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【発明の名称】 入浴介護用ベッドシステム
【発明者】 【氏名】高木 宏志

【要約】 【課題】介護をする人の大きな力が必要でなく、かつ、浴槽に対するお湯又は水の供給及び排出が容易である入浴介護用ベッドシステムを提供すること。

【解決手段】本発明に係る入浴介護用ベッドシステム100は、中央上部に人が寝ることができる大きさの収容空間を規定する上内周面を有する防水性のベッド基礎体101と、ベッド基礎体101の前記上内周面の底面に載置され空気又は水を収容する内部空間を規定する内周面を有する収縮可能な防水性のベッド本体102と、ベッド本体102の前記内部空間に対し空気又は水を注入及び排出する注入排出手段103、109と、ベッド基礎体101の前記収容空間に対しお湯又は水を供給及び排出する供給排出手段104、110と、を具備する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央上部に人が寝ることができる大きさの収容空間を規定する上内周面を有する防水性のベンド基礎体と、
前記ベッド基礎体の前記上内周面の底面に載置され空気又は水を収容する内部空間を規定する内周面を有する収縮可能な防水性のベッド本体と、
前記ベッド本体の前記内部空間に対し空気又は水を注入及び排出する注入排出手段と、
前記ベッド基礎体の前記収容空間に対しお湯又は水を供給及び排出する供給排出手段と、
を具備する入浴介護用ベッドシステム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、老人及び病人等の入浴介護を必要とする人のための入浴介護用ベッドシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の入浴介護用ベッドとして、特許文献1に記載されたものがある。この従来の入浴介護用ベッドは、ベッド本体のマットを、頭側マットと足側マットとに二分割し、該足側マットを着脱可能とし、かつ、前記足側マットの下方に浴槽を設置してなる。
【特許文献1】特開2002−119568号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の入浴介護用ベッドは、浴槽から人を出す時に持ち上げる必要があるため介護をする人の大きな力が必要であり、かつ、浴槽に対するお湯又は水の供給及び排出が面倒であるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、介護をする人の大きな力が必要でなく、かつ、浴槽に対するお湯又は水の供給及び排出が容易である入浴介護用ベッドシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る入浴介護用ベッドシステムは、中央上部に人が寝ることができる大きさの収容空間を規定する上内周面を有する防水性のベッド基礎体と、前記ベッド基礎体の前記上内周面の底面に載置され空気又は水を収容する内部空間を規定する内周面を有する収縮可能な防水性のベッド本体と、前記ベッド本体の前記内部空間に対し空気又は水を注入及び排出する注入排出手段と、前記ベッド基礎体の前記収容空間に対しお湯又は水を供給及び排出する供給排出手段と、を具備する構成を採る。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ベッド本体の空気又は水を排出した場合にベッド基礎体及びベッド本体が浴槽を構成し、この浴槽からお湯又は水を排出した後にベッド本体に空気又は水を注入することにより前記浴槽から人を出すことができるから、前記浴槽から人を出す時に持ち上げる必要がないため入浴の介護をするのに介護をする人の大きな力が必要でない。
【0007】
また、本発明によれば、ベッド基礎体の収容空間にお湯又は水を供給及び排出する供給排出手段を具備するため、浴槽に対するお湯又は水の供給及び排出が容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
(一実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムを示す略斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムをベッドとして使用している状態を示す略断面図である。図3は、本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムを浴槽として使用している状態を示す略断面図である。
【0010】
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステム100は、防水性のベッド基礎体101、防水性のベッド本体102及び2つのポンプ103、104を具備している。
【0011】
ベッド基礎体101は、中央上部に上内周面105を有している。この上内周面105は、人が寝ることができる大きさの収容空間106を規定している。ベッド本体102は、ベッド基礎体101の上内周面105の底面に載置されている。ベッド本体102の側面は、上内周面105の側面と所定の離隔間隔だけ離隔されている。また、ベッド本体102は、空気又は水を収容する内部空間107を規定する内周面108を有する収縮可能なものである。
【0012】
ポンプ103とベッド本体102の内部空間108とは、注入排出管109により連通されている。注入排出管109の一端部は、ポンプ103に転結されている。また、注入排出管109の他端部は、ベッド本体102の底部に連結されている。また、注入排出管102の中間部は、ベッド基礎体101の下内部を貫通するように配置されている。ポンプ103は、注入排出管109を介してベッド本体102の内部空間107に対し空気を注入及び排出するものである。
【0013】
なお、ポンプ103は、注入排出管109を介してベッド本体102の内部空間108に対し水(又はお湯)を注入及び排出するように構成してもよい。
【0014】
ポンプ104とベッド基礎体101の収容空間104とは、液体注入排出管110により連通されている。液体注入排出管110の一端部は、ポンプ104に転結されている。また、液体注入排出管110の他端部は、ベッド基礎体101の収容空間104に配置されている。また、液体注入排出管110の中間部は、ベッド基礎体101の下内部を貫通するように配置されている。
【0015】
また、ポンプ104には、液体吸入排出管111が取り付けられている。ポンプ104は、ベッド基礎体101の収容空間104に対しお湯(又は水)を供給及び排出するものである。ポンプ104は、ベッド基礎体101の収容空間104に対しお湯(又は水)を供給する時に液体吸入排出管111を介して外部のお湯(又は水)を吸入する。また、ポンプ104は、ベッド基礎体101の収容空間104からお湯(又は水)を排出する時に、液体吸入排出管111を介して外部にお湯(又は水)を排出する。
【0016】
図2に示すように、ポンプ103が注入排出管109を介してベッド本体102の内部空間107に空気を注入して充満させた時には、ベッド本体102の上面に人が寝ることができる。
【0017】
入浴介護用ベッドシステム100が図2に示す状態であって、ベッド本体102の上面に人が寝ている状態において、ポンプ103を作動させてポンプ103が注入排出管109を介してベッド本体102の内部空間107から空気を排出し、かつ、ポンプ104を作動させてポンプ104がベッド基礎体101の収容空間104に対しお湯(又は水)を供給すると、入浴介護用ベッドシステム100が図3に示す状態となる。
【0018】
図3に示すように、ベッド基礎体101の収容空間104に収容されたお湯(又は水)112の上水面がベッド本体102の上面より所定間隔だけ上に位置するように、ポンプ104がベッド基礎体101の収容空間104に対しお湯(又は水)を供給する。
【0019】
この状態において、ベッド基礎体101及びベッド本体102は、浴槽を構成し、ベッド本体102の上面に寝ている人は入浴することができる。
【0020】
ベッド本体102の上面に寝ている人が入浴を終えた後には、ポンプ104を作動させてポンプ104がベッド基礎体101の収容空間104からお湯(又は水)112を排出するようにし、かつ、ポンプ103を作動させてポンプ103が注入排出管109を介してベッド本体102の内部空間107に空気を注入するようにすると、入浴介護用ベッドシステム100が図2に示す状態となる。
【発明の利用可能性】
【0021】
本発明は、浴槽から人を出す時に持ち上げる必要がないため入浴の介護をするのに介護をする人の大きな力が必要でなく、かつ、浴槽に対するお湯又は水の供給及び排出が容易である効果を有し、入浴介護用ベッドシステムに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムを示す略斜視図
【図2】本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムをベッドとして使用している状態を示す略断面図
【図3】本発明の一実施の形態に係る入浴介護用ベッドシステムを浴槽として使用している状態を示す略断面図
【符号の説明】
【0023】
100 入浴介護用ベッドシステム
101 ベッド基礎体
102 ベッド本体
103、104 ポンプ
【出願人】 【識別番号】503194060
【氏名又は名称】▲高▼木 宏志
【出願日】 平成16年12月1日(2004.12.1)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−150015(P2006−150015A)
【公開日】 平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願番号】 特願2004−381614(P2004−381614)