| 【発明の名称】 |
指圧装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】新谷 和雄
【氏名】坂口 清一
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| 【要約】 |
【課題】使用者の身体状況に応じて最適な指圧を行えるようにして、その指圧効果を大幅に向上せしめると共に、全体の構成が非常に簡易で、その製作が容易に且つ安価に行える指圧装置を適用することある。
【解決手段】指圧用の押圧体16に進退運動をさせるべく、駆動モータ28により上下方向に移送される移送体25に前記押圧体16が設けられると共に、前記駆動モータ28の動作を制御する制御手段43aを備える指圧装置を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 指圧用の押圧体に進退運動をさせるべく、駆動モータにより上下方向に移送される移送体に昇降部材を介して前記押圧体が設けられると共に、前記駆動モータの動作を制御する制御手段を具備してなることを特徴とする指圧装置。 【請求項2】 前記制御手段は、前記押圧体と人体との接触により変化する前記駆動モータの電流値を検出可能に構成されてなる請求項1記載の指圧装置。 【請求項3】 前記制御手段により前記駆動モータを停止せしめて、前記押圧体による人体への押圧状態を維持し得るように構成されてなる請求項1又は2記載の指圧装置。 【請求項4】 前記制御手段がインバータからなる請求項1乃至3の何れかに記載の指圧装置。 【請求項5】 前記昇降部材に複数の押圧体が人体に対して左右方向に所定間隔を有して設けられてなる請求項1乃至4の何れかに記載の指圧装置。 【請求項6】 前記押圧体が接離可能に構成されてなる請求項5記載の指圧装置。 【請求項7】 前記押圧体が人体に対して上下方向に移動可能に構成されてなる請求項1乃至6の何れかに記載の指圧装置。 【請求項8】 前記移送体がベルトからなる請求項1乃至7の何れかに記載の指圧装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば人の体表を押圧して神経に刺激を加えることにより、血行を良くして体調を整えたり、筋肉の疲労回復を進めたり、或いは緊張をほぐすことができ、さらには病気の治療にも寄与し得る指圧装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年の健康ブームは単に身体に対しての効果を目的とするだけでなく、精神的なリラクゼーション等をも含めたものが要求されるに至っており、これを受けて種々の指圧装置やマッサージ機等の健康機器が開発されている。かかる機器により、家庭におけるセルフケアとして又は鍼灸院等の治療の一環として、指圧マッサージを正しく行うことが可能となり、健康維持ばかりではなく未病の状態の改善も図れることとなる。 【0003】 このような状況下において、従来の指圧装置としては例えば図7に示すようなものが存在する(特許文献1参照)。 【特許文献1】実登3037875号公報(第9頁、図6)。 【0004】 すなわち、前記従来の指圧装置は、エアシリンダSのロッドに指圧用の押圧体Pを取り付けて該エアシリンダSにエアを給排することにより、前記押圧体Pに進退運動を行わしめるように構成されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、上記従来の指圧装置はエアシリンダSを押圧体Pの駆動手段としてなるために、押圧体Pは一定の進退運動を繰返し行うだけであり、該押圧体Pを所望位置で停止させることはできない。よって、指圧が画一的なものとなり、使用者の身体状況に応じた最適な指圧を行えないために、十分な指圧効果が得られないという問題点があった。 【0006】 また、個々の押圧体Pに対してエアシリンダS及び配管等の部品を備えさせる必要があるため、全体構成が非常に複雑なものになる欠点を有し、その製作も極めて煩雑になって、製作費用が嵩むという難点もあった。 【0007】 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、使用者の身体状況に応じて最適な指圧を行えるようにして、その指圧効果を大幅に向上せしめると共に、全体の構成が非常に簡易で、その製作が容易に且つ安価に行える指圧装置を適用することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 請求項1に記載の指圧装置は、指圧用の押圧体に進退運動をさせるべく、駆動モータにより上下方向に移送される移送体に昇降部材を介して押圧体が設けられると共に、前記駆動モータの動作を制御する制御手段を具備してなることを特徴とする。 【0009】 請求項1記載の指圧装置にあっては、駆動モータを駆動すると、その動作が制御手段により制御されつつ、移送体及び昇降部材を介して押圧体により経絡・経穴等といった部位が指圧される。また、指圧後には押圧体は駆動モータにより素早く人体から離脱する。 【0010】 請求項2に記載の指圧装置は、請求項1記載の指圧装置において、制御手段が、押圧体と人体との接触により変化する駆動モータの電流値を検出可能に構成されてなることを特徴とする。 【0011】 請求項2記載の指圧装置にあっては、駆動モータの電流値の変化を制御手段が検出することによって、押圧体が人体に接触する位置にまで上昇したことが分かり、これに基づき押圧体が人体側に進出して指圧が行われる。 【0012】 請求項3に記載の指圧装置は、請求項1又は2記載の指圧装置において、制御手段により駆動モータを停止せしめて、押圧体による人体への押圧状態を維持し得るように構成されてなることを特徴とする。 【0013】 請求項3記載の指圧装置にあっては、押圧体による人体への押圧時において制御手段により駆動モータを停止させると、押圧体が所望の進出位置で静止して、その押圧状態が維持される。 【0014】 請求項4に記載の指圧装置は、請求項1乃至3の何れかに記載の指圧装置において、制御手段がインバータからなることを特徴とする。 【0015】 請求項4記載の指圧装置にあっては、インバータにより制御された駆動モータの動作に基づき、人体が押圧体によって指圧されることになる。 【0016】 請求項5に記載の指圧装置は、請求項1乃至4の何れかに記載の指圧装置において、昇降部材に複数の押圧体が人体に対して左右方向に所定間隔を有して設けられてなることを特徴とする。 【0017】 請求項5記載の指圧装置にあっては、複数の押圧体が進退運動して人体の所望の部位が指圧されることになる。 【0018】 請求項6に記載の指圧装置は、請求項5記載の指圧装置において、押圧体が接離可能に構成されてなることを特徴とする。 【0019】 請求項6記載の指圧装置にあっては、複数の押圧体が適宜接離移動されて人体の所望の部位が指圧されることになる。 【0020】 請求項7に記載の指圧装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の指圧装置において、押圧体が人体に対して上下方向に移動可能に構成されてなることを特徴とする。 【0021】 請求項7に記載の指圧装置にあっては、複数の押圧体を人体に対して上下方向に移動させることにより、頸椎から腰部にかけての経絡・経穴等といった部位が押圧体により指圧されることになる。 【0022】 請求項8に記載の指圧装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の指圧装置において、移送体がベルトからなることを特徴とする。 【0023】 請求項8記載の指圧装置にあっては、ベルトからなる移送体が駆動モータにより上下方向に移送され、これにより昇降部材を介して押圧体が進退運動し、該押圧体により人体の所望の部位を指圧することができる。 【発明の効果】 【0024】 請求項1に記載の指圧装置は、指圧用の押圧体に進退運動をさせるべく、駆動モータにより上下方向に移送される移送体に昇降部材を介して押圧体が設けられると共に、前記駆動モータの動作を制御する制御手段を具備してなるために、すなわち押圧体の駆動源としてモータを使用して且つ該駆動モータの動作を制御手段により制御してなるために、押圧体を所望位置に静止させて人体の経絡・経穴等といった部位への指圧状態を維持することが可能になり、使用者の身体状況に応じた適切な指圧を施せると共に、従来のものに比して指圧効果も大幅に向上させ得るという効果が得られる。 【0025】 また、指圧後において押圧体は駆動モータにより素早く人体から離脱させることが可能となるために、指圧部分に滞留した血液やリンパ液がこの離脱直後に急激に流れて一層の指圧効果が得られる。 【0026】 請求項2に記載の指圧装置は、請求項1記載の指圧装置において制御手段が、押圧体と人体との接触により変化する駆動モータの電流値を検出可能に構成されてなるために、この接触時を基準として予め設定した進出量だけ押圧体が人体に向けて正確に進出することになる結果、指圧効果をさらに高めることができるという効果がある。 【0027】 請求項3に記載の指圧装置は、請求項1又は2記載の指圧装置において、制御手段により駆動モータを停止せしめて、押圧体による人体への押圧状態を維持し得るように構成されてなるために、押圧状態を維持することできなかった従来の指圧装置に比して指圧効果が大幅に向上するという効果を奏する。 【0028】 請求項4に記載の指圧装置は、請求項1乃至3の何れかに記載の指圧装置において、制御手段がインバータからなるものであるが、かかるインバータは駆動源をモータとする装置に容易に組み込むことができるという実用的な効果があり、且つインバータが一般的に有する所謂過トルク検出機能を利用して押圧体と人体との接触を検出できると共に、所謂直流制動機能を利用して駆動モータを所定位置で停止させることが可能なために、指圧装置の制御に便に大いに供するという効果を有する。 【0029】 請求項5に記載の指圧装置は、請求項1乃至4の何れかに記載の指圧装置において、昇降部材に複数の押圧体が人体に対して左右方向に所定間隔を有して設けられてなるために、人体の経絡・経穴等といった所望の複数部位を押圧体より良好に指圧できるという効果がある。 【0030】 請求項6に記載の指圧装置は、請求項5記載の指圧装置において、押圧体が接離可能に構成されてなるために、細かく押圧体を左右方向に移動させ得ることとなり、よって人体の所望の複数部位を正確且つ確実に指圧できる効果がある。 【0031】 請求項7に記載の指圧装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の指圧装置において、押圧体が人体に対して上下方向に移動可能に構成されてなるために、複数の押圧体を人体に対して上下方向に移動させることにより、上半身から下半身にかけての所望部位を適切に指圧することができるという効果がある。 【0032】 請求項8に記載の指圧装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の指圧装置において、移送体をベルトで構成してなるために、構成が簡易で且つ容易に製作できるという実用的な効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0033】 先ず、本発明に係る指圧装置の一実施形態について、図面に従って説明する。 【0034】 図1乃至図3において、1は矩形箱枠形状のフレームを示し、その幅方向に配置した下部フレーム材1a間には所定間隔を有して一対のレール2が設けられている。3はレール2間に該レール2と平行に配した棒状のガイドで、前記各下部フレーム材1aの略中央位置に対抗配置した保持板4の孔4aに挿通して固定されている。 【0035】 5はフレーム1の上部に載置したマットで、その中央には所定幅を有する長孔5aが長手方向(矢印A方向)に沿って穿設されている。 【0036】 6はフレーム1内に配設した指圧装置本体を示す。7は前記レール2に係合する車輪8を四隅に有する基台で、該基台7には4本のガイド棒9が立設されると共に、該ガイド棒9には略箱状の昇降部材10が昇降自在に設けられ、且つ該昇降部材10の上面には幅方向に所定間隔を有して一対の押圧部材11が突設されている。かかる押圧部材11は下端部に歯車12を有する支軸13と、該支軸13の上端部に水平に設けたプレート14と、該プレート14から上方に突設した取付け軸15と、該取付け軸15の先端に取り付けた押圧体16とからなっており、各押圧部材11の歯車12は、図2に示すように、互いに噛合している。17は一方の歯車12に噛合する歯車18を備えた電動モータで、該電動モータ17により前記押圧部材11は前記支軸13を中心に回動して、前記各押圧体16は相互に接離することとなる。 【0037】 19は前記基台7の略中央に幅方向に所定間隔を有して立設した支柱であり、その上部側に架設した天板20の中央部には一対の支持板21が垂下されている。22は前記支持板21間に回転自在に取り付けた上部ローラで、該上部ローラ21と前記基台7上に設けた軸受部材23に回転自在に取り付けられた下部ローラ24間には移送体25としてのベルトが掛け渡されている。26は前記下部ローラ24の回転軸27の一端部に設けた伝動ローラで、該伝動ローラ26と三相電動機等からなる駆動モータ28に設けた駆動ローラ29間に掛け渡したベルト30を介して前記移送体25が上下方向に移送される。前記駆動ローラ29には、ロータリーエンコーダ29aが装着されており、該ロータリーエンコーダ29aによって前記駆動ローラ29の回転数を検出し、前記指圧装置本体6の上昇方向における位置決めの制御を行っている。31は移送体25の所定位置に前記指圧装置本体の長手方向における位置決めの制御を行なっている。 【0038】 32は前記基台7の下面に設けたブラケットで、該ブラケット32に穿設した孔33に前記ガイド3が挿通されて、前記基台7の長手方向(A方向)への移動をガイドする。 【0039】 図2及び図3中、34は前記指圧装置本体6を長手方向(A方向)へ搬送するための搬送モータであり、その回転軸35にはローラ36が取付けられている。37は前記各下部フレーム1aの上下面に内向きに突設した一対の固定板で、該固定板37間には搬送ローラ38が回転自在に取り付けられている。39は前記一方のレール2に取付け具40を介して回転自在に取着したテンションローラで、該テンションローラ39と前記搬送ローラ38及びローラ36間にはベルト41が掛け渡されており、また該ベルト41の所定位置には前記基台7の前記ブラケット32に取り付けた取着板42に固定されて、前記基台7がフレーム1の長手方向(A方向)に移動するように構成されている。そして、前記テンションローラ39には、ロータリーエンコーダ39aが装着されており、該ロータリーエンコーダ39aによって前記テンションローラ39の回転数を検出し、前記昇降部材10の上下方向における位置決めの制御を、補助的に行っている。 【0040】 図1において、43は駆動制御部を示し、前記駆動モータ28を制御するためのインバータ43a等の機器が収納されており、指圧時において前記押圧体16が人体と接触した際に前記駆動モータ28にかかる負荷を電流値の変化として所謂過トルク検出機能で検出し、そこから予め使用者等が設定しておいた量だけ人体側へ進出させるように前記駆動モータ28を制御すると共に、この進出位置で前記押圧体16を停止させるべく所謂直流制動機能を利用して前記駆動モータ28を所定時間だけ停止させることができる。 【0041】 なお、前記インバータ43aは他に前記電動モータ17及び前記搬送モータ34の一連の動作も制御するように構成されている。 【0042】 図1中、44は指圧装置に添えて配置した下肢マッサージ機であり、ベット状のマッサージ機本体45の中央には凸状部46が設けられると共に、その両側には夫々長手方向に移動して下肢をマッサージする一対のマッサージ体47が設けられている。48は前記マッサージ体47の下面に設けたラックで、前記一方のマッサージ体47のラック48は電動機等(図示せず)に設けた歯車49に噛合しており、その動きが該歯車49、ラック50、歯車51及び他方のマッサージ体47のラック48を介して伝達されて、前記各マッサージ体47が長手方向に連動して移動するように構成されている。 【0043】 図4(a)はリモコン操作部を示す正面図であり、図4(b)はリモコン操作部に表示される画面のうち、コース設定等を示す画面である。 【0044】 図4(a)中60は、リモコン操作部であり、中央にタッチパネル形式のデジタル画面表示部61を備えており、前記駆動制御部43と電気的に接続されている。前記リモコン操作部60は、仰臥した状態で人体の頭部側方近傍に位置するように、取付けられている。 【0045】 図4(b)中70は、前記デジタル画面表示部61に表示される画面のうち、マッサージのコース設定等を行う各種設定画面であり、該各種設定設定画面70には、コース選択部71、押圧力選択部72、押留め時間選択部73、コース時間選択部74、身長選択部75が表示されている。前記各選択部71〜75内には、夫々三角形状の選択用ボタンが配されており、該選択用ボタンをタッチすることにより、前記各選択部71〜75の右側に夫々配されたプルダウンメニュー71a〜71h、72a〜72c、73a〜73c、74a〜74f、75a〜75hの中から、所望のメニューを選択できるように構成されている。 【0046】 本実施形態は以上のような構成からなるが、かかる指圧装置は全体の構成が非常に簡易なために、その製作も容易に且つ安価に行えるという利点がある。次に、これを使用して人体を指圧する一例について図4及び図5に示す動作チャート図に沿って説明する。 【0047】 先ず、電源を投入して、その後、指圧装置の前記マット5上の所定位置に仰臥した状態で前記リモコン操作部60に前記コース設定画面70を表示させる。そして、前記身長選択部75のサブメニューから、145cmから180cmまでに5cm毎に選択できる身長75a〜75hのうち自己の身長の最も近いメニューを選択する。次に、前記コース選択部71のサブメニューである「ゴールドコース」71a、「肩こりコース」71b、「腰痛コース」71c、「不眠症コース」71d、「背部と腰部コース」71e、「腰部と下肢コース」71f、「腰部と仙骨コース」71g、「下肢コース」71hの中から、所望のコースを前記選択用ボタンをタッチして選択する。なお、前記各コース71a〜71hの内容は、予め指圧師等の指導の下に各コース内容に応じて設定しておく。次に、前記押圧力選択部72のサブメニューである「弱押し」72a、「中押し」72b、「強押し」72cの中から所望の強さを選択する。次に、前記押留め時間選択部73のサブメニューである「短く」73a、「やや長く」73b、「長く」73cの中から所望の押留め時間を選択する。次に、前記コース時間選択部74のサブメニューから、5分から40分までに5分毎に選択できる指圧時間74a〜74fを選択する。 【0048】 なお、駆動制御部43には、シーケンスコントローラーが組み込まれており、これにより前記押圧部材11が人体の頭部の上方位置(原位置)にあるか否か、一対の前記押圧部材11が最下端に位置しているか否か及び前記押圧体16が閉状態、すなわち前記各押圧体16が相互に接近した状態にあるか否かを夫々リミットスイッチ(図示せず)で確認している。また、前記押圧部材11が原位置にあることを確認すると、前記インバータ43aにより前記搬送モータ34が始動されて、前記ベルト41を介して前記指圧装置6が頭部の上方位置(原位置)から頸部位置まで移動(前進)する。この際、前記移動距離は、予め選択された身長情報により所定の距離だけ移動するのであるが、この距離制御は、前記ロータリーエンコーダ39aおよび前記駆動制御部43により行われる。また、前記指圧装置6の長手方向への移動に際しては、前記基台7の前記ブラケット32に穿設した前記孔33に前記ガイド3が挿通されてなるために、前記基台7の前記車輪8は前記レール2上を確実に転動して前記指圧装置6の移動はスムースに行われる。 【0049】 次に、前記駆動モータ28が始動し、前記駆動ローラ29、前記ベルト30を介して前記伝動ローラ26が回転する。そして、その回転は前記回転軸27及び前記下部ローラ24を介して前記移送体25に伝達されて、前記移送体25が移動する。これに伴い前記昇降部材10及び前記押圧部材11も上昇し、前記押圧部材11の前記押圧体16が人体に接すると前記駆動モータ28の負荷が増してその電流値が上昇するため、これを前記インバータ43aに備えた過トルク検出機能により検出する。なお、前記押圧体16が人体に接したか否かは、前述のように、前記インバータ43aに備えた過トルク検出機能により検出するのであるが、図6の他の接触感知手段を示す概略図に示すように、前記取付け軸15にフランジ81を形成して該フランジ81の下面と軸受台80との間にバネ82を介装して、前記フランジ81近傍に近接センサ90を取り付け、前記取付け軸15の先端に設けられた前記押圧体16が人体に接触して前記フランジ81が前記近接センサ90にから離れることにより、検出するように構成してもよい。 【0050】 また、前記移送体25の移動制御は、前記過トルク検出機能および前記駆動制御部43により行われるが、前記移送体25の移動距離の制御は、前記駆動ローラ29に装着された前記ロータリーエンコーダ29aおよび前記駆動制御部43によって行ってもよい。 【0051】 そして、前記検出に基づき、一旦人体に接した時点で、一度上昇を停止させたうえで、前記駆動モータ28が再度回転させて前記押圧部材11が予め設定した進出量(前記押圧力選択部72で予め選択した強さに応じて設定されている)だけ上昇して指圧が開始され、この時点で前記インバータ43aが備える直流制動機能により前記駆動モータ28が予め設定しておいた時間(前記押留め時間選択部73で予め選択した長さに応じて設定されている)だけ停止した後、前記駆動モータ28が逆回転して前記押圧体16は下降し、前記押圧部材11が元の最下端の位置に戻ったことをリミットスイッチが検知する。なお、前記押圧部材11による指圧時間(前記時間設定74により設定した時間)は、加圧タイマー(図示せず)により制御されている。 【0052】 次に、前記押圧部材11は前記搬送モータ34によって、前記コース選択部71から選択したコースに沿って予め定められた指圧部位例えば腰部側へと所定距離だけ移動し、上述したのと同様にして数回の指圧が行われ、その後前記押圧体16が開状態、すなわち相互に離反状態となるように前記電動モータ17が始動し、前記歯車18、12により前記支軸13が回転して前記支軸13を中心として前記押圧体16が回動する。 【0053】 そして、今度は、前記コースに沿って予め定められた指圧部位、例えば腰部から頸部にかけて同様に指圧が行われた後、再度前記押圧体11は閉状態になると共に、原位置に戻って指圧を行うべく待機状態となるのである。 【0054】 このように、前記押圧体16に進退運動を行わせる手段として前記駆動モータ28を使用してなるために、前記押圧体16を容易に所望の進出位置で静止させることが可能となる。これにより、前記押圧体16による人体への押圧状態が維持される結果、指圧効果を大幅に向上させ得ることになる。 【0055】 さらに、前記押圧体16と人体との接触を検出することにより、この接触時を基準として予め設定した進出量だけ前記押圧体16が人体に向けて正確に進出することになる結果、指圧効果をさらに高めることができるのである。 【0056】 また、指圧後において前記押圧部材11を前記駆動モータ28により下降させてなるために、素早く前記押圧体16を人体から離脱させることが可能となり、指圧部分に滞留した血液やリンパ液がこの離脱直後に急激に流れて一層の指圧効果が得られる。 【0057】 さらに、前記押圧体16は開閉状態となるべく接離自在に構成しているために、人体の経絡・経穴等といった所望の複数部位を正確且つ確実に指圧することができる。 【0058】 また、頸椎から腰部側にかけて前記押圧部材11は長手方向に移動可能であるために、頸椎から腰部という広範囲にわたって指圧できるという利点もある。 【0059】 さらに、下肢部分のマッサージは前記下肢マッサージ機44により次のようにして行われる。すなわち、下肢部分を前記凸状部46と前記マッサージ体47間に夫々入れた状態で始動させると、前記マッサージ体47が長手方向に連動して移動し、下肢部がマッサージされることになる。 【0060】 なお、上記実施形態においては、前記インバータ43aにより前記駆動モータ28を所定位置に停止させるように構成したが、前記駆動モータ28の制御手段はかかる前記インバータ43aに限定されるものではない。 【0061】 さらに、上記実施形態では、前記押圧体16と人体との接触により変化する前記駆動モータ28の電流値を前記インバータ43aにより検出するように構成することにより、その後の前記押圧体16による指圧の便に供し得るように構成したが、これは前記駆動モータ28の制御方法の一例に過ぎないものであり、必ずしもかかる制御方法を採用する必要はない。 【0062】 さらに、上記実施形態では一対の前記押圧体16により指圧を行うように構成しているが、前記昇降部材10にはそれ以上の押圧体16を設けることも可能であり、また1つの押圧体16で指圧するように構成してもよく、前記昇降部材10に設ける押圧体16の数は問うものではない。 【0063】 また、かかる押圧体16は上記実施形態の如く必ずしも接離可能に構成する必要はなく、固定するようにしてもよい。 【0064】 さらに、上記実施形態にあっては、前記押圧体16を人体に対して上下方向に移動可能に構成したが、前記押圧体16は所定の位置で固定しても構わず、さらに前記押圧体16を増やして構成した場合は前記押圧体16を移動させる必要がなくなる。 【0065】 また、前記移送体25は上記実施形態のようなベルト以外に、紐状体や板状体等で構成することも可能である。 【0066】 さらに、前記マッサージ機44は本発明の必須のものではなく、省略しても構わない。 【0067】 その他、前記昇降部材10の形状や指圧装置の一連の動作の流れ等も本発明が意図する範囲内において任意に設計変更自在である。 【図面の簡単な説明】 【0068】 【図1】本発明に係る指圧装置の一実施形態を示す正面図である。 【図2】同平面図である。 【図3】同側面図である。 【図4】図4(a)はリモコン操作部を示す正面図であり、図4(b)はリモコン操作部に表示される画面のうち、コース設定等を示す画面である。 【図5】同一連の動作を示すチャート図である。 【図6】他の接触感知手段を示す概略図である 【図7】特許文献1の指圧装置を示す正面図である。 【符号の説明】 【0069】 10 昇降部材 16 押圧体 25 移送体 28 駆動モータ 39a ロータリーエンコーダ 43a インバータ
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| 【出願人】 |
【識別番号】304045273 【氏名又は名称】有限会社シンワシステム 【識別番号】305021649 【氏名又は名称】坂口 清一
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| 【出願日】 |
平成17年5月2日(2005.5.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100117374 【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 真一
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| 【公開番号】 |
特開2006−305234(P2006−305234A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月9日(2006.11.9) |
| 【出願番号】 |
特願2005−134418(P2005−134418) |
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