| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】古家 義也 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】常峰 豊彦 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】吉川 知也 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】鈴木 孝誠 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】減速機構のギアボックスをシャーシから直接形成することにより、ウォームホイールとウォームとの軸間距離を一定に維持することができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】施療指40,40が取り付けられる揉み軸72と、該揉み軸72を回転駆動する揉みモータ71と、揉み軸72と揉みモータ71とを動力伝達可能に連繋する減速機構と、を金属板からなるシャーシ90に搭載してなるマッサージユニット30を具えたマッサージ機において、減速機構は、ギアボックス95を具えており、該ギアボックス95を、シャーシ90の金属板93を屈曲して構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施療指(40)(40)が取り付けられる揉み軸(72)と、該揉み軸(72)を回転駆動する揉みモータ(71)と、揉み軸(72)と揉みモータ(71)とを動力伝達可能に連繋する減速機構と、を金属板からなるシャーシ(90)に搭載してなるマッサージユニット(30)を具えたマッサージ機において、 減速機構は、ギアボックス(95)を具えており、該ギアボックス(95)は、シャーシ(90)の金属板(93)を屈曲して構成したことを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 減速機構には、揉み軸(72)に取り付けられたウォームホイール(75)と、該ウォームホイール(75)に噛合し、揉みモータ(71)に連繋されるウォーム(76)とを具え、 シャーシ(90)の金属板(93)を屈曲してなるギアボックス(95)は、ウォーム(76)のウォーム軸(76a)を軸支する軸孔(96a)(96b)が開設されている請求項1に記載のマッサージ機。 【請求項3】 シャーシ(90)の金属板(93)には、揉み軸(72)を軸支する軸孔(96)が開設されている請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。 【請求項4】 ギアボックス(95)は、シャーシ(90)の金属板(93)に軸孔(96)(96a)(96b)を同時に打ち抜いた後、金属板(93)の軸孔(96a)(96b)の開設された部分を曲げ加工することにより作製される請求項2又は請求項3に記載のマッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、施療指を搭載したマッサージユニットのシャーシの改良に関するものであり、具体的には、減速機構のギアボックスをシャーシから構成することのできるマッサージ機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、被施療者の肩、腰等の患部にマッサージを施す椅子型やベッド型のマッサージ機が知られている。このようなマッサージ機として、例えば、特許文献1では、被施療者の背中が当る背当り部に上下に揉み玉を具える左右一対の施療指を配備したマッサージユニットを搭載したものがある。 上記マッサージ機では、施療指を前後を含む上下方向や横方向に往復移動させて、揉み玉により患部の叩きマッサージや揉みマッサージを行なったり、マッサージユニットを背当り部の長手方向に往復移動させて、首筋から腰方向へローリングマッサージを行なうことができる。 施療指は、揉み軸に傾斜して枢支されたアームに回動可能なレバーを枢支し、レバーの上下に揉み玉を具えて構成される。揉み軸は、ウォームホイール及びウォームを含む減速機構を介して揉みモータに連繋されている。 ウォームは、ギアボックスに収容されており、ギアボックスは、シャーシにネジ止め等によって取り付けられる。 【0003】 【特許文献1】特開2000−237257号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ウォームホイールとウォームに遊びがあると、バックラッシュの発生、歯車特有の騒音の発生、ウォームホイールやウォームの摩耗、欠損等に繋がる。 特にマッサージ機の場合、施療指は、被施療者の患部へ押圧力を加えたときに、患部からの反力を受けるため、ウォームホイールとウォームの遊びは極力小さく抑えることが望まれる。 しかしながら、シャーシにギアボックスをネジ止め等により別途取り付ける場合、ギアボックス取付時の取付ミスやギアボックス等の製品のバラツキにより、ウォームホイールとウォームとの遊びを小さくした状態で取り付けることが難しかった。また、ギアボックスを別途取り付けることは、作業工程、部品点数等の増加にも繋がっていた。 【0005】 本発明の目的は、減速機構のギアボックスをシャーシから直接形成することにより、ウォームホイールとウォームとの軸間距離を一定に維持することができるマッサージ機を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するために、本発明のマッサージ機は、 施療指が取り付けられる揉み軸と、該揉み軸を回転駆動する揉みモータと、揉み軸と揉みモータとを動力伝達可能に連繋する減速機構と、を金属板からなるシャーシに搭載してなるマッサージユニットを具えたマッサージ機において、 減速機構は、ギアボックスを具えており、該ギアボックスを、シャーシの金属板を屈曲して構成した。 減速機構には、揉み軸に取り付けられたウォームホイールと、該ウォームホイールに噛合し、揉みモータに連繋されるウォームとを具え、 シャーシの金属板を屈曲してなるギアボックスは、ウォームのウォーム軸を軸支する軸孔が開設されることが望ましい。 シャーシの金属板には、揉み軸を軸支する軸孔が開設されることが望ましい。 【発明の効果】 【0007】 本発明のマッサージ機によれば、ギアボックスをシャーシの金属板により構成したことにより、シャーシへの取付けが不要となる。 また、ウォーム軸や揉み軸の軸孔をシャーシの金属板に直接開設することにより、ウォームホイールとウォームとの軸間距離を容易に一定に保持することができる。また、金属板に開設する軸孔の位置をウォームやウォームホイール等の噛み合わせ径に応じて調整することによって、ウォームとウォームホイールの遊びを極力小さくすることができる。これにより、歯車機構特有のバックラッシュや騒音の発生を防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明を椅子型のマッサージ機(10)に適用した例について説明する。なお、本発明は、椅子型に限定されることなく、例えば、ベッド型のマッサージ機、更には介護用ベッドなどにも適用することができる。 なお、本願発明は、シャーシ(90)の金属板(93)を屈曲してギアボックス(95)を直接金属板(93)に形成したことを特徴とするものであり、マッサージユニット(30)やアーム(5)の構造や動作機構は、以下の実施例に限定されるものではない。 【0009】 <構造説明> マッサージ機(10)の椅子は、図1に示すように、被施療者の腰掛ける座部(11)と、該座部(11)の後端から上向きに形成された背当り部(12)、座部(11)の左右両側に上向きに形成された肘掛け部(14)とから構成される。座部(11)、背当り部(12)、肘掛け部(14)は、夫々内部に金属製のパイプ、フレーム又はプレート等を連結して形成され、外周は、当て布等の可撓性カバー(13)やクッションにて包囲される。 【0010】 背当り部(12)の内部には、図1に示すように、上部及び下部に夫々上フレーム(16)と下フレーム(17)を具えており、上下のフレーム(16)(17)の左右両端部は、上下方向に平行に伸びる左右一対のガイドレール(18)にて連結されている。ガイドレール(18)の上端は、上フレーム(16)を越えて上方へ伸びており、ガイドレール(18)の先端には、被施療者の頭部が当る頭当て部(15)が取り付けられている。ガイドレール(18)の下部は、座部(11)を形成するフレームに枢支される。また、下フレーム(17)には、公知のリクライニング機構(19)に連結され、背当り部(12)は、座部(11)に対して揺動可能となっている。 左右のガイドレール(18)は、断面形状がコ字状であって、溝が対向するように配置され、該ガイドレール(18)に沿ってマッサージユニット(30)が昇降可能に取り付けられている。 【0011】 背当り部(12)の内部には、ガイドレール(18)と平行に枢支されたネジ軸(22)と、該ネジ軸(22)を回転させる昇降モータ(21)からなる昇降手段(20)が配備されている。ネジ軸(22)の下端にはプーリ(23)を具え、昇降モータ(21)の回転軸とベルトを介して連繋されており、昇降モータ(21)を駆動すると、ネジ軸(22)が正回転又は逆回転を行なう。 【0012】 マッサージユニット(30)は、図1に示すように、シャーシ(90)の左右にガイドレール(18)の溝に嵌まるローラ(31)(31)(31)が夫々左右に複数軸支された状態でガイドレール(18)に取り付けられている。シャーシ(90)には、ネジ軸(22)に螺合するネジ筒(35)(図1参照)を有しており、ネジ軸(22)の回転により、マッサージユニット(30)がネジ推力によって背当り部(12)内をガイドレール(18)に沿って昇降する。 【0013】 図2は、マッサージユニット(30)を斜め前方から見た斜視図、図3及び図4は、マッサージユニット(30)を斜め後方から見た斜視図であって、図4は、シャーシ(90)の一部及び叩き手段(80)の一部を取り外した状態を示している。 マッサージユニット(30)は、図2乃至図4に示すように、シャーシ(90)上に施療指(40)(40)と、該施療指(40)(40)を作動させる揉み手段(70)及び叩き手段(80)を搭載している。 シャーシ(90)は、複数の屈曲した金属板(91)(93)(94)をネジ止めやスポット溶接等することによって接続して構成される。 シャーシ(90)の前側金属板(91)は、中央に施療指(40)(40)が突出するための開口(92)が開設されている。前側金属板(91)の左右両端は、後方に向けて屈曲しており、複数のローラ(31)(31)(31)が軸支されている。 また、前側金属板(91)の後面には、揉み手段(70)及び叩き手段(80)を支持する取付板(93)(94)が間隔をあけて突設されている。 上述のネジ筒(35)は、前側金属板(91)の下端を後方に屈曲させて形成された底板に取り付けられている(なお、図2乃至4にはネジ筒は示していない) 【0014】 揉み手段(70)は、施療指(40)(40)が枢支される揉み軸(72)、揉み軸(72)を回転させる揉みモータ(71)及び揉みモータ(71)から揉み軸(72)に動力を伝達するベルト(78)等の減速手段と、を具える。 揉み軸(72)は、シャーシ(90)の取付板(93)(94)に軸支される。揉み軸(72)には、図3乃至図6に示すように、施療指(40)(40)を互いに対称的に傾斜して枢支するカム体(73)(73)が固定されており、揉み軸(72)の一端には、図4に示すように、ウォームホイール(75)が取り付けられている。ウォームホイール(75)は、一方の取付板(93)に設けられたギアボックス(95)内のウォーム(76)と噛合し、ウォーム軸(76a)の上端に嵌められたプーリ(77)がベルト(78)を介して他方の取付板(94)に固定された揉みモータ(71)のプーリ(79)と連繋され、揉みモータ(71)の回転力が揉み軸(72)に伝達される。 【0015】 図示の揉み手段(70)の減速手段では、図4に示すように、ウォーム軸(76a)を支持するギアボックス(95)は、シャーシ(90)の金属板、具体的には、取付板(93)の一部に軸孔(96a)(96b)を開設し、曲げ加工によって取付板(93)を屈曲することによって製作している(図11参照)。なお、取付板(93)へのギアボックス(95)の形成については後述する。 【0016】 叩き手段(80)は、揉み軸(72)の下方に配備された叩き軸(82)と、叩き軸(82)を回転させる叩きモータ(81)及び叩きモータ(81)から叩き軸(82)に動力を伝達するベルト(85)等の減速手段と、を具える。 叩き軸(82)は、シャーシ(90)の取付板(93)(94)に軸支されており、叩き軸(82)と施療指(40)(40)は、連結杆(45)(45)によって連繋されている。連結杆(45)(45)は、一端が球関節(49)(49)を介して施療指(40)(40)と連繋し、他端が叩き軸(82)にエキセン機構(88)等により位相が180°異なった状態で偏心して枢支されている。叩き軸(82)には、図3に示すように、プーリ(84)が嵌まっており、プーリ(84)はベルト(85)を介して取付板(93)に固定された叩きモータ(81)のプーリ(86)と動力伝達可能に連繋されている。 【0017】 施療指(40)(40)は、図5に示すように、略中央がくの字型に屈曲した板状のレバー(60)の上下両端に各一対の揉み玉(41)(42)を具えており、レバー(60)の屈曲部分は板状のアーム(5)に枢支されている。なお、図5は、図3の左側の施療指(40)の斜視図である。アーム(5)は、揉み軸(72)のカム体(73)に枢支され、揉み軸(72)に対して左右対称に傾斜している。カム体(73)は、揉み軸(72)に対して偏心もしている。アーム(5)の後端は、球関節(49)を介して前記連結杆(45)を接続している。左右の連結杆(45)(45)どうしは、図3に示すように、振動を抑えるためのバネ(46)によって互いに引き合う方向に付勢されている。 【0018】 図6は、図3の左側の施療指(40)のアーム(5)、レバー(60)及び揉み玉(41)(42)を拡大して示す断面図である。図6に示すように、レバー(60)には、対向する施療指(40)(40)(図3参照)どうしの揉み玉(41)(42)が対向するように配備されており、レバー(60)は、アーム(5)に軸支されて回動可能となっている。アーム(5)は、カム体(73)を介して、揉み軸(72)に傾斜した状態で枢支されている。 【0019】 アーム(5)は、図6に示すように、内側の第1アーム(50)と外側の第2アーム(57)から構成される。第1アーム(50)と第2アーム(57)は、互いに接着やネジ止め等により固定しておらず、単に面接触した状態であり、レバー(60)に平行な面内で摺接可能となっている。 第1アーム(50)及び第2アーム(57)は、柔軟性を具備するために、夫々樹脂から作製することが望ましい。樹脂として、POM(ポリアセタール、登録商標「ジュラコン」)やナイロン等を例示することができる。 【0020】 図7及び図8は、図6の左側の施療指(40)の第1アーム(50)を取り出して示す斜視図であって、図7は、第1アーム(50)を右側から見た図、図8は、第1アーム(50)を左側から見た図であり、図8に見える側が第2アーム(57)と対向する側である。第1アーム(50)には、基端側にカム体(73)(図6参照)を介して揉み軸(72)に嵌まるカム取付孔(52)が開設されており、先端内側にトーションバネ(47)の巻回部(48)を収容する環状の凹部(53)が凹設されている。環状凹部(53)の周面には、トーションバネ(47)の一端を固定するバネ止め部(54)が凹設されている。 環状凹部(53)の裏側に、図6及び図8に示すように枢軸(51)が突設されており、該枢軸(51)に第2アーム(57)及びレバー(60)が嵌められている。 枢軸(51)には、図7及び図8に示すように、環状凹部(53)の中央を貫通する2つのビス挿通孔(55)が開設されている。ビス挿通孔(55)には、後述するように、トーションバネ(47)の抜止めと、第2アーム(57)及びレバー(60)の脱落を防止するための抑え板(101)(102)をネジ止めするためのビス(100)(100)が遊嵌した状態で挿通する。 第1アーム(50)は、図6に示すように、樹脂製の第1アーム(50)に所定の柔軟性と強度を具備させるために、基端側から先端側に向けて中央が外側に向けて傾斜して形成することが望ましい。 第1アーム(50)の基端側端部には、図8に示すように、連結杆(45)を連結する球関節(49)の半体となる半球状凹部(49a)が形成されている。 【0021】 図9及び図10は、図6の左側の施療指(40)の第2アーム(57)を取り出して示す斜視図であって、図9は、第2アーム(57)を右側から見た図、図10は、第2アーム(57)を左側から見た図であり、図9に見える側が第1アーム(50)と対向する側である。 第2アーム(57)は、図6、図9及び図10に示すように、基端側にカム体(73)を介して揉み軸(72)に嵌まるカム取付孔(59)が開設されており、先端に第1アーム(50)の枢軸(51)が嵌まる枢軸挿通孔(58)が開設されている。枢軸挿通孔(58)は、第1アーム(50)の枢軸(51)に遊嵌し、第1アーム(50)と第2アーム(57)が摺接可能となるように、枢軸(51)の直径よりも少し大きい内径を有している。 第2アーム(57)は、図6に示すように、第1アーム(50)と同様、基端側から先端側に向けて中央が外側に向けて傾斜して形成されている。傾斜部分は、第1アーム(50)の傾斜部分とは接触しないようにしている。 第2アーム(57)の基端側端部には、図9に示すように、連結杆(45)を連結するための球関節(49)の半体となる半球状凹部(49b)が形成されている。半球状凹部(49b)は、第1アーム(50)の半球状凹部(49a)と対になって球関節(49)を構成する。 【0022】 第1アーム(50)と第2アーム(57)は、第1アーム(50)の枢軸(51)に第2アーム(57)枢軸挿通孔(58)が遊嵌し、両アーム(50)(57)の半球状凹部(49a)(49b)からなる球関節(49)により連結杆(45)の先端を挟むようにして、揉み軸(72)に固定されたカム体(73)にカム取付孔(52)(59)を枢支することにより取り付けられる。カム体(73)は、周面が揉み軸(72)の軸心に対して傾斜し且つ偏心した状態で揉み軸(72)に固定されている。 【0023】 トーションバネ(47)は、図5及び図6に示すように、枢軸(51)の環状凹部(53)に巻回部(48)が収容され、トーションバネ(47)の一方の端部(図示せず)は、第1アーム(50)に形成されたバネ止め部(54)に取り付けられている。トーションバネ(47)の他方の端部(47b)はリング状となっており、該リングを後述するレバー(60)のバネ止め部(62)に引っ掛けることにより、トーションバネ(47)が施療指(40)に取り付けられる。 トーションバネ(47)は、上記のように環状凹部(53)に収容されており、施療指(40)から突出していないので、マッサージ機(10)のカバー(13)に巻回部(48)が引っ掛かったり、擦れることはない。 【0024】 レバー(60)は、図6に示すように、第1アーム(50)の枢軸(51)に嵌められる。レバー(60)として、図5に示すように、中央が略くの字型に屈曲したものを例示でき、中央の屈曲部分に枢軸(51)に遊嵌する枢軸取付孔(64)が開設されており、レバー(60)の上下先端には、揉み玉(41)(42)が軸支されている。レバー(60)もアーム(5)と同様の樹脂で作製することができる。 レバー(60)には、上記トーションバネ(47)の一端が取り付けられるバネ止め部(62)となると共に、レバー(60)の回動角度を規制する当たり片(61)が形成されている。当たり片(61)は、円柱状であって、レバー(60)とアーム(5)との当たりを和らげるための緩衝用ゴム(63)が嵌まっており、該緩衝用ゴム(63)よりも先端側にトーションバネ(47)の一端(47b)が巻回されている。トーションバネ(47)の先端のリング部分(47b)をバネ止め部(62)に引っ掛けてレバー(60)の上側揉み玉(41)を前方に押し出す方向に付勢している。レバー(60)は、無負荷の状態にて、トーションバネ(47)によって当たり片(61)がアーム(5)に当たった状態となっている(図5の状態)。 上記のように、トーションバネ(47)の一端(47b)を環状にしてレバー(60)の当たり片(61)に嵌めて、当たり片(61)がバネ止め部(62)を兼ねることにより、緩衝用ゴム(63)は、一端(47b)で抜止めされ、別途抜止めを不要とすることができ、部品形状の簡略化、部品点数の削減を図ることができる。 レバー(60)は、図6に示すように、枢軸取付孔(64)が第1アーム(50)の枢軸(51)に嵌まり、両側から円盤状の抑え板(101)(102)で各部材が脱落しないようにビス(100)(100)止めされる。ビス(100)(100)の頭部に近い側の抑え板(101)にはネジ山が切られていないビス挿通孔(101a)(101a)が開設されており、ビス(100)の先端側の抑え板(102)には、ネジ山の切られたビス孔(102a)(102a)が開設されている。枢軸(51)に第2アーム(57)、レバー(60)を嵌め、両側から抑え板(101)(102)で枢軸(51)を挟んだ状態で、ビス(100)止めすることによって、第1アーム(50)に第2アーム(57)及びレバー(60)が取り付けられる。 【0025】 レバー(60)の上下端に取り付けられる揉み玉(41)(42)は、外形が樹脂製の扁平球体であって、レバー(60)に軸支されている。図6では、上側の揉み玉(41)を断面して示しており、レバー(60)先端に突設された支持軸(65)に回転可能に嵌まっている。 【0026】 図11は、取付板(93)の展開図である。取付板(93)は、ウォームホイール(75)が取り付けられた揉み軸(72)の貫通する軸孔(96)と、該軸孔(96)の中心を通る仮想線Aに対して平行な仮想線B上にウォーム軸(76a)を取りつける軸孔(96a)(96b)を2つ開設したものである。ギアボックス(95)は、図11に示すように、取付板(93)に軸孔(96)(96a)(96b)を一回で打ち抜き、打ち抜き後に点線Cから立ち上がるように垂直に曲げることにより形成される。軸孔(96a)(96b)には、ベアリング(76d)(76d)がウォーム(76)の上下に配備されたウォーム軸(76a)が嵌められる。図12に示すように、ウォームホイール(75)の取り付けられた揉み軸(72)を軸孔(96)に嵌め、ウォーム軸(76a)を軸孔(96a)(96b)に嵌めることにより、揉み軸(72)とウォーム軸(76a)の軸間距離Dを一定に保持することができる。軸孔(96a)(96b)は、ウォームホイール(75)とウォーム(76)間の遊びが極力小さくなるように開設することが望ましい。言い換えれば、軸間距離Dは、遊びを極力小さくした状態で容易に一定に保持することができる。 なお、叩き軸(82)が貫通する軸孔(96c)も同時に打ち抜くことができる。 【0027】 このように、ウォームホイール(75)とウォーム(76)の軸間距離Dを遊びが小さくなった状態で一定にできたことにより、バックラッシュを防ぐことができ、歯車特有の騒音の発生を抑えることができる。 取付板(93)を曲げ加工しただけでは、十分な強度を得ることができない場合には、図11に示すように、ウォーム(76)のギアボックス(95)となる金属板部分に補強材(99)を取り付けるための耳片(97)(97)を形成し、図3や図12に示すように、補強材(99)をネジ止めすればよい。これにより、ギアボックス(95)の補強を図ると共に、形状変化を防止できる。 【0028】 上記のようにギアボックス(95)をシャーシ(90)の金属板(93)を屈曲して直接金属板(93)に形成したことにより、軸間距離Dを一定に保持することができるから、ギアボックスの取付位置の微調整や製品のバラツキによる調整も不要であり、作業工程を削減できる。また、別途ギアボックスを取り付ける必要がないから、部品点数の削減も達成できる。 【0029】 上記構成のマッサージユニット(30)を搭載したマッサージ機(10)のマッサージ動作を例示する。 <揉みマッサージ> 揉みモータ(71)を駆動すると、プーリ(79)、ベルト(78)及びプーリ(77)を介してウォーム軸(76a)が回転し、ウォーム軸(76a)に嵌められたウォーム(76)が回転する。ウォーム(76)の回転は、ウォーム(76)に噛合するウォームホイール(75)に伝えられ、ウォームホイール(75)の取り付けられた揉み軸(72)が回転する。 施療指(40)(40)は、揉み軸(72)に夫々傾斜した状態で枢支されており、アーム(5)(5)は連結杆(45)(45)に夫々接続されて回転が阻止されているから、揉み軸(72)が回転すると、左右の揉み玉(41)(42)が楕円状の軌道を描きつつ、接近、離間を繰り返しながら往復移動して、揉み動作を行なう。 【0030】 このとき、ウォーム(76)とウォームホイール(75)の軸間距離D、即ち、ウォーム軸(76a)と揉み軸(72)との距離Dは、シャーシ(90)の金属板(93)を屈曲して作製したギアボックス(95)によって、遊びが極力小さくなるように調整されているから、バックラッシュを発生することはなく、また、歯車特有の騒音も発生しない。従って、被施療者は静音なマッサージを受けることができる。 【0031】 揉みマッサージを行なう際に、被施療者の患部から施療指(40)(40)の揉み玉(41)(42)は、図5及び図6の矢印F方向の反力を受ける。上側の揉み玉(41)はトーションバネ(47)によって前方にせり出すように付勢されているから、下側の揉み玉(42)に比べて大きな反力Fを受ける。 揉み玉(41)(42)、特に上側の揉み玉(41)に加えられた反力Fは、レバー(60)を通じて、アーム(5)に伝達される。 本願発明では、図6に示すように、アーム(5)を第1アーム(50)と第2アーム(57)から構成し、第1アーム(50)と第2アーム(57)を直接固定せずに、摺接可能としているので、第1アーム(50)と第2アーム(57)は、摺接しつつ夫々が反力を受けて屈曲するから、応力が分散され、第1アーム(50)と第2アーム(57)どうしの間には、応力が発生しない。 従って、反力Fを受けたときに、第1アーム(50)と第2アーム(57)の夫々の柔軟性及び強度を損なうことなく撓むことができ、機械的な硬さを感じたり、柔らかすぎると感ずることなく、良好な体感の揉みマッサージを長期に亘って安定して提供することができる。 【0032】 <叩きマッサージ> 叩きモータ(81)を駆動すると、プーリ(86)、ベルト(85)及びプーリ(84)を介して動力が伝達され、叩き軸(82)を回転する。その結果、叩き軸(82)に偏心して連繋された連結杆(45)(45)を介して、施療指(40)(40)が上下方向(前後方向も含む)に往復移動して、叩き動作を行なう。 【0033】 レバー(60)は、図5及び図6に示すように、第1アーム(50)にトーションバネ(47)によって、上側の揉み玉(41)が前方にせり出すように付勢されており、叩きマッサージを行なう際に、揉み玉(41)は、被施療者の患部から、図5の矢印F’方向の力を受ける。 このとき、レバー(60)は、トーションバネ(47)の付勢力によって適度な強さでアーム(5)に対して回転し、揉み玉(41)の突出量が変化するので、機械的な硬さを感じることなく、良好な体感の叩きマッサージを施すことができる。 【0034】 <その他のマッサージ> また、揉みモータ(71)と叩きモータ(81)を同時に駆動すると、揉み動作と叩き動作を複合したマッサージを施すことができる。複合マッサージにおいても、アーム(5)を第1アーム(50)と第2アーム(57)から構成したこと、また、レバー(60)がトーションバネ(47)によって第1アーム(50)に付勢されていることにより、上記の両作用及び効果を相乗した機械的な硬さを感じることない良好な体感のマッサージを受けることができる。 なお、揉みマッサージや叩きマッサージ等を施しつつ、昇降手段(20)によりマッサージユニット(30)を上下に昇降させることにより、広い範囲に亘ってマッサージを施すこともできる。 【0035】 上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。 【0036】 例えば、上記実施例では、ウォームホイール(75)とウォーム(76)を有する減速機構について説明し、ギアボックス(95)にはウォーム(76)を収容しているが、本願発明は、ウォームホイール(75)とウォーム(76)の組み合わせに限定されず、その他の歯車機構のギアボックスにも適用できることは勿論である。 【産業上の利用可能性】 【0037】 本発明は、減速機構のバックラッシュの発生や歯車特有の騒音の発生を抑えることができ、作業工程や部品点数の削減を達成できるマッサージ機として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0038】 【図1】本発明のマッサージ機の断面図である。 【図2】マッサージユニットを斜め前方から見た斜視図である。 【図3】マッサージユニットを斜め後方から見た斜視図である。 【図4】マッサージユニットを斜め後方から見た斜視図であって、叩き手段の一部とギアボックスの補強板等を一部省略して示している。 【図5】施療指の斜視図である。 【図6】施療指の断面図である。 【図7】第1アームを内側から見た斜視図である。 【図8】第1アームを外側から見た斜視図である。 【図9】第2アームを内側から見た斜視図である。 【図10】第2アームを外側から見た斜視図である。 【図11】ギアボックスを形成する取付板の展開図である。 【図12】ギアボックス周辺の拡大図である。 【符号の説明】 【0039】 (10) マッサージ機 (30) マッサージユニット (40) 施療指 (41) 揉み玉 (5) アーム (70) 揉み手段 (72) 揉み軸 (75) ウォームホイール (76) ウォーム (76a) ウォーム軸 (90) シャーシ (93) 金属板(取付板) (96) 軸孔 (96a) 軸孔 (96b) 軸孔
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成17年2月28日(2005.2.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066728 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 敏之
【識別番号】100100099 【弁理士】 【氏名又は名称】宮野 孝雄
【識別番号】100111017 【弁理士】 【氏名又は名称】北住 公一
【識別番号】100119596 【弁理士】 【氏名又は名称】長塚 俊也
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| 【公開番号】 |
特開2006−230855(P2006−230855A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2005−52572(P2005−52572) |
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