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【発明の名称】 美容機器
【発明者】 【氏名】竹森 利和
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

【氏名】木内 義通
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

【要約】 【課題】本発明の目的は、利用者の快適性及び省エネルギ性を確保し、温水ミストを放出することで、利用者の身体部分(特に顔面部分)の保湿性の向上を図りながら、利用者の身体部分におけるコラーゲンの合成の促進を図ることができる美容機器を提供する点にある。

【解決手段】利用者70に対して温水ミストMを放出するミスト手段Aを備えた美容機器において、利用者70の身体部分70aを局所的に輻射加熱する輻射加熱手段Bを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に対して温水ミストを放出するミスト手段を備えた美容機器であって、
前記利用者の身体部分を局所的に輻射加熱する輻射加熱手段を備えた美容機器。
【請求項2】
前記輻射加熱手段として、内部に温水が通流する伝熱管を備え、前記伝熱管の外表面から前記温水の輻射熱を放出するように構成された輻射パネルを備えた請求項1に記載の美容機器。
【請求項3】
前記ミスト手段として、前記輻射パネルに設けられ、前記輻射パネルを通流した後の温水を噴霧するパネル部ミストノズルを備えた請求項2に記載の美容機器。
【請求項4】
前記輻射パネルの姿勢を変更可能なパネル姿勢変更手段を備えた請求項2又は3に記載の美容機器。
【請求項5】
前記身体部分の温度を検出する温度検出手段と、
前記輻射パネルへの温水の供給量を調整する調整手段と、
前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記調整手段を制御して前記身体部分の温度を目標温度範囲に調整する制御手段とを備えた請求項2〜4の何れか一項に記載の美容機器。
【請求項6】
前記利用者が居る浴室内に設置され、温水の供給を受けるように構成されている請求項1〜5の何れか一項に記載の美容機器。
【請求項7】
前記ミスト手段として、前記浴室内に温水を噴霧する浴室部ミストノズルを備えた請求項6に記載の美容機器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者に対して温水ミストを放出するミスト手段を備えた美容機器に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような美容機器として、家庭等の浴室内を高温多湿状態として、浴室内に居る利用者の良好な発汗作用等を得て、美容と健康の増進を図るためのミストサウナ装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
かかるミストサウナ装置は、給湯器から供給された温水をミストノズルにより噴霧して、浴室内を加湿すると共に、浴室に設置された浴室暖房乾燥機を作動させて、浴室内に温風を吹出して、浴室内を対流加熱することにより、浴室内を高温多湿状態とするように構成されている。
そして、このようなミストサウナ装置は、利用者に対して温水ミストを放出することで、その利用者の皮膚への水分補給を良好に行い、皮膚の保湿性の向上といった美容効果が得られるとされている。
【0003】
一方、身体の皮膚温度を39℃〜43℃程度と比較的高温に加熱及び維持することで、真皮におけるコラーゲンの合成量が増加し、しわやたるみなどの防止・除去等の美容効果が得られるとされている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−276170号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のミストサウナ装置においては、ミストノズルから放出される温水ミストの温度が40℃〜50℃程度となるように、ミストノズルへ供給される温水の温度が設定されるが、その温水ミストの熱が利用者に到達するまでに周囲空気によって冷却されることから、利用者の例えば顔面部分などの身体部分において、皮膚温度を39℃〜43℃と比較的高温に加熱及び維持してコラーゲンの合成促進を図ることは困難であった。
また、上記温水ミストの温度を上昇させて、利用者の身体部分の温度を高温に加熱及び維持しようとすると、ミストノズル近傍の温水ミストの温度が過剰に高温となって安全面に問題があり、更に、ミストノズルに供給する高温の温水を生成するために比較的多くのエネルギを消費することになる。
【0006】
また、利用者の身体部分の温度を比較的高温に加熱及び維持してコラーゲンの合成促進を図るために、浴室暖房乾燥機により吹出される温風の温度を上昇させることが考えられるが、このような方法では、浴室内全体が非常に高温となるので、利用者の身体への負担が大きくなって問題である。
また、利用者の身体部分に比較的高温の温風が吹き付けられると、その皮膚の乾燥が促進されてしまい、美容効果が低下することが懸念される。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の快適性及び省エネルギ性を確保し、温水ミストを放出することで、利用者の身体部分(特に顔面部分)の保湿性の向上を図りながら、利用者の身体部分におけるコラーゲンの合成の促進を図ることができる美容機器を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る美容機器は、利用者に対して温水ミストを放出するミスト手段を備えた美容機器であって、その第1特徴構成は、前記利用者の身体部分を局所的に輻射加熱する輻射加熱手段を備えた点にある。
【0009】
上記第1特徴構成によれば、上記ミスト手段により、利用者の身体部分(特に顔面部分)に温水ミストを放出して、その身体部分の保湿性の向上を図りながら、上記輻射加熱手段でその身体部分を局所的に輻射加熱することで、身体部分の温度を39℃〜43℃程度と比較的高温に加熱及び維持して、その身体部分の真皮におけるコラーゲンの合成を促進することができ、更には、利用者の身体部分以外の部分については、高温に加熱することがないので、利用者の身体への負担を軽減して、利用者の快適性を確保することができる。
更に、輻射加熱手段による輻射加熱により、利用者の身体部分を効率良く局所加熱することができるので、省エネルギ性を向上することができる。
【0010】
本発明に係る美容機器の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記輻射加熱手段として、内部に温水が通流する伝熱管を備え、前記伝熱管の外表面から前記温水の輻射熱を放出するように構成された輻射パネルを備えた点にある。
【0011】
上記第2特徴構成によれば、上記輻射加熱手段として上記輻射パネルを設けることで、温水を利用して、利用者の身体部分を局所的に輻射加熱することができる。
【0012】
本発明に係る美容機器の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、前記ミスト手段として、前記輻射パネルに設けられ、前記輻射パネルを通流した後の温水を噴霧するパネル部ミストノズルを備えた点にある。
【0013】
上記第3特徴構成によれば、上記輻射パネルを通流した後の温水は、適度に温度が低下したものとなっており、その温水をパネル部ミストノズルに供給して、利用者の身体部分に温水ミストとして放出し、身体部分の保湿性向上に利用することができる。そして、上記のような輻射パネルを通流した後の温水を温水ミストとして放出するパネル部ミストノズルを、輻射パネルに設けることで、輻射パネルとパネル部ミストノズルとの間の接続配管を省略又は簡略化することができる。更には、輻射パネルと同様に、パネル部ミストノズルを、利用者の身体部分に対して局所的に温水ミストを放出するように簡単に構成することができ、利用者の身体部分の保湿性の向上を一層促進させることができる。
【0014】
本発明に係る美容機器の第4特徴構成は、上記第2乃至第3特徴構成の何れかに加えて、前記輻射パネルの姿勢を変更可能なパネル姿勢変更手段を備えた点にある。
【0015】
上記第4特徴構成によれば、上記パネル姿勢変更手段を設けることで、輻射パネルの姿勢を、利用者の顔面部分などの身体部分に近接させた使用状態姿勢と、壁面に密着するなどして収納される収納状態姿勢との間で、自在に変更することができる。
【0016】
本発明に係る美容機器の第5特徴構成は、上記第2乃至第4特徴構成に加えて、前記身体部分の温度を検出する温度検出手段と、
前記輻射パネルへの温水の供給量を調整する調整手段と、
前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記調整手段を制御して前記身体部分の温度を目標温度範囲に調整する制御手段とを備えた点にある。
【0017】
上記第5特徴構成によれば、上記調整手段により輻射パネルへの温水の供給量を調整することで、温水温度を調整する場合と比較して、迅速に輻射パネルの熱輻射量が変化させることができる。
したがって、上記温度検出手段の検出結果、即ち検出された身体部分の温度に基づいて、上記調整手段を制御することで、身体部分の温度を適切な温度範囲内(例えば39℃〜43℃)に維持して、コラーゲンの合成を良好に促進させることができる。
【0018】
本発明に係る美容機器の第6特徴構成は、上記何れかの特徴構成に加えて、前記利用者が居る浴室内に設置され、温水の供給を受けるように構成されている点にある。
【0019】
上記第6特徴構成によれば、浴室内に設置することで、例えば給湯器や貯湯器等から簡単に温水の供給を受けることができ、利用者は入浴の際等に浴室内で本美容機器を使用して、身体部分の真皮におけるコラーゲンの合成の促進を図ることができる。
【0020】
本発明に係る美容機器の第7特徴構成は、上記第6特徴構成に加えて、前記ミスト手段として、前記浴室内に温水を噴霧する浴室部ミストノズルを備えた点にある。
【0021】
上記第7特徴構成によれば、上記ミスト手段として、浴室内に温水を噴霧する浴室部ミストノズルを設けることで、本美容機器をミストサウナ装置として機能させて、利用者が居る浴室内全体を多湿状態として、利用者の身体部分以外の部分に対しても保湿性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明に係る美容機器の実施形態として、美容機器として構成されたミストサウナ装置について、図面に基づいて説明する。
【0023】
図1に示す、ミストサウナ装置50は、浴室1に設けられ、利用者70に対して温水ミストMを放出するミスト手段Aを備えた美容機器として構成されている。そして、このようなミスト手段Aにより利用者70に対して温水ミストMが放出されることで、利用者70の顔面部分などの身体部分70aを含む皮膚の保湿性が向上される。
【0024】
浴室1には、浴槽6と洗場7があり、浴槽6に湯を張り、洗場7において、体を洗うことができる。
【0025】
浴室1の側壁面には、コンピュータからなる制御装置40に運転指示を与える操作部10aや、後述する給湯暖房機45(給湯器の一例)から供給された温水HWを輻射パネル20側に供給するための温水ホース11が接続される接続部10bが設けられた浴室ユニット10が設けられている。
【0026】
この浴室ユニット10の操作部10aには、図示は省略するが、利用者70が認識可能な状態で情報を表示する表示部や、利用者70が操作するためのボタン等が配置されている。
【0027】
以上が、浴室1に設けられたミストサウナ装置50の概略的な説明であり、以下に、ミストサウナ装置50の詳細構成について、説明する。
【0028】
ミストサウナ装置50には、利用者70の顔面部分などの身体部分70aを局所的に輻射加熱する輻射加熱手段Bが設けられている。そして、この輻射加熱手段Bにより身体部分70aが39℃〜43℃程度と比較的高温に加熱及び維持されることで、その身体部分70aの真皮におけるコラーゲンの合成が促進される。
【0029】
更に、この輻射加熱手段Bは、内部に温水HWが通流する伝熱管21を備え、伝熱管21の外表面から温水HWの輻射熱Hを放出するように構成された輻射パネル20として構成されている。
詳しくは、この輻射パネル20には、図2に示すように、給湯暖房機45から浴室ユニット10及び温水ホース11を介して取り込んだ温水HWを、巡回する形態で配置された伝熱管21内に通流させることで、その伝熱管21の外表面から、利用者70側に面する輻射面20aを介して、温水HWの熱を輻射熱Hとして放出するように構成されている。
【0030】
更に、この輻射パネル20は、図3に示すように、輻射面20aの平面視の形状が、利用者70の身体部分70aを覆う円弧状に形成されているので、輻射面20aから放出された輻射熱Hが良好に身体部分70aに到達させることができる。
【0031】
また、この輻射パネル20の姿勢を変更可能なパネル姿勢変更手段として、利用者70の身体部分70aに近接させた使用状態姿勢(図1に示す姿勢)と、浴室1の壁面に密着して収納される収納状態姿勢との間で、輻射パネル20の姿勢を自在に変更可能なマニピュレータ13が設けられている。
したがって、輻射パネル20の姿勢を上記使用状態姿勢とすることで、身体部分70aを効率良く高温に加熱及び維持することができ、一方、輻射パネル20の姿勢を上記収納状態姿勢とすることで、浴室1において輻射パネル20を邪魔になることなく収納することができる。
【0032】
輻射パネル20には、ミスト手段Aとして、輻射パネル20の伝熱管21内を通流した後の温水HWを噴霧するパネル部ミストノズル31が設けられている。即ち、輻射パネル20の伝熱管21内を通流した後の温水HWは、適度に温度が低下したものとなっており、その温水HWをパネル部ミストノズル31により、利用者70の身体部分70aに局所的に放出することができる。
【0033】
更に、浴室1の天井部分にも、ミスト手段Aとして、利用者70が居る浴室1内に温水を噴霧する浴室部ミストノズル32が設けられている。
具体的には、浴室部ミストノズル32は、給湯暖房機45から供給された温水を温水ミストMとして浴室1内に噴霧するように構成され、この浴室部ミストノズル32による温水ミストMの浴室1内への放出により、浴室1内を多湿状態として、浴室1内に居る利用者70の保湿性を向上させることができる。
【0034】
次に、このミストサウナ装置50において、利用者70の身体部分70aの温度をより正確に調整するための構成について、説明を加える。
ミストサウナ装置50には、利用者70の身体部分70aの温度を検出する非接触の赤外線温度センサ22(温度検出手段の一例)が輻射パネル20の上部に設けられ、更に、給湯暖房機45から輻射パネル20への温水の供給量を調整する調整弁23(調整手段の一例)が設けられている。そして、制御装置40が、赤外線温度センサ22の検出結果に基づいて調整弁23の開度を制御して身体部分70aの温度を目標温度範囲、具体的にはコラーゲンの合成が促進される39℃〜43℃の範囲に調整する制御手段として機能するように構成されている。
【0035】
また、図2に示すように、輻射パネル20の輻射面20aの温度を検出する温度センサ24を設け、制御装置40が、この温度センサ24の検出結果に基づいて調整弁23の開度を制御して輻射面20aの温度が目標温度範囲になるように制御しても構わない。
【0036】
即ち、制御装置40は、赤外線温度センサ22で検出された身体部分70aの温度が上記目標温度範囲を上回る場合には、調整弁23の開度を減少させることで、輻射パネル20への温水の供給量を減少させて迅速に輻射パネル20の熱輻射量を減少させ、逆に、赤外線温度センサ22で検出された身体部分70aの温度が上記目標温度範囲を下回る場合には、調整弁23の開度を増加させることで、輻射パネル20への温水の供給量を増加させて迅速に輻射パネル20の熱輻射量を増加させる。よって、利用者70の身体部分70aの温度が適切な目標温度範囲内に維持されることになる。
尚、このように、利用者70の身体部分70aの温度をより正確に調整するための構成については、適宜省略しても構わない。
【0037】
次に、このミストサウナ装置50において、ミスト手段Aから噴霧される温水HWに所定の成分を添加する構成について説明を加える。
上記浴室ユニット10には、輻射パネル20に供給される温水HWに対して、アミノ酸や美容液などの保湿や美容効果を発揮する成分を添加可能な添加機能12を設けることができ、このように美容効果を発揮する成分が添加された温水HWを輻射パネル20に設けられたパネル部ミストノズル31により利用者70の身体部分70aに向けて局所的に放出することができる。
尚、添加機構12の構成としては、温水HWに対して上記成分の溶液を滴下する構成や、ベンチュリー効果を利用して減圧した温水HWに対して上記成分の溶液を注入する構成等を採用することができる。
尚、このように、ミスト手段Aから噴霧される温水HWに所定の成分を添加する構成については、適宜省略しても構わない。
【0038】
次に、このミストサウナ装置50において、浴室1内の暖房を行うための暖房ユニット40について説明を加える。
ミストサウナ装置50は、浴室1に温風を吹出すための暖房ユニット40として、浴室1の天井部に、浴室1に開口する吹出口41及び吸込口42と、吸込口42から吸込んだ浴室1の空気を吹出口41より吹出すためのファン43と、吸込口42から吹出口41に送られる空気を給湯暖房機45との間で循環する温水との熱交換により加熱する熱交換器44とを備える。
そして、制御装置40は、ミスト手段Mにより温水ミストMを放出する際に、上記ファン43及び熱交換器44を作動させて、上記吹出口41から浴室1に温風を吹出すことで、浴室1を暖房することができる。
尚、この暖房ユニット40は、適宜省略しても構わない。
【0039】
次に、上述した輻射加熱手段Bとしての上記輻射パネル20により利用者70の身体部分70aの真皮をコラーゲンの合成を促進し得る42℃程度に加熱する場合(実施例)と、このような輻射加熱手段Bを設けることなく身体部分70aの真皮を42℃程度まで加熱する場合(比較例)との夫々において、浴室1の室温をどの程度まで加熱する必要があるかを計算した結果について説明する。
【0040】
ちなみに、上記実施例及び上記比較例において、人体の体温を37℃とし、人体の筋肉、脂肪、皮膚の厚さ及び熱伝導率等を標準的な値として計算を行った。
また、上記実施例では、輻射パネル20の寸法を幅200mm高さ300mmとし、その輻射パネル20を身体部分70aから195mm離間した位置に設置し、輻射パネル20の輻射面20aの温度を52℃とした。
【0041】
上記実施例では、室温を40℃程度と比較的低温としても身体部分70aの真皮を42℃程度に加熱できたのに対して、上記比較例では、室温を44℃程度まで加熱する必要があった。
即ち、上記実施例では、利用者70の身体部分70aを高温に維持してコラーゲンの生成を促進させながら、浴室1の室温を比較的低温とすることができるので、利用者70の身体への負担を軽減できることが理解できる。
【0042】
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、浴室ユニット10を浴室1の側壁下方に設置したが、別に、浴室ユニット10を浴室1の側壁上方や天井等の任意位置に設置したり、適宜省略しても構わない。
【0043】
(2)上記実施の形態では、利用者70の身体部分70aを局所的に輻射加熱する輻射加熱手段Bとして、内部を巡回する伝熱管21に温水HWが通流し外表面の輻射面20aから温水HWの輻射熱Hを放出するように構成された輻射パネル20を設けたが、別に、輻射加熱手段Bとして、電気ヒータ等の別の構成のものを設けても構わない。
【0044】
(3)上記実施の形態では、利用者70に対して温水ミストMを放出するミスト手段Aとして、輻射パネル20に設けられその輻射パネル20の伝熱管21内を通流した後の温水HWを噴霧するパネル部ミストノズル31や、利用者70が居る浴室1の天井に設けられその浴室1内に温水を噴霧する浴室部ミストノズル32を設けたが、別に、ミスト手段Aとして、上記夫々のミストノズル31,32の一方を省略したり、別の構成のミストノズルを設けても構わない。
【0045】
(4)上記実施の形態では、輻射パネル20の姿勢を変更可能なパネル姿勢変更手段としてマニピュレータ13を設けたが、別に、パネル姿勢変更手段を省略して輻射パネル20を壁等に固定したり、別の構成のパネル姿勢変更手段を設けても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、利用者の快適性及び省エネルギ性を確保し、温水ミストを放出することで、利用者の身体部分(特に顔面部分)の保湿性の向上を図りながら、利用者の身体部分におけるコラーゲンの合成の促進を図ることができる美容機器、特にミストサウナ装置として適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】美容機器としてのミストサウナ装置の概略構成図
【図2】輻射パネルの立面図
【図3】輻射パネルの平面図
【符号の説明】
【0048】
1:浴室
13:マニピュレータ(パネル姿勢変更手段)
20:輻射パネル(輻射加熱手段)
22:赤外線温度センサ(温度検出手段の一例)
23:調整弁(調整手段の一例)
31:パネル部ミストノズル(ミスト手段)
32:浴室部ミストノズル(ミスト手段)
40:制御装置(制御手段)
50:ミストサウナ装置(美容機器)
70a:身体部分
70:利用者
A:ミスト手段
HW:温水
M:温水ミスト
B:輻射加熱手段
H:輻射熱
【出願人】 【識別番号】000000284
【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号
【出願日】 平成17年3月3日(2005.3.3)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【識別番号】100128901
【弁理士】
【氏名又は名称】東 邦彦

【公開番号】 特開2006−239131(P2006−239131A)
【公開日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願番号】 特願2005−58850(P2005−58850)