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【発明の名称】 ミスト機能付き浴室暖房装置
【発明者】 【氏名】伊藤 次郎
【住所又は居所】名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内

【要約】 【課題】壁掛け式のミスト機能付き浴室暖房装置として、ミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを簡単に防止できる構成を提供する。

【解決手段】本ミスト機能付き浴室暖房装置は、本体ケーシング1下部に暖房ユニットにおける循環ファン5の吹出し口11を設け、この吹出し口11よりも上側となる本体ケーシング1正面にミストユニットのミスト噴霧口13を設け、上記ミスト噴霧口13から噴霧されるミスト27の背面側に上記吹出し口11からの温風(風)によるミスト遮断空気流26が形成されるように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
暖房ユニットにおける循環ファンの吹出し口とミストユニットにおけるミスト噴霧口とが本体ケーシングに設けられ、この本体ケーシングが浴室内の壁面に壁掛け式に設置可能に構成されたミスト機能付き浴室暖房装置において、
上記ミスト噴霧口から噴霧されるミストの背面側にミスト遮断空気流を形成するように上記吹出し口が配置されることを特徴とするミスト機能付き浴室暖房装置。
【請求項2】
請求項1に記載のミスト機能付き浴室暖房装置において、
上記本体ケーシングには、その下部に上記吹出し口が設けられるとともに、この吹出し口よりも上側又は正面側に上記ミスト噴霧口が設けられるミスト機能付き浴室暖房装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のミスト機能付き浴室暖房装置において、
上記吹出し口には、送風方向を上下に変更可能な翼体が設けられているミスト機能付き浴室暖房装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のミスト機能付き浴室暖房装置において、
上記ミスト噴霧口は、ミスト噴霧方向を上下に変更可能に構成されているミスト機能付き浴室暖房装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のミスト機能付き浴室暖房装置において、
上記本体ケーシングは、浴室の出入口扉上の壁面に配設可能に構成されているミスト機能付き浴室暖房装置。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、暖房ユニットにおける循環ファンの吹出し口とミストユニットにおけるミスト噴霧口とが本体ケーシングに設けられ、この本体ケーシングが浴室内の壁面に壁掛け式に設置可能に構成されるミスト機能付き浴室暖房装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図4に示すように、従来、この種のミスト機能付き浴室暖房装置は、外部熱源機409に配管接続された熱交換器403及び浴室20内の空気を吸込み口412から吸込むとともに吹出し口413から吹き出させる循環ファン402を有する暖房ユニットと、外部熱源機409に配管接続された液々熱交換器406及び液々熱交換器406から導出された配管422の端末に設けたミスト噴霧口405を有するミストユニットとを備えるものである(特許文献1の図6参照)。
【0003】
そして、このミスト機能付き浴室暖房装置の本体ケーシング404は、浴室20内の壁面436に壁掛け式に設置され、この本体ケーシング404の下部には、前方側に上記循環ファン402の吹出し口413が設けられるとともに、この吹出し口413の後方側(壁側)に上記ミスト噴霧口405が設けられている。このようなミスト機能付き浴室暖房装置では、浴室20内を暖房すると同時にミストを噴霧することで、暖房された浴室20内にミストを充満させてミストサウナを楽しむことができる。なお、図4中、418は浴室換気を行う換気ファン、Rはミスト機能付き浴室暖房装置の動作指令を操作するリモコン、Hはミスト機能付き浴室暖房装置を制御する制御部である。
【特許文献1】特開2003−334230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような壁掛け式のミスト機能付き浴室暖房装置は、図5に示すように、吹出し口413から温風101を吹き出していると、ミスト噴霧口405から噴霧されたミスト100がその前方の温風101の流れにより本体ケーシング404下側の壁面側にも進出する。
そのため、上記ミスト機能付き浴室暖房装置の本体ケーシング404が浴室20の出入口扉25上の壁面436に配設される場合は、入浴者が入退室するために浴室20の出入口扉25が開放されると、この出入口21からミスト噴霧口405より噴霧されたミスト100が脱衣室24に漏れ出してしまう。すると、脱衣室24の壁や建具等がミスト100により湿り、壁等が傷むという問題が生じる。
【0005】
また、ミスト100が本体ケーシング404下側の壁面436あるいは出入口扉25へ進出しやすいことから、ミスト100が上記の壁面436や出入口扉25に接触して消滅する。しかも、ミスト100の前方に温風101が吹き出されるので、浴室20内にミスト100が行き渡り難い。そのため、浴室20内にはミスト100が十分に充満し難かったり、浴室20内のミスト状態が変化し、浴室20内部にミスト100を良好に浮遊させて快適なミストサウナを楽しむことが阻害され得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを簡単に防止できるようにしたミスト機能付き浴室暖房装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係るミスト機能付き浴室暖房装置は、暖房ユニットにおける循環ファンの吹出し口とミストユニットにおけるミスト噴霧口とが本体ケーシングに設けられ、この本体ケーシングが浴室内の壁面に壁掛け式に設置可能に構成されたミスト機能付き浴室暖房装置において、上記ミスト噴霧口から噴霧されるミストの背面側にミスト遮断空気流を形成するように上記吹出し口が配置されることを特徴とするものである。
これにより、吹出し口からの風によるミスト遮断空気流がいわばエアーカーテンとなってミスト噴霧口から噴霧されるミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを防止できる。しかも、上記ミスト遮断空気流によってミストが前方の浴室内に行き渡りやすくなる。
【0007】
(2)また、上記本体ケーシングには、その下部に上記吹出し口が設けられるとともに、この吹出し口よりも上側又は正面側に上記ミスト噴霧口が設けられてもよい。
これにより、ミスト噴霧口から噴霧されたミストよりも壁面側に吹出し口から吹き出された風がいわばエアーカーテンとなってミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを防止できる。しかも、上記ミスト遮断空気流によってミストが前方の浴室内に行き渡りやすくなる。
【0008】
(3)また、上記吹出し口には、送風方向を上下に変更可能な翼体が設けられてもよい。
これにより、ミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを防止しつつ、翼体によって吹出し口の風向きを変更することで、ミスト噴霧口から噴霧されるミストを吹出し口からの風に乗せて浴室内部の所望領域にミストを送り込むことができる。
【0009】
(4)また、上記ミスト噴霧口は、ミスト噴霧方向を上下に変更可能に構成されてもよい。
これにより、ミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することを防止しつつ、ミスト噴霧口のミスト噴霧方向を変更することで、ミスト噴霧口から噴霧されるミストを浴室内部の所望領域に送り込むことができる。
【0010】
(5)また、上記本体ケーシングは、浴室の出入口扉上の壁面に配設可能に構成されてもよい。
このものでは、本体ケーシング下側に浴室の出入口扉が配設されるが、吹出し口からの風がエアーカーテンとなってミストが本体ケーシング下側の出入口扉側へ進出することを防止できる。従って、出入口扉を開けてもミスト噴霧口から噴霧されるミストが出入口から隣接する脱衣室等に漏れ出ることを抑制することができる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明に係るミスト機能付き浴室暖房装置によれば、吹出し口からの風によるミスト遮断空気流がいわばエアーカーテンとなってミストが本体ケーシング下側の浴室の壁面側へ進出することが防止される。従って、本体ケーシングを浴室の出入口扉上の壁面に設置しても、ミスト噴霧口から噴霧されるミストが出入口扉を開けたときに隣接する脱衣室等に漏れ出ることが防止され、脱衣室等がミストの湿気で傷むことを防止できる。
【0012】
また、上記ミスト遮断空気流のエアーカーテンによって、ミストが浴室外へ漏れ出ること、ミストが浴室の壁面や出入口扉等と接触して消滅すること等が防止される。しかも、上記ミスト遮断空気流によってミストが前方の浴室内に行き渡りやすくなる。従って、浴室内に十分にミストを充満させ、且つミスト濃度の低下を抑制することができ、ミストを浴室内部に良好に浮遊させて快適なミストサウナを楽しむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施の形態によるミスト機能付き浴室暖房装置が浴室内の壁面に設置された状態の断面構成を示し、また、図2には、このミスト機能付き浴室暖房装置における本体ケーシングの外観構成を示す。
【0014】
図1に示すように、実施の形態によるミスト機能付き浴室暖房装置は、暖房ユニットと、ミストユニットとを備え、本体ケーシング1が浴室20内の壁面28に壁掛け式に設置されたものである。また、このミスト機能付き浴室暖房装置は、リモコン(図示せず)によって所望の運転操作を行うことができ、リモコンには、例えば、暖房スイッチ、ミストスイッチ、タイマースイッチ等の各種スイッチと、運転状態を表示する液晶表示画面等が設けられる。なお、リモコンは、例えば、赤外線通信等の無線通信手段により本体ケーシング1等に設けられた制御手段(図示せず)に所定の指令を送信できるように構成される。
【0015】
上記暖房ユニットは、外部熱源機3に配管30が接続された熱交換器4と、浴室20内の空気を循環させる循環ファン5とを有する。上記ミストユニットは、外部熱源機3に配管接続された液々熱交換器6と、この液々熱交換器6から導出する配管60の端末に接続されて浴室20内にミスト27を噴霧させるミスト噴霧口13とを有する。なお、ミストユニットは、上記液々熱交換器6を設けずに、ミスト噴霧口13を接続する配管60に外部熱源機3からの温水を供給するように構成してもよい。また、上記ミスト機能付き浴室暖房装置には、換気ファンを設けていないが、図4に示した従来のものと同様に本体ケーシング1内に換気ファンを設けて浴室20内の換気運転を行えるようにしてもよい。
【0016】
上記本体ケーシング1は、図2に示すように、横長矩形状に形成されており、その正面上側には上記循環ファン5の駆動により浴室20内の空気を本体ケーシング1内に吸込む吸込み口10が複数のスリットにより横長に形成され、また、本体ケーシング1下部には上記循環ファン5の駆動により本体ケーシング1内に吸込んだ空気を浴室20内に吹き出させる吹出し口11が横長矩形状に形成されている。
【0017】
また、上記吹出し口11には、吹出し口11から吹き出される空気の送風方向を上下に変更するためのルーバ(翼体)12が設けられている。このルーバ12は、吹出し口11の両側端に軸支されてその軸にモータ(駆動手段)から駆動入力することにより上下方向に揺動可能に構成されている。ルーバ12の揺動範囲は、特に限定されるものではないが、吹出し口11を塞ぐ位置から風案内面の面方向が下方を向く位置までの間を揺動するように設定される。
【0018】
例えば、暖房運転がオフであれば、ルーバ12は吹出し口11を塞ぐ位置に設定され、暖房運転がオンであれば、ルーバ12は吹出し口11を開放するいずれかの位置に固定設定されたり所定の揺動範囲を揺動するスイング設定される。従って、暖房運転(あるいは送風運転)で循環ファン5を駆動すると、吹出し口11から吹き出される空気(温風)は、ルーバ12の風案内面に沿った方向へ吹き出され、このルーバ12の揺動位置によって吹出し口11から吹き出される空気(温風)の送風方向を上下の所定位置に設定することができる。なお、この吹出し口11には、上記ルーバ12に加えて、風向きを左右に変更する案内板を設けてもよい。
【0019】
そして、本体ケーシング1内では、暖房ユニットの循環ファン5を駆動することにより吸込み口10から吹出し口11へ至る空気通路が形成され、この空気通路中に熱交換器4が配置されている。従って、開閉弁31を開弁して配管30を通じて外部熱源機3から熱媒体(温水)を熱交換器4に循環供給し、循環ファン5を駆動すると、浴室20内の空気が吸込み口10から本体ケーシング1内に吸込まれ、空気通路を流れる間に熱交換器4によって加熱され、吹出し口11から温風となって浴室20内に吹き出される(図1参照)。このようにして、浴室20内の暖房が行われる。なお、上記熱交換器4に熱媒体を供給することなく循環ファン5を駆動することで、送風運転することもできる。
【0020】
さらに、上記本体ケーシング1には、ミストユニットのミスト噴霧口13が1つポイント状に設けられている。従って、開閉弁32を開弁して外部熱源機3から液々熱交換器6に熱媒体(温水)を循環供給し、給水弁61及び開閉弁62を開弁すると、給水管61からの冷水が液々熱交換器6を通過する間に加熱され、そして、配管60を通してミスト噴霧口13から浴室20内に温水のミスト27が噴霧される(図1参照)。このようにして、浴室20内のミスト運転が行われる。なお、配管60内の温水が所望のミスト設定温度に達するまでは、開閉弁71を開弁して配管60内の低温水を排水管70から排水させるようにしてもよい(図1参照)。
【0021】
そして、上記ミスト噴霧口13の設置位置は、従来のもの(図4参照)とは異なり、本体ケーシング1の正面下側の中央位置にあって上記吹出し口11よりも上側に配置されている。従って、このミスト噴霧口13から噴霧されるミスト27の背面側には、上記吹出し口11からの空気流(ミスト遮断空気流26)が形成されることとなる。これによる作用効果について、以下に、設置例を挙げて説明する。
【0022】
〔設置例1〕
設置例1として、図1に示すように、ミスト機能付き浴室暖房装置は、本体ケーシング1が浴室20の出入口扉25上の壁面28に設置される。この出入口扉25を通じて浴室20に隣接する脱衣室24から浴室20内に出入りすることができる。
そして、このように設置されたミスト機能付き浴室暖房装置を運転して暖房ユニット及びミストユニットを動作させると、吹出し口11からの温風の吹き出し及びミスト噴霧口13からのミスト噴射によって、浴室20内が暖房されるとともにミスト27が充満されて、浴室20をミストサウナとして利用することができる。
【0023】
この場合、循環ファン5の吹出し口11は、本体ケーシング1下部に設けられ、ミスト噴霧口13は、この吹出し口11よりも上側の本体ケーシング1正面に設けられているので(図1参照)、吹出し口11からの温風は、出入口扉25の上方からミスト27の背面側に吹き出される。また、吹出し口11は、本体ケーシング1においてポイント状に形成された1つのミスト噴霧口13に対して横長に形成されているので(図2参照)、吹出し口11からの温風は、ミスト噴霧口13からのミスト27を囲うように横長に広がって吹き出される。従って、この吹出し口11からの温風により、本体ケーシング1下側の壁面28及び出入口扉25の前面を覆うようにしてミスト遮断空気流26が形成される。
【0024】
これにより、ミスト噴霧口13から拡散して出入口扉25側へ向かうミスト27は、上記ミスト遮断空気流26に乗って浴室20の内側へ送り込まれる。すなわち、上記ミスト遮断空気流26がいわばエアーカーテンとなってミスト噴霧口13から噴霧されたミスト27が本体ケーシング1下側の出入口扉25側へ進出するのを防止する。従って、入浴者が浴室20への入退室のために出入口扉25を開放しても、ミスト噴霧口13から噴霧されたミスト27が、浴室20の出入口21から脱衣室24へ漏れ出ることを防止できる。
【0025】
このように、上記ミスト機能付き浴室暖房装置によれば、本体ケーシング1においてミストユニットのミスト噴霧口13は循環ファン5の吹出し口11よりも上側に配設されているので、ミスト噴霧口13から噴霧されたミスト27が、吹出し口11からの温風(風)によるミスト遮断空気流26によって浴室20の壁面28側へ進出することが防止される。
【0026】
従って、ミスト機能付き浴室暖房装置の本体ケーシング1を浴室20の出入口扉25上の壁面28に設置しても、ミスト噴霧口13からのミスト27が出入口扉25を開けたときに隣接する脱衣室24等に漏れ出ることを防止でき、脱衣室24の壁や建具等がミスト27の湿気で傷むことを防止できる。
【0027】
また、上記ミスト27遮断空気流26のエアーカーテンによって、ミスト27が浴室20外へ漏れ出ること、ミスト27が浴室20の壁面28や出入口扉25等と接触して消滅すること等も併せて防止される。しかも、上記ミスト遮断空気流26によってミスト27が前方の浴室20内に行き渡りやすくなる。従って、浴室20内に十分にミスト27を充満させ、且つミスト濃度の低下を抑制することができ、ミスト27を浴室20内部に良好に浮遊させて浴室20内のミスト充満状態を維持し快適なミストサウナを楽しむことができる。
【0028】
〔設置例2〕
図3には、上記ミスト機能付き浴室暖房装置1の別の設置例を示す。
設置例2として、図3に示すように、ミスト機能付き浴室暖房装置は、本体ケーシング1が浴室20内の浴槽22の配置された壁面29に設置される。そして、上記設置例1の場合と同様に、ミスト機能付き浴室暖房装置を動作させることにより、浴室20をミストサウナとして利用することができる。
【0029】
この場合、吹出し口11からの温風は、浴室20の浴槽22の上方からミスト27の背面側にミスト遮断空気流26を形成するように吹き出される。そして、浴槽22内の入浴者28は、リモコン等を操作して吹出し口11に設けられたルーバ12を所望の角度に変更することで、例えば、入浴者28の頭上にミスト遮断空気流26が形成されるようにルーバ12の角度を変更する。すると、吹出し口11からの温風により、浴槽22の上側を覆うようにしてミスト遮断空気流26が形成される。
【0030】
これにより、ミスト噴霧口13から浴槽22へ向かうミスト27は、ミスト遮断空気流26に乗って浴室20の内側へ送り込まれ、浴槽22内の入浴者28の頭上にミスト27が落下することを防止できる。また、浴槽22より外側の洗い場23等の空間にはミスト27が送り込まれて充満するので、入浴者28は浴槽22から出て、洗い場23においてミストサウナを楽しむことができる。
【0031】
このように、ミスト機能付き浴室暖房装置を浴室20の浴槽22の上側の壁面29に設置した場合には、ミスト27が浴槽22内の入浴者28の頭上に落下することを防止でき、浴槽22に入浴している入浴者28が頭上からミスト27を浴びることの不快感を無くすことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のような変更が可能である。
【0032】
(1)ミスト噴霧口13と吹出し口11との位置関係としては、ミスト噴霧口13から噴霧されるミスト27の背面側にミスト遮断空気流26を形成するように吹出し口11を種々配置することができ、例えば、ミスト噴霧口13が吹出し口11よりも上側又は正面側に配置されるように設定することができる。なお、本体ケーシング1に設けるミスト噴霧口13は、突出するように本体ケーシング1に設けるものでもよい。
【0033】
(2)また、ミスト噴霧口13は、そのミスト噴霧方向を手動又は自動により上下に変更可能に構成してもよい。これにより、ミスト27が本体ケーシング1下側の浴室20の壁面側へ進出することを防止しつつ、ミスト噴霧口13のミスト噴霧方向を変更することで、ミスト噴霧口13から噴霧されるミスト27を浴室20内部の所望領域に送り込むことができる。
【0034】
(3)また、ミスト噴霧口13は、本体ケーシング1正面に横長に複数設ける等のように複数箇所に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態によるミスト機能付き浴室暖房装置の構成を示すとともに、浴室内(出入口扉上の壁面)の設置例を示す断面図である。
【図2】ミスト機能付き浴室暖房装置の本体ケーシングの外観を示す平面図である。
【図3】ミスト機能付き浴室暖房装置の浴室内(浴槽が配置された壁面)の他の設置例を示す側面図である。
【図4】従来のミスト機能付き浴室暖房装置の構成を示す断面図である。
【図5】従来のミスト機能付き浴室暖房装置の浴室内の設置例を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1 本体ケーシング
3 外部熱源機
10 吸込み口
11 吹出し口
12 ルーバ(翼体)
13 ミスト噴霧口
20 浴室
21 出入口
22 浴槽
24 脱衣室
25 出入口扉
26 ミスト遮断空気流
27 ミスト
28,29 壁面
【出願人】 【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区福住町2番26号
【出願日】 平成17年6月6日(2005.6.6)
【代理人】 【識別番号】100111257
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 栄二

【識別番号】100129366
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 隆夫

【公開番号】 特開2006−334285(P2006−334285A)
【公開日】 平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願番号】 特願2005−165507(P2005−165507)