| 【発明の名称】 |
乳化化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 将史 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内
【氏名】瀬戸 匡人 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内
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| 【要約】 |
【課題】界面活性剤フリーであっても、パーフルオロアルキル基を有する化合物を乳化せしめる技術を提供する。
【解決手段】1)パーフルオロアルキル基を有する化合物と、2)アルギン酸の多価アルコールエステルとを、乳化剤形の皮膚外用剤に含有させる。前記パーフルオロアルキル基を有する化合物としては、パーフルオロポリエーテルであることが好ましい。前記アルギン酸の多価アルコールエステルとしては、アルギン酸プロピレングリコールが好ましい。前記アルギン酸の多価アルコールエステルの含有量は1〜5質量%が好ましく、更に、アルギン酸及び/又はその塩を含有することがより好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1)パーフルオロアルキル基を有する化合物と、2)アルギン酸の多価アルコールエステルとを含有することを特徴とする、乳化剤形の皮膚外用剤。 【請求項2】 前記パーフルオロアルキル基を有する化合物が、パーフルオロポリエーテルであることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。 【請求項3】 前記アルギン酸の多価アルコールエステルが、アルギン酸プロピレングリコールであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。 【請求項4】 前記アルギン酸の多価アルコールエステルの含有量が1〜5質量%であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項5】 更に、アルギン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項6】 水中油乳化剤形であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項7】 界面活性剤フリーであることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【請求項8】 基礎化粧料、下地化粧料乃至はオーバーコート化粧料であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、乳化剤形の、化粧料に好適な皮膚外用剤に関する。 【背景技術】 【0002】 乳化組成物は、水性成分と油性成分が、連続相と乳化粒子に分かれて含有される為、油溶性成分の担体としても、水溶性成分の担体としても好適である為、複数の有効成分を含有する、化粧料や皮膚外用医薬などの分野で有用な製剤として使用されている。この様な乳化組成物は、成分としては、主として親水性成分、油性成分及び界面活性剤から構成されている。中でも界面活性剤は、互いには混じらない親水性成分と油性成分とを均一な分散状態に分散させるには必須の成分である。界面活性剤としては、石けんやアルキル硫酸エステル塩などのアニオン界面活性剤やポリオキシエチレン付加型、或いは多価アルコールの部分エステル型の非イオン界面活性剤が、皮膚外用剤の分野では広く使用されている。この内、アニオン界面活性剤には、一時刺激性の面で改善すべきがあり、非イオン界面活性剤では、経時的なホルマリン発生の面で改善すべき点があった。更に、生分解されにくい特性から、環境科学的には、「持続可能な発展」の京都議定書の主旨とは相容れない面があり、改善される余地を残している。この為、界面活性剤を使用しない乳化系の開発が、皮膚外用剤の分野では長年の課題となっていた。この様な背景から、本発明者らは、アルギン酸の塩、アルギン酸の多価アルコールのエステル及び塩を用いることにより、界面活性剤フリーの水中油乳化系が具現化出来ることを見出している。(例えば、特許文献1を参照) 【0003】 一方、乳化という現象について考察すると、乳化というのは、本来混じり合わない水性成分と、油性成分とを、界面活性剤などの力を借りて、一方を微細な粒子と為して、他方の中に分散せしめ、この状態を安定に保つ技術であるが、中には水性成分とも、油性成分とも混合しにくい成分が存し、その様な成分の乳化は、界面活性剤を用いても極めて困難なことが少なくなかった。この様な成分としては、例えば、パーフルオロアルキル基を有する化合物などが例示でき、中でも、パーフルオロポリエーテルは、メークアップ化粧料のオーバーコート化粧料に使用される程度にまで油性成分にも、水性成分にも混ざり合わない為、極めて乳化しにくい成分の一つに挙げられていた。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照)このものを乳化する技術としては、アルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いた方法とポリエーテル変性シリコーンを界面活性剤として用いた方法が知られているが(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)、前者においてはアルキル変性カルボキシビニルポリマーの作る構造の耐塩性に課題が存し、皮膚の上で汗などの塩分によって構造が壊れ、使用感を損なう場合が存した。また、後者においては対象となるパーフルオロアルキル基を有する化合物がシリコーンに限られる点で汎用性に欠点が存した。又、この系では界面活性剤フリーとはなり得なかった。 【0004】 他方、1)パーフルオロアルキル基を有する化合物と、2)アルギン酸の多価アルコールエステルとを含有する皮膚外用剤は知られていないし、このような構成を取ることにより、界面活性剤フリーで、塩の影響も少ない、パーフルオロアルキル基を有する化合物の乳化が可能であることも全く知られていなかった。 【0005】 【特許文献1】特開2004−196728号公報 【特許文献2】特開2004−26833号公報 【特許文献3】特開2003−95837号公報 【特許文献4】特開平05−221829号公報 【特許文献5】特開平11−012156号公報 【特許文献6】特開2000−154115号公報 【特許文献7】特開平6−211620号公報 【特許文献8】特開2003−212744号公報 【特許文献9】特開2001−164114号公報 【特許文献10】特開2001−191603号公報 【特許文献11】特開平11−199440号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、このような状況下なされたものであり、界面活性剤フリーであっても、パーフルオロアルキル基を有する化合物を乳化せしめる技術を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明者らは、このような状況に鑑みて、界面活性剤フリーであっても、パーフルオロアルキル基を有する化合物を乳化せしめる技術を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)パーフルオロアルキル基を有する化合物と、2)アルギン酸の多価アルコールエステルとを含有する皮膚外用剤がそのような特性を有していることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す通りである。 (1)1)パーフルオロアルキル基を有する化合物と、2)アルギン酸の多価アルコールエステルとを含有することを特徴とする、乳化剤形の皮膚外用剤。 (2)前記パーフルオロアルキル基を有する化合物が、パーフルオロポリエーテルであることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。 (3)前記アルギン酸の多価アルコールエステルが、アルギン酸プロピレングリコールであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。 (4)前記アルギン酸の多価アルコールエステルの含有量が1〜5質量%であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (5)更に、アルギン酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (6)水中油乳化剤形であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (7)界面活性剤フリーであることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (8)基礎化粧料、下地化粧料乃至はオーバーコート化粧料であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 (1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるアルギン酸の多価アルコールエステル 本発明の乳化組成物は、アルギン酸の多価アルコールのエステルを必須成分として含有する。ここで、アルギン酸の多価アルコールのエステルを構成する多価アルコールとしては、皮膚外用剤などで使用されているものであれば特段の限定なく使用することが出来、炭素数2〜4のものが好ましく、エーテル結合を持たないものが好ましい。具体的には、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール等が好ましく例示でき、中でも親水性と親油性のバランスから、プロピレングリコールが特に好ましく例示できる。これらのアルギン酸の多価アルコールのエステルは何れも既知化合物であり、その製造方法は既に知られている。かかるアルギン酸の多価アルコールのエステルの製造法としては、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸の塩と、対応する多価アルコールのモノハロゲン化物を、アルカリ存在下反応させることが例示できる。例えば、アルギン酸プロピレングリコール エステルであれば、アルギン酸ナトリウムと1−クロル−2−プロパノールを含水アルコール中で炭酸カリウムなどを存在させて反応させればよいし、アルギン酸グリセリルエステルであれば、前記の反応の1−クロル−ープロパノールを1−クロル−2,3−プロパンジオールに代えて同様に処理すれば製造することが出来る。本発明の皮膚外用剤で使用できるアルギン酸の多価アルコールエステルとしては、特段の限定はされないが、次の特性を有するものが好適に使用できる。 【0009】 (アルギン酸の多価アルコールエステルの好適な特性) 1)エステル化度が70%以上、より好ましくは80%以上であること。 2)1%水溶液の水溶液の20℃における粘度がB型粘度計で1号ローターでの測定で、10〜100mPascal・秒、より好ましくは10〜30mPascal・秒であること。 【0010】 この様な特性を有するアルギン酸の多価アルコールエステルの中には既に市販されているものが存し、これを購入して利用することも出来る。この様なアルギン酸の多価アルコールエステルとしては、株式会社キミカから販売されている、「キミロイドLLV」(1%水溶液、20℃の粘度が10〜30mPascal・秒で、エステル化度80%)、「キミロイドNLS−K」(1%水溶液、20℃の粘度が30〜60mPascal・秒で、エステル化度80%)、「キミロイドLV」(1%水溶液、20℃の粘度が60〜100mPascal・秒で、エステル化度80%)等が好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものは、「キミロイドLLV」である。これらは唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。かかるアルギン酸の多価アルコールエステルの好ましい含有量は、下限値としては、総量で、化粧料全量に対して2〜3質量%であり、上限値としては、4〜5質量%である。これは少なすぎると、乳化が出来ない場合が存し、多すぎると硬度が大きくなりすぎるなどして、使用性が損なわれる場合が存するためである。 【0011】 (2)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるパーフルオロアルキル基を有する化合物 本発明の皮膚外用剤は、パーフルオロアルキル基を有する化合物を必須成分として含有することを特徴とする。ここで、パーフルオロアルキル基を有する化合物とは、脂肪族炭化水素基であって、構成炭素原子の内に、炭素−炭素結合と、フッ素−炭素結合以外の結合手を持たないものが存在する化合物を総称して意味するものであり、例えば、3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピル基等の基もパーフルオロアルキル基に属する。皮膚外用剤で使用されるこの様な基を有する化合物としては、例えば、パーフルオロ燐酸エステル(特許文献7を参照)、パーフルオロアルキルアクリレート(例えば、特許文献8を参照)、パーフルオロアルカン(例えば、特許文献9を参照)、含フッ素炭酸エステル(例えば、特許文献10を参照)、パーフルオロシラン(例えば、特許文献11を参照)等が例示できる。これらの中で特に好ましいものはパーフルオロアルキルポリエーテル類である。かかるパーフルオロアルキル基を有する化合物の中には既に市販されているものも存し、かかる市販品を購入して利用することも出来る。好ましい市販品としては、パーフルオロアルキルポリエーテルである、「ホンブリン」シリーズ(アウジモント社製)が例示でき、中でも「ホンブリンHC/04」或いは「ホンブリンHC/25」が特に好ましく例示できる。かかるパーフルオロアルキル基を有する化合物は、皮膚上に塗布した場合、経皮的水分散逸を抑制したり、メークアップ化粧膜が汗などの水性成分によって崩れるのを防いだり、皮膚が起炎性物質と接触するのを防ぐ作用を発現する。 【0012】 本発明の皮膚外用剤において、かかるパーフルオロアルキル基を有する化合物は、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の皮膚外用剤に於ける、かかるパーフルオロアルキル基を有する化合物の好ましい含有量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して1〜40質量%であり、より好ましくは5〜20質量%である。これは、少なすぎると、パーフルオロアルキル基に起因する諸作用を発揮しない場合が存し、多すぎると使用感を損なったり、系の安定性を損なう場合が存するためである。 【0013】 (3)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有し、乳化剤形を取ることを特徴とする。乳化の形態としては、水中油乳化剤形、水中油中水乳化剤形など、外相の水相の存在する様な乳化剤形が好ましく例示でき、中でも、水中油乳化剤形が特に好ましく例示できる。これは安定性に特に優れるためである。又、本発明の皮膚外用剤においては、各種界面活性剤を含有することは可能であるが、本発明の主旨からすると、含有する界面活性剤の量はなるべく少ない方が好ましく、具体的には1質量%以下であることが好ましく、界面活性剤フリーであることが特に好ましい。これは、化粧崩れなどを防止する意味でも極めて有利である。 【0014】 更に、必須成分である、アルギン酸の多価アルコールエステルの、乳化作用と、系の安定化作用とを高める意味で、アルギン酸及び/又はその塩を含有することは特に好ましい。この場合の、アルギン酸の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。かかるアルギン酸或いはその塩は、本発明の皮膚外用剤においては、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の皮膚外用剤に於ける、かかるアルギン酸及び/又はその塩の好ましい含有量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.5〜2質量%である。又、これらの成分の量は、アルギン酸の多価アルコールエステルの含有量より少ないことが好ましく、具体的には、アルギン酸の多価アルコールエステルの総量に対して、30〜70質量%であることが好ましい。これは、このものが、アルギン酸の多価アルコールエステルの作る構造を阻害したり、構造を脆弱なものしたりすることがあるためである。 【0015】 本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用する任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。特に、本発明の皮膚外用剤において、含有することが好ましい成分としては、多価アルコールが例示でき、中でも、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールなどの抗菌性多価アルコールが好ましく例示できる。これらは唯一種含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。かかる多価アルコールの好ましい含有量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、1〜10質量%であり、より好ましくは3〜8質量%である。本発明の皮膚外用剤は、これらの成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。 【0016】 以下に、実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。 【実施例1】 【0017】 以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、乳化化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌下、イに徐々にロを加え、乳化し、ホモジナイザーで粒子を整えた後、ハを加えて構造を固め、乳化化粧料1を得た。 【0018】 イ) 1,3−ブタンジオール 5 質量% 1,2−ペンタンジオール 5 質量% 「キミロイドNLS−K」 2 質量% アルギン酸ナトリウム 1 質量% メチルパラベン 0.3質量% 水 66.5質量% ロ) 「ホンブリンHC/04」 10 質量% ブチルパラベン 0.1質量% ハ) 水 10 質量% 塩化カルシウム 0.1質量% 【0019】 (比較例1) 以下に示す処方に従って、アルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いた、パーフルオロアルキル基を有する化合物である、パーフルオロアルキルポリエーテルの乳化化粧料(比較例1)を製造した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ75℃に加熱し、イにロを加えて中和し、これに攪拌下ハを徐々に加え乳化し、ホモジナイザーで粒子を整えて、攪拌冷却し、比較例1の乳化化粧料を得た。 【0020】 イ) 1,3−ブタンジオール 5 質量% 1,2−ペンタンジオール 5 質量% アルキル変性カルボキシビニルポリマー 1 質量% (グッドリッチ社製、「ペムレンTR−2」) メチルパラベン 0.3質量% 水 68.1質量% ロ) 水 10 質量% 水酸化カリウム 0.5質量% ハ) 「ホンブリンHC/04」 10 質量% ブチルパラベン 0.1質量% 【0021】 (試験例1) 乳化化粧料1と、比較例1とをアンダーメークアップ化粧料の形態で使用し、その機能を比較した。機能としては、化粧崩れの防止効果を選択した。即ち、全腕内側部に2cm×3cmの部位を3カ所設け、1カ所は乳化化粧料1を20μlを塗布した後、下記のファンデーション50mgを塗布し、1カ所は比較例1を20μlを塗布した後、下記のファンデーション50mgを塗布し、残る1カ所は下記のファンデーション50mgのみを塗布した。塗布後2分おいてなじませ、しかる後に流水下で3回軽く手で擦過し、しかる後タオルを押しつけて水分を除去し、地肌との色差ΔEを色差計で測定した。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料を下地化粧料として用いた場合、優れた化粧崩れ抑制効果を発揮することが判る。比較例1に比して、本発明の皮膚外用剤である乳化化粧料1が優れた効果を発揮するのは、本発明の皮膚外用剤が耐塩性に優れるためであると思われる。 【0022】 (ファンデーション) シリコーン処理二酸化チタン 25 質量% シリコーン処理黄色酸化鉄 7 質量% シリコーン処理ベンガラ 3 質量% マイカ 15 質量% セリサイト 20 質量% シリカ 10 質量% ジメチコン 10 質量% オレイン酸オクチルドデシル 10 質量% 【0023】 【表1】
【0024】 (試験例2) 前腕内側部のTEWL(経皮的散逸水分量)を計測した後、検体を塗布し、再度TEWLを測定し、その減少の度合いを調べた。TEWLは「スキコンII」(イービーコーポレーション製)を用いて測定した。検体としては乳化化粧料1と比較例1を用いた。結果を表2に示す。これより、本発明の皮膚外用剤である、乳化化粧料1は非常に優れたTEWL抑制作用を有することが判る。これより、本発明の皮膚外用剤は、基礎化粧料に使用することも出来る。 【0025】 【表2】
【実施例2】 【0026】 実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、乳化化粧料2を製造した。このものを試験例1と同様の手技で評価したところ、−4.21であり、試験例2と同様の手技で評価したところ、塗布前35.1であったTEWLが、塗布後22.5に抑制された。尚、比較例2の処方では乳化が出来なかった。 【0027】 イ) 1,3−ブタンジオール 5 質量% 1,2−ペンタンジオール 5 質量% 「キミロイドNLS−K」 2 質量% アルギン酸ナトリウム 1 質量% メチルパラベン 0.3質量% 水 56.5質量% ロ) 「ホンブリンHC/04」 20 質量% ブチルパラベン 0.1質量% ハ) 水 10 質量% 塩化カルシウム 0.1質量% 【0028】 (比較例2) イ) 1,3−ブタンジオール 5 質量% 1,2−ペンタンジオール 5 質量% アルキル変性カルボキシビニルポリマー 1 質量% (グッドリッチ社製、「ペムレンTR−2」) メチルパラベン 0.3質量% 水 58.1質量% ロ) 水 10 質量% 水酸化カリウム 0.5質量% ハ) 「ホンブリンHC/04」 20 質量% ブチルパラベン 0.1質量% 【実施例3】 【0029】 実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、乳化化粧料3を製造した。このものを試験例1と同様の手技で評価したところ、−4.09であり、試験例2と同様の手技で評価したところ、塗布前35.7であったTEWLが、塗布後26.3に抑制された。 イ) 1,3−ブタンジオール 5 質量% 1,2−ペンタンジオール 5 質量% 「キミロイドLLV」 4 質量% アルギン酸ナトリウム 1 質量% メチルパラベン 0.3質量% 水 56.5質量% ロ) 「ホンブリンHC/04」 20 質量% ブチルパラベン 0.1質量% ハ) 水 10 質量% 塩化カルシウム 0.1質量% 【産業上の利用可能性】 【0030】 本発明は、基礎化粧料や下地化粧料などのメークアップ化粧料に応用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113470 【氏名又は名称】ポーラ化成工業株式会社 【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区弥生町6番48号
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| 【出願日】 |
平成16年9月8日(2004.9.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−76900(P2006−76900A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月23日(2006.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願2004−260350(P2004−260350) |
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