| 【発明の名称】 |
洗眼液収容体 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 広和 【住所又は居所】大阪府松原市別所2丁目3番20号 株式会社セイワ・プロ内
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| 【要約】 |
【課題】取り扱いが容易であり、開封時に容器内の洗眼液がこぼれることのない洗眼液収容体を提供する。
【解決手段】洗眼液収容体1は、上部が開口し、上端に、顔の目の周囲に当接する当接部11が形成された容器10と、容器10内に収容された洗眼液Lと、シート状の部材から構成され、容器10の内側に固着されて内部に洗眼液Lを封じ込める蓋15とを備える。容器10は、その外周面の両側に外側から圧縮の力が作用すると、弾性変形して、力の作用方向における内周面間距離が短くなるとともに、力の作用方向と直交する方向における内周面間距離が長くなるように構成される。蓋15は、その中心部を通る直線方向に一定間隔で形成された切り欠き溝17を上面に備え、切り欠き溝17の形成方向と直交する方向に一定大きさ以上の引張の力が作用すると、切り欠き溝17の形成方向に破断し、開口するように構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部が開口し、上端に、顔の目の周囲に当接する当接部が形成された容器と、前記容器内に収容され、目を洗眼するための洗眼液と、シート状の部材から構成され、前記容器の内側に固着されて内部に前記洗眼液を封じ込める蓋とを備えた洗眼液収容体であって、 前記容器は、その外周面の両側に外側から圧縮の力が作用すると、弾性変形して、該力の作用方向における内周面間距離が短くなるとともに、該力の作用方向と直交する方向における内周面間距離が長くなるように構成され、 前記蓋は、その中心部を通る直線方向に沿って一定間隔で又は連続的に形成された切り欠き溝を上面又は下面に備え、該切り欠き溝の形成方向と直交する方向に一定大きさ以上の引張の力が作用すると、該切り欠き溝の形成方向に破断し、開口するように構成されてなることを特徴とする洗眼液収容体。 【請求項2】 前記容器内周面には、前記洗眼液の液面よりも上方位置に、前記蓋の周縁部下面を支持する突起部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の洗眼液収容体。 【請求項3】 前記洗眼液は、水に自然溶解濃度よりも多くの酸素を溶解させた酸素溶存水から構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の洗眼液収容体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、上部が開口し、上端に、顔の目の周囲に当接する当接部が形成された容器と、前記容器内に収容され、目を洗眼するための洗眼液と、シート状の部材から構成され、前記容器内部に前記洗眼液を封じ込める蓋とを備えた洗眼液収容体に関する。 【背景技術】 【0002】 眼病予防や、アレルギー患者の花粉症対策、コンタクトレンズ装着時の異物感の緩和などを目的として、従来から洗眼が行われており、このような洗眼を行うための洗眼用具として、例えば、特開2001−309960号公報に開示された、図4及び図5に示すような洗眼液収容体100が知られている。 【0003】 この洗眼液収容体100は、上部が開口し、平面視楕円形に形成された容器101と、容器101内に収容され、目を洗眼するための洗眼液Lと、容器101と同様、平面視楕円形に形成され、容器101内部に洗眼液Lを封じ込める蓋105とを備えて構成される。尚、図4は、従来例に係る洗眼液収容体の概略構成を示した断面図であり、図5は、図4に示した洗眼液収容体の平面図である。 【0004】 前記容器101は、その上端が外方に折り返されて形成され、使用者の顔の目の周囲に当接する当接部として機能する凸曲面部102を備えており、この凸曲面部102の下端(先端)には、外方に突出した鍔部103が全周に形成されている。一方、前記蓋105は、シート状の部材から構成され、容器101の凸曲面部102を覆うように当該容器101の鍔部103に剥離可能に固着されており、当該鍔部103よりも外側に突出した摘み106を備えている。 【0005】 この洗眼液収容体100によれば、使用者は、以下に説明するようにして洗眼することができ、まず、蓋105の摘み106を摘み、当該蓋105を容器101から剥がして開封した後、下を向き、目が容器101開口部の略中央位置にくるようにして、容器101の凸曲面部102を顔の目の周囲に押し付ける。尚、このとき、洗眼時に、容器101内の洗眼液Lが凸曲面部102と顔との間の隙間からこぼれ落ちることのないように一定の力で押し付ける。 【0006】 この後、使用者は、容器101を顔に押し付けた状態で顔を上げ、容器101内の洗眼液Lを顔(目)側に移動させて目を洗眼液L中に浸し、ここで、瞬きをすることなどによって目を洗眼する。 【0007】 【特許文献1】特開2001−309960号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、上記従来の洗眼液収容体100では、蓋105と容器101との固着状態によっては当該蓋105がスムーズに開かない場合があり、蓋105を開けるときに、容器101内の洗眼液Lをこぼし易いという問題があった。また、蓋105を容器101から剥がして使用するため、使用後には蓋105と容器101との2つのゴミが発生し、取り扱いが面倒になるという問題もある。 【0009】 本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、取り扱いが容易であり、開封時に容器内の洗眼液がこぼれることのない洗眼液収容体の提供をその目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記目的を達成するための本発明は、 上部が開口し、上端に、顔の目の周囲に当接する当接部が形成された容器と、前記容器内に収容され、目を洗眼するための洗眼液と、シート状の部材から構成され、前記容器の内側に固着されて内部に前記洗眼液を封じ込める蓋とを備えた洗眼液収容体であって、 前記容器は、その外周面の両側に外側から圧縮の力が作用すると、弾性変形して、該力の作用方向における内周面間距離が短くなるとともに、該力の作用方向と直交する方向における内周面間距離が長くなるように構成され、 前記蓋は、その中心部を通る直線方向に沿って一定間隔で又は連続的に形成された切り欠き溝を上面又は下面に備え、該切り欠き溝の形成方向と直交する方向に一定大きさ以上の引張の力が作用すると、該切り欠き溝の形成方向に破断し、開口するように構成されてなることを特徴とする洗眼液収容体に係る。 【0011】 この発明によれば、使用者は、まず、目が容器開口部の略中央位置にくるように当該容器の位置を調整しながら、容器当接部を顔の目の周囲に押し付ける。尚、このとき、洗眼時に、容器内の洗眼液が当接部と顔との間の隙間からこぼれ落ちないように一定の力で押し付ける。 【0012】 この後、容器を顔に押し付けた状態で顔を上げ、切り欠き溝形成方向における容器の両外側であって蓋が固着された部分の外側を押して容器を弾性変形させると、切り欠き溝形成方向における容器内周面間距離が短くなるとともに、切り欠き溝形成方向と直交する方向における容器内周面間距離が長くなるため、蓋には、切り欠き溝形成方向と直交する方向に引張の力が作用する。そして、この引張の力が一定大きさ以上になると、当該蓋は、切り欠き溝形成方向に破断し、開口する。 【0013】 これにより、容器内の洗眼液が蓋の開口部から流出して顔(目)側に移動し、目が当該洗眼液中に浸るので、ここで、瞬きをすることなどによって目を洗眼することができる。 【0014】 斯くして、本発明に係る洗眼液収容体によれば、容器を外側から押して開封するようにしており、また、容器を顔に押し付けて顔を上げた状態で開封することができるので、当該容器内の洗眼液をこぼさずに且つ簡単に蓋を開けることができる。また、蓋は、開封後も容器側に固着されたままであるので、蓋と容器とが分離する従来の洗眼液収容体に比べ、取り扱いが容易である。 【0015】 尚、当該洗眼液収容体を用いて洗眼するに当たっては、次のようにして洗眼することもでき、この場合、使用者は、まず、切り欠き溝形成方向における容器の両外側であって蓋が固着された部分の外側を押して容器を弾性変形させ、蓋に切り欠き溝形成方向と直交する方向の引張力を作用させることにより、当該蓋を切り欠き溝形成方向に破断,開口させる。 【0016】 この後、下を向いて、目が容器開口部の略中央位置にくるように当該容器の位置を調整しながら、容器当接部を顔の目の周囲に一定の力で押し付けた後、容器を顔に押し付けた状態で顔を上げると、容器内の洗眼液が蓋の開口部から流出して顔側に移動し、目が当該洗眼液中に浸って洗眼される。 【0017】 このようにして洗眼するようにしても、蓋を開けるときには、上記と同様に、容器を外側から押して、当該容器内の洗眼液をこぼさずに且つ簡単に蓋を開けることができる。 【0018】 また、前記容器内周面には、前記洗眼液の液面よりも上方位置に、前記蓋の周縁部下面を支持する突起部が形成されていることが好ましく、このようにすれば、容器内に洗眼液を充填した後、蓋を容器に固着するときに、蓋を取り付け易くなる。 【0019】 また、前記洗眼液は、水に自然溶解濃度よりも多くの酸素を溶解させた酸素溶存水から構成されていることが好ましく、このようにすれば、目の表面から酸素が吸収されてこの部分の新陳代謝が促進されるという効果も得ることができる。 【発明の効果】 【0020】 以上のように、本発明に係る洗眼液収容体によれば、容器を外側から押すことで、当該容器内の洗眼液をこぼさずに且つ簡単に開封することができ、また、蓋は開封後も容器側に固着されたままであるので、使用後の取り扱いが容易であり、当該洗眼液収容体を使い勝手の良いものとすることができる。 【0021】 また、容器内周面に、蓋の周縁部下面を支持する突起部を形成すれば、容器内に洗眼液を充填した後、蓋を容易に取り付けることができる。また、洗眼液を酸素溶存量の高い酸素溶存水から構成すれば、洗眼の効果に加え、目の表面から酸素を吸収させてこの部分の新陳代謝を促進させるという効果を得ることもできる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る洗眼液収容体の概略構成を示した断面図であり、図2は、図1に示した洗眼液収容体の平面図である。また、図3は、本実施形態に係る容器などの弾性変形前後の状態を示した説明図である。 【0023】 図1乃至図3に示すように、本例の洗眼液収容体1は、上部が開口し、平面視楕円形に形成された容器10と、容器10内に収容され、目を洗眼するための洗眼液Lと、容器10と同様、平面視楕円形に形成され、容器10の内側に固着されて内部に洗眼液Lを封じ込める蓋15とを備えており、容器10及び蓋15は、例えば、合成樹脂製の透明な部材から構成される。 【0024】 前記容器10は、その上端部が外方に折り返された凸曲面11に形成されるとともに、内径が底部側にかけて次第に小さくなるように形成されており、内周面には、前記洗眼液Lの液面よりも上方位置であって容器10の上下方向中央付近に、前記蓋15の周縁部下面を支持する突起部12が等間隔で4つ形成されている。尚、前記凸曲面部11は、使用者の顔の目の周囲に当接する当接部となっている。 【0025】 また、容器10は、図3に示すように、その外周面の両側に外側から圧縮の力が作用すると、弾性変形して、当該力の作用方向における内周面間距離が短くなるとともに、当該力の作用方向と直交する方向における内周面間距離が長くなるように構成される。 【0026】 前記蓋15は、シート状に形成され、その周縁部には、例えば、ヒートシールや接着剤などにより容器10の内周面に固着される取付部16が形成されている。尚、この蓋10の取り付けに当たっては、容器10内に洗眼液Lを充填し、当該蓋15を容器10の突起部12上に載置した後、当該蓋15の取付部16を容器10の内周面に固着する。 【0027】 また、蓋15は、長径方向に一定間隔で形成された複数の切り欠き溝17を上面に備えており、この切り欠き溝17の形成方向と直交する方向に一定大きさ以上の引張の力が作用すると、図3に示すように、当該切り欠き溝17の形成方向に破断し、開口部18を形成するように構成されている。 【0028】 前記洗眼液Lは、水に自然溶解濃度よりも多くの酸素を溶解させた酸素溶存水から構成される。 【0029】 以上のように構成された本例の洗眼液収容体1によれば、使用者は、以下のようにして当該洗眼液収容体1を使用し、洗眼することができる。即ち、使用者は、まず、蓋15の切り欠き溝17を見て、当該切り欠き溝17の形成方向が顔の左右方向となるように、且つ目が容器10開口部の略中央位置にくるように当該容器10の位置を調整しながら、容器10の当接部11を顔の目の周囲に押し付ける。尚、このとき、洗眼時に、容器10内の洗眼液Lが当接部11と顔との間の隙間からこぼれ落ちることのないように一定の力で押し付ける。 【0030】 この後、容器10を顔に押し付けた状態で顔を上げ、図3に示すように、切り欠き溝17形成方向における容器10の両外側であって容器10の上下方向中央付近を押して当該容器10を弾性変形させると、切り欠き溝17形成方向における容器10内周面間距離が短くなるとともに、切り欠き溝17形成方向と直交する方向における容器10内周面間距離が長くなるため、蓋15には、切り欠き溝17形成方向と直交する方向に引張の力が作用する。そして、この引張の力が一定大きさ以上になると、当該蓋15は、切り欠き溝17形成方向に破断し、開口する。 【0031】 これにより、容器10内の洗眼液Lが蓋15の開口部18から流出して顔(目)側に移動し、目が当該洗眼液L中に浸るので、ここで、瞬きをすることなどによって目を洗眼することができる。 【0032】 このように、本例の洗眼液収容体1によれば、容器10を外側から押して開封するようにしており、また、容器10を顔に押し付けて顔を上げた状態で開封することができるので、当該容器10内の洗眼液Lをこぼさずに且つ簡単に蓋15を開けることができる。また、蓋15は、開封後も容器10側に固着されたままであるので、蓋105と容器101とが分離する従来の洗眼液収容体100に比べ、取り扱いが容易である。 【0033】 また、目が容器10開口部の略中央位置からずれていると、容器10の当接部11と顔との間に隙間が形成され、洗眼液Lがこぼれ落ちる原因となるが、本例の洗眼液収容体1では、切り欠き溝17を目印にして容器10に対する目の位置を把握することができるので、目の位置がずれるのを効果的に防止することができる。 【0034】 また、容器10内周面に、蓋15の周縁部下面を支持する突起部16を形成しているので、容器10内に洗眼液Lを充填した後、蓋15を容器10に固着するときに、当該蓋15を容易に取り付けることができる。 【0035】 また、洗眼液Lを、水に自然溶解濃度よりも多くの酸素を溶解させた酸素溶存水から構成しているので、洗眼の効果に加え、目の表面から酸素を吸収させてこの部分の新陳代謝を促進させるという効果を得ることもできる。 【0036】 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。 【0037】 例えば、当該洗眼液収容体1を用いて洗眼するに当たっては、次のようにして洗眼することもできる。この場合、使用者は、まず、切り欠き溝17形成方向における容器10の両外側であって容器10の上下方向中央付近を押して当該容器10を弾性変形させ、蓋15に切り欠き溝17形成方向と直交する方向の引張力を作用させることにより、当該蓋15を切り欠き溝17形成方向に破断,開口させる。 【0038】 この後、下を向き、蓋15に形成された開口部18を基に、容器10の位置を、当該切り欠き溝17の形成方向が顔の左右方向となるように、且つ目が容器10開口部の略中央位置にくるように調整しながら、容器10の当接部11を顔の目の周囲に一定の力で押し付ける。 【0039】 そして、容器10を顔に押し付けた状態で顔を上げると、容器10内の洗眼液Lが蓋15の開口部18から流出して顔側に移動し、目が当該洗眼液L中に浸って洗眼される。このようにして洗眼するようにしても、蓋15を開けるときには、上記と同様に、容器10を外側から押して、当該容器10内の洗眼液Lをこぼさずに且つ簡単に蓋15を開けることができる。 【0040】 また、上例では、蓋15の上面に切り欠き溝17を形成したが、蓋15の下面に形成しても良い。また、切り欠き溝17を一定間隔で形成したが、連続的に形成しても良く、更に、長径方向ではなく短径方向に形成しても良い。 【0041】 また、容器10の内周面の突起部12は、等間隔で4ヶ所に形成するのではなく、容器10の内周面全周に形成するようにしても良い。 【0042】 また、洗眼液Lは、上述のような酸素溶存水に限定されることはなく、各種の洗眼液を用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】本発明の一実施形態に係る洗眼液収容体の概略構成を示した断面図である。 【図2】図1に示した洗眼液収容体の平面図である。 【図3】本実施形態に係る容器などの弾性変形前後の状態を示した説明図である。 【図4】従来例に係る洗眼液収容体の概略構成を示した断面図である。 【図5】図4に示した洗眼液収容体の平面図である。 【符号の説明】 【0044】 1 洗眼液収容体 10 容器 11 当接部(凸曲面部) 12 突起部 15 蓋 16 取付部 17 切り欠き溝 18 開口部 L 洗眼液
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| 【出願人】 |
【識別番号】500272439 【氏名又は名称】株式会社セイワ・プロ 【住所又は居所】大阪府松原市別所二丁目3番20号
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| 【出願日】 |
平成17年3月24日(2005.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104662 【弁理士】 【氏名又は名称】村上 智司
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| 【公開番号】 |
特開2006−263153(P2006−263153A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月5日(2006.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−85582(P2005−85582) |
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