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【発明の名称】 按摩磁球
【発明者】 【氏名】牧瀬 壮二郎

【氏名】游 清河

【要約】 【課題】何時でも何処でも手又は足で遊ぶことによりツボを刺激して按摩効果を得るとともに、手足の運動を促進させる。

【解決手段】ある種の遊びに提供できる按摩磁球であって、転がることが可能な本体を備え、本体は磁気非伝導体からなる外殻を備え、本体の内には少なくとも1個の空間が形成され、空間内には少なくとも1個の磁石24が内蔵され、磁石は空間内で自由に回転でき、本体で遊ぶことにより人体のツボを刺激して按摩の作用をさせる。外殻は2個の半球体202,204より構成され、各半球体には1個の凹所206,208が形成され、これらの半球体を組み合わせて凹所により空間が形成される。空間内にはある種の潤滑物体が装填され、磁石が空間内で容易に転がる。空間の壁にはある種の音遮断物体が設けられ、磁石が空間内で転がる際に発生する音の洩れを抑制・低減する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ある種の遊びに提供できる按摩磁球であって、転がることが可能な本体を備え、当該本体は磁気非伝導体からなる外殻を備え、前記本体の内には少なくとも1個の空間が形成され、当該空間内には少なくとも1個の磁石が内蔵され、当該磁石は前記空間内で自由に回転でき、前記本体で遊ぶことにより人体のツボを刺激して按摩の作用をさせることを特徴とする按摩磁球。
【請求項2】
前記外殻は2個の半球体より構成され、各半球体は1個の凹所が形成され、これらの半球体を組み合わせることにより前記凹所により前記空間が形成されることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項3】
前記磁気非伝導体は天然木、石、ゴム、大理石の少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項4】
前記空間内には少なくともある種の潤滑物体が装填され、前記磁石が前記空間内で容易に回転可能な構造であることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項5】
前記潤滑物体が油又は粉状物質からなることを特徴とする請求項4記載の按摩磁球。
【請求項6】
前記空間の壁には少なくともある種の音遮断物体が設けられ、前記磁石が空間内で転がる際に発生する音の洩れを抑制・低減する構造であることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項7】
前記音遮断物体がスチロール、綿、布、繊維材質、不織布の少なくとも1つからなることを特徴とする請求項6記載の按摩磁球。
【請求項8】
前記音遮断物体を構成する繊維材質が植物繊維からなることを特徴とする請求項7記載の按摩磁球。
【請求項9】
前記磁球が永久磁石からなることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項10】
前記本体は少なくとも2個で一組であることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【請求項11】
前記磁石は略球状であることを特徴とする請求項1記載の按摩磁球。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯に便利で、遊びながらツボを刺激して按摩の効果を得ることができ、さらに手足の運動を促進させることができる按摩磁球に関する。
【背景技術】
【0002】
ツボの按摩は中国では古代より身体の健康調整及び病気の治療の主なる方法である。中国の医学では、人体の内蔵機能を五臓六腑に分け、この五臓六腑の機能が正常となるように、そこにエネルギ−を供給するための通路を経絡と称する。この経絡は多数のツボが連なって形成されており、この経絡上の重要部位が、すなわちツボである。
【0003】
人体の特定のツボ上に圧力を加えるか、若しくは按摩することにより、経脈の気、血液及びリンパ液の循環を促進するばかりではなく、同時に神経の伝達を刺激し、これによって体質の改善が得られる。現在の医学では既に、体内にある種の病態が発生した場合、容易に皮膚の或る部位の変化を見出すことができる。すなわち、皮膚の或る部位の電気抵抗の降下現象が発生する。そして、その部位がまさに中国医学の経絡学でいうツボにおおよそ一致することが多い。ツボ及び経絡は、現代の医学でいえば、電流が容易に流通できる所ともいえる。
【0004】
古代より中国医学で伝われている針灸法とは、すなわち、ツボの刺激を利用して病気を治す効果を得る方法である。しかしながら針灸法は一般の人々が誰でもが自ら実施することができず、必ず医師や鍼灸師などの専門家の援助を必要とする。また、たとえ自分でできるとしても、何時でも何処でもの実施することには無理である。結果として、一般の人々は、多くは病痛時にはじめて針灸の医師などの専門家を捜して治療を受けるしかなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した様々な困難や不便に鑑みてなされたもので、ある種の遊びを行いながらツボ刺激と按摩の効果などが得られるような按摩磁球を提供する。
【0006】
すなわち、本発明の主要目的は、ある種の遊びとして用いながら按摩ができる按摩磁球を提供し、それを何時でも身近に携帯でき、かつ、何時でも何処でも手のひらまたは足の裏で遊べ、これにより手のひらまたは足の裏の上の多数の異なるツボに刺激を与え、按摩作用により血液の循環を促進し、もって健康の保持が得られる按摩磁球を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、少なくとも2個の転がる本体に内蔵する磁石(好ましくは球状磁石)によりツボに刺激を与える以外に、手または足によりお互いに吸引し合っている少なくとも2個の本体を引き分ける動作をすることにより、手足を運動させることができる按摩磁球を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達するために、本発明はある種の遊びを行いながらツボ刺激と按摩及び手足の運動をすることができる按摩磁球を提供する。
(1)ある種の遊びに提供できる按摩磁球であって、転がることが可能な本体を備え、当該本体は磁気非伝導体からなる外殻を備え、前記本体の内には少なくとも1個の空間が形成され、当該空間内には少なくとも1個の磁石が内蔵され、当該磁石は前記空間内で自由に回転でき、前記本体で遊ぶことにより人体のツボを刺激して按摩の作用をさせる。
(2)前記外殻は2個の半球体より構成され、各半球体は1個の凹所が形成され、これらの半球体を組み合わせることにより前記凹所により前記空間が形成される。
(3)前記磁気非伝導体は天然木、石、ゴム、大理石の少なくとも1つからなる。
(4)前記空間内には少なくともある種の潤滑物体が装填され、前記磁石が前記空間内で容易に回転可能な構造である。
(5)前記潤滑物体が油又は粉状物質からなる。
(6)前記空間の壁には少なくともある種の音遮断物体が設けられ、前記磁石が空間内で転がる際に発生する音の洩れを抑制・低減する構造である。
(7)前記音遮断物体がスチロール、綿、布、繊維材質、不織布の少なくとも1つからなる。
(8)前記音遮断物体を構成する繊維材質が植物繊維からなる。
(9)前記磁球が永久磁石からなる。
(10)前記本体は少なくとも2個で一組である。
(11)前記磁石は略球状である。
【発明の効果】
【0009】
(1)人々が何時、何処にでも遊べ、人々が本体で遊ぶ際、磁石より発する磁力を利用して人体のツボを刺激し、按摩の目的を達させることができる。
(2)吸引し合っている本体を手や足で引き分けたり転がしたりする力により手足の運動を促進させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の一形態に係る按摩磁球を、図面を参照しつつ説明する。これにより、本発明の目的、技術内容,特殊性、最終的に得られる効果について、容易に理解されるであろう。
【0011】
本実施の形態の按摩磁球は、現代の人々がますます健康保持を重要視しつつある点に鑑みて考案されたもので、人々が何時、何処にでも遊べ、人体のツボを刺激して、按摩の目的を達成することができ、手足の運動に供せられるものである。
【0012】
遊びに提供される按摩磁球は少なくとも2個の転がる本体を含む。図1に本発明の実施の形態に係る按摩磁球の1個の本体の外観を示す。図2に本体の透視図を示す。各転がる本体2には外殻20を含む。この外殻20の材質は磁気非伝導体、たとえば天然木、石、ゴム、或は大理石等の絶縁体である。記磁気非伝導体としては、これらの絶縁体を組み合わせてもよいし、他の材料であってもよい。外殻20の内部に1つの空間22があり、この空間22内にその中を自由に回転できる1個の球状磁石(たとえば永久磁石)24が内蔵されている。磁石は完全な球状ではなくて楕円状などの偏平形状のものであってもよい。
【0013】
人が手足を利用してこの2個の転がる本体2で遊ぶ時、内蔵された球状磁石24はお互いに吸引し合い、同時に球状磁石24が放出する磁力は人体のツボを刺激して按摩の効果を奏する。
【0014】
上記構造において、図3及び図4に示すように,外殻20は2個の半球体202,204から構成され、半球体202,204にはそれぞれ1個の半球状の凹所206,208が形成されている。これらの2個の半球体202,204を組み合わせると、2個の凹所206,208は結合して1個の空間22が形成され、球状磁石24がこの空間で自由に転がることができるようになっている。2個の本体2が転がると内部の球状磁石24も互いに吸引された状態で回転させられ、本体2の吸引が維持される。
【0015】
なお、上記構造において、図5に示すように、2個の半球体202,204の凹所206,208に潤滑物体26、例えば油、或は粉状物質を入れ、球状磁石24が容易に2個の凹所206,208で構成された1個の空間22の中を自由に転がることができるようにしたものでもよい。さらに、同時に22の内壁に音遮断材料(図示せず)を貼り付けることもできる。その音遮断物体の材料としては、スチロール、綿、布、或は繊維材質、不織布などやこれらの物混合物などが用いられ、そのうち繊維材質としては、植物繊維が使用される。音遮断材料を貼り付ける理由は、球状磁石24が空間22の中を転がる時に発生する音(打撃音や摩擦音など)の洩れを抑制・低減するためである。
【0016】
上記実施の形態では按摩磁球を2個の本体2から構成した例を示したが、個数については特に制限されるものではなく、1個だけであっても2個を超えるものであってもよい。1個だけものもであっても握った際の圧力や磁気によりツボを刺激することができ、2個を超えるものでは握った際に複数のツボが同時に刺激され、良好な按摩効果を発揮できる。
【0017】
上記実施の形態では本体2の表面は平滑な面となったものを示したが、その表面に多数の凹凸(ディンプル)や多数の溝(例えばくるみの表面状の溝)が形成されたものであってもよい。ディンプルや溝によりツボの刺激効果が向上するとともに、擦れる際に摩擦音が生じてリズミカルに使用することができる。
【0018】
上記按摩磁球は「磁球」という単語を用いている通りその本体2は完全な球体をなしているが、「磁球」という単語は便宜上使用したもので一般に認知される意味以上に広く解釈する。すなわち、転がすのに支障がない程度に、偏平した楕円状の立体形状のものや、くびれのある立体形状(例えば瓢箪形)のものをも含む。
【0019】
人体には多数のツボがあり、本発明はある種の遊びに供する2個の転がる本体2を含む按摩磁球を用いれば、この2個の本体2は強力な磁力により互いに吸引され、手、足を利用して本体2を引き分けたり回転運動させたりする操作により、人体のツボを刺激し、もって血液の循環を促進し、健康保持に貢献することができる。また、人体の手及び足は比較的運動の少ない部位であるが、前記2個の転がる本体2を利用して、手のひらや足の裏で転がしたり、引き分けたりする力で、手足の運動ができる。
【0020】
なお、以上の実施の形態の説明は、本発明が属する技術分野の技術を充分理解している当業者が本発明の内容を理解して実施することができるように記載したものである。しかしながら、これらの説明によって、本発明の技術的範囲を限定したわけではなく、本発明に掲げた技術的思想の範囲内における変形、修正、変更は当然のことながら本発明の木樹的範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施の形態に係る按摩磁球の本体の外観を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る按摩磁球の本体の内部構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る按摩磁球の2個の半球体の外観を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る按摩磁球の2個の半球体の立体的な構造を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る按摩磁球の2個の半球体の外観を示す図である。
【符号の説明】
【0022】
2 本体
20 外殻
22 空間
24 球状磁石
202,204 半球体
206,208 凹所
26 潤滑物体
【出願人】 【識別番号】505050887
【氏名又は名称】牧瀬 壮二郎
【識別番号】505050603
【氏名又は名称】游 清河
【氏名又は名称原語表記】YU CHING HO
【住所又は居所原語表記】NO.39 KUANG FU SOUTH ROAD.HSINCHU INDUSTRIAL PARK. HSIN CHU HSEIN. TAIWAN.
【出願日】 平成17年2月9日(2005.2.9)
【代理人】 【識別番号】100109944
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 保之

【公開番号】 特開2006−167423(P2006−167423A)
【公開日】 平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願番号】 特願2005−32760(P2005−32760)