| 【発明の名称】 |
マッサージ装置及びその方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲秦▼ 忠世
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| 【要約】 |
【課題】各々の使用者(患者)の好みに合ってマッサージ効果の大きいマッサージを、簡単にかつ反復して行い得るマッサージ装置を提供する。
【解決手段】各々の患者に合わせて予め有資格者により入力されて作成された治療データを記録する携帯記録片1と、患者に刺激を与える刺激付与手段15と、携帯記録片1に記録された治療データに基いて刺激付与手段15の作動制御を行なうデータ読取制御手段3と、を備え、データ読取制御手段3は、携帯記録片1が接近又は挿入されることで携帯記録片1の治療データを読取可能なデータ読取部4を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各々の患者(d)に合わせて予め有資格者(e)により入力されて作成された治療データを記録する携帯記録片(1)と、該患者(d)に刺激を与える刺激付与手段(15)と、該携帯記録片(1)に記録された該治療データに基いて該刺激付与手段(15)の作動制御を行なうデータ読取制御手段(3)と、を備え、 上記データ読取制御手段(3)は、上記携帯記録片(1)が接近又は挿入されることで該携帯記録片(1)の上記治療データを読取可能なデータ読取部(4)を有することを特徴とするマッサージ装置。 【請求項2】 上記刺激付与手段(15)は、上記患者(d)の足部となる位置に設置されて、該患者(d)の身体を遠赤外線輻射熱にて温める遠赤外線部(2)を有する請求項1記載のマッサージ装置。 【請求項3】 有資格者(e)が、各々の患者(d)に合わせて治療データを入力して作成し、作成された該治療データを携帯記録片(1)に記録し、該携帯記録片(1)に記録された該治療データに基いて、マッサージ装置(10)を作動させることを特徴とするマッサージ方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、マッサージ装置及びその方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、マッサージ装置は、一般家庭,温泉施設,レジャー施設,スポーツ施設等において健康機器として使用されている。このようなマッサージ装置では、付属の操作器により、マッサージ装置の使用者の体調に合わせて、コース設定が行なえるようになっている。コースが決定されると、マッサージ装置は、予め設定されたプログラムに基いて、揉み玉等の刺激付与手段の動作モードやマッサージ部位,動作時間等を順次変更しつつマッサージを行なっていく。また、従来では、付属の操作器によって、マッサージの強さやマッサージの部位の選択もある程度まで好みで変更可能となっている。 【0003】 ところで、マッサージ装置の使用者は、患部(ツボ部)を正確かつ適度な強さに刺激できるものを求めており、各使用者の体格や好みに合わせて微調整が可能な機構を備えるものには高い評価を与える。そこで、従来、体格や好みの異なる不特定多数の使用者に対応可能な機構を備える種々のマッサージ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 特許文献1では、揉み玉の使用者側への突出量を一定に保ったまま揉み玉を上下方向に移動させることで、揉み玉が使用者から受ける圧力の上下方向の分布を求め、この圧力分布から肩位置を判別するようにしている。 【特許文献1】特開平6−190012号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記特許文献1のマッサージ装置では、圧力の検出は、機械的変位によって揉み玉が使用者から受ける圧力を検出するものであり、この方法では揉み玉が使用者から受ける微妙な圧力変化を検出することは困難であった。その結果、使用者の肩位置や腰位置を正確に判別することができず、患部(ツボ部)に揉み玉を正確に合わせるのは困難であった。 また、従来のマッサージ装置は、(知識に乏しい無資格者が操作する)健康機器であったため、誤った場所に強い刺激を与えないように、マッサージの強さの調節可能範囲は、弱い刺激レベルに留まっていた。これにより、患部(ツボ部)に揉み玉を正確に合わせたとしても、得られるマッサージ効果は小さいものとなっていた。また、従来では、マッサージ装置の操作器を操作して好みのコースやマッサージ強さを設定する作業が煩雑であった。 そこで、本発明は、各々の使用者(患者)の好みに合ってマッサージ効果の大きいマッサージを、簡単にかつ反復して行い得るマッサージ装置及びその方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するために、本発明に係るマッサージ装置は、各々の患者に合わせて予め有資格者により入力されて作成された治療データを記録する携帯記録片と、該患者に刺激を与える刺激付与手段と、該携帯記録片に記録された該治療データに基いて該刺激付与手段の作動制御を行なうデータ読取制御手段と、を備え、上記データ読取制御手段は、上記携帯記録片が接近又は挿入されることで該携帯記録片の上記治療データを読取可能なデータ読取部を有する。 また、上記刺激付与手段は、上記患者の足部となる位置に設置されて、該患者の身体を遠赤外線輻射熱にて温める遠赤外線部を有する。 【0006】 また、本発明に係るマッサージ方法は、有資格者が、各々の患者に合わせて治療データを入力して作成し、作成された該治療データを携帯記録片に記録し、該携帯記録片に記録された該治療データに基いて、マッサージ装置を作動させるものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明は、次のような著大な効果を奏する。 本発明に係るマッサージ装置は、人によって異なる患者の患部(ツボ部)の正確な位置を特定できると共に、有資格者の自己責任においてその患部(ツボ部)に強い刺激を与えることができる。これにより、医療機具として、患者の好みに合い、かつ、専門的に判断しても適切なマッサージ条件でマッサージを行なうことができ、患者に大きなマッサージ効果を与えることができる。 【0008】 また、マッサージ条件の設定作業が煩雑になることがない。また、全く同一のマッサージ条件にて、反復してマッサージを行ない得る。 また、複数の(病院)施設に本発明のマッサージ装置を設置した場合、患者が携帯記録片を持ち運ぶことにより、患者はどの(病院)施設においても全く同一の条件でマッサージを容易に受けることができる。 また、遠赤外線部により、患者の交感神経と副交感神経とのバランスを調節して患者にリラックス効果を与えることができ、熱と揉み,振動等で、複合的に患者を癒すことができる。 【0009】 また、本発明に係るマッサージ方法は、人によって異なる患者の患部(ツボ部)の正確な位置を特定できると共に、有資格者の自己責任においてその患部(ツボ部)に強い刺激を与えることができる。これにより、従来と比較して、患者の好みに合い、かつ、専門的に判断しても適切なマッサージ条件でマッサージを行なうことができ、患者に大きなマッサージ効果を与えることができる。 また、マッサージ条件の設定作業が煩雑になることがない。また、全く同一のマッサージ条件にて、反復してマッサージを受けることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。 図1に於て、本発明の実施の一形態に係るマッサージ装置10は、主に病院で使用される。そして、マッサージ装置10を使用する患者(使用者)dは、病院のマッサージ会員となって、定期的に、個人の好みに合ったマッサージを受けることができるようになっている。 患者dがマッサージを受ける病院のシステムについて説明すると、この病院内には、治療データ入力室30や一般治療室31が設けられている。このうち、一般治療室31には、本実施形態に係るマッサージ装置10が設置されている。また、治療データ入力室30は、マッサージ装置10の使用時に必要な治療データの作成や変更を行なうための部屋であり、この部屋には、マッサージ条件設定装置20が設置されている。 ここで、治療データとは、各患者dごとに作成されるデータであって、会員番号,氏名等の患者情報と、マッサージ部位,マッサージの強さ等のマッサージ条件から成っている(詳細は後述する)。 患者dは、初めて病院に行った場合、まず治療データ入力室30で治療データの作成を行なってもらう。そして、一般治療室31において、治療データに基いたマッサージを受ける。 病院に行くのが2回目以降である場合、患者dは、治療データ入力室30に行かなくてもよく、一般治療室31においてマッサージを受けることができるようになっている。 【0011】 図1〜図4に於て、マッサージ装置10について説明すると、マッサージ装置10は、各々の患者dに合わせて予め有資格者eにより入力されて作成された治療データを記録する携帯記録片1と、患者dに刺激を与える刺激付与手段15と、携帯記録片1に記録された治療データに基いて刺激付与手段15の作動制御を行なうデータ読取制御手段3と、を備えている。このうち、刺激付与手段15及びデータ読取制御手段3は、背もたれ部21と、座部23と肘掛け部22と、足差込溝部24,24を有する足ユニット8と、を備えた椅子状のマッサージ装置本体25に設けられている。 なお、本発明において有資格者eとは、人にマッサージ治療を行なう資格を有する人のことをいい、例えば専門のインストラクタ,マッサージ師,接骨院の医師等である。 【0012】 携帯記録片1は、例えばICメモリチップ,ICメモリカード,磁気カード,光磁気カード等から成り、ポケットサイズで持ち運びできるものである。携帯記録片1は、最初に治療データが記録されると、その後は、患者dによって所有される。そして、各患者dが病院でマッサージを受ける際に、この携帯記録片1を持参するようになっている。 治療データは、上述のように、患者情報とマッサージ条件から成っている。詳しく述べると、患者情報としては、例えば会員番号,氏名,年齢,性別,生年月日,血液型,職業,住所,電話番号,来院記録(来院名,来院回数,来院日時の履歴),現在患っている病気等の情報が挙げられる。また、マッサージ条件としては、例えばマッサージの種類(指圧,揉み,たたき,振動),マッサージ部位(首,肩,背中,腰,足等の患部)、マッサージの強さ,マッサージ部位の順序,マッサージ時間,マッサージの速度,背もたれ部21のリクライニングの角度等が挙げられる。 【0013】 椅子状のマッサージ装置本体25は、表面を覆っている外皮の一部が特殊材料にて形成されている。具体的には、図2に示すように、背もたれ部21のうち、腰位置から肩位置にかけた領域Aの外皮が、高純度(炭酸カルシウムを99.5%以上含む)の石灰石を加熱加工して作成した合成ゴムに特殊な金属を練り込んだ材料にて、形成されている。この特殊材料は、ミクロ単位の無数の気泡(体積比率で90%以上の独立気泡)を内包した構造となっており、波長4〜25μmの遠赤外線を発するようになっている。この特殊材料は、人のがん細胞を弱体化させる機能を有する。これにより、マッサージ装置本体25に座ってマッサージを受ける患者dのがん発生を抑制したり、がん細胞を弱体化させることが可能となっている。 【0014】 刺激付与手段15は、上部マッサージ機構部6と、下部マッサージ機構部7と、遠赤外線部2と、を有している。 上部マッサージ機構部6は、背もたれ部21内部に配設され、首,肩,背中,腰にある患部(ツボ部)のマッサージを行なう。この上部マッサージ機構部6は、例えば 0.1〜 1.0mm刻みでマッサージ部位を設定できるようになっている。また、マッサージの強さは、例えば10〜20段階に調整可能となっている。 下部マッサージ機構部7は、足ユニット8に設置され、膝から下のマッサージを行なう。この下部マッサージ機構部7は、複数の揉み部7a…を有し、各揉み部7aが独立してマッサージ部位,マッサージの強さを設定できるようになっている。 【0015】 データ読取制御手段3は、肘掛け部22の内部に配設されている。このデータ読取制御手段3は、制御部9と、携帯記録片1が肘掛け部22の前面側から挿入されることで携帯記録片1の治療データを読取可能なデータ読取部4と、を有している。 制御部9は、上部マッサージ機構部6,下部マッサージ機構部7,遠赤外線部2,及びデータ読取部4と電気的に接続されている。そして、制御部9は、データ読取部4で読み取った携帯記録片1の治療データに基いて上部マッサージ機構部6,下部マッサージ機構部7,遠赤外線部2を制御する。 また、遠赤外線部2は、患者dの足部となる位置に設置されて患者dの身体を遠赤外線輻射熱にて温めるようになっている。より具体的には、この遠赤外線部2は、遠赤外線輻射熱を利用する板状のヒーターであり、例えば波長9〜10μmの遠赤外線が使用される。また、遠赤外線部2は、足ユニット8の各足差込溝部24において、人の足裏となる位置(足裏部2a)とふくらはぎとなる位置(ふくらはぎ部2b)の2箇所(両足で計4箇所)に配設されている。 足裏部2aは、人の足裏のうち、特に湧泉(足裏ツボ)となる位置へ遠赤外線を照射するように構成されている。これにより、患者dの全身細胞へ、遠赤外線の効果が素早く確実に広がるようになっている。また、足裏部2aは、マイナスイオンも発生するようになっている。 【0016】 次に、図1,図5〜図9に於て、治療データ入力室30に設置されるマッサージ条件設定装置20について説明する。 マッサージ条件設定装置20は、図5に示すように、設定装置本体26と、データ入力装置5と、を備えている。設定装置本体26は、図2及び図4で示したマッサージ装置10のマッサージ装置本体25と外形が略同形状であり、マッサージ装置本体25と同様の構成の刺激付与手段15(上部マッサージ機構部6,下部マッサージ機構部7,遠赤外線部2)を備えている。 また、設定装置本体26は、データ入力装置5からの入力に基いて刺激付与手段15の作動制御を行なうデータ読取制御手段28を備えている。このデータ読取制御手段28は、制御部29を有し、制御部29は、刺激付与手段15(上部マッサージ機構部6,下部マッサージ機構部7,遠赤外線部2)及びデータ入力装置5と電気的に接続されている。 【0017】 データ入力装置5は、設定装置本体26に座った患者dとコミュニケーションをとりながら、有資格者eが操作し、携帯記録片1に治療データを入力したり、携帯記録片1に記録されている治療データを書き換えたりする装置である。 このデータ入力装置5は、図6に示すように、CRTモニタ,液晶モニタ等の表示部12と、携帯記録片1が差込まれる部分である装填部11と、詳細設定部27と、を有している。 表示部12は、図8及び図9に示すように、設定装置本体26のマッサージ条件の設定状況や、携帯記録片1に記録されている治療データ(患者情報,マッサージ条件)を表示する。 【0018】 装填部11には、治療データが記録されていない携帯記録片1、若しくは、治療データの書き換えを行なう携帯記録片1が挿入される。 詳細設定部27は、図9の詳細設定モードにおいて、各患者dに合わせたマッサージ条件の詳細を決定するために使用される。この詳細設定部27は、図1,5,7及び図9に示すように、マッサージ強さを調整する調整つまみ17と、探査スイッチ16と、位置決めスティック13と、位置決めスティック13の上端部に設けられた決定ボタン14と、を有している。 位置決めスティック13は、表示部12上のカーソル19を移動させると同時に、刺激付与手段15を作動させて適切なマッサージ部位を特定するために設けられている。 探査スイッチ16は、押されている間だけ、刺激付与手段15を作動させて患者dに刺激を与える。 調整つまみ17は、マッサージの強さを最低値から最高値の間で細かく(例えば10〜20段階)設定するために使用される。 【0019】 次に、図1,2,4〜6,8及び図9を参照して、上述のマッサージ条件設定装置20及びマッサージ装置10を使用した本実施形態に係るマッサージ方法を順を追って説明する。 まず、図1に示すように、治療データ入力室30において、有資格者eが、各々の患者dに合わせて治療データを入力して作成する。 具体的には、患者dを設定装置本体26に座らせる。そして、図6に示すように、携帯記録片1をデータ入力装置5の装填部11に差込んでセットする。この際、患者dが既に治療データが記録された携帯記録片1を所有しており、この治療データを変更する場合には、携帯記録片1を患者dから受け取る。また、患者dが携帯記録片1を所有していない場合には、新しい(治療データが記録されていない)携帯記録片1を用いる。 【0020】 次に、図8の『治療データチェックモード』で患者dの患者情報の確認(設定,変更)を行なった後、図9の『詳細設定モード』に切り換えて、その患者dのマッサージ条件の詳細を決定する。 具体的には、図1,5,7及び図9に示すように、有資格者eが表示部12を見ながら詳細設定部27の位置決めスティック13を操作して表示部12上のカーソル19を移動させる。この際、設定装置本体26の刺激付与手段15は、位置決めスティック13の動きに連動して作動し、マッサージ部位が変更される。そして、有資格者eは、患部(ツボ部)と思われる座標位置で探査スイッチ16を押す。すると、有資格者eが探査スイッチ16を押した間だけ刺激付与手段15は患者dに刺激を与える。有資格者eは、探査スイッチ16を押したときの患者dの反応を確認し、コミュニケーションをとる。そして、患部(ツボ部)の座標位置がずれていると判断すれば、有資格者eは、一旦探査スイッチ16を押すのをやめて、再度位置決めスティック13を動かしてマッサージ部位を変更する。この作業を繰り返して正確な患部(ツボ部)の座標位置を特定する。 【0021】 次に、その患者dの患部(ツボ部)の座標位置で探査スイッチ16を押し、刺激付与手段15で患部(ツボ部)に刺激を与えながら、調整つまみ17を回してマッサージ強さを調整する。有資格者eは、調整つまみ17を回してマッサージ強さが変化したときの患者dの反応を確認し、コミュニケーションをとる。そして、有資格者eの責任において、最適なマッサージ強さを決定ボタン14を押して決定する。さらに、その患部(ツボ部)の座標位置でのマッサージの時間,マッサージの種類等も合わせて決定する。 このようにして一つのマッサージ部位18とその位置におけるマッサージ強さ,マッサージ時間,マッサージの種類等が決定される。 そして、上述した操作を繰り返して、多くのマッサージ部位18…とその位置におけるマッサージ強さ,マッサージ時間,マッサージの種類等を決定してゆき、その患者dに合わせた適切なマッサージ条件が決定される。 適切なマッサージ条件が決定されて治療データが作成されると、有資格者eは、その作成された治療データを携帯記録片1に記録する。 【0022】 患者dは、図1,2,4に示すように、有資格者eから治療データが記録された携帯記録片1を受け取ると、治療データ入力室30を出て一般治療室31に向かう。 そして、一般治療室31において、携帯記録片1に記録された治療データに基いて、マッサージ装置10を作動させ、患者dはマッサージを受ける。より具体的には、患者dは、まずマッサージ装置本体25のデータ読取部4に携帯記録片1を挿入し、マッサージ装置本体25に座る。すると、データ読取部4は、携帯記録片1の治療データを読み取り、制御部9が、携帯記録片1の治療データに基いて刺激付与手段15(上部マッサージ機構部6,下部マッサージ機構部7,遠赤外線部2)を制御し、作動させる。患者dは、自身でマッサージ条件の設定を行なう必要もなく、好みに合った適切なマッサージを受けることができる。 【0023】 初めて患者dがマッサージを受けた後、携帯記録片1は患者dの診察券代わりに使用される。そして、携帯記録片1は患者dが所有し、2回目以降のマッサージでは、患者dが携帯記録片1を持参する。2回目以降のマッサージでは、患者dは一般治療室31において適切なマッサージをすぐに受けることができる。 なお、患者dが治療データ(マッサージ条件)を変更したい場合には、その都度、治療データ入力室30のマッサージ条件設定装置20を使用して、携帯記録片1に記録された治療データを書き換えればよい。 【0024】 以上のようにしてマッサージが行なわれるが、もう一度上述したマッサージ方法について簡潔に述べると、本発明に係るマッサージ方法は、有資格者eが、各々の患者dに合わせて治療データを入力して作成し、作成された治療データを携帯記録片1に記録し、携帯記録片1に記録された治療データに基いて、マッサージ装置10を作動させるものであるといえる。 【0025】 次に、図10及び図11は、本発明の他の実施形態を説明するための斜視図である。 他の実施形態では、携帯記録片1の治療データを作成する際に、上述した構造のマッサージ条件設定装置20を使用せず、別の方法にて、治療データのマッサージ条件を決定する場合を例示している。 具体的に説明すると、この他の実施形態の場合、有資格者eが直接に患者dの身体に触れて患者dとコミュニケーションをとりつつ、患部(ツボ部)の正確な位置を探すようにする。このため、患者dの好みに合い、かつ、専門的に判断しても適切なマッサージ部位,マッサージ強さ等のマッサージ条件が、容易に判断できる。 【0026】 そして、有資格者eがマッサージ部位とその位置におけるマッサージ強さ等のマッサージ条件を決定すると、その場所に被検出片41を取付ける。この被検出片41は、例えば磁気を帯びており、その磁気の強さによって10〜20種類のものが存在する。この磁気の強さで種類分けするのは、例えばマッサージ強さで種類分けするためであって、有資格者eが適当なマッサージ強さとなるものを選択する。そして、有資格者eは、必要な数だけの被検出片41…を患者dに取り付けるようになっている。 上述した被検出片41…は、マッサージ条件特定用椅子40によって認識され、マッサージ条件が読み取られる。 【0027】 具体的にマッサージ条件特定用椅子40について説明すると、このマッサージ条件特定用椅子40は、マッサージ装置10の椅子状のマッサージ装置本体25と略同形状であり、背もたれ部43と足ユニット44を備えている。そして、背もたれ部43及び足ユニット44には、検出部42…が設けられている。 検出部42…は、マッサージ条件特定用椅子40に患者dが座った状態に於て、患者dに取り付けられた被検出片41…の磁気を検出する。 検出部42…で検出された被検出片41…の情報は図示省略のデータ入力装置に送信され、そのデータ入力装置において、マッサージ部位,マッサージ強さ等のマッサージ条件が確認される。そしてそのデータ入力装置において、治療データが作成されると共に携帯記録片1にその治療データが記録される。 【0028】 なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、本実施形態では、図2のマッサージ装置本体25のデータ読取部4を、携帯記録片1が肘掛け部22の前面側から挿入されることで携帯記録片1の治療データを読取可能となるように構成したが、本発明はこれに限らず、データ読取部を、携帯記録片が肘掛け部に接近されることで携帯記録片1の治療データを読取可能となるように構成するも好ましい(図示省略)。この場合、患者dは、図12に示すように、予め、袋部36を有する保持バンド35を腕(手首)に取り付け、かつ、その袋部36に携帯記録片1を収納しておけばよい。このようにすれば、患者dがマッサージ装置本体に座り、手を肘掛け部に載せるだけで、データ読取部によって、携帯記録片1の治療データが読み取られ、患者dはマッサージを受けることができる。 【0029】 また、上述の実施形態では、患者dが携帯記録片1を所有し、かつ、マッサージを受けるときに患者dが携帯記録片1を病院に持参する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、携帯記録片1をカルテ代わりとして病院に保管しておくも好ましい。 また、本実施形態では、マッサージ装置10のマッサージ装置本体25を椅子状としたが、本発明はこれに限らず、マッサージ装置本体をベッド状とするも好ましい。 【0030】 以上のように本発明に係るマッサージ装置は、各々の患者dに合わせて予め有資格者eにより入力されて作成された治療データを記録する携帯記録片1と、該患者dに刺激を与える刺激付与手段15と、携帯記録片1に記録された治療データに基いて刺激付与手段15の作動制御を行なうデータ読取制御手段3と、を備え、データ読取制御手段3は、携帯記録片1が接近又は挿入されることで携帯記録片1の治療データを読取可能なデータ読取部4を有するので、人によって異なる患者dの患部(ツボ部)の正確な位置を特定できると共に、有資格者eの自己責任においてその患部(ツボ部)に強い刺激を与えることができる。例えば、従来の健康機器としてのマッサージ装置と比較して、患部(ツボ部)に3〜10倍の刺激を与えることができる。これにより、医療機具として、患者dの好みに合い、かつ、専門的に判断しても適切なマッサージ条件でマッサージを行なうことができ、患者dに大きなマッサージ効果を与えることができる。特に、従来は汎用の装置であったが、本発明は、いわば「オーダーメイド」であり、各々の患者dに最適の治療を与えることが可能となる。 【0031】 また、携帯記録片1に記録された治療データに基いて刺激付与手段15の作動制御を行なうので、使用する携帯記録片1を変更するだけで、マッサージ装置10のマッサージ条件を設定変更することができる。これにより、マッサージ装置10の同じマッサージ装置本体25を複数の患者dが使用する場合にも、マッサージ条件の設定作業が煩雑になることがない。また、全く同一のマッサージ条件にて、反復してマッサージを受けることができる。 また、携帯記録片1をデータ読取部4に接近又は挿入することで治療データが読取可能なので、携帯記録片1の治療データをマッサージ装置10のデータ読取制御手段3に読み取らせるのも簡単である。 【0032】 また、複数の(病院)施設にマッサージ装置10を設置した場合、患者dが携帯記録片1を持ち運ぶことにより、患者dはどの(病院)施設においても全く同一の条件でマッサージを容易に受けることができる。 また、患者dの希望や有資格者eの判断によりマッサージ条件を変更する場合には、携帯記録片1の治療データを容易に書き換えることができる。 【0033】 また、刺激付与手段15は、患者dの足部となる位置に設置されて、患者dの身体を遠赤外線輻射熱にて温める遠赤外線部2を有するので、患者dの交感神経と副交感神経とのバランスを調節して患者dにリラックス効果を与えることができる。また、患者dの体内に蓄積された老廃物を汗と共に排出させることができ、血行や代謝を促進させることができる。従って、(熱と揉み,振動等で)複合的に患者dを癒すことができる。 【0034】 また、本発明に係るマッサージ方法は、有資格者eが、各々の患者dに合わせて治療データを入力して作成し、作成された治療データを携帯記録片1に記録し、携帯記録片1に記録された該治療データに基いて、マッサージ装置10を作動させるので、人によって異なる患者dの患部(ツボ部)の正確な位置を特定できると共に、有資格者eの自己責任においてその患部(ツボ部)に強い刺激を与えることができる。これにより、従来と比較して、患者dの好みに合い、かつ、専門的に判断しても適切なマッサージ条件でマッサージを行なうことができ、患者dに大きなマッサージ効果を与えることができる。 また、患者dの希望や有資格者eの判断によりマッサージ条件を変更する場合には、携帯記録片1の治療データを容易に書き換えることができる。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明の実施の一形態に係るマッサージ装置の病院での使用状態を示す一部破断斜視図である。 【図2】マッサージ装置の斜視図である。 【図3】足ユニットの正面図である。 【図4】マッサージ装置の構成を示す簡略図である。 【図5】マッサージ条件設定装置の構成を示す簡略図である。 【図6】データ入力装置の平面図である。 【図7】要部拡大斜視図である。 【図8】データ入力装置の表示部を示す説明図である。 【図9】データ入力装置の表示部を示す説明図である。 【図10】他の実施の形態を説明するための斜視図である。 【図11】他の実施の形態を説明するための斜視図である。 【図12】さらに別の実施の形態を説明するための斜視図である。 【符号の説明】 【0036】 1 携帯記録片 2 遠赤外線部 3 データ読取制御手段 4 データ読取部 10 マッサージ装置 15 刺激付与手段 20 マッサージ条件設定装置 d 患者 e 有資格者
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| 【出願人】 |
【識別番号】598103716 【氏名又は名称】有限会社 健康百二十才
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| 【出願日】 |
平成17年6月9日(2005.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080746 【弁理士】 【氏名又は名称】中谷 武嗣
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| 【公開番号】 |
特開2006−340891(P2006−340891A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月21日(2006.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2005−169229(P2005−169229) |
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