| 【発明の名称】 |
浴槽付車椅子、入浴装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉村 省吾
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| 【要約】 |
【課題】安価で十分な強度を有すると共に、可搬性を実現した浴槽付車椅子等を提供する。
【解決手段】背部に枠体を結合させる結合部を有し、足置部は、車椅子の座部より面積の小さい天板と、当該天板に折りたたみ可能に止着された脚部と、上記天板より引出し可能に装着され車椅子の座部の高さにて当該座部に架設しうる架設部と、上記天板上部に枠体を継合させる継合部とを有する。また、枠体は、端部を継合部の上方に挿抜可能に継合し車椅子の肘掛の高さにおいて水平方向に屈曲すると共に他の端部を車椅子の結合部と結合しうる、水平方向に伸縮自在の二本の側部と、当該二本の側部を上記屈曲部近傍において水平方向に接合させうる接合部とを有する。また、浴槽は、排水部を有し、底部、脚壁部、背壁部、側壁部に気体を封入可能な強化シートにて構成され、脚壁部、側壁部の上方に上記枠体に連結させる連結部を有する車椅子を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴槽を備えた車椅子において、 背部に枠体を結合させる結合部を有し、 上記車椅子の座部より面積の小さい天板と、当該天板に折りたたみ可能に止着された脚部と、上記天板より引出し可能に装着され車椅子の座部の高さにて当該座部に架設しうる架設部と、上記天板上部に枠体を継合させる継合部と、を有する足置部と、 一の端部を上記継合部の上方に挿抜可能に継合し車椅子の肘掛の高さにおいて水平方向に屈曲すると共に他の端部を上記結合部と結合しうる水平方向に伸縮自在の二本の側部と、当該二本の側部を上記屈曲部近傍において水平方向に接合させうる接合部と、を有する枠体と、 排水部を有し、底部、脚壁部、背壁部、側壁部に気体を封入可能な強化シートにて構成され、上記脚壁部、側壁部の上方に上記枠体に連結させる連結部を有する浴槽と、 を備えることを特徴とする浴槽付車椅子。 【請求項2】 さらに、上記背壁部及び側壁部に取り外し可能に結合され、側壁部上方が背壁部上方よりも低い略山型形状の水滴飛散防止板を備える請求項1に記載の浴槽付車椅子。 【請求項3】 上記足置部の脚部を折りたたみ、架設部を引込み、上記枠体を屈曲部にて折りたたみ、縮ませ、さらに上記浴槽の気体を排出させて畳むことで、座部下方の空間に上記足置部、枠体、及び浴槽を収納可能とする請求項1又は2に記載の浴槽付車椅子。 【請求項4】 上記接合部を、枠体の上記他の端部に備える請求項1に記載の浴槽付車椅子。 【請求項5】 上記浴槽は、さらに、下端が上記排出部に接続され、上端が壁部上方であって浴槽の開口端より下部に、浴槽内部の水を排出可能に接続されている湯漏れ防止部を備える請求項1に記載の浴槽付車椅子。 【請求項6】 車椅子の座部より面積の小さい天板と、当該天板に折りたたみ可能に止着された脚部と、上記天板より引出し可能に装着され車椅子の座部の高さにて当該座部に架設しうる架設部と、上記天板上部に枠体を継合させる継合部と、を有する足置部と、 一の端部を上記継合部の上方に挿抜可能に継合し車椅子の肘掛の高さにおいて水平方向に屈曲すると共に、他の端部に車椅子の背部に結合可能な結合部を具備し、水平方向に伸縮自在の二本の側部と、当該二本の側部を上記屈曲部近傍において水平方向に接合させうる接合部と、を有する枠体と、 排水部を有し、底部、脚壁部、背壁部、側壁部に気体を封入可能な強化シートにて構成され、上記脚壁部、側壁部の上方に上記枠体に連結させる連結部を有する浴槽と、 より成る車椅子装着可能な入浴装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、浴槽付車椅子、入浴装置に係り、詳しくは、持ち運び可能であり十分な強度を有する浴槽付車椅子、入浴装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、車椅子を利用する介護対象者を入浴させる場合、例えば浴槽を設けた入浴専用の介護用車椅子と、介護対象者を車椅子に移動させる移動用リフトと、その他入浴用機材とから構成される大規模な設備が必要であった。従って、個人がこれを導入するには金銭的に負担が大きかった。また、移動用リフトが無い場合では、浴槽に介護対象者を移動する際に、上半身と下半身を抱える少なくとも二人の介護者が必要であった。 【0003】 これに対して、例えば特開2002−172148号公報には、車椅子に例えばビニールシートを掛けることで、車椅子に座ることができさえすれば移動用リフト等なしで入浴できる技術が開示されている。これにより、移動用リフトが不要となるため比較的安価で導入可能であると共に、着座した状態からビニールシートを浴槽形状にすることができるため下半身を抱える介護者が不要となり、一人の介護者が付くのみで入浴可能であった。 【特許文献1】特開2002−172148号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記公報記載の技術では、特に浴槽形状にした場合、袋状の浴槽には数十リットルもの湯を入れるため、ナイロン製やビニロン製のシートのみでは十分な強度を得られないという問題を本願発明者が確認した。つまり、比較的丈夫なシートであっても、単に車椅子にシートを被せるのみでは脚部固定具(脚用テーブル)の側面に大きな水圧がかかり、シートが当該加圧部分から外に脹れでてしまうのである。 【0005】 また、脚用テーブル及びシートが大きいため、比較的小さな上記公報記載の車椅子シート風呂であってもこれらを持ち運べるには至らない。よって、例えば上半身は健全である介護対象者であっても、浴槽を持ち出すことができないため、介護対象者の外出を促進できるまでには至っていない。 【0006】 本発明は上記従来の事情に基づいて提案されたものであって、安価で十分な強度を有すると共に、可搬性を実現した浴槽付車椅子、入浴装置を提供する事を目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明は浴槽を備えた車椅子を前提としている。そして、この車椅子は、背部に枠体を結合させる結合部を有し、足置部は、車椅子の座部より面積の小さい天板と、当該天板に折りたたみ可能に止着された脚部と、上記天板より引出し可能に装着され車椅子の座部の高さにて当該座部に架設しうる架設部と、上記天板上部に枠体を継合させる継合部とを有する。また、枠体は、端部を継合部の上方に挿抜可能に継合し車椅子の肘掛の高さにおいて水平方向に屈曲すると共に他の端部を車椅子の結合部と結合しうる、水平方向に伸縮自在の二本の側部と、当該二本の側部を上記屈曲部近傍において水平方向に接合させうる接合部とを有する。また、浴槽は、排水部を有し、底部、脚壁部、背壁部、側壁部に気体を封入可能な強化シートにて構成され、脚壁部、側壁部の上方に上記枠体に連結させる連結部を有する。 【0008】 この構成により、浴槽付車椅子等では、規格に沿った汎用車椅子を利用することが可能であるため、利用者は入浴装置のみ購入するだけで浴槽付車椅子を実現(利用)可能となる。従って、金銭的な負担を低く抑えることができる。また、浴槽を、気体を封入・排出可能な強化シートにて構成することで、大量の湯を入れた場合であってもその形状を保つことが可能となり、さらにその強度ゆえ、足置部の簡略化を図ることができ、これにより持ち運びのための小型化に貢献している。さらに、気体を封入することで、浴槽内における介護対象者への、浴槽外の硬部の接触刺激を和らげている。 【0009】 なお、背壁部及び側壁部に取り外し可能に結合され、側壁部上方が背壁部上方よりも低い略山型形状の水滴飛散防止板を備える構成としても良い。 【0010】 この構成により、入浴時の水滴の飛散を防止できるため、浴室でなくても入浴可能となる。また、水滴飛散防止板を略山型形状に構成することで、介護対象者への側面からの圧迫を和らげることができる。 【0011】 また、足置部の脚部を折りたたみ、架設部を引込み、上記枠体を屈曲部にて折りたたみ、縮ませ、さらに上記浴槽の気体を排出させて畳むことで、座部下方の空間に上記足置部、枠体、及び浴槽を収納可能とする構成がある。 【0012】 この構成では、入浴装置を容易に持ち運ぶことができるため、介護対象者の外出を促すことができる。 【0013】 また、浴槽は、さらに、下端が上記排出部に接続され、上端が壁部上方であって浴槽の開口端より下部に、浴槽内部の水を排出可能に接続されている湯漏れ防止部を備える構成としてもよい。 【0014】 湯漏れ防止部により、浴槽の上面開口部から水が溢れ出ることを防止することができる。 【0015】 なお、上記足置部と、上記結合部を備えた枠体と、上記浴槽とをもって、車椅子装着可能な入浴装置とすることができる。 【発明の効果】 【0016】 本発明に係る浴槽付車椅子等では、規格に沿った汎用車椅子を利用することが可能であるため、利用者は入浴装置のみ購入するだけで浴槽付車椅子を実現(利用)可能となる。従って、金銭的な負担を低く抑えることができる。 【0017】 さらに、足置部やシート、枠体が折りたたみ可能であり、座部より小さくなる構成としているため、座部下部の空間に収納でき、容易に持ち運ぶことができる。これにより、介護対象者の外出を促すことができる。 【0018】 また、浴槽を、気体を封入・排出可能な強化シートにて構成することで、大量の湯を入れた場合であってもその形状を保つことが可能となり、さらにその強度ゆえ、足置部の簡略化を図ることができ、これにより持ち運びのための小型化に貢献している。 【0019】 さらに、気体を封入することで、浴槽内における介護対象者への、浴槽外の硬部の接触刺激を和らげている。 【0020】 また、水滴飛散防止板を取り外し可能に備える構成では、入浴時の水滴の飛散を防止できるため、浴室でなくても入浴可能である。また、当該水滴飛散防止板を略山型形状に構成することで、介護対象者への側面からの圧迫を和らげることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。 【0022】 以下、本発明に係る浴槽付車椅子、入浴装置の構成について説明する。 【0023】 図1は、浴槽付車椅子1の概略全体図である。浴槽付車椅子1は、大きく分割して、車椅子2、浴槽3、足置部4、枠体5より構成される。また、入浴装置は、浴槽3、足置部4、枠体5より構成される。 【0024】 車椅子2は、図2に示すように、工業標準化法により日本工業規格(JIS)にて定められている一般的な車椅子を利用可能である。具体的なサイズは、例えば座幅40cm、座奥行42cm、前座高40〜47.5cm、後座高38〜45.5cm、全高さ(ハンドル高さ)75〜87.5cm、全長105cm、肘掛から前座23.5cmである。また、車椅子2の背もたれである背部の両側面に、枠体5の2つの端部を結合するための結合部201を備える。当該結合部201は、例えば車椅子2のハンドル202を構成するパイプに把持具を取り付け、枠体を挿入後、当該把持具に備えられたネジを手で回すことにより枠体の一端を車椅子2に結合させる構成でよい。なお、上記把持具を枠体側に結合部として具備しても良い。この場合、把持具の把持部で上記パイプを挟み、ネジにより結合させればよい。 【0025】 浴槽3は、図3に示すように、底部301、入浴時に介護対象者の脚付近に位置する脚壁部302、入浴時に介護対象者の背中近に位置する背壁部303、入浴時に介護対象者の左側に位置する左側壁部304、入浴時に介護対象者の右側に位置する右側壁部305にて構成された略方形を有し、例えば底部301あるいは各壁部に排水のための排水ホース306が取り外し可能に接続されている。当該排水ホース306は、浴槽の内部分において開閉可能な排出口が設けられており、当該排出口を開けることにより水を排出可能である。また、排水ホースの排出口より浴槽外部に、湯漏れ防止ホース311の下端が接続され、湯漏れ防止ホース311の上端が、壁部上方であって浴槽3の開口端より例えば5cm下部に、浴槽3内部の水を排出可能に接続されている。当該湯漏れ防止ホース311は、浴槽3の外面、或いは内面に設置され、浴槽3の上面開口部から水が溢れ出ることを防止することができる。上記各部301〜305は、各部ごとに、或いは併設される壁部、底部と共に気体を封入・排出可能な強化シートにて構成されている。強化シートとは、例えばビニール素材や、ナイロン素材、さらにこれらにコーティングを施した複合素材であって、気密性及び水密性のある素材であり、具体的には硬質ポリ塩化ビニール類に順ずる素材が好適である。また、気体を封入することで浴槽の強度を高めると共に、浴槽内における介護対象者への、浴槽外の硬部の接触刺激を和らげ、さらに穴等の不具合を早期発見できる。さらに、背壁部304から左右側壁部304、305の一部に掛けての背側部区画308、脚部区画309、その他の一般区画310を独立して構成し、これらの区画それぞれに独立して気体の封入が可能としている。また、各区画内も、複数の通気可能な小区画に区切られている。これにより、各区画の強度を高くすることができると共に、面積の広い、底部301や左右側壁部304、305における捩れを防止することで浴槽全体としての強度を高めている。また、浴槽3は、脚壁部302、左右側壁部304、305の上方に、枠体5と連結させるための連結部307を有する。当該連結部307の構造は、例えばマジックテープ(登録商標)などに代表される面ファスナーを、各壁部外側に、枠体5を構成するパイプを把持可能に設けることで実現している。なお、浴槽3は、気体を排出することで、足置部4の天板程度に小さく畳むことが可能である。 【0026】 足置部4は、図4に示すように、天板401と、天板401の底面に当該天板401の中心部に向かって折りたたんで収納可能に止着された脚部402と、天板401より矢印405方向に引き出し・収納可能である架設部403と、天板401の上面に枠体5の端部を継合可能な継合部404とが設けられて構成されている。上記継合部404は、枠体の端部の径とほぼ同サイズの穴で構成され、端部を継合部404に上下方向に差し込むことにより枠体を固定することができる。また、脚部を立てた状態での架設部403の高さは、車椅子2の座部の上面とほぼ同一の高さであり、当該架設部403を座部の上面に重ね合わせることで足置部4の下方向への圧力に対する必要な強度を有している。さらに天板401は、車椅子2の座部(座幅40cm:座奥行42cm)より面積を小さく設計しているため、架設部403を天板401内に収納し、脚部402を折りたたむことで、折りたたみ状態の浴槽3と、折りたたみ状態の枠体5とあわせて車椅子2の座部の下部に格納可能である。 【0027】 枠体5は、図5に示すように、天板401上部の継合部404に継合させる端部501を有する短枠504と、車椅子2の結合部201と結合させる端部502を有する長枠503が、屈曲部506にて矢印507方向に屈曲可能に接合されて側部が形成されている。また2つの側部が、屈曲部506近傍にて接合部材508と取り外し可能に接合されている。また、長枠503は、矢印505方向に伸縮自在であり、例えば2〜3段に伸縮することで、折りたたみ時に座部の下部に収納可能となっている。 【0028】 次に、浴槽付車椅子の使用の一例を図6〜8を用いて説明する。 【0029】 浴槽付車椅子を利用する場合、介護者或いは介護対象者は、車椅子2の座部下方の収納空間203に折りたたまれて格納されている浴槽3、足置部4、枠体5を取り出す。そして、足置部4の脚部402を立て、架設部403を天板401より引き出して車椅子2の前方に設置する。この際、架設部403を車椅子2の座部の上に掛けることにより、足置部4をコンパクトにできるにも関わらず、天板401及び架設部403の下方に掛かる介護対象者及び湯の重さに耐える強度を得ることができる。当該設置は、介護対象者が車椅子2に座着した状態で可能である。 【0030】 続いて、足置部4を設置した後、浴槽3を車椅子2の座部上方に設置する。当該設置も、介護対象者が座着した状態で、介護対象者の臀部を片側ずつ浮かせ、その下部に引き込むことで可能である。次に、浴槽3を介護対象者の足方向に伸ばすことで、介護対象者は浴槽3の中に位置する状態となる。介護対象者が浴槽3の中に位置する状態とした後、組み立てた枠体4の短枠504を天板401の継合部404に差し込み、さらに長枠503を車椅子2の結合部201に結合させることで、図7の状態となる。以上までの作業は、介護対象者一人、あるいは介護者一人でも十分実施可能である。また、図7の枠体5が無い状態までを介護者が整え、続いて介護対象者をベッド等から車椅子2に移動させるようにすることで、枠体5が邪魔にならないため、一人の介護者でも介護対象者を浴槽内に移動させることができる。 【0031】 次に、図7の状態にて、例えば口、足踏みポンプ、或いは電動ポンプなどを用いて浴槽3の各部に空気を送り込むことで浴槽を膨らませ、図8の状態とする。空気の力により浴槽3が方形に形成された状態で、浴槽3の連結部307を枠体5の長枠503及びに接合部材508に巻きつけ、連結部307の複数の面ファスナー801にて固定することで、浴槽3と枠体5とを連結する。 【0032】 以上により、図1に示した浴槽付車椅子が完成する。 【0033】 浴槽付車椅子が完成した後は、浴槽3内部に十分な湯を入れることにより、介護対象者が入浴することができる。 【0034】 入浴終了後は、底部301に付された、排水ホース306の口を開くことで浴槽3内部の湯を排水し、上述した手順とは逆の手順で各部の連結を外し、入浴装置をひとまとめにして収納空間203に収納することで入浴が完了する。 【0035】 上述した浴槽付車椅子では、規格に沿った汎用車椅子を利用することが可能であるため、利用者は入浴装置のみ購入するだけで浴槽付車椅子を実現(利用)可能となる。従って、金銭的な負担を低く抑えることができる。 【0036】 さらに、足置部やシート、枠体が折りたたみ可能であり、座部より小さくなる構成としているため、座部下部の空間に収納でき、容易に持ち運ぶことができる。これにより、介護対象者の外出を促すことができる。 【0037】 また、浴槽を、気体を封入・排出可能な強化シートにて構成することで、大量の湯を入れた場合であってもその形状を保つことが可能となり、さらにその強度ゆえ、足置部の簡略化を図ることができ、これにより持ち運びのための小型化に貢献している。 【0038】 さらに、気体を封入することで、浴槽内における介護対象者への、浴槽外の硬部の接触刺激を和らげている。 【0039】 なお、浴槽の背壁部303及び側壁部304の上部に、図6に示す水滴飛散防止フード901を取り外し可能に備える構成としてもよい。水滴飛散防止フード901は、浴槽3に湯を満たした状態で介護対象者が背壁部303にもたれ掛った場合、背壁部303近傍への水の飛散を防止するための板状のフードである。当該水滴飛散防止フード901は、例えば浴槽3と同一素材で、厚みが1〜2cm、空気を注入することで板状になる。これにより、入浴時の水滴の飛散を防止できるため、浴室でなくても入浴可能である。また、当該水滴飛散防止フード901は、側壁部304上方が、背壁部304上方よりも低い略山型形状に構成されており、側壁部304上方は介護対象者の脇よりも低い。これにより、水の飛散を防止すると共に介護対象者への側面からの圧迫を和らげる効果を有する。 【0040】 また、以上に示した浴槽付車椅子の各部について、図3〜5に、可搬性を実現するための目安となる寸法を記載したが、これに限定するものではない。 【産業上の利用可能性】 【0041】 本発明にかかる浴槽付車椅子、入浴装置は、安価で十分な強度を有すると共に、可搬性を実現した浴槽付車椅子、入浴装置として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】本発明に係る浴槽付車椅子の組み立て時の概略斜視図。 【図2】車椅子の概略全体図。 【図3】浴槽の概略構成図。 【図4】足置部の概略構成図。 【図5】枠体の概略構成図。 【図6】浴槽付車椅子の組み立て方法を示す第一の図。 【図7】浴槽付車椅子の組み立て方法を示す第二の図。 【図8】浴槽付車椅子の組み立て方法を示す第三の図。 【図9】水滴飛散防止板の概略構成図。 【符号の説明】 【0043】 1 浴槽付車椅子 2 車椅子 3 浴槽 4 足置部 5 枠体 201 結合部 202 ハンドル 203 収納空間 301 底部 302 脚壁部 303 背壁部 304 左側壁部 305 右側壁部 306 排水ホース 307 連結部 308 背側部区画 309 脚部区画 310 一般区画 311 湯漏れ防止ホース 401 天板 402 脚部 403 架設部 404 継合部 501、502 端部 503 長枠 504 短枠 506 屈曲部 508 接合部材 901 水滴飛散防止フード
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| 【出願人】 |
【識別番号】504305186 【氏名又は名称】吉村 省吾
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| 【出願日】 |
平成17年6月3日(2005.6.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083172 【弁理士】 【氏名又は名称】福井 豊明
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| 【公開番号】 |
特開2006−334193(P2006−334193A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月14日(2006.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−163640(P2005−163640) |
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