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【発明の名称】 ミストサウナ装置
【発明者】 【氏名】河野 秀勇
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内

【要約】 【課題】熱源機5と、浴室1に配置した噴霧ヘッド2と、噴霧ヘッドに連なる噴霧用流路11に介設した液々熱交換器12とを備え、熱源機から熱媒循環路13を介して液々熱交換器に供給される熱媒体により、噴霧ヘッドに供給する水を加熱するようにしたミストサウナ装置において、液々熱交換器の予熱完了時期を液々熱交換器に供給する熱媒体の温度を検出する熱媒温度センサを用いずに正しく判別できるようにし、コストダウンを図る。

【解決手段】液々熱交換器12の上流側の噴霧用流路11の部分に噴霧弁16を介設し、噴霧弁の閉弁時に排水弁18の開弁により、噴霧用流路11に残留する水を噴霧ヘッド2から少なくとも液々熱交換器12内の部分に亘って排水可能とする。そして、液々熱交換器12の下流側の噴霧用流路11の部分に設けた噴霧温度センサ19の検出温度に基づいて液々熱交換器12の予熱完了時期を判別する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱源機と、浴室に配置した噴霧ヘッドと、噴霧ヘッドに連なる噴霧用流路に介設した液々熱交換器とを備え、熱源機から熱媒循環路を介して液々熱交換器に供給される熱媒体により、噴霧ヘッドに供給する水を加熱するようにしたミストサウナ装置であって、噴霧用流路に介設された、閉弁で噴霧ヘッドへの給水を遮断する噴霧弁と、液々熱交換器の下流側の噴霧流路の部分の温度を検出する噴霧温度センサが設けられているものにおいて、
噴霧弁は液々熱交換器の上流側の噴霧用流路の部分に介設され、
噴霧弁の閉弁時に噴霧用流路に残留する水を噴霧ヘッドから少なくとも液々熱交換器内の部分に亘って排水可能な排水機構が設けられていることを特徴とするミストサウナ装置。
【請求項2】
前記噴霧ヘッドからの噴霧を行うミスト運転の開始指令で前記熱源機から前記液々熱交換器への熱媒体の供給を開始した後、前記噴霧温度センサの検出温度が所定温度以上になったところで前記噴霧弁を開弁させる噴霧制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のミストサウナ装置。
【請求項3】
前記噴霧弁を閉弁させたまま前記液々熱交換器に前記熱源機から熱媒体を供給して試運転を行う試運転制御手段を備え、試運転制御手段は、試運転時に前記噴霧温度センサの検出温度に基づいて合否判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のミストサウナ装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室に配置した噴霧ヘッドから温水をミスト状に噴出させてサウナ効果を得られるようにしたミストサウナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のミストサウナ装置として、噴霧ヘッドに連なる噴霧用流路に液々熱交換器を介設し、熱源機から熱媒循環路を介して液々熱交換器に供給される熱媒体により、噴霧ヘッドに供給する水を加熱するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、液々熱交換器の下流側の噴霧用流路の部分に、閉弁で噴霧ヘッドへの給水を遮断する噴霧弁を介設すると共に、噴霧弁の閉弁時に噴霧ヘッドと噴霧弁との間の噴霧用流路の部分に残留する水を排水する排水機構を設け、噴霧ヘッドからの噴霧を行うミスト運転の開始時に、低温の残留水が噴霧ヘッドから噴出されることを防止している。更に、このものでは、液々熱交換器の下流側の噴霧用流路の部分の温度を検出する噴霧温度センサを設けて、噴霧ヘッドから噴出する湯水の温度を一定にする温調制御を行っている。
【0003】
ところで、上記従来例のものでは、ミスト運転停止時に噴霧弁と噴霧ヘッドとの間の噴霧用流路の部分の残留水は排水されるが、液々熱交換器内の噴霧用流路の部分の残留水は排水されずに残る。そこで、上記従来例では、液々熱交換器の近傍の熱媒循環路の部分の温度を検出する熱媒温度センサを設け、ミスト運転の開始指令で液々熱交換器に熱源機から熱媒体を供給した後、熱媒温度センサの検出温度が所定の設定温度に上昇したところで、即ち、液々熱交換器の予熱が完了したところで、噴霧弁を開弁させるようにしている。これによれば、ミスト運転の開始が指令されたときに液々熱交換器に冷めた水が残留していても、この水を液々熱交換器に供給される熱媒体で適温に加熱した後、噴霧ヘッドに供給できるようになり、噴霧ヘッドからの噴霧開始当初に、低温の水が噴出することを防止できる。
【0004】
然し、これでは、液々熱交換器の予熱完了時期を判別するために熱媒温度センサが必要になって、コストが高くなる。この場合、液々熱交換器の予熱完了時期をミスト運転の開始指令からの経過時間に基づいて判別することも考えられるが、ミスト運転の開始指令が出された時点での残留水や熱媒体の温度は気温や熱源機の運転状況により変化するため、液々熱交換器の予熱完了までに要する時間も変化し、経過時間に基づいて予熱完了時期を正しく判別することはできない。
【0005】
また、噴霧温度センサの検出温度に基づいて液々熱交換器の予熱完了時期を判別することも考えられるが、液々熱交換器内の噴霧用流路の部分が残留水で満たされているために、液々熱交換器の熱容量が大きくなって、噴霧温度センサを設けた液々熱交換器の下流側の噴霧用流路の部分の温度が上昇するまでにかなりの時間遅れを生ずる。従って、噴霧温度センサの検出温度が上昇したときには、液々熱交換器の予熱が既に完了して残留水が適温以上に加熱されることになり、エネルギーの無駄を生ずる。
【0006】
結局、ミスト運転の停止時に液々熱交換器内の噴霧用流路の部分に水が残留する上記従来例では、液々熱交換器の予熱完了時期を判別するために、熱媒温度センサが必要不可欠になる。更に、液々熱交換器内での残留水の凍結による液々熱交換器の破損を防止するため、液々熱交換器の凍結防止対策も必要になり、コストが高くなる不具合がある。
【特許文献1】特開2003−334230号公報(0035〜0042、図3、図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、熱媒温度センサや液々熱交換器の凍結防止対策を不要にしてコストダウンを図ることができるようにしたミストサウナ装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、熱源機と、浴室に配置した噴霧ヘッドと、噴霧ヘッドに連なる噴霧用流路に介設した液々熱交換器とを備え、熱源機から熱媒循環路を介して液々熱交換器に供給される熱媒体により、噴霧ヘッドに供給する水を加熱するようにしたミストサウナ装置であって、噴霧用流路に介設された、閉弁時に噴霧ヘッドへの給水を遮断する噴霧弁と、液々熱交換器の下流側の噴霧流路の部分の温度を検出する噴霧温度センサが設けられているものにおいて、噴霧弁は液々熱交換器の上流側の噴霧用流路の部分に介設され、噴霧弁の閉弁時に噴霧用流路に残留する水を噴霧ヘッドから少なくとも液々熱交換器内の部分に亘って排水可能な排水機構が設けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、噴霧ヘッドからの噴霧を行うミスト運転を噴霧弁の閉弁で停止すると、液々熱交換器内の噴霧用流路の部分に残留する水も排水機構により排水される。従って、液々熱交換器の凍結防止対策が不要になる。
【0010】
また、ミスト運転の停止中は、液々熱交換器内の噴霧用流路の部分が残留水の排水で空になり、液々熱交換器の熱容量が小さくなる。そのため、ミスト運転の開始指令で熱源機から液々熱交換器への熱媒体の供給が開始されると、熱媒体の温度上昇に伴って液々熱交換器内の噴霧用流路の部分の温度が応答性良く上昇し、この部分からの伝熱で液々熱交換器の下流側の噴霧用流路の部分の温度も短時間で上昇する。従って、液々熱交換器の下流側の噴霧用流路の部分の温度を検出する噴霧温度センサにより液々熱交換器の予熱完了時期を正しく判別できる。かくして、ミスト運転の開始指令で熱源機から液々熱交換器への熱媒体の供給を開始した後、噴霧温度センサの検出温度が所定温度以上になったところで噴霧弁を開弁させる噴霧制御手段を設けることにより、噴霧ヘッドからの噴霧開始時の冷水の噴出を防止し、且つ、過剰の予熱によるエネルギーの無駄も防止できる。その結果、熱媒温度センサは不要になり、液々熱交換器の凍結防止対策が不要になることと相俟って、コストダウンを図ることができる。
【0011】
尚、ミストサウナ装置の設置工事完了後、装置が正常に作動するか否かを確認するため試運転を行う。この場合、浴室やこれに関連する下水等の工事が完了する前でも大丈夫なように、試運転では噴霧弁を閉弁させたまま液々熱交換器に熱源機から熱媒体を供給する制御を行う。従来、試運転制御手段は、試運転時に熱媒温度センサの検出温度に基づいて合否判定を行うように構成されている。ここで、本発明では、上記の如く液々熱交換器内の噴霧用流路の部分を空にして、液々熱交換器への熱媒体の供給で噴霧温度センサの検出温度が応答性良く上昇するようにしている。従って、試運転時に噴霧温度センサの検出温度に基づいて合否判定を行うように試運転制御手段を構成しても、短時間で適切に合否判定を行うことができ、熱媒温度センサが無くても問題はない。
【0012】
尚、後述する実施形態において、上記噴霧制御手段に対応するのは図2に示す噴霧制御であり、上記試運転制御手段に対応するのは図3に示す試運転制御である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1を参照して、1は浴室を示している。浴室1には、噴霧ヘッド2と、浴室暖房器3とが配置されている。浴室暖房器3は、浴室1内の空気を循環させる図示省略した循環ファンと放熱器4とを内蔵している。放熱器4は、浴室1の外部(屋外等)に配置した熱源機5に熱媒循環路6を介して接続されている。そして、熱源機5の作動により、熱源機5で加熱された熱媒体(水、不凍液等)が熱媒循環路6を介して放熱器4に供給され、放熱器4で加熱された空気が循環ファンにより浴室1に循環されて、浴室1の暖房が行われる。
【0014】
また、浴室暖房器3には、放熱器4に供給される熱媒体の温度を検出するサーミスタから成る熱媒温度センサ7が設けられており、この温度センサ7の検出信号を浴室暖房器用コントローラ8に入力し、暖房運転開始時に放熱器4に供給される熱媒体の温度が所定温度に上昇するまで循環ファンの作動を遅らせ、冷風が浴室1に送風されることを防止している。尚、熱源機5には、必要に応じて浴室暖房器3以外の暖房端末も各別の熱媒循環路を介して接続される。
【0015】
噴霧ヘッド2には、水道管9に逆止弁10を介して接続される噴霧用流路11を介して水が供給される。噴霧用流路11には液々熱交換器12が介設されている。そして、熱源機5で加熱された熱媒体を浴室暖房器3用の熱媒循環路6から分岐した液々熱交換器12用の熱媒循環路13を介して液々熱交換器12に供給し、噴霧ヘッド2に供給する水を液々熱交換器12において熱媒体により加熱できるようにしている。熱媒循環路13には、熱媒体の流量を調節可能な熱媒弁14が介設されている。
【0016】
液々熱交換器12は、噴霧用流路11の上流側が下、下流側が上に位置するように起立姿勢で配置されている。そして、液々熱交換器12の下流側の噴霧用流路11の部分に、減圧弁15とその下流側の噴霧弁16とを介設し、噴霧弁16の閉弁で噴霧ヘッド2への給水が遮断されるようにしている。更に、噴霧弁16と液々熱交換器12との間の噴霧用流路11の部分から排水路17を分岐し、この排水路17に排水弁18を介設して、排水路17と排水弁18とにより排水機構を構成している。かくして、噴霧弁16を閉弁した状態で排水弁18を開弁すれば、噴霧ヘッド2から液々熱交換器12の上流の排水路17の分岐部までの噴霧用流路11の部分に残留する水が排水され、液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分は空になる。また、液々熱交換器12の下流側の噴霧用流路11の部分には、液々熱交換器12の近傍に位置させて、サーミスタから成る噴霧温度センサ19が設けられている。尚、逆止弁10と減圧弁15との間の噴霧用流路11の部分には水抜き栓20が接続されている。
【0017】
液々熱交換器12、熱媒弁14、減圧弁15、噴霧弁16、排水弁18及び噴霧温度センサ19は熱源機5とは別置きの噴霧ユニット21に内蔵されている。そして、噴霧ユニット21に設けた噴霧コントローラ22に噴霧温度センサ19の検出信号を入力し、この噴霧コントローラ22により熱媒弁14、噴霧弁16及び排水弁18を制御するようにしている。尚、噴霧コントローラ22は、熱源機5用のコントローラ(図示せず)に通信可能に接続されている。また、図外のリモコンが噴霧コントローラ22に通信可能に接続され、リモコンに設けられた噴霧スイッチの操作に応じて噴霧コントローラ22による噴霧制御が行われる。
【0018】
噴霧制御の詳細は図2に示す通りであり、先ず、S1のステップで噴霧スイッチがオンされたか否か、即ち、ミスト運転の開始指令が出されたか否かを判別する。噴霧スイッチがオンされたときは、S2のステップに進み、熱媒弁14を開弁すると共に、熱源機5用のコントローラに作動指令を送信する。これにより熱源機5の作動が開始され、熱源機5で加熱された熱媒体が循環路13を介して液々熱交換器12に供給される。次に、S3のステップで噴霧温度センサ19の検出温度Tfが所定温度YTf以上になったか否かを判別し、Tf≧YTfになったときに、S4のステップで噴霧弁16を開弁させて、噴霧ヘッド2からの噴霧を開始する。
【0019】
ここで、液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分は、前回のミスト運転終了時の後述するS8のステップでの排水により空になっている。そのため、液々熱交換器12の熱容量が小さくなり、液々熱交換器12への熱媒体の供給が開始されると、熱媒体の温度上昇に伴って液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分の温度が応答性良く上昇し、この部分からの伝熱で液々熱交換器12の下流側の噴霧用流路11の部分の温度、即ち、噴霧温度センサ19の検出温度Tfも短時間で上昇する。そして、噴霧用流路11に流れる水を液々熱交換器12で噴霧に適した温度にまで加熱できるようになったとき(予熱完了時)に噴霧温度センサ19で検出される温度を予め実測して、これに合わせて上記所定温度YTfを設定しておくことにより、噴霧開始当初から適温の温水を噴霧することができる。また、噴霧開始前に液々熱交換器12が過剰に予熱されて、エネルギーの無駄を生ずることも防止できる。
【0020】
噴霧開始後はS5のステップに進み、噴霧ヘッド2から噴出する温水の温度が設定温度に維持されるように、噴霧温度センサ19の検出温度Tfに基づく温調制御を行う。尚、温調制御では、噴霧温度センサ19の検出温度Tfに応じて熱媒弁14により液々熱交換器12に流す熱媒体の流量を可変する。また、噴霧弁16を流量調節可能な弁で構成し、噴霧用流路11に流す水量を噴霧温度センサ19の検出温度Tfに応じて可変して、温調制御を行うことも可能である。
【0021】
次に、S6のステップで噴霧スイッチがオフされたか否かを判別し、オフされたときは、S7のステップで噴霧弁16と熱媒弁14とを閉弁すると共に、S8のステップで排水弁18を開弁する。これにより、噴霧ヘッド2から液々熱交換器12の上流の排水路17の分岐部までの噴霧用流路11の部分に残留する水が排水され、液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分は空になる。そして、排水弁18を一定時間開弁状態に維持した後閉弁し、一連の噴霧制御を終了する。
【0022】
このように、ミスト運転停止時に液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分が空になるため、次回のミスト運転開始時に噴霧温度センサ19の検出温度Tfに基づいて液々熱交換器12の予熱完了時期を正しく判別できる。従って、従来必要とされていた液々熱交換器12用の熱媒温度センサが不要になり、更に、液々熱交換器12の凍結防止対策も不要になり、コストダウンを図ることができる。
【0023】
尚、S7のステップでは、図示しないが、熱源機用コントローラにミスト運転の終了を示す信号が送信され、浴室暖房器3を含む全ての暖房端末の運転が停止されていれば、熱源機5の運転が停止される。
【0024】
ところで、熱源機5を含むミストサウナ装置を新たに設置したときには、熱源機用コントローラに付設された試運転スイッチを操作して自動試運転を行う。自動試運転では、熱源機5から浴室暖房器3を含む各暖房端末に順に熱媒体を供給し、各暖房端末に設けられた熱媒温度センサの検出温度を熱源機用コントローラが各暖房端末用コントローラを介して読み取り、熱媒温度センサの検出温度が所定時間内に所定温度に上昇したときに合格と判定する。また、自動試運転では、熱源機用コントローラから噴霧コントローラ22に熱媒弁14の開弁指令を送り、熱媒循環路13を介して液々熱交換器12に熱媒体を供給する噴霧ユニット21の試運転も行う。尚、浴室1やこれに関連する下水等の工事が完了する前に試運転しても大丈夫なように、試運転では噴霧弁16を閉弁させたままにする。
【0025】
ここで、本実施形態では、噴霧ユニット21に熱媒温度センサが設けられておらず、暖房端末のように熱媒温度センサの検出温度に基づいて合否判定を行うことはできない。そこで、噴霧ユニット21の試運転制御では、図3に示す如く、噴霧温度センサ19の検出温度Tfに基づいて合否判定を行っている。これを詳述するに、S101のステップで噴霧コントローラ22に熱媒弁14の開弁指令を送信した後、S102のステップで開弁指令の送信時点から所定時間経過したか否かを判別する。そして、所定時間経過したときに、S103のステップで噴霧温度センサ19の検出温度Tfが合否判別の基準となる所定温度YT以上になっているか否かを判別し、Tf≧YTであれば、S104のステップに進んで合格と判定し、Tf<YTであれば、S105のステップに進んで不合格と判定する。
【0026】
尚、一般的に、自動試運転に先立って、噴霧弁16を開弁させたときに噴霧ヘッド2から水が噴出するか否かを確認する通水試験を行うが、本実施形態では、通水試験後に噴霧弁16を閉弁して排水弁18を開弁することにより、液々熱交換器12内の噴霧用流路11の部分は空になる。従って、試運転時には液々熱交換器12への熱媒体の供給で噴霧温度センサ19の検出温度Tfが短時間に上昇し、試運転に要する時間が長引くことはない。
【0027】
以上、液々熱交換器12を起立姿勢で配置した実施形態について説明したが、液々熱交換器12を水平姿勢で配置することも可能である。この場合、排水路17を液々熱交換器12の下流側の噴霧用流路11の部分から分岐しても、排水路17に介設した排水弁18の開弁により、噴霧ヘッド2から液々熱交換器12内の部分に亘って噴霧用流路11に残留する水を排水できる。従って、排水路17は、液々熱交換器12の上流側と下流側の何れの噴霧用流路11の部分から分岐しても良い。
【0028】
また、上記実施形態では、液々熱交換器12用の熱媒循環路13を浴室暖房器3用の熱媒循環路6から分岐させているが、液々熱交換器12用の熱媒循環路13を熱源機5に直接接続することも可能である。更に、上記実施形態では、噴霧ユニット21を熱源機5及び浴室暖房器3と別置きにしているが、熱源機5または浴室暖房器3に噴霧ユニット21を組み込むことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施形態のミストサウナ装置の全体構成を示す説明図。
【図2】実施形態のミストサウナ装置で実行する噴霧制御の内容を示すフロー図。
【図3】実施形態のミストサウナ装置で実行する試運転制御の内容を示すフロー図。
【符号の説明】
【0030】
1…浴室、2…噴霧ヘッド、5…熱源機、11…噴霧用流路、12…液々熱交換器、13…熱媒循環路、16…噴霧弁、17…排水路(排水機構)、18…排水弁(排水機構)、19…噴霧温度センサ。
【出願人】 【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区福住町2番26号
【出願日】 平成17年3月24日(2005.3.24)
【代理人】 【識別番号】100077805
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 辰彦

【識別番号】100099690
【弁理士】
【氏名又は名称】鷺 健志

【識別番号】100109232
【弁理士】
【氏名又は名称】本間 賢一

【識別番号】100125210
【弁理士】
【氏名又は名称】加賀谷 剛

【公開番号】 特開2006−263157(P2006−263157A)
【公開日】 平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願番号】 特願2005−85640(P2005−85640)