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【発明の名称】 マッサージと吐出との一方または双方を行う器具
【発明者】 【氏名】ロール・ティエボー

【氏名】フィリップ・ボネラ

【要約】 【課題】製品の吐出とマッサージ動作との一方または双方を行い得るような信頼性が高くかつ容易に使用し得る器具を提供すること。

【解決手段】マッサージと製品(P)の吐出との一方または双方を行う器具(1)であって、−特に化粧品といったような製品を収容するための容器(4)と、−この容器の上に取り付けられるハウジング(3)と、−このハウジングに対して取り付けられるマッサージ部材(2)と、−このマッサージ部材をハウジングに対して回転軸線(X)回りに回転駆動するための回転駆動手段(19)と、−容器の開口(11)とマッサージ部材との間を連通させる導管(5)と、を具備し、このような器具において、容器が、製品を収容し得るよう構成されているとともに、加圧下において製品を吐出し得るよう構成され、導管が、容器上に設置された吐出バルブ(9)の出口に対して連結されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッサージと製品(P)の吐出との一方または双方を行う器具(1)であって、
−特に化粧品といったような製品を収容するための容器(4)と、
−この容器の上に取り付けられるハウジング(3)と、
−このハウジングに対して取り付けられるマッサージ部材(2)と、
−このマッサージ部材を前記ハウジングに対して回転軸線(X)回りに回転駆動するための回転駆動手段(19)と、
−前記容器の開口(11)と前記マッサージ部材との間を連通させる導管(5)と、
を具備し、
このような器具において、
前記容器が、製品を収容し得るよう構成されているとともに、加圧下において製品を吐出し得るよう構成され、
前記導管が、前記容器上に設置された吐出バルブ(9)の出口に対して連結されていることを特徴とする器具。
【請求項2】
請求項1記載の器具において、
前記容器が、把持部材を形成し得るようにして、前記ハウジングに対して配置されていることを特徴とする器具。
【請求項3】
請求項1または2記載の器具において、
前記バルブの駆動部材(33,34)が、前記ハウジングの外形ラインを超えて突出していることを特徴とする器具。
【請求項4】
請求項3記載の器具において、
前記駆動部材が、レバーアームを有していることを特徴とする器具。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の器具において、
バルブステム(11)を押下することによって前記バルブを駆動するタイプの駆動手段を具備していることを特徴とする器具。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の器具において、
バルブステム(11)を傾斜させることによって前記バルブを駆動するタイプの駆動手段を具備していることを特徴とする器具。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の器具において、
前記導管が、特に前記回転軸線に対して一致している部分といったような、前記回転軸線に対して平行な部分(26)を有していることを特徴とする器具。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の器具において、
前記回転軸線が、前記容器の主要長手方向軸線(Y)に対して角度を有していることを特徴とする器具。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の器具において、
前記容器が、前記回転軸線に対して平行な主要長手方向軸線(Y)を有していることを特徴とする器具。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか1項に記載のまたは請求項9に記載の器具において、
前記ハウジングが、前記マッサージ部材の前記回転軸線に関して、互いに軸線方向反対側に位置した第1端部および第2端部を有し、
前記ハウジングの前記第1端部においては、前記容器が前記ハウジングに対して取り付けられ、
前記ハウジングの前記第2端部においては、前記マッサージ部材が前記ハウジングに対して取り付けられ、
前記容器が、前記出口と、前記容器の底壁(37)と、の間にわたって延在する軸線を有し、
この軸線が、前記回転軸線に対して平行なものとされていることを特徴とする器具。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の器具において、
前記容器が、前記ハウジングに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする器具。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の器具において、
前記マッサージ部材が、前記ハウジングに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする器具。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の器具において、
前記マッサージ部材が、着脱可能なヘッド(40)を備え、
このヘッドが、前記塗布表面を有していることを特徴とする器具。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の器具において、
前記駆動手段が、モータ(19)を備えていることを特徴とする器具。
【請求項15】
請求項14記載の器具において、
前記モータに対しては、例えば前記ハウジング内に収容された電池または電源コードといったようなバッテリ(20)によって、電力が供給され、
この電力供給が、制御デバイス(21)によって制御されていることを特徴とする器具。
【請求項16】
マッサージ部材(2)であって、
請求項1〜15のいずれか1項に記載された器具のハウジングに対して回転可能にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成されていることを特徴とするマッサージ部材。
【請求項17】
キット(100)であって、
−請求項1〜15のいずれか1項に記載された器具であるとともに、各々が様々な突起を有した複数のマッサージ部材を備え、これらマッサージ部材が、前記ハウジングに対して回転可能にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成されているような、器具と、
−各々が様々な製品を収容している複数の容器であるとともに、前記ハウジングに対して選択的にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成されている、複数の容器と、
を具備していることを特徴とするキット。
【請求項18】
身体の表面(S)上へと非治療的に化粧製品を適用するための方法であって、
−請求項17に記載されたキットを準備し、
−容器を選択し、
−ハウジング上へと、選択した容器を取り付け、
−身体に対して製品を適用し、
−製品を適用した身体領域に対して、回転駆動され得るマッサージ部材を使用して、マッサージを施す、
ことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法において、
前記選択した容器に応じて、マッサージ部材を選択することを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージと化粧品の吐出との一方または双方を行う器具に関するものであり、この場合、化粧品は、器具のハウジング上に取り付けられた容器内に収容されている。好ましくは、マッサージ動作は、この器具のマッサージ部材を回転させることにより、行われる。
【0002】
『化粧品』という表現は、1993年6月14日付けでのEC理事会指令第93/35/CEE号に規定された製品を意味するものとして、理解されたい。
【背景技術】
【0003】
特許文献1には、公知のマッサージデバイスが開示されている。このデバイスは、回転マッサージユニットを備えており、この回転マッサージユニットは、モータによって回転駆動されるものである。回転マッサージユニット上には、複数のボールが設けられている。マッサージデバイスは、ハウジング上に取り付けられている。ハウジングは、さらに、製品を収容した容器を受領している。製品は、チャネルを介してボールのところにまで供給可能とされている。容器は、一方向ダックビルバルブを備えている。このバルブは、このバルブが取り付けられているハウジングの中のチャンバの内部に減圧が形成された場合にのみ、開放され得るものとされている。そのような減圧は、チャンバと、このチャンバに連通したチャネルと、の間の相対的なサイズや形状に基づいて、チャンバ内に形成することができる。そのような減圧は、特に、チャンバ内へと部分的に押し込まれた状態から初期状態へと容器が復帰した際に、形成することができる。
【0004】
特許文献2には、皮膚の清浄化を行うためのデバイスが開示されている。このデバイスは、塗布すべき製品を収容したハンドルと、このハンドルの端部に対して取り付けられかつブラシの形態とされた回転アプリケータと、を備えている。ブラシに対しては、ハンドルの内部に対して連通した導管を介して、製品が供給されるようになっている。導管内へは、製品は、重力によって流入する。導管には、複数の開口が形成されている。複数の開口は、ブラシの表面全体にわたって分散配置されている。ブラシを回転駆動し得るよう、ブラシの背面側に設置されたスプリングが、コードを引っ張ることによって圧縮される。スプリングの巻き戻し力によって、ブラシが回転駆動される。スプリングが完全に巻き戻された時点で、ブラシの回転が停止する。このため、その時点で塗布が終了していなければ、コードを再び引っ張らなければならない。
【0005】
従来技術によるマッサージデバイスにおける問題点は、容易に把持し得ないことであり、さらに、適用製品を容易に選択し得ないことであり、さらに、マッサージ部材の回転を容易に制御し得ないことである。
【0006】
従来技術によるマッサージデバイスにおける他の問題点は、製品の吐出とマッサージ動作とを同時に行い得るようなあるいは製品の吐出とマッサージ動作とを互いに独立に行い得るような、信頼性が高くかつ容易に使用し得る手段を提供し得ないことである。さらに、従来技術によるデバイスにおいては、製品の吐出は、容器が完全充填状態でない場合には、不安定なものである。
【特許文献1】米国特許第3,994,290号明細書
【特許文献2】米国特許第3,932,909号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、マッサージと製品の吐出との一方または双方を行う器具であって、
−特に化粧品といったような製品を収容するための容器と、
−この容器の上に取り付けられるハウジングと、
−このハウジングに対して取り付けられるマッサージ部材と、
−このマッサージ部材をハウジングに対して回転軸線(X)回りに回転駆動するための回転駆動手段と、
−容器の開口とマッサージ部材との間を連通させる導管と、
を具備し、このような器具において、容器が、製品を収容し得るよう構成されているとともに、加圧下において製品を吐出し得るよう構成され、導管が、容器上に設置された吐出バルブの出口に対して連結されていることを特徴とする器具である。
【0008】
容器は、器具のための把持部材を形成し得るようにして、ハウジングに対して配置することができる。この場合、容器のうちの、吐出バルブとは反対側に位置した閉塞底部が、把持部材を構成することができる。
【0009】
バルブの駆動部材は、ハウジングの外形ラインを超えて突出することができる。駆動部材は、レバーアームを有することができる。特に、バルブの駆動は、バルブステムを押下することによって行うことができる。これに代えて、あるいは、これに加えて、バルブの駆動は、バルブステムを傾斜させることによって行うことができる。
【0010】
例えば、導管は、特に回転軸線に対して一致している部分といったような、回転軸線に対して平行な部分を有することができる。マッサージ部材が回転する際でも、この導管部分は、固定されたままである。これにより、動的なシールという問題点を制限することができる。特に、この導管部分は、第1導管部分に対して角度をなす第2導管部分に対して連結されており、第2導管部分は、バルブに対して連結されている。
【0011】
容器の主要長手方向軸線は、マッサージ部材の回転軸線に対して角度を形成することができる。これに代えて、容器の主要長手方向軸線は、マッサージ部材の回転軸線に対して平行なものとすることができる。
【0012】
例えば、ハウジングは、マッサージ部材の回転軸線に関して、互いに軸線方向反対側に位置した第1端部および第2端部を有し、ハウジングの第1端部において、容器を、ハウジングに対して取り付け得るとともに、ハウジングの第2端部において、マッサージ部材を、ハウジングに対して取り付けることができる。これにより、容器は、出口と、容器の底壁と、の間にわたって延在する軸線を有し、この軸線は、回転軸線に対して平行なものとされる。
【0013】
有利には、容器は、ハウジングに対して着脱可能に取り付けることができる。容器は、ハウジングのキャビティ内へのスナップ取付によって、所定位置に保持することができる。
【0014】
容器は、内部において隔室を形成する壁を有することができる。隔壁は、噴霧すべき製品と加圧ガスとの少なくとも部分的な混合物を収容する。
【0015】
有利には、容器は、容積が可変とされた2つの隔室を有することができる。その場合、第1隔室は、バルブと連通しているとともに噴霧対象製品を収容しており、第2隔室は、推進ガスを収容している。壁は、製品と推進ガスとの双方に対して不透過性のものとされる。
【0016】
有利には、マッサージ部材は、ハウジングに対して着脱可能に取り付けることができる。マッサージ部材は、塗布表面を有することができる。塗布表面は、特に中心から位置ズレしたところに配置された突起といったような、少なくとも1つの突起を有している。あるいは、塗布表面は、様々な形状および様々な高さとされた複数の突起を有している。
【0017】
マッサージ部材は、着脱可能なヘッドを備えることができ、このヘッドは、塗布表面を有することができる。よって、使用者は、選択されたマッサージ部材に応じて、様々な塗布を享受することができる。例えば、マッサージ部材は、輪郭効果の生成がマッサージの目的である場合には、発泡体パッドを有することができ、あるいは、ひげ剃りフォームを広げるためのブラシや皮膚の化粧落としを行うためのブラシの代替がマッサージの目的である場合には、一群をなす荒毛を有することができ、あるいは、表皮の外層の微視的皮膚剥離すなわち『ピーリング』が要望されている場合には、例えば樹脂または発泡体内に酸化アルミニウム粒子を組み込むことによって形成されたものといったような、摩擦性塗布表面を有することができる。
【0018】
マッサージ部材は、マッサージ部材内の凹所内に複数の回転可能ボールを着座させた構造を備えることができる。
【0019】
マッサージ部材は、弾性変形可能な部分を備えることができる。このような部分は、例えば、閉塞気泡を有した発泡体やあるいは弾性材料から形成することができる。これにより、マッサージ対象をなす身体領域に関する様々な表面特性に適応することができる。
【0020】
マッサージ部材の塗布表面は、対称軸線回りにおいて実質的に回転対称なものとすることができる。塗布表面は、駆動手段によって、対称軸線回りに回転駆動される。
【0021】
駆動手段は、モータを備えることができる。モータに対しては、例えばハウジング内に収容された電池または電源コードといったようなバッテリによって、電力が供給され、この電力供給は、制御デバイスによって制御される。モータは、アプリケータ部材を、直接的に回転駆動することができる。あるいは、モータは、アプリケータ部材を、例えば回転力伝達部材を介して間接的に回転駆動することができる。これにより、例えば、回転速度を減速させてトルクを増大させることができる。
【0022】
本発明の他の目的は、マッサージ部材であって、このマッサージ部材は、本発明による器具のハウジングに対して回転可能にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成される。
【0023】
本発明のさらなる目的は、キットであって、このキットは、本発明による器具を備えているとともに、複数の容器を備え、容器は、器具のハウジングに対して選択的にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成されている。このようなキットにおいては、複数の容器が様々な製品を収容していることが好ましい。
【0024】
キットは、複数のマッサージ部材を備えることができる。これらマッサージ部材は、ハウジングに対して回転可能にかつ着脱可能に取り付けられ得るよう構成することができる。これにより、例えば、要望されたマッサージ効果に応じて、使用者は、そのようなマッサージ効果を得るのに適した表面突起を有したマッサージ部材を選択する。このようなキットにおいては、複数のマッサージ部材が様々な表面突起を有していることが好ましい。
【0025】
さらに、本発明は、身体の表面上へと非治療的に化粧製品を適用するための方法であって、
−上述したようなキットを準備し、
−容器を選択し、
−ハウジング上へと、選択した容器を取り付け、
−身体に対して製品を適用し、
−製品を適用した身体領域に対して、回転駆動され得るマッサージ部材を使用して、マッサージを施す、
ことを特徴とする方法を開示するものである。
【0026】
このような方法においては、使用者は、好ましくは、選択した容器に応じて、器具ハウジング上に取り付けることとなるマッサージ部材を選択する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読むことにより、明瞭となるであろう。以下の説明は、例示のためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0028】
図1は、本発明による器具1を示している。図1においては、マッサージ部材2が、ハウジング3から取り外された状態で図示されている。ハウジング3は、容器4上に取り付けられる。容器4内に収容された製品Pは、マッサージ部材2の塗布表面へと連通する少なくとも1つの導管5を介して、マッサージ部材2を通して、マッサージ部材2の少なくとも1つの導出開口7から吐出され得るものとされている。
【0029】
容器4は、液体状態またはペースト状態とされた製品Pを、収容し得るとともに、加圧下で吐出し得るものとされている。容器4は、いわゆる『エアロゾル』である。そのような容器4は、導管すなわちチャネル5内へとさらにはマッサージ部材2を通して、製品Pを吐出し得るよう、機能する。
【0030】
容器4は、好ましくは金属またはプラスチックから形成されたものといったような、剛直な外側チャンバ8を備えている。容器4は、さらに、例えば巻締といったような手法によって外側チャンバ8上に所定に保持されたカップ10と、このカップ10上にその全体が取り付けられた吐出バルブ9と、を備えている。容器4により、バルブ9を開放状態に保持した際には、製品Pを、連続した流速でもって連続的に吐出することができる。
【0031】
チャンバ8は、製品と、推進ガスと、を収容することができる。吐出すべき製品の密度が推進ガスの密度よりも大きくかつ容器が直立状態とされている場合にすなわちバルブ9がチャンバ8よりも上側に位置している場合に、製品を吐出するには、吐出バルブ9のステム11を駆動した状態で、例えば浸漬チューブを使用するといったような手法によって、バルブ9に対して製品を連続的に供給しなければならない。
【0032】
例えば、どんな姿勢であったとしても製品を吐出可能とするためには、吐出すべき製品Pと、推進ガスとは、図2および図3に示すように、チャンバ8内において互いに個別的にパッケージングされる。この場合、容器4は、仏国特許出願公開第2841159号明細書に記載されているようなタイプのものとすることができる。
【0033】
これを行うため、図2に示すように、製品は、吐出バルブ9に対して連通したフレキシブル壁ポケット12内にパッケージングすることができる。推進ガスG2は、ポケット12の外表面と外側チャンバ8の内壁との間に形成された容積内にパッケージングされる。ポケット12の内容積は、第1隔室14を形成し、ポケット12の外側におけるチャンバ8の容積は、第2隔室15を形成する。
【0034】
これに代えて、図3に示すように、製品Pは、ピストン13を介することによって、推進ガスG2とは個別的に保持される。ピストン13は、外側チャンバ8の内表面に対して、密封的に当接しつつスライドし得るものとされている。これにより、容器4は、2つの隔室へと区分される。すなわち、吐出バルブ9に対して連通しておりかつ製品Pを収容している第1隔室14と、ピストン13と容器底壁との間に位置しておりかつ推進ガスG2を収容している第2隔室15と、へと区分される。
【0035】
このようなデバイスを使用して製品を吐出するには、ステム11を押圧することによりおよび/または傾斜させることにより、吐出バルブ9を開放状態とする。バルブ9のボディ16は、チャンバ8に対しての軸線方向位置が固定されているカップ10に対して例えばクリンピングといったような手法によって所定位置に保持されていることのために、外側チャンバ8に対しての軸線方向位置が固定されている。
【0036】
吐出バルブ9が解放されたときには、ポケット12に対してまたはピストン13に対して推進ガスG2によって印加された圧力が、製品Pに対して作用し、ポケットまたは第1隔室から吐出バルブ9を通して製品Pを吐出させる。
【0037】
その場合、製品Pは、ペーストという形態でもって吐出させることができる。製品Pは、特に、クリームやゲルや液体といったような形態や、あるいは、スプレーといったような形態や、フォームといったような形態、でもって吐出させることができる。
【0038】
第1隔室14内においては、あるいは、ポケット12の内容積内においては、噴霧されるべき製品Pは、第1推進ガスG1すなわち高蒸気圧溶媒と混合することができる。一方、第2隔室15は、第2推進ガスG2を収容している。ポケット12の壁またはピストン13の壁は、製品に対してもまた双方の推進ガスに対しても、不透過性のものとされる。
【0039】
第1推進ガスG1は、例えば、炭化水素や、ジメチルエーテルや、これらの混合物、の中から選択される。第2推進ガスG2は、例えば、圧縮ガスまたは液化ガスとされ、例えば、プロパンの混合物や、ブタンの混合物や、イソブタンの混合物や、圧縮エアの混合物、とされる。
【0040】
ポケット12は、金属とプラスチックとの複合物から形成することができる。特に、アルミニウムとプラスチックとの複合物から形成することができ、アルミニウム層と、少なくとも1つの熱可塑性材料層と、を有することができる。熱可塑性材料は、特に、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、あるいは、ポリプロピレン、とされる。
【0041】
容器4は、ハウジング3を着脱可能に取り付け得るものとして、構成される。容器4は、例えば、図4に示すようにハウジング3に形成されたキャビティ17の内表面に対しての協働手段を使用したスナップ取付によって、所定位置に保持し得るよう構成される。特に、協働手段は、カップ10と外側チャンバ8との間の連結領域によって形成された環状ビードに対して協働するものとされる。変形例においては、容器4は、キャビティ17に対しての押圧嵌合によって、所定位置に保持することができる。
【0042】
さらに、図1に示すように、マッサージ部材2は、着脱可能なヘッド40を形成している。ヘッド40は、例えば、支持体41上のバヨネットタイプの手段を使用して所定位置に保持し得るよう構成される。これに代えて、ヘッド40は、支持体41上へのスナップ取付によって、所定位置に保持することができる。変形例においては、図4に示すように、ヘッド40は、例えば接着や熱融着といったような手法によって、支持体41に対して一体化される。
【0043】
マッサージ部材2は、図4に示すようにハウジング3の内部に設けられた駆動手段によって、ハウジング3に対して回転駆動され得るよう構成される。駆動手段は、バッテリ20によって電力供給を受けるモータ19を備えている。バッテリ20は、制御デバイス21に対して接続されている。制御デバイス21は、モータ19に対する電力供給を選択的にスイッチングすることができる。これにより、マッサージ部材2の回転駆動を、開始させたり、あるいは、停止させたり、することができる。バッテリ20は、少なくとも1つのセルによってあるいは複数のセルによって形成されており、ハウジング3内に収容されている。これに代えて、モータ19に対して、電源コードを使用して、電力を供給することもできる。
【0044】
制御デバイス21は、モータ19の回転速度を、複数の速度にわたって容易に選択することができる。制御デバイス21は、例えば、ハウジング3から突出したロータリーセレクタという態様とされた電気スイッチを構成することができる。この場合、例えば、電気スイッチは、3段階にわたって切り換えることができる。すなわち、『オフ』とされた第1位置と、第1回転速度に対応した第2位置と、第2回転速度に対応した第3位置と、にわたって切り換えることができる。特に、制御デバイス21は、連続的に可変とされた速度切換を行うことができる。これにより、モータ19の回転速度を連続的にかつ可変的に制御することができ、所望とされたマッサージ作用を、より詳細に制御することができる。特に、使用されているマッサージ部材2に応じて、および/または、マッサージ対象をなす皮膚表面に応じて、所望とされたマッサージ作用を、より詳細に制御することができる。
【0045】
モータ19は、マッサージ部材2に対して駆動力を伝達するための一連のギヤ23と協働している歯付きホイール22を、回転駆動する。実際、マッサージ部材2は、より詳細には、支持体41は、ギヤ群23の中の1つのギヤと係合している歯付き表面24を有している。ギヤ群23は、マッサージ部材の回転速度を低減するための手段を構成している。このような減速ギヤ23により、トルクを増大させることができる。
【0046】
歯付き表面24は、環状のものとされている。歯付き表面24の中心を通って、チャネル5が貫通している。チャネル5は、部分的には、ハウジング3の内部に配置されたチューブ25の内部に形成されている。チャネル5の第1端部26は、製品Pを吐出するためのバルブステム11の端部に対して、連結されている。チャネル5の第2端部27のところにおいては、チューブ25が、マッサージ部材2の取付スカート28に対して係合している、より詳細には、支持体41の取付スカート28に対して係合している。この取付スカート28は、歯付き表面24の内部に位置しているとともに、歯付き表面24に対して同中心的なものとされており、さらに、導出開口7に対して流体連通している。実際、取付スカート28は、マッサージ部材2の内部スペース29に対して露出している。内部スペース29は、例えば、支持体41とヘッド40との間に形成されている。これにより、塗布表面6を貫通して、内部スペース29と導出開口7とを連結している少なくとも1つの供給チャネル30が、横断している。図4に示すように、塗布表面6を貫通して、例えば供給チャネル30といったような複数の供給チャネルが横断している。これら供給チャネルは、一方においては、内部スペース29に対して露出しており、他方においては、対応する数とされた導出開口7に対して露出している。
【0047】
マッサージ部材2が回転駆動される軸線Xは、好ましくは、取付スカート28の内表面の回転対称軸線に対して対応しているとともに、端部26,27の間に位置したチューブ部分25の外周面の回転対称軸線に対して対応している。端部26,27間においては、チャネル5は、回転軸線Xに沿って延在した第1部分を形成している。
【0048】
マッサージ部材2を回転駆動した際には、取付スカート28が、ハウジング3に対して回転不可能に維持されているチューブ25に対して、回転駆動される。この目的のために、チューブ25とスカート28との間に、環状リングを設けることができる。これにより、一方の部材が他方の部材に対して回転した場合であっても、密封的な連結を維持することができる。
【0049】
器具1は、製品Pの吐出とマッサージ部材2の回転動作とを互いに独立に行い得るように、構成されている。この目的のために、好ましくは制御デバイス21の近傍箇所において、器具1は、ハウジング3の外形ラインを超えて突出しているバルブ駆動部材33を備えている。この駆動部材33は、ハウジング3から突出しているとともに、ハウジング3に対して相対移動することができる。これにより、バルブステム11に対して圧力を印加することができ、これにより、チャネル5内へと製品Pを容易に吐出させることができる。
【0050】
この例においては、図4に示す実施形態のように、バルブ9は、バルブ9のボディ16の長手方向軸線に対してバルブステム11を傾斜させることによって、開放し得るものとされている。その長手方向軸線は、好ましくは、容器4の主要長手方向軸線Yに一致するものとされる。その場合、容器4は、主要長手方向軸線Yが回転軸線Xに対して角度を形成するようにして、ハウジングに対して取り付けられる。
【0051】
したがって、チューブ25は、チューブとステムとが互いに対して角度を形成するようにしてこの例においては90°という角度を形成するようにして、ステム11上に設置される。よって、ステム11の駆動は、軸線Xに沿った向きにチューブ25を単に並進移動させることによって、得ることができる。この場合、並進移動は、軸線Xに沿って延在するチューブ部分であるとともにハウジング3から突出するチューブ部分でありさらにチャネル5を形成しているチューブ部分とは反対側に位置しているチューブ部分をチューブ25が有している限りにおいては、図示のように、直接的な態様で得ることができる。この場合、軸線Xに沿って延在しなおかつハウジング3を超えて突出するそのチューブ部分の端部31が、駆動部材33を構成する。
【0052】
これに代えて、特にステム11を軸線Y方向に駆動し得るようなレバーアームを備えたシステムを、設けることができる。そのようなレバーアームは、駆動部材31とステム11との間においてハウジング3内に配置される。
【0053】
図4に図示した実施形態に対しての代替可能な実施形態が、図5に示されている。図5においては、バルブボディ16に対してバルブステム11を押下することによって、バルブが開放されるものとされている。押しボタン33が、ハウジング3の外表面上において、容器4の長手方向軸線Y上に設けられている。よって、ハウジング3の押しボタン33を軸線Y方向に押下することによって、バルブ9を駆動することができる。押しボタン33は、チューブ25の端部26に対して下向き移動を伝達し得るようにして、さらに、ハウジング3内においてバルブステム11に対して下向き移動を伝達し得るようにして、ハウジング内に延在している。押しボタン33が押下されてバルブ9によりチャネル5内へと製品が流入した時でも、容器4は、ハウジング3に対しての軸線方向位置が固定状態に維持される。
【0054】
本発明による器具1の他の代替可能な実施形態においては、例えば図6に示すように、両軸線X,Yを、互いに平行なものとすることができる。その場合、容器4は、マッサージ部材2が取り付けられている方の端部とは軸線方向に反対側の端部において、所定位置に保持される。この場合、バルブ9の駆動は、下向き押圧によって得られる。この下向き移動は、この例におけるチューブ25のハウジング3内における軸線方向位置が固定されている限りにおいては、特に、ハウジング3に対しての容器4の相対移動によって得られる。
【0055】
このような器具1を使用して製品を吐出するには、使用者は、一方の手でハウジングの外表面を把持しなおかつ他方の手で容器4の外表面を把持した状態で、ハウジングと容器とを互いに近接させる向きに押し込む。これに代えて、使用者は、処理対象をなす皮膚領域に対して、塗布表面6を押し付けることができる。その場合、使用者は、選択された把持領域に基づいて、吐出される製品や他の適用態様を選択することができる。実際、使用者がハウジング3の外表面を把持した場合には、塗布表面6を皮膚に対して押圧したにしても、容器4は、ハウジング3に対しての軸線方向位置が固定状態に維持され、バルブ9は、閉塞状態に維持される。よって、製品は吐出されない。
【0056】
しかしながら、使用者が容器4の外表面を把持した場合には、器具1の塗布表面6を皮膚に対して押し付ける力に応答して、容器4は、ハウジング3のキャビティ17内へと部分的に押し込まれることができ、バルブ9を開放させて製品を吐出させることができる。
【0057】
この実施形態においては、制御デバイス21は、ハウジング3の側壁35から突出するように、構成されている。
【0058】
ハウジング3を超えて突出するようにして使用者が容器4の外表面を把持したとしても、ハウジング3に対しての容器4の並進移動だけを可能とし得るよう、容器4には、カラー36が設けられている。カラー36は、ハウジング3に対しての容器4の移動を案内するとともに制限するように、機能する。このカラー36は、側壁35と協働する。
【0059】
本発明による器具1のさらに他の代替可能な実施形態においては、図8および図9に示すように、マッサージ部材2の回転軸線Xは、容器4の主要長手方向軸線Yに対して、傾斜している。回転軸線Xは、主要長手方向軸線Yに対して、例えば、75°という角度でもって傾斜している。
【0060】
変形例においては、ハウジング3は、外側エンクロージャーを備えている。このエンクロージャーは、容器4を部分的に被覆するシェルを構成している。この例においては、駆動部材33は、ハウジングとは個別の部材とされている。駆動部材33は、ハウジングよりも外側に位置した部分を有している。この部分は、バルブステムの軸線に対して直交する軸線方向に移動可能とされている。これにより、バルブステム11を傾斜させることができる。バルブステムを駆動可能とし得るよう、駆動部材33は、バルブステム11上に配置された第1スカート50を介してバルブステムに対して、取り付けられている。駆動部材33は、第2スカート51を有している。第2スカート51は、第1スカートに対して連接されている。この第2スカート上に、チューブ25が連結されている。よって、チューブ25は、バルブステム11とマッサージ部材2とを連結している。これにより、バルブステム11は、チューブ25に対して流体連通状態に配置されている。
【0061】
この実施形態においては、チューブ25は、フレキシブルなものとされている。チューブ25は、器具のうちの、ハウジング3内に収容されている様々な部材の周囲を通過することができる。
【0062】
ハウジング3とは個別の部材として駆動部材33を形成していることにより、ハウジングの形成に際し、また、駆動部材の形成に際し、様々な材料を使用することができる。駆動部材33の2つのスカート50,51の内部を製品が流通する場合には、それらスカートは、製品に対して適合性を有した材料から形成されなければならない。しかしながら、製品がハウジング3に対しては接触しないことにより、ハウジングを、製品に対して適合性を有した材料から形成する必要はない。ハウジングは、使用可能な材質という点において、幅広い選択肢を有している。ハウジング3は、例えば、器具の美的外観に寄与し得るようなあるいは器具の美的外観を増強し得るような材料から形成することができる。
【0063】
この例においては、容器は、ハウジングに対してスナップ取付によって固定されている。よって、着脱可能なものとされている。
【0064】
図4〜図9に示すような様々な実施形態においては、容器4の側壁35は、好ましくは、円筒形状とされ、容器4は、軸線Y方向に関して、バルブ9を付帯したカップ10とは軸線方向反対側に、底壁37を備えている。底壁37は、閉塞されている。底壁37は、付加的には、プラグ38を有している。プラグ38は、図2および図3に示すように、このプラグ38を通してシリンジを使用して推進ガスG2が注入された際には、第2隔室15の加圧をもたらすことができる。
【0065】
本発明の様々な実施形態においては、底壁37と、側壁35の少なくとも一部とは、ハウジング3を超えて突出する。特に、側壁35の半分よりも大きな部分が、主要長手方向軸線Y方向に関して、ハウジング3を超えて突出する。よって、底壁37と、側壁35の一部とは、器具1に対する把持手段を形成する。
【0066】
さらに、容器4のうちの、ハウジング3によって覆われていない露出部分は、容器4をハウジング3に対して取り付けた状態において、側壁35に記載された製品や推奨使用態様に関する情報を使用者が読むことを可能とする。
【0067】
特に、器具1が完全に組み立てられていない使用待受状態においては、器具1の使用方法を知ることは、有効である。それは、特に、器具1が、図7に示すようにキット100という態様で供給されている場合である。キット100は、付加的には、例えばマッサージ部材2といったような複数のマッサージ部材を備えている。様々なマッサージ部材は、ハウジング3上に選択的にかつ着脱可能に取り付けられ得る様々な塗布表面を有している。キット100は、例えば容器4といったような様々な容器を備えている。様々な容器は、様々な製品を収容している。これら容器は、ハウジング3上へと、選択的にかつ着脱可能に取り付けることができる。
【0068】
処理対象をなす身体表面上へと器具1を使用して製品を適用する方法においては、選択された容器4内に収容されている製品に応じてマッサージ部材2を選択し、そのマッサージ部材をハウジング3上に取り付け、バルブ9を開放状態へと移行させる。これにより、塗布表面6のところへと製品を吐出することができ、身体に対して適用することができる。製品の適用後に、あるいは、製品の適用最中に、あるいは、製品の適用とは別に、使用者は、マッサージ部材の回転駆動によって、製品を適用した身体領域をマッサージすることができる。
【0069】
特に、回転駆動され得るようにしてハウジング3上に取り付けられ得るよう構成されるマッサージ部材は、例えば塗布表面6といったような様々な塗布表面を有することができる。それら塗布表面は、突起を有することができる、および/または、使用者の皮膚に対してマッサージ作用や清浄化作用をもたらし得る表面生地(あるいは、表面凹凸形状)を有することができる。
【0070】
マッサージ部材の塗布表面6は、天然のまたは合成のファイバ(織布、不織布、綿)や、天然のまたは合成のスポンジ、をベースとしたものとすることができる。あるいは、塗布表面6は、複数の材料から形成することができる。また、マッサージ部材に対しては、例えば抗菌特性や染色特性といったような特性を有した第2製品を含浸させることができる。
【0071】
図示の実施形態においては、塗布表面6は、熱圧着されたフォームブロックから形成されており、付加的には生地材料によってカバーされており、塗布表面6の全体にわたって規則的に配置された複数の突起39を有している。特に、塗布表面は、回転軸線Xを中心とした2つの同心円L,Lに沿って配置されている。そのようなアプリケータ部材は、例えば仏国特許第2 674 183号明細書および仏国特許第2 811 872号明細書の記載に従って、得られる。いくつかの突起に関しては、これら突起を貫通して、例えばチャネル30といったようなチャネルを形成することができる。塗布表面6に複数のチャネル30が設けられている場合には特に、チャネル30は、また、例えば突起39といったような突起から離間させることができる。この例においては、例えば突起39といったような突起は、ドーム形状のボスを形成する。
【0072】
特に、マッサージ部材の塗布表面6は、回転軸線Xに重ね合わせ得るような対称軸線に関し、実質的に回転対称性を有している。
【0073】
変形例においては、塗布表面6は、図10aに示すように、マッサージ部材2をハウジング3上に取り付けた状態で、回転軸線Xから位置ズレして配置された単一の突起39aを有している。
【0074】
変形例においては、塗布表面6は、図10bに示すように、様々な形状とされかつ様々な高さとされた複数の突起39を有している。
【0075】
図10cにおいては、塗布表面6は、ハウジング3上に保持され得るよう構成された支持体41と、この支持体41に対して着脱可能とされたヘッド40と、を備えることができる。支持体41とヘッド40とは、一緒になって、回転駆動され得るマッサージ部材2を構成している。支持体41上に取り付けられ得るよう構成された例えばヘッド40といったような様々なヘッドの各々は、様々な塗布表面を有することができる。この例においては、ヘッド40は、グルーブ42を有している。このグルーブ42は、スナップ取付によって、支持体41のスカート44の内表面上に形成されているグルーブ43に対して、係合し得るよう構成されている。スカート44は、取付スカート28とは逆向きに延出されている。
【0076】
ヘッド40は、発泡体から形成することができる、あるいは、弾性変形可能な材料から形成することができる。特に、例えばPVCやPUやEVAやニトリルやシリコーンやブチルやSISやSEBSやEPDM等といったような弾性体から形成することができる。
【0077】
好ましくは、塗布表面6は、弾性変形可能な部分を備えている。この弾性変形可能な部分は、例えば、弾性体から形成されている。これにより、皮膚に対して適用された際に、快適な感覚をもたらすことができる。塗布表面6は、少なくとも部分的には弾性変形可能な材料から形成することができ、例えばPVCやPUやEVAやニトリルやシリコーンやブチルやSISやSEBSやEPDM等から形成することができる。
【0078】
変形例においては、図10dに示すように、マッサージ部材2は、回転可能な複数のボール45を保持した構造を備えることができる。各ボール45は、マッサージ部材2の塗布表面6上の凹所46内に着座している。
【0079】
これに代えて、図10eに示すように、塗布表面6は、一群をなす荒毛47を備えることができる。荒毛47は、マッサージ対象をなす皮膚領域に対して適用し得るものとされている。この場合には、マッサージ部材は、ひげ剃りブラシのような態様で使用することができる。これにより、ひげ剃り前に顔上に適用された製品を泡状でもって広げることができる。
【0080】
変形例においては、マッサージの目的が皮膚からの化粧落としである場合には、塗布表面6は、摩擦性のものとすることができる。このような塗布表面は、例えば、樹脂または発泡体内に酸化アルミニウム製粒子を組み込むことにより、得られる。
【0081】
本明細書の全般にわたって、『1つのものを備えている』という表現は、特に指定しない限り、『少なくとも1つのものを備えている』と同義であると解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明による器具を示す部分分解図である。
【図2】本発明による器具を取り付け得るよう構成された容器を示す長手方向断面図である。
【図3】本発明による器具を取り付け得るよう構成された容器を示す長手方向断面図である。
【図4】本発明による器具を示す部分断面図である。
【図5】本発明による器具の他の実施形態を示す部分断面図である。
【図6】本発明による器具のさらに他の実施形態を示す部分断面図である。
【図7】本発明によるキットを示す斜視図である。
【図8】本発明による器具の他の実施形態を示す部分断面図である。
【図9】本発明による器具の他の実施形態を示す断面図である。
【図10a】本発明による器具に設置し得るマッサージ部材に関しての様々な塗布表面を示す図である。
【図10b】本発明による器具に設置し得るマッサージ部材に関しての様々な塗布表面を示す図である。
【図10c】本発明による器具に設置し得るマッサージ部材に関しての様々な塗布表面を示す図である。
【図10d】本発明による器具に設置し得るマッサージ部材に関しての様々な塗布表面を示す図である。
【図10e】本発明による器具に設置し得るマッサージ部材に関しての様々な塗布表面を示す図である。
【符号の説明】
【0083】
1 器具
2 マッサージ部材
3 ハウジング
4 容器
5 チャネル、導管
9 吐出バルブ
11 ステム、開口
19 モータ、回転駆動手段
20 バッテリ
21 制御デバイス
33 駆動部材
37 底壁
40 ヘッド
100 キット
P 製品
X 回転軸線
Y 主要長手方向軸線
【出願人】 【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
【出願日】 平成18年6月2日(2006.6.2)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武

【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆

【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦

【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉

【公開番号】 特開2006−334411(P2006−334411A)
【公開日】 平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願番号】 特願2006−154929(P2006−154929)