| 【発明の名称】 |
岩盤浴システム |
| 【発明者】 |
【氏名】喜屋武 哲雄
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| 【要約】 |
【課題】岩盤浴の3つの効果を十分に発揮でき、人工的に自然の岩盤浴と同様な効果を発揮できる岩盤浴システムを提供することを課題とする。
【解決手段】天然鉱石としてトルマリン、ブラックシリカ、炭酸カルシウムを用いて形成された岩盤床と、該岩盤床を温水加熱手段により適温に加熱することを特徴とする岩盤浴システムであり、その岩盤床の周囲にトルマリン石充填溝を配置し、トルマリン石を充填した温水流動溝を設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 天然鉱石により形成された岩盤床と、該岩盤床を温水加熱手段により適温に加熱することを特徴とする岩盤浴システム。 【請求項2】 前記の天然鉱石が、トルマリン、ブラックシリカ、炭酸カルシウムの中から選択させる2つ以上の組み合わせよりなることを特徴とする請求項1に記載の岩盤浴システム。 【請求項3】 前記の岩盤床は、温水配管による温熱加熱手段が配置された基盤コンクリート層と、その上層部に天然鉱石を主骨材とする人造石板層で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の項に記載の岩盤浴システム。 【請求項4】 前記の人造石板層は、その長手方向の略中心線上に、所定の間隔で天然鉱石の原石が埋設配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の岩盤浴システム。 【請求項5】 前記の岩盤床の周囲に形成された凹部溝に天然鉱石が充填されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の岩盤浴システム。 【請求項6】 前記の岩盤床の周囲の凹部溝に温水を流動させることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の岩盤浴システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、地熱で暖まった岩盤の上に寝たり、座ったりすることで、身体を温め、自然の治癒力を高めることで知られている岩盤浴を、天然鉱石を用いて人造岩盤を形成して加熱し、人工的に岩盤浴を実現するための岩盤浴システムに関する。 【背景技術】 【0002】 近年、健康に良いとされるマイナスイオンや遠赤外線あるいは低放射線などが放出される天然鉱石が多数発見され、多くの研究開発が行われている。 【0003】 それらの効果的な天然鉱石の有効利用として、全国各地で岩盤浴が人気を集めている。 【0004】 この岩盤浴は、秋田県にある玉川温泉がルーツで、温めた板石を利用した、お湯のない温熱浴のことであり、足浴や全身浴などがあり、目的に応じて使い分けている。 【0005】 秋田の山奥で地元の人々に「鹿湯」と呼ばれていた秘湯、玉川温泉は、この温泉の療養効果は日本屈指と評判がたち、今では医者にも見離された難病患者ら湯治客が年間25万人も訪れています。 【0006】 この玉川温泉の効能を担っているのは、特別天然記念物の北投石であり、この北投石は台湾の北投温泉で最初に発見され、日本では1898年に玉川温泉で発見され、後に北投石と判明し特別天然記念物に指定されている貴重な石である。 【0007】 5種類の微量な放射線(ラジウム、ラヂオ鉛、ポロニウム、アクチウム、イオニウム)が含まれており、この北投石のラジウムからはラドン222が半永久的に生成、抄出され、気体として吸い込むことで微量放射線効果(=ホルミシス効果)が得られるとされている。 【0008】 このような岩盤浴を手軽に実現するために、各種の開発が行われてきている。 【0009】 特にマイナスイオンを発する天然鉱石として注目されているトルマリン鉱石を用いた温熱サウナなどもある。 【0010】 例えば、特開2001−137368号公報では、トルマリン鉱石装着板を用いたサウナベッドが開示されている。 【0011】 また、特開2002−65803号公報では、トルマリンセラミックボールを加熱して周囲の空気をマイナスイオン化できるサウナシステムである。 【0012】 【特許文献1】特開2001−137368号公報 【特許文献2】特開2002−65803号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0013】 しかしながら、岩盤浴は、自然の岩盤を使用するため、利用できる地域が限定されてしまう。 【0014】 また、特開2001−137368号公報では、天然鉱石としてトルマリンを用いて加熱し、マイナスイオンにより、リラクゼーション効果を発揮することができるものであるが、天然の岩盤のような体の中から暖まる作用はなく、発汗促進効果は少ない。 【0015】 また、大量に発汗するサウナベッドに電熱ヒーターを使用することは、安全面で心配である。 【0016】 また、特開2002−65803号公報では、マイナスイオン効果を高めるために、水を加熱したトルマリンにかけて蒸散させ、マイナスイオンを効果的に発生させるようにしたものであるが、これも、温浴本来の目的である、体を芯から温め、発汗促進効果は少ない。 【0017】 岩盤浴の効果としては、 1)マイナスイオン効果マイナスイオンとは、滝・海岸・森林など空気の汚れの少ない場所で、空気分子と紫外線や太陽風と反応して生成されると考えられており、マイナスイオンが豊富にあると、血液の浄化作用、細胞の賦活作用、抵抗力の増加、自律神経の調整などの効果があるとされている。 【0018】 2)遠赤外線効果光(電磁波)は波長の長さによって分類されますが、遠赤外線は熱線と言われるように熱的作用の強い電磁波であり、特に波長が4〜14μm程度の波長帯は、「育成光線」と呼ばれ、人体や動植物を構成している物質の共鳴吸収波長域を担当していると言われている。 【0019】 3)ホルミシス(低線量放射線)効果低線量の放射線は生物にとってむしろ有益であるとの説(放射線ホルミシス)は1980年に米国ミズリー大学のラッキー(T. Lukey)教授によって提唱され、それまでの低線量放射線に関する多くのデータ整理し、放射線に関する生体への影響(健康レベル指数)を報告しています。 【0020】 ラッキー教授によれば、自然放射線レベルの100倍程度が生体にとって最もよい影響を与えるというものです。 【0021】 そして、「放射線ホルミシス」による効果としては、DNAの修復、免疫反応、生命力(寿命)、代謝能と生殖能の向上、ガンの発生や転移の抑制などが報告されています。 【0022】 例えば、ガンの抑制に関しては、中国の高線量地域におけるガン死亡率等に関する研究や、国内では岡山大学等が実施した三朝温泉のようなラドン濃度が高い地区の肺ガン発生率に関する研究等が上げられます。 【0023】 いずれもガン発生率が低いとみなされています。 【0024】 以上のの3つが揚げられている。 【0025】 上記の従来公報では、上記の3つの効果を発揮しているとはいえない。 【0026】 本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、岩盤浴の3つの効果を十分に発揮でき、人工的に自然の岩盤浴と同様な効果を発揮できる岩盤浴システムを提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0027】 本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。 【0028】 請求項1では、天然鉱石により形成された岩盤床と、該岩盤床を温水加熱手段により適温に加熱することを特徴とする岩盤浴システムである。 【0029】 請求項2では、前記の天然鉱石が、トルマリン、ブラックシリカ、炭酸カルシウムの中から選択させる2つ以上の組み合わせよりなることを特徴とする岩盤浴システムである。 【0030】 請求項3では、前記の岩盤床は、温水配管による温熱加熱手段が配置された基盤コンクリート層と、その上層部に天然鉱石を主骨材とする人造石板層で構成されていることを特徴とする岩盤浴システムである。 【0031】 請求項4では、前記の人造石板層は、その長手方向の略中心線上に、所定の間隔で天然鉱石の原石が埋設配置されていることを特徴とする岩盤浴システムである。 【0032】 請求項5では、前記の岩盤床の周囲に形成された凹部溝に天然鉱石が充填されていることを特徴とする岩盤浴システムである。 【0033】 請求項6では、前記の岩盤床の周囲の凹部溝に温水を流動させることを特徴とする岩盤浴システムである。 【発明の効果】 【0034】 本発明では、以下に示すような効果がある。 【0035】 1)自然岩盤浴と同様なマイナスイオン効果と遠赤外線効果およびホルミシス(低線量放射線)効果を発揮できる岩盤浴システムを提供できる。 【0036】 2)温水加熱によるため、安全で温度調整が容易で経済的な岩盤浴システムとなる。 【0037】 3)天然鉱石を組み合わせた岩盤床を実現でき、身体の部位に対応した最適な温熱環境を提供できる。 【0038】 4)天然鉱石に温水を流通させるため、気化してマイナスイオンが効果的に発生するとともに、湿度の適度な調整となる。 【0039】 5)岩盤床の周囲にトルマリン充填溝を設けたので周囲からマイナスイオンに包まれ、リラクゼーション効果が高い。 【0040】 6)岩盤床の中心線上にブラックシリカを配置したので、遠赤外線の放射を背骨のラインにそってできるので、体の芯から温まり、発汗作用を高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0041】 以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を用いて説明する。 【0042】 図1は、本発明による岩盤浴システムの一実施例を示す平面図である。 【0043】 図2は図1のA−A断面図であり、図3は図1のB−B断面図である。 【0044】 本実施例は、寝式で使用する岩盤浴システムであり、仰向けに寝た状態で身体全体が収まるサイズの方形状の岩盤床と、該岩盤床の長手方向の中心線上にほぼ等間隔で3個の円柱状原石が埋め込まれている。 【0045】 1個目の原石は首位置程度、2個目は腹部位置程度、3個目は、膝位置程度となるようにすると良い。 【0046】 該岩盤床は、温熱配管が配置されたコンクリート基礎層の上部に、トルマリン加工板を敷設し、さらに円柱状原石を配置し、表面を平坦に仕上げたものである。 【0047】 該トルマリン加工板は、トルマリン原石とトルマリン細骨材と砂を骨材として、白セメントと水とで固化して成形したものである。 【0048】 また、該岩盤床の周囲には、凹部溝が設けられており、トルマリンの小石が充填されている。 【0049】 さらに、凹部溝の周辺には、トルマリン石が充填され、かつ温水が流動する温水循環溝が設けられている。 【0050】 また、コンクリート基礎層に埋め込まれて配置された温水配管の下部には断熱層としてスタイロフォームが埋め込まれている。 【0051】 このような構成となった岩盤浴システムは以下のように使用する。 【0052】 1)岩盤床の上に全身大サイズのタオルを敷き、枕を置いて仰向けに寝る。 【0053】 2)岩盤床内に埋め込まれた温熱配管により、岩盤床は40℃に保たれる。 【0054】 3)15分程度横になりその後、常温である休憩室で5分程度休息を取りながら、発汗を促す。 【0055】 これを3回程度繰り返して実行する。 【図面の簡単な説明】 【0056】 【図1】本発明による岩盤浴システムの岩盤床の実施例を示す平面図である。 【図2】本発明による岩盤床の長手方向の垂直断面図である。 【図3】本発明による岩盤床の短手方向の垂直断面図である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】504002562 【氏名又は名称】喜屋武 哲雄
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| 【出願日】 |
平成17年2月22日(2005.2.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112151 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 宣幸
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| 【公開番号】 |
特開2006−230427(P2006−230427A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2005−44946(P2005−44946) |
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