トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 腰用指圧器具
【発明者】 【氏名】太田 金次郎
【住所又は居所】東京都墨田区吾妻橋1丁目13番3号 株式会社太田興産内

【要約】 【課題】専用の衣類を用いることなく、任意の衣類に装着でき、指圧部の位置を自在に調整できる腰用指圧器具を提供する。

【解決手段】指圧部15を設けた指圧片11、指圧片11に連結された装着片12を備え、指圧片11と装着片12との間で衣類の腰周り付近を挟持して装着される腰用指圧器具10であって、指圧片11と装着片12の一方に第1本体部11aと、該本体部11aに設けた第1連結部11bと、該連結部11bの近傍に設けた弾性変位部11gとを備え、指圧片11と装着片12の他方に第2本体部12aと、該本体部12aに設けられて第1連結部11bと回動可能に連結された第2連結部12bと、該連結部12bの近傍に設けた第1本体部11aと第2本体部12aとの対向状態で弾性変位部11gを加圧可能な加圧部12dとを備え、加圧部12dが弾性変位部11gを加圧して第1本体部11aと第2本体部12aとが近接する方向に付勢される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の挟持片と第2の挟持片とが開閉可能に一端側で連結されると共に、一方の挟持片に腰を押圧するための指圧部が設けられ、第1の挟持片と第2の挟持片との間で衣類の腰周り付近に配置される端部を挟持することにより装着される腰用指圧器具であって、
第1の挟持片には、第1の本体部と、第1の本体部の一端側に設けられた第1の連結部と、第1の連結部の近傍に弾性変位可能に設けられた弾性変位部とを備え、
第2の挟持片には、第1の本体部に対して対向可能に配置された第2の本体部と、第2の本体部の一端側に設けられて第1の連結部と回動可能に連結された第2の連結部と、第2の連結部の近傍に設けられて第1の本体部と第2の本体部との対向状態で弾性変位部を加圧可能な加圧部とを備え、
加圧部が弾性変位部を加圧することで第1の本体部と第2の本体部とが近接する方向に付勢されることを特徴とする腰用指圧器具。
【請求項2】
指圧部が設けられた挟持片の長さが、他方の挟持片の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載の腰用指圧器具。
【請求項3】
弾性変位部が、第1の本体部の一部を切断して形成された第1の本体部と一体の弾性片からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の腰用指圧器具。
【請求項4】
加圧部が、第2の連結部を介して第2の本体部とは反対側に設けられ、且つ、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で弾性変位部を第2の本体部側から加圧すると共に、第1の本体部と第2の本体部との展開状態で加圧を解除するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の腰用指圧器具。
【請求項5】
加圧部が、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で、弾性変位部に対して第1の本体部側に傾斜して当接することを特徴とする請求項4に記載の腰用指圧具。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、腰を押圧するための指圧部を衣類の腰周りに配置して、腰を指圧部により押圧することで指圧効果を得るための腰用指圧器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人体のツボ等を押圧して指圧効果を得るために、突起等の指圧部を備えた各種の物品が多数提案されており、衣類に指圧部を設けて、その指圧部により腰を押圧するものとして、例えば、下記特許文献1乃至は3のようなものが知られている。
【0003】
特許文献1では、腹帯の背面側の内側に貼り合せ布を配置し、この貼り合せ布にツボを押圧する駒器具を接合した構成を有する「腰・背筋のツボを自在に選び押圧する腹帯・駒器具」が提案されている。
【0004】
特許文献2の器具では、肌着の一部を二重にしてセラミック本体を配置し、セラミック本体による遠赤外線の効果と共に、セラミック本体の厚みを利用して指圧効果を得るツボマッサージ肌着が提案されている。
【0005】
特許文献3は、衣類の内側に接着や編み込みやボタン留めなどの方法で、ツボを指圧するための突起を取り付けた構成を有する指圧着が提案されている。
【0006】
これらでは、何れも突起等の指圧部が衣類に配置されているので、その衣類を着衣した状態で、指圧部によりツボを押圧することができ、指圧効果を得ることが期待できる。
【0007】
【特許文献1】特開平11−276546号公報
【特許文献2】特開2003−180794号公報
【特許文献3】特開2002−52062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記のように衣類に指圧部を配置するものでは、予め衣類に指圧部を装着し、或いは、衣類に指圧部を配置するための貼り合せファスナやボタン等の手段を設けなければならない。そのため、指圧部を配置可能な専用の衣類が必要で、使用し難いという問題点があった。
【0009】
また、衣類に指圧部を配置するための手段を設けた場合、指圧部の装着位置を広い範囲で調整可能にするためには、その手段を多数設けたり、広い範囲に設けなければならず、指圧部の位置を調整し難いという問題点もあった。
【0010】
本発明では、専用の衣類を用いることなく、任意の衣類に装着でき、しかも、指圧部の位置を自在に調整できる腰用指圧器具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決する請求項1の発明は、第1の挟持片と第2の挟持片とが開閉可能に一端側で連結されると共に、一方の挟持片に腰を押圧するための指圧部が設けられ、第1の挟持片と第2の挟持片との間で衣類の腰周り付近に配置される端部を挟持することにより装着される腰用指圧器具であって、第1の挟持片には、第1の本体部と、第1の本体部の一端側に設けられた第1の連結部と、第1の連結部の近傍に弾性変位可能に設けられた弾性変位部とを備え、第2の挟持片には、第1の本体部に対して対向可能に配置された第2の本体部と、第2の本体部の一端側に設けられて第1の連結部と回動可能に連結された第2の連結部と、第2の連結部の近傍に設けられて第1の本体部と第2の本体部との対向状態で弾性変位部を加圧可能な加圧部とを備え、加圧部が弾性変位部を加圧することで第1の本体部と第2の本体部とが近接する方向に付勢されることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、指圧部が設けられた挟持片の長さが、他方の挟持片の長さより短いことを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、弾性変位部が、第1の本体部の一部を切断して形成された第1の本体部と一体の弾性片からなることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、加圧部が、第2の連結部を介して第2の本体部とは反対側に設けられ、且つ、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で弾性変位部を第2の本体部側から加圧すると共に、第1の本体部と第2の本体部との展開状態で加圧を解除するように構成されたことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、加圧部が、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で、弾性変位部に対して第1の本体部側に傾斜して当接することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、第1の挟持片と第2の挟持片とが一端側の第1及び第2の連結部により開閉可能に連結されていて、第1の本体部と第2の本体部とを対向状態にすることにより、第1の挟持片の弾性変位部を第2の挟持片の加圧部で加圧して、第1の本体部と第2の本体部とを近接する方向に付勢できるので、第1の本体部と第2の本体部との間に衣類の腰周り付近の端部を配置して閉じるだけで、衣類を付勢状態で挟持して装着することができる。そのため、任意の衣類に装着可能であると共に、衣類の任意の部位に装着できるため指圧部の位置を広い範囲で自在に調整できる。また、連結部が設けられていない第1及び第2の挟持片の他端側間を互いに係合させる必要がないため、装着が容易であると共に、連結部が設けられていない他端側をコンパクトに構成して余分な突出部位を形成し難いため広い範囲で均一な指圧力を得易い。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、一端側で第1及び第2の挟持片を連結すると共に付勢することにより、他端側でこれらを係合する必要がないため、指圧部が設けられた挟持片の長さを他方の挟持片の長さより短く構成することができ、その結果、一方の挟持片を衣類の外側に配置しても目立たず、装着時に衣類の外観を悪化し難い。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、弾性変位部が板状の第1の本体部の一部に切込みを設けることにより第1の本体部と一体に形成された弾性片からなるので、弾性変位部の構成を簡単にして第1及び第2の挟持片を連結する一端部側を薄肉にでき、余分な突出部分を抑えて均一な指圧力を得易くすることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、加圧部が第2の連結部を介して第2の本体部とは反対側に設けられ、且つ、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で弾性変位部を第2の本体部側から加圧すると共に、第1の本体部と第2の本体部との展開状態で加圧を解除するように構成されているので、装着時に第1及び第2の挟持片を開けば、第1の本体部と第2の本体部とを近接させる方向の付勢力を生じないため、腰用指圧器具の装着作業を行い易く、その後に第1及び第2の挟持片を閉じるだけで、近接させる方向の付勢力が得られるため、簡単な構造で使い勝手を向上することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、加圧部が、第1の本体部と第2の本体部との対向状態で、弾性変位部に対して第1の本体部側に傾斜して当接するので、簡単な構成で第1及び第2の挟持片を閉じた状態で維持させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
この実施の形態の腰用指圧器具10は、図1乃至は図3に示すように、指圧部としての筒状成形体15が固定して設けられた第1の挟持片としての指圧片11と、指圧片11と一端側の開閉連結部13で開閉可能に連結された第2の挟持片としての装着片12とを備えている。
【0022】
ここでは、指圧片11、装着片12は、金属板、金属成形体、樹脂板、樹脂成形体などの任意の材料から形成でき、この実施の形態では、指圧片11及び装着片12は、一枚の金属等の板状体の板金成形体からなっている。また、筒状成形体15は、樹脂、ゴム等の弾性材料、金属、木材などの任意の材料から形成でき、この実施の形態では、ゴム成形体からなっている。
【0023】
指圧片11は、図1乃至は図3に示すように、筒状成形体15を中空部15a側から支持する帯板状の第1の本体部としての指圧プレート本体11aと、指圧プレート本体11aの一端側に、筒状成形体15の端部から露出すると共に指圧プレート本体11aの一方の面側に突出して設けられた第1の連結部としての一対の軸受片11bと、一対の軸受片11bのそれぞれに同軸に形成された軸受孔11eと、この軸受片11b側の端部付近で筒状成形体15を指圧プレート本体11aに固定するための固定リベット11cと、指圧プレート本体11aの他端側に筒状成形体15を固定するように折り返して形成された折返し固定片11dとを備えている。
【0024】
指圧片11の軸受片11bの近傍には、図4及び図5に示すように、指圧プレート本体11aに略コ字状の切断部11fを長手方向に沿って設けることにより、弾性変位部としての板状弾性片11gが形成されている。この板状弾性片11gは長手方向の中心側で指圧プレート本体11aと連結しており、帯状の指圧プレート本体11aの面と直交する方向に弾性変位可能となっている。板状弾性片11gの外側の端部は、側面視において、軸受孔11eより外側に配置されている。
【0025】
装着片12は、指圧片11の長さより短く形成されており、図1乃至は図3に示すように、筒状成形体15の外側に配置され、指圧プレート本体11aに対して対向可能な帯板状の第2の本体部としての装着プレート本体12aと、装着プレート本体12aの一端側に、装着プレート本体12aの一方の面側に突出して形成された第2連結部としての回動基部12bと、各回動基部12bの側縁にそれぞれ同軸に突出して設けられ、軸受片11bの軸受孔11eに軸支された板状の回動軸片12cと、装着プレート本体12a及び回動基部12bから連続して形成された板状弾性片11gを加圧可能な加圧部としての加圧突片12dとを備えている。
【0026】
装着プレート本体12aは長手方向両側の縁部12fがそれぞれ指圧プレート本体11a側に湾曲されて形成されており、指圧片11と装着片12とを閉じると、装着プレート本体12aが筒状成形体15と接触可能となっている。
【0027】
加圧突片12dは、図6及び図7に示すように、回動基部12bから同じ向きに突出して設けられており、ここでは、装着プレート本体12aと加圧突片12dとが90°より大きい角度となっている。
この加圧突片12dは、板状弾性片11g側となる端縁が円弧形状を有しており、その頂部12eが回動基部12bの回動軸片12cを介して装着プレート本体12aとは反対側となる位置に配置されている。ここでは、加圧突片12dの頂部12eと装着プレート本体12aとが回動軸片12cを支点に揺動可能となっている。
【0028】
この実施の形態の腰用指圧器具10では、装着片12の回動軸片12c及び加圧突片12dと、指圧片11の軸受片11b及び板状弾性片11gが、所定の位置関係となっている。
即ち、指圧片11と装着片12とを連結させた状態において、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとを対向させた対向状態では、加圧突片12dに沿う方向の軸受孔11eと板状弾性片11gとの間の図5の距離L1が、回動軸片12cと加圧突片12dの頂部12eとの間の図7の距離L2より小さい。同時に、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの対向状態を解除した展開状態では、加圧突片12dに沿う軸受孔11eと板状弾性片11gとの間の図5の距離L3が、回動軸片12cと加圧突片12dの頂部12eとの間の図7の距離L2より大きくなっている。
ここで、L1、L2、L3は、それぞれ回動軸心が存在する場合には、回動軸心からの距離としてもよい。
【0029】
このような位置関係とすることにより、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの対向状態では、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性体11gを加圧した状態となり、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの展開状態では、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性体11gを加圧しない状態となる。
【0030】
更に、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの対向状態では、図2に示すように、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性片11gに対して指圧プレート本体11a側に傾斜した角度で当接するようになっている。
【0031】
次に、このような構成の腰用指圧器具を衣類としてのズボン等の下穿きに装着して使用する方法について説明する。
まず、図1及び図8に示すように、指圧片11と装着片12とを開閉連結部13を中心に拡開させ、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとを展開状態にし、下穿きPを着衣した状態で下穿きPの腰周り付近に配置された端部の端縁Paから、筒状成形体15が固定された指圧片11を開閉連結部13が設けられていない端部側を下向きにして下穿きPの内側に挿入すると共に、装着片12を下穿きPの外側に配置する。
【0032】
そして、筒状成形体15の指圧面15cを、腰の指圧効果を付与したいツボ等の部位に対応する位置に配置する。
その際、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの展開状態では、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性片11gから開放されているので、加圧突片12dが板状弾性片11gを加圧しない範囲に配置されることにより、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとが所定以上の角度で維持されている。更に、その状態で開閉連結部13が下穿きPの端縁Paの上方に配置されるため、開閉連結部13を端縁Paに掛け下げることができ、容易に装着操作を行うことができる。
【0033】
その後、筒状成形体15を所望の位置に配置して、指圧片11と装着片12とを開閉連結部13を中心に閉じれば、腰用指圧器具10を装着することができる。
この装着時には、図1及び図2に示すように、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとを開閉連結部13で回動させることにより両者間の角度を小さくする。これにより、加圧突片12dが回動軸片12cを中心に回動し、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性片11gに当接し、更に装着片12側から加圧して板状弾性片11gを弾性変位させることができる。
【0034】
更に、装着プレート本体12aを筒状成形体15の表面に接する程度にまで回動させて、装着プレート本体12aと指圧プレート本体11aとを対向状態にすると、長手方向において、回動軸片12cを介して一方側に加圧突片12dの頂部12eが配置され、他方側に装着プレート本体12aが配置される。この状態で、加圧突片12dの頂部12eが板状弾性片11gを加圧しているため、その反力により、装着プレート本体12aが指圧プレート本体11a側に近接する方向に付勢されて、筒状成形体15に圧着される。
その結果、装着プレート本体12aと筒状成形体15との間で下穿きPを付勢した状体で挟持することができ、腰用指圧器具10を下穿きPに固定した状態で維持することができる。
この実施の形態では、図9に示すように、2つの腰用指圧器具を下穿きPに装着するため、このような装着操作を2度行うことにより装着を完了することができる。
【0035】
この状態で下穿きPを着衣していると、下穿きPに装着されているゴムや生地の弾性等により筒状成形体15の指圧面15cを腰に圧接させることができ、指圧効果が得られる。下穿きPに重ねてズボン等を着衣し、ベルト等を装着すれば、筒状成形体15の指圧面15cをより強く腰に圧接させることができる。更に、腰用指圧器具を装着状態で、座席に着座した場合には、座席の背もたれにより、更に強く腰に圧接させることができ、大きな指圧効果が得られる。
この腰用指圧器具では、筒状成形体15の材質や、大きさ、厚さ等を調整して弾性力を調整することにより、筒状成形体15の指圧面15cによる指圧の程度を調整してもよい。
【0036】
腰用指圧器具10の装着状態では、腰用指圧器具10が装着されていない通常の状態の下穿きPと全く同様に着衣或いは脱衣などを行うことができる。同時に、下穿きPの内部に配置されるため、装着した状態で外部から腰用指圧器具が視認されず、外観が良好に保たれる。
【0037】
以上のような腰用指圧器具10によれば、指圧片11と装着片12とが一端側の開閉連結部13の軸受片11bと回動基部12bとにより開閉可能に連結されていて、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとを対向状態とすることにより、板状弾性片11gを加圧突片12dで加圧して、両者を近接させる方向に付勢できるので、指圧片11と装着片12との間に衣類Pの腰周り付近の部位を配置して閉じるだけで、指圧片11と装着片12との間で衣類を付勢状態で挟持することができ、そのために、任意の衣類Pに装着可能であると共に、衣類Pの任意の部位に装着できるため、筒状成形体15の指圧面15cの位置を広い範囲で自在に調整できる。
また、開閉連結部13が設けられていない他端側間を互いに係合させる必要がないため、装着が容易であると共に、開閉連結部13が設けられていない他端側をコンパクトに構成することができて余分な突出部位を形成し難いため、広い範囲で指圧力を均一に得易い。
【0038】
このように、一端側で指圧片11と装着片12とを連結すると共に付勢することにより、他端側でこれらを係合する必要をなくすことができると、装着片12の長さを指圧片11の長さより短く構成することが容易で、その結果、装着片12を衣類Pの外側に配置しても目立たず、装着時に衣類Pの外観を悪化し難くできる。
【0039】
この実施の形態では、弾性変位部として指圧プレート本体11aの一部に切込み切断部11fを設けることにより指圧プレート本体11aと一体に形成された板状弾性片11gからなるので、構成を簡単にして指圧片11と装着片12とを連結する開閉連結部13を薄肉にでき、余分な突出部分を抑えて装着時に均一な指圧力を得易くすることができる。
【0040】
加圧突片12dが、回動軸片12cを介して装着プレート本体12aとは反対側に設けられ、且つ、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの対向状態で板状弾性片11gを装着プレート本体12a側から加圧すると共に、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの展開状態で加圧を解除する大きさを有するので、装着時に指圧片11と装着片12とを開けば、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとを近接させる方向の付勢力は生じないため、腰用指圧器具10の装着作業を行い易く、その後に指圧片11と装着片12とを閉じるだけで、近接させる方向の付勢力が得られるため、簡単な構造で使い勝手を向上することができる。
【0041】
この加圧部が、指圧プレート本体11aと装着プレート本体12aとの対向状態で、板状弾性片11gに対して指圧プレート本体11a側に傾斜して当接するので、簡単な構成で指圧片11と装着片12とを閉じた状態で維持させることができる。
【0042】
なお、上記実施の形態では、指圧部として、筒状成形体15を例示したが、特に限定されるものではなく、指圧可能な部材であれば適宜変更可能である。
また、上記では、腰用指圧器具10を下穿きPに装着した例について説明したが、上着等であってもよく、任意の衣類に装着可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態の腰用指圧器具の断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の腰用指圧器具の側面図である。
【図4】図1の腰用指圧器具の指圧片の平面図である。
【図5】図4の指圧片の部分断面図である。
【図6】図1の腰用指圧器具の装着片の平面図である。
【図7】図6の装着片の部分正面図である。
【図8】図1の腰用指圧器具の装着方法を説明する図である。
【図9】同腰用指圧器具の装着状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
10 腰用指圧器具
11 指圧片
11a 指圧プレート本体
11b 軸受片
11e 軸受孔
11g 板状弾性片
12 装着片
12a 装着プレート本体
12b 回動基部
12c 回動軸片
12d 加圧突片
12e 頂部
13 開閉連結部
15 筒状成形体
15a 指圧面
15c 中空部

【出願人】 【識別番号】391042379
【氏名又は名称】株式会社太田興産
【住所又は居所】東京都墨田区吾妻橋1−13−3
【出願日】 平成17年6月3日(2005.6.3)
【代理人】 【識別番号】100077702
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 和夫

【公開番号】 特開2006−334254(P2006−334254A)
【公開日】 平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願番号】 特願2005−164884(P2005−164884)