| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小栗 愼一 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目5番21号 株式会社フジ医療器内
【氏名】藤代 光明 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目5番21号 株式会社フジ医療器内
【氏名】久保 晃一 【住所又は居所】福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九州日立マクセル株式会社内
【氏名】安部田 章 【住所又は居所】福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九州日立マクセル株式会社内
【氏名】島田 和明 【住所又は居所】福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九州日立マクセル株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】施療体の位置を調整する操作を容易かつ正確に行なうことができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】背もたれ部に上下昇降可能及び前後進退可能に配設した施療体と、この施療体を操作する操作手段と、この操作手段の操作に応じて前記施療体の動作を制御する制御手段とを備えるマッサージ機において、操作手段は、施療体を上下方向及び前後方向へ移動させるための移動方向指定キーを具備し、制御手段は、マッサージを実行する際の前記施療体の基準位置を設定するための基準位置設定モード時に移動方向指定キーが操作されたことを検出すると、移動方向指定キーの操作に応じて施療体を上下方向及び/又は前後方向へ移動させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 背もたれ部に上下昇降可能及び前後進退可能に配設した施療体と、この施療体を操作する操作手段と、この操作手段の操作に応じて前記施療体の動作を制御する制御手段とを備えるマッサージ機において、 前記操作手段は、前記施療体を上下方向及び前後方向へ移動させるための移動方向指定キーを具備し、 前記制御手段は、マッサージを実行する際の前記施療体の基準位置を設定するための基準位置設定モード時に前記移動方向指定キーが操作されたことを検出すると、当該移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を上下方向及び/又は前後方向へ移動させることを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 前記操作手段は、施療体像を表示可能な表示部を具備しており、 前記制御部は、前記移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を移動させる場合、前記表示部に施療体像を、前記施療体の移動に応じて表示させることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 【請求項3】 前記操作手段は、前記移動方向指定キーの近傍に配設した決定キーを具備しており、 前記制御手段は、前記基準位置設定モード時に決定キーが操作されたことを検出すると、当該決定キーの操作時における前記施療体の位置を基準位置として記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。 【請求項4】 前記移動方向指定キーは、一軸方向へ距離を隔てて配置した一対のキーと、前記一軸と直交する軸方向へ距離を隔てて配置した他対のキーとを具備する十字キーで構成してあり、前記決定キーは十字キーの中央に配置したことを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。 【請求項5】 前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標及び前後方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマッサージ機。 【請求項6】 前記施療体は左右方向へ移動可能にしてあり、 前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標、前後方向の座標及び左右方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマッサージ機。 【請求項7】 前記制御手段には前記基準位置設定モードとして、前記施療体が肩に対して上方から当接する位置を設定する肩位置設定モードが設定してあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマッサージ機。 【請求項8】 前記制御手段には、前記施療体の上下可動範囲として、前記施療体の前方進出量を当該施療体が配設された背もたれ部から第1の進出限度位置までに規制した第1の施療領域と、前記施療体の前方進出を、前記第1の進出限度位置よりも前方に設定した第2の進出限度位置まで許可した第2の施療領域とが設定してあり、基準位置設定モード中の前記施療体の移動を、前記第2の施療領域の範囲内に制限してあることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のマッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はマッサージ機に関し、特に、施療体を用いて被施療部を施療するようにしたマッサージ機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、マッサージ機として、被施療者が腰掛ける座部の後部に背もたれ部を設けた椅子型のマッサージ機があり、例えば背もたれ部の背もたれ面に、もみ玉などを具備するメカ式施療手段とエアバッグからなるエア式施療手段を設けて、被施療者の背中を前記もみ玉による機械式と前記エアバッグによるエア式のマッサージを実行可能としたマッサージする構成のものが広く知られている(例えば、特許文献1を参照。)。 【0003】 かかるマッサージ機では、被施療者が腰掛けて背もたれ部にもたれかかった状態で、その背中に対して前記もみ玉を前後動、あるいは上下動させ、被施療者の背中に「もみ」や「たたき」と同様の刺激を与えてマッサージを行うことができるとともに、エアバッグにより背中を優しく押圧してエアマッサージを行うことができることから、腰掛けてリラックスした状態で効果的にマッサージすることできるようになっている。 【特許文献1】特開2003−250851号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、もみ玉を用いて被施療者の肩部のマッサージを行う場合、もみ玉が、肩部の背中に略連続する部分、即ち肩部の背中側の稜部付近に当接するようにしてあるため、肩部に対するマッサージ効果が限定的であった。そのため、被施療者の肩部に対してより大きなマッサージ効果が得られるマッサージ機が要求されていた。 【0005】 そして、そのようなマッサージ機にあっては、被施療者の肩部に対してより大きなマッサージ効果が得られるように、もみ玉の位置を調整する操作を容易かつ正確に行なえることが重要である。 【0006】 本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、施療体の位置を調整する操作を容易かつ正確に行なうことができるマッサージ機を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0007】 請求項1記載の本発明は、背もたれ部に上下昇降可能及び前後進退可能に配設した施療体と、この施療体を操作する操作手段と、この操作手段の操作に応じて前記施療体の動作を制御する制御手段とを備えるマッサージ機において、前記操作手段は、前記施療体を上下方向及び前後方向へ移動させるための移動方向指定キーを具備し、前記制御手段は、マッサージを実行する際の前記施療体の基準位置を設定するための基準位置設定モード時に前記移動方向指定キーが操作されたことを検出すると、当該移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を上下方向及び/又は前後方向へ移動させることを特徴とする。 【0008】 請求項2記載の本発明は、前記操作手段は、施療体像を表示可能な表示部を具備しており、前記制御部は、前記移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を移動させる場合、前記表示部に施療体像を、前記施療体の移動に応じて表示させることを特徴とする。 【0009】 請求項3記載の本発明は、前記操作手段は、前記移動方向指定キーの近傍に配設した決定キーを具備しており、前記制御手段は、前記基準位置設定モード時に決定キーが操作されたことを検出すると、当該決定キーの操作時における前記施療体の位置を基準位置として記憶することを特徴とする。 【0010】 請求項4記載の本発明は、前記移動方向指定キーは、一軸方向へ距離を隔てて配置した一対のキーと、前記一軸と直交する軸方向へ距離を隔てて配置した他対のキーとを具備する十字キーで構成してあり、前記決定キーは十字キーの中央に配置したことを特徴とする。 【0011】 請求項5記載の本発明は、前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標及び前後方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定することを特徴とする。 【0012】 請求項6記載の本発明は、前記施療体は左右方向へ移動可能にしてあり、前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標、前後方向の座標及び左右方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定することを特徴とする。 【0013】 請求項7記載の本発明は、前記制御手段には前記基準位置設定モードとして、前記施療体が肩に対して上方から当接する位置を設定する肩位置設定モードが設定してあることを特徴とする。 【0014】 請求項8記載の本発明は、前記制御手段には、前記施療体の上下可動範囲として、前記施療体の前方進出量を当該施療体が配設された背もたれ部から第1の進出限度位置までに規制した第1の施療領域と、前記施療体の前方進出を、前記第1の進出限度位置よりも前方に設定した第2の進出限度位置まで許可した第2の施療領域とが設定してあり、基準位置設定モード中の前記施療体の移動を、前記第2の施療領域の範囲内に制限してあることを特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 請求項1記載の本発明では、背もたれ部に上下昇降可能及び前後進退可能に配設した施療体と、この施療体を操作する操作手段と、この操作手段の操作に応じて前記施療体の動作を制御する制御手段とを備えるマッサージ機において、前記操作手段は、前記施療体を上下方向及び前後方向へ移動させるための移動方向指定キーを具備し、前記制御手段は、マッサージを実行する際の前記施療体の基準位置を設定するための基準位置設定モード時に前記移動方向指定キーが操作されたことを検出すると、当該移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を上下方向及び/又は前後方向へ移動させる。このように、キー操作により、施療体の上下方向の調整のみならず、前後方向の調整も行なうことができ、施療体の位置を調整する操作を容易かつ正確に行なうことができる。施療体の前後方向の調整も行なうことができるため、被施療者の肩部の所謂つぼ等に対して、従来に無いより効果的なマッサージを実施することができる。 【0016】 請求項2記載の本発明では、前記操作手段は、施療体像を表示可能な表示部を具備しており、前記制御部は、前記移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を移動させる場合、前記表示部に施療体像を、前記施療体の移動に応じて表示させるため、被施療者が着座した状態で、施療体の位置を調整する操作を視覚により確認しつつ行なうことができ、調整操作を迅速・確実に行なうことができる。 【0017】 請求項3記載の本発明では、前記操作手段は、前記移動方向指定キーの近傍に配設した決定キーを具備しており、前記制御手段は、前記基準位置設定モード時に決定キーが操作されたことを検出すると、当該決定キーの操作時における前記施療体の位置を基準位置として記憶するため、施療体の位置調整操作と、施療体の基準位置設定操作とを一連の操作で行なうことができ、かかる調整・設定作業を容易かつ迅速に行なうことができる。また、記憶した基準位置を基準として施療体による施療を実施することができ、被施療者に対応した施療を行なうことができる。 【0018】 請求項4記載の本発明では、前記移動方向指定キーは、一軸方向へ距離を隔てて配置した一対のキーと、前記一軸と直交する軸方向へ距離を隔てて配置した他対のキーとを具備する十字キーで構成してあり、前記決定キーは十字キーの中央に配置したため、十字キー及び決定キーを親指一本で操作する、所謂親指操作を行なうことができ、キー操作を簡単・容易に行なうことができる。 【0019】 請求項5記載の本発明では、前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標及び前後方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定するため、被施療者に応じて、当該被施療者の肩部の所謂つぼの位置に基準位置を位置合わせする調整を行ない、このように調整した基準位置を正確に特定することができる。 【0020】 請求項6記載の本発明では、前記施療体は左右方向へ移動可能にしてあり、前記制御手段は、前記施療体の上下方向の座標、前後方向の座標及び左右方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定するため、被施療者の肩部等に偏在するつぼを更に正確に特定することができ、更に効果的なマッサージを実施することができる。 【0021】 請求項7記載の本発明では、前記制御手段には前記基準位置設定モードとして、前記施療体が肩に対して上方から当接する位置を設定する肩位置設定モードが設定してあるため、被施療者の肩部等に偏在するつぼを容易かつ正確に設定することができる。 【0022】 請求項8記載の本発明では、前記制御手段には、前記施療体の上下可動範囲として、前記施療体の前方進出量を当該施療体が配設された背もたれ部から第1の進出限度位置までに規制した第1の施療領域と、前記施療体の前方進出を、前記第1の進出限度位置よりも前方に設定した第2の進出限度位置まで許可した第2の施療領域とが設定してあり、基準位置設定モード中の前記施療体の移動を、前記第2の施療領域の範囲内に制限してあるため、基準位置を被施療者の肩部等に偏在するつぼに設定する場合であっても、設定操作を簡単な手順で安全に行なうことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 本発明に係るマッサージ機は、背もたれ部に上下昇降可能及び前後進退可能に配設した施療体と、この施療体を操作する操作手段と、この操作手段の操作に応じて前記施療体の動作を制御する制御手段とを備えており、前記操作手段は、施療体を上下方向及び前後方向へ移動させるための移動方向指定キーを具備している。そして、制御手段は、マッサージを実行する際の前記施療体の基準位置を設定するための基準位置設定モード時に前記移動方向指定キーが操作されたことを検出すると、移動方向指定キーの操作に応じて前記施療体を上下方向及び/又は前後方向へ移動させる。 【0024】 前述した操作手段は、液晶表示器等、施療体像を表示可能な表示部を具備しており、前記制御部は、移動方向指定キーの操作に応じて施療体を移動させる場合、前記表示部に施療体像を、前記施療体の移動に応じて表示させる。 【0025】 この移動方向指定キーの近傍には決定キーが配設してあり、制御手段は、基準位置設定モード時に決定キーが操作されたことを検出すると、決定キーの操作時における施療体の位置を基準位置として記憶する。 【0026】 一方、移動方向指定キーは、一軸方向へ距離を隔てて配置した一対のキー、例えば上下キーと、前記一軸と直交する軸方向へ距離を隔てて配置した他対のキー、例えば左右キーとを具備する十字キーで構成してあり、前述した決定キーは十字キーの中央に配置してある。 【0027】 また、制御手段は、施療体の上下方向の座標及び前後方向の座標に基づいて施療体の基準位置を特定するようにしている。 【0028】 更に、施療体は左右方向へ移動可能にしてあり、制御手段は、施療体の上下方向の座標、前後方向の座標及び左右方向の座標に基づいて前記施療体の基準位置を特定する。 【0029】 また、前述した制御手段には基準位置設定モードとして、施療体が肩に対して上方から当接する位置を設定する肩位置設定モードが設定してある。 【0030】 更に、制御手段には、施療体の上下可動範囲として、施療体の前方進出量を当該施療体が配設された背もたれ部から第1の進出限度位置までに規制した第1の施療領域と、施療体の前方進出を、前記第1の進出限度位置よりも前方に設定した第2の進出限度位置まで許可した第2の施療領域とが設定してあり、基準位置設定モード中の施療体の移動を、第2の施療領域の範囲内に制限してある。 【0031】 以下、本発明に係るマッサージ機について、図面を参照しながらより具体的に説明する。 (実施例1) 【0032】 図1は本実施の形態に係るマッサージ機を示す斜視図、図2は同マッサージ機よりカバーなどを取り除いた状態を示す斜視図、図3は同マッサージ機の側面視による説明図、図4はリクライニング可能とした背もたれ部の側面視による説明図、図5は同背もたれ部の横断面図、図6は機械式のマッサージユニットの斜視図、図7は前記マッサージユニットの分解斜視図、図8はマッサージユニットを構成するもみ玉ユニットの斜視図、図9は本実施の形態に係るマッサージ機の駆動制御系を示すブロック図である。 【0033】 本実施形態に係るマッサージ機Aは、図1〜図9に示すように、被施療者M(図3参照)が着座する座部1と、同座部1を支持する基台部2と、前記座部1の後側に倒伏自在にリクライニングできるように連結され、左右両側に体側施療部として機能する側壁部6,6を取付けた背もたれ部3と、座部1の前側上部近傍に設けた枢支部1aを中心に上下方向へ揺動可能に連結した脚載部4とを具備する椅子式マッサージ機としている。 【0034】 また、図1に示すように、前記基台部2を除く各部については、必要に応じて合成皮革などからなるカバーにより直接被覆するか、あるいは同じくカバーで被覆したクッション部材を配設している。C1は座部2に載置された座部クッション、C30は背もたれ部3の全体を被覆するように着脱自在に取付けられた背もたれクッション、C31は、前記背もたれクッションC30に面ファスナーを介して上端同士を着脱自在とした枕状クッション、C4は前記脚載部4を被覆する脚載部用カバー、C6は前記側壁部6に設けた体側部用エアバッグa3(図2参照)を被覆しているエアバッグ用カバーである。 【0035】 前記背もたれ部3は、図3及び図5に示すように、縦に伸延する左右の縦フレーム30,30を具備しており、この縦フレーム30,30の前側に、図2に示すように、略中央に所定幅の長孔31aを形成した背もたれ板31を取付けるとともに、後側には背面カバー体32を取付け、この背面カバー体32と前記背もたれ板31との間にユニット配設空間Qを形成している。そして、このユニット配設空間Qに、左右のもみ玉7,7を備え、このもみ玉7,7を前記長孔31aに臨ませた状態で昇降可能とした機械式のマッサージユニット11を配設している。なお、このマッサージユニット11については後に詳述する。 【0036】 また、図2に示すように、前記背もたれ部3の長孔31aを挟んで、背もたれ板31の左右側上部には背中部用エアバッグa1,a1を、左右側下部に腰部用エアバッグa2,a2をそれぞれ配設し、エアポンプ25(図9参照)から供給されるエアによって背中や腰を押圧するエアマッサージを実行可能としている。 【0037】 また、図1〜図5に示すように、前記座部1には、その左右側に肘掛部5,5を設けている。また、座部1の後部側には臀下部用エアバッグa4を、前部側には腿部用エアバッグa5を、左右側には臀側部用エアバッグa6をそれぞれ取付けている。 【0038】 前記脚載部4は、左右の脚を受ける半円筒状の左右脚受部18,18を並設した本体部15と、同本体部15の先端に連設するとともに左右の足裏を受ける半円筒状の左右足裏受16,16を並設した足裏受部17とから側面視略L字状に形成しており、前記本体部15の各脚受部18,18の両内側面に左右で対をなす脚上部用エアバッグa7,a7,a7,a7を取付けるとともに、前記足裏受部17の各足裏受16,16の両内側面に左右で対をなす脚下部用エアバッグa8,a8,a8,a8を取付けている。 【0039】 ここで、背もたれ部3の左右端部に取付けた側壁部6の構成と、この側壁部6に設けた体側部用エアバッグa3、及び他のエアバッグに関する動作について説明する。 【0040】 本実施形態における左右の側壁部6,6は、図1〜図5に示すように、取付基端部61側の上下長よりも先端部側の上下長を長くした略扇形形状としており、座部1に着座した被施療者Mの上腕側方となる位置に配設している。 【0041】 そして、前記基端部側から先端部側にかけて漸次外側方に拡開させるとともに、その内側面には、それぞれ左右方向に2個の体側部用エアバッグa3,a3を重合状態に取付けて体側施療部として機能させている。したがって、かかる2個の体側部用エアバッグa3,a3を同時に膨出させると被施療者Mの身体に素早くフィットして身体の体側をマッサージあるいは押圧保持することができる。なお、体側部用エアバッグa3は、前述したようにエアバッグ用カバーC6で被覆されている(図1参照)。 【0042】 この体側部用エアバッグa3を含む前記複数のエアバッグa1〜a8には、図9に示した如くエアポンプ25から給気される。エアポンプ25には、同エアポンプ25から圧入される大気を一時的に貯留して各エアバッグa1〜a8へ分流する分流器(図示せず)を連通連結している。そして、この分流器には、各エアバッグa1〜a8に対応する複数の吐気口が設けられ、各吐気口には同吐気口の開口を開閉する電磁弁(図示せず)を設けている。そして、分流器の各吐気口と対応するエアバッグa1〜a8とを、これも図示しない耐圧ホースによってそれぞれ連結し、前記電磁弁の開閉動作を後述する制御部G(図9参照)により制御して所要のエアバッグa1〜a8を個別に給排気し、エアバッグa1〜a8を膨張(膨出)・収縮させることにより、被施療者Mに対してエアマッサージを施すように構成している。なお、電磁弁B1〜B18の開閉動作によってエアバッグa1〜a8を膨張(膨出)・収縮させることができる一方、エアバッグa1〜a8を膨張状態(膨出状態)に保持することもできる。 【0043】 このように、エアバッグa1〜a8の動作は制御部Gによって制御されており、制御部Gは、エアバッグa1〜a8の膨縮に関わるエアポンプ25のオン・オフ動作や各エアバッグa1〜a8に対して給排気を行うための電磁弁の開閉動作を制御して、所要のエアバッグa1〜a8を膨張(膨出)・収縮させてエアマッサージを実行させるのである。 【0044】 次に、前述したマッサージユニット11及び制御部Gの構成について説明する。 【0045】 図6〜図8に示すように、マッサージユニット11は、もみ玉駆動ユニット9を収納配設しており、同もみ玉駆動ユニット9は、施療体として配設した左右一対のもみ玉7,7を前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせるたたき機構70と、前記もみ玉7,7を偏心回動させることによってもみ作動を行わせるもみ機構8とを具備するとともに、背もたれ部3の表側(被施療者Mと接する側)に向けて進退移動可能に構成され、進退した位置によってマッサージ強度が変わるように、すなわち、もみ玉7,7による被施療者Mへの押圧力が変わるようにしている。 【0046】 かかるもみ玉駆動ユニット9の動きによって、多種のマッサージを実行できるとともに、マッサージ位置や強度をさらに組み合わせることで多彩なマッサージモードで施療することができる。また、本実施形態では、前記もみ玉駆動ユニット9内にバイブ用モータm6(図9参照)を配設し、もみ玉ユニット9を振動させてバイブマッサージも行えるようにするとともに、脚載部4内にもバイブレータ(図示せず)を設け、より多彩なマッサージモードを実行できるようにしている。 【0047】 なお、図6〜図8中、m1はマッサージユニット11を昇降させるための昇降用モータ、28は前記昇降用モータm1と連動連結するとともに、前記もみ玉駆動ユニット9を前後揺動自在に支持した昇降軸、29,29は同昇降軸28の両端に取り付けたピニオンギヤであり、前記縦フレーム30,30に設けたラック13(13)と噛合している(図5参照)。 【0048】 また、m2は前記もみ玉駆動ユニット9を前後方向へ進退移動させるための進退用モータであり、同モータm2の駆動により進退軸43を回転させ、円弧状ラック46,46上を前記進退軸43に取り付けたピニオン44,44を前後方向に移動させてもみ玉駆動ユニット9を揺動させて進退可能としている。49は前記進退軸43を回動自在に支持するための軸受である。 【0049】 前述した一方の円弧状ラック46の側部には、扇形板材の周縁に複数の貫通孔を所定の間隔で開設してなる進退位置検出用基板81が取付けてあり、この進退位置検出用基板81の貫通孔の位置に光線を出射して通過光の検出回数によってもみ玉駆動ユニット9の進退位置を検出する進退位置検出センサ82が、進退位置検出用基板81の一部を挟持するように配設してある。 【0050】 また、m3は前記もみ機構8の主構成要素であるもみ用モータであり、もみ用回動軸(図示せず)を介してもみ玉7,7と連動連結している。このもみ用モータm3にたたき用モータm4が並設してあり、たたき用回動軸を介してもみ玉7,7と連動連結している。 【0051】 このもみ用モータm3の動作を制御することによって、もみ玉7,7の間の距離を拡縮させることができ、もみ玉7,7の間の距離を例えば幅広・普通・幅狭の内のいずれかの状態に設定して、たたきマッサージを実行することができるようになっている。 【0052】 一方、前述した各モータm1、m3及びm4と連動連結した回動軸には、回動角(駆動量)を検出するためのロータリーエンコーダE(図9参照)をそれぞれ取付けており、ロータリーエンコーダEの検出結果は、制御部Gに与えられる。 【0053】 上記構成のマッサージユニット11による上述の多様なマッサージ動作は、エアマッサージ動作などの他の機能を含めて全て制御部Gにより制御されている。そして、本実施形態では、このもみ玉駆動ユニット9によるメカ的なマッサージとして、もみ(もみ上げ/もみ下げ)、たたき、さざなみ(もみ下げとたたきの複合動作)、深もみ上げ/深もみ下げ/さすり、指圧、ストレッチ等に加えて、後述する極もみ、極たたき、及び首のばしのマッサージも実行することができるようになっている。 【0054】 ところで、前述した制御部Gは基台部2内に配設されており、これに接続した遠隔操作可能な操作手段としての後述するリモコンRを介して電源投入から電源オフ、及びマッサージ機Aの単機能動作からプログラミングされた自動コースなどの制御動作等をコントロールすることができる。また、同制御部Gは、リモコンRに設けた表示部Kへの表示についても制御している。 【0055】 すなわち、図9に示すように、制御部GはCPUと後述する各種プログラムなどを格納したメモリ部G1と、各種モータなどの駆動制御を行う駆動制御部G2とを備えており、インターフェイスG3を介してリモコンR、背もたれ部3のリクライニング角度を検出するリクライニング角度検出センサG5、並びに前述した進退位置検出センサ82及び各ロータリーエンコーダEと接続している。また、インターフェイスG4を介して前記マッサージユニット11内に配設した昇降用モータm1、進退用モータm2、もみ用モータm3、たたき用モータm4、さらには背もたれ部3のリクライニング動作を行うリクライニングモータm5、バイブレータを駆動するバイブ用モータm6、さらにはエアバッグ用エアポンプ25及び前記座部1に配設したヒータHとを接続している。このヒータHにより冬などでも心地好くマッサージすることが可能となっている。 【0056】 前記メモリ部G1には、複数のマッサージプログラム及びメカ的なマッサージを実行する際のもみ玉7,7の基準位置等の種々の情報が格納されており、前記リモコンRに設けた操作部Sからの指令信号に基づき、疲労回復、リフレッシュ、リラックスなどを目的として様々なマッサージモードを組合わせた複数の自動コースを実行可能としている。 【0057】 すなわち、指圧、もみ、たたき、さすり、バイブ、ストレッチなどの基本マッサージ、さらにはローリング、エアマッサージなどの種類の異なったマッサージモードを前記マッサージユニット11を駆動して実行させることができ、これらを適宜組合わせた多様なマッサージを実行する複数の自動コースが予めプログラミングされている。更に、本実施形態では、被施療者Mの肩部をその上方からマッサージできるようにもしてある。 【0058】 リモコンRは、前記制御部Gを介して本マッサージ機1の動作全体をコントロールする操作手段として機能するものであるが、後述する十字キー及び決定キーを含む各種操作ボタンを配した操作部Sと、液晶表示装置からなる表示部Kとを備えており、前記操作部S及び表示部Kを用いることにより、所要のマッサージモードを選択すると共に、後述する如く、メカ的なマッサージを実行するに際し、もみ玉7,7の基準位置を被施療者Mに応じて調整し得るようになっている。 【0059】 図13は、図9に示したリモコンRを示す拡大正面図である。 【0060】 リモコンRは、正面視が略しゃもじ形状の本体の上側部に液晶表示機を構成する表示部Kが設けられ、その下側に複数のボタン群からなる操作部Sが設けられており、表示部Kの面積を広くして視認性を向上させると共に、操作部Sの幅寸法を表示部Kの幅寸法より狭くして、操作部Sの把持操作性を向上させてある。 【0061】 操作部Sの略中央位置には、環状体の表面に4つの矢印を互いに直交する4方向の位置に付すと共に各矢印に対応する上下ボタンS11,S11及び左右ボタンS12,S12を設けてなる十字キーS1が配置してあり、十字キーS1の上下ボタンS11,S11又は左右ボタンS12,S12を操作することによって、例えば表示部K上に表示されたカーソルを当該方向へ移動させることができるようになっている。即ち、十字キーS1は、移動方向を指定する移動方向指定キーとして機能する。この十字キーS1の中央には、決定キーS2が配置してあり、例えば、十字キーS1を操作することによって、表示部K上に表示された種々の指令から所要の指令を選択した後に前記決定キーS2を操作することによって、指令の選択を決定し、当該指令を前述した制御部G(図9参照)に実行させるようになっている。従って、十字キーS1は、指令選択キーとしても機能する。 【0062】 なお、本実施の形態では、環状の十字キーS1を設けた場合に付いて示したが、本発明はこれに限らず、レバー状の十字キーを設けてもよい。但し、図13に示した如く環状の十字キーS1を設けた場合、十字キーS1の表面をリモコンRの本体の表面と略面一にすることができるため、衝突又は引っ掛けによる十字キーS1の破損が生じ難い。 【0063】 十字キーS1の下方には、前述した脚載部4(図1参照)を昇降揺動させる一対の脚部用上下ボタンS14,S15、及び背もたれ部3をリクライニングさせる一対のリクライニング用上下ボタンS16,S17が互いに本体の幅方向へ距離を隔てて配置してあり、これら脚部用上下ボタンS14,S15及びリクライニング用上下ボタンS16,S17の下方には、前述したバイブレータを入/切させるバイブ用ボタンS19及びヒータを入/切させるヒータ用ボタンS18が互いに本体の幅方向へ距離を隔てて配置してある。 【0064】 一方、表示部Kの少し下方の位置には、マッサージの種類・強弱及び前述した基準位置等を登録するための複数(図13では4つ)の登録ボタンS5,S5,S5,S5が本体の幅方向へ適宜の間隔で設けてある。そして、これら登録ボタンS5,S5,S5,S5の下方には、スタート/収納ボタンS3が配設してあり、マッサージを開始させるとき、又はマッサージを終了してもみ玉7,7を収納するときに使用するようになっている。また、スタート/収納ボタンS3の近傍には停止ボタンS4が配設してあり、該停止ボタンS4を操作することによってマッサージを中途で停止させることができる。 【0065】 前記スタート/収納ボタンS3の下方には、自動コースを選択してマッサージを実行するための自動ボタンS6、複数種類のマッサージから好みのマッサージを選択して実行するためのお好みボタンS7が配設してあり、更に、自動コースを実施している間に、自分の好みに合わないマッサージモードであればこれをスキップするスキップボタンS8及びリピートボタンS9等が設けてある。また、お好みボタンS7の下方位置に後述する上下方向の肩位置の調整を行なうための肩位置微調整ボタンS20が配設してある。 【0066】 次に、本発明に係るマッサージ機Aによるメカ的なマッサージにおける特徴的な動作及びその制御について説明する。 【0067】 図10は、本発明に係るマッサージ機Aのもみ玉7,7の前進制御を説明する説明図であり、図中、3aは、背もたれ部の前面である。なお、図中、図6に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。図10に示した如く、制御部G(図9参照)には、マッサージユニット11のもみ玉7(7)を、背もたれ部の前面3aから前方の予め定めた位置(例えば、前後ストローク長で65mm程度の位置)までの間の適宜位置に進出させることが許可された第1進出限度位置L1、及び当該第1進出限度位置L1より前方の所定位置(例えば、前後ストローク長で110mm程度の位置)までの間の適宜位置に進出させることが許可された第2進出限度位置L2が設定してある。 【0068】 そして、制御部Gは、昇降方向の全領域に亘って、もみ玉7(7)を主に第1進出限度位置L1内の適宜位置まで進出させて、種々のマッサージ動作を実行すると共に後述する体形検出動作を実行し得るようになっている。一方、制御部Gは、後述する如く基準位置たる被施療者Mの肩位置に基づいて定めた上側特別施療領域内、及び被施療者Mの臀部部分に対応する下側特別施療領域内において、第1進出限度位置L1を超え第2進出限度位置L2内の適宜位置までもみ玉7(7)を進出させてマッサージを行ない得るようにしてある。 【0069】 図11は、上側特別施療領域及び下側特別施療領域を説明する説明図である。なお、図中、図3に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。図3に示した如く、上側特別施療領域LUは、基準位置たる被施療者Mの肩位置に基づいて定めてある。 【0070】 即ち、この肩位置として予め、例えば身長が165cmの被施療者Mがマッサージ機Aの背もたれ部3を最も起立させた状態の座部1に深く着座した場合の肩の高さ及び背もたれ部3の前面からの距離が設定してあり、これとは別に、前述した登録ボタンS5,S5,S5,S5(図13参照)に対応して身長が150cmの被施療者Mの肩位置、身長が160cmの被施療者Mの肩位置、身長が170cmの被施療者Mの肩位置、身長が180cmの被施療者Mの肩位置がそれぞれ設定してある。そして、被施療者Mがいずれかの登録ボタンS5,S5,S5,S5を操作した場合は、それに対応する肩位置が選択され、いずれの登録ボタンS5,S5,S5,S5も操作しなかった場合は、身長が165cmの被施療者Mの肩位置が選択される。 【0071】 このように予め設定された肩位置が、後述する如く、被施療者Mにより調整された場合、調整後の肩位置が基準位置たる肩位置として決定される。そして、上側特別施療領域LUは、この基準位置より、例えば12mm下方の高さ位置から上方の領域に定めてある。 【0072】 このようにして定めた上側特別施療領域LUにおいて、もみ玉7(7)の進出を第2進出限度位置L2内の適宜位置まで許可してマッサージを実行することによって、被施療者Mの肩部及び/又は首部を従来には無い効果的なマッサージにより十分に施療することができる。 【0073】 一方、下側特別施療領域LDは、いずれの被施療者Mに拘らず略一定であるので、例えば座部1の表面の高さ位置から10cm上方の高さ位置までの領域に定めてある。このようにして定めた下側特別施療領域LDにおいて、もみ玉7(7)の進出を第2進出限度位置L2内の適宜位置まで許可してマッサージを実行することによって、被施療者Mの臀部を深部まで十分に施療することができる。 【0074】 このような被施療者Mの肩位置及び臀部位置は被施療者Mの着座姿勢によって変わるため、前述した制御部Gは、リクライニング角度検出センサG5(共に図9参照)が検出したリクライニング角度に応じて、上側特別施療領域LU及び下側特別施療領域LDの位置及び範囲を補正するようになっている。また、上側特別施療領域LUにあっては、リクライニング角度検出センサG5が検出したリクライニング角度の値が大きくなるに従って、前述した第2進出限度位置L2を第1進出限度位置L1側へ変更するようにする。これは、リクライニング角度の値が大きくなるに従って被施療者Mの肩部がマッサージ機Aに当接する荷重が増大するため、第2進出限度位置L2を第1進出限度位置L1側へ変更しても、リクライニング角度の値が小さい場合の第2進出限度位置L2と同様のマッサージ効果を得ることができるからである。同様に、下側特別施療領域LDにあっても、リクライニング角度検出センサG5が検出したリクライニング角度の値が大きくなるに従って、前述した第2進出限度位置L2を第1進出限度位置L1側へ変更するようにする。これは、リクライニング角度の値が大きくなるに従って被施療者Mの臀部と背もたれとの空間が縮小するためである。 【0075】 なお、制御部Gは、上側特別施療領域LU及び下側特別施療領域LDの位置及び範囲の補正に代えて、又は、かかる補正と共に、前述した第2進出限度位置L2の位置を、リクライニング角度に応じて、上側特別施療領域LU及び下側特別施療領域LDの別に変更するようにしてもよい。これによっても、上側特別施療領域LU及び下側特別施療領域LDにおいて、被施療者Mの着座姿勢に応じた施療を実施することができる。 【0076】 ところで、予め設定した肩位置と被施療者Mの肩位置とは異なるため、例えば図18に示した手順に従って、被施療者Mに応じた肩位置に調整し、調整した肩位置を登録し得るようになっている。かかる基準位置たる肩位置の調整・登録は図9に示した制御部Gが実行するようになっており、従って、制御部Gは基準位置特定機能を有している。なお、後述する臀部位置の調整は行なう必要がない。 【0077】 すなわち、電源が投入されてリモコンRのスタート/収納ボタンS3(図13参照)が操作された場合、待機状態となってもみ玉7,7が最下位まで移動される(ステップS1〜S3)。制御部Gは、リモコンRの自動コースボタンS6が操作された場合(ステップS4)、複数の自動コースを表示する選択画面をリモコンRの表示部Kに表示させる(ステップS5)。制御部Gは、選択画面において一の自動コースが選択されると、被施療者Mの体形を検出する体形検出を実行する(ステップS6)。つまり、マッサージ機Aは、被施療者Mの体形を検出する体形検出機能を具備している。 【0078】 この被施療者Mの体形検出動作について図9及び図11を用いて説明する。体形検出手段として、例えばマッサージ中における負荷電流を検出する負荷電流検出手段が設けてある。制御部Gは、昇降用モータm1を駆動して、マッサージユニット11を先ず被施療者Mの臀部位置である最下端位置に降下させるとともに、進退用モータm2を駆動してもみ玉7,7を最後方位置に後退させる。そして、制御部Gは、その位置で前記進退用モータm2を駆動して、もみ玉7,7を被施療者Mの背中に向けて突出させていき、被施療者Mに当たったときの前記進退用モータm2の負荷電流の増加を前記負荷電流検出手段により検出して前記RAMに記憶させる。具体的には、進退用駆動量検出手段としてマッサージユニット11に設けたロータリーエンコーダEの検出出力を、制御部Gを介して座標換算し、臀部位置としてRAMに記憶させるのである。このとき、もみ玉7,7は第2進出限度位置L2まで進出することが許可されている。これによって、被施療者Mがマッサージ機Aに浅く着座した場合であっても、被施療者Mの臀部・腰部を検出することができる。 【0079】 その後、制御部Gは、さらに前記進退用モータm2を駆動してもみ玉7,7を最後方位置まで後方に向けて移動するとともに、前記昇降用モータm1を駆動して、これも前記マッサージユニット11内に設けたロータリーエンコーダEの検出に基づいて所定距離だけマッサージユニット11を上昇させ、前同様に、その位置で進退用モータm2を駆動してもみ玉7,7を前方に向けて第1進出限度位置L1内で移動する。制御部Gは、このような動作を被施療者Mの肩位置を越える高さ位置まで繰り返し行わせることによって、被施療者Mの体形を検出する。 【0080】 このようにして検出した被施療者Mの体形から、肩の目安位置(高さ)、及び臀部の位置(高さ)を定めることができ、前述した如く予め設定した肩位置に代えて、被施療者Mの体形から定めた肩の目安位置を用いるようにしてもよい。なお、肩の目安位置は、被施療者Mの体形検出を実施する以外に、もみ玉7,7を被施療者Mの肩付近で進退駆動させることによって検出することもできる。なお、このような自動的に検出された肩位置であっても、微調整を可能とすることが望ましい。 【0081】 ところで、本実施の形態では、下側特別施療領域LDは、前述した如く、座部1の表面の高さ位置から所定寸法だけ上方の高さ位置までの領域にしてあるが、本発明はこれに限らず、座部1の表面の高さ位置から、前述した体形検出モードで検出した臀部位置から所定寸法だけ上方の位置までの領域(臀部領域)にしてもよい。 【0082】 一方、このようにして検出した被施療者Mの体形情報を制御部Gのメモリ部G1に登録し、当該被施療者Mが次回にマッサージを行なう際に、メモリ部G1から被施療者Mの体形情報を読み出すようにしてもよいが、この場合であっても、被施療者Mの臀部の位置は検出するようにする。これは、被施療者Mの着座姿勢によって、肩位置等が変化するので、検出した臀部位置と登録した臀部位置とを比較することによって、着座姿勢による変化量を求め、得られた変化量に基づいて、登録した体形情報を補正するためである。 【0083】 次に、制御部Gは、このようにして検出した被施療者Mの肩位置の調整を被施療者Mに促すべく肩位置調整用画面を表示部Kに表示させる(ステップS7)。 【0084】 図15は、肩位置調整用画面の一例を説明する説明図である。肩位置調整用画面には、着座した状態の被施療者像が表示されており、この被施療者像上又はその近傍に、もみ玉の現在位置を示すもみ玉像Nが表示されている。また、被施療者像の近傍に、十字キー像が表示されており、該十字キー像に続いて、肩位置の調整を促す文字が表示されている。更に、被施療者像の下方に、十字キーによる肩位置の調整方法を説明する文字が表示されている。 【0085】 もみ玉像Nは、前述したリモコンRの十字キーS1が操作された場合、その操作に応じた方向、操作量に応じた距離だけ移動するようになっており、このもみ玉像Nの移動に倣って、もみ玉7,7(図3参照)も同様に移動するようになっている。従って、被施療者は、肩位置調整用画面を目視して、被施療者像ともみ玉像Nとの相対位置を確認しながら本人の肩位置に正確に調整することができる。 【0086】 すなわち、リモコンRに設けられた十字キーS1の上下ボタンS11,S11が操作された場合、前述したもみ玉像N及びもみ玉7,7が上下方向へ移動し、十字キーS1の左右ボタンS12,S12が操作された場合、もみ玉像N及びもみ玉7,7が前後方向へ移動するようになっている。なお、上述の肩位置微調整ボタンS20もこの上下ボタンS11、S11と同等の役割を有している。 【0087】 このとき、もみ玉7,7は前述した第2進出限度位置L2まで進出することが許可されており、これによって、被施療者Mは、本人の肩の上方からその中心位置を特定して、肩位置調整を行なうことができるようになっている。 【0088】 ところで、制御部Gは、肩位置調整用画面を表示させてから所定時間経過後も調整操作が行なわれない場合、体形検出で検出した目安肩位置を調整後の肩位置とする。これによって、肩位置調整が所定時間経過するまで実施されないことを検出することによって、被施療者Mの肩位置調整の意思を確認することができる。これによって、下側特別施療領域LD及び上側特別施療領域LUでは、もみ玉7,7によるマッサージを第1進出限度位置L1を超えて実施することができるが、そのようなマッサージは、このように被施療者Mの意思確認を行なった後に許可される。 【0089】 なお、被施療者Mの肩位置調整の意思をより確実に確認すべく、肩位置調整用画面を表示させてから所定時間経過後も調整操作が行なわれない場合、改めて、体形検出モードで検出した肩位置を調整後の肩位置に決定してよいか否かを確認する画面を表示させ、十字キーS1及び決定キーS2による入力操作を行なわせるようにしてもよい。 【0090】 また、このようにして被施療者Mの肩位置調整は行なわれるが、被施療者Mの臀部位置又は腰位置の調整は行なわれない。 【0091】 そして、制御部Gは、調整後の肩位置を基準位置として、選択された自動コースのマッサージを実行する(ステップS8)。このようにして調整後の肩位置が基準位置になっているため、後述する極もみ、極たたき又は首のばしが当該自動コースに含まれている場合であっても、第1進出限度位置L1を超える第2進出限度位置L2までもみ玉7,7を前進させて当該マッサージを実施することができる。 【0092】 なお、後述する極もみ、極たたき又は首のばしは、調整後の肩位置に基づいて実施されるため、第1進出限度位置L1を超えない場合もあることはいうまでもない。 【0093】 制御部Gは、自動コースが終了すると、前述した如く検出した体形及び前述した如く調整した肩位置を登録するか否かを判断する(ステップS9)。例えば、制御部Gは、それらの情報の登録を促す画面を表示させ、当該画面に従って、被施療者Mがいずれかの登録ボタンS5が長押操作(例えば3秒)された否かを判断し、長押操作された場合、体形情報及び調整後の肩位置情報を当該登録ボタンS5に応じてメモリ部G1に登録して(ステップS9)、前述したステップS3へ戻る。 【0094】 一方、制御部Gは、前記画面を表示させてから一定時間経過してもいずれの登録ボタンS5も長押操作されなかった場合、両情報の登録操作をスキップしてステップS3へ戻る。 【0095】 なお、このようにして肩位置の前後方向の座標が調整された場合、前述した第2進出限度位置L2を調整後の座標位置に変更して、当該被施療者Mのマッサージを実行するようにしてもよいし、更に、調整後の座標位置から所定距離だけ前方の座標位置に変更して、当該被施療者Mのマッサージを実行するようにしてもよい。これによって、もみ玉7,7の前進を第2進出限度位置L2まで許可して行なうマッサージを被施療者Mの体形及び嗜好に応じて実施することができる。もちろん、第2進出限度位置L2は、工場出荷時に設定した限度位置のままであっても良い。 【0096】 ところで、制御部Gは、前述した肩位置調整に係る制御を実行するに先立って、マッサージユニット11を次のように駆動させるようになっている。即ち、制御部Gは、前述した如く肩位置を調整して設定する肩位置設定モードにおいて、もみ玉7,7を前述した体形検出モードで検出した肩の目安位置より少し上方の位置まで上昇させ、その後、前記目安位置まで降下させる。このとき、制御部Gは、前記目安位置に達する前に、もみ玉7,7が被施療者に当接したことを検出した場合、その位置で、もみ玉7,7の降下を停止させる。 【0097】 この間、制御部Gは、もみ玉7,7の進出位置を第1進出限度位置L1までに制限しており、もみ玉7,7が肩の目安位置又はその近傍に移動された後、前述した肩位置調整用画面を表示部Kに表示させると共に、もみ玉7,7が第2進出限度位置L2まで進出することを許可するようになっている。これによって、もみ玉7,7が第2進出限度位置L2まで進出することを許可された場合であっても、肩位置調整を安全に実施することができる。 【0098】 また、前述した肩位置調整にあっては、もみ玉7,7によるマッサージを行なう前、即ち、もみ玉7,7を停止させた状態で肩位置調整を行なうようにしてあるが、本発明はこれに限らず、例えば、バイブ用モータm6を作動させた状態で、肩位置調整を行なうようにしてもよい。これによって、肩位置の調整に従って、被施療者Mのもみ玉7,7が当接した部分が振動されるため、被施療者Mは、当該位置を体感によって確実に検知することができる。 【0099】 一方、このように調整した被施療者Mの肩位置は、前同様、被施療者Mの着座姿勢によって変わるため、制御部Gは、リクライニング角度検出センサG5(共に図9参照)が検出したリクライニング角度に応じて、調整後の前記肩位置を補正するようになっている。 【0100】 ところで、マッサージ機Aはマニュアルマッサージを実施することもできるようになっている。すなわち、リモコンRのお好みボタンS7が操作された場合、制御部Gは、マニュアルマッサージの定常画面を表示部Kに表示させる。 【0101】 図14は、マニュアルマッサージの定常画面の一例を示す図面である。図14に示した如く、当該定常画面の左側にはマニュアルマッサージフィールドF1が設けてある。マニュアルマッサージフィールドには、マニュアルで施療を行なう種別を選択すべく、肩指圧ボタンB1、もみ上げボタンB2及びもみ下げボタンB3等がそれぞれ縦方向へスクロール可能に表示されており、前述したリモコンRに設けた十字キーS1の上下ボタンS11,S11(図13参照)を操作することによってスクロールさせて図示しないストレッチ複合ボタン及び3Dボタン等を表示させ得るようになっている。 【0102】 また、前記定常画面の右側には肩指圧ボタンB1、ストレッチ複合ボタン及び3Dボタンに対応するサブフィールドF2が設定してあり、このサブフィールドF2には、極もみボタンB21、極たたきボタンB22及び首のばしボタンB23が、縦方向へ一列に表示されている。前記定常画面の下側には、選択方法及び決定方法を説明する十字キーの記号及び文字が表示されており、リモコンRの十字キーS1の上下ボタンS11,S11、左右ボタンS12,S12を操作して選択した後に、決定ボタンS2を操作することによって、選択した施療種別のマッサージを開始させるようになっている。 【0103】 このとき、制御部Gは、極もみボタンB21、極たたきボタンB22又は首のばしボタンB23のいずれかが選択決定された場合、前述した如く調整した被施療者Mの肩位置が登録されているか否かを判断する。そして、制御部Gは、調整後の被施療者Mの肩位置が登録されている場合、後述する如く、対応するマッサージを実行する。一方、それが登録されていない場合、制御部Gは、前述した如く選択された肩位置にもみ玉7,7を移動させた後、図15に示した肩位置調整用画面を表示部Kに表示させて、肩位置の調整を促し、調整後の肩位置を登録するようになっている。 【0104】 このとき、肩位置調整用画面を表示させてから所定時間経過後も調整操作が行なわれない場合、前記移動後の位置を調整後の肩位置としてもよいが、ボタンからの入力操作が行なわれた場合に限って、被施療者Mの肩位置調整の意思を確認したとして、もみ玉7,7によるマッサージを第1進出限度位置L1を超えて許可するようにするとよい。 【0105】 そして、制御部Gは、極もみボタンB21が操作された場合、もみ玉7,7の間を広いに、もみ玉7,7の位置を基準位置たる調整された肩位置から6mm程度上方まで移動させた後、基準位置からもみ玉7,7を12mm程度降下させ、12rpm程度のもみ速度でもみ玉7,7の間を狭い→広い→狭い→広いに移動させる往復動作によってもみを行なった後、前記肩位置から6mm程度上方まで、20mm/s程度の速度でもみ玉7,7を上昇させる操作を所定回数繰り返えさせるのである。 【0106】 また、極たたきボタンB22が操作された場合、制御部Gは、もみ玉7,7の間を広いに、もみ玉7,7の位置を基準位置から6mm程度上方まで移動させた後、基準位置からもみ玉7,7を12mm程度降下させ、200rpm程度のたたき速度でたたきを開始する。そして、当該幅で3秒程度維持した後、もみ玉7,7の間を狭いに移動させ、当該幅で3秒程度維持した後、もみ玉7,7の間を再び広いに移動させる。このような操作を所定回数繰り返した後、たたきを停止し、基準位置から6mm程度上方まで、20mm/s程度の速度でもみ玉7,7を上昇させる。 【0107】 一方、首のばしボタンB23が操作された場合、制御部Gは、もみ玉7,7の間を普通に、もみ玉7,7の高さ位置を基準位置に、もみ玉7,7の前後位置を基準位置より所定寸法後方まで移動させた後、もみ玉7,7の間を狭いに移動させ、もみ玉7,7の高さ位置を基準位置から36mm程度上方へ移動させ、もみ玉7,7の間の幅を210°→狭いに移動させた後、もみ玉7,7の高さ位置を基準位置に移動さる。そして、もみ玉7,7の間の幅を普通に移動させた後、再びもみ玉7,7の高さ位置を基準位置から36mm程度上方へ移動させる操作を所定回数繰り返えさせる。 【0108】 これら極もみ、極たたき及び首のばしのマッサージは、第1進出限度位置L1を越え第2進出限度位置L2内で調整された肩位置でも実施し得るため、前同様、被施療者Mの肩部又は首部を効果的に施療することができる。更に、極もみ、極たたき及び首のばしのマッサージ動作は低速で実行されるようにしてあり、これによって、きめ細やかなマッサージを施すことができる。 【0109】 なお、極もみ及び極たたきのマッサージは、下側特別施療領域LDにおいても略同様に実施される。即ち、もみ玉7,7を最下位まで移動させた後、前述した上下方向の移動を逆にして施療動作を実行させる。これによって大腿筋のもみ及びたたきが実施される。 【0110】 ところで種々のマッサージにおいて、被施療者は、図13に示したリモコンRに設けた十字キーS1の左右ボタンS12,S12を操作することによって、もみ玉によるマッサージの強度を調整することができるようになっている。 【0111】 すなわち、制御部Gは、もみ玉7,7によるマッサージ動作中、リモコンRの左右ボタンS12,S12が操作された否かを判断し、それが操作されたと判断した場合、もみ玉7,7が上側特別施療領域LU内又は下側特別施療領域LD内に位置しているか否かを判断する。そして、制御部Gは、もみ玉7,7が上側特別施療領域LU内又は下側特別施療領域LD内に位置していないと判断した場合、もみ玉の進出位置を第1進出限度位置L1以内で許可してマッサージの強度を調整する第1強度調整用画面を表示部Kに表示させる。 【0112】 図16は、第1強度調整用画面の一例を説明する説明図である。図16に示した如く、第1強度調整用画面の一側近傍には、もみ玉の進出量を多くしてマッサージ強さを強くする「強」の文字が、また他側近傍には、もみ玉の進出量を小さくしてマッサージ強さを弱くする「弱」の文字がそれぞれ表示してある。これら強弱の文字の間には、例えば7つのブロック像が表示してあり、もみ玉の現在の進出位置に対応するブロックが反転表示されている。第1強度調整用画面の上側には、前記反転表示されたブロック像の順位が数字で表示されており、また、第1強度調整用画面の下側には、十字キーの左右ボタン像に続けて調整方法を説明する文字が表示されている。 【0113】 そして、制御部Gは、リモコンRに設けた十字キーS1の左右ボタンS12,S12が操作された場合、操作された左右ボタンS12,S12に対応して反転表示させるブロック像の位置を移動させると共に、もみ玉7,7の進出量を第1進出限度位置L1以内で増減させて、マッサージ強度を調整する。 【0114】 一方、制御部Gは、もみ玉7,7が上側特別施療領域LU内又は下側特別施療領域LD内に位置していると判断した場合、もみ玉の進出位置を第2進出限度位置L2以内で許可してマッサージの強度を調整する第2強度調整用画面を表示部Kに表示させる。 【0115】 図17は、第2強度調整用画面の一例を説明する説明図である。図17に示した如く、第2強度調整用画面は、強弱の文字の間に、例えば12のブロック像を表示すると共に、7番目のブロック像と8番目のブロック像との間に縦ラインが表示してある以外は、図16に示した第1強度調整用画面と略同じ構成にしてある。 【0116】 そして、制御部Gは、リモコンRに設けた十字キーS1の左右ボタンS12,S12が操作された場合、操作された左右ボタンS12,S12に対応して反転表示させるブロック像の位置を移動させると共に、第1進出限度位置L1を超える第2進出限度位置L2以内でもみ玉7,7の進出量を増減させて、マッサージ強度を調整する。このように、第1進出限度位置L1を超えてもみ玉7,7の進出量を増加させる場合であっても、もみ玉7,7の進出量は第2進出限度位置L2以内に制限されているため、もみ玉7,7の進出量の調整作業を安全・容易に行なうことができる。 【0117】 図12は、図1に示したマッサージ機Aの部分平断面図であり、前述した第1進出限度位置L1を超え第2進出限度位置L2内で被施療者Mの肩部を施療している状態を示している。なお、図中、図5に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。 【0118】 図12に示した如く、もみ玉7,7が前述した上側特別施療領域及び下側特別施療領域以外の領域に位置する場合、破線で示したようにもみ玉7,7によって、着座した被施療者Mの肩の背中側稜部を超えない第1進出限度位置内で施療が施される。 【0119】 一方、もみ玉7,7が上側特別施療領域内に位置する場合、実線で示したようにもみ玉7,7が前記第1進出限度位置を越えて進出され得るため、この場合、もみ玉7,7が被施療者Mの肩部の上方から当該肩部に当接して当該部分を効果的に施療することができる。 【0120】 また、もみ玉7,7が下側特別施療領域内に位置する場合も前同様、もみ玉7,7が前記第1進出限度位置を越えて進出され得るため、もみ玉7,7が被施療者Mの臀部の深部に当接して当該部分のみならず大腿部をも施療することができる。 【0121】 これによって、被施療者Mの肩部、臀部及び大腿部に対してより大きなマッサージ効果を与えることができる。 (実施例2) 【0122】 図19は、実施例2に係るマッサージ機における肩位置調整を説明する説明図であり、両施療体間の幅を視認しつつ調整し得るようにしてある。本実施例に係るマッサージの制御部G(図9参照)にあっては、前同様のようにして肩位置の上下方向の調整及び前後方向の調整を実施した後、表示部K(図13参照)に表示した肩位置調整用画面を、図19に示した、肩位置の左右方向の位置を調整する画面に切り替える。 【0123】 そして、制御部Gは、リモコンRに設けられた十字キーS1の左右ボタンS12,S12(いずれも図13参照)を操作して、当該画面に表示されたもみ玉像Nの左右方向の位置が調整された場合、それに応じて、もみ玉像Nの位置を変更すると共に、両もみ玉7,7(図12参照)の位置、即ちもみ玉7,7間の幅を変更することによって、肩位置の左右方向の位置を調整する。 【0124】 これによって、被施療者Mの肩位置を3次元的に調整することができ、肩位置をより正確に調整することができる。なお、このようにして3次元的に調整された肩位置は、前述した如く、制御部Gのメモリ部G1に登録されるようになっている。なお、上下、左右、前後の調整用のキーはそれぞれ独立して別個に設けられても良い。その場合は、上述の実施例における肩位置微調整ボタンS20を上下方向の調整専用とし、十字キーS1の上下ボタンS11、S11を前後の調整専用とし、十字キーS1の左右ボタンS12、S12を左右の調整専用とすることが出来る。 【図面の簡単な説明】 【0125】 【図1】本実施の形態に係るマッサージ機を示す斜視図である。 【図2】同マッサージ機よりクッション材などを取り除いた状態を示す斜視図である。 【図3】同マッサージ機の側面視による説明図である。 【図4】リクライニング可能とした背もたれ部の側面視による説明図である。 【図5】同背もたれ部の横断面図である。 【図6】機械式のマッサージユニットの斜視図である。 【図7】マッサージユニットの分解斜視図である。 【図8】マッサージユニットを構成するもみ玉ユニットの斜視図である。 【図9】本実施の形態に係るマッサージ機の駆動制御系を示すブロック図である。 【図10】本発明に係るマッサージ機のもみ玉の前進制御を説明する説明図である。 【図11】上側特別施療領域及び下側特別施療領域を説明する説明図である。 【図12】図1に示したマッサージ機の部分平断面図である。 【図13】リモコンを示す拡大正面図である。 【図14】マニュアルマッサージの定常画面の一例を示す図面である。 【図15】肩位置調整用画面の一例を説明する説明図である。 【図16】第1強度調整用画面の一例を説明する説明図である。 【図17】第2強度調整用画面の一例を説明する説明図である。 【図18】肩位置調整に係る手順を示すフローチャートである。 【図19】実施例2に係るマッサージ機における肩位置調整を説明する説明図である。 【符号の説明】 【0126】 A マッサージ機 M 被施療者 K 表示部 R リモコン S 操作部 S1 十字キー S2 決定ボタン S11 上下ボタン S12 左右ボタン 1 座部 2 基台部 3 背もたれ部 4 脚載部 5 肘掛部 6 側壁部 7 もみ玉 G 制御部 a1 背中用エアバッグ a3 体側部用エアバッグ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000136491 【氏名又は名称】株式会社フジ医療器 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目5番21号 【識別番号】000164461 【氏名又は名称】九州日立マクセル株式会社 【住所又は居所】福岡県田川郡福智町伊方4680番地
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| 【出願日】 |
平成17年2月25日(2005.2.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−230821(P2006−230821A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2005−52112(P2005−52112) |
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