| 【発明の名称】 |
排便、排尿促進器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】長瀬 勝男
【氏名】小笠原 洋輝
|
| 【要約】 |
【課題】腹部に効果的な刺激を与えることができると共に、安定した姿勢で使用できる、排便、排尿促進器具を提供する。
【解決手段】排便時等に腹部を押圧して刺激を与える排便、排尿促進器具11であって、該排便、排尿促進器具11は、所定長さの支柱12と、該支柱12の上端部12aに設けられた把手部13と、該把手部13又は前記支柱12に設けられた突き棒14と、該突き棒14の先端部14aに設けられた腹当て部15とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 排便時等に腹部を押圧して刺激を与える排便、排尿促進器具であって、 該排便、排尿促進器具は、所定長さの支柱と、該支柱の上端部に設けられた把手部と、該把手部又は前記支柱に設けられた突き棒と、該突き棒の先端部に設けられた腹当て部とを少なくとも有することを特徴とする排便、排尿促進器具。 【請求項2】 前記把手部は、所定の広さをもって形成されることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項3】 前記把手部には、雑誌立てが延設されていることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項4】 前記把手部の両側には係止部を設け、該係止部に、腰を保持する保持バンドを係止できるように構成したこと特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項5】 前記突き棒は、伸縮自在に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項6】 前記突き棒は、折り畳み自在に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項7】 前記支柱は、伸縮自在に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。 【請求項8】 前記支柱の下端部には、滑り止めが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の排便、排尿促進器具。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、排便、排尿促進器具に関するものであり、更には、腹筋及び股関節の鍛錬器具としても有効に使用できる排便、排尿促進器具に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の排便、排尿促進器具としては、次のような構成の器具が知られている。この器具は、所要長さの軸棒と、この軸棒の中央位置に設けられた球状部とから構成される(特許文献1参照)。 【0003】 このような構成の器具は、和式便所に座ったときに使用し、両手で軸棒の両端部を把持して、球状部を腹部に押し付けることにより、腹部に刺激を与えて便の出を促進させるのである。 【特許文献1】実開昭55−5976号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この従来例の器具においては、両腕の腕力だけで球状部を腹部に押し付けるので、腹部への押圧力をコントロールし難く、使用時の姿勢の安定性が悪く、使い勝手が良くないという欠点を有している。 【0005】 従って、従来例における器具においては、腹部への押圧力の強弱を自在にコントロールできるようにすること、安定した姿勢で使用できるようにすることと、使い勝手を良好にすることとに解決しなければならない課題を有している。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前記従来例の課題を解決する具体的手段として本発明は、排便時等に腹部を押圧して刺激を与える排便、排尿促進器具であって、該排便、排尿促進器具は、所定長さの支柱と、該支柱の上端部に設けられた把手部と、該把手部又は前記支柱に設けられた突き棒と、該突き棒の先端部に設けられた腹当て部とを少なくとも有することを特徴とする排便、排尿促進器具を提供するものである。 【0007】 また、前記把手部は、所定の広さをもって形成される構成としたものであり、そして、前記把手部には、雑誌立てが延設されている構成としたものであり、更に、前記把手部の両側には係止部を設け、該係止部に、腰を保持する保持バンドを係止できるように構成したものであり、更にまた、前記突き棒は、伸縮自在に形成されている構成としたものであり、また、前記突き棒は、折り畳み自在に形成されている構成としたものであり、そして、前記支柱は、伸縮自在に形成されている構成としたものであり、更に、前記支柱の下端部には、滑り止めが取り付けられている構成としたものである。 【発明の効果】 【0008】 本発明に係る排便、排尿促進器具は、排便時等に腹部を押圧して刺激を与える排便、排尿促進器具であって、該排便、排尿促進器具は、所定長さの支柱と、該支柱の上端部に設けられた把手部と、該把手部又は前記支柱に設けられた突き棒と、該突き棒の先端部に設けられた腹当て部とを少なくとも有することによって、洋式便所等に座ったときに、腹当て部を腹部に押し当てて刺激を与え、便及び尿の出を促進させることができる。 このとき、支柱の下端部を床面に当接して支点とし、両手で把手部を持って、腹当て部を腹部に押圧するので、腹部への押圧力の強弱を自在にコントロールできて、排便等の促進を活発にできる。同様に、支柱を床面に当接して両手で把手部を持つので、安定した姿勢で使用でき、使い勝手が極めて良好であるという種々の優れた効果を奏する。 【0009】 更には、椅子やロッキングチェア等に座った状態で両足を伸ばして、上記の要領で腹当て部を腹部に押圧しつつ、腹式呼吸に合わせて腹筋運動を行えば、腹筋及び股関節の鍛錬にも有効であるという種々の優れた効果を奏する。 【0010】 また、把手部は、所定の広さをもって形成されることによって、両手を把手部の上に載せた状態で保持できるので、ゆったりと安定した姿勢で使用できるという優れた効果を奏する。 【0011】 そして、把手部には、雑誌立てが延設されていることによって、雑誌等を立て掛けて読みながら使用できるという優れた効果を奏する。 【0012】 更に、把手部の両側には係止部を設け、該係止部に、腰を保持する保持バンドを係止できるように構成したことによって、保持バンドを腰に回して保持できるので、極めて安定した状態で使用できるという優れた効果を奏する。 【0013】 更にまた、突き棒は、伸縮自在に形成されていることによって、使用者の体型等に合わせて伸縮させて、最適な長さで使用できるという優れた効果を奏する。 【0014】 また、突き棒は、折り畳み自在に形成されていることによって、コンパクトに折り畳めるので、収納等に便利であると共に、ステッキとしても使用できるという種々の優れた効果を奏する。 【0015】 そして、支柱は、伸縮自在に形成されていることによって、使用者の座高等に合わせて伸縮させて、最適な長さで使用できるという優れた効果を奏する。 【0016】 更に、支柱の下端部には、滑り止めが取り付けられていることによって、床面に当接した支柱がズレないという優れた効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号11は排便、排尿促進器具を示し、この排便、排尿促進器具11は、所定長さの支柱12と、この支柱12の上端部12aに設けられた把手部13と、この把手部13又は前記支柱12に設けられた突き棒14と、この突き棒14の先端部14aに設けられた腹当て部15とから構成される。 【0018】 支柱12は、複数のパイプ12b、12c、12dから成り、これらの各パイプ12b、12c、12dがロックナット16を介して伸縮自在に形成されている。従って、使用者の座高等に合わせて最適な長さで使用できる。 また、支柱12の下端部12eには、ゴムキャップ等の滑り止め17が取り付けられており、床面に当接した支柱12が容易にズレないようになっている。 なお、支柱12は、必ずしも1本に限定されるものではなく、例えば三脚式等のように複数本設けたり、あるいは、種々の形状に形成してもよい。 【0019】 把手部13は、支柱12の上端部12aに取り付けられている。即ち、把手部13の底部に設けられ且つ支柱12の上端部12aを挟持する一対の挟持片18を、支持ボルト19が挿通している(図2参照)。把手部13の取付構造がこのように構成されるので、支柱12に対して把手部13が、支持ボルト19を中心にして回動できるようになっているのである。 なお、把手部13と支柱12との取付構造は、例えば溶接やネジ止め等の手段で固定してもよいことは勿論である。 【0020】 また、把手部13は、平板形状で所定の広さをもって形成される。このように形成されることにより、両手を把手部13の上に載せた状態で保持できるので、ゆったりと安定した姿勢で使用できることとなる。 なお、把手部13の形状は、例えば棒状やハンドル形状等、種々の形状に形成してもよい。 【0021】 把手部13の端部には、取付板20を介して、雑誌立て21が延設されている。この雑誌立て21が設けられていることにより、雑誌やマンガ等を立て掛けて読みながら使用できることとなる。 【0022】 把手部13の両側には、係止部22が設けられており、この係止部22には、保持バンド23が係止できる。つまり、図1に示すように、保持バンド23の両端部に設けられた係止孔24を係止部22に係止させて、保持バンド23を使用者の腰に回して保持できるようになっており、このように使用した場合には安定した状態で使用できる。 【0023】 把手部13には、受け部材25が設けられており、この受け部材25は、扁平で角パイプ状に形成されている。また、受け部材25には貫通孔25aを有し、この貫通孔25aに保持ピン26が挿抜自在に挿入される。 【0024】 突き棒14は、扁平の棒状又は丸棒状に形成されており、途中に折曲部14b、14cが設けられている。また、突き棒14の基部14d側には、複数の小孔27が形成されている。そして、突き棒14の基部14dを受け部材25に挿入すると共に、貫通孔25aと小孔27とを合わせて、保持ピン26が挿入される。 突き棒14がこのように構成されるので、突き棒14を自在に出し入れして伸縮させ、適宜位置の小孔27に対して保持ピン26を挿入して、突き棒14の長さを適宜に調節できる。従って、使用者の体型等に合わせて最適な長さで使用できる。 【0025】 腹当て部15は、筒状に形成されると共に、外周に布やウレタン等の軟らかい部材を取り付けることが望ましい。なお、腹当て部15は、固定式だけでなく、回転可能なローラー式にしてもよく、あるいは、バイブレーション可能な電動式にしてもよい。 更に、腹当て部15のその他の形状としては、腹当て部15の中央位置に、図示しない長さ調整棒を設け、この長さ調整棒を突き棒14の先端部14aに挿入自在に形成し、適宜の位置でピン止め固定できるようにすれば、腹当て部15を突き棒14と同様に伸縮自在に形成できる(図示せず)。 【0026】 以上のような構成の排便、排尿促進器具11は、図3に示すように、洋式便所28等に座ったときに、支柱12の下端部12eを床面に当接して、両手で把手部13を持って、腹当て部15を腹部に押し当てて刺激を与え、便及び尿の出を促進させることができる。このとき、腹部への押圧力の強弱を自在にコントロールできるので、使用者の状況に応じて排便等の促進を活発にできる。 【0027】 次に、図4から図5に第2実施例に係る排便、排尿促進器具31を示す。この第2実施例において、前記第1実施例の排便、排尿促進器具11と同一部分には同一符号を付してその詳細は省略する。 【0028】 この排便、排尿促進器具31は、支柱12の上端部12aに棒状の把手部32が設けられている。 【0029】 また、支柱12には、ピン33を支点にして折曲自在なL字部材34が設けられており、このL字部材34の先端部には、パイプ状の受け部35が形成されている。この受け部35に突き棒37の基部37aが挿入される。また、受け部35には、貫通孔35aを有し、この貫通孔35aに保持ピン36が挿抜自在に挿入される。 【0030】 突き棒37は、棒状に形成されていると共に、基部37a側に複数の小孔38が形成されている。そして、突き棒37の基部37aを受け部35に挿入し、貫通孔35aと小孔38とを合わせて、保持ピン36が挿入される。従って、突き棒37は長さを適宜に調節できる。 【0031】 以上のように突き棒37は、折曲自在なL字部材34に連結しているので、このL字状部34を折り曲げて、突き棒37を折り畳むことができる(図5参照)。従って、排便、排尿促進器具31をステッキ状にコンパクトにすることができるのである。 【産業上の利用可能性】 【0032】 本発明の排便、排尿促進器具11、31は、便及び尿の出を促進させるだけでなく、椅子やロッキングチェア等に座った状態で両足を伸ばして、既述の要領で腹当て部15を腹部に押し当て、腹式呼吸に合わせて腹筋運動を行えば、腹筋及び股関節の鍛錬にも有効である。 【図面の簡単な説明】 【0033】 【図1】本発明の第1実施例に係る排便、排尿促進器具11の斜視図である。 【図2】本発明の第1実施例に係る排便、排尿促進器具11の側面図である。 【図3】排便、排尿促進器具11の使用方法を説明する説明図である。 【図4】本発明の第2実施例に係る排便、排尿促進器具31の斜視図である。 【図5】本発明の第2実施例に係る排便、排尿促進器具31の突き棒37を折り畳んだ状態の側面図である。 【符号の説明】 【0034】 11 排便、排尿促進器具 12 支柱 12a上端部 12b、12c、12d パイプ 12e 下端部 13 把手部 14 突き棒 14a先端部 14b、14c 折曲部 14d基部 15 腹当て部 16 ロックナット 17 滑り止め 18 挟持片 19 支持ボルト 20 取付板 21 雑誌立て 22 係止部 23 保持バンド 24 係止孔 25 受け部材 25a貫通孔 26 保持ピン 27 小孔 28 洋式便所 31 排便、排尿促進器具 32 把手部 33 ピン 34 L字部材 35 受け部 35a貫通孔 36 保持ピン 37 突き棒 37a基部 38 小孔
|
| 【出願人】 |
【識別番号】504077663 【氏名又は名称】長瀬 勝男
|
| 【出願日】 |
平成17年5月17日(2005.5.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063174 【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 功
【識別番号】100087099 【弁理士】 【氏名又は名称】川村 恭子
|
| 【公開番号】 |
特開2006−320383(P2006−320383A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月30日(2006.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2005−143941(P2005−143941) |
|