| 【発明の名称】 |
脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂口 騰 【住所又は居所】三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化学株式会社内
【氏名】テータム プラジュムナ ラオ 【住所又は居所】三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化学株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】アムラー又はその抽出物を含有することにより上記課題を解決する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アムラー又はその抽出物を含有することを特徴とする血中脂肪組織特異分泌蛋白増強組成物。 【請求項2】 アムラーの抽出物が、アムラー果実又は果汁から水、塩基、酸、親水性溶媒、アセトンのいずれかにより抽出されていることを特徴とする請求項1記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 【請求項3】 親水性溶媒がメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールの群より選ばれる1種類以上の低級アルコールであることを特徴とする請求項1又は2記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 【請求項4】 アムラー果実又は果汁の抽出物、又は果汁から有機溶媒のいずれか1種類又は2種類以上により分画されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 【請求項5】 有機溶媒がメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジエチルエーテル、メチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ヘキサン、又はクロロホルムからなる群より選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする請求項4記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする飲食品。 【請求項7】 請求項1〜5いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする医薬部外品。 【請求項8】 請求項1〜5いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする医薬品。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、本発明は、アムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物を含有することを特徴とする脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物及びそれを含有する飲食品及び医薬品に関する。 【背景技術】 【0002】 厚生労働省は、肥満者の割合が男性では30〜69歳で約3割、いずれの年齢層においても20年前に比べ1.5倍程度に増加しており、女性では、60歳以上で肥満者の割合が多く、約3割であると2003年に報告している。また、糖尿病についても日本国内の成人のうち、治療中の患者を含めた糖尿病が強く疑われる有病者は約740万人、可能性を否定できない予備軍は約880万人、合計で約1620万人が糖尿病であるとの調査結果と5年前の調査結果より有病者が約50万人、予備軍が約200万人増加しており、今後も増え続けるとの予想を明らかにした。 肥満者は正常体重者と比べて約5倍もの高率で糖尿病を発症しやすいといわれており、同様に、高血圧症は約3.5倍、胆石症は約3倍、痛風は約2.5倍、心疾患は約2倍、関節障害は約1.5倍といわれている。他にも、血液中にコレステロールや中性脂肪が増加する高脂血症や,過剰な脂肪が肝臓に沈着した脂肪肝、あるいは呼吸機能障害などもよくみられ、動脈硬化、短命などとも密接に関係しているといわれている。 日本人の糖尿病患者の90%以上は2型糖尿病であり、これは複数の原因遺伝子が組合わさり、更に生活習慣などの環境因子が重なって発症する多因子病である。糖尿病や肥満の原因は食生活の欧米化、特に高脂肪食と身体活動の減少など生活習慣に起因したインスリン抵抗性の増大と考えられる。 一方、動脈硬化症も、食生活の欧米化や運動不足、社会の複雑化によるストレスにより増大してきており、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症などの原因として重要である。 【0003】 脂肪組織特異分泌蛋白アディポネクチン(Adiponectin)は、244個のアミノ酸より成る脂肪組織から分泌されるホルモンで血液中のブドウ糖と脂肪酸が細胞内に取り込まれるのを促進する働きを持っていることが明らかにされている。筋肉や肝臓などに脂肪がたまると、糖分の取り込みが悪くなり糖尿病につながる。しかし、通常、アディポネクチンは食後に分泌され、一時的に過剰となった脂肪や糖分を分解することで、体内の栄養バランスを保つとみられ、肥満が進むと、アディポネクチンを分泌する脂肪細胞の働きが弱くなり、体内の栄養バランスが崩れてしまうといわれている。事実、高脂肪食による脂肪細胞の肥大化にともない、アディポネクチンの発現低下及びインスリン抵抗性も認められたが、アディポネクチンの補充で改善されたとの報告がある。糖尿病が発症して体重が低下した際も、血中アディポネクチン濃度は低値を示し、血中アディポネクチンが低下すると、高インスリン血症、インスリン抵抗性と負の相関関係を示し、アディポネクチンの投与により血糖値が低下したとの報告がある。また、血中アディポネクチン値は肥満及び内臓脂肪の蓄積量と負の相関関係を示すとの報告もある。アディポネクチンは小型脂肪細胞から分泌され、大型脂肪細胞からの分泌は減少し、体重の低下で小型脂肪細胞が増加し、大型脂肪細胞が減少するとアディポネクチンの血中濃度は増加するといわれている。また、運動時には、アディポネクチンは分泌されないが、マウスにアディポネクチンを投与すると、特段運動をさせなくても血糖値が下がることを確認しており、アディポネクチンは、まるで運動したかのように、筋肉に糖分や脂肪を消費させるよう仕向けているとの報告がある。AMPK(Adenosine monophosphate−activated protein kinase;アデノシン一燐酸活性型蛋白キナーゼ)は運動する時に活躍する物質で、筋肉がエネルギーを作るために糖分を取り込んだり、脂肪を燃やす働きがあるが、マウスの実験の報告でアディポネクチンは筋肉や肝臓にあるAMPKの働きを強めるとの報告がある。 血管壁におけるアディポネクチンの炎症反応抑制作用(TNF−α発現の抑制など)が証明されていて、アディポネクチンは血管障害時にその局所に集積し、動脈硬化抑制に働き、臨床的にも、冠動脈疾患において血中アディポネクチン濃度は有意に低値であるとの報告がある。アディポネクチンは日本人の糖尿病の原因遺伝子であり、アディポネクチンの活性化は、肥満に伴う生活習慣病の治療法となりうると報告されている。 【0004】 糖尿病治療の第一の目標は血糖値を正常に保ち(血糖値を良好にコントロールする)合併症を予防することで、血糖コントロールには食事療法、運動療法及び薬物療法があるが、薬物療法には、インスリン抵抗性を改善するメルホルミンやピログリダゾンがあり、インスリン分泌改善薬としてα−グルコシダーゼ阻害薬、インスリン及びスルホニル尿素薬がある。最近ではビグアナイド薬とスルホニル尿素薬との併用投与もされている。インスリン抵抗性改善作用を持つチアゾリジン誘導体も話題の薬の一つで、日本では現在、ピオグリタゾンしか認可されていないが、チアゾリジン誘導体は、アディポネクチンの分泌を促進し、動脈硬化を抑えるといった作用も報告されている。しかし、このような治療薬は下痢、便秘、吐き気などの消化器症状や肝臓の障害の副作用を伴うことがある。 肥満の治療は食事制限と運動で行われるが、両者はそれぞれ別個に実施すべきではなく、両者を同時に併用することが肥満治療の基本である。食事制限だけでは治療開始の1〜2カ月後に、体重減少が止まる『適応現象』という現象が必ず出現し、この適応現象は非常に強いもので、1日240キロカロリーというような超低カロリー食事療法を行っても出現するくらいであり、こうした適応現象を克服し、継続的な減量を獲得するために運動の併用が不可欠である。肥満の治療薬としてマジンドールが、長期間使用すると薬剤が効かなくなるため、服用は3か月間が限度であり、緑内障、高血圧、不安状態などの副作用が起こることがある。 動脈硬化治療薬には、プラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチンなどのスタチン系の脂質代謝改善薬、エラスターゼ、クロフィブラート、クリノフィブラートなどの、高脂血症薬、コレスタチミド、ソイステロール、コレスチラミンなどの高コレステロール血症薬などがあるが、これらも肝障害、頭痛、下痢、便秘、胃障害、食欲不振、腹部膨満感等様々な副作用が起こることがある。 【0005】 このような医薬品が糖尿病、肥満及び動脈硬化などの治療に使用されているが、治療効果があっても、様々な副作用を起こすことから、最近では、合成医薬品による治療よりは食生活を通じて透析治療を必要とする進行した病期への進展を出来るだけ抑制するような機能を持った成分又は食品成分に対する研究も注目されるようになってきている。 血糖値上昇抑制効果の食品成分としては、バナバ葉の熱水抽出物やアルコール抽出物(例えば、特許文献1参照。)、ツユクサ科に属するオオボウシバナの抽出物(例えば、特許文献2参照。)、ヨモギ抽出物(例えば、特許文献3参照。)が知られている。 肥満抑制効果のある食品素材としては、モモタマナの葉の発酵物(例えば、特許文献4参照。)、イソフラボンおよびサポニンを主成分とする大豆エキス(例えば、特許文献5参照。)が、動脈硬化予防に効果のある食品素材としては、ワカメタンパク質含有組成物(例えば、特許文献6参照。)、発酵豆乳含有食品(例えば、特許文献7参照。)が知られている。 アディポネクチンに関しては、アディポネクチンによる肝線維化抑制や正常肝細胞増殖促進効果(例えば、特許文献8参照。)や抗炎症効果(例えば、特許文献9参照。)が知られており、アディポネクチンの抗糖尿病及び抗動脈硬化作用(例えば、非特許文献1参照。)について論じられている。 【0006】 【特許文献1】特開2000−169384号公報(第2頁) 【特許文献2】特開2002−316935号公報(第2頁) 【特許文献3】特開2004−67600号公報(第2頁) 【特許文献4】特開2004−141163号公報(第1−2頁) 【特許文献5】特開2000−83623号公報(第1−2頁) 【特許文献6】特開2004−97021号公報(第1−2頁) 【特許文献7】特開2003−81855号公報(第1−3頁) 【特許文献8】特開2002−363094号公報(第1−3頁) 【特許文献9】特開2000−256208号公報(第1−3頁) 【非特許文献1】第124回日本医学会シンポジウム、肥満の科学、 2003年、101−109(第102頁) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明の課題は、幅広い飲食品や医薬品に使用可能なアディポネクチンの産生を増強させ、糖尿病、肥満及び動脈硬化を改善、治療、予防及びこれらの進展を抑制する効果のある組成物及びそれを含有する飲食品及び医薬品を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明者らは様々な天然植物を利用してアディポネクチンの産生を増強させ、糖尿病、肥満及び動脈硬化、さらにはこれらに起因する糖尿病網膜症、糖尿病神経障害及び糖尿病性腎症などの糖尿合併症、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症を改善、治療、予防及びこれらの進展を抑制する効果のある組成物を捜す目的で、多角的に研究検討した結果、アムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物に優れたアディポネクチンの産生増強を示し糖尿病性腎症を改善することを見出し、本発明を完成させた。 【発明の効果】 【0009】 本発明で得られたアムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物を含有する脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物は、ストレプトゾトシン(STZ)を投与して誘発させた糖尿病性腎症ラットへの投与試験の結果から、脂肪組織特異分泌蛋白であるアディポネクチンの産生を増強させ、糖尿病合併症を含む糖尿病、肥満、及び動脈硬化の予防及び改善する効果があることがわかった。 特にアムラーは、昔から人間が日常食生活に使用してきた天然植物なので、従来使用していた薬剤とは違い、副作用が無く安全である。 本発明はアムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物を含有する脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を各種飲食品及び医薬品等に利用して、脂肪組織特異分泌蛋白産生を増強することによって、糖尿病、肥満及び動脈硬化、さらにはこれらに起因する糖尿病網膜症、糖尿病神経障害及び糖尿病性腎症などの糖尿合併症、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症を改善、治療、予防及びこれらの進展を抑制することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本願発明に用いるアムラーとは、学名:エンビリカ・オフィシナル(Emblica officinale)又は、フィランサス・エンブリカ(Phyllanthus embilica)といい、トウダイグサ科コミカンソウ属に属する落葉の亜高木であり、インドからマレーシア地域及び中国南部にかけて分布しており、インドが原産地と考えられている。また、各地方又は言語により、各々固有の名称があり、余柑子、油甘、奄摩勒、エンブリック・ミロバラン、アーマラキー、マラッカノキ、マラッカツリー、インディアングーズベリー、アロンラ、アミラ、アミラキ、アミラキャトラ、ネリカイ、ネルリ、タシャ、カユラカ、ケムラカ、ナックホンポン等とも称されている。 【0011】 本発明において、アムラーの部位としては、特に限定されるものではないが、果実、果汁、葉、茎、根等を用いることができるが、好ましくは果実、果汁が用いられる。その形態は、特に限定するものではなく、未熟果実、完熟果実、乾燥果実、果汁、果汁粉末等のいずれでも良い。 果汁又は果汁粉末の場合は、そのままでも使用できるが、生果実又は乾燥果実等、水不溶性成分を含む物を使用する場合は、抽出により、水不溶性成分が除去されていることが効果を上げる点で好ましい。 抽出の際、生果実を使用する場合は、種子を除去した後、水を添加又は無添加で、抽出効率を高めるためにミキサー等により破砕、均質化したものを用いることが好ましい。 乾燥果実を使用する場合は、抽出効率を高めるために40メッシュ以下の粒度になるように粉砕されていることが好ましい。 【0012】 抽出方法は、抽出溶媒、抽出温度等、特に限定されるものではなく、抽出溶媒としては、水、塩基、酸、親水性溶媒、アセトンを使うことができる。親水性溶媒はメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールの低級アルコール群より選ばれる1種類以上が操作性、抽出効率の点から好ましい。特に好ましくは、水、塩基、酸のいずれかである。 酸又は塩基を抽出溶媒に使用する場合、抽出物を中和させることが好ましい。中和反応によって生成された塩は、透析法やゲル濾過等、公知の方法により、取り除くことができる。水を抽出溶媒として用いた場合には、上記のような中和反応は必要なく、生成された塩を取り除く必要もないため、水を用いることが更に好ましい。 この時使用する酸としては、特に限定するものではなく、大部分の酸を使うことができるが、好ましくは、入手しやすい点及び操作性の点により塩酸、硫酸より選ばれる1種又は両者の併用である。 また、塩基としては、特に限定するものではなく、大部分の塩基を使うことができるが、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムより選ばれる1種又は両者の併用である。 抽出に使用される酸又は塩基の濃度は、抽出物を酵素処理する前であっても後であっても特に限定するものではなく、酸又は塩基の強さによって変化するが、操作性及び抽出効率の点より、0.01〜0.5モルの濃度を使用することが好ましい。 【0013】 上記の果汁又は抽出物は、そのままでも使用できるが、濾過、遠心分離及び分留により、不溶性物質及び溶媒を取り除くことにより、アディポネクチン産生増強効果が高くなり、応用範囲も広がるので好ましい。 不溶性物質及び溶媒を取り除いた後、果汁又は抽出液をそのまま又は濃縮した後に有機溶媒用いて分配を行い、それぞれの溶媒可溶画分を得る。これら溶媒可溶画分は、更にアディポネクチン産生増強効果が高くなるので好ましい。有機溶媒としてはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールの低級アルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジエチルエーテル、メチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ヘキサン、アセトン又はクロロホルムからなる群より選ばれる1種類以上が使用できる。また可溶画分の純度を上げる為には、他の疎水性溶媒による分配を組み合わせることもできる。これら溶媒の濃度としては、特に限定するものではないが、収率及び効果の点より、終濃度として20〜90%が好ましく、40〜80%が更に好ましい。 さらに純度を高める為に、フェノール系、スチレン系、アクリル酸系、エポキシアミン系、ピリジン系、メタクリル系など母体とした疎水性樹脂を用いることも可能である。その場合、樹脂吸着後の溶離液としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールなどの低級アルコール及びアセトンを単独又は水溶液として使用できる。 抽出物及び画分はそのままでの使用も可能だが、必要であれば噴霧乾燥や凍結乾燥等の手段により乾燥粉末化させて使用することも可能である。 【0014】 本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物は、飲食品、医薬品、飼料等に応用でき、好ましくは、人が手軽に摂食できる飲食品又は医薬品が好ましい。 本願発明における飲食品とは溶液、懸濁物、粉末、固体成形物等経口摂取可能な形態であれば良く特に限定するものではない。より具体的には、即席麺、レトルト食品、缶詰、電子レンジ食品、即席スープ・みそ汁類、フリーズドライ食品等の即席食品類、清涼飲料、果汁飲料、野菜飲料、豆乳飲料、コーヒー飲料、茶飲料、粉末飲料、濃縮飲料、栄養飲料、アルコール飲料等の飲料類、パン、パスタ、麺、ケーキミックス、から揚げ粉、パン粉等の小麦粉製品、飴、キャラメル、チューイングガム、チョコレート、クッキー、ビスケット、ケーキ、パイ、スナック、クラッカー、和菓子、デザート菓子等の菓子類、ソース、トマト加工調味料、風味調味料、調理ミックス、たれ類、ドレッシング類、つゆ類、カレー・シチューの素類等の調味料、加工油脂、バター、マーガリン、マヨネーズ等の油脂類、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、アイスクリーム類、クリーム類等の乳製品、冷凍食品、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品等の水産加工品、畜肉ハム・ソーセージ等の畜産加工品、農産缶詰、ジャム・マーマレード類、漬け物、煮豆、シリアル等の農産加工品、栄養食品、錠剤、カプセル等が例示される。 【0015】 本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の飲食品としての摂取量は、本発明の病気の状態、病人の体重、年齢、体質、体調等によって調整されるべきであるが、一般に1日あたり、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物として0.05g〜20g、好ましくは0.1g〜5gの範囲で適宜選択することができる。これを病気の状態や食品等の形態によって1日1ないし数回にわけて摂取することができる。 【0016】 本願発明において、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物又は、飲食品等に加工する際に、各種栄養成分を強化することができる。 強化できる栄養成分としては、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン(ニコチン酸)、パントテン酸、葉酸等のビタミン類、リジン、スレオニン、トリプトファン等の必須アミノ酸類や、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅等のミネラル類及び、例えば、α−リノレン酸、EPA、DHA、月見草油、オクタコサノール、カゼインホスホペプチド(CPP)、カゼインカルシウムペプチド(CCP)、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、オリゴ糖等の人の健康に寄与する物質類、その他の食品や食品添加物として認可されている有用物質の1種又は2種以上が使用できる。 【0017】 本願発明における医薬品とは、経口または非経口投与に適した賦形剤、その他の添加剤を用いて、常法に従って、経口製剤または注射剤として調製することができる。好ましいのは、経口製剤であり、最も好ましいのは、容易に服用でき且つ保存、持ち運びに便利な経口固形製剤である。 経口固形製剤としては、錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、丸剤、徐放剤等が用いられる。このような固形製剤においては、適宜の薬理学的に許容され得る坦体、賦形剤(例えばデンプン、乳糖、白糖、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなど)、結合剤(例えばデンプン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドンなど)、滑沢剤(例えばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムなど)、崩壊剤(例えばカルボキシメチルセルロース、タルクなど)、などと混合し、常法により錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、丸剤、徐放剤等を調整することが出来る。経口液状製剤は、製薬学的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤、例えば精製水、エチルアルコールを含む。この組成物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。 非経口投与しての注射剤としては、無菌の水性又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤の希釈剤としては、例えば注射用蒸留水及び生理食塩水が含まれる。非水溶性の溶液剤、懸濁剤の希釈剤としては、例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物油、エチルアルコールのようなアルコール類、ポリソルベート80等がある。このような組成物は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(例えばラクトース)、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸)のような補助剤を含んでもよい。これらは例えばバクテリア保管フィルターを通す濾過、殺菌剤の配合又は照射によって無菌化される。これらはまた無菌の固体組成物を製造し、使用前に無菌水又は無菌の注射用溶媒に溶解して使用することもできる。 【0018】 以下本発明を、実施例にて詳細に説明するが、次の実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。 【実施例】 【0019】 (実施例1)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の調製1 アムラー乾燥果実を40メッシュ以下に粉砕し、その粉末80gに、蒸留水2Lを加え、55℃で3時間抽出した。その後、遠心分離(3000rpm、10分間)し、その上清を濾過し、抽出物と残渣を分離した。その残渣に蒸留水2Lを加え、同条件でもう1回繰り返し抽出し、それぞれの抽出液をあわせた後、凍結乾燥し、本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物A35.0gを得た。収率は43.8%であった。 【0020】 (実施例2)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の調製2 アムラー乾燥果実を40メッシュ以下に粉砕し、その粉末80gに、蒸留水2Lを加え、55℃で3時間抽出した。その後、遠心分離(3000rpm、10分間)し、その上清を濾過し、抽出物と残渣を分離した。その残渣に蒸留水2Lを加え、同条件でもう1回繰り返し抽出し、それぞれの抽出液をあわせて、減圧濃縮し、200mLとした。この濃縮液にエチルアルコールを加え、1Lになるように調製(最終エチルアルコール濃度80%)した後、4℃で24時間静置後、不溶性成分を沈殿させた。沈澱物を遠心分離で分離除去し、上清を減圧濃縮後、水1Lに再溶解し、濾過して不溶性成分除去後、濾液を凍結乾燥して本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物B12.5gを得た。 同様にして、エチルアルコールの終濃度が20%、40%、60%にして、本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物組成物C13.6g、D20.8g、E21.2gを得た。 【0021】 (実施例3)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の調製3 アムラー乾燥果実を40メッシュ以下に粉砕し、その粉末80gに、蒸留水2Lを入れ、55℃で3時間抽出した。その後、遠心分離し、その上清を濾過し、抽出物と残渣を分離した。その残渣に蒸留水2Lを入れ、同条件でもう1回繰り返し抽出し、それぞれの抽出液をあわせて、減圧濃縮し、200mLとした。この濃縮液に酢酸エチルを加え、500mLになるように調製(最終酢酸エチル濃度60%)し、よく攪拌後、4℃で24時間静置した後、酢酸エチル層を分離し、減圧濃縮後、濾液を凍結乾燥して本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物F12.5gを得た。 【0022】 (試験例1)STZ誘発糖尿病性腎症ラットの作製 ウィスター系雄性ラット(日本SLC、8週齢)に24.0%カゼイン、3.5%脂質、60.5%糖質を含む飼料を与え、1週間予備飼育した後、STZ(50mg/kg)をクエン酸バッファーに溶解して腹腔内注射した。その後も試験が終了するまで継続して上記飼料を与えた。STZを腹腔内注射したラットについて1週間後に尾静脈から採血し、血中グルコース値及び体重を測定して糖尿病性腎症誘発ラットの作製確認をした。 【0023】 (試験例2)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強効果の確認 平均体重がほぼ等しくなるように10匹/群となるようにSTZ誘発糖尿病性腎症ラットを4群に分けた。そして、下記条件に従って、20日間、上記飼料にて飼育した。尚、各脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物は、0.5%生理食塩液に懸濁したものを毎日強制経口投与した。試験終了時に採血を行い、得られた血液より、マウス/ラットアディポネクチンELISAキット(大塚製薬製)で血清アディポネクチン値を、また定法に基づき、血清グルコース値、血清グルコシル化蛋白値及び血清クレアチニン値を測定した。また、試験終了1日前からの一日量の尿を採取し、定法に基づき尿中蛋白値を測定した。それらの結果を表1に示す。 1)対照群:0.5%生理食塩液経口投与/試験開始時体重kg/日を経口投与したSTZ誘発糖尿病性腎症ラット群 2)産生増強組成物A20mg群:脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物A20mg/試験開始時体重kg/日を経口投与したSTZ誘発糖尿病性腎症ラット群 3)産生増強組成物A40mg群:脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物A40mg/試験開始時体重kg/日を経口投与したSTZ誘発糖尿病性腎症ラット群 4)産生増強組成物F投与群:脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物F20mg/試験開始時体重kg/日を経口投与したSTZ誘発糖尿病性腎症ラット群 【0024】 【表1】
*p<0.05対照に対して 【0025】 血清及び尿成分に関する脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の効果 表1に示すようにSTZによって糖尿病性腎症が誘発されたラットにおいて、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を投与した群では、対照群に比較して血清アディポネクチン値の上昇をした。また、血清グルコース値、血清グルコシル化蛋白値、血清クレアチニン値及び尿中蛋白値は低値を示し、糖尿病性腎症の改善が認められた。さらに、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物の投与量の増加に比して血清アディポネクチン値の上昇を認め、それと共にさらに血清グルコース値、血清グルコシル化蛋白値、血清クレアチニン値及び尿中蛋白値は低下し、血清アディポネクチン値の上昇に伴い糖尿病性腎症の改善も進んだ。このことから、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物投与より、アディポネクチンの産生が増強され、糖尿病性腎症を含む糖尿病、肥満、動脈硬化の改善及び予防をすることができることが示唆された。 【0026】 (実施例5)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有食品(錠菓)の調製 実施例1で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物A5g、乳糖30g、DHA含有粉末油脂(サンコートDY−5;太陽化学株式会社製)12g、ショ糖脂肪酸エステル4g、ヨーグルト香料4gを混合し、この混合物をロータリー式打錠機を用いて加圧成形して1錠が300mgの本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有飲食品(錠菓)を得た。 【0027】 (実施例6)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有飲料の調製 実施例2で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物B5g及び、1/5濃縮グレープフルーツ透明果汁2.1g、エリスリトール30g、クエン酸結晶2.5g、クエン酸三ナトリウム0.5g、L−アスコルビン酸0.5g、乳酸カルシウム1.93g、CCP0.15g、グレープフルーツ香料1.0を水に混合溶解して、全量を1000mlとし、それを100mlの瓶に充填し、キャップで密栓した後、90℃、30分間加熱殺菌をして、本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有飲食品を得た。 【0028】 (実施例7)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有飲料(野菜果汁混合飲料)の調製 実施例2で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物C1g及び、グアーガム分解物(サンファイバーR;太陽化学株式会社製)3gを市販の野菜果汁混合飲料100mlに添加混合溶解して、本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有飲食品(野菜果汁混合飲料)を得た。 【0029】 (実施例8)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有クッキーの調製 実施例2で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物D4g及び、市販のケーキミックス粉200gを容器に入れた後、バター35gを入れ、木杓子で混ぜ合わせた。それに溶き卵25gを加えて、なめらかな生地になるまで良く練った。小麦粉を振った台の上に生地を取り出し、さらに小麦粉を振って麺棒で5mmの厚さに伸ばし、丸型で抜き、それを170℃のオーブンで10分間焼いて、1個約5gの本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有クッキーを得た。 【0030】 (実施例9)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有ヨーグルトの調製 実施例2で脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物E10g、市販の脱脂乳(明治乳業社製。蛋白質含量34%)0.95kg、及び市販の無塩バター(雪印乳業社製)0.35kgを温水8Lに溶解し、均質化し、全量を10Lに調整した。次いで、90℃で15分間加熱殺菌し、冷却し、市販の乳酸菌スターター(ハンゼン社製)0.03kg(ストレプトコッカス・サーモフィラス0.02kg及びラクトバシラス・ブルガリクス0.01kg)を接種し、均一に混合し、100mlの容器に分注、充填し、密封し、37℃で20時間発酵させた後、冷却し、本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有ヨーグルトを得た。 【0031】 (実施例10)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有錠剤の調製 実施例3で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物F20g、結晶セルロ ース10g、トウモロコシデンプン27.5g、乳糖65g、ヒドロキシプロピルセルロース6.5gを混合し、顆粒化した。この顆粒化物にステアリン酸マグネシウム2.0gを加え、均一に混合し、この混合物をロータリー式打錠機を用いて加圧成形して一錠が130mgの本願発明の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有錠剤を得た。 【0032】 (実施例11)脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物含有経口流動食の調製 カゼインナトリウム(DMV社製)100g、卵白酵素分解物(太陽化学社製)85g、デキストリン(松谷化学社製)200g水2Lに溶解し、水相をタンク内に調製した。これとは別に、MCT(花王社製)90g、パーム油(不二製油社製)35g、サフラワー油(太陽油脂社製)35g、レシチン(太陽化学社製)1.4g、消泡剤(太陽化学社製)2gを混合溶解し、油相を調製した。タンク内の水相に油相を添加し、攪拌して混合した後、70℃に加温し、更に、ホモゲナイザーにより14.7MPaの圧力で均質化した。次いで、90℃で10分間殺菌した後、濃縮し、噴霧乾燥して、中間製品粉末約510gを調製した。この中間製品粉末500gに実施例2で得られた脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物C10g、デキストリン(松谷化学社製)390g、水溶性食物繊維(太陽化学社製)45g、少量のビタミンとミネラルおよび粉末香料を添加し、均一に混合して、脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有する経口流動食約950gを得た。 【0033】 本発明の実施態様ならびに目的生成物を挙げれば以下の通りである。 (1) アムラー又はその抽出物を含有することを特徴とする脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (2) アムラーの抽出物が、アムラー果実又は果汁から水、塩基、酸、親水性溶媒のいずれかにより抽出されていることを特徴とする前記(1)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (3) アムラーの抽出物が、アムラー果実又は果汁から水により抽出されていることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (4) 親水性溶媒がメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールの低級アルコール群より選ばれる1種類以上であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (5) アムラー果実又は果汁の抽出物、又は果汁から、有機溶媒により分画されていることを特徴とする前記(1)〜(4)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (6) 有機溶媒がメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールの低級アルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジエチルエーテル、メチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ヘキサン、アセトン、クロロホルムより選ばれる1種類以上であることを特徴とする前記(1)〜(5)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (7) アムラー果実又は果汁の抽出物、又は果汁から、エチルアルコールにより抽出し、エチルアルコール可溶分画を特徴とする前記(1)〜(6)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (8) エチルアルコールで分画する際のエチルアルコール濃度が、終濃度として20〜90%であり、そのエチルアルコール可溶化成分であることを特徴とする前記(7)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (9) エチルアルコールで分画する際のエチルアルコール濃度が、終濃度として40〜80%であり、そのエチルアルコール可溶化成分であることを特徴とする前記(7)又は(8)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (10) アムラー果実又は果汁の抽出物、又は果汁から、酢酸エチルにより抽出し、酢酸エチル可溶分画を特徴とする前記(1)〜(5)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (11) 酢酸エチルで分画する際の酢酸エチル濃度が、終濃度として20〜90であり、その酢酸エチル可溶化成分であることを特徴とする前記(10)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (12) 酢酸エチルで分画する際の酢酸エチル濃度が、終濃度として40〜80%であり、その酢酸エチル可溶化成分であることを特徴とする前記(10)又は(11)記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物。 (13) 前記(1)〜(12)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする飲食品。 (14) 前記(1)〜(12)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする医薬部外品。 (15) 前記(1)〜(12)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする医薬品。 (16) 前記(1)〜(12)いずれか記載の脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物を含有することを特徴とする飼料。 【産業上の利用可能性】 【0034】 本発明で得られたアムラー抽出物を含有する脂肪組織特異分泌蛋白産生増強組成物は、STZを投与して誘発させた糖尿病性腎症ラットへの投与試験で、脂肪組織特異分泌蛋白であるアディポネクチンの産生を増強し、糖尿病性腎症の改善効果示し、各種飲食品及び医薬品等に利用して、脂肪組織特異分泌蛋白産生を増強することによって、糖尿病、肥満及び動脈硬化、さらにはこれらに起因する糖尿病網膜症、糖尿病神経障害及び糖尿病性腎症などの糖尿合併症、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症を改善、治療、予防及びこれらの進展を抑制することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204181 【氏名又は名称】太陽化学株式会社 【住所又は居所】三重県四日市市赤堀新町9番5号
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| 【出願日】 |
平成16年8月20日(2004.8.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−56836(P2006−56836A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月2日(2006.3.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−241162(P2004−241162) |
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