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【発明の名称】 マッサージ機
【発明者】 【氏名】岩本 浩範

【氏名】山田 龍二

【氏名】野村 昌史

【氏名】畑 真一郎

【氏名】秦 慶治

【氏名】伊東 幹夫

【氏名】齋藤 篤裕

【要約】 【課題】もみ玉の回転運動と往復運動とをモータの一本の出力軸からの駆動力によっておこなうことができ、構成を簡素化する。

【解決手段】移動体6にもみ玉4の回転動力を伝達する伝動軸63を架設する。往復駆動用のウオームホイール50を回転自在に取り付ける。一つのモータ3の一つの出力軸8と伝動軸63を近づけたり距離を隔てたりすることが可能で動力を伝達することができる手段73にて連結する。伝動軸63とウオームホイール50とを伝動手段76にて連結する。ウオームホイール50の外周部と本体ハウジング27とを揺動リンク72にて連結し
【特許請求の範囲】
【請求項1】
足置き台と、足置き台に形成された開口部から突出して内蔵のモータにより回転駆動されるもみ玉を備えた施療部と、施療部を保持してモータにより往復駆動移動される移動体とを備えたマッサージ機であって、移動体にもみ玉の回転動力を伝達する伝動軸を架設するとともに往復駆動用のウオームホイールを回転自在に取り付け、一つのモータの一つの出力軸と伝動軸を近づけたり距離を隔てたりすることが可能で動力を伝達することができる手段にて連結し、伝動軸とウオームホイールとを伝動手段にて連結し、ウオームホイールの外周部と本体ハウジングとを揺動リンクにて連結して成ることを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
ウオームホイールに回転動力を伝達する上記伝動手段にワンウエイクラッチを介装して成ることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項3】
本体ハウジングに固定されたモータから駆動力を得るもみ玉は移動体に連結されていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項4】
施療領域の周囲にカバーを配設し、施療領域に足を置いたときに踵に当たるカバー部分に複数の突起を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、足、腰等を施療するマッサージ機に関し、詳しくは、足置き台と、足置き台に形成された開口部から突出して内蔵のモータにより駆動されるもみ玉を有する施療部を備えたマッサージ機に関し、更に、詳しくは、もみ玉の回転運動と往復運動とをモータの一本の出力軸からの駆動力によっておこなうことができ、構成を簡素化しようとする技術に係るものである。
【背景技術】
【0002】
足、腰等を施療するマッサージ機においては、もみ玉が足おき台に対して垂直方向に移動したり、足おき台の面と略平行な軸をもつ円筒物を回転運動させるものであったが、複数のモータを要して構成が複雑になるものであった。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】実願昭63−87919号(実開平2−8427号)のマイクロフィルム
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、もみ玉の回転運動と往復運動との種々の組合わせによって、指圧、輪転、揉ねつのようなマッサージ効果を得ることができ、足、腰等のこり、疲れ等を効果的にとり除くことができながら、駆動構成を簡素化することができるマッサージ機を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明においては、足置き台1と、足置き台1に形成された開口部2から突出して内蔵のモータ3により回転駆動されるもみ玉4を備えた施療部5と、施療部5を保持してモータ3により往復駆動移動される移動体6とを備えたマッサージ機であって、移動体6にもみ玉4の回転動力を伝達する伝動軸63を架設するとともに往復駆動用のウオームホイール50を回転自在に取り付け、一つのモータ3の一つの出力軸8と伝動軸63を近づけたり距離を隔てたりすることが可能で動力を伝達することができる手段73にて連結し、伝動軸63とウオームホイール50とを伝動手段76にて連結し、ウオームホイール50の外周部と本体ハウジング27とを揺動リンク72にて連結していることを特徴とするものである。
【0005】
このような構成によれば、一つのモータ3の一つの出力軸8からの駆動力によって、移動体6に架設した伝動軸63を介してもみ玉4の回転駆動をおこなうことができるのであり、又、移動体6に取り付けたウオームホイール50が伝動手段76を介して駆動回転されることと、ウオームホイール50の外周部は本体ハウジング27側に揺動リンク72を介して連結されていることからのクランク運動によって移動体6を往復駆動させることができるのであり、しかして、もみ玉4を備えた施療部5の回転運動、施療部5を保持した移動体6の往復運動をおこなうことができ、これらを組み合わせたマッサージが可能となり、人体のこりをほぐすことができる。しかも、もみ玉4を備えた施療部5の回転運動及びもみ玉4を備えた施療部5を保持する移動体6の往復運動を一つの出力軸8からの出力によっておこなうことができ、構成を簡素化できる。
【0006】
請求項2の発明においては、ウオームホイール50に回転動力を伝達する上記伝動手段76にワンウエイクラッチ11を介装していることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成によれば、ワンウエイクラッチ11によって移動体6の往復運動を選択することができ、もみ玉4を備えた施療部5の回転運動、施療部5を保持した移動体6の往復運動の一方又は両方を組合わせる運動をおこなうことができ、一層、人体のこりをほぐすことができる。
【0008】
請求項3の発明においては、本体ハウジング27に固定されたモータ3から駆動力を得るもみ玉4は移動体6に連結されていることを特徴とするものである。
【0009】
このような構成によれば、駆動回転されるもみ玉4の往復運動を確実におこなうことができる。
【0010】
請求項4の発明においては、施療領域の周囲にカバー17を配設し、施療領域に足を置いたときに踵に当たるカバー部分に複数の突起18を設けていることを特徴とするものである。
【0011】
このような構成によれば、施療領域に足を置いたときに踵が突起18に当たることから足が施療領域からずれることを防止することができ、正確に指圧マッサージをおこなうことができる。
【発明の効果】
【0012】
要するに本発明は、一つのモータの一つの出力軸からの駆動力によって、もみ玉の回転駆動と、もみ玉を備えた移動体を往復駆動させることができるのであり、これらを組み合わせたマッサージが可能となり、人体のこりをほぐすことができながら、モータの一つの出力軸からの出力によっておこなうことができ、構成を簡素化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0014】
図1はマッサージ機Aの平面図を示し、図2はモータ3の出力軸8ともみ玉4の回転、及び、もみ玉4を備えた移動体6を往復動させる駆動力を伝達させる伝達軸63との関係を示す断面図である。 上部ハウジング25と下部ハウジング26で構成される本体ハウジング、つまり、足置き台1の内部に駆動部が内蔵され、上部ハウジング25に形成した開口部2にもみ玉4を備えた施療部5が臨んで施療部5を往復運動させるとともにもみ玉4を回転させて足や足裏及び腰等に施療部5を当てて施療をおこなうことができるようにしている。もみ玉4は(偏心)回転運動されるとともにもみ玉4を備えた施療部5を往復運動させて、種々のマッサージ作用をおこなえるようにしている。以下、詳述する。
【0015】
図1乃至図4に示すように、下部ハウジング26の内部にモータ3を内蔵し、モータ3の一端部から出力軸8を延出している。下部ハウジング26には一対のガイドバー29,29が取付けられ、ガイドバー29,29に軸受を介して板状の移動体6が開口部2,2の長さ方向にガイド移動自在に設けられている。
【0016】
移動体6にはもみ玉4の回転動力を伝達する伝動軸63としてのウオーム軸63aを回転自在に架設している。モータ3の出力軸8と伝動軸63とが二つのリンク61,62を腰折れ自在にした腰折れリンク60にて連結されて出力軸8に対して伝動軸63を近接・離反(近づけたり距離を隔てたりすること)自在に連結している。このように出力軸8に対して伝動軸63を近接・離反自在に連結する手段73は他に設計変更することができる。
【0017】
出力軸8、リンク61、62を腰折れ自在に連結しているリンク枢着軸78及び伝動軸63には各々プーリ79が設けられ、各プーリ79,79間に伝動ベルト74,75が巻回されている。伝動軸63の両端部にはウオームギヤ64、65が取り付けられ、もみ玉4の回転軸33に取り付けられたウオームホイール66、80に噛合している。
【0018】
モータ3の出力軸8の駆動回転によって腰折れリンク60、伝動ベルト74,75を介して伝動軸63を駆動し、伝動軸63の回転でウオームホイール66,80を駆動して回転軸33を回転させてもみ玉4を駆動回転させることができるようにしている。回転軸33の回転にてもみ玉4を(偏心)回転させる構成は以下のとおりである。
【0019】
移動体6には左右に施療基台19と一体化された回転軸33が回転自在に挿通され、回転軸33には回転体が取付けられている。施療基台19には回転軸33とは偏心させてもみ玉軸35を立設し、ベアリングを介してもみ玉4を回転自在に取付けている。
【0020】
移動体6には伝動軸63と略平行に往復動力伝達軸68を架設してあり、伝動軸63に歯車67,69を介して連結している。往復動力伝達軸68にはウオームギヤ70を設けてあり、移動体6に回転自在に設けたウオームホイール50に噛合している。ウオームホイール50の外周部には揺動リンク72が軸81を介して回転自在に連結され、揺動リンク72の他端部は本体ハウジング27に軸82を介して回転自在に連結されている。
【0021】
しかして、伝動軸63の回転に伴なう往復動力伝達軸68の回転によってウオームギヤ70を介してウオームホイール50を駆動回転させ、揺動リンク72との協同によるクランク運動によって、移動体6を本体ハウジング27に対して往復運動させることができるようにしている。図1において、Lは移動ストロークを示している。
【0022】
このように、移動体6にもみ玉4の回転動力を伝達する伝動軸63を架設するとともに往復駆動用のウオームホイール50を回転自在に取り付け、一つのモータ3の一つの出力軸8と伝動軸63を近接・離反が可能で動力を伝達することができる手段73にて連結し、伝動軸63とウオームホイール50とを伝動手段76にて連結し、ウオームホイール50の外周部と本体ハウジング27とを揺動リンク72にて回転自在に連結していることから、一つのモータ3の一つの出力軸8からの駆動力によって、移動体6に架設した伝動軸63を介してもみ玉4の回転駆動をおこなうのであり、又、移動体6に取り付けたウオームホイール50が伝動手段76を介して駆動回転されることと、ウオームホイール50は本体ハウジング27側に揺動リンク72を介して連結されていることからのクランク運動によって移動体6を往復駆動させることができるのである。しかして、もみ玉4を備えた施療部5の回転運動、施療部5を保持した移動体6の往復運動をおこなうことができ、これらを組み合わせたマッサージが可能となり、人体のこりをほぐすことができるのである。
【0023】
ウオームホイール50に回転動力を伝達する伝動手段76である往復動力伝達軸68にワンウエイクラッチ11を介装していて、ワンウエイクラッチ11によって移動体6の往復運動を選択するのであり、もみ玉4を備えた施療部5の回転運動、施療部5を保持した移動体6の往復運動の一方又は両方を組合わせる運動をおこなうことができ、一層、人体のこりをほぐすことができるのである。ワンウエイクラッチ11の操作は操作部46にておこなう。ところで、上述のように、本体ハウジング27に固定されたモータ3から駆動力を得るもみ玉4は移動体6に連結されているのであり、駆動回転されるもみ玉4の往復運動を確実におこなうことができるのである。
【0024】
もみ玉4が移動する施療領域の周囲にカバー17を配設し、施療領域に足を置いたときに踵に当たるカバー部分に複数の突起18を設けてあって、施療領域に足を置いたときに踵が突起18に当たることから足が施療領域からずれることを防止することができ、正確に指圧マッサージをおこなうことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施の形態の平面図である。
【図2】同上のモータと伝動軸との伝動関係を示す断面図である。
【図3】同上のもみ玉の駆動関係を示す断面図である。
【図4】同上の伝動軸と往復動力伝達軸との関係を示す断面図である。
【図5】同上の内部構造、特に、移動体の往復駆動部を示す平面図である。
【図6】同上の移動体の往復駆動部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 足置き台
2 開口部
3 モータ
4 もみ玉
5 施療部
6 移動体
11 ワンウェイクラッチ
17 カバー
18 突起
27 本体ハウジング
50 ウオームホール
63 伝動軸
72 揺動リンク
73 出力軸より伝動軸に動力を伝達する手段
76 伝動軸とウオームホイールとを伝動する伝動手段
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成18年6月26日(2006.6.26)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清

【識別番号】100085604
【弁理士】
【氏名又は名称】森 厚夫

【公開番号】 特開2006−247434(P2006−247434A)
【公開日】 平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願番号】 特願2006−175620(P2006−175620)