| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】川島 小路 【住所又は居所】群馬県新田郡新田町木崎366 京和装備株式会社内
【氏名】森本 敏弘 【住所又は居所】大阪府大阪市北区芝田2丁目8番10号・光栄ビル6F MD研究所有限会社内
【氏名】小栗 慎一 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目5番21号 株式会社フジ医療器内
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| 【要約】 |
【課題】着座した施療者に対して、特に、大腿部、臀部、腕部の各部位を、簡易な構成で同時にマッサージすることを可能にしたマッサージ機を提供する。
【解決手段】本発明に係るマッサージ機1は、施療者が着座する座部11と、座部11に着座した施療者の背中を支持する背もたれ部12と、座部11の両側に設けられた肘掛部13とを有する。そして、両肘掛部13の各内側に、座部11に着座した施療者の肘から前方領域を挟持すると共に、施療者の大腿部外側から臀部に亘って側方から押圧する挟持体20を配置し、挟持体20の内部にエアバック25を組み込んだことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施療者が着座する座部と、座部に着座した施療者の背中を支持する背もたれ部と、前記座部の両側に設けられた肘掛部とを有し、 前記両肘掛部の各内側に、前記座部に着座した施療者の肘から前方領域を挟持すると共に、施療者の大腿部外側から臀部に亘って側方から押圧する挟持体を配置し、 前記挟持体の内部にマッサージ手段を組み込んだことを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 前記マッサージ手段は、エアバックを有することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。 【請求項3】 前記挟持体は、前記座部に着座した施療者の肘から指先に至る領域を挟持可能な長さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、椅子型のマッサージ機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、椅子型のマッサージ機は、施療者が座部に腰掛け、背もたれ部に背中を当てた状態で、身体の様々な箇所に対して施療を施すことができるようになっている。通常、椅子型のマッサージ機は、椅子の背もたれ部に、転動、揺動等するローラを具備したマッサージユニットを組み込んでおり、施療者の首から臀部近くの腰部に亘ってマッサージを施すように構成したものが一般的である。また、最近では、特許文献1や特許文献2に開示されているように、座部の前方に、脚部(主に膝から下の領域)を載置したりホールドするようにした脚載置部を設けておき、この脚載置部に空気袋(エアバック)を組み込み、空気袋に対して空気を吸排することで脚部領域に対して施療を施す構成も知られている。 【0003】 さらに、椅子の座部、及び座側面部に空気袋を組み込んでおき、臀部や大腿部の側部に対して施療を施す構成(特許文献1及び特許文献2)、或いは、前腕を入れることができるように、座側面部上方に断面U字状の腕載置部を配置しておき、ここに空気袋を組み込んでおくことで、前腕部に対して施療を施す構成(特許文献2)も知られている。 【0004】 このように、最近の椅子型のマッサージ機は、座部に着座した施療者に対して、様々な箇所にマッサージすることができるよう構成されている。 【特許文献1】特開2004−267563 【特許文献2】特開2004−216029 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記した公知のマッサージ機は、座部に空気袋を組み込んで臀部に対してマッサージを施し、座部の両側に設けた座側面部に空気袋を組み込んで大腿部の外側に対してマッサージを施し、肘掛部の上部に設けた腕載置部に空気袋を組み込んで前腕部に対してマッサージを施す等、座部に着座した施療者の個々の位置に対応して、椅子の構成部材の様々な箇所にマッサージ機能を有するマッサージ手段(空気袋、ローラ等)を組み込んでいる。 【0006】 このため、装置全体の制御が複雑化すると共に、マッサージ手段もその分だけ増えてしまい、装置全体のコストが高くなってしまう。 【0007】 本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、着座した施療者に対して、特に、大腿部、臀部、腕部の各部位を、簡易な構成で同時にマッサージすることを可能にしたマッサージ機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記した目的を達成するために、本発明に係るマッサージ機は、施療者が着座する座部と、座部に着座した施療者の背中を支持する背もたれ部と、前記座部の両側に設けられた肘掛部とを有し、前記両肘掛部の各内側に、前記座部に着座した施療者の肘から前方領域を挟持すると共に、施療者の大腿部外側から臀部に亘って側方から押圧する挟持体を配置し、前記挟持体の内部にマッサージ手段を組み込んだことを特徴とする。 【0009】 上記した構成によれば、座部に着座した施療者が挟持体に腕部を挿入した状態で、マッサージ手段を駆動すると、腕部領域は、挟持体に挟み込まれた状態でマッサージを受けることができ、かつ大腿部外側から臀部に亘る領域は、側方から挟持体が押圧していることから、その部分についても同時にマッサージを受けることが可能となる。すなわち、挟持体に組み込まれている1つのマッサージ手段を駆動することによって、肘から前方領域、及び大腿部の側部から臀部に至る領域を同時にマッサージすることができ、構成部品を少なくして、効率的なマッサージを施すことが可能になる。 【0010】 なお、マッサージ手段は、挟持体の内部に組み込まれて、施療者の上記した部位にマッサージ効果を与えるものであれば良く、例えば、エアバックによって構成することが可能である。また、挟持体は、腕部のみならず、手首から手先に亘る領域も挟持できる長さに形成しておくことが好ましい。これにより、肘から手先に亘る領域全体をマッサージすることが可能になる。 【発明の効果】 【0011】 本発明のマッサージ機によれば、着座した施療者に対して、特に、大腿部、臀部、腕部の各部位を、簡易な構成で同時にマッサージすることが可能になる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の一実施形態を、図1〜図3を参照して具体的に説明する。 これらの図において、図1は、マッサージ機の全体構成を示す斜視図、図2(a)は、マッサージ機の肘掛部の内側に設置される挟持体に組み込まれるマッサージ手段の構成例を示す図、図2(b)は、その変形例を示す図、そして、図3は、図2に示したマッサージ手段(エアバック)に空気を吸入した状態を示す図である。 【0013】 本実施形態に係るマッサージ機1は、椅子型として構成されており、その本体10は、施療者が着座する座部11と、座部11に着座した施療者の背中を支持するよう、座部11の後方に設けられた背もたれ部12と、座部11の両側に設けられ、所定の高さを有する肘掛部13と、座部11の前方に設けられ、座部11に着座した施療者の両脚部を保持する脚保持部15とを備えている。 【0014】 これらの椅子を構成する各構成要素には、従来のマッサージ機と同様、着座した施療者に対してマッサージを施すマッサージユニットが組み込まれている。すなわち、詳細に図示しないが、背もたれ部12の内部には、転動、揺動等するローラを具備したマッサージユニット(図示せず)が組み込まれている。また、それ以外の箇所にマッサージユニットを組み込んでいても良く、例えば、脚保持部15に、脚部に対してマッサージを施すように、エアバック等のマッサージユニット(図示せず)を組み込んでおいても良い。 【0015】 そして、上記した座部11の両端には、両肘掛部13の内側において、肘掛部13の高さ方向に向けて突出するように、一対の挟持部20a,20bを具備した挟持体20が設置されている。挟持体20は、変形可能な材料、例えば、レザー、樹脂、繊維状の物質で形成されており、各挟持部20a,20bは、内部にマッサージ手段を組み込むように袋状に構成されている。また、挟持部20a,20bは、基端側が夫々縫着、接着等されており、上方側が開口して、腕部が挿入されるように隙間20dが形成されている。 【0016】 前記各挟持部20a,20bは、肘掛部13の上面13aに沿うように前後方向に伸びており、これに伴って両者の間に形成される隙間20dも前後方向に沿って伸びている。すなわち、隙間20dは、肘掛部13の上面13aに隣接しており、肘掛部に載置した腕がそのまま挿入できるようになっている。この場合、各挟持部20a,20bは、隙間20dが所定の深さを有するように互いに逢着等されており、隙間20dに腕部全体が収容できる程度に構成されている。 【0017】 上記した構成では、挟持部20aの外側全体が肘掛部13の内側壁に当て付き、挟持部20bの内側(特に、その下方領域)が、座部11に着座した施療者の大腿部の外側に当て付くように装着されている。 【0018】 そして、図2(a)に示すように、袋状に構成された各挟持部20a,20bの内部には、マッサージ手段としてのエアバック25が組み込まれている。組み込まれた各エアバック25には、吸排管30が接続されており、吸排管30は、本体10に設置される吸排手段(コンプレッサ等)31に接続されている。この場合、吸排手段31は、所定の動作プログラムを格納した制御部40によって、各エアバックに対する吸排のタイミングや空気の供給/排出レベル等が制御されるようになっており、実際の制御は、公知技術と同様、施療者によって操作されるコントローラ50によって行われるよう構成されている。 【0019】 なお、制御部40には、上記した吸排手段31以外にも、本体1の適所に組み込まれる各マッサージユニットの駆動部材(ローラ等を駆動するアクチュエータA,アクチュエータB…)が接続されており、上記同様、コントローラ50の操作によって、その動作が制御されるようになっている。また、吸排手段31には、上記したエアバック25以外のエアバック(座部11や脚保持部15等に組み込まれる)が接続されて、同様に、その動作が制御されるようになっていても良い。 【0020】 上記したように構成される挟持体20の各挟持部20a,20bに組み込まれたエアバック25に対して空気を吸排すると、図3で示すように各挟持部が幅方向に沿って膨張/収縮するようになり、座部に着座した施療者に対して、複数の箇所にマッサージ効果を付与することが可能になる。 【0021】 すなわち、図4に示すように、座部11に着座した施療者が挟持体20の隙間20dに腕部を挿入した際、その腕部に対して挟持体20の上部は、両側から包み込むようにしてマッサージ効果を与えることが可能となる(矢印M1)。また、挟持体20の長さを、肘から指先までが挿入できる程度の長さに形成しておくことで、腕部のみならず、手のひらや指先に対しても同様なマッサージ効果を与えることが可能になる(矢印M2)。また、施療者の大腿部の外側、及び臀部に至る領域は、挟持体20挟持部20bの下部領域によって押圧されている状態にあることから、挟持部20bによる押圧作用によって、マッサージ効果を与えることが可能になる(矢印M3、M4)。 【0022】 以上のような構成のマッサージ機によれば、1つのマッサージ手段(エアバック25)を組み込んだ挟持体20によって、施療者の腕(手先を含んでいても良い)、及び、大腿部から臀部に至る領域を同時にマッサージすることが可能になるため、マッサージ手段の設置個数が減少すると共に、装置全体の構成を簡略化することができ、また、これに伴い装置全体の制御も簡略化して、コストを低減することが可能となる。すなわち、1つのマッサージ手段によって、複数箇所に施療を与えることから、装置全体のマッサージ手段の配置、構成を簡略化することが可能になる。 【0023】 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、上記したマッサージ手段については、エアバックによって構成したが、マッサージ効果を与えることができれば、挟持体の内部には、エアバック以外にも、ローラを組み込んだり、振動を与えるもの等、様々なマッサージ手段を組み込むことが可能である。また、エアバックについては、上記した実施形態では、図2(a)に示したように、各挟持部20a,20bに、夫々1つのエアバック25を組み込むようにしたが、例えば、図2(b)に示すように、各挟持部に複数のエアバック25a,25bを組み込むようにしても良い。このように、複数のエアバックを組み込むことによって、異なる態様のマッサージ効果を与えることが可能になる。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】マッサージ機の全体構成を示す斜視図。 【図2】(a)は、マッサージ機の肘掛部の内側に設置される挟持体に組み込まれるマッサージ手段の構成例を示す図、(b)は、その変形例を示す図。 【図3】マッサージ手段(エアバック)に空気を吸入した状態を示す図。 【図4】着座した施療者に対してマッサージを施す状態を示す図。 【符号の説明】 【0025】 1 マッサージ機 10 本体 11 座部 12 背もたれ部 13 肘掛部 20 挟持体 20a,20b 挟持部 20d 隙間 25 エアバック(マッサージ手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000162010 【氏名又は名称】京和装備株式会社 【住所又は居所】群馬県太田市新田木崎町366 【識別番号】000136491 【氏名又は名称】株式会社フジ医療器 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目5番21号
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| 【出願日】 |
平成17年1月7日(2005.1.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098589 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 善章
【識別番号】100101889 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 俊郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−187478(P2006−187478A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月20日(2006.7.20) |
| 【出願番号】 |
特願2005−2047(P2005−2047) |
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