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【発明の名称】 天照石板ユニット、岩盤浴用床ユニット及び岩盤浴用ボックス
【発明者】 【氏名】山田 軍太郎
【住所又は居所】埼玉県新座市栄4−8−3 株式会社ストーンハウス内

【要約】 【課題】本発明は、自宅あるいは自宅近郊地域で簡単に天照石を用いた岩盤浴が手軽に行える様に形成した天照石板ユニット、岩盤浴用床ユニット及び岩盤浴用ボックスを提供することを目的とするものである。

【解決手段】本発明は、天照石板ユニットであって、箱状に構成した型枠と型枠内に充填されるコンクリートモルタルと平板状に形成された複数の厚みが異なる天照石板とを有し、型枠には、平板状に形成された天照石板の表面側を下側にして敷き詰め、次いでコンクリートモルタルを充填して天照石板ユニット材料としてなり、所定時間養生、固化させた後、型枠から前記天照石板ユニット材料を脱型して形成した、ことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱状に構成した型枠と、
該型枠内に充填される、少なくとも天照石の粉砕石と竹炭とを加えて形成されたコンクリートモルタルと、
平板状に形成された複数の厚みが異なる天照石板と、
を有し、
前記型枠には、平板状に形成された天照石板の表面側を下側にして敷き詰め、次いで前記コンクリートモルタルを充填して天照石板ユニット材料としてなり、
所定時間養生、固化させた後、前記型枠から前記天照石板ユニット材料を脱型して形成した、
ことを特徴とする天照石板ユニット。
【請求項2】
下側に設けられた加熱部材と、該加熱部材の上側に設けられた岩盤浴用床部材とを備えた岩盤浴用床ユニットであり、
前記岩盤浴用床部材は、外周端が木製の枠体で形成され、該枠体の内側には凹みが設けられ、該凹みには前記請求項1記載の天照石板ユニットが複数個配設された、
ことを特徴とする岩盤浴用床ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載された岩盤浴用床ユニットを水平方向あるいは斜め方向へ敷設自在の敷設装置と、室内加湿装置と、室内加熱装置と、
を有することを特徴とする岩盤浴用ボックス。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、自宅であるいは自宅近郊地域で簡単に天照石を用いた岩盤浴が行える様にした天照石板ユニット、岩盤浴用床ユニット及び岩盤浴用ボックスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より岩盤浴は盛んに行われており、特に鉱石の産地として名高い九州や北海道の地域で普及している。
【0003】
ここに、岩盤浴とは、岩盤状の鉱石に横たわり、体を温めて大量の汗を出すいわゆる健康法を指標する。
【0004】
前述のように、鉱石の産地が多くみられる九州地方や北海道地方で一般に広まっているものである。そして、岩盤浴の効果として特にあげられるのは、岩盤から放出される遠赤外線によって、人体に充分な発汗効果が得られることである。
【0005】
すなわち、汗を通じて体の中の老廃物や有害金属を排出することができる。人体には、食物などを通じて、例えば水銀や鉛、カドミウムなどが長年の間蓄積することがある。そして、これらの有害金属は人体内の必須ミネラルを追い出してしまうため、美容面では、肌や髪の老化現象などにつながる。従って、人体から有害物質や老廃物をスムーズに排出しなければならないが、有害物質や老廃物を排出するには、尿が排出しやすい体質にすることが有効である。しかして、この尿を排出しやすい体質にするには岩盤浴が効果的なのである
例えば、ヨーロッパでは古代オリエント文明より伝わる発汗浴、日本では江戸時代より、とある地方温泉場の自然岩盤浴による温泉療法が古くから行われている。
【0006】
擬灰変成岩(ホロストーン:天照石)を敷きつめた浴室内につき温度及び湿度を適温、適湿にコントロールし、その天照石を敷きつめた床に横たわるだけのお湯のない温熱全身浴である。
【0007】
この鉱石の持つエネルギーは、遠赤外線のうち特に育成光線(波長域:4〜14ミクロン)によって発揮される。
【0008】
該育成光線をあびることにより皮膚の深層から体が温まり、血行、新陳代謝を促進活発化させ老廃物及び有害物質を汗と共に排出、細胞の活性化が促進される。
【0009】
また、大量の汗を排出することで痩身エステ効果も期待でき、さらに体内脂肪も減少が期待できる。
【0010】
さらに、汗と共に体内の老廃物を除去することで、肌をきれいにし、かつ健康な身体によみがえらせる。
【0011】
全身の血行を活性化させることで体内の細胞の組織を刺激し、健康の増進やストレスを解消させる。また症状緩和効果により日頃の現代病といわれる様々な身体苦痛、悩みも改善される。
【0012】
ところで、例えば夏の暑いときの発汗作用及び激しいスポーツ後の発汗作用は、体の細胞が暑さを感知して出す水分、すなわち体を冷やすための発汗作用である。しかして、このような汗を出し続けると脱水症状をおこし、かつ心臓に負担がかかり、かつ大きな疲労感を有する。
【0013】
しかしながら、老廃物、有害物質を排出するための発汗作用はきわめて体にいい汗となる。かかる発汗作用では、ストレスがとれ、多くの汗をかいても、疲れずすっきり気持ちいい。心臓にも負担もかからない。水のようなサラサラの汗となる。
【0014】
しかして、天照石から放射される遠赤外線は、4〜14ミクロンの波長帯が強力なエネルギーで、生物の成長に必要不可欠であることから、育成光線とも言われている。
【0015】
また、マイナスの電位が高く、酸化を防ぐ働きがあり、細胞の活性化と免疫力を向上させる作用がある。
【0016】
よって、岩盤浴を行うと、まずは体が軽くなった感じから血液の循環が良くなり細胞が活性化される。そして、気持ちの良い汗と、天照石のマイナスイオン効果により、自律神経の調整と新陳代謝が活性化され、脂肪燃焼の基礎ができまる。さらに、たっぷりの汗と共に体内の老廃物、有害物質が排出される。
【0017】
例えば、超電磁パワーを持つ、天照石の上に15分位身体を密着させるだけで、細胞が活性化し多様の汗が出て、体内の余分な老廃物、有害物質が排出される。
【0018】
ここで、従来より岩盤浴に関する発明は、特開2005−73800号公報に示すように提案されている。しかしながら、前記特開2005−73800号公報に示す岩盤浴構造は天照石を使用し、自宅や自宅の近郊地域で手軽に天照石による岩盤浴を行える岩盤浴構造ではなかった。
【特許文献1】特開2005−73800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
かくして、本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであって、自宅あるいは自宅近郊地域で簡単に天照石を用いた岩盤浴が手軽に行える様に形成した天照石板ユニット、岩盤浴用床ユニット及び岩盤浴用ボックスを提供することを目的とするものである。

【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、箱状に構成した型枠と、
該型枠内に充填される、少なくとも天照石の粉砕石と竹炭とを加えて形成されたコンクリートモルタルと、
平板状に形成された複数の厚みが異なる天照石板と、
を有し、
前記型枠には、平板状に形成された天照石板の表面側を下側にして敷き詰め、次いで前記コンクリートモルタルを充填して天照石板ユニット材料としてなり、
所定時間養生、固化させた後、前記型枠から前記天照石板ユニット材料を脱型して形成した、
ことを特徴とし、
または、
下側に設けられた加熱部材と、該加熱部材の上側に設けられた岩盤浴用床部材とを備えた岩盤浴用床ユニットであり、
前記岩盤浴用床部材は、外周端が木製の枠体で形成され、該枠体の内側には凹みが設けられ、該凹みには前記天照石板ユニットが複数個配設された、
ことを特徴とし、
または、
前記岩盤浴用床ユニットを水平方向あるいは斜め方向へ敷設自在の敷設装置と、室内加湿装置と、室内加熱装置と、
を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、遠隔地である天照石の産地地方の岩盤浴温泉場に出かけることなく自宅あるいは自宅近郊地域で簡単に天照石を用いた岩盤浴が手軽に行えるとの優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0023】
図2に天照石板ユニット1を作製する概略構成を示す。
図2において、符号2は前記天照石板ユニット1を作製する型枠を示す。該型枠2は通常方形状をした箱型に形成されており、底型枠3と該底型枠3の四方端部から立ち上がる側型枠4、4、4、4とを有して構成される。
【0024】
まず、該型枠2内に平板状に形成された天照石板5を前記底型枠3上に載置する。この際、天照石板5の表面側を底型枠3側へ向けて載置する。
【0025】
ここで天照石板5は通常の略球形、すなわち石状をなす天照石を例えば平板状にスライス切削して形成する。この際、天照石板5厚さは必ずしも同じ厚みでなくとも構わない。前記側型枠4の高さより低い厚みであればよい。
【0026】
しかして、型枠2内に所定の形で並べられた天照石板5の上から、該型枠2内にコンクリートモルタル6を充填する(図2参照)。
【0027】
このコンクリートモルタル6には、コンクリート及び水そのほか添加物として天照石を切削した際に生ずる天照石の粉砕石そして竹炭の粉砕物7が混入されている。
【0028】
このように本発明によれば、天照石を切削した際に生ずる粉砕物をも無駄にすることなく使用できる。従って、天照石の粉砕物をも混入すれば、天照石による岩盤浴効果をさらにアップさせることにもなる。
また、竹炭の粉砕物7についてもコンクリートモルタル6内に添加させれば、脱臭効果、脱湿効果等の効果をもたらすことが出来る。
【0029】
しかして、前記コンクリートモルタル6の充填後、型枠2内において前記の材料で構成された天照石板ユニット材料8を所定時間養生させ、固化させる。
【0030】
その後、前記型枠2から脱型させて天照石板ユニット1が作製されることとなる(図1参照)。
【0031】
尚、図2では、天照石板ユニット1の作製が一枚ずつ出来る型枠2について示してあるが、このような型枠2に限定されるものではなく、一回の作業で複数枚の天照石板ユニット1が作製できる大型の型枠2を使用しても構わないものである。
【0032】
ところで、図3に天照石板ユニット1の他の実施例を示す。この実施例では天照石板ユニット1の裏側に複数の凹部9が形成され、該複数の凹部9内には通熱性の優れた例えば金属製部材から形成された通熱部材10が嵌め込まれるものとされる。このように構成した天照石板ユニット1であれば、該天照石板ユニット1の下からスムーズに短時間で当該天照石ユニット8を加熱することが出来てより効率的となる。
【0033】
次に、前記のようにして作製された天照石板ユニット1を使用した岩盤浴用床ユニット11の形成につき述べる。
岩盤浴用床ユニット11は図から理解されるように、大型の長方形状の大きさをなして形成されており、外周端に存する枠体12内部側は前記天照石板ユニット1が複数嵌り込む様形成された取り付け凹部となっている。
【0034】
しかして、取り付け凹部の底側には内部にヒーター線14などが内設された加熱部材13が取り付けられている。
【0035】
ここで、該加熱部材13の構成については何ら限定されることはない。従って加熱部の構成はヒーター線でも温水でもその他の加熱部でも何ら構わないものである。
【0036】
しかし、該加熱部材13の上部に載置される複数枚の天照石板ユニット1を短時間にかつ、スムーズに加熱出来る部材であることが好ましい。
【0037】
ここで、図4に示される岩盤浴用床ユニット11は天照石板ユニット1を合計8枚使用し、2人が同時に岩盤浴出来るものにしてある。すなわち、1人が4枚の天照石板ユニット1を使用するものとしてある。
【0038】
この岩盤浴用床ユニット11を図6に示すような岩盤浴用ボックス15内に敷設し、さらにこの岩盤浴用ボックス15内に室内加湿装置16及び室内加熱装置17を設置することにより手軽な岩盤浴システムを構築できるものとなる。
【0039】
これにより従来のように、わざわざ天照石の産地である地域温泉場に時間と費用をかけて出かけ、岩盤浴を行う必要がないことになった。さらにかかる岩盤浴用ボックスであれば繰り返し欲するだけ岩盤浴を楽しむことが出来るとのメリットがある。
【0040】
尚、前記した岩盤浴用ボックス15は部屋の中で簡易に組み立てられる組立型岩盤浴用ボックス15でも構わない。この場合は、比較的小型にする必要があり、そのため岩盤浴用床ユニット11を床に水平に敷設する場合のほか、勾配を持たせて斜め方向に傾けて設置し、もって床の設置幅を狭くした岩盤浴用ボックスとすることも出来る。
【0041】
さらに、本格的に屋外に岩盤浴ボックス15を形成したい場合には、例えば自宅の庭などに本格的な別棟の岩盤浴用ボックス15を形成することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】天照石板ユニットの概略構成を説明する構成説明図である。
【0043】
【図2】天照石板ユニット形成用型枠の概略構成を説明する構成説明図である。
【0044】
【図3】天照石板ユニットの他の実施例の構成を説明する概略構成説明図である。
【0045】
【図4】岩盤浴用床ユニットの構成を説明する概略構成説明図である。
【0046】
【図5】加熱部材の一例を説明する概略構成説明図である。
【0047】
【図6】岩盤浴用ボックスの一例を示す概略構成説明図である。
【0048】
【図7】岩盤浴用ユニット内部の一例を示す概略構成説明図である。
【符号の説明】
【0049】
1 天照石板ユニット
2 型枠
3 底型枠
4 側型枠
5 天照石板
6 コンクリートモルタル
7 竹炭の粉砕物
8 天照石板ユニット材料
9 凹部
10 通熱部材
11 岩盤浴用床ユニット
12 枠体
13 加熱部材
14 ヒーター線
15 岩盤浴用ボックス
16 室内加湿装置
17 室内加熱装置
【出願人】 【識別番号】505112820
【氏名又は名称】株式会社ストーンハウス
【住所又は居所】埼玉県新座市栄4−8−3
【出願日】 平成17年6月6日(2005.6.6)
【代理人】 【識別番号】100082658
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 儀一郎

【公開番号】 特開2006−334258(P2006−334258A)
【公開日】 平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願番号】 特願2005−165018(P2005−165018)