| 【発明の名称】 |
パック用シート |
| 【発明者】 |
【氏名】関 真 【住所又は居所】香川県観音寺市出作町725番地 株式会社カナエテクノス内
【氏名】柳生 憲宏 【住所又は居所】香川県観音寺市出作町725番地 株式会社カナエテクノス内
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| 【要約】 |
【課題】取り扱いが容易であり、美容成分を有効に含有し、高い美容効果を有するパック用シートを提供する。
【解決手段】美容成分を含有し乾燥させた可溶性フィルム12と、可溶性フィルム12に積層された含水性のゲルシート14から成る。可溶性フィルム12は、使用時にゲルシート14が重ねられて水分により溶解し、美容成分が溶出して皮膚に供給されて美容効果を奏する。可溶性フィルム12の美容成分には、ビタミン類、α−リポ酸や、ユビデカレノン(CoQ10)と、血行促進作用を有するヘスピリジンあるいはルチンが含有されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 美容成分を含有し乾燥させた可溶性フィルムと、上記可溶性フィルムに積層されるゲルシートが設けられ、上記可溶性フィルムは上記ゲルシートの液体が移動して溶解し、美容成分が溶出することを特徴とするパック用シート。 【請求項2】 上記可溶性フィルムの上記美容成分には、ユビデカレノン(CoQ10)と、血行促進作用を有するヘスピリジンあるいはルチンが含有されていることを特徴とする請求項1記載のパック用シート。 【請求項3】 上記ユビデカレノン(CoQ10)は、上記パック用シートの0.001〜10重量%が含まれていることを特徴とする請求項1または2記載のパック用シートの包装構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、シート状に形成され顔のパック等に用いる美容用等のパック用シートに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、特許文献1に開示されているように、化粧用のゲル状材料をシート状に形成したものがある。このパック用シートは、キサンタンガム、コーカストビーンガム、水溶性溶剤及び水から形成されるゲルを用い、あらかじめシート状に形成されたパック剤である。 【特許文献1】特開平3−81213号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記従来の技術のようにあらかじめシート状に形成されたパック剤には、美容成分が含有されているが、水分を多く含むため、美容成分が流れて包装容器に付着し減少することがある。また、包装容器から取り出す際に手がぬれたりこぼれたりすることがあり、このことからも美容成分が減少し、また取り扱いが面倒であった。パック剤を乾燥した状態にして美容成分を保持させることが考えられるが、使用時に適正な水分を含有させることが困難であり、簡単な水分補給方法が無かった。 【0004】 この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、取り扱いが容易であり、美容成分を有効に含有し、高い美容効果を有するパック用シートを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、美容成分を含有し乾燥させた可溶性フィルムと、上記可溶性フィルムに積層された含水性のゲルシートが設けられたパック用シートである。上記可溶性フィルムは、上記ゲルシートの水分が移動して溶解し、美容成分が溶出して皮膚に供給され、高い美容効果を有する。 【0006】 また、上記可溶性フィルムの上記美容成分には、ビタミン類、α−リポ酸や、その他肌の抗老化活性剤として知られているユビデカレノン(CoQ10)と、血行促進作用を有するヘスピリジンあるいはルチンが含有されている。上記ユビデカレノン(CoQ10)は、上記パック用シートの0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜10重量%含まれている。 【発明の効果】 【0007】 本発明のパック用シートは、美容成分が含有された可溶性フィルムが乾燥しているために取り扱いが容易であり、使用時にはゲルシートの水分が含水量を適正に保ち、良好な密着性を有して高い美容効果を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態のパック用シート10は、可溶性フィルム12と含水性のゲルシート14が設けられ、使用時に二層構造とする。 【0009】 可溶性フィルム12は、水溶性であり、その成分はでんぷん、HPC、ゼラチン、寒天、糖等をベースに用いたフィルム等である。そして可溶性フィルム12には、種々の美容成分が含まれている。例えば、ビタミン類、α−リポ酸、その他美容成分としてCoQ10等が含有されている。CoQ10の含有量は例えば0.001〜10%程度である。CoQ10は、ユビデカレノンまたはユビキノンと称され、融点が48〜52℃の黄色から橙色の結晶性粉末であり、脂溶性である。水、メタノールにはほとんど溶けない。このCoQ10は、ミトコンドリア内の電子伝達系の構成成分であり、皮膚から浸透して、皮膚及び皮下組織の細胞に到達し、損傷されたミトコンドリア内の電子伝達系を賦活する。さらに、CoQ10は、優れた抗酸化作用を有する。これにより、老化のあらゆる徴候の処置または防止が可能であり、皮膚を良好な状態に整える。また、添加剤としてヘスペリジンあるいはルチンが含まれ、これにより血行が促進され、より効果的となる。その他の美容成分は保湿剤、美白剤、消炎剤、血行促進剤等である。可溶性フィルム12は、含水した状態で美容成分等を配合し成形された後、乾燥処理が施されて薄いシート状になっている。 【0010】 ゲルシート14は、ポリアクリル酸、CMC、寒天等をベースに用いた含水ゲルで作られている。例えば寒天をベースにした場合は、寒天1.5%(0.5〜5.0%)、キサンタンガム0.8%(0.01〜3.0%)、ローカストビーンガム0%(0〜3.0%)、フェノキシエタノール0.2%、1.3−ブチレングリコール4.0%(3.0〜4.0%)、グリセリン10(5.0〜40%)、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸ナトリウム0.3(0〜3.0%)、残りは精製水の組成で形成しても良い。 【0011】 また、ゲルシート14はポリアクリル酸またはポリアクリル酸塩をベースにした場合は、EDTA(エデト酸塩(エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム))0〜0.2%、酒石酸0〜1.0%、防腐剤0.01〜0.3%、架橋剤0.01〜1.0%、ポリアクリル酸Na1.0〜10%、CMC(カルボキシメチルセルロース)0〜10%、ポリアクリル酸0〜25%、ヒマシ油0〜1.0%、グリセリン5.0〜40%、増量剤0.1〜10%、吸水ポリマーなど0.01〜5.0%、及び水適量の組成で形成しても良い。 【0012】 ゲルシート14の形状は、例えばゆるやかに湾曲した雨滴形または繭形であり、一方の端部14aは直径が大きい円弧で形成され、端部14aから離れるに従いゲルシート14の幅が狭くなり、反対側の端部14bは直径が小さい円弧で形成されている。なお、ゲルシート14の形状は、適宜、三日月形や眉形その他の形状に形成し得るものである。なお、可溶性フィルム12は、ゲルシート14と同じ形状である。 【0013】 次にこの実施形態のパック用シート10の使用方法について説明する。可溶性フィルム12とゲルシート14は重ねあわせて、可溶性フィルム12側を顔等の皮膚16に貼り付けて用いる。可溶性フィルム12とゲルシート14は、あらかじめ製造工程で一つの袋に別々に収納されて出荷されてもよい。あるいは、別の製造工程で作られ、一つの収納袋や容器に可溶性フィルム12とゲルシート14が離間して収納され、この状態で出荷されてもよい。そして、可溶性フィルム12とゲルシート14を、使用直前に重ね合わせて使用する。可溶性フィルム12とゲルシート14を重ね合わせることにより、ゲルシート14の水分が可溶性フィルム12に移動し、可溶性フィルム12が溶けて美容成分が溶出すると共に、皮膚16に密着し、美容成分が皮膚16に浸透する。 【0014】 この実施形態のパック用シート10によれば、美容成分を含有している可溶性フィルム12が乾燥しているため、美容成分の損失や変質がなく、安定して保存することができる。また、包装容器から取り出す際に液体がこぼれたり手に付着したりすることがなく、取り扱いが容易である。使用時にはゲルシート14の水分が可溶性フィルム12に移動して可溶性フィルム14の含水量を適正に保ち、高い密着性を有して高い美容効果を得ることができる。可溶性フィルム12は水を含むと溶解して接着力が増し、皮膚16へ確実に密着し、美容成分と水分を効率よく皮膚16に吸収させるため、高い美容効果がある。 【0015】 なお、この発明のパック用シートは上記実施の形態に限定されず、可溶性フィルムとゲルシートの成分、形状、包装形態など、自由に変更可能である。例えば、可溶性フィルムに、植物抽出エキスを30%〜90%、好ましくは40%〜50%含有させ、シート状に成形して乾燥させたものでも良い。植物エキスとしては、アロエ、キャロット、キューカンバー、桃の葉、ホホバ、ラズベリーのうちの任意の1種以上の植物エキスを含有する。さらに、上記可溶性フィルムに、ラベンダー、ローズマリー、ハッカ、ヒノキ、カモミラ、バラ、カミツレのうちの任意の1種以上のハーブエキスを加えてもよい。 【0016】 また、可溶性フィルムは、水以外の溶剤で溶解するものでもよく、ゲルシートにこの溶剤が含まれていればよい。用途は、顔用以外に他の身体の部位用でもよく、また美容成分以外に鎮痛剤や消炎剤などが含有されたものでも良い。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】この発明の一実施形態のパック用シートの使用状態を示す斜視図である。 【図2】この実施形態のパック用シートの縦断面図である。 【図3】この実施形態のパック用シートの使用状態を示す正面図である。 【符号の説明】 【0018】 10 パック用シート 12 可溶性フィルム 14 ゲルシート 16 皮膚
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| 【出願人】 |
【識別番号】302060568 【氏名又は名称】株式会社カナエテクノス 【住所又は居所】香川県観音寺市出作町725番地
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| 【出願日】 |
平成16年8月18日(2004.8.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095430 【弁理士】 【氏名又は名称】廣澤 勲
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| 【公開番号】 |
特開2006−56804(P2006−56804A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月2日(2006.3.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−238439(P2004−238439) |
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