| 【発明の名称】 |
超音波美容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】小向 廣壽 【住所又は居所】愛知県名古屋市西区名駅3丁目10番17号 サンテクレアール株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】超音波美容器の超音波ヘッドは、その肌接触面の外周が全周に亘って曲率の緩やかな円弧状となっているので、顔肌の狭隘な部分(目尻や上瞼等)には超音波ヘッドを的確に(余分な肌部分に当たらないように)当てることが難しい。
【解決手段】器体ケース1の前端部下面に設けた超音波ヘッド2の肌接触面20を、一端側に広幅円弧部21とその対向側に狭幅尖頭部22を有する略卵形形状に形成しているとともに、超音波ヘッド2を器体ケース1に対して、広幅円弧部21が器体ケース前方側に位置する姿勢と狭幅尖頭部22が器体ケース前方側に位置する姿勢との間の角度180°の範囲で左右に回転させ得るように取付けており、それによって、1台で顔肌の広面積部分と狭隘(小面積)部分とをそれぞれ的確にトリートメントできるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 器体ケース(1)の前端部下面に超音波振動を出力させる超音波ヘッド(2)を設けた超音波美容器であって、 前記超音波ヘッド(2)の肌接触面(20)を、一端側に広幅円弧部(21)とその対向側に狭幅尖頭部(22)を有する略卵形形状に形成しているとともに、 前記超音波ヘッド(2)を前記器体ケース(1)に対して、前記広幅円弧部(21)が器体ケース前方側に位置する姿勢と前記狭幅尖頭部(22)が器体ケース前方側に位置する姿勢との間の角度180°の範囲で左右に回転させ得るように取付けている、 ことを特徴とする超音波美容器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本願発明は、超音波振動により肌の美容を行えるようにした超音波美容器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種の超音波美容器は、器体ケースの先端部下面に超音波ヘッドを設け、該超音波ヘッドを超音波振動させ得るように構成されている。そして、この超音波美容器は、超音波振動を出力する超音波ヘッドを皮膚に当てることで、マッサージ効果を発生させて肌(特に顔肌)のトリートメントを行うものである。尚、この種の超音波美容器は、多機種が市販されているが、公知文献として例えば特開2000−233005号公報(特許文献1)に示されるものがある。 【0003】 そして、従来の超音波美容器では、超音波ヘッドの肌接触面が直径30〜40mm程度の円形のものがほとんどである。従って、超音波ヘッドの肌接触面の外周は、全周に亘って曲率の緩やかな円弧状となる。又、この超音波ヘッドは、器体ケースの所定位置(先端部下面)において姿勢変更不能状態で取付けられている。 【0004】 ところで、トリートメントすべき顔面には、頬や額等の比較的広面積の部分と、目尻や上瞼や鼻の周囲(凹み部分)や髪の生え際等の比較的狭隘な部分とがある。 【0005】 【特許文献1】特開2000−233005号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 ところが、従来の超音波美容器では、超音波ヘッドの肌接触面の外周が全周に亘って曲率の緩やかな円弧状となっているので、顔肌の比較的広面積部分(頬や額)は支障なくトリートメントが行えるものの、顔肌の狭隘な部分(目尻や上瞼や鼻の周囲の凹み部分や髪の生え際等)では超音波ヘッドを的確に当てることが難しい。即ち、例えば目尻や上瞼のような狭隘な(小範囲の)部分をトリートメントする場合には、一般に超音波ヘッドの前端部寄り部分を使用するが、超音波ヘッドの肌接触面の外周が曲率の緩い円弧状であると、超音波ヘッドが顔肌の余分な部分まで接触して邪魔になったり、あるいは凹み部分(例えば鼻の周囲)では、超音波ヘッドをうまく当てにくいという問題があった。 【0007】 尚、超音波ヘッドの肌接触面を小面積(例えば直径が10mm程度の円形)にすると、顔肌の狭隘な部分にも的確に当てることができるが、肌接触面を小面積とした超音波ヘッドでは、頬や額等の大面積部分をトリートメントする際の効率が悪い。 【0008】 本願発明は、上記した従来の超音波美容器(超音波ヘッド)の問題点に鑑み、1台で顔肌の広面積部分と狭隘部分とをそれぞれ的確にトリートメントし得るようにした超音波美容器を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。 【0010】 本願発明は、器体ケースの前端部下面に超音波ヘッドを設けた超音波美容器であって、超音波ヘッドから出力される超音波振動によって肌(主として顔肌)をトリートメントし得るようにしたものである。 【0011】 器体ケースは、手に持って使用できる大きさ(ハンディタイプ)のものがよい。 【0012】 超音波ヘッドは、器体ケースの前端部下面から下方に突出する状態で取付けられている。この超音波ヘッド内には、超音波発生素子が設けられており、該超音波発生素子が超音波振動することにより、超音波ヘッド全体を振動させるようになっている。 【0013】 超音波ヘッドの肌接触面(超音波ヘッドの下面)は、一端側に広幅円弧部とその対向側に狭幅尖頭部を有する略卵形形状に形成している。尚、広幅円弧部の外周は、例えば半径15〜20mm(直径30〜40mm)程度の比較的緩い曲率の円弧面であり、狭幅尖頭部の外周は、例えば半径が5mm(直径10mm)程度の比較的急な曲率の円弧面になっている。 【0014】 又、超音波ヘッドは、器体ケースに対して、広幅円弧部が器体ケース前方側に位置する姿勢と狭幅尖頭部が器体ケース前方側に位置する姿勢との間の角度180°の範囲で左右に回転させ得るように取付けている。尚、この超音波ヘッドは、広幅円弧部が器体ケース前方側に位置する姿勢と狭幅尖頭部が器体ケース前方側に位置する姿勢とでそれぞれストッパー等により位置保持させ得るようにするとよい。 【0015】 本願発明の超音波美容器は、超音波ヘッドを作動(超音波振動)させ、該超音波ヘッドの肌接触面を肌(顔肌)に当てることで、マッサージ作用によるトリートメントが行える。そのとき、トリートメントすべき部位が頬や額のような広面積部分では、超音波ヘッドの広幅円弧部を前方に向けた姿勢で行うと、従来の場合と同様に、同時に広面積部分を効率よくトリートメントできる。他方、トリートメントすべき部位が目尻や上瞼のような狭隘部分では、超音波ヘッドの狭幅尖頭部を前方に向けた姿勢で行うと、該狭幅尖頭部付近のみをトリートメント部位に接触させることができる(余分な肌面に超音波ヘッドが接触しない)。 【発明の効果】 【0016】 このように、本願発明の超音波美容器では、超音波ヘッドの肌接触面に広幅円弧部と狭幅尖頭部とを有しているとともに、該超音波ヘッドを広幅円弧部と狭幅尖頭部がそれぞれ前方に向く姿勢位置まで左右に回転させ得るようにしているので、広面積部分のトリートメント時には広幅円弧部を前方に向けた姿勢行え(広面積部分を効率よくトリートメントできる)、狭隘部分のトリートメント時には狭幅尖頭部を前方に向けた姿勢で行える(余分な肌面に超音波ヘッドの肌接触面が当たらない)。 【0017】 従って、1台の超音波美容器で、顔肌の全域を効率よくトリートメントできるとともに、目尻や上瞼のような狭隘な(小範囲の)部分でも狭幅尖頭部により的確にトリートメントできるという効果がある。 【実施例】 【0018】 以下、図1〜図5を参照して本願の実施例を説明すると、この実施例の超音波美容器は、器体ケース1の前端部下面に超音波ヘッド2を取付けて構成されている。又、この実施例の超音波美容器は、イオン導入機能やクレンジング機能も備えている。尚、イオン導入機能は、化粧水の中の有効成分(イオン化したもの)を、皮膚内部に浸透させるものであり、クレンジング機能は、皮膚の毛穴内の汚れを除去するものであるが、これらの機能については後述する。 【0019】 器体ケース1は、プラスチック製で手に持って使用できる大きさ(例えば長さが170〜180mm、横幅が40〜50mm、厚さが35〜40mm程度)に成形されている。 【0020】 器体ケース1の左右各側面には、イオン導入時あるいはクレンジング時に電気接点となる電極板11,11が設けられている。この各電極板11,11は、器体ケース1の胴部を手で握ったときに該手に接触する位置にある。 【0021】 超音波ヘッド2は、器体ケース1の前端部下面から下方に突出する状態で取付けられている。尚、超音波ヘッド2の下面が肌接触面20となる。この肌接触面20には、通電性を有する金属板が使用されている。この肌接触面(金属板)20は、イオン導入時あるいはクレンジング時に一方の電極となるもので、上記した器体ケース1側の電極板11,11に手を触れ、超音波ヘッド2の肌接触面20を肌に押し当てることで、人体を介して通電されるようになっている。 【0022】 超音波ヘッド2内には、超音波発生素子3が設けられており、該超音波発生素子3に通電することにより、超音波ヘッド2全体を超音波振動させ得るようになっている。尚、超音波ヘッド2から出力される超音波周波数は、例えば3MHZを上限として段階的(例えば強・中・弱の3段階)に調整可能となっている。 【0023】 超音波ヘッド2の肌接触面20は、一端側に広幅円弧部21とその対向側に狭幅尖頭部22を有する略卵形形状に形成している。広幅円弧部21の外周は、半径15〜20mm(直径30〜40mm)程度の比較的緩い曲率の円弧面であり、狭幅尖頭部22の外周は、半径が5mm(直径10mm)程度の比較的急な曲率の円弧面になっている。 【0024】 超音波ヘッド2の外周部には、該超音波ヘッド2を保護するためのリング23が設けられている。このリング2は、コットン製で、肌に接触しても当たり心地が悪くならないようになっている。このリング23の下面は、超音波ヘッド2の肌接触面20より上方に位置しており、トリートメント時に該超音波ヘッドの肌接触面20が肌に接触しても、該リング23は肌に接触しないようになっている。尚、このリング23は取り替え自由であり、且つ該リング23を取付けないで使用することもできる。 【0025】 この超音波ヘッド2は、器体ケース1に対して、広幅円弧部21が器体ケース1の前方側に位置する姿勢(図5の状態)と狭幅尖頭部22が器体ケース1の前方側に位置する姿勢(図1〜図4の状態)との間の角度180°の範囲で左右に回転させ得るように取付けている。即ち、この超音波ヘッド2は、図4に示すように、器体ケース1の前端部下面において、広幅円弧部21の中心付近を軸心とする軸受部24で回転自在に支持されていて、該超音波ヘッド2を指で摘まんで左右に回転させ得るようになっている。又、この超音波ヘッド2は、広幅円弧部21が器体ケース前方側に位置する姿勢(図4)と狭幅尖頭部22が器体ケース前方側に位置する姿勢(図1〜図4)とでそれぞれストッパーにより位置保持させ得るようにするとよい。 【0026】 器体ケース1の上面には、図2及び図4に示すように、各種のスイッチ及び表示ランプ(LED)が設けられている。符号12はセレクトスイッチであり、該セレクトスイッチ12は、超音波ヘッド2を超音波振動させるか、イオン導入時(あるいはクレンジング時)に超音波ヘッド2の肌接触面20の極性を「+」にするか「−」にするかを選択できる。符号13はレベルスイッチであり、超音波振動の周波数及びイオン導入時(又はクレンジング時)の電圧を、それぞれ3段階に調整できるようにしている。尚、符号14はスキンチェックのためのスイッチである。 【0027】 器体ケース1内には、バッテリー4が収容されている。器体ケース1の前端面には、バッテリー充電器に接続するための端子5が設けられている。又、器体ケース1の後端面にはACアダプター接続用の端子6が設けられている。 【0028】 この実施例の超音波美容器は、セレクトスイッチ12で超音波機能を選択して超音波発生素子3に通電すると、超音波ヘッド2全体が超音波振動を起こす。そして、超音波ヘッド2の肌接触面20を肌(顔肌)に当てることで、マッサージ作用によるトリートメントが行える。 【0029】 そのとき、目尻や上瞼のような狭隘部分をトリートメントする際には、図3に示すように、超音波ヘッド2の狭幅尖頭部22を前方に向けた姿勢で行う。すると、トリートメントすべき狭隘部分に狭幅尖頭部22付近のみを的確に接触させることができ、超音波ヘッド2の肌接触面20を肌の余分な部分に接触させないで済む。又、トリートメントすべき部位が頬や額のような広面積部分では、図3の状態から図5に示すように超音波ヘッド2を角度180°回転させて、超音波ヘッド2の広幅円弧部21を前方に向けた姿勢で行う。この場合、超音波ヘッド2の肌接触面20の前方側が広幅(広幅円弧部21)になるので、広面積の肌面を効率よくトリートメントできる。 【0030】 このように、この超音波美容器では、1台で、狭隘部分のトリートメントに適した姿勢(図3に示す狭幅尖頭部22が前方に向く姿勢)と、広面積部分のトリートメントに適した姿勢(図5に示す広幅円弧部21が前方に向く姿勢)との2通りの使い方ができる。又、狭幅尖頭部22が前方に向く姿勢では、狭隘部分の狭い範囲のみに肌接触面20を接触させることができる(余分な肌面にはみ出して超音波ヘッドが接触しない)。 【0031】 化粧水のイオン導入は、次のようにして行う。尚、化粧水中の有効成分は、+イオンのものと−イオンのものとがあり(一般に+イオンの方が多い)、使用する化粧水によってセレクトスイッチ12により、+イオン導入にするか−イオン導入にするかを選択する。そして、トリートメントすべき肌面に化粧水を塗布し、器体ケース1の胴部を手で握って超音波ヘッド2の肌接触面20を化粧水が付着している肌面に接触させる。すると、器体ケース1の電極板11と超音波ヘッド2の肌接触面(電極板となる)20とが人体を介して通電され、肌接触面20の電極板が指定された+極又は−極になって、化粧水中の肌接触面20と同極のイオン成分を皮膚内部に電気的に浸透させることができる。 【0032】 皮膚の毛穴内の汚れを除去(クレンジング)するには、次のようにして行う。尚、皮膚の毛穴に入っている汚れは+イオンであり、超音波ヘッド2の肌接触面20の極性を−極にすると、電気的吸引作用により毛穴内の汚れが超音波ヘッド2の肌接触面20側に吸引される。 【0033】 このように、この実施例の超音波美容器では、超音波ヘッド2によるマッサージ機能のほかに、イオン導入機能とクレンジング機能を備えており、1つの機材で多機能の使用形態を選択できる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本願実施例の超音波美容器の正面図である。 【図2】図1の超音波美容器の平面図である。 【図3】図1の超音波美容器の底面図である。 【図4】図2のIV−IV断面図である。 【図5】図3の超音波美容器における超音波ヘッドを姿勢変更させた状態の底面図である。 【符号の説明】 【0035】 1は器体ケース、2は超音波ヘッド、3は超音波発生素子、20は肌接触面、21は広幅円弧部、22は狭幅尖頭部である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399087868 【氏名又は名称】サンテクレアール株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市西区名駅三丁目10番17号
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| 【出願日】 |
平成17年1月12日(2005.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075731 【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開2006−192001(P2006−192001A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2005−4835(P2005−4835) |
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