を原料とする植物の抽出物あるいは該抽出物から得られる画分とすることもできる。
【0024】
原料としての植物は、収穫後乾燥前の植物(フレッシュハーブ)のほか乾燥植物(乾燥ハーブ)も用いることができるが、フレッシュハーブを用いることが好ましい。なお、本明細書において、収穫後乾燥前の植物(フレッシュハーブ)とは、通常の方法によって収穫後14日間経過する前のものであって特に乾燥を施していないものを意味し、収穫後14日間経過前に凍結後,期間を問わずに解凍したものも含めるものとする。より好ましくは、収穫後72時間経過前のものである。なお、ここで、「乾燥」とは、天日乾燥や装置による乾燥など、いわゆる保存あるいは貯蔵状態以外の状態で積極的に水分を除去する操作を意味している。
【0025】
植物からの有効成分の抽出は、例えば、植物を細断したうえ抽出溶媒と混合攪拌したり、抽出溶媒とともに粉砕あるいは摩砕したりすることができる。フレッシュハーブを用いる場合、これを細断した上、直ちにあるいは速やかに適当な抽出溶媒と混合攪拌しさらに粉砕あるいは摩砕して抽出する。抽出溶媒は、特に限定されず、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、アミルアルコールの1価の低級アルコール類、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチルなどの低級アルキルエステル類、ヘキサン、クロロホルム、ジクロロメタンなどの溶媒を用いることができる。これらの溶媒は、1種あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。好ましい有機溶媒としては、低級アルコール類であり、なかでもエタノールが挙げられる。また、抽出溶媒としては、水、熱水あるいは上記有機溶媒と水との混液を好ましく用いることができ、水、熱水をより好ましく用いることができる。なお、抽出原料に対する抽出溶媒の比率は特に限定しないで適宜決定することができる。
【0026】
抽出方法は特に限定されず、これらの植物の原料を抽出溶媒に浸漬し、あるいは必要に応じこれを室温、加温下あるいは冷却下で抽出し、ろ過等して固形分を除去することにより抽出液を得ることができる。なお、加温あるいは冷却下での抽出は、抽出溶媒が液体状態を維持できる範囲で行うことができるが、必要に応じて還流装置などを用いて行うこともできる。こうして得られた抽出液をそのまま用いることもできるが、必要により濃縮あるいは乾固することもできる。さらに必要に応じてカラムなどを用いた通常の精製手段を用いて精製することもできる。
【0027】
こうして得られた抽出物は、溶液、ペースト、粉末等の各種形態を有するが、いずれの形態であってもGST活性誘導作用を有することができる。GST活性は、本GST活性誘導剤に曝して培養した細胞抽出液上清を試料液として、例えば、1−クロロ−2,4−ジニトロベンゼン(CDNB)などの化合物と還元型グルタチオンとを基質とする酵素反応を用いて測定することができる。
【0028】
本発明のGST活性誘導剤は、GST活性が関連し、グルタチオンSトランスフェラーゼ活性が有効であるとされるヒトあるいは非ヒト動物の疾患に対する予防目的あるいは症状の改善目的で投与あるいは摂取される形態の用途に好ましく用いられる。特に、本GST活性誘導剤は、食品因子由来であるため、持続的に投与あるいは摂取される形態の用途に好ましく用いられる。また、ひいてはヒトあるいは非ヒト動物の健康維持目的あるいは健康改善目的において持続的に摂取される用途に好ましく用いられる。
【0029】
したがって、本GST活性誘導剤は、研究用途のほか、医薬品、医薬部外品、食品、飲料、栄養補助食品(サプリメント)、食品添加物、飼料および動物用医薬品あるいはこれらの原材料として有用である。
【0030】
(組成物)
本GST活性誘導剤を含有する組成物は、用途に応じた各種の形態を備えることができる。
(医薬組成物)
本GST活性誘導剤によれば、医薬組成物が提供される。本GST活性誘導剤を含有する医薬組成物によれば、GST活性が有効であるとされる、ヒトあるいは非ヒトの疾患の治療薬ないし予防薬が提供される。GST活性誘導作用を有するイソチオシアネート類が抗ガン作用を有することから、本GST活性誘導剤を含有する医薬組成物は、抗ガン剤、ガン予防剤として使用できる。
【0031】
本医薬組成物は、本GST活性誘導剤と許容される公知の医薬用担体とを組み合わせて製剤化することにより得ることができる。製剤化は、本GST活性誘導剤を薬学的に許容できる液状又は固体状の担体と配合し、所望により溶剤、分散剤、乳化剤、緩衝剤、安定剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を加えて、錠剤、顆粒剤、散剤、粉末剤、カプセル剤等の固形剤、懸濁剤、乳剤、注射剤等の液剤とすることにより達成される。また、使用時において適当な添加によって液状となし得る用時溶解性の固形品とすることもできるし、外用剤とすることもできる。
【0032】
医薬用担体は、本医薬組成物の投与形態及び剤型に応じて選択することができる。経口剤の場合は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩等が利用される。また経口剤の調製に当っては、更に結合剤、崩壊剤、界面活性剤、潤沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を配合することもできる。一方、非経口剤の場合は、常法に従い、本GST活性誘導剤を希釈剤としての注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等に溶解ないし懸濁させ、必要に応じ、殺菌剤、安定剤、等張化剤、無痛化剤等を加えることにより調製することができる。あるいは、用時においてこれらの希釈剤によって溶解可能な用時溶解の注射剤等の非経口剤として提供することもできる。
【0033】
本発明の医薬組成物はその剤型に応じて、内用、外用、注射、点滴、注入、吸引等の適切な投与形態で投与される。注射剤は、例えば静脈内、筋肉内、皮下、皮内等に投与し得、外用剤には座剤等も包含される。また、例えば、直接、皮下の疾患あるいは変性部位に塗布、散布、注入等により供給することにより本組成物を投与することができる。
【0034】
本医薬組成物を治療目的あるいは予防目的で投与する場合の投与量は、その製剤形態、投与方法、使用目的及びこれに適用される患者の年齢、体重、症状によって適宜設定され、一定ではないが一般には製剤中に含有される本発明で使用されるGST活性誘導剤の量(抽出物の乾燥固形分)として、成人1日当り好ましくは0.01〜400mg/kg体重であり、より好ましくは0.2〜200mg/kg体重である。抽出物乾燥固形分量の約10倍量が乾燥植物重量であり、同約100倍量が乾燥前植物重量に相当する。なお、投与量は、使用するGST活性誘導剤の種類のほか種々の条件によって変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、あるいは範囲を超えて必要な場合もある。
【0035】
なお、これらの本医薬組成物の形態は、外用剤、飲料形態の経口剤等を含む医薬部外品の各種形態に適用される。
【0036】
(食品組成物)
本GST活性誘導剤は、食用あるいは栄養補給用として摂取させるための食品組成物とすることができる。本食品組成物によれば、容易に持続的に本GST活性誘導剤を摂取することができるため、がんなどGST活性が関連する各種疾患の患者に対して、抗がん等該疾患の進行の抑制、症状の改善、QOLの向上に有効である。また、健常者に対しては、がん予防などこれらGST活性関連疾患の予防、健康維持あるいは改善に有効である。
【0037】
本食品組成物は、各種形態を採ることができる。すなわち、従来公知の各種食品(加工食品を含む)、飲料、調味料等の形態あるいはその原材料の形態を採ることができる他、散剤、粒剤、錠剤、カプセル剤、エキス剤、液剤(飲料を含む)など主として経口栄養剤であるサプリメント形態あるいはその原材料、チューブ等を介して胃や腸、血管に供給する経管栄養剤形態あるいはその原材料を採ることができる。
【0038】
本食品組成物における本GST活性誘導剤の含有量(抽出物の乾燥固形分)は特に限定されないが、好ましくは0.000001重量%以上、より好ましくは0.00001〜100重量%とすることができる。また、本食品組成物は、好ましくは、それらに含有される有効成分が、例えば成人1日当たり好ましくは0.0001〜100mg/kg体重、より好ましくは0.001〜10mg/kg体重となるように摂取されうる。なお、摂取量は、使用するGST活性誘導剤の種類のほか種々の条件によって変動するので、上記摂取量より少ない量で十分な場合もあるし、あるいは上記範囲を超えて必要な場合もある。
【0039】
(治療方法又は予防方法等)
以上説明した本GST活性誘導剤、本医薬組成物、本食品組成物の使用形態に基づけば、本発明の別の形態として、本GST活性誘導剤、本医薬組成物および本食品組成物のいずれかを、ヒトに投与あるいは摂取させる本GST活性誘導剤の供給工程を有する、ガンあるいは前ガン状態を予防あるいは治療する方法が提供される。
【0040】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【実施例1】
【0041】
図1及び図2に示す74種類のフレッシュハーブ(収穫後24時間内に抽出操作を開始した。)について、特に記載のない場合はそれぞれ葉部を、カッコ書きで記載ある場合にはその特定部位を5g秤量し、エタノール20mlとともにホモジナイザーで十分に攪拌し磨砕し、ろ過した後、残渣をエタノールで洗浄し、ろ液と洗液とをあわせて50mlとした。このエタノール抽出液(フレッシュハーブ100mg/ml)を用いてGST活性誘導作用について試験した。
【0042】
GST活性誘導作用の測定には、ウイスター系ラット正常肝由来培養細胞RL34を用いた。測定にあたって使用するRL34細胞は以下のようにして調製した。凍結保存されたRL34細胞を37℃に温めた上、予め37℃としておいた5%FBS(ウシ胎児血清、CCT、三光純薬株式会社製)−DMEM培地(ダルベッコ変法イーグル培地「ニッスイ」2、日水製薬株式会社製)20mlの入ったチューブに入れて凍結した細胞を融解し、1200rpm(25℃)で5分間遠心分離し、上清を吸引し新しいDMEM培地に懸濁した後、その5mlをシャーレに播種して95%COインキュベーター内で培養した。3日毎に培地交換を行い、コンフルエント状態毎(約7日間毎)に継代を行い、測定用のRL34細胞とした。なお、5%FBS−DMEM培地としては、DMEM粉末4.75gを秤量し、450mlの超純水(ミリポア社製フィルターで調製した超純水である。以下、同じ。)に溶かした後121℃で15分間オートクレーブした。クリーンベンチ内で100×PS(ペニシリンGカリウム100万単位、硫酸ストレプトマイシン1gを超純水100mlに溶解後滅菌したもの)5ml、200mM l−グルタミン10ml及び10%NaHCOを培地の色が朱色になるまで約5mlを加えた。このDMEM培地にFBS25mlを加えたものを用いた。
【0043】
GST活性誘導作用の測定に用いた試薬は以下の通りであった。
(1)0.8%ジギトニン(2mMEDTA含む、和光純薬工業製、特級)ただし、NaOHでpH7.8に調整したもの
(2)第一基質溶液
10mMグルタチオン:0.2Mリン酸カリウム緩衝液(pH6.5):超純水混液(1:5:2)を用時調製した。
(3)第二基質溶液
10mMCDNB/40%エタノール
1−クロロ−2,4−ジニトロベンゼン(CDNB)(シグマ製)をエタノールに完全に溶解した後、水を添加して調製した。
(4)0.2Mリン酸カリウム緩衝液(pH6.5)
KHPO9.5gを超純水350mlに溶解させたものと、KHPO5.2gを超純水350mlに溶解させたものをpHメーターでpH6.5に調整しながら混合した。
(5)10mMGSH(グルタチオン)(還元型)、和光純薬工業製、特級
(6)1×PBS
【0044】
GST活性誘導作用の測定方法は以下のように行った。6wellプレートに0.5×10cells/wellとなるようにRL34細胞を播種し、3日目に培地を交換した。培養4日目に培地交換(1ml/well)を行い、74種のハーブのエタノール抽出液を1.0μl/ml及び2.5μl/mlとなるように投与した。なお、同濃度になるようにエタノールを投与したものをコントロールとした。なお、本測定方法におけるエタノール投与量の範囲においてエタノールは細胞のGST活性に影響を及ぼさず、細胞毒性も示さないことが確認されている。
【0045】
投与後24時間経過後に培養細胞を1mlのPBSで2回洗浄し、PBSを除去した後、0.8%ジギトニン(Digitonin)200μlをシャーレに加えて、37℃で10分間インキュベートし、細胞を可溶化した。セルスクレーパー(商標、岩城硝子製)を用いて細胞を回収し、4℃、5000rpm、5分間冷却遠心し、上清を試料液とした。試料液を1.5ml容マイクロチューブに入れ、使用時まで−20℃で保存した。小試験管に第一基質溶液0.8mlと希釈した試料液0.1mlを入れ、第二基質溶液0.1mlを加え、ただちに分光光度計にて340nmの吸光度を測定し、その後20秒毎に3分間340nmの吸光度を測定した。なお、反応は約25℃(室温)にて行った。酵素活性(Units/mgタンパク質)は、GSH−CDNB抱合体の340nmにおけるモル吸光係数9600(M−1cm−1)を用い、次式により求めた。ただし、OD340nmは3分後のOD340nmから0分のOD340nmを差し引いたものとした。また、試料液(抽出液)のタンパク質濃度は、BCA Protein Assay Reagent Kit(Pierce製)を用いて測定した。
GST活性(Units/mgタンパク質)=
(OD340/3×10×試料液の希釈倍率)(9600×10−3×1)/試料液のタンパク質濃度(mg/ml)
【0046】
酵素活性は、最終的に、各種のハーブのエタノール抽出液の供給量に対応した溶媒(エタノール)を投与したコントロールにおいて測定された酵素活性に対する比率(%)で示した。なお、各ハーブのGST活性誘導作用は2回繰り返し試験を行った結果である。これらの結果を図1及び図2に示す。
【0047】
図1及び図2に示すように、ハーブ類のグルタチオンSトランスフェラーゼ活性誘導作用は、シソ科植物について1.0μl/mlあるいは2.5μl/mlのいずれかの濃度でGST活性誘導を示した。具体的には、平均してラベンダー類(イエローフラワーラベンダー、サマーラベンダー、ヒッドコートラベンダー、フレンチラベンダー、フレンチストエカスラベンダー、スパイクラベンダー、イングリッシュラベンダー)、ミント類(アップルミント、オーデコロンミント、ウォーターミント、オレンジミント、クールミント、スペアミント、パイナップルミント、ペパーミント)、ローズマリー類(ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッド)、セージ類(パイナップルセージ、チェリーセージ、アメジストセージ、クラリーセージ)及びスウィートマジョラムが高いGST活性誘導作用を示した。なお、ミント類では、1.0μl/mlの低濃度域においてより高いGST活性誘導作用を示す傾向があった。その他、ベルガモット、バジル類(スウィートバジル、ダークオパールバジル、レタスバジル、シナモンバジル、リコリスバジル、パープルラッセルバジル、ブッシュバジル、レモンバジル)、レモンタイム、レモンバーム、オレガノ、ラムズイヤーについても、GST活性誘導作用を示していた。
【0048】
また、これらのなかでも、イエローフラワーラベンダー、ヒッドコートラベンダー、フレンチストエカスラベンダー、イングリッシュラベンダー、ウォーターミント、オーデコロンミント、クールミント、ペパーミント、ブッシュミント、ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッド、スウィートマジョラム、パイナップルセージ、チェリーセージが対エタノールで約140%以上のGST活性誘導作用を示しており、さらに、ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッド、スウィートマジョラムが同約150%以上のGST活性誘導作用を有し、ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッドが同約160%以上のGST活性誘導作用を示した。以上のことから、シソ科植物はGST活性誘導作用を有するとともに、ラベンダー類、ミント類、ローズマリー類について高いGST活性誘導作用を有し、なかでも、ローズマリードリーミィブルー、ローズマリートスカナブルー、ローズマリーウッドなどのローズマリー類、スイートマジョラムについて特に高いGST活性誘導作用を有していることがわかった。なお、対エタノール150%のGST活性誘導作用は、t−ブチルヒドロキノン、ベンジルイソチオシアネート10μMの投与量レベルのGST活性誘導作用と同等であることがわかっている。
【0049】
また、シソ科植物以外では、アップルユーカリ、レモンユーカリ、レモングラス、レモンバーベナ、フェンネル、ワイルドストロベリー、スウィートハーブメキシカン、ステビア、ナスタティウム、チャイブ、チコリ、ローマンカモミール、ルバーブ、コモンソープウァート、サラダバーネット、コモンコンフリー、チャービル、ローズゼラニウム、ブラックマローについてもGST活性誘導作用が認められ、なかでも、アップルユーカリ及びレモンユーカリについて約140%のGST活性誘導作用が認められた。したがって、シソ科植物以外のハーブ類、特にフトモモ科ユーカリ属に有効なGST活性誘導作用のあることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】実施例1に用いたハーブとそのGST活性誘導作用(対エタノール比率(%))を示す表。
【図2】実施例1に用いたハーブとそのGST活性誘導作用(対エタノール比率(%))を示す表。
【出願人】 【識別番号】304028726
【氏名又は名称】国立大学法人 大分大学
【識別番号】591224788
【氏名又は名称】大分県
【識別番号】593127201
【氏名又は名称】株式会社ファインド・ニューズ
【出願日】 平成16年10月14日(2004.10.14)
【代理人】 【識別番号】110000017
【氏名又は名称】特許業務法人アイテック国際特許事務所

【公開番号】 特開2006−111565(P2006−111565A)
【公開日】 平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願番号】 特願2004−300048(P2004−300048)