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【発明の名称】 岩盤浴ベッド
【発明者】 【氏名】和泉 正一

【要約】 【課題】岩盤体の裏側に発生するラジウム放射線を、多数の通気路を介してラドンガスとマイナスイオンの発現に関与させ、該ラドンガスとマイナスイオンを通気の対流によって仰臥する人体の頭部の周辺に開口する小孔から放出できる岩盤浴ベッドを提供すること。

【解決手段】加熱部18は温熱板13と、温熱板13中で温水を循環させる温熱パイプ15と、温熱パイプ15に温水を供給する温水供給源とから成り、岩盤体9は上面を平滑に仕上げられた多数個の盤状のラジウム鉱石10と、各ラジウム鉱石10を固着配置する固着体11と、固着体11の下方でベッド本体3の長手方向に沿って配列する多数の通気路12とから成る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッド本体の加熱部の上にラジウム鉱石の岩盤体を配置した岩盤浴装置において、
加熱部が、温熱板と、該温熱板中で温水を循環させる温熱パイプと、該温熱パイプに温水を供給する温水供給源とから成り、
岩盤体が、上面を平滑に仕上げられた多数個の盤状のラジウム鉱石と、各ラジウム鉱石を固着配置する固着体と、固着体の下方でベッド本体の長手方向に沿って配列する多数の通気路とから成り、
前記通気路をベッド本体の空気取入れ口に連通するとともに、その前方をベッド本体の前部に配設する集気室を介して該前部の上面に載置する枕の周辺に開口する多数の小孔に連通し、ベッド本体の前記温熱板の下方に断熱材を充填して成り、頭部周辺に小孔から放出されるラドンガス、マイナスイオンが体内に吸収され易くしたことを特徴とする岩盤浴ベッド。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、特別な治療または衛生目的のための岩盤浴ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
加熱部の上に板状ラジウム原石又は粒状ラジウム原石を載せ、その上に仰臥して温熱効果としての人体の代謝率向上と、ホルミシス効果を目的としたラジウム岩盤浴装置が登録実用新案第3105193号(特許文献1)に開示されている。この特許文献1による技術は主としてラジウム放射線の皮膚からの体内吸収によるホルミシス効果を期待したもので呼吸器官からの体内吸収ができない。
【特許文献1】登録実用新案第3105193号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、岩盤体の裏側に発生するラジウム放射線を通気路を介してラドンガスとマイナスイオンの発現に関与させ、ラドンガスとマイナスイオンを通気の対流によって仰臥する人体の頭部の周辺に開口する小孔から放出できる岩盤浴ベッドを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を達成する本発明の岩盤浴ベッドは、ベッド本体の加熱部の上にラジウム鉱石の岩盤体を配置した岩盤浴装置において、
加熱部が、温熱板と該温熱板中で温水を循環させる温熱パイプと、該温熱パイプに温水を供給する温水供給源とから成り、
岩盤体が、上面を平滑に仕上げられた多数個の盤状のラジウム鉱石と、各ラジウム鉱石を固着配置する固着体と、固着体の下方でベッド本体の長手方向に沿って配列する多数の通気路とから成り、
前記通気路を該通気路より下位のベッド本体の空気取入れ口に連通するとともに、その前方をベッド本体の前部に配設する集気室を介して該前部の上面に載置する枕の周辺に開口する多数の小孔に連通し、ベッド本体の前記温熱板の下方に断熱材を充填して成る。
【発明の効果】
【0005】
本発明の岩盤浴ベッドによれば、岩盤体の表側から放出されるラジウム放射線を皮膚から体内に吸収できるとともに、岩盤体の裏側に放射するラジウム放射線を多数の通気路を介してラドンガスとマイナスイオンの発現に関与させ、温熱板に伝熱される温熱は人体への代謝率向上などの温熱効果に加えて通気路に空気の対流を誘発させ、対流によって通気路で発現したラドンガスとマイナスイオンが頭部周辺の小孔から放出されるため、積極的に両者が呼吸器官から体内に吸収され易くなり、一層のホルミシス効果が得られ健康増進と治療効果の向上に寄与するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
ラジウム鉱石は厚さ5cmにスライスしたものが量産向きで、その平滑な上面は固着体の上面より僅かに突出した状態で固着配置され、固着体にはモルタルや樹脂などが充当される。温熱板は熱伝導性の良好な材質が選択され、通気路に案内される空気はベッド本体の通気路より下位の空気取入れ口から吸収され、ラドンガスとマイナスイオンを含んで温熱板によって温められて通気路より上位のベッド本体の前部の上面に開口される多数の小孔から放出されるもので、この吸引と放出は空気の対流によってなされる。
【実施例】
【0007】
本発明を実施例により説明すると、図1に示すように、上面に開口部1を設け、下面を閉塞板2で閉止した横長矩形状の枠体からなるベッド本体3には、前部の上面にステンレス板4が一体に接合され枕5が載置され、ステンレス板4の枕5の周辺には多数の小孔6が開口され、後部の上面にも開口幅全面に渡って長手方向に短尺なステンレス板7が一体に接合され、開口部1にはその左右がベッド本体3の左右上端で内方に逆L形に突出した覆い部8で抜け止めされ、前後が両ステンレス板4、7の内方端で抜け止めされた岩盤体9が配設される。岩盤体9は上面を平滑に仕上げられ、厚さ5cmにスライスされた盤状のラジウム鉱石10と、各ラジウム鉱石10をその上面を僅かに突出させた状態で固着配置するモルタルなどの固着体11と、固着体11の下方でベッド本体3の長手方向に沿って配列する多数の通気路12とから成る。岩盤体9の下部には熱伝導性の良好な温熱板13が配置され、温熱板13と閉塞板2との間には断熱材14が充填される。
温熱板13には温水を循環させる温熱パイプ15が張り巡らされ、温熱パイプ15はベッド本体3の後部壁面16に開口した挿通口17から図外の温水供給源ボイラーに接続されて加熱部18が構成される。
通気路12は図2に示すように、後方を通気溜り19を介して通気路12より下位のベッド本体3の後部壁面16に開口した空気取入れ口20に連通し、その前方をベッド本体3の前部に配設する集気室21を介して小孔6に連通して成る。ベッド本体3の前部の上面で枕5の横には温度計22が配設され岩盤浴の温熱状況が監視される。
【0008】
このようにして成る岩盤浴ベッドAは、枕5に頭部を載せて岩盤体9に仰臥して使用される。岩盤体9は加熱部18の温熱板13によって温められ仰臥する者は天然の岩盤浴に浴する気分となる。岩盤体9の表側から放射されるラジウム放射線は皮膚から人体に吸収され、岩盤体9の裏側に放射するラジウム放射線を多数の通気路12を介して(詳しくは通気路12中の空気の介在によって)ラドンガスとマイナスイオンの発現に関与させ、温熱板13に伝熱される温熱は岩盤体9を介して人体への代謝率向上などの温熱効果に加えて通気路12に空気の対流を誘発させる。この対流によって通気路12で発現したラドンガスとマイナスイオンが頭部周辺の多数の小孔6から放出されるため、積極的に両者が呼吸器官から体内に吸収され易くなり、より一層のホルミシス効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本発明の岩盤浴ベッドは、家庭用業務用として広く利用できるから給湯設備関連業界を活性化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る岩盤浴ベッドAの一部を破断した説明用斜視図。
【図2】岩盤浴ベッドAの長手方向の縦断面図。
【符号の説明】
【0011】
1:開口部
2:閉塞板
3:ベッド本体
4:ステンレス板
5:枕
6:小孔
7:ステンレス板
8:覆い部
9:岩盤体
10:ラジウム鉱石
11:固着体
12:通気路
13:温熱板
14:断熱材
15:温熱パイプ
16:後部壁面
17:挿通口
18:加熱部
19:通気溜り
20:空気取入れ口
21:集気室
22:温度計
A:岩盤浴ベッド
【出願人】 【識別番号】504470853
【氏名又は名称】三和実業 有限会社
【出願日】 平成17年1月6日(2005.1.6)
【代理人】 【識別番号】100060427
【弁理士】
【氏名又は名称】藤盛 道夫

【公開番号】 特開2006−187443(P2006−187443A)
【公開日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願番号】 特願2005−1308(P2005−1308)