| 【発明の名称】 |
人体に有用な組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 義正 【住所又は居所】大阪市東淀川区下新庄5丁目7番8号 株式会社ファイン内
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| 【要約】 |
【課題】ニンニクにオクタコサノール及びコエンザイムQ10を添加することにより、ニンニクエキス単品、オクタコサノール単品、ニンニクエキスとオクタコサノールの配合品に比べて、耐久性、血糖値の改善、肝機能の改善、コレステロールの低下、性機能等の改善や向上が顕著となる人体の各種機能の向上に有用な組成物を提供する。
【解決手段】ニンニクエキスにオクタコサノール及びコエンザイムQ10を添加して人体に有用な組成物とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10を含有することを特徴とする人体に有用な組成物。 【請求項2】 ニンニクエキスが97〜99.5重量%、オクタコサノールが0.4〜1重量%、コエンザイムQ10が0.1〜2重量%の比率で上記3つの成分が含まれている請求項1に記載の人体に有用な組成物。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10の組み合わせによって、肝機能、性能力、スタミナの向上だけでなく、糖尿病など成人病の予防に効果のある人体に有用な組成物に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、スタミナの増進や健康維持を目的とする食品やドリンクは種々提案され、ニンニクエキスを用いたスタミナ持続食品もその一つである。 【0003】 従来のニンニクエキスを用いたスタミナ持続食品としては、ニンニクにオクタコサノール及びマグネシウム等を添加したものがあり、また、飲料水にニンニクエキス、ニンジンエキス、オクタコサノール、ビタミン類等を加えた飲料がある(例えば、特許文献1及び2参照)。 【特許文献1】特許第3364535号公報 【特許文献2】特開平7−79751号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、従来のニンニクエキスを用いた食品やドリンクは、血糖値、肝機能、コレステロールの低下、性機能等の改善や向上において満足度が十分でないという問題がある。 【0005】 そこで、この発明の課題は、ニンニクにオクタコサノール及びコエンザイムQ10を添加することにより、血糖値、肝機能、コレステロールの低下、性機能等の改善や向上が顕著となる人体に有用な組成物を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10を含有する構成を採用したものである。 【0007】 請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、ニンニクエキスが97〜99.5重量%、オクタコサノールが0.4〜1重量%、コエンザイムQ10が0.1〜2重量%の比率で上記3つの成分が含まれている構成を採用したものである。 【0008】 ここで、ニンニクエキスは、大別して水抽出、アルコール抽出、水−アルコール混合抽出などの方法によって得られ、オクタコサノールは、炭素数28の1級の水酸基を有し、化学名を第1級オクタコサノールという高級脂肪族アルコール成分の一つで水に殆ど溶けない性質を有している。 【0009】 また、コエンザイムQ10は、肉や魚などの細胞中に含まれているが、現在は発酵法やナス科植物の葉っぱから抽出精製されて作られている。 【0010】 上記ニンニクエキス、オクタコサノール、コエンザイムQ10の組成比率は特に限定されるものではないが、ニンニクエキスが97〜99.5重量%、オクタコサノールが0.4〜1重量%、コエンザイムQ10が0.1〜2重量%の範囲内が製造コストや効能のバランスから見ても必要十分な効果があることが認められた。 【発明の効果】 【0011】 この発明によると、ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10を含有することにより、ニンニクエキス単品、オクタコサノール単品、ニンニクエキスとオクタコサノールの配合品に比べて、耐久性、血糖値の改善、コレステロールの低下、肝機能の改善、性機能の向上に対して顕著な効果を発揮することができ、人体に有用な組成物である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、この発明の実施の形態を説明する。 【0013】 この発明の人体に有用な組成物は、ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10を含有する構成になっている。 【0014】 上記ニンニクエキスは、生ニンニクの球根を粉砕し、吸い又はアルコール共存中でエキスを抽出して得られたものであり、大別して水抽出、アルコール抽出、水−アルコール混合抽出などの方法があり、このニンニクは様々な生理活性効果があることが、参考文献1と2等によって知られている。 【0015】 上記オクタコサノールは、小麦、米などの胚芽中に含まれ、イリノイ大学のT<K、Cureton教授により、その生理活性が研究され、特に、体力、精力の増進、ストレスに対する抵抗力の向上、筋肉機能の改善等が知られている(参考文献3,4,5)。 【0016】 このオクタコサノールは、炭素数28の1級の水酸基を有し、化学名を第1級オクタコサノールという高級脂肪族アルコール成分の一つで水に殆ど溶けない性質を有し、小麦、米胚芽、りんご、サトウキビの葉等に微量に含まれているが、現在は主に米胚芽油から抽出精製されて得られている。 【0017】 次に、コエンザイムQ10は、1957年Crane等によって牛の心筋細胞より抽出され、この物質がATP(アデノシン一3燐酸)合成系として細胞酵素系の要の役割をなし、エネルギー代謝の重要な役割を行う物質として知られている(参考文献6)。 【0018】 このコエンザイムQ10は、肉や魚などの細胞中に含まれているが、現在は発酵法やナス科植物の葉っぱから抽出精製されて作られている。 【0019】 上記したコエンザイムは、年齢と共に減少するが、コエンザイムが不足すると細胞がエネルギーを作るのが衰え、身体が疲れやすくなり、多くのエネルギーを必要とする心臓、肝臓、腎臓、筋肉などが影響を受け、各種病気の原因にもなる。 【0020】 (参考文献1) 藤原、松井:ビタミン6,612(1953) (参考文献2) 藤原ビタミン9,148(1955) (参考文献3) T.Kcureton,The Physiological Effeects of Wheat germ oil on Humans in Exercise,Cheat gern oil on Humans in exercise,CharlesC,Thomas (参考文献4) E.Levin,U.S.P.3,031,375 (参考文献5) 伊藤他、日本農芸化学会誌 553(3),247 (参考文献6) Redfearr,F,Letal.:Biohys,Acta,25:220,1957 【0021】 次に、この発明の人体に有用な組成物を得るための製造方法の具体的な実施例を説明する。 【0022】 〈ニンニクエキスの製造方法1〉 1000gの生ニンニクに水5Kgを加え、ミキサーでクラッシャーし、その液体を濾過した後、濾過液を減圧濃縮することによって、ニンニクエキス98gを得る。 【0023】 〈ニンニクエキスの製造方法2〉 1000gの生ニンニクに70%アルコール6Kgを加え、これをミキサーで粉砕した後濾過し、濾過液を減圧濃縮してニンニクエキス3gを得る。 【0024】 〈比較用組成物〉 ニンニクエキスの製造方法1によって得られたニンニクエキスにオクタコサノール1%(重量%)を添加し、比較用組成物を製造する。 【実施例1】 【0025】 上記ニンニクエキスの製造方法1で得られたニンニクエキス98gに、オクタコサノール1%(重量%)とコエンザイムQ10を100mg加えて製品とする。 【実施例2】 【0026】 上記ニンニクエキスの製造方法2で得られたニンニクエキス3gに、オクタコサノール0.5%(重量%)とコエンザイムQ10を60mg加えて製品とする。 【0027】 比較用組成物とこの発明における実施例1の組成物について、ラットを用いて肝臓の重量変化、雄マウスのスタミナに及ぼす影響、マウスの精巣に及ぼす影響、血中コレステロール、血糖値などについて実験により調べた結果を説明する。 【0028】 〈実験例1:肝臓の重量変化の測定〉 実験方法及び実験材料 この実験には、購入後1週間以上飼育観察し、健康であることを認めた20g±2gの雄マウスを用いた。また、ニンニクエキスにオクタコサノールを添加した比較用組成物、実施例1で示したこの発明の組成物を、それぞれ0.01g投与した。 【0029】 (表1) 体重と肝臓の重量の比較 体重 肝重量 肝重量/体重 投与群/対象群×100 無投与対象群 1 36.4 1.9 0.052 100 2 36.7 1.9 0.052 100 3 35.8 1.8 0.050 100 平均 36.3 1.86 0.051 100 ニンニクエキスにオクタコサノールを添加した比較用組成物投与 1 30.4 1.8 0.059 2 36.5 1.85 0.051 3 35.8 1.9 0.053 平均 34.2 1.85 0.054 106 この発明の組成物投与 1 30.8 1.9 0.062 2 32.5 2.0 0.062 3 30.6 1.9 0.062 平均 31.3 1.93 0.062 122 【0030】 この結果より、この発明の組成物を投与したものは、無投与対象群に比較して122:100であり、また、比較用組成物投与群に対して122:106で大きな有意差が認められた。 【0031】 〈実験例2:スタミナの測定〉 この発明の組成物が雄マウスのスタミナに及ぼす影響について調べた。 この実験には、購入後1週間以上飼育観察し、健康であることを認めた20g前後の雄マウスを用い、60日間、オクタコサノール単独、ニンニクエキスにオクタコサノールを添加した比較用組成物、実施例1で示したこの発明の組成物を、それぞれ一日0,01g投与し、このマウスを水中に入れて溺死するまでの時間を測定した。 【0032】 【表2】
【0033】 その結果、実施例1で示したこの発明の組成物を投与されたマウスは、10時間以上生存し、実験を打切った。 【0034】 〈実験例3:精巣に及ぼす影響の測定〉 この発明の組成物が雄マウスの精巣に及ぼす影響について調べた。 この実験には、購入後1週間以上飼育観察し、健康であることを認めた20g前後の雄マウスを用い、30日間、ニンニクエキス単独、ニンニクエキスにオクタコサノールを添加した比較用組成物、実施例1で示したこの発明の組成物を、それぞれ一日0,01g投与し、マウスの精巣の重さを測定した。 【0035】 (表3) 精巣の重量比較 重さ(g) 無投与対象群 1 0.26 2 0.28 3 0.27 ニンニクエキス単独投与 1 0.30 2 0.31 3 0.32 比較用組成物投与 1 0.40 2 0.39 3 0.41 この発明の組成物投与 1 0.50 2 0.49 3 0.50 【0036】 無投与、ニンニクエキス単独、比較用組成物のどれよりもこの発明の組成物を投与したマウスは精巣の発育がよかった。このような結果から、この発明の組成物は、ホルモン分泌臓器を刺激し、造成機能促進を促すものと思われる。 【0037】 以上の各実験結果から明らかなように、ニンニクエキスとオクタコサノール及びコエンザイムQ10を含有するこの発明の組成物は、耐久性、血糖値の改善、コレステロールの低下、肝機能の改善、性機能の向上など、ニンニクエキス単品やオクタコサノール単品又はニンニクエキスとオクタコサノールの配合品よりも様々な効果が顕著に得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398029533 【氏名又は名称】株式会社ファイン 【住所又は居所】大阪府大阪市東淀川区下新庄5丁目7番8号
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| 【出願日】 |
平成16年9月27日(2004.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067574 【弁理士】 【氏名又は名称】和田 昭
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| 【公開番号】 |
特開2006−89426(P2006−89426A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月6日(2006.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−278825(P2004−278825) |
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